JPH10106927A - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置及びデバイス製造方法

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JPH10106927A
JPH10106927A JP8260612A JP26061296A JPH10106927A JP H10106927 A JPH10106927 A JP H10106927A JP 8260612 A JP8260612 A JP 8260612A JP 26061296 A JP26061296 A JP 26061296A JP H10106927 A JPH10106927 A JP H10106927A
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mirror
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mirrors
resonator
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修 此内
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーを用いる露光装置において照度むら
を軽減すること。 【解決手段】 露光用の光源であるエキシマレーザーの
共振器20において、前側の共振用ミラーであるグレー
ティングミラー1の表面を光軸方向とH方向に平行な断
面(以下、「H断面」と記す)に関して凹面を有するシ
リンドリカルミラーとし、後側の共振用ミラー9を光軸
方向とV方向とに平行な断面(以下、「V断面」と記
す)に関して凹面を有するシリンドリカルミラーとする
ことによりH断面及びV断面の双方に関して安定型共振
器を構成し、これによりH方向とV方向の双方でレーザ
ー光の空間的コヒーレンスを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置及びデバ
イス製造方法に関し、特にICやLSI等の半導体デバ
イスやCCD等の撮像デバイスや液晶パネル等の表示デ
バイスや磁気ヘッド等のデバイスを製造する際に好適な
露光装置及びデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はエキシマレーザーを露光用光源と
する縮小投影露光装置の一例を示す概略図である。図4
において1〜8及び31によりエキシマレーザー20が
構成されている。1、31は夫々レーザー発振の為の後
側及び前側共振器ミラー(鏡)であり、これらのミラー
1、31により例えば、KrFエキシマレーザーは次の
ようにレーザー発振がなされる。
【0003】放電チャンバー6内部には、ネオン、クリ
プトン、フッ素が石英ガラス窓5、7で封入されてお
り、チャンバー6内部での横方向の電気的放電により励
起される。この現象によりKrF分子(エキシマ)が生
成され、ブロードバンド光(半値幅0.数nm程度のス
ペクトル線)が発生する。発生した光は、アパーチャー
4を通過し、ビームエクスパンダー3へと導光され、ビ
ーム径が拡大される。さらに、ビームエクスパンダー3
により光線の発散角も減少させられる。その後、発生し
た光はミラー2により反射され、後側共振器ミラーであ
るグレーティングミラー1へと入射する。グレーティン
グミラー1は、所望の波長のみを再びミラー2へ戻して
そこで元の光路に向けて反射させるように設計されてい
る。ミラー2からの反射光は、ビームエクスパンダー
3、アパーチャー4を逆行し再び放電チャンバー6へと
導かれる。この光は放電チャンバー6の内部で増幅され
た後、アパーチャー8を通過して、前側共振器ミラー3
1へと向かう。前側共振器ミラー31では、入射光の約
90%がミラー31を透過し、残りの約10%はミラー
31で反射されて再び放電チャンバー6内で増幅され
る。この繰り返しにより248nmのナローバンドのレ
ーザー光(0.00数nmのスペクトル線)が発振す
る。
【0004】ここでミラー2により反射されグレーティ
ングミラー1へ入射する光は、アパーチャー4、8での
回折、ミラー31、2の製造誤差、ビームエクスパンダ
ー3の誤差により一般には極僅かに発散する光束とな
る。この時に波長選択性を良くするためには、例えばU
SP5095492にある様にグレーティングミラー1
は図3のH断面(光軸とH方向とに平行な断面)で曲率
が微小な凹面を有するシリンドリカル面とする。グレー
ティングミラー1をシリンドリカル面とすることにより
H断面に関して安定型共振器が構成される。
【0005】この様にしてエキシマレーザー20からナ
ローバンドのレーザー光が発され、このレーザー光がビ
ーム整形光学系10により所望のビーム形状に整形さ
れ、ハエノ目レンズ(フライアイレンズ)等からなるオ
プティカルインテグレーター11の光入射面11aに指
向される。オプティカルインテグレーター11は複数の
微小レンズを2次元的に所定のピッチで配列して構成し
ており、その光出射面11b近傍に複数の2次光源を形
成している。12はコンデンサーレンズである。コンデ
ンサーレンズ12は、オプティカルインデグレーター1
1の光出射面11b近傍に形成した複数の2次光源から
の光束を複数の可動ブレードを有するマスキングブレー
ド13上で重ね合わせてマスキングブレード 13をケ
ーラー照明している。
【0006】14はコリメーターレンズであり、マスキ
ングブレード13を通過した光束を集光している。15
はミラー、16はリレーレンズであり、ミラー15で反
射した光束をリレーレンズ16により集光してレチクル
(マスク)17面に照射し、レチクル17面上にマスキ
ングブレード13の開口と相似な照明域を形成してい
る。18は投影光学系であり、レチクル17面上の回路
パターンの縮小像を半導体基板としてのウェハ19上に
投影している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
おける縮小投影露光装置においては以下のような問題が
あった。
【0008】エキシマレーザー20内部の平面ミラー3
1とグレーティングミラー1によるレーザー発振の際、
図中H断面に関しては、入射光に対してグレーティング
ミラー1の反射面が凹面で平面ミラー31の反射面が平
面となっているため安定型共振器を構成している。一
方、V断面(光軸方向とV方向に平行な断面)に関して
は、入射光に対してグレーティングミラー1及びミラー
31の双方共が平面となっている。このため、V方向の
場合はH方向のように空間的コヒーレンスが低くならな
い。また、例えばグレーティングミラー1、平面ミラー
31の一方又は両方が入射光に対して凸面となるような
製造誤差を生じている場合、V断面に関しては不安定型
共振器が構成されることになる。その結果、H方向に関
しては、空間的コヒーレンスが低く、V方向に関しては
空間的コヒーレンスの高いレーザー光が形成される。
【0009】このように、エキシマレーザー20からの
レーザー光のV方向の空間的コヒーレンスが高くなる場
合、以下のような問題が生じる。
【0010】照明光学系2内のハエノ目レンズ11を構
成する各々の微小レンズの入射面11aにおける光強度
分布がマスキングブレード13面上で重ね合わされるた
め、レーザー光の空間的コヒーレンスが高いとマスキン
グブレード13近傍においてスペックル等の干渉パター
ンが発生する。
【0011】マスキングブレード13近傍でのスペック
ル等の干渉パターンは、マスキングブレード13の共役
面であるレチクル17、ウェハ19近傍において照度ム
ラを発生させるので、投影レンズ18によりウェハ19
上に形成されるレチクル17の回路パターン像の像性能
を劣化させる。
【0012】そこで本発明の目的は、照度むらを軽減で
きる露光装置及び照度むらを軽減できるデバイス製造方
法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の形態は、レーザーからのレーザー光で
マスクのパターンを照明することにより該マスクのパタ
ーンを介して被露光基板を露光する露光装置において、
前記レーザーは、互いに直交する2つの断面の夫々に関
して安定型共振器となる共振器を有する。この第1の露
光装置においては、前記レーザーがエキシマレーザーを
備える形態、前記共振器内に前記レーザー光のスペクト
ル線の半値幅を狭めるためのエタロン、プリズム、回折
格子等の分光手段を有する形態、前記回折格子の表面が
前記共振器の一対の共振用の鏡の一方を兼ねる形態、前
記回折格子が前記共振器の一対の共振用の鏡の間に設け
てあり前記回折格子の表面が前記一対の共振用の鏡の一
方からの光を他方へ反射する鏡を兼ねる形態、前記回折
格子の表面が前記2つの断面の一方に関して凹面を有し
前記共振用の鏡の一方が前記2つの断面の他方に関して
凹面を有する形態、前記凹面の夫々がシリンドリカルな
面である形態、前記回折格子の表面が前記2つの断面の
夫々に関して凹面を有する形態、前記共振器の一対の共
振用の鏡の少なくとも一方が前記2つの断面の夫々に関
して凹面を有する形態、前記共振器の一対の共振用の鏡
の間に一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他
方へ反射する第3の鏡を有し前記一対の共振用の鏡及び
前記第3の鏡の少なくとも一つが前記2つの断面の夫々
に関して凹面を有する形態、前記共振器の一対の共振用
の鏡の一方が前記2つの断面の一方に関して凹面を有し
前記一対の共振器の他方が前記2つの断面の他方に関し
て凹面を有する形態、前記共振器の一対の共振用の鏡の
間に一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他方
へ反射する第3の鏡を有し前記一対の共振用の鏡及び前
記第3の鏡の内の一つが前記2つの断面の一方に関して
凹面を有し前記一対の共振器及び前記第3の鏡の他の一
つが前記2つの断面の他方に関して凹面を有する形態、
前記凹面が球面である形態等がある。
【0014】又、上記目的を達成するための本発明の第
2の形態は、レーザーからのレーザー光でマスクのパタ
ーンを照明することにより該マスクのパターンを介して
被露光基板を露光する露光装置において、前記レーザー
は、互いに直交する2つの断面の双方に関して凹面の第
1の鏡、又は前記2つの断面の一方の断面に関して凹面
の第2鏡及び前記2つの断面の他方の断面に関して凹面
の第3鏡の組、を備える共振器を有する。第2の露光装
置においては、前記レーザーがエキシマレーザーを備え
る形態、前記共振器内に前記レーザー光のスペクトル線
の半値幅を狭めるためのエタロン、プリズム、回折格子
等の分光手段を有する形態、前記回折格子の表面が前記
第1、第2又は第3の鏡の一つを兼ねる形態、前記回折
格子が前記共振器の一対の共振用の鏡の間に設けてあり
前記回折格子の表面が前記一対の共振用の鏡の一方から
の光を他方へ反射する鏡を兼ねる形態、前記回折格子の
表面が前記共振器の一対の共振用の鏡の一方を兼ねる形
態、前記第2及び第3の鏡の前記凹面が夫々シリンドリ
カルな面である形態、前記共振器の一対の共振用の鏡の
少なくとも一方が前記第1の鏡である形態、前記共振器
の一対の共振用の鏡の間に前記一対の共振用の鏡の一方
からの光を他方へ反射するリレー用の鏡を有し前記一対
の共振用の鏡と前記リレー用の鏡の少なくとも一つが前
記第1の鏡である形態、前記共振器の一対の共振用の鏡
の一方が前記第2の鏡であり前記一対の共振器の他方が
前記第3の鏡である形態、前記共振器の一対の共振用の
鏡の間に一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を
他方へ反射するリレー用の鏡を有し前記一対の共振用の
鏡及び前記リレー用の鏡の内の一つが前記第2の鏡であ
り前記一対の共振器及び前記第3の鏡の他の一つが前記
第3の鏡である形態、前記凹面の夫々が球面である形態
がある。
【0015】また、第1と第2の露光装置に共通して、
前記レーザーがKrFエキシマレーザー又はArFエキ
シマレーザーである形態、前記レーザーからのレーザー
光を前記マスクに照射する照射光学系は前記レーザー光
の波面を分割するフライアイレンズを有する形態、前記
マスクのパターンの像を前記被露光基板上に投影する投
影光学系を有する形態等がある。
【0016】また、本発明によれば、前記各形態の露光
装置を用いてデバイスパターンを基板上に転写する段階
を有するデバイス製造方法も提供される。
【0017】また、本発明のエキシマレーザーは共振用
の鏡の一方をある断面に関して凹面の回折格子で構成し
たものにおいて、前記共振用の鏡の他方を前記断面に直
交する断面に関して凹面としたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す概
略図である、発明の属する技術分野の項に記載の各種デ
バイスの製造に用いられる縮小投影露光装置の概略図で
ある。
【0019】図1に示す露光装置は、図4で説明した露
光装置を改良したものであり、ここでは、改良点である
エキシマレーザー20の後側(図の右側)共振器ミラー
9とその作用に関して説明し、図4の露光装置と同一の
部材とその作用については説明を省略し、図4の装置と
同一部材に同一の符番を付すだけにした。
【0020】図1では、図4の従来例の平面ミラー31
がシリンドリカルミラー9に置き換えられている。図1
(B)は、図1(A)のシリンドリカルミラー9を図1
の上下方向(H方向)から見た図である。図1(B)に
おいてはシリンドリカル面の曲率が誇張して描いてある
が、実際には曲率半径10m程度の曲率が微小な凹面で
ある。図1(B)に示すようなV断面に関して曲率を有
する(即ち凹面を有する)シリンドリカルミラーをエキ
シマレーザー20の前側共振器ミラー9として用いるこ
とにより、H断面に関しては図4のレーザーと同じ通り
の安定型共振器であり、且つV断面に関しても、グレー
ティングミラー1の平面とシリンドリカルミラー9の凹
面により安定型共振器を構成する共振器とすることがで
きる。これは、シリンドリカルミラー9の凹面の作用に
よりV断面においてもレーザー光の発散が抑制されるか
らである。従って、図2の露光装置では、V、H方向の
双方において空間的コヒーレンスが低いレーザー光が得
られ、レチクル(マスク)16面やウェハ19面での照
度むらが軽減される。
【0021】図1の露光装置において、シリンドリカル
ミラー9の代わりに、更にH断面に関してV断面とは異
なる曲率の凹面を有するトーリックミラーを用いること
もできる。また、グレーティングミラー1とリレー用ミ
ラー2の配置を逆にした構成も採れる。
【0022】以上の実施例では、後側(光出射側)共振
器ミラーをV断面として本発明の目的を達成したが、後
側共振器ミラー9は平面ミラーとし、グレーティングミ
ラー1を、シリンドリカル凹面ミラーではなく、回転対
称な凹球面ミラーとしても良い。回転対象な凹球面ミラ
ーであれば、H断面とV断面の双方に関してグレーティ
ングミラー1の表面(反射面)を凹面とすることができ
る。また逆に、グレーティングミラー1を平面ミラーと
し、後側共振器ミラー9を回転対称な凹球面ミラーとし
ても良い。また、グレーティングミラー1と後側共振器
ミラー9を平面ミラーとし、リレー用ミラー2を回転対
称な凹球面ミラーとしたり、リレー用ミラー2をH、V
断面の一方に関して凹面とし、グレーティングミラー1
と後側共振器ミラー9の少なくとも一方をH、V断面の
他方又は双方に関して凹面としても良い。これら変形例
においてもシリンドリカル凹面ミラーや凹球面ミラーの
代わりにトーリック凹面ミラーを用いることができる。
【0023】以上の実施例のエキシマレーザーはレーザ
ー光のスペクトル線の半値幅を狭める為の分光手段とし
てグレーティングミラー1を用いるタイプのレーザーで
あるが、本発明はこの分光手段としてエタロンやプリズ
ムを用いたレーザーや分光手段としてエタロンやプリズ
ムやグレーティングの内の複数の素子を組み合わせたレ
ーザーにも適用できる。この際前側共振器ミラーとして
グレーティングミラーを有しない構成では、前後の共振
器ミラーやリレー用ミラーの少なくとも一つに凹面を供
給することにより、共振器においてH断面、V断面の夫
々で凹面ミラーが生じるようにする。以上の実施例のエ
キシマレーザー20は図4と同様にKrFエキシマレー
ザーであるが、露光用の光源としてArFエキシマレー
ザー(中心波長193nm)を用いても良い。
【0024】以上実施例の露光装置はレチクル17のパ
ターン像の投影に投影レンズ18を用いるものである
が、この種のレンズ系(複数のレンズのみの光学系)で
はなく、一個又は複数個の凹面ミラーを備える投影ミラ
ーを用いても良い。また、本発明はレチクル17と半導
体基板19(被露光基板、ウェハ)の間に投影光学系を
設けないで露光を行なうコンタクトタイプやプロキシミ
ティータイプの露光装置にも適用できる。尚、露光装置
の種類として、ステップ&リピート露光タイプ、ステッ
プ&スキャン露光タイプ、一括露光、(一括)スキャン
露光等があるが、本発明はいずれのタイプのものにも適
用できる。
【0025】次に上記説明した露光装置を利用した半導
体デバイスの製造方法の実施例を説明する。図2は半導
体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは
液晶パネルやCCD等)の製造のフローを示す。ステッ
プ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行な
う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パター
ンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウ
ェハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウェハを製造
する。ステップ4(ウェハプロセス)は前工程と呼ば
れ、上記用意したマスクとウェハを用いて、リソグラフ
ィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次の
ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4
によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する
工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディ
ング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を
含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された
半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検
査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0026】図3は上記ウェハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウェハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウェハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウェハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウェハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によって露
光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)
では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステッ
プ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要と
なったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返
し行なうことによって、ウェハ上に多重に回路パターン
が形成される。
【0027】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
V、H両断面について安定型共振器を構成してV、H両
方向で空間的コヒーレンスの低い光を得ることができ、
その結果、レチクル(マスク)面上での照度ムラを軽減
し、安定した像性能を得ることができる露光装置とデバ
イス製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】半導体デバイスの製造フローを示す図である。
【図3】図2のウェハプロセスを示す図である。
【図4】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 グレーティングミラー 2 ミラー 3 ビームエクスパンダー 4 アパーチャー 5 石英ガラス 6 放電チャンバー 7 石英ガラス 8 アパーチャー 9 前側共振器シリンドリカルミラー 10 ビーム整形光学系 11 オプティカルインテグレーター(フライアイレン
ズ) 11a オプティカルインテグレーターの光入射面 11b オプティカルインテグレーター11の光出射面 12 コンデンサーレンズ 13 マスキングブレード 14 コリメーターレンズ 15 ミラー 16 リレーレンズ 17 レチクル(マスク) 18 投影レンズ 19 半導体基板(ウェハ) 20 エキシマレーザー 21 照明光学系 31 前側共振器平面ミラー

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーからのレーザー光でマスクのパ
    ターンを照明することにより該マスクのパターンを介し
    て被露光基板を露光する露光装置において、前記レーザ
    ーは、互いに直交する2つの断面の夫々に関して安定型
    共振器となる共振器を有することを特徴とする露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レーザーがエキシマレーザーを備え
    ることを特徴とする請求項1の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記共振器内に前記レーザー光のスペク
    トル線の半値幅を狭めるための分光手段を有することを
    特徴とする請求項2の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記分光手段が複数のエタロンを備える
    ことを特徴とする請求項3の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記分光手段がプリズムを備えることを
    特徴とする請求項3又は4の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記分光手段が回折格子を備えることを
    特徴とする請求項3、4又は5の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記回折格子の表面が前記共振器の一対
    の共振用の鏡の一方を兼ねることを特徴とする請求項6
    の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記回折格子が前記共振器の一対の共振
    用の鏡の間に設けてあり、前記回折格子の表面が前記一
    対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反射する鏡を兼
    ねることを特徴とする請求項6の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記回折格子の表面が前記2つの断面の
    一方に関して凹面を有し、前記共振用の鏡の一方が前記
    2つの断面の他方に関して凹面を有することを特徴とす
    る請求項7又は8の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記凹面の夫々がシリンドリカルな面
    であることを特徴とする請求項9の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記回折格子の表面が前記2つの断面
    の夫々に関して凹面を有することを特徴とする請求項6
    −9の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記共振器の一対の共振用の鏡の少な
    くとも一方が前記2つの断面の夫々に関して凹面を有す
    ることを特徴とする請求項1−6の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記共振器の一対の共振用の鏡の間に
    一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反
    射する第3の鏡を有し、前記一対の共振用の鏡及び前記
    第3の鏡の少なくとも一つが前記2つの断面の夫々に関
    して凹面を有することを特徴とする請求項1−6の露光
    装置。
  14. 【請求項14】 前記共振器の一対の共振用の鏡の一方
    が前記2つの断面の一方に関して凹面を有し、前記一対
    の共振器の他方が前記2つの断面の他方に関して凹面を
    有することを特徴とする請求項1−6の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記共振器の一対の共振用の鏡の間に
    一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反
    射する第3の鏡を有し、前記一対の共振用の鏡及び前記
    第3の鏡の内の一つが前記2つの断面の一方に関して凹
    面を有し、前記一対の共振器及び前記第3の鏡の他の一
    つが前記2つの断面の他方に関して凹面を有することを
    特徴とする請求項1−6の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記凹の曲面の夫々がシリンドリカル
    な面であることを特徴とする請求項14又は15の露光
    装置。
  17. 【請求項17】 前記凹面が球面であることを特徴とす
    る請求項9−16の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記レーザーがKrFエキシマレーザ
    ー又はArFエキシマレーザーであることを特徴とする
    請求項2−17の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記レーザーからのレーザー光を前記
    マスクに照射する照射光学系は前記レーザー光の波面を
    分割するフライアイレンズを有することを特徴とする請
    求項1−18の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記マスクのパターンの像を前記被露
    光基板上に投影する投影光学系を有することを特徴とす
    る請求項1−19の露光装置。
  21. 【請求項21】 レーザーからのレーザー光でマスクの
    パターンを照明することにより該マスクのパターンを介
    して被露光基板を露光する露光装置において、前記レー
    ザーは、互いに直交する2つの断面の双方に関して凹面
    の第1の鏡、又は前記2つの断面の一方の断面に関して
    凹面の第2鏡及び前記2つの断面の他方の断面に関して
    凹面の第3鏡の組、を備える共振器を有することを特徴
    とする露光装置。
  22. 【請求項22】 前記レーザーがエキシマレーザーを備
    えることを特徴とする請求項21の露光装置。
  23. 【請求項23】 前記共振器内に前記レーザー光のスペ
    クトル線の半値幅を狭めるための分光手段を有すること
    を特徴とする請求項22の露光装置。
  24. 【請求項24】 前記分光手段が複数のエタロンを備え
    ることを特徴とする請求項23の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記分光手段がプリズムを備えること
    を特徴とする請求項23又は24の露光装置。
  26. 【請求項26】 前記分光手段が回折格子を備えること
    を特徴とする請求項3、24又は25の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記回折格子の表面が前記第1、第2
    又は第3の鏡の一つを兼ねることを特徴とする請求項2
    6の露光装置。
  28. 【請求項28】 前記回折格子が前記共振器の一対の共
    振用の鏡の間に設けてあり、前記回折格子の表面が前記
    一対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反射する鏡を
    兼ねることを特徴とする請求項27の露光装置。
  29. 【請求項29】 前記回折格子の表面が前記共振器の一
    対の共振用の鏡の一方を兼ねることを特徴とする請求項
    27の露光装置。
  30. 【請求項30】 前記第2及び第3の鏡の前記凹面が夫
    々シリンドリカルな面であることを特徴とする請求項2
    1−29の露光装置。
  31. 【請求項31】 前記共振器の一対の共振用の鏡の少な
    くとも一方が前記第1の鏡であることを特徴とする請求
    項21−29の露光装置。
  32. 【請求項32】 前記共振器の一対の共振用の鏡の間に
    前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反射する
    リレー用の鏡を有し、前記一対の共振用の鏡と前記リレ
    ー用の鏡の少なくとも一つが前記第1の鏡であることを
    特徴とする請求項21−29の露光装置。
  33. 【請求項33】 前記共振器の一対の共振用の鏡の一方
    が前記第2の鏡であり、前記一対の共振器の他方が前記
    第3の鏡であることを特徴とする請求項21−30の露
    光装置。
  34. 【請求項34】 前記共振器の一対の共振用の鏡の間に
    一つの前記一対の共振用の鏡の一方からの光を他方へ反
    射するリレー用の鏡を有し、前記一対の共振用の鏡及び
    前記リレー用の鏡の内の一つが前記第2の鏡であり、前
    記一対の共振器及び前記第3の鏡の他の一つが前記第3
    の鏡であることを特徴とする請求項21−30の露光装
    置。
  35. 【請求項35】 前記凹面の夫々が球面であることを特
    徴とする請求項21−34の露光装置。
  36. 【請求項36】 前記レーザーがKrFエキシマレーザ
    ー又はArFエキシマレーザーであることを特徴とする
    請求項21−35の露光装置。
  37. 【請求項37】 前記レーザーからのレーザー光を前記
    マスクに照射する照射光学系は前記レーザー光の波面を
    分割するフライアイレンズを有することを特徴とする請
    求項21−36の露光装置。
  38. 【請求項38】 前記マスクのパターンの像を前記被露
    光基板上に投影する投影光学系を有することを特徴とす
    る請求項21−37の露光装置。
  39. 【請求項39】 請求項1乃至請求項38のいずれかの
    露光装置を用いてデバイスパターンを基板上に転写する
    段階を有するデバイス製造方法。
  40. 【請求項40】 共振用の鏡の一方をある断面に関して
    凹面の回折格子で構成したエキシマレーザーにおいて、
    前記共振用の鏡の他方を前記断面に直交する断面に関し
    て凹面としたことを特徴とするエキシマレーザー。
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