JPH10107802A - Atmセル速度帯域制御方式 - Google Patents

Atmセル速度帯域制御方式

Info

Publication number
JPH10107802A
JPH10107802A JP25463096A JP25463096A JPH10107802A JP H10107802 A JPH10107802 A JP H10107802A JP 25463096 A JP25463096 A JP 25463096A JP 25463096 A JP25463096 A JP 25463096A JP H10107802 A JPH10107802 A JP H10107802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
cells
buffer memory
channel
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25463096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3542875B2 (ja
Inventor
Satoru Emi
覚 江見
Yoshitaka Hirano
美貴 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP25463096A priority Critical patent/JP3542875B2/ja
Publication of JPH10107802A publication Critical patent/JPH10107802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3542875B2 publication Critical patent/JP3542875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM網の通信路上を伝送されるセルの帯域
制御方式において、統計多重された通信路から複数の異
なるチャネル(VCI、VPI、他)から入力されるセ
ルを予め申告された帯域を守って、入力セルを送出すこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明は、ATMセルの速度帯域制御方
式において、速度監視テーブル11、セルバッファメモ
リ12、ヘッダ検出部13、入力セル書き込み制御部1
4、出力セル周期読み出し制御部15、縦スロット列セ
ルバッファメモリ監視テーブル16を有することで、予
め申告された帯域に対応して周期毎に読み出す様に配置
されたセルバッファメモリ12に、速度系列に基準速度
のセルを設け、基準速度のセルに対してK倍、1/K倍
の高速、低速のセルを周期毎に書き込み、読み出し周期
毎にセルバッファメモリ12より読み出す、周期読み出
しセルバッファ方式を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM網における速
度帯域制御方式に関し、特にATM網の通信路上へ伝送
されるセルの帯域を申告値に従って送出する機構を備え
る速度帯域制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のATM網における帯域制御
方式は、図11に示すように、通信路からの入力セルは
セル分離手段111にて入力セルのヘッダに設定された
VCIの番号に応じて分離され、各VCIに対応する各
セル蓄積手段112に蓄積される。
【0003】各セル蓄積手段112はFIFO(First
In First Out)型のメモリで構成され一定容量を持つ。
【0004】蓄積されたデータは、予め各VCIに対し
て申告された帯域申告値に対応するデータが制御部より
設定されており、各タイミング毎に読み出し制御を行う
読み出し制御手段115より、セル蓄積手段112を選
択することでセル畜積手段112からセルが読み出さ
れ、セル多重手段114より読み出されたセルを出力通
信路に多重化して出力することにより、帯域制御を行っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において帯域制御をセルの読み出し側にて制御し
ていることである。
【0006】その理由は、一般にATM網の通信路を扱
う場合、入力セルのチャネル数は膨大であることであ
る。例えばVCI毎のチャネル数をとったとしてもその
チャネル数は、216=65,536チャネル数あり、従
来方式にて、そのチャネル数分の帯域制御を行おうとし
た場合、読み出し制御手段でのハード的制御手段はチャ
ネル数に依存した形で複雑困難になる。また、読み出し
制御部にて疑似乱数発生カウンタを使用した場合、第1
番目に入力されたセルが申告帯域を守っているにも関わ
らず、第2番目、第3番目に入力された他のチャネルの
セルよりも遅れて送出される可能性は避けられず、伝送
遅延が問題となる。
【0007】第2の問題点は、従来の技術においてバッ
ファメモリ(FIFO)を各チャネル単位毎に持ってい
ることである。
【0008】その理由は、上記でも述べたが、一般にA
TM網の通信路を扱う場合、チャネル数は膨大のため、
バッファメモリ領域確保が問題となるからである。
【0009】本発明の目的は、上記問題を解決し、入力
セルを周期毎に書き込み、読み出し周期毎にセルバッフ
ァメモリより読み出す周期読み出しセルバッファ方式を
用いるATMセル速度帯域制御方式を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のATMセル速度
帯域制御方式は、ATM網の通信路上を伝送されるAT
Mセルの速度帯域制御方式において、統計多重された通
信路からVCI、VPI、その他複数の異なるチャネル
から入力されるセルをチャネル毎に識別するヘッダ検出
部と、予め申告された速度帯域を表す2種類のパラメー
タとしてセル書き込み周期であるセル間隔Kと、周期内
書き込み可能セル数Nとを、チャネル単位に格納する速
度監視テーブルと、1面が入力セル1個分の容量を持
ち、縦スロット列L×横スロット列m面分の容量を保持
できるメモリからなるセルバッファメモリと、前記セル
バッファメモリの縦スロット列を監視する縦スロット列
セルバッファメモリ監視部と、入力セルのセルバッファ
メモリへの格納場所を制御する入力セル書き込み制御部
と、読み出し周期毎にセルバッファメモリよりセルを読
み出す出力セル周期読み出し制御部を備え、セルを送出
する通信路の帯域中の各チャネルに対して予め申告した
帯域の比率により入力セルを送出すことを特徴とする。
【0011】また、前記入力セル書込み制御部は、読み
出し周期毎に1セル送出する速度を基準速度vと、速度
監視テーブルに設定するチャネル毎の帯域を(N/K)
×vと定義し、チャネル毎に到着セル書き込み縦スロッ
ト列Lを判別する手段と、当該縦スロット列に書き込ん
だ当該チャネルのセル数nを計算し、n<Nであれば次
同一チャネルセルを縦スロット列Lに書き込み、n=N
である場合にはL+Kの縦スロット列に書き込む手段を
有し、出力セル周期読みだし制御部で縦スロット列毎に
順次セルバッファメモリよりセルを読み出す。
【0012】また、前記縦スロット列セルバッファメモ
リ監視部は、基準速度vにおけるセルバッファメモリの
縦スロット列の読みだし周期として定義される基準速度
vのセル間隔T内に送出できるセル数Mを定義し、縦ス
ロット列毎に蓄積されているセル数mを記憶する手段を
有し、入力セル到着時に、前記書き込み縦スロット列が
Lであっても、m=Mである場合には当該入力セルをL
+1の縦スロット列に書き込む。
【0013】また、前記出力セル周期読みだし制御部
は、基準速度vのセル間隔周期T内における読みだし周
期として定義される装置単位周期T0と前記装置単位周
期T0内の読みだしセル数で定義される装置単位セル数
X0を設定し、送出セル数xを計数する手段と、周期T
0毎に計数された送出セル数xをリセットする手段とを
有し、前記送出セル数xが装置単位セル数X0に達した
場合はセルバッファメモリからの入力セルの送出を停止
する。
【0014】さらに、チャネル毎に前記速度監視テーブ
ルに輻輳閾値QAと、輻輳閾値QBを設定する手段と、
セルバッファメモリ内に蓄積された当該チャネルのセル
数を計数する手段とを有し、計数されたセル数が輻輳閾
値QAを超えた場合に輻輳として前段のATM網の通信
路へ輻輳の発生を通知し、輻輳閾値QBを下回った場合
に前段のATM網の通信路へ輻輳の発生解除を通知す
る。
【0015】さらに、セルバッファメモリの空きを検出
する手段を有し、入力セル到着時にセルバッファメモリ
に空きがなければ当該セルを廃棄し、セル廃棄中の信号
を前段のATM網の通信路へ通知する。
【0016】さらにまた、前記速度監視テーブルは、予
め申告された速度帯域を表す2種類のパラメータである
セル書き込み周期であるセル間隔Kと、周期内書き込み
可能セル数Nと、さらに周期内書き込みセル数nと、次
セル書き込みポインタNPと、輻輳状態判定ビットCG
と、輻輳発生閾値QAと、輻輳解除閾値QBと、セルバ
ッファメモリ上に存在するチャネル毎の総セル数Qcn
tとをチャネル単位に保持できるメモリからなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例の構成図を示
し、速度監視テーブル11と、セルバッファメモリ12
と、ヘッダ検出部13と、入力セル書き込み制御部14
と、出力セル周期読み出し制御部15と、縦スロット列
セルバッファメモリ監視テーブル16とからなる。
【0019】図2は、速度監視テーブルの構成図を示
し、チャネル単位に予め申告された速度帯域を表す2種
類のパラメータであるセル間隔Kと、周期内書き込み可
能セル数N及び周期内書き込みセル数nと、次セル書き
込みポインタNPと、輻輳状態判定ビットCGと、輻輳
発生閾値QAと、輻輳解除閾値QBと、セルバッファメ
モリ上に存在するチャネル毎の総セル数Qcntとをチ
ャネル単位に保持できるメモリからなる。
【0020】図3は、セルバッファメモリ構成図を示
し、1面がATMセル1個分の容量を持ち、縦スロット
列(L)×横スロット列(m)面分の容量を保持できる
メモリからなる。
【0021】図4は、縦スロット列セルバッファメモリ
監視テーブル構成図を示し、セルバッファメモリの各縦
スロット列に書き込まれているセル数を保持できるメモ
リからなる。
【0022】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、図5、図6を参照して詳細に説明する。
【0023】図5は、本発明の書き込み制御フローチャ
ートを示す。
【0024】ATM網からの入力セルは、前段ATM網
に対して受信セル廃棄通知信号が出力されていない限
り、ヘッダ検出部13にて帯域制御されるチャネル(V
CI、VPI、他)番号が識別され、入力セル書き込み
制御部14へ伝えられる。(S1)
【0025】入力セル書き込み制御部14は、帯域制御
されるチャネル(SHAP)毎の書き込み情報が保持さ
れている速度監視テーブル11から、入力セルに対する
各種情報を読み出す。セルバッファメモリ上にあるチャ
ネル毎の総セル数を表す値Qcnt(SHAP)=0の
場合は、本チャネルのセルは初めて入力されたセルと同
等であるとみなせるので、最も早く読み出される縦スロ
ット列である読み出しポインタOPが示す縦スロット列
から数えて+2番目のIP=OP+2縦スロット列目に
入力セルを書き込む。
【0026】また、Qcnt(SHAP)≠0の場合
は、通常次セル書き込みポインタであるIP=NP(S
HAP)縦スロット列目に入力セルを書き込むが、NP
(SHAP)=OP、OP+1の場合のみ、読み出し処
理時の競合を避けるために、IP=OP+2縦スロット
列目に入力セルを書き込む。この時、セルバッファメモ
リへの横スロット列の書き込み位置は、縦スロット列セ
ルバッファメモリ監視テーブル16より該当書き込み縦
スロット列を読み出した値Count(IP)である。
(S2)
【0027】入力セルのセルバッファメモリへの書き込
み処理と並行して、次に同一チャネルのセルが入力され
た時の書き込み縦スロット列である次セル書き込みポイ
ンタNP(SHAP)を決める処理を行う。
【0028】つまり、今、セルバッファメモリ上に1個
のセルを書き込んだことにより、セルバッファメモリ上
に存在するチャネル毎の総セル数、周期内書き込みセル
数はそれぞれ、Qcnt(SHAP)←Qcnt(SH
AP)+1、n(SHAP) ←n(SHAP)+
1 となる。また、縦スロット列セルバッファメ
モリ監視テーブル16の該当書き込みスロット列の値
も、Count(IP)←Count(IP)+1とな
る。(S3)
【0029】ここで、周期内書き込み可能セル数N(S
HAP)と周期内書き込みセル数n(SHAP)が等し
い場合、次に同一チャネルのセルが入力された時(次セ
ル)は、今書き込んだ縦スロット列からKスロット列離
れた縦スロット列に書き込むことになるため、次セル書
き込みポインタは、NP(SHAP)←IP+K(SH
AP)となる。また、N(SHAP)≠n(SHAP)
の場合、次セルも今書き込んだ縦スロット列と同−縦ス
ロット列に書き込むことになるため、次セル書き込みポ
インタはNP(SHAP)←IPとなる。
【0030】通常本処理を行うことで問題はないが、セ
ルバッファメモリの横スロット列は有限値であることか
ら、次セル書き込みポインタNP(SHAP)が、今読
み出し処理を行っているOPを追い越す場合を考える必
要がある。もし、NP(SHAP)がOPを追い越した
場合、前段ATM網に対して、入力セル受信不可を示す
信号を出力し、該当チャネルの次セル書き込みポインタ
NP(SHAP)は、今読み出し処理を行っているOP
にしておく。(S4)
【0031】このような現象は同一チャネルのセルが連
続して入力された時に発生することから、本現象を避け
るために予め輻輳発生閾値QAをチャネル毎に設定して
おき、入力セルをセルバッファメモリに書き込む毎にQ
cnt(SHAP)と、QA(SHAP)を比較し、Q
cnt(SHAP)≧QA(SHAP)の時、前段AT
M網に対して輻輳チャネルが発生していることを伝える
仕組みを設ける。尚、前段ATM網に対して、輻輳が解
除されるまで何回も輻輳通知を行うとかえって前段AT
M網側での処理ネックになる可能性もあるため、一度輻
輳通知を行ったチャネルに対しては、輻輳状態を示すC
G(SHAP)ビットを立てて、以後同一チャネルの輻
輳発生時には前段のATM網に対して輻輳通知を行わな
い様にする。(S5)
【0032】入力セルをセルバッファメモリに書き込む
一連の処理は、本説明で全てであり、後は、本装置にセ
ルが入力される毎に上記動作を繰り返せば良いことが分
かる。
【0033】図6は、本発明の読み出し制御フローチャ
ートを示す。読み出しポインタ(OP)は、セルバッフ
ァメモリ12の0スロット列目から読み出し始め、予め
申告された基準速度のセル間隔[T]セル個のセルをA
TM網上に送出する毎に+1づつカウントアップする周
期カウンタである。
【0034】今、あるスロット列に読み出しポインタが
移動した時の一連の読み出し処理を説明することとす
る。
【0035】読み出しポインタOPが示す縦スロット列
に書き込まれているセル数を、縦スロット列セルバッフ
ァメモリ監視テーブル16より読み出し、Count
(OP)>0、かつ、基準速度vのセル間隔周期T内に
おける読みだし周期として定義される装置単位周期T0
内の読みだしセル数で定義される装置単位セル数[X
0]より読み出しセル数が少ない場合、セルバッファメ
モリ12の(縦列、横列)=(OP、y)面からセルを
読み出す。(S6)
【0036】1セル分の有効セルを読み出したことによ
り、縦スロット列セルバッファメモリ監視テーブル16
のセル数、読み出したセルのチャネル番号のセルバッフ
ァメモリ上のチャネル毎の総セル数はそれぞれ、Cou
nt(OP) ←Count(OP)−1、Qcnt
(SHAP)←Qcnt(SHAP)−1 となる。と
同時に、次に読み出す縦スロット列の横列の位置を示す
値は、y←y+1 となる。(S7)
【0037】この時、読み出したセルのチャネルの輻輳
状態を示すCG(SHAP)ビットが立っている場合、
読み出したセルのチャネル番号のセルバッファメモリ上
のチャネル毎の総セル数Qcnt(SHAP)が輻輳解
除閾値QB(SHAP)を下回っていれば、該当チャネ
ルの輻輳状態は解除されたことを前段ATM網に対して
通知し、輻輳状態を示すCG(SHAP)のビットを落
とす[←0]処理を行う。
【0038】尚、上記条件Count(OP)>0、か
つ、x<X0以外の時は空きセルを1セル分読み出す。
【0039】この様に、有効セルであれ、空きセルであ
れ1セル分のセルを読み出したことにより予め申告され
た装置単位セル数[X0]、装置単位周期[T0]、基
準速度のセル間隔[T]に対するそれぞれの関数値は、
x←x+1、w←w+1、t←t+1 となる。(S
8)
【0040】ここで、装置単位周期[T0]分のセルを
読み出した[w=T0]のであれば、装置単位セル数X
0、装置単位周期T0の関数をクリア[w←0、x←
0]する。
【0041】この様に、基準速度のセル間隔[T]分の
セルを読み出すまで、上記処理を繰り返し、t=Tにな
った時点で、各パラメータ関数をクリア[t←0、w←
0、x←0]し、読み出しポインタOPの値をOP←m
od(OP+1)に更新する。(S9)
【0042】その時、本装置が前段ATM網に対して受
信セル廃棄通知をしているのであれば、読み出しポイン
タが更新されたことにより書き込みスロット列が空いた
ので、前段ATM網に対して受信セル廃棄解除通知を行
う。(S10)
【0043】セルバッファメモリ上のある縦スロット列
から読み出す一連の処理は、本説明で全てであり、後
は、読み出しポインタが示す縦スロット列から次々に上
記動作を繰り返せば良いことが分かる。
【0044】
【実施例】次に、本発明において異なるチャネルのセル
が入力された時に予め申告された通りに帯域制御されて
セルが出力される実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0045】図7は、速度系列の基準速度を256Kb
it/sとした時の各速度に対する書き込み処理におけ
るセル間隔K、及び、周期内書き込み可能のセル数Nを
表した速度テーブルの一例である。
【0046】本速度テーブルにおいて、例えば64Kb
it/sを基準速度にした場合、セル間隔K、及び、セ
ル数Nが次に示す様に変化することは言うまでもない。
【0047】64Kbit/s(K=1、N=1) 128Kbit/s(K=1、N=2) 256Kbit/s(K=1、N=4) 512Kbit/s(K=1、N=8) 1024Kbit/s(K=1、N=16) 図8は、書き込み側の基準速度に対する読み出し側の基
準速度のセル間隔[T]を表した基準速度に対する読み
出しセル数の関係の一例である。
【0048】本表の算出根拠を、今、64Kbit/s
帯域のセルについて考えるとする。64Kbit/s帯
域のセル発生間隔は、48×8/64=6msである。
155.52Mbit/sの伝送速度で、1セル長が5
4バイトの場合の1セルの時間は、54×8/155.
52μs/セルとなる。6msをセル数に換算すると、
6ms÷(54×8/155.52μs/セル)=21
60セル。つまり、64Kbit/s帯域のセル発生間
隔は、2160セル間隔に1個の有効セルが挿入される
イメージである(2159セルは空きセル)。
【0049】上記計算式より、一般にXKbit/s帯
域とは、 48×8/X[ms]÷(54×8/155.52[μ
s/セル])=138,240/X[セル] 間隔に1個の有効セルが挿入されることである。
【0050】図9は、基準速度を256Kbit/sに
した場合における本発明のATMセル速度帯域制御方式
の処理概要図の一例である。
【0051】入力セル回線に図9に示す様な、チャネル
番号α〜εのセルが入力されたとする。チャネル番号α
のセルは出力帯域が128Kbit/sであるため、書
き込み側処理としては、2、4、6、8、10縦スロッ
ト列に各1セルずつ書き込むことになる。同様処理を、
チャネル番号β〜εのセルに対しても行うと図9に示す
セルバッファメモリの位置に各入力セルが書き込まれる
ことが分かる。
【0052】読み出し側処理として、今、基準速度のセ
ル間隔[T]を540、装置単位周期[T0]を5、装
置単位セル数[X0]を3とする。読み出しポインタO
Pが0〜1スロット列目の時は、有効セルが書き込まれ
ていないので、基準速度のセル間隔[T]セル分の空き
セルが出力される。第2スロット列目以降は、図9に示
した様にセルが出力され、予め申告された速度帯域を守
ってセルが送出されることが分かる。
【0053】次に、本発明の他の実施例の動作につい
て、補足説明する。本文中、セルバッファメモリの横ス
ロット列は有限値であるために発生する書き込み制御時
の対策については前に記述した。
【0054】同様に、セルバッファメモリの縦スロット
列についても有限値であるために発生する書き込み制御
時の対策について、図10を参照して詳細に説明する。
【0055】図10は、縦スロット列内の書き込み可能
セルの積み残した場合の次の処理を示す一例である。図
中(a)は低速帯域制御対象セル[K>1、N=1]で
の積み残し、(b)は高速帯域制御対象セル[K=1、
N>1]での積み残しの場合の処理を示している。
【0056】書き込み処理時に、基準速度vのセル間隔
[T]内に送出できるセル数Mを定義し、縦スロット列
セルバッファメモリ監視部に縦スロット列毎に蓄積され
ているセル数mを記憶する手段を有し、入力セル到着時
に、書き込み縦スロット列がLであっても、m=Mであ
る場合には当該入力セルをL+1の縦スロット列に書き
込むことで、書き込み周期内バッファ溢れ発生が防止可
能になる。つまり、低速帯域制御対象セルでは、実際の
書き込み縦スロット列から次の縦スロット列をカウント
し、高速帯域制御対象セルで縦スロット列内書き込み可
能セル数が残っている場合には、その分のセルは書き込
まずに次の縦スロット列にNセル書き込む処理を行う。
本処理を行うことにより、時間軸上瞬間的には、予め申
告された速度帯域に対して大きな速度帯域(送出時間が
遅くなる方向)でセルが送出されることになるが、AT
M網のトラヒックに応じた形で、効率良くセルバッファ
メモリを使用可能になる。
【0057】また、本文中、前段ATM網に対して受信
セル廃棄通知信号の解除契機は、読み出しポインタが一
度更新された時にするように説明した。本処理では、受
信セル廃棄通知信号解除時に、受信セル廃棄通知信号を
発生させたチャネルのセルが入力されたとすると、再度
受信セル廃棄通知信号が発生することになる。本現象を
避けるために、ある程度の時間をおいて受信セル廃棄通
知信号を解除する様な仕組み、すなわち、読み出しポイ
ンタが何縦スロット分か移動した時に受信セル廃棄通知
信号を解除する様に、解除契機の可変化処理を加えれば
良いことは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】第1の効果は、一連の速度帯域制御を書
き込み制御部にて全て処理し、読み出し制御部では、セ
ルバッファメモリの周期読み出し処理のみ行えば良い点
である。その理由は、入力セルのチャネル数に依存せず
処理可能な点である。また、入力順序を守った形でのセ
ル送出、及び、装置として速度帯域制御可能な点であ
る。第2の効果は、効率よくセルバッファメモリを使用
可能な点である。
【0059】その理由は、ATM網のトラヒック特性に
応じた形でセルバッファメモリの縦スロット列、横スロ
ット列を決定でき、輻輳状態にも耐えうる点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】本発明の速度監視テーブルの構成図
【図3】本発明のセルバッファメモリの構成図
【図4】本発明の縦スロット列セルバッファメモリ監視
テーブルの構成図
【図5】本発明の書き込み制御フローチャート
【図6】本発明の読み出し制御フローチャート
【図7】本発明の基準速度(256Kbit/s)に対
する速度テーブルの一例
【図8】本発明の基準速度に対する読み出しセル数の関
係の一例
【図9】本発明のATMセル速度帯域制御方式の処理概
要図
【図10】本発明の縦スロット列内の書き込み可能セル
の積み残した場合の次の処理の一例、(a)は低速帯域
制御対象セル[K>1、N=1]での積み残し、(b)
は高速帯域制御対象セル[K=1、N>1]での積み残
しの場合の処理
【図11】従来技術の実施例の構成図
【符号の説明】
11 速度監視テーブル 12 セルバッファメモリ 13 ヘッダ検出部 14 入力セル書き込み制御部 15 出力セル周期読み出し制御部 16 縦スロット列セルバッファメモリ監視テーブ
ル 111 セル分離手段 112 セル蓄積手段 113 最大セル蓄積量設定手順 114 セル多重手段 115 読み出し制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM網の通信路上を伝送されるATM
    セルの速度帯域制御方式において、 統計多重された通信路からVCI、VPI、その他複数
    の異なるチャネルから入力されるセルをチャネル毎に識
    別するヘッダ検出部と、 予め申告された速度帯域を表す2種類のパラメータとし
    てセル書き込み周期であるセル間隔Kと、周期内書き込
    み可能セル数Nとを、チャネル単位に格納する速度監視
    テーブルと、 1面が入力セル1個分の容量を持ち、縦スロット列L×
    横スロット列m面分の容量を保持できるメモリからなる
    セルバッファメモリと、 前記セルバッファメモリの縦スロット列を監視する縦ス
    ロット列セルバッファメモリ監視部と、 入力セルのセルバッファメモリへの格納場所を制御する
    入力セル書き込み制御部と、 読み出し周期毎にセルバッファメモリよりセルを読み出
    す出力セル周期読み出し制御部を備え、 セルを送出する通信路の帯域中の各チャネルに対して予
    め申告した帯域の比率により入力セルを送出すことを特
    徴とするATMセル速度帯域制御方式。
  2. 【請求項2】 前記入力セル書込み制御部が、 読み出し周期毎に1セル送出する速度を基準速度vと、
    速度監視テーブルに設定するチャネル毎の帯域を(N/
    K)×vと定義し、チャネル毎に到着セル書き込み縦ス
    ロット列Lを判別する手段と、 当該縦スロット列に書き込んだ当該チャネルのセル数n
    を計算し、n<Nであれば次同一チャネルセルを縦スロ
    ット列Lに書き込み、n=Nである場合にはL+Kの縦
    スロット列に書き込む手段を有し、 出力セル周期読みだし制御部で縦スロット列毎に順次セ
    ルバッファメモリよりセルを読み出す請求項1記載のA
    TMセル速度帯域制御方式。
  3. 【請求項3】 前記縦スロット列セルバッファメモリ監
    視部が、 基準速度vにおけるセルバッファメモリの縦スロット列
    の読みだし周期として定義される基準速度vのセル間隔
    T内に送出できるセル数Mを定義し、縦スロット列毎に
    蓄積されているセル数mを記憶する手段を有し、 入力セル到着時に、前記書き込み縦スロット列がLであ
    っても、m=Mである場合には当該入力セルをL+1の
    縦スロット列に書き込む請求項1または2記載のATM
    セル速度帯域制御方式。
  4. 【請求項4】 前記出力セル周期読みだし制御部が、 基準速度vのセル間隔T内における読みだし周期として
    定義される装置単位周期T0と前記装置単位周期T0内
    の読みだし可能セル数で定義される装置単位セル数X0
    を設定し、送出セル数xを計数する手段と、 周期T0毎に計数された送出セル数xをリセットする手
    段とを有し、 前記送出セル数xが装置単位セル数X0に達した場合は
    セルバッファメモリからの入力セルの送出を停止する請
    求項1〜3の何れかに記載のATMセル速度帯域制御方
    式。
  5. 【請求項5】 さらに、チャネル毎に前記速度監視テー
    ブルに輻輳閾値QAと、輻輳閾値QBを設定する手段
    と、 セルバッファメモリ内に蓄積された当該チャネルのセル
    数を計数する手段とを有し、 計数されたセル数が輻輳閾値QAを超えた場合に輻輳と
    して前段のATM網の通信路へ輻輳の発生を通知し、輻
    輳閾値QBを下回った場合に前段のATM網の通信路へ
    輻輳の発生解除を通知する請求項1記載のATMセル速
    度帯域制御方式。
  6. 【請求項6】 さらに、セルバッファメモリの空きを検
    出する手段を有し、 入力セル到着時にセルバッファメモリに空きがなければ
    当該セルを廃棄し、セル廃棄中の信号を前段のATM網
    の通信路へ通知する請求項1記載のATMセル速度帯域
    制御方式。
  7. 【請求項7】 前記速度監視テーブルが、 予め申告された速度帯域を表す2種類のパラメータであ
    るセル書き込み周期であるセル間隔Kと、周期内書き込
    み可能セル数Nと、さらに周期内書き込みセル数nと、
    次セル書き込みポインタNPと、輻輳状態判定ビットC
    Gと、輻輳発生閾値QAと、輻輳解除閾値QBと、セル
    バッファメモリ上に存在するチャネル毎の総セル数Qc
    ntとをチャネル単位に保持できるメモリからなる請求
    項1から6の何れかに記載のATMセル速度帯域制御方
    式。
JP25463096A 1996-09-26 1996-09-26 Atmセル速度帯域制御方式 Expired - Fee Related JP3542875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25463096A JP3542875B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 Atmセル速度帯域制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25463096A JP3542875B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 Atmセル速度帯域制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10107802A true JPH10107802A (ja) 1998-04-24
JP3542875B2 JP3542875B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=17267696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25463096A Expired - Fee Related JP3542875B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 Atmセル速度帯域制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3542875B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384996B1 (ko) * 1999-08-20 2003-05-22 주식회사 케이티 비동기 전송모드 셀 스위칭 기능을 이용한 패킷 교환기 구조 및 그 처리방법
US6950435B2 (en) 2001-02-19 2005-09-27 Fujitsu Limited Communication device and bandwidth management method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384996B1 (ko) * 1999-08-20 2003-05-22 주식회사 케이티 비동기 전송모드 셀 스위칭 기능을 이용한 패킷 교환기 구조 및 그 처리방법
US6950435B2 (en) 2001-02-19 2005-09-27 Fujitsu Limited Communication device and bandwidth management method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3542875B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0351818B1 (en) ATM switching system
JP2770786B2 (ja) 構造化データの多重atm/stm変換装置
KR0161613B1 (ko) Atm 인터페이스 및 섀핑 방법
JP2780669B2 (ja) 多重stm/atm変換装置
EP0815673A1 (en) Drop from front of buffer policy in feedback networks
JPH08288965A (ja) スイッチングシステム
JPH1132055A (ja) バッファ制御装置及びバッファ制御方法
JP3542875B2 (ja) Atmセル速度帯域制御方式
CA2190716C (en) Buffer control unit and buffer control method
US6954425B2 (en) Method for compensating for clock signal difference between a switch and a peripheral device, and associated apparatus
JPH08214011A (ja) Atm型のフローにセルを挿入する方法及びその実施装置
JP2001111608A (ja) パケット並べ替え装置とその通信ネットワーク及び通信制御方式
JP4258996B2 (ja) スケジューリング装置およびセル通信装置
JP2798141B2 (ja) Atmネットワークにおけるセルエラー訂正方式
JP2862709B2 (ja) Atm網における帯域制御装置及び帯域制御方法
JP2683283B2 (ja) Atm交換方式の通話路におけるバッファメモリ負荷管理方式
JP2584868B2 (ja) セル交換装置
JPH04369139A (ja) Atmトラヒック制御方式
JPH1188343A (ja) バンド共用回路
JP2598584B2 (ja) セル流制御方法
JP2734862B2 (ja) Atmスイッチのセル順序整合方式
JP2899609B2 (ja) セル送出装置
JP3887747B2 (ja) 信号断検出装置及び信号断検出方法
JP3106756B2 (ja) 警報状態制御装置
JPH06216929A (ja) Atmスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees