JP2005331599A - 波長変換レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非線形光学結晶に2個の波長の異なるレーザ光を入力して長波長の差周波光を発生する波長変換レーザ装置において、差周波発生用非線形光学結晶の全体を有効に利用して差周波光出力を増大させるようにした小型な装置を提供する。
【解決手段】 非線形光学結晶に入射するレーザ光の光軸近傍を透過させるアパーチャ6,8を備え、アパーチャにおけるレーザ光の像を非線形光学結晶の入射面に像転送するイメージリレー7,9を備えて、台形状エネルギー分布を持ったレーザ光をアパーチャ位置に生成し、その分布形状を保持したまま入射面に射入させることにより、非線形光学結晶のボリュームを十分活用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数の異なる2つのレーザ光を非線形光学結晶に入射させて入射レーザ光の差周波のレーザ光を出力させる波長変換レーザ装置に関し、特に赤外線レーザを効率よく得ることができる波長変換レーザ装置に関する。
従来より、波長の異なる2つの励起光を非線形光学結晶中で混合すると励起光の周波数の差に対応する長い波長のコヒーレント光が発生するという差周波発生の原理を利用して、赤外光を発生するようにした赤外光発生装置が知られている。この赤外光発生装置は、波長の短い第1励起光(ポンプ光)が非線形光学結晶中で波長変換されて、波長可変の第2励起光(シグナル光)との差周波光を発生するので、赤外光の出力は短波長側のレーザ光によって決定される。
たとえば、Ti:Sapphireレーザ発生装置から得られる波長可変レーザをポンプ光とし、Nd:YAGレーザ発生装置から得られる波長1.064μmのレーザをシグナル光として差周波光(赤外光)を発生する装置が知られている。この装置では、赤外光の出力はTi:Sapphireレーザの出力に依存するが、Ti:Sapphireレーザは波長0.532μmのNd:YAGレーザ第2高調波により励起する必要があるので、赤外光を高出力化するためには装置全体の大型化が避けられない。
これに対して、特許文献1には、短波長側のポンプ光としてNd:YAGレーザを用い、長波長側のシグナル光としてCr:forsteriteレーザを用いることにより構成した、高出力かつコンパクトで波長チューニング可能な赤外光発生装置が開示されている。
図12は、特許文献1に開示された赤外光発生装置のブロック図である。
開示された赤外発生装置では、パルス発生装置で発生するパルスにより2基のNd:YAGレーザ装置を同期駆動する。1基のNd:YAGレーザは波長1.064μmのパルスレーザをポンプ光として非線形光学結晶に入射し、もう1基のNd:YAGレーザはCr:forsteriteレーザの励起光源としてパルスレーザをCr:forsteriteレーザに供給する。
Cr:forsteriteレーザに入射したパルスレーザはレンズで構成されたテレスコープにより所定のビーム径を持つように調整された後、ビームスプリッターで分割されてCr:forsteriteレーザ結晶の両側面に入射して両サイド励起する。
レーザ結晶は出力鏡と反射鏡の間に配置され、レーザ結晶と反射鏡の間に分散プリズムが設けられる。反射鏡は回動鏡であって、反射方向を調整することにより分散プリズムで波長分散した光のうち選択した光だけが出力鏡まで戻るようにして、選択した波長の光が共振器内で共振してレーザ発振するようにする。
Cr:forsteriteレーザは、1.15〜1.35μmの範囲で波長を選択できる波長可変固体レーザで、発生した波長可変レーザ光をシグナル光として非線形光学結晶に供給する。
このように、Nd:YAGレーザが波長1.064μmのパルスレーザをポンプ光として非線形光学結晶に入射し、Cr:forsteriteレーザが波長1.15〜1.35μmの範囲で選択したレーザをシグナル光として非線形光学結晶に入射すると、ポンプ光とシグナル光の差周波数に係る5〜14μmの波長範囲の赤外光を選択的に発生する。
特開2002−287190号公報
差周波発生用の非線形光学結晶としては、カルコパイライト結晶であるAgGaS2 結晶、AgGa24 結晶、AgGaSe結晶、AgSe結晶などが使用できる。差周波光は入射させるポンプ光をシグナル光で変調して出力するもので、出力光の強度は光学結晶に入射する光エネルギーに依存する。したがって、強い出力光を得るためには結晶の入射面に入射するレーザ光の強度をできるだけ大きくすることが好ましい。
しかし、これら差周波用非線形光学結晶はある一定の強度を超えるレーザ光を入射させると破損する可能性があるため、適当な閾値を設定して閾値以上のエネルギーを持ったレーザ光が入射しないようにしなければならない。
ポンプ光やシグナル光として用いるレーザ光の空間エネルギー分布は正規分布型であるため、ピーク値が設定した閾値を越えないようにすると、結晶に入射するエネルギーの総量は大幅に減少する。使用するレーザビームの半値幅が小さいほど、ピークの周辺におけるエネルギーの減退量が大きく、結晶に注入できるエネルギー量が減少することになる。
また、出力光の強度は光学結晶に入射する光エネルギーに依存するから、結晶面における実際の入射面積ができるだけ大きいことが好ましいが、従来は結晶の入射面が長方形であるのに対して、光軸に垂直な面における光エネルギーが光軸にエネルギーのピークがある円形分布をしたレーザ光を入射させていたので、結晶の入射面や結晶ボリュームのうち周縁部の貢献が少なく、差周波光の出力を十分大きくすることができなかった。
そこで、本発明の解決しようとする課題は、差周波用非線形光学結晶の全体を有効に利用して差周波光出力を増大させるようにした小型の波長変換レーザ装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明の波長変換レーザ装置は、2つの波長の異なるレーザ光をポンプ光とシグナル光として入射すると入射レーザ光の差周波を持つレーザ光を出力する非線形光学結晶を備えた波長変換レーザ装置であって、非線形光学結晶に入射するレーザ光の光軸近傍を透過させるアパーチャを備え、アパーチャにおけるレーザ光の像を非線形光学結晶の入射面に像転送するイメージリレーを備えることを特徴とする。
イメージリレーは、少なくともポンプ光の入射経路中に設けることが好ましいが、さらにシグナル光の入射経路中にも設けることがより好ましい。
イメージリレーは、焦点距離f1の第1の凸レンズと焦点距離f2の第2の凸レンズを光軸上で焦点を共有するように配置したもので、第1凸レンズの前方、距離X1の位置にある基準面と、第2凸レンズの後方、距離X2の位置における像転送面の間に、
M=f2/f1
X2=M(f1+f2)−M2X1
という関係が成立する場合は、基準面に存在する2次元イメージがそのまま拡大縮小して像転送面の位置に転写される。なお、Mは倍率である。
レーザ装置から放射されるレーザ光は、エネルギーが光軸を中心とする正規分布をしているので、これをコリメータなどを用いて軸に垂直な方向に拡大しピーク付近のエネルギー分布を緩やかにした上でアパーチャに投射すると、アパーチャを通過するレーザ光は光軸に垂直な方向におけるエネルギー分布がほぼ台形状になる。イメージリレーを上式に従って適切に配置すると、アパーチャ位置(基準面)におけるエネルギー分布状態を非線形光学結晶の入射面(像転送面)に像転送することができるので、非線形光学結晶の入力エネルギ閾値に対して適当なマージンを持つようにエネルギーのピーク値を調整すれば、台形をしたエネルギー分布を持つことから、正規分布状態の場合と比較すると全体として著しく大きなエネルギーを結晶に注入することができる。したがって、本発明の波長変換レーザ装置によれば、高いエネルギー水準を持った出力光を得ることができる。
また、イメージリレーによれば、光軸方向に多少のずれが生じても基準面と像転送面の位置に変化がなく、基準面上の2次元像が像転送面上に転送される。したがって、レーザ装置の光軸が変動する場合にも像転送面におけるレーザ光の変動が小さく、安定したレーザ出力を得ることができる。
アパーチャのレーザ光通過部の形状は、非線形光学結晶の入射面の形状に対応する形状にすることができる。
イメージリレーを使ってアパーチャにおける像を光学結晶の入射面に像転送することができるから、光学結晶の入射面が長方形であるときはアパーチャの穴形状を相似の長方形として倍率を調整することにより、光学結晶入射面の全面にレーザ光を入射させてエネルギー効率を向上させることができる。また、光学結晶の隅部分まで十分に利用して変換効率を向上させることができる。
シグナル光用の波長可変レーザ発生装置における共振器内に減衰器を挿入して、シグナル光のスペクトル狭線化とエネルギー調整を行うことができるようにすることが好ましい。
出力する差周波光に対応してポンプ光とシグナル光の強度に最適な組み合わせがある。たとえば、ある差周波光に対してポンプ光が15mJに対してシグナル光が5mJであることが好ましいとすれば、シグナル光の出力装置の容量が20mJであっても、非線形光学結晶に入力するシグナル光は5mJに減衰させる必要がある。
一方、シグナル光のスペクトル幅は狭いほど、正確な差周波光を得ることができ、また変換効率も向上して差周波出力が大きくなる。
従来方法では、シグナル光用レーザ発生装置の出力をフィルタで低減するが、この方法では大出力装置の波長分散状態を維持したまま出力が低下するので、スペクトル幅は狭くならない。
これに対して、レーザ装置の共振器内で光エネルギーを減衰させると、ゲインの高い中心波長付近のモードが選択的に発振しながら、全発振出力が低下するのでスペクトル幅は小さくなり、差周波出力を向上させることができる。
共振器内で使用する減衰器には、回折格子、アパーチャなどが使えるが、光軸に対する入射面の傾きを調整することができるようにしたガラス板を利用することもできる。ガラス板に対する入射光の透過率はガラス面への入射角に依存するため、光軸に対するガラス面角度を変化させることによりガラス板を透過するレーザ光のエネルギーを調整してレーザ発生装置のレーザ出力を容易に制御することができる。
なお、ガラス板はレーザ光路中に1対備え、その1対がレーザ光路に垂直な面に対して互いに面対称になるように配置してもよい。
光がガラス板を透過すると光軸が平行移動するが、対称配置した1対のガラス板を通るようにすると光軸が元の方向に戻るので、光学系の構造が単純になる。なお、簡単な歯車機構などを利用することにより1対のガラス板を面対称に角度調整を行うことができる。
また、波長可変レーザ発生装置の共振器における共振ミラー部は、波長分散方向に凹レンズ特性を示しこれに垂直な方向にパワーを持たないシリンドリカル凹レンズと波長分散方向にパワーを持たずこれに垂直な方向に凹ミラー特性を持つシリンドリカル凹ミラーの組み合わせにより構成されることが好ましい。このような構成では、波長分散方向については凹レンズの作用により分散性能が向上する。一方、これと垂直な方向は出力の安定性に係る方向であるが、凹面鏡の作用で安定性が向上する。このように、2つの方向について共振器パラメータを独立に選択できるようにして、光軸安定性とスペクトル狭線化の両立が可能になる。
なお、上記組み合わせと光学的に等価である、波長分散方向にパワーを持たずこれに垂直な方向に凸レンズ特性を持つシリンドリカル凸レンズと波長分散方向に凸ミラー特性を示しこれに垂直な方向にパワーを持たないシリンドリカル凸ミラーの組み合わせにより構成しても同じ効果が得られることは明らかである。
AgGaS2 結晶、AgGaSe2結晶などの非線形光学結晶に、周波数ω1のレーザ光と周波数ω2のレーザ光を入力させると差周波数ω3(=ω1−ω2)のレーザ光(DFG)を出力する非線形光学現象は知られており、たとえば特許文献1にも、波長1.064μmのレーザ光と1.15〜1.35μmの波長可変レーザ光をAgGaS2 結晶など、カルコパイライト結晶からなる非線形光学結晶で混合して波長変換し、5〜14μmの範囲で波長調整した赤外光を得るようにした赤外光発生装置が開示されている。
本発明は、このような波長変換レーザ装置にイメージリレーを取り込むことにより出力を向上させたものである。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施例に係る波長変換レーザ装置の概念的なブロック図である。
本実施例の波長変換レーザ装置は、図12に示した特許文献1に開示された赤外光発生装置を基礎として、さらにアパーチャとイメージリレーを加えたところに主な特徴があり、また、より効率を向上させるためにシグナル光用レーザ発生装置の内部構造に改良を加えたところに特徴がある。したがって、非線形光学結晶に入射するレーザのレーザ発生装置の基本構造については特許文献1に詳細な記載があるので、本明細書では主に発明の特徴点について詳しく説明する。
本実施例の波長変換レーザ装置は、短周波数ω1のレーザ光を発生する第1のレーザ装置1とこれより長い周波数ω2のレーザ光を発生する第2のレーザ装置2と非線形光学結晶3を備え、さらにこれら2つのレーザ装置と非線形光学結晶の間にそれぞれアパーチャとイメージリレーを備える。
非線形光学結晶3はAgGaS2 結晶などの光混合型非線形光学結晶で、周波数ω1とω2のレーザ光を入力するとそれらの周波数の差の周波数ω3(=ω1−ω2)を持った差周波光(DFG)を出力する。
光学結晶3から放射される差周波光は、基本的にポンプ光の波長変換作用によって発生するもので、差周波光のエネルギーはポンプ光のエネルギーに依存する。また、差周波光の周波数はポンプ光とシグナル光の周波数差であるから、シグナル光の周波数を変化させることにより調整することができる。
たとえば、第1レーザ装置1としてNd:YAGレーザを用いて、波長1.064μmのパルスレーザを相対的に大きなエネルギーを持ったポンプ光として光学結晶3に入力し、ポンプ光より長波長の1.15〜1.35μmの範囲のレーザ光を発生するCr:forsteriteレーザを第2レーザ装置として、たとえば波長1.284μmに調整した出力レーザを波長変換に寄与するシグナル光として光学結晶3に入力すると、光学結晶3からは入力したレーザ光の他に波長6.21μmの差周波光が出力する。これら出力光をGeフィルター4に通して波長分別し、長波長の差周波光(赤外光)のみを外部に取り出すようにすれば、波長変換レーザ装置は赤外光発生装置となる。
本実施例の波長変換レーザ装置は、第1レーザ装置1の出力をコリメータ5など拡幅装置で光軸に垂直な方向に拡幅してピーク付近のエネルギー分布を緩やかにした後に、アパーチャ6で出力レーザの光軸付近の平坦部分を切り出す。
第1レーザ装置1から出力されるレーザ光のエネルギーはガウス分布をしており、軸付近で最大値をとり周辺に行くにつれて急激に強度が低下する。したがって、出力レーザ光をそのまま光学結晶3に投入する場合は、ピークにおけるエネルギーが結晶の損傷閾値に対して十分安全な水準以下である必要があることからピーク値をあまり高くすることができない上、エネルギーがガウス分布することから光軸から離れた領域のエネルギー水準が低くなるので、光学結晶3に入力するエネルギーの総量を大きくすることができない。
本実施例では、出力レーザの光軸付近でエネルギー分布が緩やかになっている部分を拡幅によりさらに平坦にしてからアパーチャ6に投影する。アパーチャ6はその平坦な光軸部分を切り出すので、アパーチャ6を透過した後のレーザ光のエネルギー分布はほぼ台形状になり、レーザ光のエネルギーが横断方向に平均化されている。図1には、第1レーザ装置1の出力レーザがコリメータ5を通る間にエネルギー分布の変化する様子が記入されている。
アパーチャ6を透過したレーザはイメージリレー7により光学結晶3の入射面上に像転送される。
図2はイメージリレーの構成を説明する図面である。
イメージリレーは、焦点距離f1の第1凸レンズLs1と焦点距離f2の第2凸レンズLs2を光軸を同じくして光軸上で焦点を共有するように配置したもので、第1凸レンズLs1の前方で距離X1の位置にある基準面(A面)と、第2凸レンズLs2の後方で距離X2の位置における像転送面(B面)の間に、
M=f2/f1
X2=M(f1+f2)−M2X1
という関係が成立するようにしたものである。
イメージリレーを用いると、基準面における2次元イメージがそのままM倍に拡大縮小して像転送面に転写される。
なお、イメージリレーによる像転送では、図に点線で示したように、光軸方向に多少のずれが生じても基準面と像転送面の位置に変化がなく、基準面上の2次元像が像転送面上に転送される。したがって、光学系を構成する場合には、イメージリレーを堅牢な光学的構造として利用することができる。
アパーチャ6の位置を基準面とし非線形光学結晶3の入射面を像転送面として、イメージリレー7を上式に従って適切に配置すると、アパーチャ6におけるエネルギー分布状態を非線形光学結晶3の入射面に像転送することができる。
したがって、アパーチャ6とイメージリレー7を通って光学結晶3に入射するレーザ光の台形状エネルギー分布の台形上面におけるエネルギー値が光学結晶の損傷閾値に対して適当な値になるように調整すれば、入射エネルギーの全領域に亘ってエネルギー水準を可能な限度に近付けることができ、結晶への入力エネルギーの総量は著しく大きくなる。
また、イメージリレーによる像転送は光軸方向が多少ずれても像転送面における変化が小さいため、レーザ装置の光軸が変動する場合にも像転送面におけるレーザ光の変動が小さい。
このようにアパーチャとイメージリレーを利用することにより、非線形光学結晶3のボリュームを有効に活用して、結晶から出力される差周波光の強度を大いに強化することができる。
さらに、イメージリレー7による像転送では、アパーチャ6の開口におけるレーザ出力形状を維持したまま光学結晶3の入射面に移転することができるので、アパーチャ6の開口の形状を光学結晶3の入射面と相似形にして像転送の倍率を調整することにより、入射面の全体にレーザエネルギーを注入することができる。たとえば、入射面が矩形であればアパーチャ開口も相似の矩形にすれば、入射面の全面にレーザ光が入射して、光学結晶3のボリューム全体が作用して効率良く差周波光生成を行うことができる。
従来は矩形の入射面に対して円形断面のレーザ光を入射していたのと比較すると、エネルギー分布を平坦化しかつアパーチャ開口を適合する形状にすることによってほぼ4倍の効率向上になる。
第2レーザ装置2は、第1レーザ装置1より低周波数のパルスレーザをシグナル光として非線形光学結晶3に供給する装置である。
本実施例では、第2レーザ装置2にCr:forsteriteをレーザ媒体とするCr:forsteriteレーザ装置を利用する。第2レーザ装置2は、Cr:forsteriteレーザ媒体21を挟んで設けられた出力鏡22と反射鏡24の間に分散プリズム23を収納した共振器を備える。
なお、図1には記載していないが、図12にあるものと同様に、同じパルス発生装置により同期駆動されるもう1基のNd:YAGレーザをCr:forsteriteレーザ媒体の励起光源として使用する。また、回動鏡やレーザ媒体の姿勢などを調整することにより出力レーザの波長を1.15〜1.35μmの範囲で選択することができる。
本実施例のCr:forsteriteレーザ装置2は、出力レーザをより狭帯域化し光軸を安定化するため、共振器内にさらに減衰器25を組み込んである。
シグナル光の強度は強ければよいのではなく、差周波光出力に応じてポンプ光の強度と釣り合う値があるので、たとえば15mJのポンプ光に対して5mJなど適当な値になるように調整しなければならない。普通には、出力光の経路中にフィルタを挿入して適当な値に低減させるが、この方法では発振光の波長スペクトルはガウス分布状態で得られた後で比例的に低減させるので、出力光において、分散した波長変動幅がそのまま保存され、スペクトル線幅は狭化されない。
ここで、シグナル光の周波数ω2のスペクトル幅が狭いほど差周波光のパワーが大きくなる。
図3は、非線形光学結晶で差周波光を生成させるときのシグナル光のスペクトル線幅と差周波光の出力の関係を説明するグラフである。図は、波長1.064μmのポンプ光と波長1.284μmのシグナル光から波長6.21μmの差周波光を得る場合について、横軸にシグナル光の周波数ω2のスペクトル線幅を示し、縦軸にこれに対する差周波光出力をプロットしてある。
図から、スペクトル線幅が殆ど無い場合に350μJ程度の出力が見込まれるのに対して、スペクトル線幅が1nmになると出力は200μJと半減し、さらに2nmになると120μJまで低下することが分かる。
したがって、入力エネルギーが一定の場合は、シグナル光の周波数ω2のスペクトル幅が狭い方が高い差周波光出力が得られる。さらに、AgGaS2 のように損傷閾値の小さい非線形光学結晶を使用する場合は、それに入力できるレーザのエネルギーは制限されるため、スペクトル幅の狭線化は差周波光出力の向上に有効な手段となる。
図4は、本実施例における第2レーザ装置2に使用される共振器であって、内部に減衰器を導入して出力調整をするようにした共振器について説明する図面である。
本実施例では、Nd:YAGレーザによりレーザ媒体21をできるだけ大きな一定の強度で励起することによりパルスの時間変動、いわゆるジッタの発生を抑制し、さらに共振器内に減衰器25を入れて共振する光を低減させて出力を直接に低下させる。このように、本実施例のレーザ装置2では、共振器内部で共振する光を直接減衰させてレーザ装置の出力を20mJから5mJに低下させる。
なお、共振器内で共振するP偏光光を低減させる場合は、励起光の周波数分布の裾の部分に当る光は共振することができなくなる。したがって、出力光のスペクトルが中心に集まりスペクトル線幅が狭くなるので出力光の狭帯域化が可能である。
減衰器25には、回折格子やアパーチャを使用することができるが、本実施例ではBK7などの光学ガラスで形成したガラス板を使用する。
透明な平板ガラスは入射角度により反射率が変化する。図5はBK7製のガラス板表面に対するP偏光光の入射角度と表面における反射率との関係を示すグラフである。BK7の屈折率は波長1.3μm付近で1.504であるからBK7のブリュースター角は56.4°となる。
ブリュースター角56.4°のところで表面反射率は0になり全入射光が透過する。一方、入射角度0°における表面反射率は0.04であって1回の通過では透過光は殆ど減衰しないが、共振器内では極めて多数回往復するのでガラス板を何度も通過するうちに透過光は指数関数的に低減して、出力光の強度は十分低下する。
そこで、図4に示すように、ガラス板を共振器内の光軸中に回動可能に介装して、光軸に対するガラス板の傾きを調節して入射角θを変化させることにより光の透過率を調整して、出力光の強度を制御することができる。
なお、図6に示すように、光線が1枚のガラス板25を透過する場合は、光軸が平行にずれる現象が発生する。しかも、このずれ量はガラス板の傾きにより変化する。
そこで、図7に示すように、同じガラス板25’を光軸に沿って面対称に配置して、光線が2枚のガラス板を共に透過するように構成すると、ガラス板の傾きにかかわらず、光軸のずれが反対方向に同量発生して相殺され、2枚のガラス板を透過した光の光軸は初めの光軸の延長上に来るようになる。したがって、このように1対のガラス板を対称に配置した構成を用いることにより共振器光学系が簡単に構築できる。
なお、この方式を採用するときには、1対のガラス板25,25’を等角に傾ける機構が必要になるが、たとえば図8に示すようなラック・ピニオンなどにより簡単に実現することができる。
このように、共振器内に減衰器25を組み込んで共振器内で往復する光の強度を直接的に調整することにより、出力光の強度を調節することができ、しかも出力が小さくなったときに出力光の狭帯域化を可能として、出力光の品質を高めることができる。
さらに、1対のBK7ガラス板を対称配置した減衰器を使用するときは、1枚のガラス表面における反射損失が0〜0.04の範囲で変化するので、1対のガラス板を1回通過するだけで0〜0.16がで反射損失を変化させることができ、大幅な出力光の強度調整が可能になる。
また、本実施例に使用する第2レーザ装置の共振器は、反射鏡部分に光学系を付与することにより、さらに光軸安定化とスペクトル狭線化を図っている。
図9は、共振器部分の構成を図解する概念図である。
図9(a)は、レーザ媒体21の入射面の法線と入射光軸を含む面における光の走行軌跡を描いた図面、図9(b)はレーザ媒体の入射面の法線と入射光軸を含む面に属する方向から光の走行軌跡を描いた図面である。図9(a)を平面図とすると、図9(b)は立面図となる。
分散プリズム23を透過する光の軌跡は、簡略のため直線で表現してある。
回動反射鏡24の前方にレンズ26が配置されている。
回動反射鏡24は、図9(a)の波長分散方向に対しては平面鏡であり、図9(b)の波長分散方向と垂直な方向に対しては凹面鏡となる円柱鏡、レンズ26は、図9(a)の光軸方向に対しては凹レンズ、図9(b)の光軸方向に対しては板ガラスとなる円柱レンズである。
従来は、共振器ミラーはフラットな反射鏡を用いるのが一般的であったが、平面鏡では光軸が変動しやすく、波長を変更するたびに再アライメントをする必要があった。また、凹面の球面鏡を用いて光軸を安定化しようとすると、スペクトル線幅が広がってしまう問題があった。
図9(a)において、レーザ媒体21から発生する共振光は分散プリズム23によって波長に従って分散した軌跡を描いて凹レンズ26に入射しさらに分散方向を強めて反射鏡24に入射する。入射光のうち元の軌跡を辿ってレーザ媒体21に戻ることができるのは、反射鏡24の反射面にほぼ垂直に入射した光線だけであるので、反射鏡の傾きによって放射するレーザ光の波長を決定することができる。このとき、凹レンズ26により分散傾向を強化した結果として、共振器内で共振できる光線は目的の波長にごく近いものばかりとなるので、スペクトル線の狭線化ができる。
また、図9(b)において、図面に平行な方向にレーザ光軸が変動するときは、反射鏡24がこの変動方向に凹面表面を持っていれば、光軸の変動が小さくなるので、光軸は安定化する。なお、レンズ26はこの方向に対しては平面鏡と等価の働きをするので、光軸安定化には関係しない。
反射鏡24とレンズ26をこのような構造とすると、2つの方向について共振器パラメータを独立に設定できるので、光軸の安定化とスペクトル線の狭線化を共に達成することができる。
なお、図9(a)と図9(b)に示された凹面円柱形をした回動反射鏡24を光学的に等価な凸面円柱レンズと入れ換え、凹面円柱レンズ26を光学的に等価な凸面鏡と入れ換えても同等の効果を得ることができることはいうまでもない。なお、この場合は凸面鏡を後ろに配置して回動反射鏡とする。
また、レーザ媒体21と分散プリズム23の間に、シリンドリカル凹レンズとシリンドリカル凸レンズを組み合わせて構成するテレスコープや、楔形プリズムを組み合わせたアナモルフィックプリズムなどを挿入して、分散プリズム23に入射するビームを波長分散方向に拡大することにより、波長分散性をさらに高めて、スペクトル狭線化をさらに促進することができる。
上記第2レーザ装置2で波長選択して出力鏡22から放射されたシグナル光は、図1に示すように、アパーチャ8で光軸の極く近傍の部分だけを切り出され、イメージリレー9により非線形光学結晶3の入射面に像転送される。なお、イメージリレー9と非線形光学結晶3入射面との間には反射鏡10とビームスプリッタ11が介装されていて、ポンプ光と同じ位置に入射させることができる。
なお、ポンプ光の場合と同様に、アパーチャ8の形状を非線形光学結晶3の入射面と相似形にすれば、さらに有効にシグナル光を注入するようにすることができる。
第2レーザ装置2から放射されたシグナル光は、波長に従って分散されているが、アパーチャ8によりこの出力光の光軸付近の一部を切り出すことにより、スペクトル線の狭線化をすることができる。
また、第2レーザ装置2から放射されたシグナル光のエネルギーはガウス分布を持っているが、アパーチャ8におけるシグナル光のエネルギー分布はほぼ台形状になっているので、非線形光学結晶3に入射するエネルギーは十分大きく、ポンプ光の波長変換作用を効果的に行うことができる。
なお、図10は本実施例の波長変換レーザ装置に用いられるアパーチャの例を示す断面図である。
アパーチャに入射するレーザのうち開口を透過しないものが反射するに任せると、反射したレーザが周囲の物品に当って損傷を与えたりするので、影響を宥める何らかの処置をする必要がある。
図10に示したアパーチャは、孔体31と吸収体32とカバー33で構成される。孔体31には入射ビームの光軸付近を切り出すことができる取込開口34が設けられ、取込開口31の外周縁は鏡面仕上げの円錐状傾斜面35になっており、カバー33の中央に入射ビームのほぼ全量を透過する大きな入射口36が設けられ、吸収体32は孔体31の周囲に設けられ、カバー33の裏に円錐状の傾斜面を持った凹みを形成するように構成される。
吸収体33とカバー34は、中心部の入り口で広く周辺に進むにつれて狭くなっていて、入射した光を入射方向に戻さず全部吸収する黒体構造を形成する。
入射口36内に入射した光のうち取込開口35を透過しない光成分は全て傾斜面36で反射して黒体構造に入射して吸収されるので、他の部品類を損傷することが無い。
なお、取込開口34を矩形など円形以外の形状とするときは、開口34の形状に合わせて外周縁の傾斜面35や黒体構造を形成する傾斜面の形状を変更することはいうまでもない。
また、図11は本実施例の波長変換レーザ装置に用いられる別例のアパーチャの断面図である。
図11に示すアパーチャは、図10のものと比較すると低負荷の場合に利用されるもので、構造がより簡便になっていて、孔体37とカバー38の2部品で構成される。孔体37には取込開口が設けられ、取込開口の周囲に円錐形の反射壁が形成され、カバー38には入射ビームを受け入れる入射口が設けられることは図10のものと同じである。
図11のアパーチャは、孔体の外周に設けた雄ネジとカバーの内周に設けた雌ネジで螺合して固定するもので、孔体とカバーの間に空間を黒体構造39として反射した入射光を吸収させ、他の部品類を損傷しないようにしている。
本実施例の波長変換レーザ装置は、アパーチャを備えて光混合を行う非線形光学結晶に入射するレーザ光の光軸近傍を透過させることによりアパーチャ透過光の波長分散性を向上させエネルギー分布の均等化を図り、さらにイメージリレーを備えてアパーチャにおけるレーザ光の像を非線形光学結晶の入射面に像転送することにより、より大きなエネルギーを光学結晶に注入することができる。したがって、得られる差周波光の強度と品質が向上する。また、損傷閾値が低い光学結晶を利用する場合でも、十分に強い差周波光を発生させることができる。
さらに、アパーチャの形状を光学結晶の入射面と相似形にして像転送をするようにすると、光エネルギーをより効率よく入射させることができる。
また、シグナル光用のレーザ装置の共振器内に減衰器を設けたり、反射鏡の構成を改良したり、ビーム拡大機構を組み込むことによって、レーザ装置の出力光のスペクトル線幅を狭化するなど、品質を向上させることができ、波長変換レーザ装置の出力光の強度増強やスペクトル幅の狭線化などを図ることができる。
本発明の1の実施例に係る波長変換レーザ装置を説明するブロック図である。 本実施例に使用するイメージリレーの構成を説明する図面である。 本実施例において非線形光学結晶で差周波光を生成させるときのシグナル光のスペクトル線幅と差周波光の出力の関係を説明するグラフである。 本実施例におけるシグナル光レーザ装置に使用される減衰器を導入した共振器の説明図である。 ガラス板表面に対するP偏光光の入射角度と表面反射率との関係を示すグラフである。 本実施例において共振器内に設ける減衰器の1例に関する作用図である。 本実施例において共振器内に設ける減衰器の別例に関する作用図である。 本実施例において減衰器の駆動機構の例を示す機構図である。 本実施例に使用する共振器の構成を説明する概念図である。 本実施例に使用するアパーチャの1例を説明する断面図である。 本実施例に使用するアパーチャの別例を説明する断面図である。 従来技術における波長変換レーザ装置のブロック図である。
符号の説明
1 第1レーザ装置
2 第2レーザ装置
3 非線形光学結晶
4 Geフィルター
5 コリメータ
6 アパーチャ
7 イメージリレー
8 アパーチャ
9 イメージリレー
10 反射鏡
11 ビームスプリッタ
21 レーザ媒体
22 出力鏡
23 分散プリズム
24 反射鏡
25,25’ 減衰器(もしくはガラス板)
26 レンズ
31 孔体
32 吸収体
33 カバー
34 取込開口
35 円錐状傾斜面
36 入射口
37 孔体
38 カバー
39 黒体構造部

Claims (8)

  1. 2つの波長の異なるレーザ光をポンプ光とシグナル光として入射すると入射レーザ光の差周波を持つレーザ光を出力する非線形光学結晶を備えた波長変換レーザ装置であって、前記入射レーザ光の少なくとも一方について、前記非線形光学結晶に入射するレーザ光の光軸近傍部分を透過させるレーザ光通過部を備えたアパーチャを備え、該レーザ光通過部におけるレーザ光の像を前記非線形光学結晶の入射面に像転送するイメージリレーを備えることを特徴とする波長変換レーザ装置。
  2. 前記アパーチャの入射面上流にレーザビームの拡幅装置を備えて、該アパーチャに入射するレーザ光のエネルギー分布が光軸付近で穏やかなピークを持つように変成することを特徴とする請求項1記載の波長変換レーザ装置。
  3. 前記アパーチャのレーザ光通過部は、前記非線形光学結晶の入射面の形状に対応する形状にすることを特徴とする請求項1または2記載の波長変換レーザ装置。
  4. 前記アパーチャは、前記レーザ光通過部の周囲に入射光を光軸から放射状に反射する反射体を備え、該反射した入射光を吸収する吸収体を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の波長変換レーザ装置。
  5. 前記ポンプ光とシグナル光の少なくとも一方が波長可変レーザであって、該波長可変レーザのレーザ光発生装置における共振器内に減衰器を挿入したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の波長変換レーザ装置。
  6. 前記減衰器は、光軸に対して角度を調整できるガラス板であることを特徴とする請求項5記載の波長変換レーザ装置。
  7. 前記ガラス板は、光軸に垂直な面を挟んで対称に配置された1対のガラス板であることを特徴とする請求項6記載の波長変換レーザ装置。
  8. 前記レーザ光のいずれかが波長可変レーザであって、該波長可変レーザを発生するレーザ装置の共振器における共振反射鏡が、波長分散方向に凹レンズ特性を示しこれに垂直な方向にパワーを持たないシリンドリカル凹レンズと波長分散方向にパワーを持たずこれに垂直な方向に凹ミラー特性を持つシリンドリカル凹ミラーの組み合わせ、もしくは波長分散方向にパワーを持たずこれに垂直な方向に凸レンズ特性を持つシリンドリカル凸レンズと波長分散方向に凸ミラー特性を示しこれに垂直な方向にパワーを持たないシリンドリカル凸ミラーの組み合わせにより構成して、2つの方向について共振器パラメータを独立に選択できるようにしたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の波長変換レーザ装置。
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