JPH10107627A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH10107627A
JPH10107627A JP8260455A JP26045596A JPH10107627A JP H10107627 A JPH10107627 A JP H10107627A JP 8260455 A JP8260455 A JP 8260455A JP 26045596 A JP26045596 A JP 26045596A JP H10107627 A JPH10107627 A JP H10107627A
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JP
Japan
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signal
control signal
voltage level
circuit
pll circuit
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JP8260455A
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English (en)
Inventor
昌 利 ▲高▼田
Masatoshi Takada
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デッドロック状態に陥ったことを検知し、自動
的に正常状態に復帰することができるPLL回路を提供
すること。 【解決手段】第1の検出手段により、コントロール信号
が所定の電圧レベル以上であることを検出し、コントロ
ール信号が所定の電圧レベル以上の電圧を有するとき
に、第2の検出手段により、フィードバック信号が発振
していないことを検出し、フィードバック信号が発振し
ていないときに、第3の検出手段により、電圧制御発振
器の発振周波数を制御するコントロール信号の電圧レベ
ルを下げるための検出信号を出力することにより、上記
課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準信号に位相同
期された出力信号を発生するPLL回路(Phase-Locked
Loop:位相同期ループ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、PLL回路の内部構成を示す一
例の概念図である。図示例のPLL回路30は、基準信
号とフィードバック信号との位相を比較して制御信号を
出力する位相比較器32、制御信号に応じて誤差信号を
出力するチャージポンプ34、誤差信号に応じた電圧レ
ベルを有するコントロール信号を出力するローパスフィ
ルタ36、コントロール信号の電圧レベルに応じて、フ
ィードバック信号および出力信号を出力する電圧制御発
振器38により構成されている。
【0003】このPLL回路30においては、位相比較
器32において、基準信号とフィードバック信号との間
の位相差が検出され、その比較結果である制御信号が出
力される。チャージポンプ34により、制御信号に基づ
いて誤差信号が生成され、誤差信号は、ローパスフィル
タ36によりアナログ信号に変換された後、コントロー
ル信号として電圧制御発振器38に入力され、電圧制御
発振器38において、このコントロール信号の電圧レベ
ルに応じて、フィードバック信号の発振周波数が変更さ
れる。
【0004】例えば、基準信号に対してフィードバック
信号の位相の方が遅いときには、フィードバック信号の
位相を早くするために、コントロール信号の電圧レベル
が高くされ、逆に、早いときには電圧レベルを低くされ
る。そして、以後同様に、基準信号と発振周波数の変更
されたフィードバック信号との間の位相差を繰り返し検
出することにより、基準信号とフィードバック信号との
間の周波数および位相を同期(ロック)させて出力信号
を得ている。
【0005】このように、PLL回路30においては、
コントロール信号の電圧レベルにより、フィードバック
信号の周波数および位相を制御して、基準信号とフィー
ドバック信号との位相が同期された出力信号を得てい
る。
【0006】ところで、上記PLL回路30は、単体で
IC化されるばかりでなく、例えば制御装置や処理装
置、CPU等のような個別のICの中に搭載されてオン
チップ化され、そのクロック制御等に用いられる場合も
ある。この場合、電圧変動や温度変動、プロセス変動等
の様々な条件を考慮すると、使用される発振周波数を中
心として、低い周波数から高い周波数まで動作できるよ
うに、充分な余裕を持って電圧制御発振器38の設計を
行う必要がある。
【0007】このように、電圧制御発振器38の発振周
波数に充分な余裕を持って設計されたPLL回路30を
搭載するICにおいては、ICを実際に動作させるとき
の実動作周波数よりも、非常に高い周波数まで電圧制御
発振器38が発振することができる。例えば、ワースト
条件のときには、それほど高い周波数まで発振しないと
しても、ティピカル条件、さらにはベスト条件のときに
は、電圧制御発振器38の最大発振周波数は非常に高い
周波数となる。
【0008】ところで、フィードバック信号の経路に
は、通常、例えば論理ゲートやフリップフロップ等の回
路素子が接続されている。ところが、PLL回路30の
動作状態が不安定になり、コントロール信号の電圧レベ
ルが上昇して電圧制御発振器38の発振周波数が高くな
ると、フィードバック信号の経路上のいずれかの回路素
子が、電圧制御発振器38の発振周波数でトグルできな
くなり、位相比較器32にフィードバック信号が入力さ
れなくなる場合がある。
【0009】位相比較器32にフィードバック信号が入
力されなくなると、位相比較器32は、フィードバック
信号が基準信号よりも遅れていると判断し、さらに電圧
制御発振器38の発振周波数を高くするための制御信号
を出力する。このようにして、コントロール信号の電圧
レベルはさらに上昇され、ついには、高い電圧レベルの
ままの状態にスタックされ、電圧制御発振器38の発振
周波数が発振上限周波数に固定されるというデッドロッ
ク状態に陥る。
【0010】しかし、PLL回路30は一度デッドロッ
ク状態に陥ると、例えば電源をオフ状態にする等の初期
化を行わなければ、正常なロック状態に復帰させること
ができず、安定したPLL回路システムを構成するのは
難しかった。
【0011】従って、PLL回路30を搭載したICに
おいて、デッドロック状態を未然に回避するためには、
ICの実動作周波数よりも非常に高い周波数まで動作で
きるように、フィードバック信号の経路の動作上限周波
数を考慮して設計を行わなければならない。特に、PL
L回路30をクロック制御に用いている場合には、クロ
ック信号の経路が実動作周波数よりも非常に高い周波数
まで動作できるようにしなければならず、クロック信号
の経路の負荷に対する制約が厳しくなる等、設計上の制
約が多くなり、設計が非常に困難になるという問題点が
あった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、デッドロック状
態に陥ったことを検知し、自動的に正常状態に復帰する
ことができるPLL回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基準信号とフィードバック信号との間の
位相差を検出して制御信号を出力する位相比較器と、前
記制御信号に応じて、前記基準信号とフィードバック信
号との間の位相差に応じたパルス幅を有する誤差信号を
出力するチャージポンプと、前記誤差信号に応じた電圧
レベルを有するコントロール信号を出力するローパスフ
ィルタと、前記コントロール信号の電圧レベルに応じ
て、発振周波数が変更された前記フィードバック信号を
出力する電圧制御発振器とを有するPLL回路であっ
て、さらに、前記コントロール信号が所定の電圧レベル
以上であることを検出する第1の検出手段と、この第1
の検出手段により、前記コントロール信号が所定の電圧
レベル以上であることが検出されたときに、前記フィー
ドバック信号が発振していないことを検出する第2の検
出手段と、この第2の検出手段により、前記フィードバ
ック信号が発振していないことが検出されたときに、前
記コントロール信号の電圧レベルを下げるための検出信
号を出力する第3の検出手段とを有することを特徴とす
るPLL回路を提供するものである。
【0014】ここで、前記検出信号は、前記チャージポ
ンプに入力されており、前記チャージポンプは、前記検
出信号に応じて、前記コントロール信号の電圧レベルを
下げるための前記誤差信号を出力するのが好ましい。ま
た、上記PLL回路であって、さらに、前記検出信号に
応じて、前記コントロール信号の電圧レベルを下げる手
段を有するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のPLL回路を詳細に説明す
る。
【0016】まず、図1は、本発明のPLL回路の一実
施例の概念図である。図示例のPLL回路10は、図4
に示される従来のPLL回路30と同じように、位相比
較器12、チャージポンプ14、ローパスフィルタ16
および電圧制御発振器18を有し、さらに制御回路20
を有している。また、制御回路20は、図示例において
は、シュミット型バッファ22、フリップフロップ24
および組み合わせ回路26により構成されている。
【0017】このPLL回路10において、位相比較器
12には、PLL回路10の外部より供給される基準信
号と、電圧制御発振器18から出力されるフィードバッ
ク信号とが入力されている。位相比較器12において
は、基準信号とフィードバック信号との間の位相差が検
出され、位相比較器12からは、その位相比較結果であ
る制御信号が出力される。
【0018】チャージポンプ14には、位相比較器12
から出力される制御信号と、制御回路20から出力され
る検出信号とが入力されている。チャージポンプ14か
らは、検出信号がアクティブ状態であれば、コントロー
ル信号の電圧レベルを下げるような誤差信号が出力さ
れ、検出信号が非アクティブ状態であれば、位相比較器
12から出力される制御信号に応じて、基準信号とフィ
ードバック信号との間の位相差に応じたパルス幅を有す
る誤差信号が出力される。
【0019】また、ローパスフィルタ16には、チャー
ジポンプ14から出力される誤差信号が入力されてい
る。ローパスフィルタ16においては、誤差信号がアナ
ログ信号に変換され、ローパスフィルタ16からは、誤
差信号に応じた電圧レベルを有するコントロール信号が
出力される。
【0020】電圧制御発振器18には、ローパスフィル
タ16から出力されるコントロール信号が入力されてい
る。電圧制御発振器18においては、コントロール信号
の電圧レベルに応じて、フィードバック信号およびこの
PLL回路10の出力信号の発振周波数が変更され、電
圧制御発振器18からは、発振周波数が変更されたフィ
ードバック信号およびこのPLL回路10の出力信号が
出力される。
【0021】制御回路20には、ローパスフィルタ16
から出力されるコントロール信号と、電圧制御発振器1
8から出力されるフィードバック信号とが入力されてい
る。制御回路20においては、コントロール信号の電圧
レベルが検出され、PLL回路10がデッドロック状態
であるか否かが検出され、制御回路20からは、PLL
回路10がデッドロック状態であれば、これを正常なロ
ック状態に復帰させるために、アクティブ状態の検出信
号が出力される。
【0022】ここで、シュミット型バッファ22にはコ
ントロール信号が入力され、その出力は、フリップフロ
ップ24のクリア入力端子および組み合わせ回路26の
一方の入力端子に入力されている。また、フリップフロ
ップ24のデータ入力端子Dは電源に接続され、そのク
ロック入力端子にはフィードバック信号が入力されてい
る。組み合わせ回路26の他方の入力端子はフリップフ
ロップ24の出力端子Qに接続され、その出力信号であ
る検出信号はチャージポンプ14に入力されている。
【0023】なお、制御回路20から出力される検出信
号をチャージポンプ14に入力し、この検出信号がアク
ティブ状態のときに、コントロール信号の電圧レベルを
下げるための誤差信号を出力させるようにしているが、
この実施例だけに限定されず、例えばドレインがコント
ロール信号に接続され、ソースがグランドに接続された
N型MOSトランジスタのゲートに検出信号を入力し
て、コントロール信号の電圧レベルを直接ディスチャー
ジするような手段を設けてもよい。
【0024】また、コントロール信号の電圧レベルを検
出するために、上記実施例においてはシュミット型バッ
ファ22を用いているが、これに限定されず、例えばA
Dコンバータを用いた回路を用いることもできる。ま
た、検出信号を生成するために、フリップフロップ24
および組み合わせ回路26を用いているが、例えば同等
の機能を実現する他の組み合わせ回路や、あるいは、マ
イコン制御等によって制御信号を生成することもでき
る。
【0025】このように、本発明のPLL回路におい
て、制御回路20の構成は特に限定されず、設計段階に
おいて、電圧制御発振器の発振周波数特性から、PLL
回路がデッドロック状態となる可能性のあるコントロー
ル信号の電圧レベルを検出し、PLL回路がデッドロッ
ク状態に陥った場合に、コントロール信号の電圧レベル
を下げることができるように検出信号を出力する回路構
成にしておけばよい。本発明のPLL回路は、基本的に
以上のように構成される。
【0026】次に、本発明のPLL回路の動作について
説明する。まず、コントロール信号の電圧レベルが、P
LL回路10が正常なロック状態となる電圧レベル以下
である場合の動作について説明する。
【0027】制御回路20において、コントロール信号
の電圧レベルが、設計段階で予め設定された電圧レベル
以下である場合、シュミット型バッファ22の出力はロ
ーレベルであり、従って、検出信号は非アクティブ状態
のローレベルである。図示例のPLL回路10において
は、まず、位相比較器12において、基準信号とフィー
ドバック信号との間の位相差が検出され、その検出結果
である制御信号が出力される。
【0028】位相比較器12から出力された制御信号
は、チャージポンプ14に入力され、チャージポンプ1
4からは、誤差信号として、基準信号とフィードバック
信号との間の位相差に応じたパルス幅を持つパルスが出
力される。チャージポンプ14から出力された誤差信号
はローパスフィルタ16に入力され、ローパスフィルタ
16により、そのフィルタ定数に応じてアナログ信号に
変換され、所定の電圧レベルを有するコントロール信号
が出力される。
【0029】ローパスフィルタ16から出力されたコン
トロール信号は、電圧制御発振器18に入力され、電圧
制御発振器18から出力されたフィードバック信号およ
び出力信号の発振周波数は、このコントロール信号の電
圧レベルに応じて変更される。そして、以後同様に、基
準信号と発振周波数の変更されたフィードバック信号と
を繰り返し比較することにより、基準信号と出力信号と
の周波数および位相が同期(ロック)される。
【0030】本発明のPLL回路は、基本的に以上のよ
うに動作する。次に、図2および図3に示されるタイミ
ングチャートを参照しながら、コントロール信号の電圧
レベルが、PLL回路10がデッドロック状態に陥る可
能性のある電圧レベル以上になった場合の動作について
説明する。なお、図示例のタイミングチャートにおいて
は、図1に示される信号A,Bと同一符号が用いられて
いる。
【0031】PLL回路10の動作が不安定になって、
コントロール信号の電圧レベルが上昇し、設計段階にお
いて予め設定されたシュミット型バッファ22のハイレ
ベルのしきい値Vihを超えたとき、シュミット型バッ
ファ22からはハイレベルが出力される。即ち、シュミ
ット型バッファ22によって、コントロール信号の電圧
レベルが、PLL回路10がデッドロック状態に陥る可
能性のある電圧レベル以上になったことが検出される。
【0032】このとき、フリップフロップ24は、クリ
アが解除されて動作状態とされ、同様に、組み合わせ回
路26も動作状態とされる。
【0033】ここで、図2のタイミングチャートに示さ
れるように、フィードバック信号がトグルしていない場
合、フリップフロップ24にはクロック信号が入力され
ず、その出力Qは、クリアされたローレベルのままの状
態である。フリップフロップ24の出力Qのローレベル
は組み合わせ回路26により反転され、検出信号はアク
ティブ状態であるハイレベルに変化する。即ち、PLL
回路10がデッドロック状態に陥っていることが検出さ
れる。
【0034】検出信号がハイレベルになると、チャージ
ポンプ14からはコントロール信号の発振周波数を下げ
るような誤差信号が出力される。これにより、ローパス
フィルタ16から出力されるコントロール信号の電圧レ
ベルは徐々に低下し、電圧制御発振器18の発振周波数
が下がって、その結果、フィードバック信号が再びトグ
ルを開始する。
【0035】フィードバック信号がトグルを開始する
と、フリップフロップ24にクロック信号が入力され、
その出力Qがハイレベルとなって、検出信号は非アクテ
ィブ状態であるローレベルに戻される。そして、位相比
較器12において、基準信号とフィードバック信号とが
比較され、チャージポンプ14およびローパスフィルタ
16を経て、電圧制御発振器18の発振周波数が繰り返
し変更される。
【0036】ここで、コントロール信号の電圧レベルが
下がり、シュミット型バッファ22のローレベルのしき
い値よりも小さくなると、シュミット型バッファ22の
出力がローレベルになり、これにより、フリップフロッ
プ24がクリアされ、その出力Qがローレベルになり、
組み合わせ回路26も非動作状態とされ、初期状態に戻
される。以後同様にして、基準信号とフィードバック信
号とが繰り返し比較され、最終的に、基準信号と出力信
号との周波数および位相が同期される。
【0037】このように、本発明のPLL回路において
は、PLL回路10がデッドロック状態に陥った場合で
あっても、コントロール信号の電圧レベルが、PLL回
路10がデッドロック状態に陥る可能性がある電圧レベ
ル以上になったことを検出し、さらにPLL回路10が
デッドロック状態に陥っていることを検出して、自動的
に正常なロック状態に復帰させることができる。
【0038】一方、図3のタイミングチャートに示され
るように、コントロール信号の電圧レベルが、PLL回
路10がデッドロック状態となる可能性のある電圧レベ
ル以上になったことが検出された場合であっても、実際
にはデッドロック状態に陥っておらず、フィードバック
信号がトグルしている場合には、フリップフロップ24
にはクロック信号が入力され、その出力Qはハイレベル
に変化し、検出信号は非アクティブ状態であるローレベ
ルを保持する。
【0039】従って、通常動作時と同じように、基準信
号とフィードバック信号とが繰り返し比較されて、電圧
制御発振器18の発振周波数が変更され、最終的に、基
準信号と出力信号との周波数および位相が同期される。
【0040】このように、本発明のPLL回路において
は、コントロール信号の電圧レベルが、PLL回路10
がデッドロック状態に陥る可能性がある電圧レベル以上
になった場合であっても、実際にデッドロック状態に陥
っていない場合には、通常動作には何ら影響を与えるこ
とはない。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のP
LL回路は、コントロール信号の電圧レベルが、PLL
回路がデッドロック状態に陥る可能性がある電圧レベル
以上になったことを検出し、さらにPLL回路がデッド
ロック状態に陥っていることを検出して、コントロール
信号の電圧レベルを低下させ、PLL回路を正常なロッ
ク状態に復帰させるように構成したものである。このた
め、本発明のPLL回路によれば、デッドロック状態に
陥った場合であっても、自動的に正常なロック状態に復
帰させることができるため、安定したPLL回路システ
ムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のPLL回路の一実施例の概念図であ
る。
【図2】 本発明のPLL回路の動作を表す一実施例の
タイミングチャートである。
【図3】 本発明のPLL回路の動作を表す別の実施例
のタイミングチャートである。
【図4】 PLL回路の一例の概念図である。
【符号の説明】
10,30 PLL回路 12,32 位相比較器 14,34 チャージポンプ 16,36 ローパスフィルタ 18,38 電圧制御発振器 20 制御回路 22 シュミット型バッファ 24 フリップフロップ 26 組み合わせ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準信号とフィードバック信号との間の位
    相差を検出して制御信号を出力する位相比較器と、前記
    制御信号に応じて、前記基準信号とフィードバック信号
    との間の位相差に応じたパルス幅を有する誤差信号を出
    力するチャージポンプと、前記誤差信号に応じた電圧レ
    ベルを有するコントロール信号を出力するローパスフィ
    ルタと、前記コントロール信号の電圧レベルに応じて、
    発振周波数が変更された前記フィードバック信号を出力
    する電圧制御発振器とを有するPLL回路であって、 さらに、前記コントロール信号が所定の電圧レベル以上
    であることを検出する第1の検出手段と、この第1の検
    出手段により、前記コントロール信号が所定の電圧レベ
    ル以上であることが検出されたときに、前記フィードバ
    ック信号が発振していないことを検出する第2の検出手
    段と、この第2の検出手段により、前記フィードバック
    信号が発振していないことが検出されたときに、前記コ
    ントロール信号の電圧レベルを下げるための検出信号を
    出力する第3の検出手段とを有することを特徴とするP
    LL回路。
  2. 【請求項2】前記検出信号は、前記チャージポンプに入
    力されており、前記チャージポンプは、前記検出信号に
    応じて、前記コントロール信号の電圧レベルを下げるた
    めの前記誤差信号を出力することを特徴とする請求項1
    に記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のPLL回路であって、 さらに、前記検出信号に応じて、前記コントロール信号
    の電圧レベルを下げる手段を有することを特徴とするP
    LL回路。
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Cited By (3)

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