JPH10108830A - 内視鏡の可撓性チューブ接続装置 - Google Patents

内視鏡の可撓性チューブ接続装置

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JPH10108830A
JPH10108830A JP8266150A JP26615096A JPH10108830A JP H10108830 A JPH10108830 A JP H10108830A JP 8266150 A JP8266150 A JP 8266150A JP 26615096 A JP26615096 A JP 26615096A JP H10108830 A JPH10108830 A JP H10108830A
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JP
Japan
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flexible tube
fixing member
outer peripheral
peripheral surface
tightening
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JP8266150A
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English (en)
Inventor
Isao Watanabe
功 渡辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減し、組立時及び修理時の作業
工数を低減し、操作部の小型化を図る。 【解決手段】 外径寸法が徐々に大きくなるテーパー部
21と突起部22とが形成されるとともにテーパー部の
外周面に可撓性チューブ8の端部が嵌合される接続部材
15と、この接続部材の突起部に締め付け固定される固
定部材25とを有し、この固定部材に、固定部材の締め
付け操作に伴って可撓性チューブの端部の外周面を押し
当てる1以上の段部27が形成され、この段部に形成さ
れたエッジ部30を可撓性チューブの端部の外周面に押
し当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡内に設けら
れた送気チューブ等の可撓性チューブを接続部材に接続
する内視鏡の可撓性チューブ接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡内には、可撓性チューブからなる
送気管路、送水管路等が設けられており、この可撓性チ
ューブの途中には開閉操作弁が設けられている。この開
閉操作弁のシリンダに設けられた口金に前記可撓性チュ
ーブの開閉操作弁側の端部を接続する内視鏡の可撓性チ
ューブ接続装置が内視鏡内に設けられている。
【0003】図5に従来のこの種の内視鏡の可撓性チュ
ーブ接続装置の一例を示す。図5において、送気管路、
送水管路、鉗子管路及び吸引管路等としての可撓性チュ
ーブ51は、洗浄性,滅菌性等の理由から、テフロンや
シリコンなどが用いられており、この可撓性チューブ5
1は、前記口金からなる接続部材52に接続されてい
る。
【0004】接続部材52の外周面には外形寸法が徐々
に大きくなるテーパー部53が形成されており、接続部
材52には突起部54が設けられ、この突起部54の外
周面にネジ部55が形成されている。
【0005】また、中空円筒状の固定部材56は、可撓
性チューブ51を固定するもので、この固定部材56に
は前記ネジ部55と螺合するネジ部57が形成されてい
る。固定部材56には可撓性チューブ51の軸方向に向
けた突起部58が形成されている。
【0006】さらに、固定部材56の内部には押し当て
部材59が設けられており、この押し当て部材59には
テーパー部60が設けられ、このテーパー部60は、可
撓性チューブ51の外周面を押し当てることにより、可
撓性チューブ51を接続部材52のテーパー部53に押
し当てる。
【0007】このような構成において、可撓性チューブ
51を接続部材52に接続する際には、可撓性チューブ
51に固定部材56を被せた後に、接続部材52のテー
パー部53の面に合うように可撓性チューブ51に押し
当て部材59を被せる。
【0008】その後に、可撓性チューブ51をフレア状
に広げて、接続部材52のテーパー部53の面に可撓性
チューブ51の端部を嵌合させ、固定部材56のネジ部
57を接続部材52のネジ部55に沿って螺進させなが
ら固定部材56の締め付け操作が行なわれる。
【0009】これにより、押し当て部材59が可撓性チ
ューブ51を圧接するので、可撓性チューブ51は、押
し当て部材59と固定部材56とによって、接続部材5
2のテーパー部53に、防水性等の気密性を保ちながら
接続することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可撓性チューブ接続装置には、可撓性チューブ51、接
続部材52、固定部材56、押し当て部材59等の多く
の部材を必要とする。このため、可撓性チューブ接続装
置の組立作業時の作業工数がかなりかかっていた。
【0011】また、可撓性チューブ接続装置の修理作業
時には、可撓性チューブ51から固定部材56、押し当
て部材59を外す。そして、押し当て部材59等を修理
して、再度これらの部材を可撓性チューブ51に被せ
る。
【0012】この場合、押し当て部材59のテーパー部
60には方向性があり、図5に示すように、押し当て部
材59のテーパー部60が、接続部材52のテーパー部
53に対する可撓性チューブ51の外周面に完全に接す
るように、押し当て部材59を入れる。
【0013】このとき、鉗子チューブ、吸引チューブの
ように管路の径が比較的大きいチューブでは、テーパー
部60を目視によって判断できるが、送気チューブ、送
水チューブのように管路の径が小さいチューブにおいて
は、テーパー部60を目視によって判断できない。
【0014】このため、管路の径が小さいチューブにお
いて、テーパー部60が、可撓性チューブ51の外周面
に完全に接せずに、押し当て部材59を入れた場合に
は、可撓性チューブ51は完全に接続部材52に接続で
きない。その結果、このような修理作業はかなり困難な
作業であり、かなりの時間がかかっていた。
【0015】また、固定部材56の締め付け操作を行な
ったときに、押し当て部材59が可撓性チューブ51を
どの程度の力で押し当てたのかわからなかった。このた
め、締め付け操作を終了したときに、押し当て部材59
による可撓性チューブ51の押当力が弱いと、接続部材
52から可撓性チューブ51が抜け易くなるという問題
もあった。
【0016】本発明は、部品点数を削減すると共に組立
時及び修理時の作業工数を低減し、操作部の小型化を図
り、しかも可撓性チューブを接続部材から抜けにくくす
ることのできる内視鏡の可撓性チューブ接続装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために以下の手段を採用した。請求項1の発明
は、外径寸法が徐々に大きくなるテーパー部と突起部と
が形成されるとともに前記テーパー部の外周面に可撓性
チューブの端部が嵌合される接続部材と、この接続部材
の突起部に締め付け固定される固定部材とを有し、この
固定部材に、固定部材の締め付け操作に伴って前記可撓
性チューブの端部の外周面を押し当てる1以上の段部が
形成され、この段部に形成されたエッジ部を前記可撓性
チューブの端部の外周面に押し当てることを要旨とす
る。
【0018】この発明によれば、接続部材のテーパー部
の外周面に可撓性チューブの端部を嵌合し、固定部材を
接続部材の突起部に締め付けていくと、固定部材の段部
に形成されたエッジ部が可撓性チューブの端部の外周面
を押し当てるので、可撓性チューブを接続部材に確実に
接続できる。
【0019】また、固定部材が従来用いていた押し当て
部材の機能を有しているので、部品点数が削減され、組
立時及び修理時の作業工数を低減し、操作部の小型化を
図ることができる。さらに、段部を複数個設けた場合に
は、接続部材から可撓性チューブが抜けにくくなる。
【0020】請求項2の発明は、前記段部に、前記接続
部材の中心軸に略平行な第1の面が形成されると共にこ
の第1の面となす角度が所定角度となる第2の面が形成
され、第1の面と第2の面との交差部分を前記エッジ部
として前記可撓性チューブの端部の外周面に押し当てる
ことを要旨とする。
【0021】この発明によれば、前記段部に、前記接続
部材の中心軸に略平行な第1の面が形成され、第1の面
となす角度が所定角度となる第2の面が形成され、第1
の面と第2の面との交差部分を前記可撓性チューブの端
部の外周面に押し当てるので、可撓性チューブを接続部
材に確実に接続できる。
【0022】請求項3の発明は、前記接続部材に前記固
定部材の締め付け操作を終了させる締付終了部が形成さ
れ、この締付終了部により前記締め付け操作が終了した
とき、前記段部は気密性を維持し得る範囲内で前記可撓
性チューブを所定寸法押しつぶすことを要旨とする。
【0023】この発明によれば、接続部材に前記固定部
材の締め付け操作を終了させる締付終了部が形成され、
この締付終了部により前記締め付け操作が終了したと
き、前記段部は気密性を維持し得る範囲内で前記可撓性
チューブを所定寸法押しつぶすので、気密性を維持しな
がら、接続部材から可撓性チューブがさらに抜けにくく
なる。
【0024】請求項4の発明は、外径寸法が徐々に大き
くなるテーパー部と突起部とが形成されるとともに前記
テーパー部の外周面に可撓性チューブの端部が嵌合され
る接続部材と、この接続部材の突起部に締め付け固定さ
れる固定部材とを有し、この固定部材に、固定部材の締
め付け操作に伴って前記可撓性チューブの端部の外周面
を押し当てる段部が形成され、この段部に形成された面
を前記可撓性チューブの端部の外周面に押し当て、前記
接続部材に前記固定部材の締め付け操作を終了させる締
付終了部が形成され、この締付終了部により前記締め付
け操作が終了したとき、前記段部は気密性を維持し得る
範囲内で前記可撓性チューブを所定寸法押しつぶすこと
を要旨とする。
【0025】この発明によれば、接続部材のテーパー部
の外周面に可撓性チューブの端部を嵌合し、固定部材を
接続部材の突起部に締め付けていくと、固定部材に形成
された段部の面が可撓性チューブの端部の外周面を押し
当てるので、可撓性チューブを接続部材に確実に接続で
き、部品点数が削減され、組立時及び修理時の作業工数
を低減し、操作部の小型化を図ることができる。
【0026】また、締め付け操作が終了したとき、前記
段部は気密性を維持し得る範囲内で前記可撓性チューブ
を所定寸法押しつぶすので、気密性を維持しながら、接
続部材から可撓性チューブがさらに抜けにくくなる。
【0027】請求項5の発明は、前記段部に、前記接続
部材の中心軸に略平行な第1の面が形成されると共にこ
の第1の面となす角度が所定角度となる第2の面が形成
され、この第2の面を前記可撓性チューブの端部の外周
面に押し当てることを要旨とする。
【0028】この発明によれば、前記段部に、前記接続
部材の中心軸に略平行な第1の面が形成されると共にこ
の第1の面となす角度が所定角度となる第2の面が形成
され、この第2の面を前記可撓性チューブの端部の外周
面に押し当てるので、可撓性チューブを接続部材に確実
に接続できる。
【0029】請求項6の発明において、前記所定角度の
範囲は、略90°以上略180°以内であることを要旨
とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内視鏡の可撓性チ
ューブ接続装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。
【0031】<実施の形態1>まず、本発明の内視鏡の
可撓性チューブ接続装置の実施の形態1を説明する。図
1に本発明の内視鏡の全体構成図を示す。図1に示す内
視鏡1は、操作部2と挿入部3とを有しており、挿入部
3を体腔内に挿入して、検査,診断あるいは治療を行な
うものである。
【0032】また、操作部2の一端にはユニバーサルコ
ード5の一端が取り付けられており、このユニバーサル
コード5の他端は図示しない内視鏡本体に繋がれる。
【0033】内視鏡1側には、挿入部3の先端には図示
しない先端光学系が設けられ、内視鏡1内には先端光学
系を洗浄する送気管路7a,送水管路7bが設けられて
いる。そして、先端光学系を洗浄することにより観察視
野を確保する。尚、図示しないが、送気管路7a,送水
管路7b以外には、汚物を吸引する吸引管路、体腔内の
組織を採取したりするための鉗子管路が内視鏡内に設け
られている。
【0034】送気管路7aは、挿入部3内に挿通される
可撓性チューブ8aとユニバーサルコード5内に挿通さ
れる可撓性チューブ9aとから構成される。送水管路7
bは、可撓性チューブ8bと可撓性チューブ9bとから
構成される。
【0035】また、操作部2内には可撓性チューブ接続
装置17が設けられており、この可撓性チューブ接続装
置17によって送気チューブ8a,9a,送水チューブ
8b,9bの端部を接続するようになっている。
【0036】図2に実施の形態1の可撓性チューブ接続
装置の断面図を示す。なお、図2には挿入部側の可撓性
チューブ接続装置17を示したが、ユニバーサルコード
側の可撓性チューブ接続装置17も同様に構成される。
図2に示す送気チューブ8aは、テフロンやシリコンな
どからなり、口金,ジョイント等からなる接続部材15
に接続されるようになっている。
【0037】接続部材15の外周面には外形寸法が徐々
に大きくなるテーパー部21が形成されており、接続部
材15には第1の突起部22及び締付終了部としての第
3の突起部23が設けられ、第1の突起部22の外周面
にはネジ部24が形成されている。
【0038】また、中空円筒状の固定部材25は、第1
の突起部22に締め付け固定されるナットからなり、こ
の固定部材25には前記ネジ部24と螺合するネジ部2
6が形成されている。
【0039】固定部材25には送気チューブ8aの中心
軸方向に向けた段部としての第2の突起部27が設けら
れている。この第2の突起部27は、接続部材15の中
心軸に略平行な第1の面28と、この第1の面28との
なす角度θ1 が略90°となる第2の面29とを形成し
ている。
【0040】これらの面28,29が交差した交差部分
としてのエッジ部30は、送気チューブ8aの外周面3
1に当接するようになっている。すなわち、エッジ部3
0は、送気チューブ8aの外周面31を押し当てるよう
になっている。
【0041】さらに、固定部材25が第3の突起部23
の方向に螺進し、固定部材25の面33が第3の突起部
23の面34に当接したとき、すなわち、固定部材25
を第1の突起部22に締め付ける締め付け操作が終了し
たとき、エッジ部30が送気チューブ8aの外径の約1
/2〜1/3程度を押しつぶすようになっている。
【0042】次に、このように構成された可撓性チュー
ブ接続装置17の動作を説明する。まず、送気チューブ
8aを接続部材15に接続する際には、送気チューブ8
aに固定部材25を被せ、送気チューブ8aをフレア状
に広げて、接続部材15のテーパー部21の面に送気チ
ューブ8aの端部を嵌合させる。
【0043】その後に、固定部材25のネジ部26を接
続部材15のネジ部24に沿って螺進させて固定部材2
5の締め付け操作が行なわれると、エッジ部30が送気
チューブ8aの外周面31に当接する。
【0044】さらに、固定部材25の締め付け操作が継
続して行なわれ、固定部材25の面33が第3の突起部
23の面34に当接したとき、エッジ部30が、送気チ
ューブ8aの外径の約1/2〜1/3程度を押しつぶ
す。
【0045】これにより、固定部材25が送気チューブ
8aを圧接するので、送気チューブ8aは、固定部材2
5のみによって、接続部材15のテーパー部21に、防
水性等の気密性を保ちながら接続することができる。
【0046】すなわち、従来の押し当て部材59の機能
を固定部材25に持たせているので、部品点数を削減で
きるから、操作部3を小型化できると共に、組立時及び
修理時の作業工数を低減できる。
【0047】また、エッジ部30により、送気チューブ
8aの外径の約1/2〜1/3程度が押しつぶされる
が、送気チューブ8aは破損せず、防水性等の気密性が
失われることはない。また、送気チューブ8aが押しつ
ぶされているので、送気チューブ8aの端部が接続部材
15から抜けにくくなる。
【0048】さらに、内視鏡の挿入部3の湾曲操作によ
る内蔵物の移動により可撓性接続装置17に力がかかっ
た場合でも、接続部材15のテーパー部21のテーパー
角度や、固定部材25の内周面28の寸法を適切に設定
すれば、送気チューブ8aの端部が接続部材15からさ
らに抜けにくくなる。
【0049】<実施の形態2>次に、本発明の内視鏡の
可撓性チューブ接続装置の実施の形態2を説明する。図
3に本発明の実施の形態2の内視鏡の可撓性チューブ接
続装置の断面図を示す。図3に示す可撓性チューブ接続
装置において、固定部材25aには送気チューブ8aの
中心軸方向に向けた第2の突起部27aが設けられてい
る。
【0050】この第2の突起部27aは、接続部材15
の中心軸に略平行な第1の面28aと、この第1の面2
8aとのなす角度θ1 が略90°となる第2の面29a
と、接続部材15の中心軸に略平行な第3の面28b
と、この第3の面28bとのなす角度θ1 が略90°と
なる第4の面29bとを形成している。
【0051】また、面28a,29aが交差したエッジ
部30aと、面28b,29bが交差したエッジ部30
bとが送気チューブ8aの外周面31に当接するように
なっている。
【0052】なお、その他の構成は実施の形態1の可撓
性チューブ接続装置と同一構成であるので、同一部分に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0053】以上の構成によれば、固定部材25aのネ
ジ部26を接続部材15のネジ部24に沿って螺進させ
て固定部材25aの締め付け操作が行なわれると、エッ
ジ部30a,30bが送気チューブ8aの外周面31に
当接する。
【0054】さらに、固定部材25aの締め付け操作が
継続して行なわれ、固定部材25aの面33が第3の突
起部23の面34に当接したとき、エッジ部30a,3
0bが、送気チューブ8aの外径の約1/2〜1/3程
度を押しつぶす。
【0055】これにより、送気チューブ8aは、固定部
材25aのみによって、接続部材15のテーパー部21
に、気密性を保ちながら接続することができる。すなわ
ち、部品点数を削減できるので、操作部3を小型化でき
ると共に、作業工数を低減できる。
【0056】また、2つのエッジ部30a,30bによ
り、送気チューブ8aの外径の約1/2〜1/3程度が
押しつぶされるので、送気チューブ8aの端部は接続部
材15からさらに抜けにくくなる。すなわち、実施の形
態1の送気チューブ8aの抜去力よりも実施の形態2の
送気チューブ8aの抜去力が大きくなるという効果があ
る。
【0057】なお、実施の形態2では、2つのエッジ部
30a,30bを設けたが、このエッジ部は例えば、3
つ以上設けてもよく、エッジ部を3つ以上設けること
で、さらに抜去力を大きくすることができる。
【0058】また、実施の形態1及び実施の形態2で
は、前記角度θ1 が略90°としたが、この角度は90
°以上180°以内であってもよく、また、例えば45
°,70°などの鋭角であってもよい。しかし、前記鋭
角で固定部材25を制作加工することは難しいため、こ
の角度は90°以上に設定されることが望ましい。
【0059】<実施の形態3>次に、本発明の内視鏡の
可撓性チューブ接続装置の実施の形態3を説明する。図
4に本発明の実施の形態3の内視鏡の可撓性チューブ接
続装置の断面図を示す。図4に示す可撓性チューブ接続
装置において、固定部材25bには送気チューブ8aの
中心軸方向に向けた第2の突起部27bが設けられてい
る。
【0060】第2の突起部27bは、接続部材15の中
心軸に略平行な第1の面28bと、この第1の面28b
とのなす角度θが略90°となる第2の面29bと、第
1の面28bとのなす角度θ2 が180°以内(例え
ば、160°,170°)となる斜面29cとを形成し
ている。
【0061】この斜面29cは接続部材15のテーパー
部21の面と略平行となっており、固定部材25bの締
め付け操作が行なわれたとき、送気チューブ8aの外周
面31に当接するようになっている。
【0062】なお、その他の構成は実施の形態1の可撓
性チューブ接続装置と同一構成であるので、同一部分に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0063】以上の構成によれば、固定部材25bの締
め付け操作が行なわれると、斜面29cが送気チューブ
8aの外周面31に当接する。
【0064】さらに、固定部材25bの締め付け操作が
継続して行なわれ、固定部材25bの面33が第3の突
起部23の面34に当接したとき、斜面29cが、送気
チューブ8aの外径の約1/2〜1/3程度を押しつぶ
す。
【0065】これにより、送気チューブ8aは、固定部
材25bのみによって、接続部材15のテーパー部21
に、気密性を保ちながら接続することができる。すなわ
ち、部品点数を削減できるので、操作部3を小型化する
ことができると共に、作業工数を低減することができ
る。
【0066】また、斜面29cの全体で、送気チューブ
8aの外径の約1/2〜1/3程度が押しつぶされるの
で、送気チューブ8aの端部は接続部材15からさらに
抜けにくくなる。すなわち、実施の形態1及び実施の形
態2の送気チューブ8aの抜去力よりも実施の形態3の
送気チューブ8aの抜去力が大きくなるという効果があ
る。
【0067】なお、実施の形態1乃至実施の形態3で
は、送気チューブ8aについてのみ説明したが、この送
気チューブ8a以外に、送水チューブ、吸引チューブ、
鉗子チューブについても本発明は同様に適用できる。
【0068】さらに、実施の形態1乃至実施の形態3で
は、固定部材25,25a,25bにより送気チューブ
8aの1/2〜1/3程度を押しつぶすようにしたが、
気密性を維持できる範囲内であれば、送気チューブ8a
の押しつぶしの程度は前述したものに限定されるもので
はない。
【0069】また、実施の形態3では、前記斜面29c
を接続部材15のテーパー部21の面と略平行とした
が、例えば、図4に示すように、上側の斜面29cと下
側の斜面29cとのなす角度θ4 を、上側のテーパー部
21の面と下側のテーパー部21の面とのなす角度θ3
よりも大きく設定するようにしてもよい。
【0070】このように角度を設定することで、送気チ
ューブ8aが接続部材15からさらに抜けにくくなる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、固定部材の段部に形成
されたエッジ部が可撓性チューブの端部の外周面を押し
当てるので、可撓性チューブを接続部材に確実に接続で
きる。また、固定部材が従来用いていた押し当て部材の
機能を有しているので、部品点数が削減され、組立時及
び修理時の作業工数を低減し、操作部の小型化を図るこ
とができる。
【0072】また、前記段部に形成された第1の面と第
2の面との交差部分を可撓性チューブの端部の外周面に
押し当てるので、可撓性チューブを接続部材に確実に接
続できる。
【0073】また、接続部材に形成された締付終了部に
より締め付け操作が終了したとき、段部は気密性を維持
し得る範囲内で可撓性チューブを所定寸法押しつぶすの
で、気密性を維持しながら接続部材から可撓性チューブ
がさらに抜けにくくなる。
【0074】また、固定部材に形成された段部の面が可
撓性チューブの端部の外周面を押し当てるので、可撓性
チューブを接続部材に確実に接続でき、部品点数が削減
され、組立時及び修理時の作業工数を低減し、操作部の
小型化を図ることができる。また、締め付け操作が終了
したとき、段部は気密性を維持し得る範囲内で可撓性チ
ューブを所定寸法押しつぶすので、気密性を維持しなが
ら接続部材から可撓性チューブがさらに抜けにくくな
る。
【0075】また、接続部材の中心軸に略平行な第1の
面となす角度が所定角度となる第2の面を可撓性チュー
ブの端部の外周面に押し当てるので、可撓性チューブを
接続部材に確実に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡の可撓性チューブ接続装置を内
蔵した内視鏡の全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の内視鏡の可撓性チュー
ブ接続装置の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の内視鏡の可撓性チュー
ブ接続装置の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3の内視鏡の可撓性チュー
ブ接続装置の断面図である。
【図5】従来の内視鏡の可撓性チューブ接続装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 操作部 3 挿入部 5 ユニバーサルコード 7a 送気管路 7b 送水管路 8a,8b,9a,9b 可撓性チューブ 17 可撓性チューブ接続装置 21 テーパー部 22 第1の突起部 23 第3の突起部 24,26 ネジ部 25 固定部材 27 第2の突起部 28 第1の面 29 第2の面 30 エッジ部 31 外周面 33,34 面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径寸法が徐々に大きくなるテーパー部
    と突起部とが形成されるとともに前記テーパー部の外周
    面に可撓性チューブの端部が嵌合される接続部材と、こ
    の接続部材の突起部に締め付け固定される固定部材とを
    有し、 この固定部材に、固定部材の締め付け操作に伴って前記
    可撓性チューブの端部の外周面を押し当てる1以上の段
    部が形成され、この段部に形成されたエッジ部を前記可
    撓性チューブの端部の外周面に押し当てることを特徴と
    する内視鏡の可撓性チューブ接続装置。
  2. 【請求項2】 前記段部に、前記接続部材の中心軸に略
    平行な第1の面が形成されると共にこの第1の面となす
    角度が所定角度となる第2の面が形成され、第1の面と
    第2の面との交差部分を前記エッジ部として前記可撓性
    チューブの端部の外周面に押し当てることを特徴とする
    請求項1記載の内視鏡の可撓性チューブ接続装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部材に前記固定部材の締め付け
    操作を終了させる締付終了部が形成され、この締付終了
    部により前記締め付け操作が終了したとき、前記段部は
    気密性を維持し得る範囲内で前記可撓性チューブを所定
    寸法押しつぶすことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の内視鏡の可撓性チューブ接続装置。
  4. 【請求項4】 外径寸法が徐々に大きくなるテーパー部
    と突起部とが形成されるとともに前記テーパー部の外周
    面に可撓性チューブの端部が嵌合される接続部材と、こ
    の接続部材の突起部に締め付け固定される固定部材とを
    有し、 この固定部材に、固定部材の締め付け操作に伴って前記
    可撓性チューブの端部の外周面を押し当てる段部が形成
    され、この段部に形成された面を前記可撓性チューブの
    端部の外周面に押し当て、 前記接続部材に前記固定部材の締め付け操作を終了させ
    る締付終了部が形成され、この締付終了部により前記締
    め付け操作が終了したとき、前記段部は気密性を維持し
    得る範囲内で前記可撓性チューブを所定寸法押しつぶす
    ことを特徴とする内視鏡の可撓性チューブ接続装置。
  5. 【請求項5】 前記段部に、前記接続部材の中心軸に略
    平行な第1の面が形成されると共にこの第1の面となす
    角度が所定角度となる第2の面が形成され、この第2の
    面を前記可撓性チューブの端部の外周面に押し当てるこ
    とを特徴とする請求項4記載の内視鏡の可撓性チューブ
    接続装置。
  6. 【請求項6】 前記所定角度の範囲は、略90°以上略
    180°以内であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれか1項記載の内視鏡の可撓性チューブ接続
    装置。
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