JP2008137502A - 車両のウインドディフレクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】立ち上げる高さが限られる点を解決することで、立ち上げる高さに自由度を持たせることを可能にするとともに、折り畳まれた状態で収納するのでしわが発生したり、排水等による汚れが発生する点を解決することで、収納状態でしわの発生や汚れを防止することを可能にする。
【解決手段】ルーフ部31に形成された開口部32の周辺から上方に起立するアーム部42,42と、アーム部42,42とルーフ部31との間に張架される可撓性を有するシート部材47と、を備え、シート部材47が、アーム部42,42の倒伏時に、アーム部42,42に設けられた巻取り手段44によって巻き取られて収納されるようにした。
【選択図】図4
【解決手段】ルーフ部31に形成された開口部32の周辺から上方に起立するアーム部42,42と、アーム部42,42とルーフ部31との間に張架される可撓性を有するシート部材47と、を備え、シート部材47が、アーム部42,42の倒伏時に、アーム部42,42に設けられた巻取り手段44によって巻き取られて収納されるようにした。
【選択図】図4
Description
本発明は、サンルーフを開けたときに開口部から車室内に必要以上の走行風が入り込むことを防止する車両のウインドディフレクタ構造に関するものである。
車両のウインドディフレクタ構造として、サンルーフの開口部にせり出すことでサンルーフ開口部から車室内に空気の流入を防止するものが実用に供されている。
実用の車両のウインドディフレクタ構造は、適宜、開口の所定部分に防風壁を設けるようにすれば実用上十分であった。
実用の車両のウインドディフレクタ構造は、適宜、開口の所定部分に防風壁を設けるようにすれば実用上十分であった。
このような車両のウインドディフレクタ構造として、樹脂パネルや布などの可撓性を有するシート状部材を開口の所定部分に立ち上げるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2005−289310公報(第6頁、図1)
特開2002−127752公報(第4頁、図2)
特許文献1の技術を説明する。
図10は従来の特許文献1の基本構成を説明する図であり、車両のウインドディフレクタ構造200は、サンルーフ201の開口部202の左右に設けたアーム部203,203と、これらのアーム部203,203の立ち上げ方向に付勢する板ばね(不図示)と、左右のアーム部203,203に渡した樹脂製のウインドディフレクタ204と、からなり、サンルーフ201を開放したときに開口部202の前方にウインドディフレクタ204を立ち上げるようにして、サンルーフ201の開口部202から車室205内に入る空気の流入を防止するものである。
図10は従来の特許文献1の基本構成を説明する図であり、車両のウインドディフレクタ構造200は、サンルーフ201の開口部202の左右に設けたアーム部203,203と、これらのアーム部203,203の立ち上げ方向に付勢する板ばね(不図示)と、左右のアーム部203,203に渡した樹脂製のウインドディフレクタ204と、からなり、サンルーフ201を開放したときに開口部202の前方にウインドディフレクタ204を立ち上げるようにして、サンルーフ201の開口部202から車室205内に入る空気の流入を防止するものである。
特許文献2の技術を説明する。
図11は従来の特許文献2の基本構成を説明する図であり、車両のウインドディフレクタ構造210は、車体211のルーフ部212に開けた開口部213と、この開口部213に設けることで前方を支点にして後方を開放するルーフガラス214と、このルーフガラス214の後部と開口部213の後部とに掛け渡したウインドディフレクタ(スクリーン)215と、からなり、ルーフガラス214を前方を支点にして後方を開放したときにシート状の部材であるウインドディフレクタ215を張架するものである。
図11は従来の特許文献2の基本構成を説明する図であり、車両のウインドディフレクタ構造210は、車体211のルーフ部212に開けた開口部213と、この開口部213に設けることで前方を支点にして後方を開放するルーフガラス214と、このルーフガラス214の後部と開口部213の後部とに掛け渡したウインドディフレクタ(スクリーン)215と、からなり、ルーフガラス214を前方を支点にして後方を開放したときにシート状の部材であるウインドディフレクタ215を張架するものである。
しかし、車両のウインドディフレクタ構造200では、ウインドディフレクタ204の立ち上げられる高さは限られるので、立ち上げる高さが高い場合や段階的に高さを調整したい場合などには不向きであった。
また、車両のウインドディフレクタ構造210では、シート状の部材であるウインドディフレクタ215を収納したときには、このウインドディフレクタ215が折り畳まれた状態で収納されるのでしわが発生したり、排水等による汚れが発生することがある。
また、車両のウインドディフレクタ構造210では、シート状の部材であるウインドディフレクタ215を収納したときには、このウインドディフレクタ215が折り畳まれた状態で収納されるのでしわが発生したり、排水等による汚れが発生することがある。
すなわち、立ち上げる高さに自由度があり、収納状態でしわの発生や汚れを防止することができる車両のウインドディフレクタ構造が望まれる。
本発明は、立ち上げる高さが限られる点を解決し、立ち上げる高さに自由度を持たせることができる車両のウインドディフレクタ構造を提供するとともに、折り畳まれた状態で収納されるのでしわが発生したり、排水等による汚れが発生する点を解決し、収納状態でしわの発生や汚れを防止することができる車両のウインドディフレクタ構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両のルーフ部に設けられるサンルーフ装置のウインドディフレクタ構造であって、ルーフ部に形成された開口部の周辺から上方に起立するアーム部と、これらのアーム部とルーフ部との間に張架される可撓性を有するシート部材と、を備え、シート部材は、アーム部の倒伏時に、アーム部又はルーフ部に設けられた巻取り手段によって巻き取られて収納されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、巻取り手段が、前記アーム部の先端部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、シート部材の張架長さは、巻取り手段の回転ロック位置によって規定されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、巻取り手段が、駆動手段によって回転駆動されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、巻取り手段に、シート部材と摺動するブラシ材が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ルーフ部に形成された開口部の周辺から上方に起立するアーム部と、これらのアーム部とルーフ部との間に張架される可撓性を有するシート部材と、を備え、シート部材が、アーム部の倒伏時に、アーム部又はルーフ部に設けられた巻取り手段によって巻き取られて収納されるようにしたので、シート部材にしわの発生することを防止することができる。
例えば、他の機種に流用する際も、巻取り手段によって巻き取られて収納されるものなので、シート部材の長さを調節すればよく、他の機種に流用することが容易である。
例えば、他の機種に流用する際も、巻取り手段によって巻き取られて収納されるものなので、シート部材の長さを調節すればよく、他の機種に流用することが容易である。
請求項2に係る発明では、巻取り手段が、アーム部の先端部に設けられているので、アーム部の倒伏時に、巻取り手段が排水路と干渉することを防止することができる。
請求項3に係る発明では、シート部材の張架長さが、巻取り手段の回転ロック位置によって規定されるようにしたので、巻取り手段の回転ロック位置を調節することでシート部材の張架長さを設定することができる。
請求項4に係る発明では、巻取り手段が、駆動手段によって回転駆動されるので、回転駆動量によってシート部材の張架長さを調節することができる。例えば、車速に応じて調節し、上方への突出量を変化させることができる。また、車速によって上方への突出量を制御することも可能である。
請求項5に係る発明では、巻取り手段に、シート部材と摺動するブラシ材が設けられているので、シート部材への付着物(虫、ほこり等)を払い落とすことができる。この結果、シート部材の外観性を保つことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造を採用した車両の斜視図であり、10は車両、11は車体、12はボンネット、13はフロントフェンダ、14はフロントピラー、15はセンタピラー、16はフロントガラス、17はリヤガラス、18は前ホイールハウス、19は後ホイールハウス、21は前ドア開口、22は後ドア開口、23はサイドシル、24は車室、25はフロントガラスモール、26はサイドパネルである。
図1は本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造を採用した車両の斜視図であり、10は車両、11は車体、12はボンネット、13はフロントフェンダ、14はフロントピラー、15はセンタピラー、16はフロントガラス、17はリヤガラス、18は前ホイールハウス、19は後ホイールハウス、21は前ドア開口、22は後ドア開口、23はサイドシル、24は車室、25はフロントガラスモール、26はサイドパネルである。
サンルーフ装置30は、車両10のルーフ部(ルーフ)31に開けた開口部32と、この開口部32を開閉自在に塞ぐスライド式のサンルーフ33と、開口部32の前縁34から立ち上げるウインドディフレクタ40とからなる。
ウインドディフレクタ40は、サンルーフ33を開けたときに開口部32から車室24内に必要以上の走行風が入り込むことを防止する車両のウインドディフレクタ構造であり、以下「ウインドディフレクタ構造40」と記載する。
ウインドディフレクタ40は、サンルーフ33を開けたときに開口部32から車室24内に必要以上の走行風が入り込むことを防止する車両のウインドディフレクタ構造であり、以下「ウインドディフレクタ構造40」と記載する。
図2は本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造の分解斜視図であり、図3は図2に示されるウインドディフレクタ構造の平面図であり、図4は図2に示されるウインドディフレクタ構造の側面図である。
ウインドディフレクタ構造40は、車体側に取付けられた左右の支持ステー41,41と、これらの支持ステー41,41に回転自在(スイング自在)に取付られた左右のアーム部42,42と、車体11側に取付けられ、左右のアーム部42,42の前端42a,42aを車体上方に付勢する左右の板ばね43,43と、左右のアーム部42,42の前端(先端部)42a,42aに取付られた巻取り手段44と、この巻取り手段44に内蔵され、巻取り手段44を回転駆動する駆動手段45と、先端が車体11(ルーフ部31)側に支持されるとともに巻取り手段44に終端が取付けられ且つ巻取り手段44にて巻取られるシート部材47と、左右のアーム42,42の前端に支持され、シート部材47を覆うカバー48と、このカバー48の内側に設けられ、シート部材47の付着物(虫、ほこり等)を払い落とすブラシ材49とからなる。
支持ステー41は、略L字の金具であり、車体11側に取付ける取付部51と、アーム部42を支持する支持部52とからなる。
アーム部42は、樹脂製の部材であって、ルーフ部31(図1参照)に形成された開口部32の周辺から上方に起立するものであり、前端(先端部)42aよりに巻取り手段44の固定軸67を取付ける小判形の固定軸取付孔53が形成され、この固定軸取付孔53の内方にカバーを取付けるカバー取付部54が形成され、中央付近に板ばね43に嵌合する凹部55が形成され、後端42bよりにシャフト56を介して支持ステー41に回転自在に支持される軸孔57が形成される。シャフト56は、雄ねじ部58が形成され、雄ねじ部58にナット59が嵌合されることで支持ステー41に固定される。
板ばね43は、車体11側に取付けられる取付部62と、アーム部42の前端42aを上方に付勢するばね部63とからなる。
巻取り手段44は、アーム部42,42の前端(先端部)42a,42aに設けられ、シート部材47の他端を固定してシート部材47を巻取る巻取りロール64と、この巻取りロール64の両端に取付ける左右の蓋部材65,66と、これらの蓋部材65,66の軸孔73,75を回転自在に支持する固定軸67と、この固定軸67と右の蓋部材66との間に設けられた回転ロック機構68とからなる。
駆動手段45は、具体的には巻取りロール64と固定軸67との間に介在させる捻りばね若しくはゼンマイ等の弾発部材であり、一端45aを巻取りロール64に係止し、ばね部分45bを固定軸に貫通させ、他端45cを固定軸67に係止する。
また、ウインドディフレクタ構造40では、駆動手段45によって回転駆動されるので、回転駆動量によってシート部材47の張架長さを調節することができる。例えば、駆動手段45をモータで構成した場合にはモータの回転駆動量によって、車速に応じて調節し、上方への突出量を変化させることができる。また、車速によって上方への突出量を制御することも可能である。
巻取りロール64は、駆動手段45の一端45aを係止する係止部71を備える。
左の蓋部材65は、巻取りロール64に取付ける取付部72と、固定軸67に回転可能に嵌合する軸孔73とからなる。
左の蓋部材65は、巻取りロール64に取付ける取付部72と、固定軸67に回転可能に嵌合する軸孔73とからなる。
右の蓋部材66は、巻取りロール64に取付ける取付部74と、固定軸67に回転可能に嵌合する軸孔75と、径方向に長く形成したスライド孔76と、このスライド孔76をスライドするスライドピン77とからなる。
固定軸67は、左右のアーム部42,42の固定軸取付孔53,53に嵌合する小判形の端面を有する取付部81,81と、左右のアーム部42,42に固定ねじ82,82で固定するために、取付部81,81の端面に形成したねじ孔83,83(一方不図示)と、左右の蓋部材65,66取付け済みの巻取りロール64を係止するために、止め輪84,84を係止する係止溝85,85と、駆動手段45の他端45cを係止する係止部86と、渦巻きカム78を取付ける雄ねじ部87とからなる。
回転ロック機構68は、後述するように、右の蓋部材66のスライドピン77と、固定軸67に位相調整可能にナット79で取付ける渦巻きカム78とから構成する。すなわち、シート部材47の張架長さは、巻取り手段44に備えた回転ロック機構68の回転ロック位置によって規定される。
シート部材47は、アーム部42,42とルーフ部31(図1参照)との間に張架される可撓性を有するものであって、アーム部42,42の倒伏時に、アーム部42,42又はルーフ部31に設けられた巻取り手段44によって巻き取られて収納されるものであり、先端にロッド91が取付られ、ロッド91の両端を止め金具92,92で車体11(図1参照)側に係止する。
カバー48は、巻取りロール64に巻かれたシート部材47の上方部分に沿わせて覆う覆い部93と、この覆い部93から折り曲げ形成することで剛性を高めるフランジ部94と、このフランジ部94に形成され、左右のアーム部42,42のカバー取付部54,54に取付ねじ95,95で取付ける取付孔96,96が形成される。すなわち、シート部材47の上部は、カバー48の覆い部93で覆われるので汚れ等から保護することができる。
ブラシ材49は、シート部材47を摺動するように設けられるものであり、カバー48、左右のアーム42,42を介して巻取り手段44の固定軸67に支持される。すなわち、巻取り手段44に、シート部材47と摺動するブラシ材49が設けられたものと言える。これにより、シート部材47への付着物(虫、ほこり等)を払い落とすことができる。この結果、シート部材47の外観性を保つことができる。
ウインドディフレクタ構造40では、ルーフ部31(図1参照)に形成された開口部32の周辺から上方に起立するアーム部42,42と、これらのアーム部42,42とルーフ部31との間に張架される可撓性を有するシート部材47と、を備え、シート部材47が、アーム部42,42の倒伏時に、アーム部42,42に設けられた巻取り手段44によって巻き取られて収納されるようにしたので、シート部材47にしわの発生することを防止することができる。
また、ウインドディフレクタ構造40では、巻取り手段44が、アーム部42,42の前端(先端部)42a,42aに設けられているので、アーム部42,42の倒伏時に、巻取り手段44が開口部32(図1参照)周りの排水路(不図示)と干渉することを防止することができる。
図5は図2に示される車両のウインドディフレクタ構造の右の蓋部材の側面図であり、図6は図5の6−6線断面図であり、図7は図2に示される車両のウインドディフレクタ構造の渦巻きカムの側面図であり、図8は図7の8−8線断面図である。
以下、回転ロック機構68を説明する。
回転ロック機構68は、右の蓋部材66のスライドピン77と、固定軸67(図2参照)に位相調整可能に取付けた渦巻きカム78とから構成するものであり、図5及び図6に示すように、右の蓋部材66は、径方向にスライド孔76が形成され、このスライド孔76をスライドするスライドピン77が設けられたものであり、スライドピン77は、矢印Cのように、右の蓋部材66の径方向に移動可能である。
回転ロック機構68は、右の蓋部材66のスライドピン77と、固定軸67(図2参照)に位相調整可能に取付けた渦巻きカム78とから構成するものであり、図5及び図6に示すように、右の蓋部材66は、径方向にスライド孔76が形成され、このスライド孔76をスライドするスライドピン77が設けられたものであり、スライドピン77は、矢印Cのように、右の蓋部材66の径方向に移動可能である。
図7及び図8に示すように、渦巻きカム78は、円板状の基盤97に渦巻き状のカム溝98を形成し、基盤97に固定軸67(図2参照)の雄ねじ部87に貫通させる貫通孔99を形成したものである。
従って、図7に示すように、巻取りロール64でシート部材47を巻き取った状態のときに、A位置にあったスライドピンは、B位置まで移動する間に巻取りロール64の2回転の回転を許容することができる。すなわち、固定軸67(図2参照)の渦巻きカム78の位相を調整することで、巻取りロール64の回転許容角度を調整し、シート部材47(図2参照)の張架長さを規制することができる。これにより、立ち上げる高さに自由度を持たせることができるウインドディフレクタ構造40(図4参照)を実現することができる。
従って、図7に示すように、巻取りロール64でシート部材47を巻き取った状態のときに、A位置にあったスライドピンは、B位置まで移動する間に巻取りロール64の2回転の回転を許容することができる。すなわち、固定軸67(図2参照)の渦巻きカム78の位相を調整することで、巻取りロール64の回転許容角度を調整し、シート部材47(図2参照)の張架長さを規制することができる。これにより、立ち上げる高さに自由度を持たせることができるウインドディフレクタ構造40(図4参照)を実現することができる。
言い換えれば、シート部材47の張架長さが、巻取り手段44の回転ロック位置によって規定されるようにしたので、巻取り手段44の回転ロック位置を調節することでシート部材47の張架長さを設定することができる。
例えば、他の機種に流用する際も、巻取り手段44(図2参照)によって巻き取られて収納されるものなので、シート部材47の長さを調節すればよく、他の機種に流用することが容易である。
図9(a)〜(d)は本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造の比較説明図であり、(a),(b)は比較例の車両のウインドディフレクタ構造を示し、(c),(d)は実施例の車両のウインドディフレクタ構造を示す。
(a)において、車両のウインドディフレクタ構造130は、シート部材132の一端を車体131側に支持し、シート部材132の他端を揺動自在に車体131側に支点134を介して取付けたアーム部133の先端に支持させたものである。
(a)において、車両のウインドディフレクタ構造130は、シート部材132の一端を車体131側に支持し、シート部材132の他端を揺動自在に車体131側に支点134を介して取付けたアーム部133の先端に支持させたものである。
(b)において、アーム部材133の先端を車体131側に近づけるアーム部133の倒伏時に、シート部材132は弛みを生ずる。すなわち、シート部材132が折り畳まれた状態では、しわが発生したり、例えば排水等による汚れが発生することがある。
(c)において、ウインドディフレクタ構造40は、アーム部42の前端42a(図2参照)にシート部材47を巻取る巻取り手段44を設け、車体11側と巻取り手段44とでシート部材47が張架される。
(d)において、ウインドディフレクタ構造40では、シート部材47は、アーム部42の倒伏時に、アーム部42の前端42aに設けられた巻取り手段44によって巻き取られて収納される。従って、シート部材42にしわの発生することを防止することができるとともに、巻取り手段44が排水路と干渉することを防止することができる。
尚、本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造は、図4に示すように、巻取り手段44はアーム部42,42に設けたものであったが、これに限るものではなく、巻取り手段はルーフ部側に設けたものであってもよい。
本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造は、図7及び図8に示すように、巻取りロール64の2回転の回転を許容するように渦巻きカム78を形成したが、これに限るものではなく、必要に応じた回転を許容するように渦巻きカムを形成するものであってよい。
本発明に係る車両のウインドディフレクタ構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
10…車両、11…車体、30…サンルーフ装置、31…ルーフ部、32…開口部、40…ウインドディフレクタ構造、42…アーム部、42a…先端部(前端)、44…巻取り手段、45…駆動手段、47…シート部材、49…ブラシ材、68…回転ロック機構。
Claims (5)
- 車両のルーフ部に設けられるサンルーフ装置のウインドディフレクタ構造であって、
前記ルーフ部に形成された開口部の周辺から上方に起立するアーム部と、これらのアーム部とルーフ部との間に張架される可撓性を有するシート部材と、を備え、
前記シート部材は、前記アーム部の倒伏時に、前記アーム部又はルーフ部に設けられた巻取り手段によって巻き取られて収納されることを特徴とする車両のウインドディフレクタ構造。 - 前記巻取り手段は、前記アーム部の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両のウインドディフレクタ構造。
- 前記シート部材の張架長さは、前記巻取り手段の回転ロック位置によって規定されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のウインドディフレクタ構造。
- 前記巻取り手段は、駆動手段によって回転駆動されることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両のウインドディフレクタ構造。
- 前記巻取り手段に、前記シート部材と摺動するブラシ材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両のウインドディフレクタ構造。
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