JPH08132974A - 自動車用の傘収納庫と傘保持器具 - Google Patents

自動車用の傘収納庫と傘保持器具

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JPH08132974A
JPH08132974A JP31137394A JP31137394A JPH08132974A JP H08132974 A JPH08132974 A JP H08132974A JP 31137394 A JP31137394 A JP 31137394A JP 31137394 A JP31137394 A JP 31137394A JP H08132974 A JPH08132974 A JP H08132974A
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JP
Japan
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umbrella
storage
housing space
cage
holder
Prior art date
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JP31137394A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Momii
哲也 籾井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性体による極めて簡易で安価な傘保持器具と
水滴,湿気、及び傘の露出を防ぐ傘収納庫を備えた自動
車用傘立てを提供する。 【構成】(イ) 前部座席の背もたれ(7)の側面に、
傘(1,1a)を収納する収納庫(8)を併設し、その
前後両面に扉(9,9a)を設ける。 (ロ) 弾性体による円形の保持器(2)の正面に開き
(3)を設け、保持器(2)の両先端部(4)を大きく
して、傘(1)との接触面(5)を滑らかな曲線にす
る。 (ハ) この保持器(2)と背中合わせに同型の保持器
(2a)を設け、固定軸(6)を付けて収納庫(7)の
中に固定する。 以上の構成よりなるとを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本件は前部座席の背もたれ(7)
の側面に傘収納庫(8)を設け、この中に弾性体を使用
した傘保持器(2,2a)を備えた自動車用の傘収納庫
と傘保持器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭56−16146で座席の
側面あるいは室壁に傘立て器具を取りつけたり、特開昭
60−248449でセンターピラーの下方に設けられ
た中空筒体の内部に高吸水性樹脂が配置された傘入れが
出願されている。又、前部座席の背もたれの後に備える
カー・アクセサリとしての傘入れが市販されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】これ等は次のような欠
点があった。実公昭56−16146では座席と室壁の
間隙を利用する取付け器具であるが、器具が大掛りであ
るため製作費が高く、器具自身がデザイン性を損ない、
傘が露出したままであるため外観を損ない、又、防水,
防湿の対策は何ら考慮されていなかった。特開昭60−
248449では高吸水性樹脂が配置された中空筒体の
中に傘を立てるだけのため、傘が露出されたままであ
り、又車体の振動により傘が揺れる欠点があった。アク
セサリに於いては後部座席者のみを対称とし、又晴天時
は邪魔である。自動車内に傘立てを設置することは、経
済性,場所、外観,デザイン性,水滴,湿気,操作性,
操作時の使用者の動作,前後部両座席者への提供,晴天
時の常備のための保管庫としての適正等々の解決される
べき問題が多く、上記項目3例を含め、過去の幾多の出
願例でもこれ等全てを満足させ得るに至らず、本件はこ
れ等の欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】(イ) 前部座席の背も
たれ(7)の側面に、傘(1,1a)を収納する内部が
密封された収納庫(8)を併設し、その前後両面に傘
(1,1a)を出し入れする扉(9,9a)を設ける。 (ロ) 弾性体による円形の保持器(2)の正面に傘
(1)が出入りする開き(3)を設け、保持器(2)の
両先端部(4)を大きくして、傘(1)との接触面
(5)を滑らかな曲線にする。 (ハ) 保持器(2)と背中合わせに同型の保持器(2
a)を設け、固定軸(6)を付けて、収納庫(8)の中
の上部に固定する。 本発明は以上の構成よりなる自動車用の傘収納庫と傘保
持器具である。
【0005】
【作用】扉(9)を開け、傘(1)を保持器(2)の開
き(3)に軽く押し当て、保持器(2)の中に納める。
傘(1)が開き(3)を通過する時、傘(1)の幅に応
じてその開き(3)は大きくなり、また先端部(4)の
傘(1)との接触面(5)は滑らかな曲線であるため、
傘(1)を十分束ねていれば骨や布地に引っ掛かること
はなく、容易に出し入れができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (イ) 前部座席の背もたれ(7)の側面に、傘(1,
1a)を収納する内部が密封された収納庫(8)を併設
し、この前後両面に傘(1,1a)を出し入れする扉
(9,9a)を設ける。図1は前部座席を右後方から眺
め、収納庫(8)の後面と側面を一部切欠して前部座席
者と後部座席者の各々の傘(1,1a)を保持器(2,
2a)に納めた図である。尚、後面の扉(9)は閉めら
れ、前面の扉(9a)は開けられている。収納庫(8)
を設けるのは車内で水滴の付着や湿気の発散を防ぐため
である。これ等を防ぐ手段として、収納庫(8)が密
封,密閉されることは勿論、特開昭60−248449
の高吸水性樹脂を扉(9,9a)の内面も含めて収納庫
(8)の内面全体に使用すれば効果的である。収納庫
(8)を前部座席の背もたれ(7)の側面に設けるのは
背もたれ(7)とドアの間隙を利用することにより、場
所の確保の問題が解除され、このことが前後部座席者用
が同時に同一場所に設置を可能にできる。収納庫(8)
設けることにより、傘(1,1a)の露出を防いで車
内、車外からの外観を保護し、雨天、晴天の日を問わず
常時収納しておける。尚、車内のデザイン性を損なわな
いめに収納庫(8)の外面の材質,色彩、さらに図1に
示すように形状をも背もたれ(7)と同様にすれば効果
的であろう。
【0007】(ロ) 弾性体による円形の保持器(2)
の正面に傘(1)が出入りする開き(3)を設け、保持
器(2)の両先端部(4)を大きくして、傘(1)との
接触面(5)を滑らかな曲線にする。保持器(2)の素
材である弾性体はシリコン等の合成樹脂やゴムなどの弾
力に富んだ材質であり、この形態を図3に示すように伸
縮ホース状(10)にすれば弾性の効果をさらに高める
ことができる。保持器(2)を設けるのは車体の揺れで
傘(1)が収納庫(8)の中での動きを防ぐためであ
る。収納庫(8)を必要としない車種でもこの保持器
(2)を背もたれ(7)の側面、あるいはセンターピラ
ーに取り付ければ簡易な車内用傘立てとして十分有用で
ある。開き(3)の通常時の幅は、閉じ紐で束ねた状態
の傘(1)が弾み等で外に出ない程度である。保持器
(2)の両先端部(4)を大きくして、傘(1)との接
触面(5)を滑らかな曲線にするのは傘(1)の通過時
の障害を小さくするためである。
【0008】(ハ) 保持器(2)と背中合わせに同型
の保持器(2a)を設け、固定軸(6)を付けて、収納
庫(8)の中に固定する。このことにより前後部両座席
者用が同時にひとつの収納庫(8)に設置することがで
きる。尚、固定軸(6)及び”背中合わせ”の形状は、
本図に限定されない。
【0009】本件は以上のような構造で、これの使用に
ついて説明する。 (イ) 扉(9)を開け、傘(1)を保持器(2)の開
き(3)に軽く押し当て、保持器(2)の中に納める。
この時、傘(1)の骨が先端部(4)への障害にならな
いように十分に束ねておく。 (ロ) 傘が開き(3)を通過する時、傘(1)の幅に
応じてその開き(3)は大きくなる。 (ハ) 保持器(2)の先端部(4)が大きく、又、傘
(1)との接触面(5)が滑らかな曲線であるので、傘
(1)を束ねていれば骨や布地に引っ掛かることはな
く、容易に出し入れができる。
【0010】
【発明の効果】
(イ) 収納庫(8)を背もたれ(7)の側面に併設
し、材質,色彩,形状等の形態を同じに製作すれば製作
費は低く、保持器(2,2a)においても構造,材料,
機能が簡易であるため製作費は極めて安価である。 (ロ) 本件は前部座席の背もたれ(7)とドアの間隙
を利用するため、新たに場所の確保の必要はなく、又乗
員の邪魔にならず、さらに前後部両座席者用を同時に同
位置に設置することができる。 (ハ) 収納個(8)を設けることにより傘(1,1
a)を露出させず、車内,社外からの外観を保護し、又
背もたれ(7)と色彩,材質,形状を同じにするといっ
た趣向を凝らせば車内のデザイン性が損なわれることは
ない。従って濡れた傘の収納庫としてのみならず、晴天
時においても常備のための保管庫とすることができる。 (ニ) 収納庫(8)を設けることにより防水,防湿を
おこない、さらに収納庫(8)と扉(9,9a)の内面
を特開昭60−248449の高吸質樹脂を利用すれば
より効果的である。 (ホ) 保持器(2,2a)に関して、弾性体の弾力、
伸縮を応用しているので、取扱いは片手で「押す」,
「引く」だけの簡単な操作である。 (ヘ) 本件を使用する際は、狭い車内で傘(1,1
a)を縦、横,斜めと動かさずに済み、又、身体を屈め
たり捩る動作はなく、傘(1,1a)を垂直に持った自
然な姿勢で収納庫(8)に出し入れでき、煩わしさを感
じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を一部を切欠いて示した図
【図2】本発明の保持器(2,2a)の平面図
【図3】本発明の保持器(2,2a)を伸縮ホース状に
した平面図
【符号の説明】
1,1a 傘 2,2a 保持器
3 開き 4 先端部 5 接触面
6 固定軸 7 背もたれ 8 収納庫
9,9a 扉 10 伸縮ホース状

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 前部座席の背もたれ(7)の側面
    に、傘収納庫(8)を併設し、その前後両面に扉(9,
    9a)を設ける。 (ロ) 弾性体による円形の保持器(2)の正面に開き
    (3)を設け、保持器(2)の両先端部(4)を大きく
    して、傘(1)との接触面(5)を滑らかな曲線にす
    る。 (ハ) 保持器(2)と背中合わせに同型の保持器(2
    a)を設け、固定軸(6)を付けて、収納庫(8)に固
    定する。 以上の構成よりなる自動車用の傘収納庫と傘保持器具。
JP31137394A 1994-11-10 1994-11-10 自動車用の傘収納庫と傘保持器具 Pending JPH08132974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31137394A JPH08132974A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 自動車用の傘収納庫と傘保持器具

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JP31137394A JPH08132974A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 自動車用の傘収納庫と傘保持器具

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JPH08132974A true JPH08132974A (ja) 1996-05-28

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ID=18016402

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JP31137394A Pending JPH08132974A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 自動車用の傘収納庫と傘保持器具

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JP (1) JPH08132974A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0819580A3 (en) * 1996-07-16 1998-02-18 Gestind M.B. Manifattura Di Bruzolo S.P.A A motor-vehicle seat
JP2013043072A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Napolex Co 自動車用棒状物品ホルダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0819580A3 (en) * 1996-07-16 1998-02-18 Gestind M.B. Manifattura Di Bruzolo S.P.A A motor-vehicle seat
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