JPH10108620A - 代用乳 - Google Patents
代用乳Info
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- JPH10108620A JPH10108620A JP9257185A JP25718597A JPH10108620A JP H10108620 A JPH10108620 A JP H10108620A JP 9257185 A JP9257185 A JP 9257185A JP 25718597 A JP25718597 A JP 25718597A JP H10108620 A JPH10108620 A JP H10108620A
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Abstract
にカラギネートおよびカルシウムイオン封鎖剤を含む代
用乳であって、これらの成分をバッチ−バッチまたはバ
ッチ−インライン工程で溶解し、製造する。
Description
はラクトースにより部分置換した代用乳に関する。本発
明はこのような代用乳の製造方法にも関する。
イの使用は乳製品の製造で知られている。代用乳として
ホエイを使用する利点は本質的にその低コストと関連す
る。しかし、代用乳としてホエイを使うのは困難な操作
である。実際に製品がホエイタン白により熱安定性およ
び良好な貯蔵寿命を有することを保証することは困難で
ある。
書はこれらの固定目的を一部達成できる乳の加工方法に
関する。本出願に関し加工する製品は全乳、部分脱脂
乳、脱脂乳またはホエイの形である。加工は蒸発技術に
より行なう。しかし、この方法が有しないいくつかの利
点がある、 ・第一に、粉乳から再構成した乳を得るには適さない。
従って、乳は輸送費を低減するために乳生産者および消
費者に対しできるだけ近くで加工しなければならない、 ・第二に、この加工方法は加工後、特に製品の滅菌時に
沈澱生成を防止できない。
品の不利を克服する。重量で、約10〜12%の脱脂乳
固体、約5〜9%のホエイ固体、約68〜80%の水、
約7〜10%の脂肪、約0.01〜0.03%のカラギ
ネートおよび約0.1〜0.3%のカルシウムイオン封
鎖剤を含有することを特徴とする。
置換物としてホエイを大きな割合で含む。この代替は使
用原料コストをかなり低減する。代替原料は乳起源を有
する利点も有する。ホエイは好ましくはラクトースによ
り略々半分程度まで部分置換できる。以下で、本特許出
願に関し、「ホエイ」とはホエイまたはラクトース添加
ホエイを含み、ホエイは各種程度にミネラルを除去でき
る。
で代用乳に含まれるが、製品の熱安定性はこのために意
外に低下しない。こうして、高温で、代用乳は色、味、
稠度の見地から常法により加工した通常乳と実質的に同
様に反応する。
成した沈澱しうるカルシウムイオンを有しないか、また
はほとんど有しない。実際に遊離カルシウムイオンは少
なくとも部分解離した金属イオン封鎖剤により十分に緩
衝され、さもなければカゼインミセル内に結合される。
カルシウムイオンが代用乳に少量で存在することを確保
するために、その組成に軟水またはミネラル除去水を使
用することが一層有利である。
くはリン酸塩またはクエン酸塩、例えばリン酸モノ−、
ジ−、またはトリナトリウムまたはクエン酸モノ−、ジ
−またはトリナトリウムまたはその混合物である。
し、この方法ではホエイ固体および乳固体を溶解し、次
に溶液を熱処理し、均質化し、コンディショニングし、
滅菌する。
30〜65℃の温度でカラギネートおよびカルシウムイ
オン封鎖剤を含む水性媒体に溶解し、次に第2工程で脱
脂乳固体を同じ温度で液相でホエイ溶液に溶解し、この
ホエイ固体は10分〜4時間浸漬することができ、この
浸漬操作は脱脂乳固体の溶解前または後に行なうことが
できることを特徴とする。
の割合で使用することが好ましい、すなわち、約10〜
12%の脱脂粉乳、約5〜9%のホエイ粉末、約7〜1
0%の脂肪(好ましくは、パーム油、ココナット油、ト
ウモロコシ油またはこれらの組み合せから選択でき
る)。さらに、約0.1〜0.3%のレシチン、約0.
02〜0.03%のカラギネート、約0.10〜0.1
5%の金属イオン封鎖剤(溶液方法の場合)および約0
〜0.15%の金属イオン封鎖剤(滅菌する場合)、お
よび約68〜80%の軟水または好ましくはミネラル除
去水を使用することが好ましい。
は粉乳およびホエイ粉末から乳製品を製造する場合供さ
れないことにある。本方法の2つの変法は代用乳を製造
する場合企図することができる。
び粉乳の双方をバットに溶解することを含む。バッチ式
工程およびインライン工程を組み合せた1変法は、ホエ
イ粉末はバットで、除去はインラインで溶解することを
仮定する。
存在にもかかわらず乳に匹敵できる最終製品の熱安定性
を保証することである。
解水性媒体の調製が必要である。水性媒体は重量で約6
8〜80%の水、約0.01〜0.03%のカラギネー
トおよび約0.1〜0.15%の金属イオン封鎖剤を含
む。金属イオン封鎖剤およびカラギネートは30〜65
℃、好ましくは約60〜65℃の温度で2方法で、すな
わち金属イオン封鎖剤およびカラギネートを導入する粉
末分配機を経て水を循環させることにより、または混合
前カラギネートおよび金属イオン封鎖剤を少量の水に温
和に攪拌しながら別々に予め溶解することにより第1バ
ットの水に添加できる。水のすべては可溶化水性媒体を
形成する。
粉末を30〜65℃、好ましくは60〜65℃で添加す
ることを企図できる。溶液はホエイ粉末を有する粉末分
配機を経て再循環し、または粉末を直接溶液に添加し、
烈しく攪拌しながら溶解する。
ホエイ溶液を約55〜65℃の温度で10分〜4時間、
好ましくは10〜45分放置することが必要である。こ
の滞留時間はホエイタン白の再水和に必要である。
ホエイ溶液に添加できる。2つの変法はホエイ溶液に粉
乳の良好な溶解を確保するために考えることができる、
すなわちホエイ溶液は粉乳を導入する粉末分配機を経て
第2バットから再循環でき、または粉乳はインラインで
循環する時ホエイ溶液に徐々に添加できる。
るホエイタン白に直接供することができる。
50℃で膨脹させるのがよい。脱ガス後、脂肪、特に植
物油を添加できるように、乳溶液を好ましくは約60℃
に予備加熱することが必要である。植物油およびレシチ
ンは混合し、約60〜65℃に予備加熱する。次に脂肪
相は乳溶液と合せ、混合し、好ましくは静置ミキサーま
たはコロイドミルを使用して行なう。再水和および溶液
の均衡化を確保するために、放置する。滞留期間は操作
をバットで行なう場合約25〜35分、または粉乳をイ
ンラインで添加する場合15〜20分が好ましい。
で行なうことができる。殺菌は約80〜85℃で1〜5
秒、間接的に例えば管交換機またはプレート交換機によ
り、または約120〜130℃で約3〜5秒直接的方法
で、直接蒸気注入により行なうことができる。殺菌後約
70〜80℃でフラッシュ膨脹することが好ましい。
好ましく、この工程は約70〜75℃の温度で行なうこ
とができる。第1工程は約190〜210バールの圧力
で、第2工程は約30〜50バールである。
る。滅菌試験を行なうために試料を採取し、これにより
溶液に添加する水および安定化塩量を決定する。安定化
塩は0〜約0.15重量%の割合で水に溶解し、乳溶液
に添加してこの溶液の標準化を確保する。
た代用乳を満たし、液体量の上部に空間を残して使用前
容器の内容物を確実に振盪できるようにする。滅菌は製
品を約95〜97℃に再加熱後、約115〜122℃で
12〜15分行なうことが好ましい。
部は反対に示さない限り重量による。
代用乳は示す割合の次の成分から成る。 −10.9% 脱脂粉乳 − 7.2% スイートホエイ粉末 − 7.6% 非水素添加パーム油 − 0.2% レシチン − 0.02% カラギネート − 0.24% 無水リン酸1水素2ナトリウム(金
属イオン封鎖剤) −73.84% 水。 カラギネートおよび50%の金属イオン封鎖剤は65℃
で軟水を入れた第1バットで上記2成分を含有する粉末
分配機に水を再循環して溶解した。ホエイ粉末は同じ方
法で同じ水を再循環して溶解し、これにカラギネートお
よび金属イオン封鎖剤を、今回はホエイ粉末を入れた同
じ粉末分配機を使用して添加した。ホエイタン白の再水
和を行なうことができるように、こうして得た溶液を6
0℃で30分放置することは重要であった。ホエイに基
づく溶液を得た後、脱脂粉乳は脱脂粉乳を入れた粉末分
配機にこの溶液を再循環することにより55℃で第2バ
ットに添加した。この操作後、溶液は45℃で脱ガスし
た。次の工程はレシチンおよびパーム油を乳溶液に添加
することから成る。これを行うために、溶液は60℃に
再加熱した。レシチンをパーム油と混合し、混合物は6
5℃に加熱した。次に脂肪相を計量し、静置ミキサーに
より乳溶液と混合した。この操作後、混合物は55℃で
約30分放置した。次に85℃で5秒殺菌後、乳溶液は
2工程で、第1工程は70℃で200バール圧で、次に
第2工程は同温で30バール圧で均質化した。滅菌試験
を行なうために、乳溶液を6℃に冷却した。滅菌試験基
準により、溶液は必要量の金属イオン封鎖剤を溶解形で
含有する脱ミネラル水により26%乾物に標準化した。
金属イオン封鎖剤の良好な分散を確保するため、溶液は
次の工程に移す前に十分に混合すべきである。次に乳溶
液を連続的かつ標準方法でカートンに充填し、液体とカ
ートンの蓋間に空間を残した。充填工程後、製品は95
℃に予備加熱し、次にその包装で118℃で15分滅菌
した。こうして得たカートンの代用乳は販売準備が整っ
た。
のに関する。代用乳は示す割合の次の成分から成る。 −10.6% 脱脂粉乳 − 7.2% スイートホエイ粉末 − 7.6% ココナット油 − 0.8% トウモロコシ油 − 0.2% レシチン − 0.03% カラギネート − 0.24% 無水リン酸1水素2ナトリウム(金
属イオン封鎖剤) −73.33% 水。 先づ第一に、50%の金属イオン封鎖剤を水に溶解し、
カラギネートは予め冷水に溶解し、次に金属イオン封鎖
剤およびカラギネート溶液はミキサーで温和に攪拌しな
がら65℃でバットで混合した。ホエイ粉末はミキサー
で烈しく攪拌しながら上記水溶液に添加した。ホエイ粉
末の添加後、ホエイ溶液は60℃の恒温で約30分放置
した。次に脱脂粉乳は60℃でホエイ溶液流にインライ
ン連続方法で溶解した。粉乳の添加後、溶液は50℃で
放置し、膨脹により脱ガスした。脱ガス後、予備混合
し、65℃に予備加熱したココナツ油およびトウモロコ
シ油、およびレシチンはコロイドミルを使用し、得た乳
溶液と連続混合した。溶液は次の工程に移す前に15分
配管を循環した。乳溶液に油の添加後、125℃で4秒
直接殺菌を行ない、乳溶液はフラッシュ膨脹処理した。
2工程の均質化および次の操作は例1記載のものと同様
であった。
Claims (10)
- 【請求項1】 重量で、約10〜12%の脱脂乳固体、
約5〜9%のホエイ固体、約68〜80%の水、約7〜
10%の脂肪、約0.01〜0.03%のカラギネート
および約0.1〜0.3%のカルシウムイオン封鎖剤を
含有することを特徴とする、代用乳。 - 【請求項2】 遊離Ca2+イオンは少なくとも一部解離
した安定化塩により緩衝され、またはカゼインミセルに
結合し、またはその2つの状態の組み合せにある、請求
項1記載の代用乳。 - 【請求項3】 ホエイはラクトースにより重量で半分程
度まで置換する、請求項1または2に記載の代用乳。 - 【請求項4】 第1工程で、ホエイ固体をカラギネート
およびカルシウムイオン封鎖剤を含む水性媒体に約30
〜65℃の温度で溶解し、次に第2工程で脱脂乳固体を
同じ温度で液体相でホエイ溶液に溶解し、そしてホエイ
固体は10分〜4時間吸湿させ、この吸湿操作は脱脂乳
固体の溶解前または後に行なうことができることを特徴
とする、ホエイ固体および乳固体を溶解し、次いで溶液
は熱処理し、均質化し、コンディショニングし、滅菌す
る請求項1記載の代用乳の製造方法。 - 【請求項5】 カラギネートおよびカルシウムイオン封
鎖剤はバッチで溶解し、カラギネートは最初に冷水に溶
解し、金属イオン封鎖剤はすべての水および攪拌機を含
むバットに添加前別々に溶解し、これは約60〜65℃
で穏かに攪拌しながら行なう、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 金属イオン封鎖剤およびカラギネートは
バッチでバットに溶解し、溶液はバットから金属イオン
封鎖剤およびカラギネートを送り出す粉末分配機を経て
再循環する、請求項4記載の方法。 - 【請求項7】 ホエイ固体はホエイ粉末を送り出す粉末
分配機を経て溶液を再循環することによりバッチで容器
に溶解する、請求項4記載の方法。 - 【請求項8】 ホエイ固体はホエイ粉末を添加した水性
溶液を烈しく攪拌しながらバッチでバットに溶解する、
請求項4記載の方法。 - 【請求項9】 脱脂乳固体は脱脂粉乳を送り出す粉末分
配機を経て溶液を再循環することによりバッチでバット
のホエイ溶液に溶解する、請求項4から8のいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項10】 脱脂乳固体は脱脂乳固体を溶液に連続
添加することによりインラインでホエイ溶液に溶解す
る、請求項4から8のいずれか1項に記載の方法。
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