JPH024268Y2 - - Google Patents

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JPH024268Y2
JPH024268Y2 JP1986073423U JP7342386U JPH024268Y2 JP H024268 Y2 JPH024268 Y2 JP H024268Y2 JP 1986073423 U JP1986073423 U JP 1986073423U JP 7342386 U JP7342386 U JP 7342386U JP H024268 Y2 JPH024268 Y2 JP H024268Y2
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JP
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vibration
moving
moving object
carriage
guide shaft
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JP1986073423U
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JPS61204039U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は往復動移動物用吸振装置に係る。
(従来技術) フアクシミリやプリンタ等において、続取りヘ
ツドや書込みヘツドを担持したキヤリツヂは主走
査方向に所定のストロークを往復移動する。この
際、キヤリツヂは始動時及び移動方向反転時並び
に停止時に加速及び減速を繰り返され、その加速
及び減速域ではdv/dt、−dv/dtという加速度を与えら れ、またそのキヤリツヂを支持する装置のケーシ
ングにはその反力である−mdv/dt(但しmはキヤ リツヂの質量)という力が繰り返し作用する。従
つて、この反力のために装置を置いた机等は自身
の固有振動数で、起振力=−mdv/dtの強さに応 じた振幅で振動することになる。この机に加えら
れるケーシングの振動は使用者に不快感を与える
だけでなく安全面からも好ましくなく、またその
振動による騒音により設置場所の静粛性を損ねる
ことがある。
〔目的) 本考案は上述の如き問題に鑑み、ヘツド担持用
キヤリツヂの如き往復移動物の往復動に伴なうケ
ーシングの振動を効果的に低減する吸振装置を提
供することを目的としている。
(構成) かかる目的は、本考案によれば、移動物用ガイ
ドシヤフトに沿つて往復動する移動物と該移動物
の往復方向と平行に配記されたガイドシヤフト
と、前記移動物の質量と略等しい質量を有してい
て、前記ガイドシヤフトに案内されて往復動可能
な吸振用移動物と、該吸振用移動物を前記移動物
の移動方向と反対の方向に往復動させる駆動手段
と、前記両ガイドシヤフトや駆動手段を支持する
ケーシングとからなる往復移動物用吸振装置によ
つて達成される。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は本考案による吸振装置をフアクシミリ
装置に組込んだ一つの実施例を示す概略構成図、
第2図はそれの線−に沿う断面図である。こ
れらの図において、符号1は移動物としてのキヤ
リツヂを示しており、該キヤリツヂは、図示され
ないケーシングに支持された二本の互いに平行な
移動物用ガイドシヤフト2,3に支持され、これ
に沿つて図にて左右方向に、即ち主走査方向に往
復移動するようになつている。キヤリツヂ1は続
取りヘツド4と書込みヘツド5を担持している。
キヤリツヂ1にはプーリ6,7間に架け渡された
タイミングベルト8が接続されており、電動機9
によつてプーリ6が図にて時計方向及び反時計方
向に選択的に回転駆動されることによりキヤリツ
ヂ1は主走査方向に所定のストロークを往復移動
するようになつている。各プーリ6,7と電動機
9とからなる駆動手段は、図示されないケーシン
グに支持されている。
また移動物用ガイドシヤフト2,3に平行な二
つのガイドシヤフト10,11が設けられてお
り、このガイドシヤフト10,11には吸振用移
動物であるバランスウエイト12がそのガイドシ
ヤフトの軸線方向に移動可能に取付けられてい
る。ガイドシヤフト10,11は図示されないケ
ーシングに支持されている。バランスウエイト1
2は駆動手段としての前記タイミングベルト8に
接続され、該タイミングベルトによつて駆動され
るようになつている。この場合、バランスウエイ
ト12はキヤリツヂ1の移動方向と反対の移動方
向に駆動される。即ち、キヤリツヂ1が図にて右
方に移動している時にはバランスウエイト12は
左方に移動し、またキヤリツヂ1が左方に移動し
ている時にはバランスウエイト12は右方に移動
する。またこのバランスウエイト12はキヤリツ
ヂ1の駆動系と同じ駆動系によつて駆動されるか
ら移動方向は上述の如く相対的に互いに逆である
が、その移動速度は互いに等しくなつている。
(効果) 上述の如く、バランスウエイト12がキヤリツ
ヂ1の移動方向とは反対の方向に、且つその移動
速度と同速度にて移動することにより、装置のケ
ーシングには′=m′dv/dt(但しm′はバランスウエ イトの質量)という起振力が作用するようにな
る。
従つて、上述の如きバランスウエイト12が設
けられている時の起振力Fは、 F=+′=m′dv/dt−mdv/dt=(m′−m)dv
/dtと なる。式中はキヤリツヂ1の移動により生じる
起振力である。
上式から明らかな如く、m′=mのとき、起振
力Fは零となり、起振力は生じない。従つて、
m′=mとなるようバランスウエイト12の質量
が定められていれば、振動は実質的に発生しない
ようになる。また、移動物としてのキヤリツヂ1
と吸振用移動物としてのバランスウエイト12
が、互いに平行なガイドシヤフト2,3,10,
11にそれぞれ案内されて、往復動するので、そ
の移動方向における上下、左右方向の余分な振動
が抑止され、移動方向における吸振効果を一層向
上させる。
なお、電動機の容量やキヤリツヂの質量とを考
慮して、バランスウエイト12の質量m′をキヤ
リツヂ1の質量mに近い質量にし、振動の発生を
低減するようにしても実用上の効果は大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による往復移動物用吸振装置を
組込まれたフアクシミリ装置の一つの実施例を示
す概略構成図、第2図は第1図の線−に沿う
断面図である。 1……移動物としてのキヤリツヂ、2,3……
移動物用ガイドシヤフト、8……駆動手段として
のタイミングベルト、10,11……ガイドシヤ
フト、12……吸振用移動物としてのバランスウ
エイト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 移動物用ガイドシヤフトに沿つて往復動する移
    動物と、 前記移動物用ガイドシヤフトと平行に配設され
    たガイドシヤフトと、 前記移動物の質量と略等しい質量を有し、前記
    ガイドシヤフトに案内されて往復動可能な吸振用
    移動物と、 該吸振用移動物を前記移動物の移動方向と相対
    的に反対の方向に往復動させる駆動手段と、 前記両ガイドシヤフトや駆動手段等を支持する
    ケーシングとを有し、 前記移動物の往復動に伴う前記ケーシングの振
    動を吸振する往復移動物用吸振装置。
JP1986073423U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH024268Y2 (ja)

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JPS61204039U JPS61204039U (ja) 1986-12-22
JPH024268Y2 true JPH024268Y2 (ja) 1990-01-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331599A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Kawasaki Heavy Ind Ltd 波長変換レーザ装置

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JPS5039307A (ja) * 1973-08-14 1975-04-11

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JP4721654B2 (ja) * 2004-05-18 2011-07-13 川崎重工業株式会社 波長変換レーザ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61204039U (ja) 1986-12-22

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