JP4679440B2 - 波長変換レーザ出力差周波分離装置 - Google Patents

波長変換レーザ出力差周波分離装置 Download PDF

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本発明は、周波数の異なる2つのレーザ光を非線形光学結晶に入射させて入射レーザ光の差周波のレーザ光を出力させる波長変換レーザ装置において目的とする差周波光出力を純粋に取り出す出力差周波分離装置に関する。
従来より、波長の異なる2つの励起光を非線形光学結晶中で混合すると励起光の周波数の差に対応する長い波長のコヒーレント光が発生するという差周波発生の原理を利用して、赤外領域のレーザ光を発生するようにした波長変換レーザ装置が知られている。
この波長変換レーザ装置は、波長の短い第1励起光(ポンプ光)が非線形光学結晶中で第2励起光(シグナル光)と相互作用し波長変換されて第2励起光との差周波光(DFG)を発生するので、波長可変のDFG発生装置となる。
たとえば特許文献1などに開示されているように、短波長側のポンプ光としてNd:YAGレーザを用い、長波長側のシグナル光としてクロムフォルステライト(Cr:forsterite)レーザを用いることにより構成した、高出力かつコンパクトで波長チューニング可能な赤外光発生装置がある。
この赤外発生装置では、パルス発生装置で発生するパルスにより2基のNd:YAGレーザ装置を同期駆動する。1基のNd:YAGレーザは波長1.064μmのパルスレーザをポンプ光として非線形光学結晶に入射し、もう1基のNd:YAGレーザはCr:forsteriteレーザの励起光源としてパルスレーザをCr:forsteriteレーザに供給する。
Cr:forsteriteレーザは、1.15〜1.35μmの範囲で波長を選択できる波長可変固体レーザで、発生した波長可変レーザ光をシグナル光として非線形光学結晶に供給する。
このように、Nd:YAGレーザが波長1.064μmのパルスレーザをポンプ光として非線形光学結晶に入射し、Cr:forsteriteレーザが波長1.15〜1.35μmの範囲で選択したレーザをシグナル光として非線形光学結晶に入射すると、ポンプ光とシグナル光の差周波数に係る5〜14μmの波長範囲の赤外光を選択的に発生する。
非線形光学結晶からは、差周波光(DFG)の他にポンプ光とシグナル光が射出してくるので、図4に示すように、出力側に赤外線の透過効率の高いGeフィルタを設けて、DFGを選択的に透過させて、赤外光発生装置とする。
Geフィルターの透過特性は、図5に示す通り、赤外線選択性が高いので、波長が1μm近辺にあるNd:YAGレーザ光やCr:forsteriteレーザ光をよく遮断して、純度の高い赤外光を得ることができると期待されていた。
ところが、本発明の発明者らが実際に構成した差周波光発生装置における赤外光出力は期待値の半分程度の強さで、当初の期待から外れた結果となった。
発明者らは、この問題を解決すべく鋭意研究の結果、GeフィルターにNd:YAGレーザ光を照射すると、DFGの透過率が低下する現象を捉えた。
ポンプ光の角周波数をω1、シグナル光の角周波数をω2、DFGの角周波数をω2とすると、角周波数ω3は、ωを波数ベクトルとしてω3=ω1−ω2で表される関係を有する。
したがって、図6に表すように、ポンプ光とシグナル光の光軸に僅かに角度差θinを持たせると、波数ベクトルω1とω2の差であるDFGの波数ベクトルω3はポンプ光を挟んでシグナル光の反対側に角度差θIだけ逸れた方向に放出される。
DFGの放出角度θIはDFGの角周波数ω3により異なるが、たとえば波長が数μmであれば、ポンプ光とシグナル光の角度差θinを0.1〜0.5°にとったときにθinに対して4〜8倍になるので、非線形光学結晶から十分離れた位置では、DFGをポンプ光やシグナル光から分離させることができる。
そこで、このように分離したDFGをGeフィルターに照射し、DFGが透過する部分に強度の異なるNd:YAGレーザを照射して、Geフィルターに対するDFGの透過エネルギーを測定した。
図7は、Geフィルターに対するDFGの透過エネルギーをNd:YAGレーザの強度に対してプロットしたグラフである。
図7から分かるように、Nd:YAGレーザの照射強度が強くなるに従ってDFGの透過エネルギーが低下する。Nd:YAGレーザにより透過エネルギーが減少するメカニズムは明らかでないが、この現象がGeフィルターを用いた差周波光発生装置のDFG出力が期待通りにならない原因になっていることは確実である。
したがって、GeフィルターにおいてDFGとポンプ光の照射位置が重ならないようにしなければならない。
なお、波長可変テラヘルツ波発生装置を開示する特許文献2には、出力部分にGeフィルターを設ける代わりに、DFGの出射方向をポンプ光やシグナル光の出射方向と異なるようにして出力光の純化を行う構成が記載されている。
記載された構成は、非線形光学結晶に入射させるポンプ光とシグナル光の入射角の間に僅か数分の差θinを与えて、DFGの出射角θIを数10度にすることにより、ポンプ光やシグナル光からDFGを分離するものである。
しかし、特許文献2に記載された構成では、DFGの波長を変化させるたびにDFGの出射角が変化するため、波長の異なるDFGを利用しようとすると波長を変える度に光学系の光軸調整をする必要があり不便である。
たとえば、ポンプ光とシグナル光の入射角差θinが0.3度である場合、DFGの波長を5.5μmから10μmに変化させると、DFGの出射方向は約1.3度も変化するので、使用時の光学的調整が極めて煩雑になる。
特開2005−331599号公報 特開2004−318028号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、波長変換レーザ装置における差周波光出力を十分な水準に維持するための出力差周波分離装置を提供すること、特に、Nd:YAGレーザを用いて赤外光を発生する波長変換レーザ装置に適用する効率が高く赤外光の波長によらない出力差周波分離装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の波長変換レーザ出力差周波分離装置は、ネオジムYAG(Nd:YAG)レーザ光をポンプ光とし、クロムフォルステライト(Cr:forsterite)レーザ光をシグナル光として入射すると2つの入射レーザ光の差周波を持つ差周波光(DFG)を出力する非線形光学結晶の出力光路に、非線形光学結晶の出力側から順に、非線形光学結晶から出力されたレーザ光のうち、DFGとポンプ光及びシグナル光の一部とを透過させる波長分離ミラーと、波長分離ミラーを透過して入射する光に対してブリュースター角になるように配置され、入射する光のうちDFGのみを透過させるブリュースター窓と、を直列に備えることを特徴とする。
波長分離ミラーは、セレン化亜鉛(ZnSe)板にコーティングを施して光路に対して傾斜して配置することによりポンプ光とシグナル光からDFGを分離するようにしたもので、ブリュースター窓はGe板を光路に対してGeのDFGに対するブリュースター角θB(θB=arctann:nはGeの入射光に関する屈折率)だけ傾けて配置したものであることが好ましい。
特に、波長1.064μmのネオジムYAG(Nd:YAG)レーザをポンプ光とし、1.15〜1.35μmの範囲で波長可変のクロムフォルステライト(Cr:forsterite)レーザ光をシグナル光として、波長範囲5〜14μmの可変DFGを得る波長変換レーザ装置の出力部に適用することが好ましい。
本発明の出力差周波分離装置は、初めの波長分離ミラーで大部分のポンプ光とシグナル光を分離し、残ったポンプ光とシグナル光の成分はブリュースター窓により完全に排除して、純粋なDFGを得ることができる。
また、波長分離ミラーとブリュースター窓を備えれば足りるので、構成が簡単で製造費は低廉である。
この装置は、非線形光学結晶に入射するポンプ光とシグナル光を平行に入射させるため、波長分離ミラーとブリュースター窓の配置およびDFGの射出方向はDFGの波長に依存しない。
したがって、DFGの波長を変更するときも特別の位置調整を必要とせず、取り扱いが容易である。
AgGaS2 結晶、AgGaSe2結晶などカルコパイライト結晶からなる非線形光学結晶に、周波数ω1のポンプレーザ光と周波数ω2のシグナルレーザ光を入力すると差周波数ω3(=ω1−ω2)のレーザ光(DFG)を出力する。
たとえば特許文献1や特許文献2にも、波長1.064μmのNd:YAGレーザ光とCr:forsteriteレーザで発生する1.15〜1.35μmの波長可変レーザ光をAgGaS2 結晶などからなる非線形光学結晶で混合して波長変換し、5〜14μmの範囲で波長調整した赤外光を得るようにした波長変換レーザ装置が開示されている。
本発明は、このような波長変換レーザ装置において、非線形光学結晶から放射されるポンプレーザ光とシグナルレーザ光を除去してDFGのみを出力するために使用されるフィルタ装置の改良に係るものである。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施例に係る波長変換レーザ装置用の差周波分離装置の構成を説明する図面、図2は本実施例に使用するブリュースター窓の機構について説明する図面、図3は本実施例の差周波分離装置の効果を説明するグラフである。
なお、図4は従来技術のGeフィルターを示すブロック図、図5はGeの透過率スペクトル図、図6はGeフィルターのDFG透過エネルギーとNd:YAGレーザ強度の関係を測定する方法を示す構成図、図7はGeフィルターのDFG透過エネルギーに及ぼすNd:YAGレーザの影響を説明するグラフである。
本実施例の波長変換レーザ出力差周波分離装置は、非線形光学結晶1の出力側に波長分離ミラー2とブリュースター窓3を直列に備えたものである。
非線形光学結晶1は、AgGaS2 結晶などの光混合型非線形光学結晶で、角周波数ω1のポンプレーザ光11と角周波数ω2のシグナルレーザ光12が入射する。すると、ポンプレーザ光11とシグナルレーザ光12が非線形光学結晶1内で干渉し合って角周波数ω3(ω3=ω1−ω2)の差周波光(DFG)13が発生する。
非線形光学結晶1から放射されるDFG13は、基本的にポンプレーザ光11の波長変換作用によって発生するもので、DFG13のエネルギーはポンプレーザ光のエネルギーに依存する。また、DFG13の角周波数ω3はポンプレーザ光11とシグナルレーザ光12の角周波数差であるから、シグナルレーザ光12の角周波数ω2を変化させることにより調整することができる。
非線形光学結晶1から射出したポンプレーザ光11とシグナルレーザ光12とDFG13は波長分離ミラー2に入射する。
波長分離ミラー2は、光路に対して傾きを持って配置されたZnSe波長分離ミラーであって、DFG13は透過して直進する。一方、ポンプレーザ11とシグナルレーザ12はその殆どが反射して光路から外れる。しかし、数%の成分が波長分離ミラー2を透過することは避けられない。
波長分離ミラー2を透過したレーザ光は、ブリュースター窓13に入射する。
ブリュースター窓3は、たとえばGe板をブリュースター角θBを持つように配置したものである。
図2は、透明板に対して入射する光のp−偏光とs−偏光ごとの反射率を入射角についてプロットしたグラフである。グラフは、Ge板について波長10.6μmの光に対する反射率をプロットした例である。
s−偏光では、入射角θinが0度のときの固有の反射率から90度になって反射率が100%になるまで反射率は単調に増加する。一方、p−偏光では、入射角θinが0度のときの固有の反射率から、入射角θinが増加するにつれて反射率が減少し、ブリュースター角θBになると0%になり、その後急増して90度で反射率が100%になる。
ブリュースター角θBは、入射する光に対する材料の屈折率nのアークタンジェントになる。すなわち、θB=arctann。
したがって、Ge板に対するレーザ光の入射角がブリュースター角θBになるように配置すると、入射レーザ光のp−偏光成分が完全に透過する一方、他の光線は殆ど反射して光軸方向から逸脱する。このようにブリュースター角を利用して一定の光線のみを選択的に透過するようにしたフィルターをブリュースター窓と呼ぶ。
このようにして、ブリュースター窓3はDFG13のみを透過し、ポンプレーザ11やシグナルレーザ12は反射と吸収により排斥する。したがって、ブリュースター窓3を透過して出力されるレーザ光は、純度の高いDFG13となる。
そこで、たとえばポンプレーザ装置としてNd:YAGレーザを用いて、波長1.064μmのパルスレーザを相対的に大きなエネルギーを持ったポンプレーザ光として非線形光学結晶1に入力する。また、ポンプレーザ光より長波長の1.15〜1.35μmの範囲の波長可変レーザ光を発生するクロムフォルステライト(Cr:forsterite)レーザをシグナルレーザ装置として、たとえば波長1.284μmに調整した出力レーザを波長変換に寄与するシグナルレーザ光としてポンプ光と一緒に非線形光学結晶1に入力する。
すると、非線形光学結晶1からは入力したレーザ光の他に波長6.21μmの赤外光である差周波光(DFG)が出力する。
これら非線形光学結晶1の出力光をZnSe波長分離ミラー2とブリュースタ窓3に通して波長分別し、長波長のDFGのみを外部に取り出すようにすれば、波長変換レーザ装置は赤外光発生装置となる。
本発明の波長変換レーザ装置の出力差周波分離装置は、波長分離ミラー2とブリュースタ窓3で構成するため、極めて簡単で堅牢な構造となり、安価かつ取り扱い容易な装置となる。また、従来よく使用されたGeフィルターでは、DFGの透過率が共存するNd:YAGレーザの強度が強くなるにつれて小さくなるため、十分な出力水準を維持することができなかったが、本発明の出力差周波分離装置は、波長分離ミラーでNd:YAGレーザの殆どを除去した上、Ge板をブリュースター窓として使用するので、DFG出力を十分な水準に維持することができる。
また、DFGの波長を変化させてもDFGの出射方向が変化しないので、波長変更に伴う位置姿勢調整が不要で、取り扱いが容易である。
なお、本実施例において使用されるブリュースター窓はGe板なので、DFGの透過率はNd:YAGレーザが存在することにより低下する。
図3は、差周波分離装置をGeブリュースター窓のみで構成した場合と本実施例におけるZnSe波長分離ミラーとGeブリュースター窓の組合せを用いた場合について、DFG出力を測定して比較したグラフである。
横軸は非線形光学結晶に入力したNd:YAGレーザのエネルギーを示し、縦軸はGeブリュースター窓を透過してくるDFGレーザの出力を示す。なお、実験におけるDFGの波長は6.3μmであった。
非線形光学結晶に入力したNd:YAGレーザは非線形光学結晶を透過した成分が差周波分離装置に入射するので、ZnSe波長分離ミラーで分離しない場合は直接Geブリュースター窓に照射することになる。
図3に表された実験結果から、Geブリュースター窓のみの場合は、Nd:YAGレーザの照射によりDFGレーザ出力が大きく減少することが分かる。特に出力が大きくなると出力低下が著しく、DFGレーザとしての性能が低下している。これに対して、直列に挿入したZnSe波長分離ミラーでNd:YAGレーザを除去した後にGeブリュースター窓に入射させたものでは、非線形光学結晶に入力したNd:YAGレーザにほぼ比例するDFGレーザ出力を得ることができる。
したがって、ZnSe波長分離ミラーとGeブリュースター窓を直列に配置することによって、より大きなDFG出力を確保できることが分かる。
なお、上記実施例では、特定のNd:YAGレーザとCr:forsteriteレーザのレーザ光を利用し、非線形光学結晶や波長分離ミラーなどに特定の材質を用いた例について説明しているが、この開示に基づいて、他の組み合わせによりDFGを励起レーザ光と分離する本発明の作用効果を得ることは、当業者にとって容易に想到できることであって、本発明の技術範囲に属するものであることはいうまでもない。
本発明の1実施例に係る波長変換レーザ装置の出力差周波分離装置の構成図である。 本実施例に使用するブリュースター窓の説明図である。 本実施例の差周波分離装置の効果を説明するグラフである。 従来技術のGeフィルターを示すブロック図である。 従来技術におけるGeの透過率スペクトル図である。 GeフィルターのDFG透過エネルギーとNd:YAGレーザ強度の関係を測定する方法を説明する構成図である。 従来技術におけるGeフィルターのDFG透過エネルギーに及ぼすNd:YAGレーザの影響を説明するグラフである。
符号の説明
1 非線形光学結晶
2 波長分離ミラー
3 ブリュースター窓
11 ポンプレーザ光
12 シグナルレーザ光
13 差周波光(DFG)

Claims (5)

  1. ネオジムYAG(Nd:YAG)レーザ光をポンプ光とし、クロムフォルステライト(Cr:forsterite)レーザ光をシグナル光として入射すると入射レーザ光の差周波を持つ差周波光(DFG)を放出する非線形光学結晶の出力光路に、前記非線形光学結晶の出力側から順に、前記非線形光学結晶から出力されたレーザ光のうち、該DFGと前記ポンプ光及び前記シグナル光の一部とを透過させ、前記ポンプ光および前記シグナル光の残りを反射・分離させる波長分離ミラーと、前記波長分離ミラーを透過して入射する前記DFGに対してブリュースター角になるように配置され、前記入射する光のうち、該DFGのみを透過させる、ゲルマニウム(Ge)板で形成されたブリュースター窓と、を直列に備えることを特徴とする波長変換レーザ出力差周波分離装置。
  2. 前記波長分離ミラーは、前記DFGと前記ポンプ光と前記シグナル光が傾いて入射したときに、前記DFGと一部の前記ポンプ光及び前記シグナル光とを透過させ、残りの前記ポンプ光及び前記シグナル光を反射させるセレン化亜鉛(ZnSe)板であって、前記波長分離ミラーに入射する光の光軸に対して傾斜して配置したことを特徴とする請求項1記載の波長変換レーザ出力差周波分離装置。
  3. 前記非線形光学結晶に入射する前記ポンプ光の光軸と前記シグナル光の光軸が平行であることを特徴とする請求項1または2記載の波長変換レーザ出力差周波分離装置。
  4. 前記Nd:YAGレーザ光の波長は1.064μmであり、前記DFGが波長範囲5〜14μmの可変範囲を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の波長変換レーザ出力差周波分離装置。
  5. 前記Cr:forsteriteレーザ光の波長は1.15〜1.35μmの範囲で波長調整ができることを特徴とする請求項4記載の波長変換レーザ出力差周波分離装置。
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