JPH1188343A - バンド共用回路 - Google Patents

バンド共用回路

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JPH1188343A
JPH1188343A JP24103697A JP24103697A JPH1188343A JP H1188343 A JPH1188343 A JP H1188343A JP 24103697 A JP24103697 A JP 24103697A JP 24103697 A JP24103697 A JP 24103697A JP H1188343 A JPH1188343 A JP H1188343A
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Manabu Yoshino
學 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MCR(最低保証帯域)を保証しかつコネク
ション間で公平な帯域割り当てを可能にする。 【解決手段】 入力セルについて、コネクションごとに
最低保証帯域の超過の有無と、帯域を共用するコネクシ
ョンのグループ全体の共用帯域の超過の有無を検出し、
それに応じて、入力セルのうち最低保証帯域以下のコネ
クションまたは最低保証帯域以上であっても共用帯域に
余裕があるコネクションのセルをパケット単位で通過さ
せ、最低保証帯域以上のコネクションでかつ共用帯域に
余裕がないコネクションのセルをパケット単位で通過阻
止して廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一または複数の
出力への帯域を複数のコネクションで共用するためのバ
ンド共用回路に関する。
【0002】
【従来の技術】バンド共用回路には、各コネクションご
とに伝送を保証している最低保証帯域(以下「MCR
(Minimum Cell Rate)」という)のセルを廃棄しないこ
とと、MCR以上の帯域を各コネクションに公平に分配
することが要求されている。
【0003】このような動作が要求されるバンド共用回
路として、バンド共用回路に集められたセルの帯域の合
計が出力側の共用帯域より大きい場合に、MCRを超過
するセルを適宜廃棄することにより合計帯域を共用帯域
以下に絞るシェーピング機能を有するものがある。
【0004】図11は、シェーピング機能を有する従来
のバンド共用回路の構成を示す。図において、入力セル
は通過阻止手段21を介してセル蓄積手段22に蓄積さ
れ、セル蓄積手段22から読み出されたセルがバンド共
用回路から出力される。セル蓄積手段22には、セルの
蓄積量を観測する閾値観測手段23が接続される。通過
阻止手段21は入力セルの状態と閾値観測手段23で観
測されるセル蓄積量に応じて、入力セルを廃棄するか否
かを制御する。
【0005】この通過阻止手段21の具体的な動作フロ
ーを図12に示す。入力セルに対して、パケットを構成
する最初のセルか否かを判断し、最初のセルである場合
には、所属コネクションがMCR以下か否かを判断し、
MCR以下であれば入力セルを通過させる。MCRを超
過していれば、セル蓄積手段22のバッファの使用量が
廃棄閾値以下か否かを判断する。ここで、廃棄閾値以下
であれば入力セルを通過させ、廃棄閾値を越えていれば
入力セルを廃棄する。すなわち、セル蓄積手段22のセ
ル蓄積量が閾値を超過した場合に、MCRを超過するセ
ルが廃棄される。
【0006】一方、入力セルがパケットを構成する最初
のセルでない場合には、同一パケットを構成するセルが
廃棄されているか否かを判断し、廃棄されていれば入力
セルを廃棄し、廃棄されていなければ入力セルを通過さ
せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来のバ
ンド共用回路には次のような問題点がある。第一は、セ
ル廃棄開始後に、セル蓄積手段22に蓄積可能なセル蓄
積量に関する規定がないので、MCRに満たないセルを
廃棄する危険性がある。
【0008】第二は、コネクション別にセル蓄積量が管
理されていないので、特定のコネクションのためにセル
蓄積量が閾値を越えると、閾値までセルが蓄積されてい
るコネクションもそれ以外のコネクションも同様に廃棄
されてしまう。また、他のコネクションのセルが蓄積し
てから入力を開始した他のコネクションのセルは、既に
蓄積されている他のコネクションのセルが送出終了する
まで待ってから送出されるので、伝送遅延が発生する。
すなわち、セル蓄積手段でのセル蓄積を通じて、自コネ
クションの過去のセル送出の履歴ではなく、他のコネク
ションの履歴のために、セル廃棄や伝送遅延が生ずる不
公平がコネクション間に発生する。さらに、この伝送遅
延により、規則正しいセル間隔で到着したコネクション
にバースト性が付与され、甚だしい場合はMCRでのセ
ル送出さえも妨げられることになる。
【0009】このような問題点に対して、MCRの保証
とコネクション間の公平性を確保するためには、セル蓄
積手段に蓄積可能なセル数をコネクション別に規定する
ことと、既にセルが蓄積されているコネクションのセル
をMCRを保証する帯域で順次読み出すラウンドロビン
読出とを兼ね備える必要がある。しかし、このような機
能を備えたバンド共用回路においても次のような問題が
ある。
【0010】まず、ラウンドロビン読出を待つ間に到着
したセルのMCRを保証するためには、長大なセル蓄積
量が必要となる。次に、ラウンドロビン読出ではセル蓄
積手段内に各コネクションのセルが存在するか否かを検
索する必要があるが、検索できるコネクション数はアク
セス速度やスケジューラの長さの制限に起因する制限が
ある。さらに、複数の共用帯域を束ねた共用帯域を形成
する場合に、各々の共用帯域のラウンドロビン読出速度
に上限を設けない限り、単一の共用帯域のコネクション
のセルのみが入力されたとき、その帯域の上限を越す読
み出しをしてしまう問題がある。
【0011】本発明は、ラウンドロビン読出を用いず
に、MCR(最低保証帯域)を保証しかつコネクション
間で公平な帯域割り当てを可能にするバンド共用回路を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のバンド共用回路
は、入力セルについて、コネクションごとに最低保証帯
域の超過の有無と、帯域を共用するコネクションのグル
ープ全体の共用帯域の超過の有無を検出し、それに応じ
て、入力セルのうち最低保証帯域以下のコネクションま
たは最低保証帯域以上であっても共用帯域に余裕がある
コネクションのセルをパケット単位で通過させ、最低保
証帯域以上のコネクションでかつ共用帯域に余裕がない
コネクションのセルをパケット単位で通過阻止して廃棄
する。
【0013】これにより、セル蓄積手段の蓄積履歴によ
らずに廃棄制御を行うことができ、MCRを保証しなが
らコネクション間で公平な帯域割り当てを実現すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明のバンド共用回路の
第1の実施形態を示す。
【0015】図において、入力セルは、通過阻止手段1
1およびセル蓄積手段12を介して出力される。通過阻
止手段11は、コネクションごとのMCRの超過の有無
と、帯域を共用するコネクションのグループ全体の共用
帯域の超過の有無とを観測する。この観測結果は積算手
段13で積算され、時間当たりのセル数または帯域が判
別される。
【0016】通過阻止手段11は、積算手段13の積算
値に応じて、MCR以下のコネクションまたはMCR以
上であっても他のコネクションと共用している共用帯域
に余裕があるコネクションのセルをパケット単位で通過
させる。一方、MCR以上のコネクションでかつ他のコ
ネクションと共用している共用帯域に余裕がないコネク
ションのセルをパケット単位で通過阻止して廃棄する。
【0017】この通過阻止手段11の具体的な動作フロ
ーを図2に示す。入力セルに対して、パケットを構成す
る最初のセルか否かを判断し、最初のセルである場合に
は、所属コネクションがMCR以下か否かを判断し、M
CR以下であれば入力セルを通過させる。MCRを超過
していれば、所属グループの使用帯域が閾値以下か否か
を判断する。ここで、閾値以下であれば入力セルを通過
させ、閾値を越えていれば入力セルを廃棄する。一方、
入力セルがパケットを構成する最初のセルでない場合に
は、同一パケットを構成するセルが廃棄されているか否
かを判断し、廃棄されていれば入力セルを廃棄し、廃棄
されていなければ入力セルを通過させる。
【0018】この通過阻止手段11では、通過阻止しな
かったMCR以上の帯域のパケットまたはパケットを構
成するセルの一部または全部にATMで廃棄優先セルを
意味するCLP(Cell Loss Priority) ビット等の目印
を付加していもよい。これを付加する場合には、本バン
ド共用回路で測定したMCRの測定結果を伝送先の回路
で利用することができる。
【0019】セル蓄積手段12は、通過阻止手段11に
よる廃棄がパケット単位であるために発生する共用帯域
超過分を吸収し、各コネクションのMCR以下の帯域を
確保する目的を有する。そのために、通過阻止手段11
による通過阻止開始後に蓄積可能なセル数が各コネクシ
ョンのMCRを確保できる程度以上のセル蓄積量が必要
となる。すなわち、帯域を共用する全コネクションが同
時に最大帯域(以下「PCR(Peak Cell Rate) 」とい
う)でバンド共用回路に入出力した場合に、全コネクシ
ョンの各パケットを欠落しないですむセル蓄積量が要求
される。例えば、(最長パケット長)×(コネクション
数)以上である。このセル量は、統計多重効果が有効な
コネクションを収容するバンド共用回路では、統計多重
効果の分を軽減した等価的な量であってもよい。
【0020】また、積算手段13の積算値に誤差を含ん
でいる場合は、誤差分に相当するセル蓄積量を加算する
必要がある。それは、MCRに誤差を加えた量がMCR
のセルとして扱われるので、この誤差を含んだMCRの
セルを落とさないように蓄積する必要があるためであ
る。誤差の例として、MCRの測定をパケット単位で行
っているケースでは、測定法にもよるが(最長のパケッ
ト長−1ビット)/(観測時間×MCR)となる。この
場合には、積算されるMCRにこの誤差分を加えた量以
上のセル蓄積量が必要となる。
【0021】他の観測値の誤差の例として、細分した観
測時間である観測窓ごとに、MCR以下のセルとMCR
を超過するセルを分別し、その旨をタグ等で記載する方
法を適用した場合がある。この方法の場合には、図3に
示す状況が考えられる。図3の状況は、MCRを超過し
たパケットが全コネクションで到着したときに、ちょう
ど共用帯域に到達したとする。このとき、入力セルがパ
ケットを構成する最初のセルであれば廃棄できないし、
次の観測窓でMCR以下と記載されたパケットも廃棄で
きない。そのため、このような観測法をとるバンド共用
回路では、セル蓄積手段が有する実質的または等価的な
セル蓄積量として、誤差分を含めて(全コネクション
数)×(最長のパケット長)×2以上とする必要があ
る。
【0022】ここで、図1に示す第1の実施形態の構成
と、図11に示す従来構成において、入力セルと、通過
阻止手段11,21の通過セルおよび廃棄セルと、セル
蓄積手段12,22の蓄積セルの関係を図4,図5に示
し、セル廃棄におけるコネクション間の公平性について
説明する。図4,図5において、横軸は時間を表し、縦
軸は (1)入力セル量、 (2)通過セル量、 (3)廃棄セル
量、 (4)蓄積セル量を表す。また、共用帯域幅を破線で
示す。
【0023】時間t1 から時間t2 の間は、単一のコネ
クション1により共用帯域上限までのセルが入力してい
る。この期間、図4の従来例ではセル蓄積手段22の入
出力帯域が等しいためにセルは蓄積されず、セル廃棄も
発生しない。図5の第1の実施形態においても、同様に
セルの蓄積および廃棄は発生しない。
【0024】時間t2 から時間t3 の間は、2つのコネ
クション1,2により共用帯域を超過するセルが入力し
ている。この期間、図4の従来例では合計入力帯域から
共用帯域を引いた分のセルがセル蓄積手段22に蓄積さ
れる。ただし、蓄積量は時間t3 まで廃棄が発生する閾
値まで到達しないので、この期間では廃棄は発生しな
い。一方、図5の第1の実施形態では、共用帯域に対す
る超過分だけ各コネクションのセルが均等に廃棄され
る。これにより、バンド共用回路としての入出力が均衡
するために、セル蓄積手段12にセルは蓄積されない。
【0025】時間t3 から時間t4 の間は、3つのコネ
クション3,4,5により共用帯域を超過するセルが入
力している。この期間、図4の従来例では既にセル蓄積
量が廃棄開始閾値に到達しているために、各コネクショ
ンごとにMCR以下のセルのみが通過し、MCRを超過
するセルが廃棄される。このとき、共用帯域から各コネ
クションのMCR以下のセル帯域を減じた分が、t2
3 間で蓄積されたセルを消化するために用いられる。
この処理は、コネクションごとの過去の蓄積履歴が関わ
らず行われるので、t2 −t3 間のコネクションとt3
−t4 間のコネクションが異なっていても、後から入力
したコネクションのセルは一律に廃棄されてしまい、各
コネクションのセル廃棄が不公平になっている。また、
3 に入力したコネクションの最初のセルは、t2 −t
3 間に蓄積された他のコネクションのセルが出力される
まで出力を待たされることになり、各コネクションの遅
延が不公平になっている。この不公平な遅延が発生する
バンド共用回路では、伝送待ち時間が送出セル量を左右
するTCP/IPのようなプロトコルに対して、セル伝
送量が入力タイミングに依存することになり、コネクシ
ョンごとの共用帯域利用に関する不公平性が増す原因と
なる。
【0026】一方、図5の第1の実施形態では、t2
3 間と同様に、共用帯域に対する超過分だけ各コネク
ション3,4,5のセルが均等に廃棄される。すなわ
ち、同時に入力する3コネクション間でMCR以上の帯
域を分割して使用し、原則としてセルの蓄積を行わな
い。したがって、従来例のように過去に蓄積された他の
コネクションのセルを出力するために遅延が発生するこ
とはなく、入力時間順によるセル廃棄に不公平性は生じ
ない。また、原則としてセルの蓄積がないので、恒常的
にセルが蓄積されている従来例に比べて、運用中にコネ
クションのMCRや共用帯域の変更、それに伴うセル落
ちの回避を容易にすることができる。このように、本実
施形態では、従来例と比べてコネクション間のセル廃棄
と遅延を公平にすることができる。
【0027】ここで、優先的に廃棄するセルを示すCL
P等の目印がついているコネクションを収容するバンド
共用回路では、パケット廃棄の際にその目印がついたセ
ルを優先的にパケット単位で廃棄してもよいし、入力以
前の目印を消去し、新たに通過阻止手段の観測に基づい
て制御するようにしてもよい。
【0028】帯域を共用するコネクションは、コネクシ
ョン、パス、チャンネル、バーチャルコネクション、バ
ーチャルパス、バーチャルチャンネル、出力方路のいず
れか、またはその組み合わせとしてもよい。また、帯域
を共用するコネクションのグループは、出力方路別、サ
ービスクラス別、MCR別、PCR別のいずれか、また
はその組み合わせとしてもよい。同一のPCRでグルー
プ化した場合には、設定されたPCR以上をバンド共用
回路に入力する可能性があるコネクションに対して、バ
ンド共用回路によってPCR以下に絞ることができる。
また、図6に示すように、同一のPCRでグループし、
グループ内の全コネクションのMCRの和がPCRを越
えないように設定してもよい。
【0029】さらに、帯域を共用するコネクションのグ
ループ同士をさらにまとめ、出力方路や出力回線ごとで
大グループを形成してもよい。その場合には、大グルー
プ中のグループで使用帯域を通知することにより、未使
用の帯域を融通しあうこともできる。
【0030】また、以上示した実施形態の説明では、セ
ルをパケット単位で廃棄または通過させているが、この
パケットは実際のパケットであってもよいし、仮想的な
パケットであってもよい。仮想的なパケットを用いる例
には、セルがパケットの体をなしていないプロトコルに
従うコネクションの場合と、バンド共用回路で想定した
データ長を導くMTU長等のパケットフォーマット以外
のパケットが入力された場合と、複数のパケットフォー
マットに従うパケットが混在している場合がある。前者
2つの場合は、バンド共用回路で設定したパケットフォ
ーマットとして扱ってもよい。第3の場合は、1パケッ
トで伝達できる情報量の最大値が1500バイトや9180バイ
トというように、異なるフォーマットのパケットを同一
のグループで扱う場合であり、すべてのコネクションの
パケットを長いフォーマットのパケットとして扱っても
よい。その際、短いパケットと長いパケットの比に相当
するパケット分、短いパケットの廃棄を遅らせるように
してパケット長の違いによる不公平性を解消するように
してもよい。
【0031】(第2の実施形態)図7は、本発明のバン
ド共用回路の第2の実施形態を示す。図において、入力
セルは、通過阻止手段14およびセル蓄積手段12を介
して出力される。積算手段15は、第1の実施形態のよ
うに通過阻止手段で観測した結果を積算するのでなく、
別途入力される帯域情報を流用し、通過阻止手段14を
制御することを特徴とする。例えば、バンド共用回路の
前段に存在するセル数を認識するUPCやシェーバ、A
BRサービスクラス対応のATMスイッチ、ATM−P
DS伝送装置の帯域割当回路、外部のCLP付加回路等
が認識したコネクションごとのセル数に関する情報を受
信し、その一部または全部を流用する。
【0032】この通過阻止手段14および積算手段15
の具体的な動作フローを図8に示す。積算手段14がコ
ネクションの帯域使用量を受信し、その帯域使用量がM
CR以下のとき、またはその帯域使用量がMCRを超過
しかつ所属グループの使用帯域が閾値以下である場合を
条件1とする。コネクションの帯域使用量がMCRを超
過しかつ所属グループの使用帯域が閾値を超過している
場合を条件2とする。
【0033】通過阻止手段14は、入力セルに対して、
パケットを構成する最初のセルか否かを判断し、最初の
セルである場合に、条件1で入力セルを通過させ、条件
2で入力セルを廃棄する。一方、入力セルがパケットを
構成する最初のセルでない場合には、同一パケットを構
成するセルが廃棄されているか否かを判断し、廃棄され
ていれば入力セルを廃棄し、廃棄されていなければ入力
セルを通過させる。
【0034】(第3の実施形態)図9は、本発明のバン
ド共用回路の第3の実施形態を示す。図において、入力
セルは、通過阻止手段16およびセル蓄積手段12を介
して出力される。セル蓄積観測手段17は、セル蓄積手
段12でセルの蓄積が開始されたか否かを観測し、セル
蓄積開始時に通過阻止手段16でセル通過を阻止する。
【0035】この通過阻止手段16の具体的な動作フロ
ーを図10に示す。入力セルに対して、パケットを構成
する最初のセルか否かを判断し、最初のセルである場合
には、所属コネクションがMCR以下か否かを判断し、
MCR以下であれば入力セルを通過させる。MCRを超
過していれば、セル蓄積観測手段17からセル蓄積手段
12のセル蓄積状況を入手する。ここで、セル蓄積手段
12にセルが蓄積されていなければ入力セルを通過さ
せ、セルが蓄積されていれば入力セルを廃棄する。一
方、入力セルがパケットを構成する最初のセルでない場
合には、同一パケットを構成するセルが廃棄されている
か否かを判断し、廃棄されていれば入力セルを廃棄し、
廃棄されていなければ入力セルを通過させる。
【0036】なお、セル蓄積観測手段17は、セル蓄積
手段12のセル蓄積開始を直接観測する代わりに、セル
蓄積手段12の時間当たりのセル数を積算するか、実際
に読み出した帯域を観測するようにしてもよい。この場
合には、観測の誤差分を見込んで通過阻止を開始する帯
域を加減することが望ましい。
【0037】ここで、本実施形態におけるセル蓄積観測
手段17による制御と、従来の閾値観測手段23による
制御の違いについて説明する。従来は、バッファの使用
量が所定の廃棄閾値を越えたときにセル廃棄を行ってい
たが、本実施形態はこの廃棄閾値を0にした場合に相当
する。これにより、原則としてセルの蓄積がなくなるの
で、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に、コ
ネクション間の不公平性を解消することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバンド共
用回路は、コネクションを束ねたグループの帯域に基づ
いてパケット単位でセルを廃棄することにより、過去の
蓄積履歴に基づくセル廃棄や遅延の不公平性を解消し、
MCRを保証しかつコネクション間で公平な帯域割り当
てを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンド共用回路の第1の実施形態を示
すブロック図。
【図2】通過阻止手段11の具体的な動作例を示すフロ
ーチャート。
【図3】観測窓をまたがる場合の必要セル蓄積量を説明
する図。
【図4】従来のバンド共用回路におけるセル通過・廃棄
・蓄積の状況を説明する図。
【図5】第1の実施形態におけるセル通過・廃棄・蓄積
の状況を説明する図。
【図6】グループの帯域割当例を示す図。
【図7】本発明のバンド共用回路の第2の実施形態を示
すブロック図。
【図8】通過阻止手段14および積算手段15の具体的
な動作例を示すフローチャート。
【図9】本発明のバンド共用回路の第3の実施形態を示
すブロック図。
【図10】通過阻止手段16の具体的な動作例を示すフ
ローチャート。
【図11】従来のバンド共用回路の構成を示すブロック
図。
【図12】通過阻止手段21の具体的な動作例を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
11,14,16 通過阻止手段 12 セル蓄積手段 13,15 積算手段 17 セル蓄積観測手段 21 通過阻止手段 22 セル蓄積手段 23 閾値観測手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一または複数の出力への帯域を複数の
    コネクションで共用するバンド共用回路において、 入力セルについて、コネクションごとに最低保証帯域の
    超過の有無と、帯域を共用するコネクションのグループ
    全体の共用帯域の超過の有無を検出する積算手段と、 前記積算手段の積算値に応じて、前記入力セルのうち最
    低保証帯域以下のコネクションまたは最低保証帯域以上
    であっても前記共用帯域に余裕があるコネクションのセ
    ルをパケット単位で通過させ、最低保証帯域以上のコネ
    クションでかつ前記共用帯域に余裕がないコネクション
    のセルをパケット単位で通過阻止して廃棄する通過阻止
    手段と、 前記通過阻止手段を通過したセルを蓄積するセル蓄積手
    段とを備えたことを特徴とするバンド共用回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバンド共用回路におい
    て、 積算手段は、通過阻止手段を時間当たりに通過するセル
    数を積算し、コネクションごとに最低保証帯域の超過の
    有無と、帯域を共用するコネクションのグループ全体の
    共用帯域の超過の有無を検出する構成であることを特徴
    とするバンド共用回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバンド共用回路におい
    て、 積算手段は、バンド共用回路の前段の回路で観測された
    時間当たりのセル数または帯域の通知を受け、コネクシ
    ョンごとに最低保証帯域の超過の有無と、帯域を共用す
    るコネクションのグループ全体の共用帯域の超過の有無
    を検出する構成であることを特徴とするバンド共用回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のバンド共用回路におい
    て、 セル蓄積手段は、通過阻止手段による通過阻止開始後に
    蓄積可能なセル数が各コネクションの最低保証帯域を確
    保できる程度以上のセル蓄積量を有する構成であること
    を特徴とするバンド共用回路。
  5. 【請求項5】 単一または複数の出力への帯域を複数の
    コネクションで共用するバンド共用回路において、 入力セルのうち、最低保証帯域以下のコネクションまた
    は最低保証帯域以上であっても帯域を共用するコネクシ
    ョンのグループ全体の共用帯域に余裕があるコネクショ
    ンのセルをパケット単位で通過させ、最低保証帯域以上
    のコネクションでかつ前記共用帯域に余裕がないコネク
    ションのセルをパケット単位で通過阻止して廃棄する通
    過阻止手段と、 通過阻止手段による通過阻止開始後に蓄積可能なセル数
    が各コネクションの最低保証帯域を確保できる程度以上
    のセル蓄積量を有し、前記通過阻止手段を通過したセル
    を蓄積するセル蓄積手段と、 前記セル蓄積手段のセル蓄積開始を観測し、その情報に
    応じて前記通過阻止手段で通過阻止するセルを制御する
    セル蓄積観測手段とを備えたことを特徴とするバンド共
    用回路。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のバンド
    共用回路において、 セル蓄積手段のセル蓄積量は、全コネクション数と各コ
    ネクションの最長パケットを構成するセル数の積以上で
    あることを特徴とするバンド共用回路。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5に記載のバンド
    共用回路において、 セル蓄積手段のセル蓄積量は、全コネクション数と各コ
    ネクションの最長パケットを構成するセル数の積の2倍
    以上であることを特徴とするバンド共用回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のバンド共用回路において、 コネクションは、コネクションまたはパスまたはチャン
    ネルまたはバーチャルコネクションまたはバーチャルパ
    スまたはバーチャルチャンネルまたは出力方路のいずれ
    か、またはその組み合わせであることを特徴とするバン
    ド共用回路。
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