JPH10110032A - 改質されたポリイミドフィルム - Google Patents
改質されたポリイミドフィルムInfo
- Publication number
- JPH10110032A JPH10110032A JP26476196A JP26476196A JPH10110032A JP H10110032 A JPH10110032 A JP H10110032A JP 26476196 A JP26476196 A JP 26476196A JP 26476196 A JP26476196 A JP 26476196A JP H10110032 A JPH10110032 A JP H10110032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyimide
- solution
- aromatic
- polyimide film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
を提供する。 【解決手段】フィルム全体として高弾性でポリイミドか
らなるフィルムであってフィルム表面の水滴接触角が8
0°以上で、有機基と結合したSiに基づくSiの表面
原子濃度が1%以上である改質されたポリイミドフィル
ム。
Description
水滴接触角が80°以上で、撥水性のポリイミドフィル
ムに関するものである。
面の水滴接触角が約70°であり、撥水性が不十分であ
る。フィルム表面の撥水性が不十分であると、水により
フィルム表面に濡れが生じる(特に酸、アルカリ、顔料
を含む水溶液の場合にはフィルム表面に汚れが生じ
る。)ことになり好ましくない。このため、芳香族ポリ
イミドフィルムなどの基材表面に撥水性の樹脂を塗布し
て撥水性膜を形成することが知られている。撥水性樹脂
として、例えば、特開平4−246544号公報にはポ
リイミド−シロキサン−ブロック共重合体が記載されて
おり、特開平5−124199号公報にはフっ素化感光
性ポリイミドが記載されている。
リイミドフィルムとの密着性が良くなく、ポリイミドフ
ィルムの表面を活性化処理して撥水性の樹脂との密着性
を改良する必要があり、フィルム全体としてのコストア
ップおよび物性低下が免れなかったのである。
記の問題点を有しない撥水性のポリイミドフィルムを提
供することである。
フィルム全体としてポリイミドからなる高弾性フィルム
であって、フィルムの少なくとも一つの表面において水
滴接触角が80°以上であるとともに有機基と結合した
Siに基づくSiの表面原子濃度が1%(重量%、以下
同じ)以上であることを特徴とする改質されたポリイミ
ドフィルムに関するものである。
は、好適には厚みが10〜125μmであり、引張弾性
率が500kg/mm2 以上、特に550〜1200k
g/mm2 、線膨張係数が25×10-6cm/cm/℃
以下、特に7×10-6〜25×10-6 cm/cm/
℃、吸水率が2.O%以下、特に0.2〜1.8%であ
る撥水性のポリイミドフィルムが好ましい。前記のポリ
イミドフィルムの水滴接触角が80°未満であると、撥
水性が不十分である。また、Siの表面原子濃度が1%
未満であると、フィルムの撥水性が大きくてしかも引張
弾性率が大きく線膨張係数の小さいポリイミドフィルム
を得ることが困難になる。また、Siの表面原子濃度が
1%以上であっても、有機基と結合したSiに基付くも
のでないとポリイミドフィルムの撥水性が不十分であ
る。この有機基と結合したSiは、好適にはポリイミド
シロキサンに基づくものである。さらに、フィルム全体
として高弾性でないと、電子部品や印刷部品などの用途
に使用が困難である。前記の高弾性ポリイミドフィルム
としては、いわゆる芳香族ポリイミドや芳香族ポリアミ
ド(エステル、あるいはエ−テル)イミドのフィルムも
含まれる。
は、好適には、高弾性の芳香族ポリイミドフィルムを与
えるポリアミック酸の有機極性溶媒溶液またはポリイミ
ド溶液に、フィルム表面に前記の水滴接触角を与えるポ
リイミドシロキサンを加え、得られた溶液を流延、乾燥
して自己支持性のフィルム状物を得、ついでさらに加熱
するなどしてポリイミドフィルムを形成する方法によっ
て、好適に製造することができる。この方法によって製
造されるポリイミドフィルムは特に耐磨耗性が良好であ
り好ましい。
与えるポリアミック酸またはポリイミドの有機極性溶媒
溶液を流延、乾燥して自己支持性のフィルム状物を得、
このフィルム状物の表面に、前記の水滴接触角を与える
ポリイミドシロキサンの溶液を塗布した後、乾燥し、つ
いでさらに加熱するなどしてポリイミドフィルムを形成
する方法によっても好適に製造することができる。
芳香族テトラカルボン酸成分としては、剛直な分子構造
を有する芳香族テトラカルボン酸類、例えば3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、2,3,
3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリッ
ト酸、それらの酸の二無水物、あるいはそれらの酸のエ
ステル、あるいはこれらと柔軟な分子構造を有する芳香
族テトラカルボン酸類、例えば、3,3’,4,4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’
−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)メタン、2,2−ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)プロパン、それらのハロゲ
ン化物(特にフッ素化物)や、その酸の二無水物、ある
いはその酸のエステル化物とを組み合わせて使用するこ
とができる。特に3,3’,4,4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物30〜100モル%、特に70〜
100モル%と2,3,3’,4’−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物0〜70モル%、特に0〜30モル
%とからなるものが好ましい。
ン成分としては、剛直な分子構造を有する芳香族ジアミ
ン、好適にはパラフェニレンジアミン30〜100モル
%と柔軟な分子構造を有する芳香族ジアミン(例えば、
主鎖中にO、メチレン、プロピレンなどのアルキレン
基、SO2 、Sなどの基を有する芳香族ジアミン)0〜
70モル%とからなるものが好ましい。
るポリアミック酸またはポリイミドの有機極性溶媒溶液
は、例えば、前記の芳香族テトラカルボン酸、その酸二
無水物またはその酸のエステル、例えば3,3’,4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と前記の芳
香族ジアミン、例えばパラフェニレンジアミンとをN,
N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン(ポリアミック酸の場合)やパラクロロフェノ−ル
(ポリイミドの場合)などのポリイミドフィルムの製造
に通常使用される有機極性溶媒中で、ポリアミック酸の
場合には、好ましくは10〜80℃で1〜30時間重合
して得られた、好適にはポリマ−の対数粘度(測定温
度:30℃、濃度:0.5g/100ml溶媒、溶媒:
N−メチル−2−ピロリドン)が1〜5、ポリマ−濃度
が15〜35重量%であり、回転粘度(30℃)が50
0〜4500ポイズであるポリアミック酸(イミド化
率:5%以下)溶液として得られる。
0重量部に対して0.01〜1重量%の(ポリ)リン酸
エステルおよび/またはリン酸エステルのアミン塩など
のリン含有化合物および、ポリアミック酸100重量部
に対して0.1〜3重量部のコロイダルシリカのような
無機フィラ−(好適には平均粒径0.005〜2μm)
を添加してポリアミック酸溶液組成物を調製する。この
無機フィラ−の添加によりフィルム作製時にブロッキン
グの発生が防止できるので好ましい。
を製造する好適な一例である前記の方法により、ポリア
ミック酸の有機極性溶媒溶液に、ポリイミドシロキサン
を添加し、得られた溶液を流延、乾燥して自己支持性の
フィルム状物とする。
記の芳香族テトラカルボン酸類(酸、その酸二無水物ま
たはその酸のエステル)と、ジアミノポリシロキサン1
0〜80モル%および前記の柔軟な分子構造を有する芳
香族ジアミン20〜90モル%からなるジアミン成分と
から得られるポリイミドシロキサンが好適に使用され
る。
下記一般式(1)
示し、R1 、R2 、R3 およびR4 は置換あるいは非置
換の低級アルキル基、またはフッ素、アルキル基などに
よる置換あるいは非置換のフェニル基を示し、nが3〜
60の整数を示す)で示されるジアミノポリシロキサン
が好適に使用される。
としては、ω,ω’−ビス(2−アミノエチル)ポリジ
メチルシロキサン、ω,ω’−ビス(3−アミノプロピ
ル)ポリジメチルシロキサン、ω,ω’−ビス(3−ア
ミノブチル)ポリジメチルシロキサン、ω,ω’−ビス
(4−アミノフェニル)ポリジメチルシロキサン、ω,
ω’−ビス(4−アミノ−3−メチルフェニル)ポリジ
メチルシロキサン、ω,ω’−ビス(3−アミノプロピ
ル)ポリジフェニルシロキサン等を好適に挙げることが
できる。これらは単独、あるいは2種以上を併用するこ
とができる。
ミンとしては、例えば、ジフェニルスルホン系ジアミン
化合物、ジフェニルメタン系ジアミン、ジフェニルプロ
パン系ジアミン、ジフェニルチオエ−テル系ジアミン、
ビス(フェノキシ)ベンゼン系ジアミン、ビス(フェノ
キシフェニル)スルホン系ジアミン、ビス(フェノキシ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン系ジアミン、ビス
(フェノキシフェニル)プロパン系ジアミンなどを挙げ
ることができる。これらは単独、あるいは2種以上を併
用することができる。
ミンの具体例としては、1,3−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−
アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフォン、ビス
〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフォン
などを好適に挙げることができる。
次の方法で製造される。(1)芳香族テトラカルボン酸
成分とジアミノポリシロキサンおよび芳香族ジアミンの
ジアミン成分とを、略等モル使用して有機極性溶媒中で
連続的に温度15〜250℃で重合及びイミド化させて
ポリイミドシロキサンを得る方法。
テトラカルボン酸成分の過剰量とジアミノポリシロキサ
ンとを有機極性溶媒中で温度15〜250℃で重合及び
イミド化させて、平均重合度1〜10程度の末端に酸又
は無水物基を有するイミドシロキサンオリゴマ−を調製
し、別に芳香族テトラカルボン酸成分と過剰量の芳香族
ジアミンとを有機極性溶媒中で温度15〜250℃で重
合及びイミド化させて、平均重合度1〜10程度の末端
にアミノ基を有するイミドオリゴマ−を調製し、次いで
この両者を酸成分とジアミン成分とが略等モルになるよ
うに混合して温度15〜60℃で反応させて、更に温度
を130〜250℃に昇温してブロックタイプのポリイ
ミドシロキサンを得る方法。
ミノポリシロキサン及び芳香族ジアミン成分とを略等モ
ル使用して、有機極性溶媒中で先ず温度20〜80℃で
重合させて一度ポリアミック酸を得た後に、イミド化し
てポリイミドシロキサンを得る方法等がある。
〜(3)等いずれの方法で得られたものを使用してもよ
いが、できるだけ高分子量でイミド化率が高く、有機極
性溶媒に溶解させることができるものが好適である。
脂や添加剤等を加えて使用してもよい。例えば、樹脂と
しては、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂等が、添加剤としては、ジランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、無機フィラ−
(シリカ、アルミナ、タルク、マイカ、硫酸バリウム、
カ−ボン等)、有機顔料等が挙げられる。これらの添加
量は、物性の低下しない範囲で選択される。特にコロイ
ダルシリカをポリイミドシロキサン100重量部に対し
て0.1〜10重量部程度添加すると、改質ポリイミド
フィルムの巻き取り時にブロッキングが防止できるので
好ましい。
ミド溶液、好適にはポリアミック酸溶液に、前記のポリ
イミドシロキサンを添加し、得られた溶液組成物を製膜
用ド−プとして使用し、流延、製膜し、自己支持性の固
化フィルムを製造し、このフィルムを加熱してポリイミ
ドフィルムを製造する。ポリイミドシロキサンの添加量
は、ポリアミック酸(またはポリイミド)100重量部
に対して0.2〜8重量部が好ましい。添加する方法
は、ポリアミック酸の重合のどの段階でもよい。すなわ
ち、モノマ−の段階でもよく、ポリアミック酸の重合中
でも、重合終了後でもよい。ポリイミドシロキサンを直
接、重合溶液に添加してもよく、あるいは、予めポリイ
ミドシロキサンを溶剤に溶解しておきその溶液であるポ
リイミドシロキサン溶液を添加してもよい。この溶剤と
しては特に制限はないが前記の有機極性溶媒が好適に使
用される。
ば、前記のポリイミドシロキサンを含む製膜用ド−プ
を、好ましくは約150℃以下の流延温度、特に好まし
くは0〜120℃の流延温度で平滑な表面を有するガラ
ス板、金属製のドラムまたはベルトなどの支持体表面に
流延して前記溶液の薄膜を形成し、その薄膜を支持体上
で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、特に好ましく
は20〜140℃程度の乾燥温度で、好ましくは約0.
05〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜法で形成さ
れる自己支持性の固化フィルムが使用できる。
フィルムは、例えば、前述のポリイミドシロキサンを含
む高分子量の芳香族ポリアミック酸溶液組成物に、ピリ
ジンやベ−タピコリンなどの第3アミン化合物、無水酢
酸のような脂肪酸無水物などの化学変換剤、および前述
のリン化合物を加えて溶解させて得られた(これら各成
分の添加順序には特に制限はなく、組成物の安定性等か
ら適宜選択すればよい)組成物を、製膜用ド−プ液とし
て使用して好ましくは約0〜150℃の流延温度、特に
好ましくは5〜120℃程度の流延温度で支持体面上に
液状の薄膜を形成し、その薄膜を支持体上で好ましくは
約150℃以下の乾燥温度、特に好ましくは20〜14
0℃程度の乾燥温度で、好ましくは約0.05〜1時間
乾燥する溶液流延法などの製膜法で形成される自己支持
性の固化フィルムが好適に使用できる。
溶媒などの揮発成分を蒸発し除去するとともに、ポリア
ミック酸をイミド化率95%以上にイミド化することに
よってポリイミドフィルムとすることが好ましい。
0℃での温度においてポリアミック酸のイミド化および
溶媒の蒸発・除去を約0.1〜5時間、特に0.2〜3
時間で徐々に行うことが好ましい。特に、加熱処理を約
100〜170℃の比較的低い温度で約1〜30分間第
一次加熱処理し、次いで170〜220℃の温度で約1
〜30分間第二次加熱処理し、そして220〜400℃
の高温で約1〜30分間第三次加熱処理するように段階
的に行うことが好ましい。また、自己支持性フィルムは
加熱時に、好適には自己支持性表面から剥離後、100
g/mm2 以下の低張力下に約80〜250℃で乾燥し
て溶媒及び生成水を約5〜25重量%の範囲に含む固化
フィルムを形成後、フィルムの両端を固定して加熱して
もよい。250℃以上の連続加熱処理においては、ピン
テンタ−、クリップ、枠などで少なくとも長尺のフィル
ムの長手方向に直角の方向の両端を固定して行うことが
好ましい。前記加熱に加えて400〜550℃の高い温
度で第四次高温加熱してもよい。
ィルムは、高弾性のポリイミドフィルムを与えるポリア
ミック酸の有機極性溶媒溶液を製膜用ド−プとして使用
し、前記と同様にして流延、製膜して得た自己支持性の
固化フィルムの表面に、好適にはポリイミドシロキサン
濃度が0.1〜20重量%の前記のポリイミドシロキサ
ン溶液(通常0.1〜100ポイズ)を、グラビヤ、リ
バ−ス、コンマ等でのコ−ティング法によって塗布して
0.5〜50μmの厚さのポリイミドシロキサンの溶液
層を塗布し、50〜200℃程度の温度で1〜60分間
程度加熱して高弾性のポリイミドフィルムの少なくとも
一面に0.1〜5μmの塗布乾燥膜である芳香族ポリイ
ミドシロキサン層を形成することによっても製造するこ
とができる。
〜125μmであり、フィルムの少なくとも一つの表面
における水滴接触角が80°以上、特に80〜120°
であり、有機基と結合したSiに基づくSiの表面原子
濃度が1%以上、特に1〜15%であり、好適には引張
弾性率が500kg/mm2 以上、特に550〜120
0kg/mm2 、線膨張係数が25×10-6cm/cm
/℃以下、特に7×10-6〜25×10-6cm/cm/
℃、好適には吸水率が2.O%以下、特に0.2〜1.
8%である改質されたポリイミドフィルムを製造するこ
とができる。この改質されたポリイミドフィルムはその
ままで使用できるが、製造後保存する場合にはよごれ防
止のため保護材層(カバ−フィルム)を設けてもよい。
は、芳香族ポリイミドフィルムが本来有する高弾性とポ
リイミドシロキサンなどの有機基と結合したSiの有す
る撥水性を兼ね備えて一体化したものであり、耐磨耗性
もある程度有しており種々の用途、例えば電子部品用、
電気部品用、印刷部品用に使用することができる。
において、ポリイミドフィルムにおける各成分の分析
は、例えば、フィルム表面の各元素の重量割合は、X線
光電子分光装置(VG社ESCALAB・200型)で
Mg KaのX線源(300W)を用い、2×3mmの
フィルムの極く表面(約数10Å)に存在する元素を調
べることにより求めた。(なお、無機フィラ−としてシ
リカを使用しても、シリカはフィルム表面に剥き出しに
ならないのでこのSiは実質的にカウントされない。)
従って測定(23℃×24時間) 引張弾性率測定:ASTM D882−64Tに従って
測定(MD) 線膨張係数(50〜200℃)測定:300℃で30分
加熱して応力緩和したサンプルをTMA装置(引張りモ
−ド、2g荷重、試料長10mm、20℃/分)で測定
ミリリットルのガラス製フラスコに、3,3’,4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s−BP
DA)14.71g(50ミリモル)、ω,ω’−ビス
(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン(BA
PSi 信越シリコン株式会社製、X−22−161A
S、n:9)26.40g(30ミリモル)、及びN−
メチル−2−ピロリドン(NMP)200gを仕込み、
窒素気流中で50℃の温度に高め溶解させた後に、更に
2,2−ビス〔4−(4−ジアミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン(BAPP)8.21g(20ミリモル)
を添加して、この温度で1時間で攪拌して、その後この
溶液を200℃に昇温して3時間攪拌して、ポリイミド
シロキサンが18重量%均一に溶解しているポリマ−溶
液が得られた。次に、室温に戻し、イオン交換水を使用
して析出、洗浄して、ポリイミドシロキサンを回収し
た。250℃で5時間乾燥して粉末状のポリイミドシロ
キサン45g(イミド化率:100%、対数粘度:1.
10)が得られた。
i52.80g(60ミリモル)、及びNMP294g
をそれぞれ使用した他は、参考例1と同様にして窒素気
流中で50℃の温度に高め溶解させた後に、200℃に
昇温して3時間攪拌して、末端に酸無水基を有するイミ
ドシロキサンオリゴマ−(イミド化率:100%、対数
粘度:0.05)が20重量%均一に溶解しているポリ
マ−溶液が得られた。
水物(a−BPDA)8.82g(30ミリモル)、B
APP16.42g(40ミリモル)、及びNMP10
0gをそれぞれ使用した他は、参考例1と同様にして窒
素気流中で50℃の温度に高め溶解させた後に、200
℃に昇温して3時間攪拌して、末端にアミン基を有する
イミドシロキサンオリゴマ−(イミド化率:100%、
対数粘度:0.05)が21重量%均一に溶解している
ポリマ−溶液が得られた。
キサンオリゴマ−と参考例3で得られた末端にアミン基
を有するイミドシロキサンオリゴマ−とをそれぞれ、ガ
ラス製2リットルフラスコに全量加え、窒素気流中で5
0℃の温度に高め溶解させた後に、200℃に昇温して
3時間攪拌して、ブロックコポリイミドシロキサンが2
2重量%均一に溶解しているポリマ−溶液が得られた。
次に、参考例1と同様に処理して粉末状のポリイミドシ
ロキサン90g(イミド化率:100%、対数粘度:
0.90)が得られた。
i21.10g(24ミリモル)、及びBAPP6.6
0g(16ミリモル)をそれぞれ使用した他は、参考例
1と同様にして窒素気流中,昇温して50℃の温度で1
時間攪拌して、次いで、昇温して200℃で3時間攪拌
してポリイミドシロキサンが18重量%均一に溶解して
いるポリマ−溶液を生成させた。次に、参考例1と同様
に処理して、粉末状のポリイミドシロキサン34g(イ
ミド化率:100%、対数粘度:0.80)を得た。
2470重量部を加え、次いでs−BPDA294.2
2重量部とパラフェニレンジアミン108.14重量部
とを加え、30℃で10時間重合反応させてポリマ−の
対数粘度(測定温度:30℃、濃度:0.5g/100
ml溶媒、溶媒:N−メチル−2−ピロリドン)が2.
66、ポリマ−濃度が14重量%であるポリアミック酸
(イミド化率:5%以下)溶液を得た。このポリアミッ
ク酸溶液組成物の回転粘度は3100ポイズであった。
を加え、次いでs−BPDA147.2重量部、ピロメ
リット酸二無水物100.1重量部、パラフェニレンジ
アミン75.7重量部、4,4’−ジアミノジフェニル
エ−テル60.6重量部を加え、30℃で6時間重合反
応させてポリマ−の対数粘度(測定温度:30℃、濃
度:0.5g/100ml溶媒、溶媒:N−メチル−2
−ピロリドン)が2.51、ポリマ−濃度が16.2重
量%であるポリアミック酸(イミド化率:5%以下)溶
液を得た。このポリアミック酸溶液組成物の回転粘度は
2900ポイズであった。
シリカ(日産化学工業株式会社製、ZL、1次粒子平均
径:70nm)のDMAc混合物(濃度:8重量%)を
ポリアミック酸100重量部に対してコロイダルシリカ
0.7重量%になるように添加し混合し、さらにポリア
ミック酸100重量部に対する割合でモノステアリルリ
ン酸エステルトリエタノ−ルアミン0.1重量部を加
え、約25℃で6時間攪拌してポリアミック酸溶液組成
物を得た。この溶液組成物のポリアミック酸100重量
部に対して、参考例1のポリイミドシロキサンのDMA
c溶液(濃度10重量%、粘度2ポイズ/30℃)を1
0重量部(ポリイミドシロキサン/ポリアミック酸=
1:100、重量比)添加し、攪拌し、均一な溶液を調
製した。この溶液をステンレスベルト上に流延塗布し、
120℃で20分間乾燥した後、ステンレスベルト面よ
り剥がし自己支持性フィルムを得た。剥離はスム−ズで
あった。
5分間加熱し、次いで200℃に昇温してその温度で7
分間加熱し、さらに250℃に昇温し、その温度で9分
間加熱し、最後に450℃にまで昇温し、その温度で7
分間加熱して、ポリマ−のイミド化およびフィルムの乾
燥を行って厚さ75μmの改質されたポリイミドフィル
ムを製造した。このポリイミドフィルムは、表面の水滴
接触角が100°、Siの表面原子濃度が5.2%であ
り、引張弾性率が650kg/mm2 、線膨張係数が1
8×10-6cm/cm/℃であり、吸水率が1.4%で
あった。
酢酸50モル%およびベ−タピコリン10モル%を加
え、ド−プ温度を5℃に変えた他は実施例1と同様にし
て、改質ポリイミドフィルムを得た。実施例1と同様の
結果が得られた。
10重量%、粘度2ポイズ/30℃)を3重量部添加し
た以外は、実施例1と同様にして改質されたポリイミド
フィルムを製造した。得られたポリイミドフィルムは、
表面の水滴接触角が98°、Siの表面原子濃度が2.
7%であり、引張弾性率が650kg/mm2 、線膨張
係数が18×10-6cm/cm/℃であり、吸水率が
1.4%であった。
10重量%、粘度2ポイズ/30℃)を添加した以外
は、実施例1と同様にして改質されたポリイミドフィル
ムを製造した。得られたポリイミドフィルムは、表面の
水滴接触角が101°、Siの表面原子濃度が4.8%
であり、引張弾性率が640kg/mm2 、線膨張係数
が18×10-6cm/cm/℃であり、吸水率が1.4
%であった。
5のポリイミドシロキサンのDMAc溶液(濃度10重
量%、粘度2ポイズ/30℃)を添加した以外は、実施
例1と同様にして改質されたポリイミドフィルムを製造
した。得られたポリイミドフィルムは、表面の水滴接触
角が102°、Siの表面原子濃度が4.9%であり、
引張弾性率が540kg/mm2 、線膨張係数が20×
10-6cm/cm/℃であり、吸水率が1.7%であっ
た。
ク酸100重量部に対する割合でモノステアリルリン酸
エステルトリエタノ−ルアミン0.1重量部を加え、室
温(約25℃)で6時間攪拌してポリアミック酸溶液組
成物を得た。この溶液組成物をステンレスベルト上に流
延塗布し、120℃で20分間乾燥した。この自己支持
性フィルムの片面に、参考例1で得られたポリイミドシ
ロキサンのテトラヒドロフラン(THF)溶液(濃度:
10重量%、粘度2ポイズ/30℃)にコロイダルシリ
カ(日産化学工業株式会社製、ZL、1次粒子平均径:
70nm)のイソプロピルアルコ−ル混合物(濃度:1
0重量%)をポリイミドシロキサン100重量部に対し
てコロイダルシリカが2重量部になるように添加、攪拌
した後、5μmの塗布厚みでグラビアコ−タ−を用いて
塗布した。塗布後、乾燥温度100℃、乾燥時間2分間
の条件で乾燥した。次いで、ステンレスベルト面より剥
がし自己支持性フィルムを得た。剥離はスム−ズであっ
た。
施例1と同様に加熱処理して、乾燥塗布層の厚み0.5
μm、全体の厚み75μmの改質されたポリイミドフィ
ルムを製造した。このポリイミドフィルムは、表面の水
滴接触角が103°、Siの表面原子濃度が13.5%
であり、引張弾性率が670kg/mm2 、線膨張係数
が17×10-6cm/cm/℃であり、吸水率が1.5
%であった。
ング剤であるN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン(信越化学工業株式会社製、商品名:KB
M573のDMAc溶液(濃度5重量%)を添加した以
外は、実施例6と同様にして改質されたポリイミドフィ
ルムを製造した。得られたポリイミドフィルムは、表面
の水滴接触角が72°、Siの表面原子濃度が2.1%
であり、引張弾性率が680kg/mm2 、線膨張係数
が18×10-6cm/cm/℃であり、吸水率が1.5
%であった。
様にしてポリイミドフィルムを製造した。得られたポリ
イミドフィルムは、表面の水滴接触角が71°、Siの
表面原子濃度が0.1%であり、引張弾性率が670k
g/mm2 、線膨張係数が17×10-6cm/cm/℃
であり、吸水率が1.4%であった。
にして行った。実施例1〜6、比較例1のポリイミドフ
ィルムの改質面をゴム状の棒で拭っても変化が生じず、
ある程度の耐磨耗性を有していることを示す。さらに、
水滴除去性を以下のようにして評価した。垂直に維持し
たフィルムサンプル面(改質面)から20cmの距離に
保持したノズルから水を全面に約5分スプレ−した後、
表面に残存する水滴を目視で観察し、評価した。評価レ
ベルは次の通りである。 A:サンプル表面に水がほとんど残らない。 B:サンプル表面に水が少し残る。 C:サンプル表面に水がかなり残る。 評価結果は次の通りである。 実施例1〜6: A 比較例1 : C 比較例2 : C
ているので、高弾性と撥水性を兼ね備えている。
Claims (7)
- 【請求項1】 フィルム全体としてポリイミドからなる
高弾性フィルムであって、フィルムの少なくとも一つの
表面において水滴接触角が80°以上であるとともに有
機基と結合したSiに基づくSiの表面原子濃度が1%
以上であることを特徴とする改質されたポリイミドフィ
ルム。 - 【請求項2】 フィルム全体として引張弾性率が500
kg/mm2 以上であり、線膨張係数が25×10-6c
m/cm/℃以下であり、吸水率が2.0%以下である
請求項1記載の改質されたポリイミドフィルム。 - 【請求項3】 フィルムの少なくとも一つの表面の水滴
接触角が80°〜120°である請求項1記載の改質さ
れたポリイミドフィルム。 - 【請求項4】 フィルムの少なくとも一つの表面の有機
基と結合したSiに基づくSiの表面原子濃度が1〜1
5%である請求項1記載の改質されたポリイミドフィル
ム。 - 【請求項5】 芳香族ポリイミド溶液または芳香族ポリ
イミド前駆体溶液に、芳香族ポリイミドまたはその前駆
体100重量部に対して0.2〜8重量部のポリイミド
シロキサンを添加し、得られた溶液を流延、製膜し、自
己支持性の固化フィルムとし、この固化フィルムを加熱
して製造したものである請求項1記載の改質されたポリ
イミドフィルム。 - 【請求項6】 芳香族ポリイミド溶液または芳香族ポリ
イミド前駆体溶液を流延、製膜して得た自己支持性の固
化フィルムの少なくとも一つの表面に、乾燥後の塗布膜
が0.1〜5μmの厚みになるようにポリイミドシロキ
サンの溶液を塗布、加熱乾燥して芳香族ポリイミドシロ
キサンの層を形成してなる請求項1記載の改質されたポ
リイミドフィルム。 - 【請求項7】 フィルム中のポリイミド構成単位の、芳
香族テトラカルボン酸成分が3,3’,4,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸、その酸二無水物またはその酸
エステルを30モル%以上含む芳香族テトラカルボン酸
成分から導かれ、ジアミン成分がパラフェニレンジアミ
ンを30モル%以上含むジアミンから導かれるものであ
る請求項1記載の改質されたポリイミドフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26476196A JP3687224B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 改質されたポリイミドフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26476196A JP3687224B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 改質されたポリイミドフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10110032A true JPH10110032A (ja) | 1998-04-28 |
JP3687224B2 JP3687224B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=17407829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26476196A Expired - Lifetime JP3687224B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 改質されたポリイミドフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3687224B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10182967A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-07 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリイミドシロキサン樹脂組成物 |
JP2001277264A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Unitika Ltd | ポリイミドシームレスチューブ及びその製造方法 |
US20140242316A1 (en) * | 2008-07-10 | 2014-08-28 | Avery Dennison Corporation | Laminate Composition, Film and Related Methods |
US9752022B2 (en) | 2008-07-10 | 2017-09-05 | Avery Dennison Corporation | Composition, film and related methods |
US10703131B2 (en) | 2010-03-04 | 2020-07-07 | Avery Dennison Corporation | Non-PVC film and non-PVC film laminate |
US11485162B2 (en) | 2013-12-30 | 2022-11-01 | Avery Dennison Corporation | Polyurethane protective film |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26476196A patent/JP3687224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10182967A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-07 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリイミドシロキサン樹脂組成物 |
JP2001277264A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Unitika Ltd | ポリイミドシームレスチューブ及びその製造方法 |
JP4693956B2 (ja) * | 2000-03-30 | 2011-06-01 | ユニチカ株式会社 | ポリイミドシームレスチューブ及びその製造方法 |
US20140242316A1 (en) * | 2008-07-10 | 2014-08-28 | Avery Dennison Corporation | Laminate Composition, Film and Related Methods |
US9752022B2 (en) | 2008-07-10 | 2017-09-05 | Avery Dennison Corporation | Composition, film and related methods |
US10703131B2 (en) | 2010-03-04 | 2020-07-07 | Avery Dennison Corporation | Non-PVC film and non-PVC film laminate |
US11485162B2 (en) | 2013-12-30 | 2022-11-01 | Avery Dennison Corporation | Polyurethane protective film |
US11872829B2 (en) | 2013-12-30 | 2024-01-16 | Avery Dennison Corporation | Polyurethane protective film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3687224B2 (ja) | 2005-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0330456B1 (en) | Preparation of silicon-containing polyimide precursor and cured polyimides obtained therefrom | |
JP5846136B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、及びポリイミド前駆体組成物の製造方法 | |
JP5708676B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物の製造方法 | |
US9988534B2 (en) | Polyimide precursor composition and method for producing polyimide precursor composition | |
JP2016121295A (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP6427904B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体の製造方法、及びポリイミド成形体 | |
JP2017052877A (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド前駆体組成物の製造方法、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP2014148601A (ja) | ポリイミド成形体の製造方法、ポリイミド成形体、液晶配向膜、パッシベーション膜、電線被覆材、及び接着膜 | |
JPH08253677A (ja) | ポリイミドシロキサン組成物 | |
JP6427905B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体の製造方法、及びポリイミド成形体 | |
JP5040336B2 (ja) | アミック酸構造の繰返単位の一部がイミド構造になっている共重合体、およびその製造方法 | |
JP2018119122A (ja) | ポリイミド前駆体組成物、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP6496993B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド前駆体の製造方法、ポリイミド成形体、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP3687224B2 (ja) | 改質されたポリイミドフィルム | |
JP4967853B2 (ja) | ポリイミドフィルムの製造方法 | |
JPH10114823A (ja) | 改質ポリイミドフィルム | |
JPH0532950A (ja) | 耐熱性接着剤 | |
JP2597215B2 (ja) | ポリイミドシロキサン組成物および固化膜 | |
JPH0525452A (ja) | 耐熱性の接着剤 | |
JPH07179607A (ja) | ポリイミド形成化合物溶液およびこれを使用する被覆層形成方法 | |
JP6427903B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体の製造方法、及びポリイミド成形体 | |
JPH09118808A (ja) | ポリイミドシロキサンの組成物 | |
JP2730652B2 (ja) | 保護塗膜被覆配線部材及びその製法 | |
JPS646672B2 (ja) | ||
JP4918875B2 (ja) | アミック酸構造の繰返単位の一部がイミド構造になっている共重合体、およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |