JP2001111608A - パケット並べ替え装置とその通信ネットワーク及び通信制御方式 - Google Patents

パケット並べ替え装置とその通信ネットワーク及び通信制御方式

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JP2001111608A
JP2001111608A JP28669899A JP28669899A JP2001111608A JP 2001111608 A JP2001111608 A JP 2001111608A JP 28669899 A JP28669899 A JP 28669899A JP 28669899 A JP28669899 A JP 28669899A JP 2001111608 A JP2001111608 A JP 2001111608A
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Koji Nishida
康二 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットロスを判断し、読み出しポインタを
強制的にストアされているポインタ値までインクリメン
トすることにより、既に到着しているパケット列の先頭
パケットから送信するようにしたパケット並べ替え装置
を提供する。 【解決手段】 パケットのヘッダ情報部にシーケンス番
号が付加されており、次に送信すべきシーケンス番号の
パケットが到着するまでパケットの読み出しを待機する
並べ替え手段902と、並べ替え手段902に滞留して
いるパケット数を計測するパケット滞留数計測部801
と、並べ替え手段902にパケットが滞留している時間
を計測するパケット滞留時間計測部802とによって少
なくとも構成され、パケット滞留数がパケット滞留数閾
値(800)を超過すること、又はパケット滞留時間が
パケット滞留時間閾値(803)を超過することによっ
てパケットロスを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット並べ替え
装置とその通信ネットワーク及び通信制御方法に関し、
更に詳しくは、特にパケット伝送順序が保証されない並
列多重伝送路に対応したパケット並べ替え装置におい
て、パケットロス時の通信制御方法とそれを実現するパ
ケット並べ替え装置の構成と、前記パケット並べ替え装
置を用いたネットワークシステムとに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大に伴い、端末装置を
接続するネットワークの高速大容量化に対応すべく、ノ
ード装置を並列多重伝送路で接続したネットワークシス
テムが検討されている。以下に従来のノード装置及びこ
れを用いたネットワークシステムについて説明する。
【0003】図2は、従来のネットワークにおけるノー
ド装置の構成図である。図2において、符号251〜2
58は、端末インタフェース部であり、並べ替え手段で
あるところの並べ替え部において、分離挿入部からサブ
伝送路を通して伝送されてくるパケットを各コネクショ
ン毎のリングバッファに保持し、パケットを読み出す際
にパケットの伝送順序を変更してパケットを送信する並
べ替え機能と、ヘッダ変換手段であるところのヘッダ変
換部において、端末から伝送されてくるパケットのヘッ
ダ情報を任意に変換するヘッダ変換を行う機能を有して
いる。符号201〜208は、分離挿入手段であるとこ
ろの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力される
パケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介して端末
インタフェース部へ伝送させるパケットとバッファへ入
力させるパケットに分離すると共に、端末インタフェー
ス部251〜258から伝送されてくるパケットを、並
列多重伝送路から入力されるパケット流に挿入する機能
を有している。符号211〜218は、バッファ手段で
あるところのバッファであり、分離挿入部201〜20
8から出力されるパケットをスイッチ241の出力端子
に対応した記憶領域に一時記憶する機能を有している。
符号221〜228、231〜238は、ノード間を接
続するための並列多重伝送路であり、例えば空間的に分
離された複数の光ファイバ伝送路であったり、或いは1
本の光ファイバ上に波長分割されて多重化された波長多
重伝送路であったりする。符号241は、スイッチであ
り、スイッチ制御部242により制御されて、入力端子
IN1〜IN8に入力したパケットを任意の出力端子O
UT1〜OUT8へ接続するものである。スイッチ24
1は、並列多重伝送路221〜228、231〜238
に複数の光ファイバ伝送路を用いるときには、空間スイ
ッチ等を用いて交換を行う。また、波長多重伝送路を用
いる場合には、図とは若干構成が異なるが、複数の可変
波長レーザダイオードと合波器からなる送信部を波長多
重伝送路へ接続し、波長多重伝送路の受信部で分波器に
より各波長を分離することでノード間でスイッチを構成
し、可変波長レーザダイオードの送信波長を波長λ1〜
λ8の任意の波長に設定することで交換を行う。符号2
42は、スイッチ制御部であり、例えば、後述する図5
の制御パターンに従ってスイッチ241を制御する。符
号243は、バッファ制御部であり、複数の通信路に均
等にパケットを伝送できるように各バッファ211〜2
18に接続されたスイッチ241の入力端子が所望の出
力端子に接続されたときに対応するバッファから記憶さ
れているパケットを分散して読み出すように制御するも
のである。
【0004】このように、複数の通信路を用い各通信路
に均等にパケットが流れるように分散させながらパケッ
トを送信する通信システムでは、送信側ノードから受信
側ノードへの伝送時において複数の送信路にパケットが
ランダムに送出され、且つ、途中のノードのバッファの
混み具合に従ってセルが停滞するために、セルの到着順
序がばらばらになり、受信側ノードに到着するセルの順
番は保証されない。
【0005】図1は、ノード装置の端末インタフェース
部の内部構成を示し、図2の端末インタフェース部25
1〜258の内部構成を示す。ヘッダ変換部101は、
ネットワークにパケットを送信する際に、シーケンス番
号をパケットの送信順番に対応してパケットのヘッダに
付加する機能部であり、並べ替え部102は、ランダム
に到着したパケットをシーケンス番号順にパケットを並
べ替える機能を持ち、図9に並べ替え部102の1コネ
クション分の内部構成を示す。図9は、ノード装置の端
末インターフェース部内の並べ替え部の内部構成を示す
図である。図9において、符号900は、パケットのヘ
ッダ情報からシーケンス番号を分離するシーケンス番号
分離部、符号901は並べ替えバッファ902からパケ
ットを読み出すためのアドレスを生成する読み出しポイ
ンタ用リングカウンタ、符号902は、パケットを一時
記憶し、シーケンス番号順にパケットを送信するための
並べ替えバッファであり、並べ替え制御部903により
制御される。
【0006】シーケンス番号分離部900によってパケ
ットのヘッダ情報上のシーケンス番号に従った書き込み
ポインタを生成し、そのポインタの指し示す並べ替えバ
ッファ902の記憶領域にパケットデータの書き込み
と、パケットデータが書き込まれていることを示すスト
アフラグビットの保持を行う。パケットの読み出し側
は、パケット読み出し毎にインクリメントされる読み出
しポインタ用リングカウンタ901に従って、読み出し
ポインタを生成し、そのポインタの指し示す並べ替えバ
ッファ902の記憶領域を読み出し、ストアフラグビッ
トが保持されているかどうかを確認する。保持されてい
ればパケットデータが書き込まれているということなの
で、そのパケットデータを読み出してパケットを送信
し、ストアフラグビットもクリアする。
【0007】図3は、ノード装置の分離挿入部の内部構
成を示す図で、図2に示す分離挿入部201〜208の
内部構成を示す。図3において、符号301は、パケッ
トのヘッダから宛先アドレスを検出するヘッダ検出部、
符号302、303は、入力信号を出力又は遮断するた
めのゲート、符号304は、2つの入力信号のどちらか
一方を出力するセレクタ、符号305は、パケットを一
時記憶するためのFIFO(First-In First-Out先入れ
先出し)である。分離挿入部201〜208において並
列多重伝送路221〜228より入力したパケットは、
ヘッダ検出部301においてヘッダが検出され、ヘッダ
の内容によりゲート302とゲート303の開閉の処理
を行う。ヘッダ検出部301には予めその分離挿入部に
接続されている端末のアドレスが記憶されており、検出
した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一致したと
きには、ゲート303を開き、且つゲート302を閉じ
て端末方向のみにそのパケットを出力する。また、検出
した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一致しない
場合は、ゲート302を開き、且つゲート303を閉じ
て、セレクタ304のみにそのパケットを出力してセレ
クタ304を通ってバッファへ送られる。一方、端末か
ら伝送されてきたパケットはFIFO305に一時記憶
し、ゲート302からセレクタ304に入力したパケッ
ト流に隙間があるときにFIFO305から読み出さ
れ、セレクタ304を通ってバッファへ送られるように
動作する。
【0008】図4はノード装置のバッファの内部構成を
示す図であり、図2のバッファ211〜218の内部構
成である。図4において、符号401は、スイッチ24
1の出力端子OUT1〜OUT8に対応した記憶領域1
〜記憶領域8からなるバッファメモリ、符号402は、
パケットのヘッダから宛先アドレスを検出するヘッダ検
出部、符号403は、バッファメモリ401に書き込み
アドレスを供給するためのアドレスカウンタである。バ
ッファ211〜218において、分離挿入部201〜2
08より入力したパケットは、ヘッダ検出部402にお
いてヘッダが検出され、ヘッダの内容によりそのパケッ
トを記憶する記憶領域が決定される。ヘッダ検出部40
2には予め隣接する下流ノードに接続される端末のアド
レスが記憶されており、検出した宛先が記憶しているア
ドレスと一致したときには、その端末が接続されている
伝送路つまりスイッチ241の出力端子に対応した記憶
領域を指定し、アドレスカウンタ403より書き込みア
ドレスを発生させてバッファメモリ401に記憶させ
る。また、検出した宛先アドレスが記憶しているアドレ
スと一致しないときには、任意の記憶領域に均等に分散
させてパケットを記憶させるよう制御する。
【0009】図5は、バッファ及びスイッチの入出力制
御法則を示す図であり、図2に示すスイッチ241の入
出力の接続関係を示す制御パターンである。図5におい
て、制御アドレスA1〜A8によりスイッチ241の入
出力接続関係が変更される。入力端子IN1〜IN8
は、バッファ211〜218に対応しており、出力端子
OUT1〜OUT8(又は送信波長λ1〜λ8)は、各
バッファ211〜218のバッファメモリ401の記憶
領域1〜記憶領域8に対応している。
【0010】図6は、ネットワークの構成を示す図であ
り、図2に示すノード装置を用いたネットワークシステ
ムの構成例である。図6において、4つのノード装置6
01〜604を並列多重伝送路605〜608によって
リング型に接続し、各ノード装置601〜604にはそ
れぞれ8本のサブ伝送路を介して8台の端末が接続され
ている。端末611〜618は、端末インタフェース部
251〜258に接続され、同様に端末621〜62
8、631〜638、641〜648も端末インタフェ
ース部251〜258に接続されている。
【0011】図7は、ネットワークの通信原理を説明す
るための図である。図7において、符号701〜704
は、ノード装置、符号705〜708は、スイッチ24
1に対応した交換スイッチ、符号709〜712は、バ
ッファ211〜218に対応したバッファ、符号741
〜744は、端末インタフェース部、符号721〜73
6は、端末、符号A、B、C、Dは、リングを成す並列
伝送路である。
【0012】まず、図7を用いてこのネットワークの通
信原理について説明する。このネットワークは、複数の
並列伝送路A、B、C、Dを有し、各並列伝送路A、
B、C、D間は、交換スイッチ705〜708によって
相互に接続されている。各端末721〜736は、並列
伝送路A、B、C、Dの中の1つの伝送路に接続されて
おり、他の伝送路に接続された端末と通信を行う場合
は、少なくとも1回、任意の交換スイッチにより他の伝
送路に交換されることで通信が行われる。交換が行われ
る位置は特定されないが、宛先ノードの1つ手前のノー
ドで宛先の伝送路へ乗り換えるようにし、他のノードで
はパケットの伝送順序を特に保証せずに、任意の伝送路
へ分散させるようにすると通信制御が容易になる。この
ネットワークでは、ノード装置を簡略化するため、交換
スイッチ705〜708は、入力信号とは無関係に入出
力の接続関係を特定の巡回パターンにしたがって一定周
期で変更し、バッファ709〜712で入力信号を一時
蓄積して、交換スイッチ705〜708の入出力接続関
係が所望の関係になったときに対応するバッファからパ
ケットを読み出すようにして交換が行われる。
【0013】例えば、端末722から端末732へ通信
する場合は、端末722から出力されたパケットは、ノ
ード701の端末インタフェース部741でシーケンス
番号をパケットヘッダに挿入してからバッファ709に
蓄積され、スイッチ705の入力端子IN2が例えば出
力端子OUT2(太字で示す)に接続されたときにバッ
ファ709から読み出されて伝送路Bに出力され、ノー
ド702のバッファ710へ入力してスイッチ706の
入力端子IN2と出力端子OUT4(太字で示す)が接
続されたときにバッファ710から読み出されることに
より、伝送路Dへ出力される。このときパケットの伝送
順番が入れ替わっている可能性があるが、伝送路Dから
分離されたパケットが端末インタフェース部743によ
ってシーケンス番号順に並び替えられてから端末732
へパケットが送られる。このように、それぞれのノード
装置701〜704で並列伝送路A〜Dの任意の並列伝
送路に乗り換えることにより通信が行われる。
【0014】次に、図1〜図6、図9を用いて詳細を説
明する。尚、説明においては、並列多重伝送路は、空間
的に分離された複数の光ファイバ伝送路、スイッチは、
空間スイッチとして説明するが、波長多重伝送路を用い
る場合も上記原理に基づいており、ほぼ同様の動作が行
われる。例えば、図6に示す端末612から端末635
へ通信する場合の動作例について説明する。
【0015】端末612からの送信データは、固定長の
パケットに分割され、ヘッダ変換部101(図1)で、
各パケットのヘッダに宛先アドレスとシーケンス番号が
記載されて出力される。出力されたパケットは、サブ伝
送路を通ってノード装置601へ入力し、分離挿入部2
02(図2)のFIFO305(図3)に一時記憶され
る。記憶されたパケットは、ゲート302からセレクタ
304に入力したパケット流に隙間があるときにFIF
O305から読み出され、セレクタ304を通ってバッ
ファ212へ送られる。
【0016】バッファ212のヘッダ検出部402(図
4)は、入力したパケットのヘッダを検出すると、検出
した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一致しない
ので、任意の記憶領域を指定する。書き込みアドレスカ
ウンタ403は、その情報を受けて書き込みアドレスを
発生させ、そのパケットをバッファメモリ401の記憶
領域に書き込ませる。ここでは、仮に記憶領域1に記憶
されるとする。後続のパケットが入力したときは、他の
空いた記憶領域に書き込まれるように分散させて記憶さ
せる動作を行う。バッファ制御部243は、スイッチ2
41の入力端子IN2が出力端子OUT1に接続される
までそのパケットの読み出しを待機させ、接続されたと
きにパケットを読み出す。
【0017】スイッチ制御部242は、図5に示すテー
ブルのように制御アドレスをA1、A2、A3、A4、
A5、A6、A7、A8と順次供給してスイッチ241
の接続関係を変更させ、且つ制御アドレスを例えば1パ
ケット長周期に供給することで、8パケット周期で同じ
パターンを繰り返すように制御している。その情報をバ
ッファ制御部243へ通知することでバッファからの読
み出しタイミングが制御される。ここでは、スイッチ2
41の入力端子IN2が出力端子OUT1に接続された
ときにバッファ212の記憶領域1からパケットが読み
出されることにより、そのパケットは、スイッチ241
を通って伝送路231へ出力される。
【0018】伝送路231(図2)を伝送されたパケッ
トは、ノード装置602の分離挿入部201に入力し、
ヘッダ検出部301(図3)においてパケットのヘッダ
が検出される。検出した宛先アドレスは、記憶している
アドレスと一致しないので、ゲート302を開きゲート
303を閉じてセレクタ304へそのパケットを出力す
る。分離挿入部201のセレクタ304へ出力されたパ
ケットは、セレクタ304を通りバッファ211へ入力
する。ヘッダ検出部402(図4)は、ヘッダを検出す
ると検出した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一
致しているので、宛先アドレスの端末が接続される伝送
路に対応する記憶領域を指定する。ここでは、宛先の端
末635が伝送路235に接続されているので記憶領域
5に記憶させる。
【0019】バッファ制御部243は、スイッチ241
の入力端子IN1が出力端子OUT5に接続されたとき
にバッファ211の記憶領域5からパケットを読み出す
ことで、パケットは、スイッチ241を通って伝送路2
35へ出力される。この伝送路235を通ってノード装
置603の分離挿入部205に入力したパケットは、ヘ
ッダ検出部301でヘッダが検出され、検出した宛先ア
ドレスが記憶しているアドレスと一致したので、ゲート
303を開き且つゲート302を閉じて端末方向のみに
そのパケットを出力する。分離挿入部205から端末方
向へ出力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末イ
ンタフェース部255へ送られる。端末インタフェース
部255は、並べ替え制御部903(図9)によってコ
ントロールされており、パケットの書き込みは、シーケ
ンス番号分離部900によってパケットヘッダ上のシー
ケンス番号に従った書き込みポインタを生成し、そのポ
インタの指し示す並べ替えバッファ902の記憶領域に
パケットデータの書き込みと、パケットデータが書き込
まれていることを示すストアフラグビットの保持を行
う。パケットの読み出し側は、パケット読み出し毎にイ
ンクリメントされる読み出しポインタ用リングカウンタ
901に従って、読み出しポインタを生成し、そのポイ
ンタの指し示す並べ替えバッファ902の記憶領域を読
み出し、ストアフラグビットが保持されているかどうか
を確認する。ストアフラグビットが保持されていればパ
ケットデータが書き込まれているということなので、そ
のパケットデータを読み出してパケットを送信し、スト
アフラグビットもクリアし、読み出しポインタ用リング
カウンタ901をインクリメントすることで次に読み出
すべきシーケンス番号に対応するポインタ値を生成す
る。もし、ストアフラグビットが保持されていなけれ
ば、パケットがまだ到着していないということであるの
で、パケットデータの読み出しは、次に読み出すべきパ
ケットが到着してストアフラグビットが表示されるまで
待機することになる。このことによりランダムに到着し
たパケットデータをシーケンス番号順に並び替えて端末
635に送信する。このようにして、端末612から端
末635への通信が行われる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】伝送路ではパケットロ
スが生じる可能性があり、上記のような技術において、
パケットロスが生じた場合はシーケンス番号列に抜けが
生じ、即ち、ストアフラグビットが保持されることのな
い状況が生じる。これは上述したように、ストアフラグ
ビットが保持されないことにより、パケットデータの読
み出しを待機し続ける状態で回路が停滞してしまうこと
を意味する。
【0021】尚、パケットに付加されるシーケンス番号
は、ある値(図9の例では511)を最大値にし、その
次は0に戻るようなリングカウンタの値を付加されてい
る。従って、最大値(512パケット)分のパケット毎
に同じシーケンス番号のパケットが現れる。その最大値
は、ネットワークをパケットが伝播する際に順番が入れ
替わる最大値より十分大きな値が設定される。
【0022】パケットロスが発生すると、パケット読み
出しが停止した状態になり、一方、送信側からパケット
が送信され続けると、やがて並べ替えバッファに滞留し
ているパケットと同一シーケンス番号を持つパケットが
到着することになる。このことによりパケットロスが生
じていることを判断できるが、これでは同一シーケンス
番号のパケットが到着してしまうことによりパケットデ
ータが破壊(上書き又は破棄)されてしまうので送信デ
ータのエラー率が増大してしまうことになる。
【0023】また、パケットロス後の送信データの総量
がこの最大値より少ないときにパケットロスが生じる
と、パケットロスが発生したことがいつまでも検出する
ことができないという問題点があった。
【0024】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、パケットロスを判断し、読み出しポインタを強制的
にストアされているポインタ値までインクリメントする
ことにより、既に到着しているパケット列の先頭パケッ
トから送信するようにしたパケット並べ替え装置とその
通信ネットワーク及び通信制御方式を提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係わるパケット並べ替え装置
は、パケットのヘッダ情報部にシーケンス番号が付加さ
れており、次に送信すべきシーケンス番号のパケットが
到着するまでパケットの読み出しを待機する並べ替え手
段と、前記並べ替え手段に滞留しているパケット数を計
測するパケット滞留数計測部と、前記並べ替え手段にパ
ケットが滞留している時間を計測するパケット滞留時間
計測部とによって少なくとも構成され、パケット滞留数
がパケット滞留数閾値を超過すること、又はパケット滞
留時間がパケット滞留時間閾値を超過することによって
パケットロスを検出することを特徴とする。
【0026】請求項2に係わるパケット並べ替え装置
は、請求項1に係わるパケット並べ替え装置において、
前記パケット滞留数計測部はセル滞留数カウンタテーブ
ルを用いてセル滞留数を保持し、前記パケット滞留時間
計測部はタイムアウトチェックフラグテーブルを用いて
タイムアウトチェック用のフラグを保持し、前記セル滞
留数カウンタテーブル及び前記タイムアウトチェックフ
ラグテーブルはコネクション毎に領域を分割して管理す
ることにより、複数コネクションにおけるパケットロス
の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のパケッ
ト並べ替え装置。
【0027】請求項3に係わる通信ネットワークは、端
末からのパケットを複数の伝送チャンネルを有する並列
多重伝送路に挿入し、前記並列多重伝送路からのパケッ
トをパケットのヘッダの情報によりバッファ手段又は端
末インタフェース部へ出力する複数の分離挿入手段と、
前記複数の分離挿入手段からの信号を複数の記憶領域の
1つに一時記憶させるためのバッファ手段と、前記複数
の伝送チャンネルのそれぞれを他の伝送チャンネルへ切
り替えるためのスイッチ手段と、前記バッファ手段と前
記スイッチ手段を制御するための制御手段と、請求項1
又は2に記載のパケット並べ替え装置を用いてパケット
の伝送順序を変更する並べ替え手段とパケットのヘッダ
情報を任意に変換するヘッダ変換手段とにより構成され
る端末インタフェース部とから少なくとも構成される複
数のノード装置を、前記並列多重伝送路によってリング
状に接続し、前記並べ替え手段においてパケットの滞留
数がパケット滞留数閾値を超過すること、又はパケット
滞留時間がパケット滞留時間閾値を超過することによっ
てパケットロスを検出することを特徴とする。
【0028】請求項4に係わる通信制御方式は、並列伝
送路をノード装置によりリング状につないだマルチリン
グネットワークにおいて送信端末より出力されるパケッ
トの伝送順序を該マルチリングネットワーク上で保証せ
ず、受信端末、又は端末インタフェース部において請求
項1又は2に記載のパケット並べ替え装置を用いて送信
時の伝送順にパケットを並べ直し、前記並べ替え手段に
おいてパケットの滞留数がパケット滞留数閾値を超過す
ること、又はパケット滞留時間がパケット滞留時間閾値
を超過することによってパケットロスを検出することを
特徴とする。
【0029】請求項5に係わる通信制御方式は、請求項
4に記載の通信制御方式において、前記並べ替え手段に
おいて、パケットロスが生じた後、パケット滞留数閾値
以上のパケットが前記並べ替え手段に伝送され続けた場
合に対応してパケット滞留数計測部とパケット滞留数閾
値とを持ち、パケット滞留数がパケット滞留数閾値を超
過したことによりパケットロスを検出することを特徴と
する。
【0030】請求項6に係わる通信制御方式は、請求項
4に記載の通信制御方式において、前記並べ替え手段に
おいて、パケットロスが生じた後、前記パケット滞留数
閾値未満の少量のパケットしか該並べ替え手段に伝送さ
れてこなかった場合に対応してパケット滞留時間計測部
とパケット滞留時間閾値とを持ち、パケット滞留時間が
パケット滞留時間閾値を超過したことによりパケットロ
スを検出することを特徴とする。
【0031】請求項7に係わる通信制御方式は、請求項
4に記載の通信制御方式において、パケットロスの判断
を行う際に、パケット滞留数がパケット滞留数閾値を超
過したこと、又はパケット滞留時間がパケット滞留時間
閾値を超過したことによるパケットロスの判断結果の論
理和によって最終的なパケットロスの検出を行うことを
特徴とする。
【0032】請求項8に係わる通信制御方式は、請求項
7に記載の通信制御方式において、パケットがロスして
いると判断した際に、前記並べ替え手段において、ロス
したパケットを無視してシーケンス番号順に従って正常
に到着しているパケットから読み出すことを特徴とす
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】先ず、本発明の概要について説明する。伝
送路において、パケットロスがあっても、パケットが抜
けた状態のまま受信端末に送れば、ネットワークの上位
層でエラーが検出されるため、パケットの廃棄やパケッ
トの再送等の処理が行われる。よって、パケットロスを
判断した後、読み出しポインタを強制的にストアされて
いるポインタ値までインクリメントすることにより、既
に正常に到着しているパケット列の先頭パケットから送
信する。そのときのパケットロスの判断は、下記の2方
式により行う。
【0035】(1)パケット滞留計測部とパケット滞留
数閾値を持ち、パケットロスが生じたとき、シーケンス
番号が連続していないことからパケットの読み出しが行
われないためパケットが滞留したままとなり、パケット
の流入が続けばパケット滞留数が増加し、パケット滞留
数閾値を超過することになる。このことによりパケット
ロスの判断を行う。
【0036】(2)パケット滞留時間計測部とパケット
滞留時間閾値を持ち、パケットロス時は、シーケンス番
号が連続していないことからパケットの読み出しが行わ
れないためにパケットが滞留したままとなり、そのため
パケット読み出しによるパケット滞留時間計測値のリセ
ットが行われず滞留時間が計測され続け、その滞留時間
がパケット滞留時間閾値と比較されてタイムアウトであ
ることを検出することによりパケットロスの検出をす
る。
【0037】以上の2方式によってパケットロスを判断
することで、パケットデータが破壊(上書き又は廃棄)
されてしまい伝送エラー率が増大してしまうことや、パ
ケットロスが発生したことをいつまでも検出することが
できないという問題を解消することができる。
【0038】(第1の実施の形態)本発明の通信制御方
式が適用される通信ネットワークでは、パケット送信時
の順番が保証されないネットワークを前提としており、
本実施の形態の回路にパケットがランダムに入力されて
くる。図9は、ノード装置の端末インタフェース部内の
並べ替え部の内部構成を示す図、図8は、パケットロス
の判断を行う機能ブロックを示す図である。図9及び図
8示すように、パケット入力時においてパケットのヘッ
ダ部を分離してシーケンス番号分離部900に送り、こ
のシーケンス番号分離部900でヘッダ内のシーケンス
番号を用いてパケットの書き込みポインタを生成する。
パケットデータは、この書き込みポインタの指し示す並
べ替えバッファ902の記憶領域にパケット保持すると
共に、この並べ替えバッファ902内の前記記憶領域の
ストアフラグを立てることで、前記パケットが保持され
ていることを表示する。また、セルロス判断部(図8)
において、パケット書き込み有り(811)の信号を用
いてパケット滞留数計測部801をカウントアップし、
このパケット滞留数計測部801からパケット滞留中
(812)を示す信号を受けたパケット滞留時間計測部
(802)がパケットの滞留時間を計測する。
【0039】パケットの読み出しは、読み出しポインタ
用リングカウンタ901を用いて読み出しポインタを生
成し、そのポインタの指し示す並べ替えバッファ902
の記憶領域に保持されているストアフラグを検索する。
このとき、ストアフラグが表示状態であればパケットが
保持されているということになるので、前記記憶領域に
保持されているパケットデータを読み出して前記パケッ
トを出力し、同時にストアフラグを非表示にして次のパ
ケットの記憶領域を検索するために読み出しポインタ用
リングカウンタ901のカウント値を1進める。このと
き、パケットの送信順序は、読み出しポインタ用リング
カウンタ901が1ずつ単調増加するリングカウンタで
あるため、パケットの読み出しがシーケンス番号順に並
べ替えられて読み出されることが保証される。
【0040】また、セルロス判断部(図8)では、パケ
ット読み出し有り(810)の信号を受けてパケット滞
留数計測部801は、カウントダウンし、パケット滞留
時間計測部802は、パケットの滞留時間の計測値をリ
セットする。
【0041】例として、図10〜図12の並べ替えバッ
ファの内部状態例を示す図で説明する。図10は、並べ
替えバッファの内部状態例(正常)を示す図、図11
は、並べ替えバッファの内部状態例(停滞中)を示す
図、図12は、並べ替えバッファの内部状態例(正常)
を示す図である。図10のように並べ替えバッファにパ
ケットが滞留している場合を考えると、記憶領域(シー
ケンス番号)150〜155のパケットまでは上記に述
べたような動作で正常に読み出されるが、シーケンス番
号156のパケットがロスしたために、図のように記憶
領域に空きが生じた場合は、パケット読み出しにおいて
ストアフラグを常に検索し続ける状態のまま停滞するこ
とになる。
【0042】この状態でパケットの流入が続くとパケッ
ト滞留数計測部801において滞留数がカウントアップ
され続けることになる。仮にパケット滞留数閾値(80
0)の閾値を100として、パケットが流入してシーケ
ンス番号157〜256のパケットが滞留している状態
から新たにシーケンス番号259のパケットが書き込ま
れて図11に示す状態のようになったとすると、パケッ
ト滞留数計測部801の滞留数の値が101となり、比
較器804によりパケット滞留数閾値=100と比較さ
れて滞留数超過(813)が生じることになる。このこ
とにより、パケットロス(815)の検出を行う。
【0043】また、上記のようにパケットの流入がパケ
ット滞留数閾値=100を超過するほど多くない場合が
あり、例として、図12のようにパケット滞留数=14
の状態のままパケット滞留数が増加しない場合のパケッ
トロスを検出するために、パケット滞留時間計測部80
2とパケット滞留時間閾値(803)を持つ。パケット
滞留数計測部801が、パケットが滞留中(812)を
示す信号を送信することにより、パケット滞留時間計測
部802が滞留時間を計測する。パケットロス時は、パ
ケットの読み出しが行われないことにより滞留時間がリ
セットされないため、比較器805により滞留時間がパ
ケット滞留時間閾値(803)と比較されてタイムアウ
ト(814)が生じることになる。このことにより、パ
ケットロス(815)の検出を行う。
【0044】論理和ゲート806により以上の2方式の
論理和、即ち、2方式のどちらかによるパケットロスの
検出が行われると、読み出しポインタ用リングカウンタ
901は、強制的にインクリメントされ、“パケットが
保持されているポインタ値”即ち、ストアフラグが表示
されているポインタ値までストアフラグを検索しながら
インクリメントされる。図10、図11、図12に示す
例においては、シーケンス番号157にインクリメント
される。そして、ストアフラグが表示されているポイン
タ値=157まで進むと、パケットが記憶領域に保持さ
れているということなので、パケットデータを読み出
し、パケットを送信する。
【0045】このようにしてパケットロスを判断するこ
とで、パケットデータが破壊(上書き又は廃棄)されて
しまい伝送エラー率が増大してしまうことや、パケット
ロスが発生したことをいつまでも検出することができな
いという問題を解消することができる。また、タイマー
のみによってパケットロスを検出する場合と比較する
と、パケット滞留数の閾値超過を検出する回路はオーバ
ーフロー検出機能を容易に付加することができ、前者に
比べて拡張性に優れている。また、パケットの出力制御
にシェーパー機能(指定のレートでパケットを読み出す
機能)を用いた場合、前者ではパケット滞留時間閾値を
レートに合わせて可変させなくてはならない(なぜな
ら、並べ替えバッファがオーバーフローする前にパケッ
トロスを検出しなくてはならないため)が、本発明の方
式では初期設定時に最低レートに合わせたパケット滞留
時間閾値を設定するだけで良く制御性に優れている。
【0046】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては、単一コネクション時における実施例であった
ので、第2の実施の形態において複数コネクションサポ
ート時の構成を示す。
【0047】図13は、複数コネクションサポート時の
パケットロス判断部の構成を示す図である。図13に示
すように、パケット滞留数を保持するパケット滞留数カ
ウンタテーブル1300と、パケット滞留時間のタイム
アウトを検出するためのタイムアウトチェックフラグテ
ーブル1301を、それぞれRAMを用いてNコネクシ
ョン分持つ。このパケットロス判断部は、図1の端末イ
ンターフェース部100に点線で示す。
【0048】パケット滞留数カウンタは、パケット滞留
数計測部1401の制御により、パケット書き込み時に
コネクションに対応したパケット滞留数カウンタテーブ
ル1300の記憶領域をリードし、カウント値を1増加
してから同じ記憶領域に書き込み、パケット読み出し時
はコネクションに対応したパケット滞留数カウンタテー
ブル1300の記憶領域をリードし、カウント値を1減
じてから同じ記憶領域に書き込む動作を行い、パケット
滞留数計測部1401でパケット滞留数の計測を行う。
また、パケット書き込み時に比較器1404によりその
カウンタ値とパケット滞留数閾値(1400)との比較
を行うことで、第1の実施の形態と同様なパケットロス
の判断を行う。
【0049】タイムアウトチェックフラグ(TOCフラ
グ)は、パケット滞留時間計測部1402によりタイマ
ー周期(パケット滞留数閾値)(1403)毎に全コネ
クションのTOCフラグテーブルにアクセス(141
2)を行い、各コネクションのパケット滞留数カウンタ
値が1以上ならばTOCフラグを1にする。パケット読
み出し時においてTOCフラグが1であれば、コネクシ
ョンに対応したTOCフラグに0を書き込みリセットさ
れるので、次のタイマー周期において全コネクションの
TOCフラグテーブルをアクセスしたとき、TOCフラ
グが1のままのコネクションを見つけたらパケット滞留
時間のタイムアウト(1414)とし、パケットロス
(1415)と判断する。タイムアウトと判断する時間
は“タイマー周期”から“タイマー周期×2”の間のバ
ラツキがあるが、パケットロスの検出が目的であるので
許容する。
【0050】このようにしてパケットロスを判断するこ
とで、パケットデータが破壊(上書き又は廃棄)されて
しまい伝送エラー率が増大してしまうことや、パケット
ロスが発生したことをいつまでも検出することができな
いという問題を解消することができる。複数コネクショ
ンにおいても、TOCフラグテーブルを用いることで、
コネクション毎にパケット滞留時間閾値を持つことな
く、簡易な回路構成で実現することができる。
【0051】また、第1の実施の形態で述べたように、
タイマーのみの検出でパケットロスを検出する場合と比
較しても、初期設定時にパケット滞留時間閾値を設定す
るだけで良く、またオーバーフロー処理の回路を容易に
付加できる等の回路の制御性や拡張性において優れてい
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パケット滞留数がパケット滞留数閾値を超過すること、
又はパケット滞留時間がパケット滞留時間閾値を超過す
ることによってパケットロスを検出することによりパケ
ットロスを判断することで、パケットデータが破壊され
てしまい伝送エラー率が増大してしまうことや、パケッ
トロスが発生したことをいつまでも検出することができ
ないという問題を解消することができる。
【0053】また、パケット滞留数の閾値超過を検出す
る回路はオーバーフロー検出機能を容易に付加すること
ができ、拡張性に優れ、パケットの出力制御にシェーパ
ー機能を用いた場合、初期設定時に最低レートに合わせ
たパケット滞留時間閾値を設定するだけで良く、制御性
に優れているという効果がある。
【0054】また、複数コネクションにおいても、TO
Cフラグテーブルを用いることで、コネクション毎にパ
ケット滞留時間閾値を持つことなく、簡易な回路構成で
実現することができ、初期設定時にパケット滞留時間閾
値を設定するだけで良く、オーバーフロー処理の回路を
容易に付加できる等の回路の制御性や拡張性において優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノード装置の端末インタフェース部の内部構成
を示す図である。
【図2】ノード装置の構成を示す図である。
【図3】ノード装置の分離挿入部の内部構成を示す図で
ある。
【図4】ノード装置のバッファの内部構成を示す図であ
る。
【図5】バッファ及びスイッチの制御法則を示す図であ
る。
【図6】ネットワークの構成を示す図である。
【図7】ネットワークの通信原理を示す図である。
【図8】パケットロスの判断を行う機能ブロックを示す
図である。
【図9】ノード装置の端末インタフェース部内の並べ替
え部の内部構成を示す図である。
【図10】並べ替えバッファの内部状態例(正常)を示
す図である。
【図11】並べ替えバッファの内部状態例(停滞中)を
示す図である。
【図12】並べ替えバッファの内部状態例(停滞中)を
示す図である。
【図13】複数コネクションサポート時のパケットロス
判断部の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 端末インタフェース部 101 ヘッダ変換部 102 並べ替え部 201〜208 分離挿入部 211〜218、709〜712 バッファ 221〜228、231〜238、605〜608 並
列多重伝送路 241、705〜708 スイッチ 242 スイッチ制御部 243 バッファ制御部 301、402 ヘッダ検出部 302、303 ゲート 304 セレクタ 305 FIFO 401 バッファメモリ 403 アドレスカウンタ 601〜604、701〜704 ノード装置 251〜258、741〜744 端末インタフェース
部 611〜618、621〜628、631〜638、6
41〜648、721〜736 端末 800、1400 パケット滞留数閾値 801、1401 パケット滞留数計測部 802、1402 パケット滞留時間計測部 803、1403 パケット滞留数時間閾値 804、805、1404 比較器 806、1406 論理和ゲート 810 パケット読み出し有り信号 811 パケット書き込み有り信号 812 パケット滞留中信号 813 滞留数超過信号 814 タイムアウト信号 815 パケットロス信号 900 シーケンス番号分離部 901 読み出しポインタ用リングカウンタ 902 並べ替えバッファメモリ 903 並べ替え制御部 1300 パケット滞留数カウンタテーブル 1301 タイムアウトチェックフラグテーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットのヘッダ情報部にシーケンス番
    号が付加されており、次に送信すべきシーケンス番号の
    パケットが到着するまでパケットの読み出しを待機する
    並べ替え手段と、前記並べ替え手段に滞留しているパケ
    ット数を計測するパケット滞留数計測部と、前記並べ替
    え手段にパケットが滞留している時間を計測するパケッ
    ト滞留時間計測部とによって少なくとも構成され、パケ
    ット滞留数がパケット滞留数閾値を超過すること、又は
    パケット滞留時間がパケット滞留時間閾値を超過するこ
    とによってパケットロスを検出することを特徴とするパ
    ケット並べ替え装置。
  2. 【請求項2】 前記パケット滞留数計測部はセル滞留数
    カウンタテーブルを用いてセル滞留数を保持し、前記パ
    ケット滞留時間計測部はタイムアウトチェックフラグテ
    ーブルを用いてタイムアウトチェック用のフラグを保持
    し、前記セル滞留数カウンタテーブル及び前記タイムア
    ウトチェックフラグテーブルはコネクション毎に領域を
    分割して管理することにより、複数コネクションにおけ
    るパケットロスの検出を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のパケット並べ替え装置。
  3. 【請求項3】 端末からのパケットを複数の伝送チャン
    ネルを有する並列多重伝送路に挿入し、前記並列多重伝
    送路からのパケットをパケットのヘッダの情報によりバ
    ッファ手段又は端末インタフェース部へ出力する複数の
    分離挿入手段と、前記複数の分離挿入手段からの信号を
    複数の記憶領域の1つに一時記憶させるためのバッファ
    手段と、前記複数の伝送チャンネルのそれぞれを他の伝
    送チャンネルへ切り替えるためのスイッチ手段と、前記
    バッファ手段と前記スイッチ手段を制御するための制御
    手段と、請求項1又は2に記載のパケット並べ替え装置
    を用いてパケットの伝送順序を変更する並べ替え手段と
    パケットのヘッダ情報を任意に変換するヘッダ変換手段
    とにより構成される端末インタフェース部とから少なく
    とも構成される複数のノード装置を、前記並列多重伝送
    路によってリング状に接続し、前記並べ替え手段におい
    てパケットの滞留数がパケット滞留数閾値を超過するこ
    と、又はパケット滞留時間がパケット滞留時間閾値を超
    過することによってパケットロスを検出することを特徴
    とする通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 並列伝送路をノード装置によりリング状
    につないだマルチリングネットワークにおいて送信端末
    より出力されるパケットの伝送順序を該マルチリングネ
    ットワーク上で保証せず、受信端末、又は端末インタフ
    ェース部において請求項1又は2に記載のパケット並べ
    替え装置を用いて送信時の伝送順にパケットを並べ直
    し、前記並べ替え手段においてパケットの滞留数がパケ
    ット滞留数閾値を超過すること、又はパケット滞留時間
    がパケット滞留時間閾値を超過することによってパケッ
    トロスを検出することを特徴とする通信制御方式。
  5. 【請求項5】 前記並べ替え手段において、パケットロ
    スが生じた後、パケット滞留数閾値以上のパケットが前
    記並べ替え手段に伝送され続けた場合に対応してパケッ
    ト滞留数計測部とパケット滞留数閾値とを持ち、パケッ
    ト滞留数がパケット滞留数閾値を超過したことによりパ
    ケットロスを検出することを特徴とする請求項4に記載
    の通信制御方式。
  6. 【請求項6】 前記並べ替え手段において、パケットロ
    スが生じた後、前記パケット滞留数閾値未満の少量のパ
    ケットしか該並べ替え手段に伝送されてこなかった場合
    に対応してパケット滞留時間計測部とパケット滞留時間
    閾値とを持ち、パケット滞留時間がパケット滞留時間閾
    値を超過したことによりパケットロスを検出することを
    特徴とする請求項4に記載の通信制御方式。
  7. 【請求項7】 パケットロスの判断を行う際に、パケッ
    ト滞留数がパケット滞留数閾値を超過したこと、又はパ
    ケット滞留時間がパケット滞留時間閾値を超過したこと
    によるパケットロスの判断結果の論理和によって最終的
    なパケットロスの検出を行うことを特徴とする請求項4
    に記載の通信制御方式。
  8. 【請求項8】 パケットがロスしていると判断した際
    に、前記並べ替え手段において、ロスしたパケットを無
    視してシーケンス番号順に従って正常に到着しているパ
    ケットから読み出すことを特徴とする請求項7に記載の
    通信制御方式。
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