JP3168250B2 - Atmセルスイッチング装置 - Google Patents

Atmセルスイッチング装置

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JP3168250B2
JP3168250B2 JP13321696A JP13321696A JP3168250B2 JP 3168250 B2 JP3168250 B2 JP 3168250B2 JP 13321696 A JP13321696 A JP 13321696A JP 13321696 A JP13321696 A JP 13321696A JP 3168250 B2 JP3168250 B2 JP 3168250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はATM (Asynchrono
us Transfer Mode)セルスイッチング装置に関し、特に
出力側に低速回線を収容するATM セルスイッチング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のATM セルスイッチング装置は、入
力回線からのセルを回線インタフェース受信部により受
信し、これを出力バッファ型のATM スイッチにおけるス
イッチにより通信経路の選択(ルーティング)を行うこ
とによりATM 交換を行い、ATM交換後のセルを通信経路
毎に設けた出力バッファ内の出力バッファ部に蓄積し、
蓄積したセルを出力バッファ読出制御部により読み出し
て回線インタフェース送信部へ出力する。そして、出力
したセルを回線インタフェース送信部内の回線バッファ
部に蓄積し、蓄積したセルを所定の速度で読み出して低
速の出力回線へ出力するものであった。
【0003】ここで、ATM スイッチに使用されるLSI
は、一般に、入出力インタフェースが155.52Mbps 以上
であることが多いので、ATM スイッチの入出力インタフ
ェースも155.52Mbps 以上となることが多い。このた
め、ATM スイッチに低速の、例えば、1.5 Mbps の出力
回線を収容する場合、速度の整合が必要となる。そこ
で、ATM スイッチと出力回線との間に回線バッファ部を
設けて速度の整合を行っていた。
【0004】ところで、通常、ATM ではコネクションの
帯域は契約により決められ、通信はその帯域に対応する
回線速度以下で行われる。しかし、例えば、その契約が
統計多重効果を得るためにSCR (平均セルレート)等で
行われている場合、複数回線から1回線への通信が同時
に発生したり、データがバースト的に送信されたりする
と、その回線の出力部で回線速度以上(契約以上)のセ
ルが一時的に到着し、セルの輻輳が発生する。
【0005】例えば、1回線への通信が同時に発生して
1.5 Mbps 以上(ただし、155.52Mbps 以下)になった
場合、ATM スイッチの入出力インタフェースが155.52M
bpsであるとすると、セルはそのままATM スイッチの出
力バッファ部を通って回線インタフェース送信部の回線
バッファ部へ送出されるが、出力回線の速度は1.5 Mbp
s であるので、回線バッファ部においてセルの廃棄が発
生する。そこで、回線バッファ部にFIFO(First-In Fir
st-Out)メモリ等を設置して、この一時的な輻輳による
セル廃棄を回避していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のATM セルスイッチング装置では、回線バッファ
部において発生するセル廃棄を防止するためには、多く
のFIFOメモリを設置しなければならないという欠点があ
った。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、多くのFIFOメモリを設置することなくセル廃棄を防
止することのできるATM セルスイッチング装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、セルを蓄積する出力バッファ部とこの出
力バッファ部からセルを読み出して出力する出力バッフ
ァ読出制御部とを含む複数の出力バッファを有するATM
スイッチと、出力バッファ部から出力されるセルを蓄積
し、蓄積したセルをATM スイッチのインタフェースより
も速度が低い回線に出力する回線バッファ部と、この回
線バッファ部に蓄積されるセルの量が予め設定した閾値
を超えたとき送信停止要求信号を出力する回線バッファ
制御部とを有する複数の回線インタフェース送信部とを
備え、出力バッファの出力バッファ読出制御部は、この
出力バッファに対応する回線インタフェース送信部の回
線バッファ制御部から出力される送信停止要求信号に基
づいてセルの読出しを停止することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、セルを蓄積する出力バッ
ファ部とこの出力バッファ部からセルを読み出して出力
する出力バッファ読出制御部とをセルのクラス別に設け
た複数の出力バッファを有するATM スイッチと、出力バ
ッファの各出力バッファ部から出力されるセルを蓄積
し、蓄積したセルをATM スイッチのインタフェースより
も速度が低い回線に出力する回線バッファ部と、この回
線バッファ部に蓄積されるセルの量が予め設定した閾値
を超えたとき送信停止要求信号を出力する回線バッファ
制御部とを有する複数の回線インタフェース送信部とを
備え、出力バッファのクラス別に設けた出力バッファ読
出制御部の少なくとも一つは、この出力バッファに対応
する回線インタフェース送信部の回線バッファ制御部か
ら出力される送信停止要求信号に基づいてセルの読出し
を停止することを特徴とする。
【0010】この場合、送信停止要求信号に基づいてセ
ルの読出しを停止する出力バッファ読出制御部は、他の
出力バッファ読出制御部より低いクラスのものにすると
よい。
【0011】また、上記の閾値は回線バッファ部のセル
の最大蓄積量よりも小さく設定するとよい。
【0012】また、本発明は、セルを蓄積する出力バッ
ファ部とこの出力バッファ部からセルを読み出して出力
する出力バッファ読出制御部とをセルのクラス別に設け
た複数の出力バッファを有するATM スイッチと、出力バ
ッファの各出力バッファ部から出力されるセルを蓄積
し、蓄積したセルをATM スイッチのインタフェースより
も速度が低い回線に出力する回線バッファ部と、出力バ
ッファ読出制御部に対応してクラス別に設けられ、回線
バッファ部に蓄積されるセルの量が予めクラス別に設定
した閾値を超えたとき送信停止要求信号を出力する回線
バッファ制御部とを有する複数の回線インタフェース送
信部とを備え、出力バッファの出力バッファ読出制御部
は、この出力バッファに対応する回線インタフェース送
信部の回線バッファ制御部から出力される送信停止要求
信号に基づいてセルの読出しを停止することを特徴とす
る。
【0013】この場合、優先度が高いクラスの出力バッ
ファ読出制御部は、閾値の大きい回線バッファ制御部か
ら出力される送信停止要求信号に基づいてセルの読出し
を停止するのがよい。
【0014】また、本発明は、セルを蓄積する出力バッ
ファ部とこの出力バッファ部からセルを読み出して出力
する出力バッファ読出制御部とをセルのクラス別に設け
た複数の出力バッファを有するATM スイッチと、出力バ
ッファの各出力バッファ部から出力されるセルをクラス
別に振り分けて出力するクラス振分処理部と、このクラ
ス振分処理部から出力されるセルを蓄積し、蓄積したセ
ルをATM スイッチのインタフェースよりも速度が低い回
線に出力する複数の回線バッファ部およびこの回線バッ
ファ部に蓄積されるセルの量が予め設定した閾値を超え
たとき送信停止要求信号を出力する回線バッファ制御部
をクラス別に設けた回線バッファとを有する複数の回線
インタフェース送信部とを備え、出力バッファのクラス
別に設けた出力バッファ読出制御部の少なくとも一つ
は、この出力バッファに対応する回線インタフェース送
信部の同一クラスの回線バッファ制御部から出力される
送信停止要求信号に基づいてセルの読出しを停止するこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるATM セルスイッチング装置の実施例を詳細に説明す
る。図1は、第1の実施例のATM セルスイッチング装置
を示すブロック図である。このATM セルスイッチング装
置は、回線インタフェース受信部12-1〜12-nにより受信
したセルをATM スイッチ13によりルーティングを施し、
回線インタフェース送信部14-1〜14-mにより速度の整合
を行って低速の出力回線15-1〜15-mへ出力する。そし
て、回線インタフェース送信部14-1〜14-mがオーバーフ
ローを起こしてセルを廃棄する恐れが生じたとき、ATM
スイッチ13からのセルの出力を停止し、そのセルをATM
スイッチ13の出力バッファ132-1 〜132-m に蓄積するこ
とによりセル廃棄を防止するものである。
【0016】まず、本実施例の構成について説明する。
図1において、回線インタフェース受信部12-1〜12-n
は、入力側が入力回線11-1〜11-nに、出力側がATM スイ
ッチ13の入力側にそれぞれ接続されていて、入力回線11
-1〜11-nとATM スイッチ13とのインタフェースの処理等
を行うものである。ATM スイッチ13は、回線インタフェ
ース受信部12-1〜12-nからのセルについてルーティング
を行うスイッチ131 と、スイッチ131 から出力されるル
ーティング後のセルを蓄積し、蓄積したセルを読み出し
て出力する出力バッファ132-1 〜132-m とを備えている
出力バッファ型ATM スイッチであって、出力バッファ13
2-1 〜132-m の出力側は、対応する回線インタフェース
送信部14-1〜14-mの入力側に接続されている。
【0017】回線インタフェース送信部14-1〜14-mは、
ATM スイッチ13からのセルを蓄積し、蓄積したセルを所
定の速度で読み出して出力する回線バッファ部141 と、
回線バッファ部141 に蓄積されるセルの蓄積量を監視
し、その蓄積量が予め設定された輻輳制御用閾値以上に
なったとき、送信停止要求信号を出力する回線バッファ
制御部142 とを備えており、回線バッファ部141 の出力
側は対応する低速の出力回線15-1〜15-mに接続され、回
線バッファ制御部142 の出力側は対応する出力バッファ
132-1 〜132-m の出力バッファ読出部134 に接続されて
いる。
【0018】なお、回線バッファ部141 はFIFOメモリで
構成してもよく、この場合、送信停止要求信号としてFI
FOメモリのオーバーフロー信号等を使用することもでき
る。また、本実施例では、出力回線15-1〜15-mにおける
速度は、ATM スイッチ13の入出力インタフェースより低
いものとする。
【0019】次に、本実施例の動作について、図1を用
いて説明する。まず、回線インタフェース受信部12-1〜
12-nは、入力回線11-1〜11-nにより送られてくるセルを
受信し、これをATM スイッチ13へ出力する。ATM スイッ
チ13におけるスイッチ131 は、回線インタフェース受信
部12-1〜12-nからのセルについて、そのヘッダ部内の情
報に基づいて通信経路の選択(ルーティング)を行うこ
とによりATM 交換を行い、ATM 交換後のセルを通信経路
別に設けた出力バッファ132-1 〜132-m の該当する出力
バッファへ出力する。ここで、出力バッファ132-1 に着
目すると、出力バッファ132-1 における出力バッファ部
133 は、スイッチ131 からのセルを蓄積し、出力バッフ
ァ読出制御部134 は、出力バッファ部133 に蓄積される
セルを読み出して、これを回線インタフェース送信部14
-1へ送出する。
【0020】回線インタフェース送信部14-1における回
線バッファ部141 は、出力バッファ部133 からのセルを
蓄積し、これを所定の速度で読み出して出力回線15-1へ
出力する。また、回線バッファ制御部142 は、回線バッ
ファ部141 に蓄積されるセルの蓄積量を常時監視し、そ
の蓄積量が予め設定された輻輳制御用閾値以上になった
とき、ATM スイッチ13における出力バッファ132-1 の出
力バッファ読出制御部134 へ送信停止要求信号を送出す
る。
【0021】ここで、この送信停止要求信号が送出され
る場合について説明する。先に述べたように、一般に、
ATM スイッチ13の入出力インタフェースは155.52Mbps
以上であるので、出力バッファ132-1 に入力されるセル
が155.52Mbps 以下の速度であれば、出力バッファ132-
1 の出力バッファ部133 がオーバーフローを起こすこと
はない。しかし、回線インタフェース送信部14-1の回線
バッファ部141 に接続される出力回線15-1は、ATM スイ
ッチ13の入出力インタフェースに比べて低速であるの
で、複数回線から1回線へ同時に通信が発生し、その状
態が継続する場合等には、回線バッファ部141 はオーバ
ーフローを起こし、この回線バッファ部141 でセルの廃
棄が生ずる。
【0022】例えば、入力回線の数が4、出力回線の速
度が1.5 Mbps とし、各入力回線から同時に1出力回線
へ速度が1Mbps のセルが送られてきた場合、ATM スイ
ッチ13から回線インタフェース送信部14-1に4Mbps の
セルが送出されることになるので、この回線インタフェ
ース送信部14-1の回線バッファ部141 には4Mbps と1.
5 Mbps の差分に相当する量のセルが蓄積されていく。
このような状態が続くと、やがて回線バッファ部141 に
おけるセルの蓄積量は予め設定された輻輳制御用閾値以
上になり、回線バッファ制御部142 は、送信停止要求信
号をATM スイッチ13における出力バッファ132-1 の出力
バッファ読出制御部134 へ送出する。
【0023】出力バッファ読出制御部134 は、この送信
停止要求信号を受信すると、出力バッファ部133 からの
セルの読出しを停止し、セルは出力バッファ部133 に蓄
積されていく。これにより、ATM スイッチ13から回線イ
ンタフェース送信部14-1へのセルの伝送が停止され、回
線バッファ部141 に蓄積されるセルの量は減少してい
く。したがって、回線バッファ部141 のオーバ−フロー
が回避され、セルの廃棄は防止される。また、回線イン
タフェース送信部14-1への出力が停止されたセルは、出
力バッファ部133 に蓄積され、この出力バッファ部133
がオーバ−フローを起こすまで廃棄されることはない。
【0024】複数回線から1回線への通信の集中がなく
なり、回線インタフェース送信部14-1の回線バッファ部
141 に蓄積されるセルの量が所定値以下に減少すると、
回線バッファ制御部142 は、送信停止要求信号の出力を
停止する。ATM スイッチ13における出力バッファ132-1
の出力バッファ読出制御部134 は、送信停止要求信号が
断になると出力バッファ部133 からのセルの読出しを再
開する。出力バッファ部133 に蓄積されていたセルは、
回線バッファ部141 へ送られ、出力回線15-1へ出力され
る。出力バッファ132-2 〜132-m および回線インタフェ
ース送信部14-2〜14-mの動作も、上述の出力バッファ13
2-1 および回線インタフェース送信部14-1の動作と同じ
である。
【0025】以上説明したように第 1の実施例によれ
ば、回線インタフェース送信部14-1〜14-mにおける回線
バッファ部141 のセル蓄積量が輻輳制御用閾値を超えた
とき、ATM スイッチ13における出力バッファ132-1 〜13
2-m の出力バッファ部133 からのセルの出力を停止して
これを出力バッファ部133 に蓄積するので、従来技術に
比べてセル蓄積容量を拡大することができ、それだけセ
ルの廃棄を防止することができる。また、ATM スイッチ
13内の出力バッファ部133 を使用するので、回線バッフ
ァ141 にメモリを増設する必要がないという利点もあ
る。
【0026】図2は、第2の実施例のATM セルスイッチ
ング装置を示すブロック図である。このATM セルスイッ
チング装置は、図1に示す第1の実施例と同様に、回線
インタフェース受信部22-1〜22-n、ATM スイッチ23およ
び回線インタフェース送信部24-1〜24-mを備えており、
回線インタフェース受信部22-1〜22-n、回線インタフェ
ース送信部24-1〜24-mは、第1の実施例における回線イ
ンタフェース受信部12-1〜12-n、回線インタフェース送
信部14-1〜14-mとそれぞれ同様である。
【0027】しかし、ATM スイッチ23における出力バッ
ファ232-1 〜232-m は、第1の実施例と異なり、スイッ
チ231 からのルーティング後のセルを、例えば、そのヘ
ッダ部内のVPI/VCI (VPI:Virtual Path Identifier 、
VCI:Virtual Channel Identifier)値に基づいてクラス
1とクラス2とに振り分けて出力するクラス振分処理部
233 、クラス振分処理部233 からのクラス1のセルを蓄
積するクラス1出力バッファ部234 、このクラス1出力
バッファ部234 に蓄積されるセルを読み出して出力する
出力バッファ読出制御部235 、クラス振分処理部233 か
らのクラス2のセルを蓄積するクラス2出力バッファ部
236 、およびこのクラス2出力バッファ部236 に蓄積さ
れるセルを読み出して出力する出力バッファ読出制御部
237 を有している。そして、出力バッファ読出制御部23
7 の入力側は、対応する回線インタフェース送信部24-1
〜24-mの回線バッファ制御部242 の出力側が接続されて
いる。
【0028】なお、クラス振分処理部233 におけるクラ
ス振分けの際のクラス識別方法としては、例えば、VPI/
VCI 値をクラスに対応付けるテーブル(メモリ)をクラ
ス振分処理部233 に備え、そのテーブルに基づいてクラ
スを識別する方法、上記テーブルを回線インタフェース
受信部22-1〜22-nに備え、入力回線21-1〜21-nからの入
力時にそのテーブルに基づいてクラスを識別してそのク
ラスに対応するクラス識別ビットを装置内部独自の制御
用セルヘッダに付加し、クラス振分処理部233でこのビ
ットによりクラスを識別する方法等がある。
【0029】次に、本実施例の動作について、図2を用
いて説明する。まず、回線インタフェース受信部22-1〜
22-nは、入力回線21-1〜21-nにより送られてくるセルを
受信し、これをATM スイッチ23へ出力する。ATM スイッ
チ23におけるスイッチ231 は、回線インタフェース受信
部22-1〜22-nからのセルについて、そのヘッダ部内の情
報に基づいてルーティングを行い、通信経路別に設けた
出力バッファ232-1 〜232-m の該当する出力バッファへ
出力する。ここで、出力バッファ232-1 に着目すると、
出力バッファ232-1 におけるクラス振分処理部233は、A
TM スイッチ23からのセルのクラスを識別してこれをク
ラス1とクラス2とに振り分け、クラス1のセルをクラ
ス1出力バッファ部234 へ、クラス2のセルをクラス2
出力バッファ部236 へ出力する。
【0030】クラス1出力バッファ部234 は、クラス振
分処理部233 からのクラス1のセルを蓄積し、クラス2
出力バッファ部236 は、クラス2のセルを蓄積する。本
実施例では、クラス1はクラス2より優位にあるものと
し、両方の出力バッファ部にセルが蓄積されている場
合、クラス1出力バッファ部234 のセルを優先して読み
出すものとする。したがって、クラス1出力バッファ部
234 にセルが蓄積されている場合、出力バッファ読出制
御部235 は、クラス2出力バッファ部236 に優先してそ
のセルを読み出して回線インタフェース送信部34-1へ送
出する。しかし、クラス1出力バッファ部234 にセルが
蓄積されていない場合には、出力バッファ読取制御部23
7 がクラス2出力バッファ部236 からセルを読み出して
回線インタフェース送信部34-1へ送出する。
【0031】回線インタフェース送信部24-1における回
線バッファ部241 は、ATM スイッチ23からのセルを蓄積
し、これを所定の速度で読み出して出力回線25-1へ出力
する。回線バッファ制御部242 は、回線バッファ部241
に蓄積されるセルの蓄積量を常時監視し、その蓄積量が
予め設定された輻輳制御用閾値以上になったとき、ATM
スイッチ23における出力バッファ232-1 の出力バッファ
読取制御部237 へ送信停止要求信号を送出する。
【0032】出力バッファ読出制御部237 は、この送信
停止要求信号を受信すると、クラス2出力バッファ部23
6 からのセルの読出しを停止する。これにより、クラス
2出力バッファ部236 からのセルの出力は停止され、セ
ルはこの出力バッファ部に蓄積されていく。一方、クラ
ス1出力バッファ部234 は、クラス2出力バッファ部23
6 とは無関係にセルを出力し、そのセルは回線インタフ
ェース送信部24-1の回線バッファ部241 に送られる。し
かし、回線バッファ部241 におけるセルの蓄積量は、ク
ラス2出力バッファ部236 が出力を停止した分だけ減少
するので、オーバーフローが回避されてセルの廃棄が防
止されることになる。出力バッファ232-2 〜232-m およ
び回線インタフェース送信部24-2〜24-mの動作も、上述
の出力バッファ232-1 および回線インタフェース送信部
24-1の動作と同じである。
【0033】なお、回線バッファ部241 がオーバーフロ
ーを起こす前に回線バッファ制御部242 が送信停止要求
信号を出力するように輻輳制御用閾値を設定すれば、回
線バッファ部241 はオーバーフローを起こさないので、
クラス1出力バッファ部234から出力されるクラス1の
セルは、廃棄されることなく、対応する出力回線25-1〜
35-mへ送出される。また、本実施例では、ATM スイッチ
23における出力バッファ232-1 〜232-m の出力バッファ
部を、クラス1およびクラス2の2個としたが、クラス
は2個に限定されるものではなく幾つでもよい。この場
合、回線バッファ制御部242 の送信停止要求信号を、優
先度の低いクラスの1または2以上の出力バッファ読出
制御部に送出して、対応する出力バッファ部からのセル
の出力を停止させる。
【0034】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、ATM スイッチ23における出力バッファ232-1 〜232-
m に出力バッファ部および出力バッファ読出制御部をそ
れぞれクラス毎に設け、回線インタフェース送信部24-1
〜24-mにおける回線バッファ部241 のセル蓄積量が輻輳
制御用閾値を超えたとき、優先度の低いクラスの出力バ
ッファ部からのセルの出力を停止することにより、ATM
スイッチ23から回線インタフェース送信部24-1〜24-mへ
のセル送信速度を抑制しているので、優先度の高いクラ
スのコネクションの輻輳を回避することができる。
【0035】したがって、優先度の高いクラスは、遅延
変動が小さいことが要求される通信に好適である。ま
た、優先度が低いクラスにおいても出力バッファ部のメ
モリが一杯になるまではセルの廃棄が発生しないので、
クラスを使い分けることにより、トラヒックの特性に合
った輻輳制御が可能となる。例えば、音声等のセル転送
遅延の保証が必要とされるデータは優先度の高いクラス
で取り扱い、セル損失の保証が必要とされるファイル転
送等のデータは優先度の低いクラスで取り扱うことが考
えられる。
【0036】図3は、第3の実施例のATM セルスイッチ
ング装置を示すブロック図である。このATM セルスイッ
チング装置は、図2に示す第2の実施例と同様に、回線
インタフェース受信部32-1〜32-n、ATM スイッチ33、お
よび回線インタフェース送信部34-1〜34-mを備えてお
り、回線インタフェース受信部32-1〜32-n、ATM スイッ
チ33は、第2の実施例の回線インタフェース受信部22-1
〜22-n、ATM スイッチ23とそれぞれ同様である。
【0037】しかし、回線インタフェース送信部34-1〜
34-mは、第2の実施例と異なり、回線バッファ制御部を
2個備えている。詳細には、ATM スイッチ33からのセル
を蓄積し、蓄積したセルを所定の速度で読み出して出力
する回線バッファ部341 、この回線バッファ部341 に蓄
積されるセルの蓄積量を常時監視し、その蓄積量が予め
設定された第1の輻輳制御用閾値以上になったとき送信
停止要求信号を出力する回線バッファ制御部342 、およ
びその蓄積量が予め設定された第2の輻輳制御用閾値以
上になったとき送信停止要求信号を出力する回線バッフ
ァ制御部343 を備えている。
【0038】そして、回線バッファ部341 の出力側は対
応する低速の出力回線35-1〜35-mに、回線バッファ制御
部342 の出力側はATM スイッチ33における対応する出力
バッファ332-1 〜332-m の出力バッファ読出制御部335
に、回線バッファ制御部343の出力側は同じ出力バッフ
ァの出力バッファ読出制御部337 にそれぞれ接続されて
いる。したがって、例えば、第1の輻輳制御用閾値が第
2の輻輳制御用閾値より大きい場合、回線バッファ部34
1 のセル蓄積量が増加する、まず回線バッファ制御部34
3 から送信停止要求信号が出力され、次いで回線バッフ
ァ制御部342 から送信停止要求信号が出力されることに
なる。
【0039】次に、本実施例の動作について、図3を用
いて説明する。回線インタフェース受信部32-1〜32-nお
よびATM スイッチ33は、入力回線31-1〜31-nにより送ら
れてくるセルに対して、図2に示す第2の実施例におけ
る回線インタフェース受信部22-1〜22-nおよびATM スイ
ッチ23と同様な動作をする。ここで、ATM スイッチ33に
おける出力バッファ332-1 に着目すると、出力バッファ
332-1 のクラス1出力バッファ部334 はクラス1のセル
を、クラス2出力バッファ部336 はクラス2のセルを、
それぞれ回線インタフェース送信部34-1へ送出する。
【0040】回線インタフェース送信部34-1における回
線バッファ341 は、入力されるATMスイッチ33からのセ
ルを蓄積し、これを所定の速度で読み出して出力回線35
-1へ出力する。回線バッファ制御部342 および343 は、
回線バッファ部341 に蓄積へれるセルの蓄積量を常時監
視する。そして、回線バッファ制御部342 は、その蓄積
量が予め設定された第1の輻輳制御用閾値以上になった
とき、ATM スイッチ33における出力バッファ332-1 の出
力バッファ読出制御部335 へ送信停止要求信号を送出
し、回線バッファ制御部343 は、第2の輻輳制御用閾値
以上になったとき、出力バッファ読出制御部337 へ送信
停止要求信号を送出する。
【0041】ところで、本実施例では、先述のようにク
ラス1はクラス2より優位にあるとしているので、第1
の輻輳制御用閾値は第2の輻輳制御用閾値より大きい値
に設定される。したがって、回線バッファ部341 に蓄積
されるセルの量が増加すると、そのセル蓄積量は、まず
第2の輻輳制御用閾値を超えることになる。回線バッフ
ァ制御部343 は、これを検知するとATM スイッチ33にお
ける出力バッファ332-1 の出力バッファ読出制御部337
へ送信停止要求信号を送出する。
【0042】出力バッファ読出制御部337 は、この送信
停止要求信号を受信すると、クラス2出力バッファ部33
6 からのセルの読出しを停止し、セルはこの出力バッフ
ァ部に蓄積される。これにより、回線インタフェース送
信部34-1の回線バッファ部341 におけるセルの蓄積量
は、クラス2出力バッファ部336 が出力を停止した分だ
け減少し、クラス1出力バッファ部334 からクラス1の
セルが出力されていても回線バッファ部341 のオーバー
フローは回避される。したがって、クラス1のセルによ
る通信は継続される。
【0043】しかし、回線バッファ部341 に蓄積される
セルの量がさらに増加して第1の輻輳制御用閾値を超え
るような場合には、回線バッファ制御部342 は、これを
検知してATM スイッチ33における出力バッファ332-1 の
出力バッファ読出制御部335へ送信停止要求信号を送出
する。出力バッファ読出制御部335 は、この送信停止要
求信号を受信すると、クラス1出力バッファ部334 から
のセルの読出しを停止し、セルはこの出力バッファ部に
蓄積される。これにより、クラス1出力バッファ部334
からのセルの出力が停止され、回線バッファ部341 にお
けるオーバーフローが回避されてセルの廃棄が防止され
る。
【0044】回線バッファ部341 に蓄積されるセルの量
が所定値以下に減少すると、回線バッファ制御部342 は
送信停止要求信号の出力を停止し、さらに減少すると、
回線バッファ制御部343 が送信停止要求信号の出力を停
止する。ATM スイッチ33における出力バッファ332-1 の
出力バッファ読出制御部335 、337 は、送信停止要求信
号が断になると出力バッファ部334 、336 からのセルの
読出しをそれぞれ再開する。これにより、出力バッファ
部334 、336 に蓄積されていたセルは、廃棄されること
なくそれぞれ回線バッファ部341 へ送られ、出力回線35
-1へ出力される。出力バッファ332-2 〜332-m および回
線インタフェース送信部34-2〜34-mの動作も、上述の出
力バッファ332-1 および回線インタフェース送信部34-1
の動作と同じである。
【0045】なお、本実施例では、ATM スイッチ33にお
ける出力バッファ332-1 〜332-m の出力バッファをクラ
ス1およびクラス2の2個としたが、クラスは2個に限
定されるものではなく幾つでも良い。この場合、クラス
数に対応して、出力バッファ部、出力バッファ読出制御
部、および回線バッファ制御部を設ける。
【0046】以上説明したように第3の実施例によれ
ば、ATM スイッチ33における出力バッファ332-1 〜332-
m に出力バッファ部および出力バッファ読出制御部を、
回線インタフェース送信部34-1〜34-mに回線バッファ制
御部をそれぞれクラス毎に設け、回線インタフェース送
信部34-1〜34-mの回線バッファ部341 に対して複数の異
なる輻輳制御用閾値を設定してこれを各クラスに割り当
て、輻輳制御用閾値の小さい順に対応するクラスの出力
バッファ部からのセルの出力を停止しているので、優先
度の高いクラスの順に値の大きい輻輳制御用閾値を割り
当てることにより、輻輳状態の大きさによって段階的に
非優先クラスから送信を停止することができる。これに
より、優先度の高いクラスの通信を確保することができ
る。例えば、ファイル転送などの通信で優先度を分けた
い場合等に有効である。
【0047】図4は、第4の実施例のATM セルスイッチ
ング装置を示すブロック図である。このATM セルスイッ
チング装置は、図3に示す第3の実施例と同様に、回線
インタフェース受信部42-1〜42-n、ATM スイッチ43、お
よび回線インタフェース送信部44-1〜44-mを備えてお
り、回線インタフェース受信部42-1〜42-n、ATM スイッ
チ43は、第3の実施例の回線インタフェース受信部32-1
〜32-n、ATM スイッチ33とそれぞれ同様である。
【0048】しかし、回線インタフェース送信部44-1〜
44-mは、第3の実施例と異なり、クラス振分処理部441
および回線バッファ442 を有している。ここで、クラス
振分処理部441 は、ATM スイッチ43からのセルをクラス
1とクラス2に振り分けて回線バッファ部442 へ出力す
るものである。振り分ける際のクラスの識別方法は、図
2に示すクラス振分処理部233 の場合と同じである。
【0049】回線バッファ442 は、クラス振分処理部44
1 から出力されるクラス1のセルを蓄積し、蓄積したセ
ルを所定の速度で読み出して出力するクラス1回線バッ
ファ部443 、この回線バッファ部443 に蓄積されるセル
の蓄積量が予め設定した第1の輻輳制御用閾値を超える
と、送信停止要求信号を出力する回線バッファ制御部44
4 、クラス振分処理部441 から出力されるクラス2のセ
ルを蓄積し、蓄積したセルを所定の速度で読み出して出
力するクラス2回線バッファ部445 、およびこの回線バ
ッファ部445 に蓄積されるセルの蓄積量が予め設定した
第2の輻輳制御用閾値を超えると、送信停止要求信号を
出力する回線バッファ制御部446 を備えている。
【0050】そして、回線バッファ制御部444 の出力側
は、ATM スイッチ43における対応する出力バッファ432-
1 〜432-m の出力バッファ読出制御部435 に、回線バッ
ファ制御部446 の出力側は、同じ出力バッファの出力バ
ッファ読出制御部435 にそれぞれ接続されている。な
お、第1の輻輳制御用閾値と第2の輻輳制御用閾値は互
いに無関係に設定することができる。
【0051】次に、本実施例の動作について、図4を用
いて説明する。回線インタフェース受信部42-1〜42-nお
よびATM スイッチ43は、入力回線41-1〜41-nにより送ら
れてくるセルに対して、図3に示す第3の実施例におけ
る回線インタフェース受信部32-1〜32-nおよびATM スイ
ッチ33と同様な動作をする。ここで、ATM スイッチ43に
おける出力バッファ432-1 に着目すると、出力バッファ
432-1 のクラス1出力バッファ部434 はクラス1のセル
を、クラス2出力バッファ部436 はクラス2のセルを、
それぞれ回線インタフェース送信部44-1へ送出する。
【0052】回線インタフェース送信部44-1のクラス振
分処理部441 は、ATM スイッチ43からのセルをクラス別
に振り分け、クラス1のセルを回線バッファ442 のクラ
ス1回線バッファ部443 へ出力し、クラス2のセルをク
ラス2回線バッファ部445 へ出力する。クラス1回線バ
ッファ部443 は、クラス振分処理部441 からのクラス1
のセルを蓄積し、これを所定の速度で読み出して出力回
線45-1へ送出する。クラス2回線バッファ部445 は、ク
ラス振分処理部441 からのクラス2のセルを蓄積し、こ
れを所定の速度で読み出して出力回線45-1へ送出する。
【0053】次に、クラス1回線バッファ部443 に蓄積
されるセルの量が増大し、予め設定した第1の輻輳制御
用閾値を超えた場合について考える。クラス1回線バッ
ファ制御部444 は、セルの蓄積量が第1の輻輳制御用閾
値を超えたことを検知すると、ATM スイッチ43における
出力バッファ432-1 の出力バッファ読出制御部435 へ送
信停止要求信号を送出する。出力バッファ読出制御部43
5 は、この送信停止要求信号を受信すると、クラス1出
力バッファ部434 からのセルの読出しを停止し、セルは
この出力バッファ部に蓄積される。これにより、クラス
1回線バッファ部443 におけるセルの蓄積量は減少し、
オーバーフローが回避されてクラス1のセルの廃棄が防
止される。クラス2回線バッファ部445 に蓄積されるセ
ルの量が増大して第2の輻輳制御用閾値を超えた場合に
も、同様にして、クラス2のセルの廃棄が防止される。
【0054】そして、クラス1のセル廃棄防止とクラス
2のセル廃棄防止とは全く独立して行われ、クラス1に
生ずる輻輳はクラス2には影響を与えず、クラス2に生
ずる輻輳はクラス1に影響を及ぼすことはない。例え
ば、回線バッファ制御部446 が送信停止要求信号を送出
し、クラス2出力バッファ部436 からのクラス2のセル
の出力が停止されている場合でも、回線バッファ制御部
444 から送信停止要求信号が出力されていない限りクラ
ス1出力バッファ部434 からはクラス1のセルが出力さ
れる。また、回線バッファ制御部444 および回線バッフ
ァ制御部446 から同時に送信停止要求信号が出力され、
クラス1出力バッファ部434 およびクラス2出力バッフ
ァ部436 からのセルの出力が停止される場合もある。
【0055】なお、本実施例では、クラス1出力バッフ
ァ部434 、クラス2出力バッファ部436 の両者について
その出力を制御しているが、例えば、クラス1回線バッ
ファ部443 におけるオーバーフローの発生が極めてまれ
である場合には、回線バッファ制御部444 から出力バッ
ファ読出制御部435 への送信停止要求信号の出力を止め
てもよい。また、本実施例では、クラス数が2個の場合
について説明したが、2個に限定されるものではなく幾
つでもよい。この場合、出力バッファ432-1 〜432-m に
おける出力バッファ部および出力バッファ読出制御部、
回線インタフェース送信部44-1〜44-mにおける回線バッ
ファ部および回線バッファ制御部をクラス数に応じて設
ければよい。
【0056】以上説明したように第4の実施例によれ
ば、ATM スイッチ43における出力バッファ432-1 〜432-
m に出力バッファ部および出力バッファ読出制御部を、
回線インタフェース送信部44-1〜44-mに回線バッファ部
および回線バッファ制御部をそれぞれクラス毎に設け、
出力バッファ部から回線バッファ部へのセルの送出をク
ラス単位に制御しているので、クラス毎にセルの廃棄防
止を行うことができる。また、クラス間の影響は完全に
排除されており、例えば、クラス1のコネクションはク
ラス2のトラヒックの状態に影響を受けることはない。
【0057】
【発明の効果】このように第 1の発明によれば、回線イ
ンタフェース部における回線バッファ部のセル蓄積量が
所定量を超えたとき、ATM スイッチにおける出力バッフ
ァ部はセルの出力を停止してこれを蓄積するので、この
出力バッファ部がオーバーフローするまでセルの廃棄を
防止することができる。
【0058】第2の発明によれば、ATM スイッチにおけ
る出力バッファに出力バッファ部および出力バッファ読
出制御部をクラス毎に設け、回線インタフェース送信部
の回線バッファ部のセル蓄積量が所定量を超えたとき、
優先度の低いクラスの出力バッファ部から順にその出力
を停止することにより、セルの廃棄を防止しているの
で、第1の発明と同様な効果が得られると共に、優先度
の高いクラスの通信を継続させることができる。
【0059】第3の発明によれば、ATM スイッチにおけ
る出力バッファに出力バッファ部および出力バッファ読
出制御部を、回線インタフェース送信部に回線バッファ
制御部をそれぞれクラス毎に設け、回線インタフェース
送信部の回線バッファ部に対して複数の異なる輻輳制御
用閾値を設定してこれを各クラスに割り当て、この輻輳
制御用閾値に基づいて各クラスの出力バッファ部からの
セルの出力停止を制御しているので、優先度の高いクラ
スの順に値の大きい輻輳制御用閾値を割り当てることに
より、非優先クラスから段階的に出力停止を行うことが
できる。これは、例えば、ファイル転送などの通信で優
先度を分けたい場合等に有効である。もちろん、第1の
発明と同様な効果も得られる。
【0060】第4の発明によれば、ATM スイッチにおけ
る出力バッファに出力バッファ部および出力バッファ読
出制御部を、回線インタフェース送信部に回線バッファ
部および回線バッファ制御部をそれぞれクラス毎に設
け、出力バッファ部から回線バッファ部へのセルの出力
をクラス単位で制御しているので、そのクラスに応じた
セルの廃棄防止を行うことができる。また、クラス間の
影響を完全に排除され、例えば、クラス1のコネクショ
ンはクラス2のトラヒックの状態に影響を受けることは
ない。もちろん、第1の発明と同様な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のATM セルスイッチング
装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例のATM セルスイッチング
装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例のATM セルスイッチング
装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例のATM セルスイッチング
装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
12-1〜12-n、22-1〜22-n、32-1〜32-n、42-1〜42-n
回線インタフェース受信部 13、23、33、43 ATM スイッチ 14-1〜14-m、24-1〜24-m、34-1〜34-m、44-1〜44-m
回線インタフェース送信部 131 、231 、331 、431 スイッチ 132-1 〜132-m 、232-1 〜232-m 、332-1 〜332-m 、43
2-1 〜432-m 出力バッファ 133 、234 、236 、334 、336 、434 、436 出力バッ
ファ部 134 、235 、237 、335 、337 、435 、437 出力バッ
ファ読出制御部 233 、333 、433 、441 クラス振分処理部 442 回線バッファ 141 、241 、341 、443 、445 回線バッファ部 142 、242 、342 、343 、444 、446 回線バッファ制
御部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力セルをATM 交換するスイッチと、該
    スイッチによりATM 交換されたセルを蓄積する出力バッ
    ファ部および該出力バッファ部からセルを読み出して出
    力する出力バッファ読出制御部を含む複数の出力バッフ
    ァとを有するATM スイッチと、 前記出力バッファ部から出力されるセルを蓄積し、蓄積
    したセルを前記ATM スイッチのインタフェースよりも速
    度が低い回線に出力する回線バッファ部と、該回線バッ
    ファ部に蓄積されるセルの量が予め設定した閾値を超え
    たとき送信停止要求信号を出力する回線バッファ制御部
    とを有する複数の回線インタフェース送信部とを備え、 前記出力バッファの出力バッファ読出制御部は、該出力
    バッファに対応する前記回線インタフェース送信部の回
    線バッファ制御部から出力される送信停止要求信号に基
    づいてセルの読出しを停止することを特徴とするATM セ
    ルスイッチング装置。
  2. 【請求項2】 入力セルをATM 交換するスイッチと、該
    スイッチによりATM 交換されたセルを蓄積する出力バッ
    ファ部および該出力バッファ部からセルを読み出して出
    力する出力バッファ読出制御部をセルのクラス別に設け
    た複数の出力バッファとを有するATM スイッチと、 前記出力バッファの各出力バッファ部から出力されるセ
    ルを蓄積し、蓄積したセルを前記ATM スイッチのインタ
    フェースよりも速度が低い回線に出力する回線バッファ
    部と、該回線バッファ部に蓄積されるセルの量が予め設
    定した閾値を超えたとき送信停止要求信号を出力する回
    線バッファ制御部とを有する複数の回線インタフェース
    送信部とを備え、 前記出力バッファのクラス別に設けた前記出力バッファ
    読出制御部の少なくとも一つは、該出力バッファに対応
    する前記回線インタフェース送信部の回線バッファ制御
    部から出力される送信停止要求信号に基づいてセルの読
    出しを停止することを特徴とするATM セルスイッチング
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のATM セルスイッチング
    装置において、前記送信停止要求信号に基づいてセルの
    読出しを停止する出力バッファ読出制御部は、他の出力
    バッファ読出制御部よりクラスが低いことを特徴とする
    ATM セルスイッチング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のATM セルスイッチング
    装置において、前記閾値は前記回線バッファ部のセルの
    最大蓄積量より小さいことを特徴とするATM セルスイッ
    チング装置。
  5. 【請求項5】 入力セルをATM 交換するスイッチと、該
    スイッチによりATM 交換されたセルを蓄積する出力バッ
    ファ部および該出力バッファ部からセルを読み出して出
    力する出力バッファ読出制御部をセルのクラス別に設け
    た複数の出力バッファとを有するATM スイッチと、 前記出力バッファの各出力バッファ部から出力されるセ
    ルを蓄積し、蓄積したセルを前記ATM スイッチのインタ
    フェースよりも速度が低い回線に出力する回線バッファ
    部と、前記出力バッファ読出制御部に対応してクラス別
    に設けられ、前記回線バッファ部に蓄積されるセルの量
    が予めクラス別に設定した閾値を超えたとき送信停止要
    求信号を出力する回線バッファ制御部とを有する複数の
    回線インタフェース送信部とを備え、 前記出力バッファの出力バッファ読出制御部は、該出力
    バッファに対応する前記回線インタフェース送信部の回
    線バッファ制御部から出力される送信停止要求信号に基
    づいてセルの読出しを停止することを特徴とするATM セ
    ルスイッチング装置。
  6. 【請求項6】 請求項に記載のATM セルスイッチング
    装置において、優先度が高いクラスの前記出力バッファ
    読出制御部は、閾値の大きい前記回線バッファ制御部か
    ら出力される送信停止要求信号に基づいてセルの読出し
    を停止することを特徴とするATM セルスイッチング装
    置。
  7. 【請求項7】 入力セルをATM 交換するスイッチと、該
    スイッチによりATM 交換されたセルを蓄積する出力バッ
    ファ部および該出力バッファ部からセルを読み出して出
    力する出力バッファ読出制御部をセルのクラス別に設け
    た複数の出力バッファとを有するATM スイッチと、 前記出力バッファの各出力バッファ部から出力されるセ
    ルをクラス別に振り分けて出力するクラス振分処理部
    と、該クラス振分処理部から出力されるセルを蓄積し、
    蓄積したセルを前記ATM スイッチのインタフェースより
    も速度が低い回線に出力する複数の回線バッファ部およ
    び該回線バッファ部に蓄積されるセルの量が予め設定し
    た閾値を超えたとき送信停止要求信号を出力する回線バ
    ッファ制御部をクラス別に設けた回線バッファとを有す
    る複数の回線インタフェース送信部とを備え、 前記出力バッファのクラス別に設けた前記出力バッファ
    読出制御部の少なくとも一つは、該出力バッファに対応
    する前記回線インタフェース送信部の同一クラスの回線
    バッファ制御部から出力される送信停止要求信号に基づ
    いてセルの読出しを停止することを特徴とするATM セル
    スイッチング装置。
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