JPH10109541A - 自動車用雨よけ装置 - Google Patents

自動車用雨よけ装置

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JPH10109541A
JPH10109541A JP26450896A JP26450896A JPH10109541A JP H10109541 A JPH10109541 A JP H10109541A JP 26450896 A JP26450896 A JP 26450896A JP 26450896 A JP26450896 A JP 26450896A JP H10109541 A JPH10109541 A JP H10109541A
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JP
Japan
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curtain
automobile
door
rain
pivot
Prior art date
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Pending
Application number
JP26450896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Takahashi
孝寛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suminoe Textile Co Ltd
Original Assignee
Suminoe Textile Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降雨時に、雨に濡れることなく自動車に乗降
することを可能とすると共に、濡れた傘の水切りを雨に
濡れることなく行えるスペースを提供でき得る自動車用
雨よけ装置を提供する。 【解決手段】 自動車の屋根に装着可能とした収納体2
内の中央部に鉛直方向に枢軸部3を設け、自動巻き取り
機構を有する巻軸31に捲回された非透水性カーテン30を
前記枢軸部3のまわりに旋回自在に支持させ、該カーテ
ン30の先端部を収納体2の側面部に設けられた開口部13
から収納体2の外部に導出し、この導出先端部に紐状連
結体5を介して自動車のドアに止着する止着手段6を連
結し、ドアが開くのに連動してカーテン30が自動的に引
き出され得るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、普通自動車を始
めとする各種自動車において、降雨時に雨に濡れること
なく自動車に乗降することを可能とする自動車用雨よけ
装置に関する。
【0002】なお、この明細書において、「雨」の語は
「雪」をも含む意味で用いるものとする。
【0003】
【従来の技術】降雨時に自動車に乗り込む場合、自動車
のドアを開けて傘をたたんで直ちに自動車に乗り込んで
ドアを閉めるか、あるいはドアを開けて傘を広げたまま
自動車に乗り込んで、その後傘をたたんでドアを閉める
のが一般的である。また、降雨時に自動車から降りる場
合も、自動車のドアを開けて傘を拡げつつ自動車から降
りるか、あるいはドアを開けて自動車から降りて直ちに
傘を拡げるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法ではいずれにしても、不自然で無理な体勢で乗り降り
することになるから、雨に濡れることは避けられない
し、また自動車のドアを開けた際に、車内も雨に濡れて
しまうこととなり、非常に不快なものである。特に雨が
激しく降っている場合や風が強い場合にはなおさらであ
る。
【0005】また、降雨時に自動車に乗り込む場合は、
雨に濡れてその滴がしたたり落ちている状態の傘を車内
に持ち込まなければならず、そうすると車内の座席など
を濡らしてしまうことになり、一層不快である。
【0006】この発明は、上述の問題点に鑑みてなされ
たものであって、降雨時に、雨に濡れることなく自動車
に乗降することを可能とするとともに、濡れた傘を持っ
て自動車に乗り込む際に、傘の水切りを雨に濡れること
なく行えるスペースを提供でき得る自動車用雨よけ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、内部中央部に鉛直方向
に枢軸を設けると共に、該枢軸のまわりにロールカーテ
ンが旋回自在に支持された収納体を自動車の屋根上に装
着すると共に、前記カーテンの先端を自動車のドアに止
着することにより、自動車のドアを開けるのに連動して
自動的にスムーズにカーテンが引き出されるものとする
ことができ、降雨時に雨に濡れることなく自動車の乗降
が可能となることを見出すに至り、本発明を完成したも
のである。
【0008】即ち、この発明にかかる自動車用雨よけ装
置は、自動車の屋根に着脱自在に装着可能とした収納体
内の中央部に鉛直方向に枢軸が設けられ、自動巻き取り
機構を有する回転自在な巻軸が前記枢軸とその軸線方向
が直交する態様において前記枢軸のまわりに旋回自在に
支持され、該巻軸の外周面に非透水性材料からなる帯状
カーテンが捲回されると共に、該カーテンの巻き終り側
先端部が前記収納体の側面部に設けられたスリット状開
口部から収納体の外部に導出され、この導出先端部に紐
状連結体を介して自動車のドアに着脱自在に止着する止
着手段が設けられ、前記ドアが開くのに連動して前記カ
ーテンが引き出され、また前記ドアが閉まるのに連動し
て前記カーテンが巻軸に巻き取られるようになされてい
ることを特徴とするものである。
【0009】止着手段を自動車のドアに止着しておけ
ば、カーテンは紐状連結体を介して止着手段と連結され
ているから、ドアが開くのに連動してカーテンは自動的
に引き出されていき、しかも巻軸は枢軸のまわりに旋回
自在に支持されているから、カーテンの引き出されてい
く方向に対して巻軸の軸線方向を常に直交に保つことが
可能となり、カーテンは自動車のドアの開く動作に合わ
せて極めてスムーズに引き出されていく。一方、ドアが
閉まる際も、巻軸が自動巻き取り機構を有するととも
に、前記のとおり巻軸は枢軸のまわりに旋回自在に支持
されているから、カーテンはドアが閉まるのに連動して
自動的にスムーズに巻軸に巻き取られて収納体内に収納
される。
【0010】上記において、開口部の上縁に水切部材が
設けられ、カーテンの上面が水切部材の下縁に接触する
ようになされているのが望ましい。上面が雨に濡れたカ
ーテンを巻軸に巻き取っていく過程において、水切部材
の下縁をカーテンの上面が摺動するから、カーテンの上
面についた水滴を取り除くことができる。従って、収納
体内に水が浸入するのを防ぐことができることはもちろ
ん、カーテンはその上面についた水滴が取り除かれてか
ら、巻軸に巻き取られるから、巻き取り時のカーテン同
士の接触により、カーテンの下面に水滴が付くことがな
く、従って乗降の際に身体や衣服が引き出されたカーテ
ンの下面に接触しても濡れるようなことがない。
【0011】また、紐状連結体は、カーテンとの連結部
にてカーテンの幅方向に位置変更自在に連結されている
のが望ましい。これにより、止着手段のドアへの止着位
置を変更すると共に、その変更した止着位置に合わせ
て、紐状連結体とカーテンとの連結部を最適位置に変更
することが可能となるから、簡単にカーテンの雨よけ領
域を調整することができる。
【0012】また、止着手段は吸盤からなるものとする
のが望ましく、これにより、止着手段のドアへの脱着、
止着を極めて簡便に容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
示例とともに説明する。
【0014】自動車用雨よけ装置(1)を示す図1にお
いて、(2)は収納体、(3)は枢軸部、(4)はカー
テンロール部、(5)は紐状連結体、(6)は止着手
段、(7)は装着手段である。
【0015】収納体(2)はカーテンロール部(4)を
収納しておくためのものであり、装着手段(7)を介し
て自動車(A)の屋根(b)に取り付けられるようにな
されている。後述するように巻軸(31)は自動車のドア
(a)の開閉に連動して軸線を旋回挙動するようになさ
れているものであるから、収納体(2)はカーテンロー
ル部(4)の旋回範囲を許容し得る大きさを有するもの
となされている。この収納体(2)は、底板(10)、天
板(11)及び側板(12)とで構成され、底板(10)下面
には円盤状マグネットからなる装着手段(7)(7)
(7)(7)が取り付けられるとともに、収納体(2)
の長さ方向の一側面にはカーテン(30)の出入りを許容
するスリット状開口部(13)が設けられている。この開
口部(13)の長さも、前記同様にカーテン(30)の旋回
範囲を許容し得る大きさを有するものとなされている。
しかも、この実施形態の雨よけ装置(1)は、右ドア
側、左ドア側のいずれに装着する場合であっても対応で
きうるように、両者の場合を想定して前記開口部(13)
の長さが設定されているものである。
【0016】枢軸部(3)はカーテンロール部(4)を
支持するとともに、カーテンロール部(4)の旋回移動
の際の旋回の中心となるものである。枢軸部(3)の断
面を示す図2において、ボルトからなる枢軸(20)が底
板(10)中央部に立設され、該枢軸(20)の外側には、
径が枢軸(20)の外径より一回り大きい円筒状支承筒
(21)が配設され、その上にワッシャ(22)を介して、
中心部に挿入孔(23a )を有する旋回板(23)が、該挿
入孔(23a )に枢軸(20)を貫通させる態様で配設さ
れ、更に前記旋回板(23)の上にワッシャ(22)を介し
てナット(24)が螺合されて、旋回板(23)は収納体
(2)内の高さのほぼ中間位置で枢軸(20)の周りに旋
回自在に支持されるものとなされている。
【0017】一方、カーテンロール部(4)は、カーテ
ン(30) 、巻軸(31) 、貫通孔付嵌合部材(32) 、嵌合
部材(33) 、コイルスプリング(34) 、支承軸(35)か
らなる。
【0018】カーテン(30)は、雨よけの覆いの役割を
果たすものであるから、非透水性かつ撥水性の素材から
なる帯状のもので、その長さは自動車のドア(a)を最
大に開いた状態まで支障なくカーテン(30)が引き出さ
れ得るように十分に長く設定されている。カーテン(3
0)の一端部は、円筒状巻軸(31)の表面に該巻軸(3
1)の軸線方向に沿って固着されるとともに、該カーテ
ン(30)は巻軸(31)に捲回されている。巻軸(31)は
カーテン(30) を巻き取る際の軸となるものであるか
ら、該巻軸(31)の長さはカーテン(30)の幅よりも若
干長く設定されている。一方、カーテン(30)の巻き終
り側先端部(他端部)は、前記収納体の開口部(13)か
ら外部に導出されると共に、該先端部はカーテン(30)
の幅と同じ長さを有する棒状芯材(36)に一巻きされた
状態で固着されている。これにより、カーテン(30)の
ねじれを防止することができるから、カーテン(30)が
引き出された際にカーテン(30)の平面形状をしっかり
と保持することができる。
【0019】前記巻軸(31)の一端部には、径を異にす
る3つの円柱がピラミッド状に積み上げられた外面形状
を有し、中心部に貫通孔(32a )を有する貫通孔付嵌合
部材(32)がその中間円柱部(32b )において嵌合さ
れ、他端部には凹陥部(33a )を有する嵌合部材(33)
が嵌合されている。
【0020】一方、軸線の両端がコの字状に屈曲された
形状を有する支承軸(35)が、該支承軸(35)の中央部
で連結部(40)を介して前記旋回板(23)の外縁部の一
部と接合固定されるとともに、支承軸(35)の一端(末
端)は前記嵌合部材(33)の凹陥部(33a )内に挿入さ
れ,他端(先端)(35a )は前記嵌合部材(32)の貫通
孔(32a )を貫通して巻軸(31)内に所定長さ突出する
ものとなされている。そして、円錐台形状のコイルスプ
リング(34)の先端尖鋭部が前記支承軸先端(35a )と
固着されるとともに、コイルスプリング(34)の基部
は、貫通孔付嵌合部材(32)の最小径円柱部(32c )の
外面に嵌合固定されている。
【0021】上記構成により、巻軸(31)は、収納体
(2)高さのほぼ中間位置で枢軸(20)の周りに旋回自
在に支持される。このように旋回自在に支持されている
から、図4に示すように、カーテン(30)の引き出され
ていく方向に対して巻軸(31)の軸線方向を常に直交に
保つことが可能となり、従ってカーテン(30)は自動車
のドア(a)の開く動作に合わせて極めてスムーズに引
き出されていく。
【0022】また、コイルスプリング(34)はその先端
が支承軸先端(35a )に固着されるとともに、他端が貫
通孔付嵌合部材(32)に嵌合固定されているから、カー
テン(30)が引き出された場合には、コイルスプリング
(34)が図5におけるB方向から見て時計回りに弾性捩
回することとなり、コイルスプリング(34)には復帰弾
性力が作用し、カーテン(30)には反時計回りの力、即
ち巻軸(31)に巻き取られる力が働くこととなる。カー
テンロール部(4)はこのような自動巻き取り機構を有
するから、カーテン(30)はドア(a)が閉まるのに連
動して自動的に巻軸(31)に巻き取られていき、しかも
前記のとおり巻軸(31)は、枢軸(20)のまわりに旋回
自在に支持されているから、カーテン(30)の引き込ま
れていく方向に対してその軸線方向を常に直交に保つこ
とが可能となり、カーテン(30)はドア(a)の閉まる
動作に合わせて極めてスムーズに巻軸(31)に巻き取ら
れて収納体(2)内に収納される。
【0023】なお、十分な自動巻き取り機能を発揮させ
るため、本実施形態においては、雨よけ装置(1)の製
作時において、カーテン(30)が巻軸(31)に巻き取ら
れている状態(以下、「初期状態」という」)におい
て、コイルスプリング(34)の復帰弾性力に抗して、貫
通孔付嵌合部材(32)を、図5におけるB方向から見て
予め時計回りに数回転させた状態で、巻軸(31)の一端
に嵌合固定している。こうすることで、コイルスプリン
グ(34)の復帰弾性力により、巻軸(31)には初期状態
において既に反時計回りに回転しようとする力が働いて
いるから、十分な自動巻き取り機能を得ることが可能と
なる。
【0024】また、前記芯材(36)の外面には、カーテ
ン(30)を介して、スライド体(8)が、一部を切欠く
断面円弧形状の摺動部(8a)にて摺動自在に嵌合されて
いる。また、スライド体(8)の摺動部(8a)と相対す
る端部には、紐状連結体(5)の一端が連結されるとと
もに、紐状連結体(5)の他端には吸盤からなる止着手
段(6)が連結されている。この止着手段(6)により
自動車のドア(a)のガラス面やフレームに紐状連結体
(5)の先端を止着することにより、自動車のドア
(a)を開けるのに連動させて自動的にカーテン(30)
の引き出しを行うことが可能となる。また、止着手段
(6)として吸盤を用いているから、止着手段(6)の
ドアへの脱着、止着をワンタッチ操作で極めて簡単に行
うことができ、例えば、晴天時には止着手段(6)をド
ア(a)から脱着しておき、降雨時にはドア(a)に止
着する、というような使い分けを極めて簡便に行うこと
ができる。
【0025】また、スライド体(8)はカーテン(30)
の幅方向に摺動可能となされているから、止着手段
(6)のドア(a)への止着位置を変更し、その変更し
た止着位置に合わせて、紐状連結体(5)とカーテン
(30)との連結部を最適位置にスライドさせることが可
能となり、簡単にカーテン(30)による雨よけ領域を調
整することができる。
【0026】なお、紐状連結体(5)は、止着手段
(6)のドア(a)への止着を容易にするために柔軟性
を有するものであれば良く、その材質としては、綿、麻
などの繊維、ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維、
あるいは革などが挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。
【0027】更に、前記収納体開口部(13)の上縁には
ゴム等の弾性材料からなる長矩形状水切部材(9)が設
けられ、しかも該水切部材(9)の下縁がカーテン(3
0)上面と常に接触状態にあるようにその高さが設定さ
れているものである。この水切部材(9)はカーテン
(30)上面に付いた水を取り除くことを主目的とするも
のであるから、カーテン(30)の旋回範囲を考慮して開
口部(13)上縁の両端にかけて設けられているものであ
る。この構成を採用することにより、上面が雨に濡れた
カーテン(30)を巻軸(31)に巻き取っていく過程にお
いて、水切部材(9)の下縁をカーテン(30)の上面が
摺動することとなるから、この時カーテン(30)の上面
についた水滴を取り除くことができる。従って、収納体
(2)内に水が浸入するのを防ぐことができるのはもち
ろん、カーテン(30)はその上面についた水滴が取り除
かれてから巻軸(31)に巻き取られるから、巻き取り時
のカーテン(30)同士の接触により、カーテン(30)の
下面に水滴が付くことはなく、従って乗降の際に身体や
衣服が引き出されたカーテン(30)の下面に接触しても
濡れるようなことがない。
【0028】なお、この発明にかかる自動車用雨よけ装
置(1)は、上記実施形態に限定されるものではなく、
各種変形が可能である。例えば、自動車の屋根(b)へ
の装着に際し、ルーフキャリアやいわゆるジェットパッ
クと称されるような屋根上収納ケースを利用して、これ
に適宜取付ねじ等で収納体(2)を取付けるものとして
も良い。
【0029】
【発明の効果】この発明にかかる自動車用雨よけ装置に
よれば、収納体を装着手段により自動車の屋根上に装着
すると共に、止着手段を自動車のドアに止着すれば、カ
ーテンは、紐状連結体を介して止着手段と連結されてい
るから、ドアが開くのに連動して自動的に引き出されて
いき、開かれたドアと屋根を橋渡しする格好となるか
ら、降雨時の自動車の乗降の際に雨をよけることが可能
となると共に、ドアを開けた際に車内が雨に濡れるのを
も防止することができる。また、カーテンは枢軸のまわ
りに旋回自在に支持されているから、カーテンの引き出
されていく方向に対して巻軸の軸線方向を常に直交に保
つことが可能となり、カーテンは自動車のドアの開く動
作に合わせて極めてスムーズに引き出されていく。一
方、ドアを閉める際には、巻軸が自動巻き取り機構を有
するから、カーテンはドアが閉まるのに連動して自動的
に巻軸に巻き取られ、しかも前記のとおりカーテンは枢
軸のまわりに旋回自在に支持されているから、自動車の
ドアの閉まる動作に合わせて極めてスムーズに巻軸に巻
き取られて収納体内に収納される。更に、ドアを開いた
状態において、引き出されたカーテンは雨よけの役割を
果たすものであるから、傘の水切りを雨に濡れることな
く行えるスペースを確保することが可能となり、濡れた
傘を持って自動車に乗り込む際に、傘の水切りを十分に
行うことができるから、濡れた傘により車内が濡れてし
まうのを防止することができる。
【0030】また、開口部の上縁に水切部材が設けら
れ、カーテンの上面が水切部材の下縁に接触するように
なされている場合には、上面が雨に濡れたカーテンが巻
軸に巻き取られていく過程において、水切部材の下縁を
カーテンの上面が摺動するから、カーテンの上面につい
た水滴を取り除くことができる。従って、収納体内に水
が浸入するのを防ぐことができると共に、カーテンはそ
の上面についた水滴が取り除かれてから巻軸に巻き取ら
れるから、巻き取り時のカーテン同士の接触によりカー
テンの下面に水滴が付くことがなく、従って乗降の際に
身体や衣服が引き出されたカーテンの下面に接触しても
濡れるようなことがない。
【0031】また、紐状連結体がカーテンとの連結部に
てカーテンの幅方向に位置変更自在に連結されている場
合には、止着手段のドアへの止着位置を変更し、その変
更した止着位置に合わせて、紐状連結体とカーテンとの
連結部を最適位置に変更することができるから、簡単に
カーテンの雨よけ領域を調整することができる。
【0032】また、止着手段が吸盤からなる場合には、
止着手段のドアへの脱着、止着をワンタッチ操作で極め
て簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる自動車用雨よけ
装置を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線の断面図である。
【図3】雨よけ装置を自動車に装着した状態を示す斜視
図である。
【図4】ドアの開閉に連動してカーテンが出し入れされ
る状態を示す上面図である。
【図5】自動巻き取り機構を示す、一部を切欠いたカー
テンロール部の斜視図である。
【符号の説明】
1…雨よけ装置 2…収納体 3…枢軸部 4…カーテンロール部 5…紐状連結体 6…止着手段 7…装着手段 8…スライド体 9…水切部材 13…開口部 20…枢軸 30…カーテン 31…巻軸 A…自動車 a…ドア b…屋根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の屋根に着脱自在に装着可能とし
    た収納体内の中央部に鉛直方向に枢軸が設けられ、自動
    巻き取り機構を有する回転自在な巻軸が前記枢軸とその
    軸線方向が直交する態様において前記枢軸のまわりに旋
    回自在に支持され、該巻軸の外周面に非透水性材料から
    なる帯状カーテンが捲回されると共に、該カーテンの巻
    き終り側先端部が前記収納体の側面部に設けられたスリ
    ット状開口部から収納体の外部に導出され、この導出先
    端部に紐状連結体を介して自動車のドアに着脱自在に止
    着する止着手段が設けられ、前記ドアが開くのに連動し
    て前記カーテンが引き出され、また前記ドアが閉まるの
    に連動して前記カーテンが巻軸に巻き取られるようにな
    されていることを特徴とする自動車用雨よけ装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部の上縁に水切部材が設けら
    れ、前記カーテンの上面が該水切部材の下縁に接触する
    ようになされている請求項1に記載の自動車用雨よけ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記紐状連結体は、前記カーテンとの連
    結部にてカーテンの幅方向に位置変更自在に連結されて
    いる請求項1または2に記載の自動車用雨よけ装置。
  4. 【請求項4】 前記止着手段が吸盤からなる請求項1〜
    3のいずれか1に記載の自動車用雨よけ装置。
JP26450896A 1996-10-04 1996-10-04 自動車用雨よけ装置 Pending JPH10109541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101223583B1 (ko) * 2010-12-02 2013-01-17 신대성 자동차용 비가림막장치
CN111762008A (zh) * 2020-07-14 2020-10-13 北京汽车集团越野车有限公司 一种具有遮挡功能的车身组件和具有其的车辆

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