JP2533702Y2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2533702Y2
JP2533702Y2 JP1990093269U JP9326990U JP2533702Y2 JP 2533702 Y2 JP2533702 Y2 JP 2533702Y2 JP 1990093269 U JP1990093269 U JP 1990093269U JP 9326990 U JP9326990 U JP 9326990U JP 2533702 Y2 JP2533702 Y2 JP 2533702Y2
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JP
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insertion portion
endoscope
outer peripheral
shape
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JP1990093269U
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JPH0450002U (ja
Inventor
征迅 岸
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、挿入部の先端部の形状が工夫された内視
鏡に関するものである。
〔従来の技術〕
体内に挿入する内視鏡は、その挿入部先端部側を挿入
の際に、挿入路となる体内各部位との間での抵抗を極力
抑えスムースに挿入動作を行うことができるとともに、
挿入の際に患者の苦痛を極力軽減できるような形状にす
ることが望ましいものである。
そこで、このような内視鏡にあっては、先に説明した
ような事情から挿入部先端部をできるだけ窄めて流線型
とし、生体との間の抵抗をできるだけ減ずることが望ま
しいものであるが、その先端面には観察窓や送気送水ノ
ズルさらに鉗子孔等を設ける必要上無制限に先端面を削
り落とすわけにはいかない。
このような事情から、特にこのような生体用内視鏡で
は、できるだけ外径寸法を小さくして細くするととも
に、例えば挿入部先端部にある第3図に示すような先端
金物部材100に対して周縁部100aを所定の曲率半径
(RO)の断面円弧形状に形成(以下これをR取りとよ
ぶ)しているものが知られている。
〔解決しようとする課題〕
ところで、先のような内視鏡にあっては、その先端金
物部材の周辺部をR取りすることにより、生体各部への
挿入に際しある程度抵抗を減ずることができるようにな
っているが、それでもそのR取りが行われた部位の曲率
半径は比較的小さいので、挿入する部位によっては挿入
の際に比較的大きな抵抗を生じ、スムースな挿入動作を
行えない場合もある。
そこで、この考案は、上記した問題点に鑑み、挿入の
際の抵抗とならぬよう挿入部先端側の、例えば異なる部
材間等の境界部分の外周面に突起部分がない、換言すれ
ば流線型化をより一層図ることができる内視鏡を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案の内視鏡は、挿入部の先端に設けた硬
性部の外縁部側から、これに接し挿入部が外周面に設け
た結合部材の先端部側にわたる領域を、少なくとも異な
る部材の接合部分の外周面及びその近傍を同一曲率で挿
入部先端に向けて窄むような曲面形状に形成するととも
に、前記曲面と挿入部の先端正面などの平面との間に稜
線などの突出部が形成されぬように適宜の曲率で滑らか
なR取りを行い、前記挿入部の先端を突起のない流線形
状に形成したものである。
〔作用〕
この考案の内視鏡は、挿入部先端の硬性部を構成する
部位ばかりでなくその外縁部に接する結合部材の先端部
側から外周部を削落させ、別言すれば、少なくとも異な
る部材の境界部分の外周面及びその近傍を同一曲率の曲
面形状に形成し、これによって凹凸がなく滑らかで挿入
部先端に向けて窄むような形状とすることにより、より
一層挿入時に抵抗の少ない流線型のものが形成できる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例について添付図面を参照しな
がら説明する。
第1図はこの考案に係る内視鏡の挿入部先端部を示す
ものであり、この内視鏡は、硬性部を構成する先端金物
部材1の外周縁部側から、これに接し外周面に設けた結
合部材2の先端部側に亙る領域Sが、挿入部先端に向け
て窄むような形状に形成されている。
なお、図中3は対物レンズを示すものである。
先端金物部材1は、略リング状に形成されて結合部材
2の先端部に嵌合するような状態で固着されており、こ
のうち観察窓や鉗子孔等が形成されておらず患部の観察
や処置等のために特に必要としない外縁部側1a部分に第
2図に示すような2種の曲率半径R1,R2(ただしR1
R2)でR取りが設けられている。
これらのR取り領域のうち、曲率半径R1の大きなもの
については次に説明する結合部材2の先端部側にまで
(A領域)連続的に及んでいる。また曲率半径R2の小さ
なR取りについては、曲率半径R1の大きなR取りを行っ
た領域(A)と平面状の挿入部先端面領域(C)とが直
接交わるときに比較的鋭利な稜線(D)が形成される不
都合を取除くために設けられているものであり、所定の
領域(B)においてのみ設けられている。
結合部材2は、その先端部側において破損等の生じる
おそれがない、つまり所定の強度が最低限確保できる程
度の厚さT及び長さlの領域において所定曲率半径R1
R取りが設けられており、先端金物部材1とは凹凸のな
い滑らかな曲面状態で接続されている。
従って、この実施例を用いれば、第2図に示すよう
に、従来のもの(同図中一点鎖線で示す)に比べ大幅な
流線型化が図られているので、生体内の各部位へスムー
スに挿入させることができると共に、挿入の際の患者の
苦痛を大幅に緩和させることも可能である。
〔効果〕
以上説明してきたように、この考案に係る内視鏡によ
れば、挿入部先端の硬性部外縁部側のみならず、その外
縁部に接する挿入部外周面に設けた結合部材の先端部側
に亙る領域まで、挿入部先端に向けて窄むような曲面状
に切削させたので、換言すれば、異なる部材の境界部分
の外周面およびその近傍を同一曲率で曲面形状に形成し
てあるから、突起部分がなく挿入部先端部側に対し従来
に比べ大幅に進んだ流線型化を図ることができ、その分
挿入時の抵抗を低減して無理なくスムースな挿入動作を
行うことができると共に、挿入時に体内各部に不必要に
接触・衝突して生体に損傷を及ぼしたり苦痛をもたらす
というようなトラブルを有効に防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る内視鏡の挿入部先端部を示す要
部断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図は
従来の内視鏡の挿入部先端部を示す要部断面図である。 1……硬性部(先端金物部材)、1a……外縁部側、2…
…結合部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に設けた硬性部(1)の外縁
    部(1a)側から、これに接し挿入部外周面に設けた部材
    (2)の先端部側にわたる領域(A・C)を、 少なくとも異なる部材(1・2)の接合部分の外周面及
    びその近傍を同一曲率で挿入部先端に向けて窄むような
    曲面形状に形成するとともに、 前記曲面と挿入部の先端正面などの平面との間に稜線な
    どの突出部が形成されぬように適宜の曲率で滑らかなR
    取りを行い、 前記挿入部の先端を突起のない流線形状に形成したこと
    を特徴とする内視鏡。
JP1990093269U 1990-09-05 1990-09-05 内視鏡 Expired - Lifetime JP2533702Y2 (ja)

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JPH0450002U JPH0450002U (ja) 1992-04-27
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JP2674005B2 (ja) * 1985-04-23 1997-11-05 株式会社島津製作所 超音波診断装置
JPS62186836A (ja) * 1986-02-10 1987-08-15 旭光学工業株式会社 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造
JPH0632091Y2 (ja) * 1988-11-17 1994-08-24 富士通株式会社 超音波内視鏡

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