JPH10109808A - 排紙装置 - Google Patents

排紙装置

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JPH10109808A
JPH10109808A JP8264184A JP26418496A JPH10109808A JP H10109808 A JPH10109808 A JP H10109808A JP 8264184 A JP8264184 A JP 8264184A JP 26418496 A JP26418496 A JP 26418496A JP H10109808 A JPH10109808 A JP H10109808A
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JP
Japan
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paper
bottom plate
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fins
guide members
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Application number
JP8264184A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Watanabe
達郎 渡辺
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載された用紙が、1枚目から満載状態に至
るまで変わりなく良好な排紙揃えとなるような排紙装置
を提供する。 【解決手段】 底板2と、エンドフェンス3と、一対の
サイドフェンス4,5と、各サイドフェンス4,5の内
側面上部の用紙排出方向に延在し、それぞれ内方に突出
して設けられ、この内方への突出量が用紙排出方向下流
側に向かうにつれて小さくなるように、かつ、用紙排出
方向下流側及び前記内方に向かうに従い下方に傾斜して
形成されたフィン6,7と、各サイドフェンス4,5の
内側面の高さ方向に、フィン6,7と底板2とを繋ぐべ
く、その突出量が下方に向かうにつれて小さくなるよう
にそれぞれ内方に突出して設けられ、少なくともその上
部が外方に向けて移動可能なガイド部材8,9,10,
11とを有する排紙装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置から排出
された画像形成後の用紙を積載する排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置から排出され、アーチ状
(中央部が上に凸の形状)となって排紙装置上に載置さ
れる用紙は、先に積載されている用紙の上面で用紙幅方
向に滑り、側端縁の位置が不揃いとなるという問題点が
あった。そこで、アーチ状となった用紙の癖を矯正する
ために、用紙をU字形(逆アーチ状)に変形させ、その
形状を先に積載された用紙上面まで保持させる部材を用
紙排出経路中に設けた構成の排紙装置が、本願出願人に
よって既に提案されている。
【0003】上述した排紙装置を図9に示す。同図にお
いて、排紙装置50は、底板2、エンドフェンス3、サ
イドフェンス51,52、フィン53,54、ガイド部
材55,56,57,58から主に構成されており、画
像形成装置本体に設けられた、ガイド板59と搬送ベル
ト60とからなる排紙手段によって排出される、画像形
成された用紙Pを底板2上に積載する。
【0004】エンドフェンス3は、底板2上の用紙排出
方向下流側に配設されており、用紙排出方向に移動自在
に設けられている。サイドフェンス51,52は、底板
2上の両側縁部近傍に配設されており、用紙排出方向と
直交する用紙幅方向に移動自在に設けられている。
【0005】各サイドフェンス51,52の上部には、
フィン53,54がそれぞれ固着されている。各フィン
53,54は、その上面が用紙排出方向下流側及び各サ
イドフェンス51,52の内方に向けて下り勾配となる
ように各サイドフェンス51,52に固着されている。
【0006】各フィン53,54の下面には、一側縁を
各サイドフェンス51,52に固着されたガイド部材5
5,56,57,58の一端縁がそれぞれ固着されてい
る。各ガイド部材は、ガイド部材55とガイド部材5
7、及びガイド部材56とガイド部材58とがそれぞれ
対称形をなしており、ガイド部材55,57に対してガ
イド部材56,58が一回り程度小さくなるように形成
されている。また、各ガイド部材55,56,57,5
8の他側縁55a,56a,57a,58aは、各フィ
ン53,54に固着された一端縁側から他端縁側に向か
うにつれて、一側縁との距離が徐々に狭まるような緩や
かな円弧状に形成されている。
【0007】上述の排紙装置50を用いることにより、
用紙Pの落下時における、用紙Pの両側縁と各他側縁5
5a,56a,57a,58aとの間の抵抗のばらつき
を少なくし、用紙Pの厚さやサイズが異なっても用紙P
をU字形状に矯正することができ、スムーズに落下させ
て綺麗に積載することができる。
【0008】また、図10に示すように、各他側縁55
a,56a,57a,58aにゴム等の高摩擦抵抗部材
61をそれぞれ取り付け、各他側縁55a,56a,5
7a,58aの傾斜によって用紙Pの両側縁をガイドし
て用紙Pを開放させずに落下させ、用紙Pの中央部にお
ける落下速度を側縁部におけるそれよりも高めることに
より、U字形の矯正を維持させる排紙装置62も提案さ
れている。これにより、落下を開始した用紙Pがアーチ
状に戻ることを防止し、底板2上での紙揃えの悪化を防
止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の排紙装
置50,62では、底板2上の用紙Pの枚数が少ないと
きには何等問題なく良好な状態で積載されるが、底板2
上に積載される用紙Pの枚数が多くなって用紙Pの積載
高さが高くなると、各ガイド部材55,56,57,5
8が固定されているため、図11(a)ないし(d)に
示すように、積載された用紙Pの上部では各他側縁55
a,56a,57a,58aに沿って用紙Pが過剰に湾
曲された状態となり、排紙揃えをかえって悪化させるば
かりでなく、積載された用紙Pの見栄えも悪くなるとい
う問題点がある。
【0010】また、大きく変形した用紙Pは、排紙装置
50,62から取り出した後にも変形した癖(カール)
が残ってしまい、扱いにくいという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、上記問題点を解決し、底
板上に積載された用紙が、1枚目から満載状態に至るま
で変わりなく良好な排紙揃えとなるような排紙装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置に接続され、画像形成後に排出される用紙
を積載する排紙装置であって、前記用紙を積載する底板
と、前記底板上の用紙排出方向下流側に配置された、前
記用紙の先端が当接するエンドフェンスと、前記底板上
の用紙排出方向及び高さ方向と直交する幅方向に、互い
に平行となるように配置された一対のサイドフェンス
と、前記各サイドフェンスの内側面上部の用紙排出方向
に延在し、それぞれ内方に突出して設けられ、この内方
への突出量が用紙排出方向下流側に向かうに従い次第に
小さくなるように、かつ、用紙排出方向下流側及び前記
内方に向かうに従い下方に傾斜して形成されたフィン
と、前記各サイドフェンスの内側面の高さ方向に少なく
とも1つずつ延在し、前記フィンと前記底板とを繋ぐべ
くそれぞれ内方に突出して設けられ、この内方への突出
量が下方に向かうに従い次第に小さくなるように形成さ
れたガイド部材とを有し、前記各ガイド部材の少なくと
も上部が、外方に向けて移動可能に設けられていること
を特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、さらに、前記各ガイド部材が、前記各
サイドフェンスの内側面の用紙排出方向に少なくとも2
つずつ並設され、用紙排出方向の上流側から下流側に向
かうに従い、徐々に前記突出量の小さいものが配置され
ることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の排紙装置において、さらに、前記各ガイド
部材が可撓性を有することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の排紙装置において、さらに、前記各フィン
が揺動可能に設けられ、前記各ガイド部材の移動に伴っ
て前記各フィンが揺動することを特徴とする。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示す排紙装
置の概略図である。なお、従来の排紙装置50と同一の
部材については同一の符号を付すに止め、個々の詳細な
説明は省略する。
【0017】同図において、画像形成装置30の用紙排
出口30aに接続された排紙装置1は、底板2、エンド
フェンス3、一対のサイドフェンス4,5から主に構成
されており、サイドフェンス4,5はラックアンドピニ
オン等の機構により互いに接離自在とされた周知の構成
である。
【0018】各サイドフェンス4,5の、用紙積載側と
は反対側の外側には、各サイドフェンス4,5より膨出
形成された膨出部4a,5aが設けられている。各サイ
ドフェンス4,5の、用紙積載側である内側には、画像
形成装置30の排紙コンベア31によって排出される用
紙を案内するフィン6,7が配設されており、フィン6
の下方にはガイド部材8,9が、フィン7の下方にはガ
イド部材10,11がそれぞれ配設されている。サイド
フェンス4側の各部材とサイドフェンス5側の各部材と
は互いに対称に構成されているので、以下、サイドフェ
ンス4側の各部材についてのみ説明し、サイドフェンス
5側の各部材については符号を付すに止め、個々の説明
は省略する。
【0019】サイドフェンス4の外側に一体的に形成さ
れた膨出部4aは、その開口が長方形を呈しており、そ
の奥行きが、上部から下部に向かうに従い徐々に浅くな
るように、後述するガイド部材8,9を収容可能に構成
されている。
【0020】略三角形状を呈した板材であるフィン6
は、膨出部4aの開口を跨ぐ態様で、用紙排出方向上流
側から下流側へ向かうに従い下り勾配となるように、そ
の一端部をサイドフェンス4の内側上部に取り付けられ
ている。フィン6は、その内側への突出量が用紙排出方
向下流側へ向かうに従い小さくなるように、また突出角
度が下方へ向かう角度に取り付けられており、図示しな
いラッチ機構等により突出角度を任意に変更することが
可能となるように構成されている。
【0021】フィン6の下方には、排出される用紙を落
下時にガイドするガイド部材8,9が配設されている。
各ガイド部材8,9は、膨出部4aの内部下方の用紙排
出方向最上流位置と最下流位置とにおいて、膨出部4a
の両側壁間に固定された支軸12に、それぞれの基端を
揺動自在に支持されている。各ガイド部材8,9の基端
は、サイドフェンス4の内面より突出しない位置にそれ
ぞれ配置されており、各ガイド部材8,9は、その突出
量が上方に向かうにつれて徐々に増加するように、内側
に面した端部が円弧状に形成され、基端と対向する自由
端が、各ガイド部材8,9の配設位置におけるフィン6
の突出量と略同一の突出量となるようにそれぞれ構成さ
れている。従って、用紙排出方向上流側に配設されたガ
イド部材8の内側への突出量に比して、用紙排出方向下
流側に配設されたガイド部材9の内側への突出量が小さ
くなるように構成されている。
【0022】膨出部4aの内部上方であって、各ガイド
部材8,9配設位置と対応する位置には、圧縮コイルバ
ネ13,14の一端部が固着されている。圧縮コイルバ
ネ13の他端部は、ガイド部材8の、円弧状に形成され
た端部と対向する膨出部4a側に面した端部の上部に固
着され、圧縮コイルバネ14の他端部は、ガイド部材9
の膨出部4a側に面した端部の上部に固着されている。
各圧縮コイルバネ13,14は、後述するように底板2
上に用紙15が積載されて用紙15の両側縁によって各
ガイド部材8,9,10,11が押されたときに、各ガ
イド部材8,9,10,11が各膨出部4a,5a内に
退避し、底板2上より用紙15が除去されたときに、各
ガイド部材8,9,10,11が図1に示す初期位置に
再び復帰することが可能なバネ力のものが選択される。
【0023】上述の排紙装置1を用いることにより、図
2(a)ないし(d)に示すように、画像形成装置30
から排出された用紙15は各フィン6,7によってU字
形に変形され、底板2に向けて落下する。従って、用紙
15の側端部の一方または両方に下向きのカールがあっ
た場合、あるいは用紙15が幅方向にずれて排出された
場合においても、各フィン6,7と当接することにより
矯正され、用紙15は確実に底板2上に導かれる。
【0024】さらに、落下時において、用紙15の両側
縁が各ガイド部材8,9,10,11にガイドされるこ
とにより、用紙15はU字形状を保持したまま底板2に
落下するため、底板2上での排紙揃えが良好となる(図
2(a)参照)。
【0025】画像形成装置30からさらに用紙15が排
出されると、底板2上に積載された用紙15のうちの、
上部に位置する用紙15の両側端部が各ガイド部材8,
9,10,11と当接する(図2(b),(c)参
照)。各ガイド部材8,9,10,11と当接した用紙
15は、各圧縮コイルバネ13,14の付勢力によって
両側縁を押圧されてU字形状に湾曲されるが、積載され
る枚数が増えるにつれて用紙15の自重によって各圧縮
コイルバネ13,14が圧縮され、各ガイド部材8,
9,10,11がそれぞれ外側に移動する。そして、画
像形成終了後(図2(d)参照)、用紙15が底板2上
より取り除かれると、各ガイド部材8,9,10,11
が各圧縮コイルバネ13,14によって付勢され、排紙
装置1は図2(a)に示す状態に近い初期状態に復帰す
る。
【0026】この構成により、底板2上に積載された用
紙15の両側縁には、その積載位置に関わらず必要以上
の押圧力が作用しなくなり、排紙揃えや見栄えの悪化、
あるいは排紙装置1から取り出した後に用紙15が変形
してしまうという不具合の発生を防止することができ
る。
【0027】上記実施例では、一方のサイドフェンス側
にガイド部材を2個配置した構成を採用したが、ガイド
部材の数は1個でも3個以上でもよく、また、ガイド部
材の揺動端側にストッパー等を設け、ガイド部材の配設
位置を用紙排出方向に変更可能とした構成を採用しても
よい。
【0028】この第1の実施例において、エンドフェン
ス3と底板2との取付部、各サイドフェンス4,5と底
板2との各取付部のうちの少なくとも一つに周知のヒン
ジ機構を設け、用紙積載側と反対側に倒すことが可能と
なるように構成することにより、底板2上から用紙15
を容易に取り出すことができる。また、各サイドフェン
ス4,5と各フィン6,7との取付部に上記と同様のヒ
ンジ機構を設け、各フィン6,7を、各サイドフェンス
4,5と平行となるように上方に移動可能となるように
構成しても、底板2上からの用紙15の取り出しを容易
化することができる。
【0029】図3は、本発明の第2の実施例を示す排紙
装置の概略図である。この第2の実施例において、第1
の実施例で示した排紙装置1と同一の部材については同
一の符号を付すに止め、個々の詳細な説明は省略する。
【0030】同図において、排紙装置16は、底板2、
エンドフェンス3、サイドフェンス17,18から主に
構成されており、サイドフェンス17,18はラックア
ンドピニオン等の機構により互いに接離自在とされた周
知の構成である。
【0031】各サイドフェンス17,18の内側には、
排紙コンベア31によって排出される用紙を案内するフ
ィン19,20が配設されており、フィン19の下方に
はガイド部材21が、フィン20の下方にはガイド部材
22がそれぞれ配設されている。サイドフェンス17側
の各部材とサイドフェンス18側の各部材とは互いに対
称に構成されているので、以下、サイドフェンス17側
の各部材についてのみ説明し、サイドフェンス18側の
各部材については符号を付すに止め、個々の説明は省略
する。
【0032】略三角形状を呈した板材であるフィン19
は、用紙排出方向上流側から下流側へ向かうに従い下り
勾配となるように、その一端部をサイドフェンス17の
内側上部に取り付けられている。フィン19は、その内
側への突出量が用紙排出方向下流側へ向かうに従い小さ
くなるように、また突出角度が下方へ向かう角度に取り
付けられており、図示しないラッチ機構等により突出角
度を任意に変更することが可能となるように構成されて
いる。
【0033】フィン19の下方には、排出される用紙を
落下時にガイドするガイド部材21が配設されている。
マイラー材(フィルム材)あるいは板バネ材等の弾性体
からなるガイド部材21は、その一端側を内側にく字形
状に折り曲げられ、他端をサイドフェンス17の内面下
部に沿わせた態様で、一端をフィン19の下面に固着さ
れている。各ガイド部材21,22としては、底板2上
に用紙15が積載されて用紙15の両側縁によって押さ
れたときに各サイドフェンス17,18に沿って変形
し、底板2上より用紙15が除去されたときに図3に示
す初期位置に再び復帰することが可能な弾性力のものが
選択される。
【0034】上述の排紙装置16を用いることにより、
図4(a)ないし(d)に示すように、画像形成装置3
0から排出された用紙15は各フィン19,20によっ
てU字形に変形され、底板2に向けて落下する。この落
下時において、用紙15の両側縁が各ガイド部材21,
22にガイドされることにより、用紙15はU字形状を
保持したまま底板2に落下するため、底板2上での排紙
揃えが良好となる(図4(b)参照)。
【0035】画像形成装置30からさらに用紙15が排
出されると、底板2上に積載された用紙15のうちの、
上部に位置する用紙15の両側縁が各ガイド部材21,
22と当接する(図4(c)参照)。各ガイド部材2
1,22と当接した用紙15は各ガイド部材21,22
の弾性力によって両側縁を押圧されてU字形状に湾曲さ
れるが、積載される枚数が増えるにつれて用紙15の自
重によって各ガイド部材21,22が圧縮され、各ガイ
ド部材21,22がそれぞれ各側板17,18に沿うよ
うに変形し、この変形に伴ってその他端が上方へ移動す
る。そして、画像形成終了後(図4(d)参照)に用紙
15が底板2上より取り除かれると、各ガイド部材2
1,22が各自の弾性力によって復元し、排紙装置16
は図4(a)に示す状態に近い初期状態に復帰する。
【0036】この構成により、第1の実施例と同様に、
排紙揃えや見栄えの悪化、あるいは排紙装置16から取
り出した後に用紙15が変形してしまうという不具合の
発生を防止することができる。
【0037】上記実施例では、一方のサイドフェンス側
にガイド部材を1個配置した構成を採用したが、ガイド
部材の数は2個以上でもよく、また、フィンとガイド部
材とを着脱自在とし、ガイド部材の配設位置を用紙排出
方向に変更可能とした構成を採用してもよい。
【0038】第2の実施例においても、エンドフェンス
3と底板2との取付部、各サイドフェンス17,18と
底板2との各取付部のうちの少なくとも一つに周知のヒ
ンジ機構を設け、用紙積載側と反対側に倒すことが可能
となるように構成することにより、底板2上から用紙1
5を容易に取り出すことができる。
【0039】図5は、本発明の第3の実施例を示す排紙
装置の部分斜視図である。同図において、排紙装置23
は、底板2、図示しないエンドフェンス、サイドフェン
ス24、サイドフェンス24と対をなす図示しないサイ
ドフェンスから主に構成されており、サイドフェンス2
4と図示しないサイドフェンスとはラックアンドピニオ
ン等の機構により互いに接離自在に構成されている。サ
イドフェンス24と図示しないサイドフェンスとは互い
に対称の構成を有している。以下、サイドフェンス24
についてのみ説明する。
【0040】サイドフェンス24の内側には、図示しな
い排紙コンベアによって排出される用紙を案内するフィ
ン25が配設されており、フィン25の下方にはガイド
部材26,27が配設されている。
【0041】フィン25は、略三角形状を呈した板材に
よって構成されており、その下面の用紙排出方向上流側
に、長孔25bが設けられた係合部25aを一体的に有
している。フィン25は、用紙排出方向上流側から下流
側へ向かうに従い下り勾配となるように、その一端部を
サイドフェンス24の上部に支軸28によって揺動自在
に取り付けられている。フィン25は、ガイド部材26
の移動に伴って図6の実線位置と二点鎖線位置とに選択
的に位置決めされ、実線位置に位置決めされたときに
は、内側への突出量が用紙排出方向下流側へ向かうに従
い小さくなるように、かつ、突出角度が下方へ向かうよ
うに置かれ、二点鎖線位置に位置決めされたときには、
図8に示すように、サイドフェンス24に形成された凹
部24cに収納されてサイドフェンス24と同一平面を
形成する。
【0042】フィン25の下方には、内側に面した端部
が円弧状に形成され、基端と対向する自由端が、各ガイ
ド部材26,27の配設位置におけるフィン25の突出
量と略同一の突出量となるように構成されたガイド部材
26、27が配設されている。各ガイド部材26、27
は、サイドフェンス24に形成されたスリット24a,
24bを介して排紙装置23の内部に進退自在に設けら
れており、それぞれの基端をサイドフェンス24に固着
された支軸32によって揺動自在に支持されている。支
軸32は支軸28と平行に設けられており、各スリット
24a,24bは支軸32と直交するように形成されて
いる。各ガイド部材26、27は、各基端に取り付けら
れたねじりコイルバネ29,29の付勢力により、図6
及び図7に実線で示す位置に位置決めされている。
【0043】用紙排出方向上流側に配設されたガイド部
材26にはピン26aが植設されており、このピン26
aが長孔25bと係合するようにガイド部材26の配設
位置が定められている。また、図6、図7に示すよう
に、ガイド部材26の先端とフィン25の下面との間に
は隙間が存在するように、かつ、ガイド部材27の先端
とフィン25の下面とが接触するように各ガイド部材2
6,27が配設されている。
【0044】ねじりコイルバネ29の付勢力は、底板2
上に用紙が積載されて用紙の両側縁によって各ガイド部
材26,27が押されたときに、各ガイド部材26,2
7が図6、図7に二点鎖線で示す位置に向けて徐々に移
動すると共に、ガイド部材26の移動に伴ってフィン2
5が図に二点鎖線で示す位置に向けて徐々に移動し、底
板2上より用紙が除去されたときに、各ガイド部材2
6,27、及びフィン25が図に実線で示す初期位置に
再び復帰することが可能となるように設定されている。
【0045】上述の排紙装置23を用いることにより、
排出された用紙はフィン25によってU字形に変形さ
れ、底板2に向けて落下する。この落下時において、用
紙の両側縁が各ガイド部材26,27にガイドされるこ
とにより、用紙はU字形状を保持したまま底板2に落下
するため、底板2上での排紙揃えが良好となる。
【0046】さらに用紙が排出されると、底板2上に積
載された用紙のうちの、上部に位置する用紙の両側端部
が各ガイド部材26,27と当接し、各ねじりコイルバ
ネ29,29の付勢力によって両側縁を押圧されてU字
形状に湾曲されるが、積載される枚数が増えるにつれて
用紙の自重によって各ねじりコイルバネ29,29が押
し戻され、各ガイド部材26,27が外側に移動すると
共にフィン25が下方に移動する。さらに用紙が排出さ
れると、用紙はフィン25上に乗り、フィン25が用紙
の重みで下方に移動すると共に、各ガイド部材26,2
7が外側に移動する。
【0047】そして、用紙が底板2上より取り除かれる
と、各ガイド部材26,27が各ねじりコイルバネ2
9,29の付勢力によって図6、図7に実線で示す位置
に戻されると共に、フィン25が各ガイド部材26,2
7に押し上げられて図に実線で示す位置に戻され、排紙
装置23が初期状態に復帰する。
【0048】この構成により、第1の実施例と同様に、
排紙揃えや見栄えの悪化、あるいは排紙装置23から取
り出した後に用紙が変形してしまうという不具合の発生
を防止することができ、さらに、ヒンジ機構等を付設す
ることなく、底板2上から用紙を容易に取り出すことが
できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成されて排出さ
れた用紙の側端部の一方または両方に下向きのカールが
あった場合、あるいは用紙が幅方向にずれて排出された
場合においても、用紙は各フィンと当接することにより
矯正されて確実に底板上に導かれ、さらに、落下時にお
いて、用紙の両側縁が各ガイド部材にガイドされること
により、用紙はU字形状を保持したまま底板に落下する
ため、底板上における用紙の排紙揃えが良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す排紙装置の斜視図
である。
【図2】本発明の第1の実施例における動作を説明する
図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す排紙装置の斜視図
である。
【図4】本発明の第2の実施例における動作を説明する
図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す排紙装置の部分斜
視図である。
【図6】本発明の第3の実施例に用いられるフィンとガ
イド部材とを示す部分断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例に用いられるフィンとガ
イド部材とを示す部分断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例に用いられるサイドフェ
ンスを説明する部分断面図である。
【図9】従来の排紙装置の一例を示す斜視図である。
【図10】従来の排紙装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【図11】従来の排紙装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1,16,,2350,62 排紙装置 2 底板 3 エンドフェンス 4,5,17,18,,2451,52 サイドフェ
ンス 6,7,19,20,,2553,54 フィン 8,9,10,11,21,22,26,2755,5
6,57,58ガイド部材 15 用紙 30 画像形成装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に接続され、画像形成後に排
    出される用紙を積載する排紙装置であって、 前記用紙を積載する底板と、 前記底板上の用紙排出方向下流側に配置された、前記用
    紙の先端が当接するエンドフェンスと、 前記底板上の用紙排出方向及び高さ方向と直交する幅方
    向に、互いに平行となるように配置された一対のサイド
    フェンスと、 前記各サイドフェンスの内側面上部の用紙排出方向に延
    在し、それぞれ内方に突出して設けられ、この内方への
    突出量が用紙排出方向下流側に向かうに従い次第に小さ
    くなるように、かつ、用紙排出方向下流側及び前記内方
    に向かうに従い下方に傾斜して形成されたフィンと、 前記各サイドフェンスの内側面の高さ方向に少なくとも
    1つずつ延在し、前記フィンと前記底板とを繋ぐべくそ
    れぞれ内方に突出して設けられ、この内方への突出量が
    下方に向かうに従い次第に小さくなるように形成された
    ガイド部材とを有し、 前記各ガイド部材の少なくとも上部が、外方に向けて移
    動可能に設けられていることを特徴とする排紙装置。
  2. 【請求項2】前記各ガイド部材が、前記各サイドフェン
    スの内側面の用紙排出方向に少なくとも2つずつ並設さ
    れ、用紙排出方向の上流側から下流側に向かうに従い、
    徐々に前記突出量の小さいものが配置されることを特徴
    とする請求項1記載の排紙装置。
  3. 【請求項3】前記各ガイド部材が可撓性を有することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の排紙装置。
  4. 【請求項4】前記各フィンが揺動可能に設けられ、前記
    各ガイド部材の移動に伴って前記各フィンが揺動するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の排紙装
    置。
JP8264184A 1996-10-04 1996-10-04 排紙装置 Pending JPH10109808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211472A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 カシオ電子工業株式会社 被印刷媒体の保持方法、及び保持装置
US8967616B2 (en) 2012-08-31 2015-03-03 Riso Kagaku Corporation Sheet ejection device

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