JPH10106234A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JPH10106234A
JPH10106234A JP25690896A JP25690896A JPH10106234A JP H10106234 A JPH10106234 A JP H10106234A JP 25690896 A JP25690896 A JP 25690896A JP 25690896 A JP25690896 A JP 25690896A JP H10106234 A JPH10106234 A JP H10106234A
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JP
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data
audio data
audio
fade
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JP25690896A
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Akira Takano
明 高野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高品位でオーディオデータの編集を容易に行う
ことができる編集装置を提供する。 【解決手段】ディスクユニット20に予めつなぎ録りす
る素材のオーディオデータを記憶させる。VTR50で
磁気テープを再生して得られた信号SDAから下地素材
のオーディオデータを抽出し、編集部分を含むオーディ
オデータをユニット20に書き込む。ディスク制御部1
6で、ユニット20に記憶されている下地素材とつなぎ
録り素材のデータを用いて、クロスフェードやフェード
アウト/フェードインを行うための切替用オーディオデ
ータを生成してユニット20に書き込む。ユニット20
のデータを用いて編集状態を確認する。所望の編集が行
えない場合、再びユニット20のデータを用いて新たな
切替用オーディオデータを生成する。所望の編集が行え
た場合、切替用オーディオデータとつなぎ録り素材のデ
ータをVTR50に供給して磁気テープのつなぎ録りを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は編集装置に関す
る。詳しくは、データ記憶手段につなぎ録り素材のオー
ディオデータを予め記憶すると共に記録媒体を再生して
得られる下地素材のオーディオデータから編集部分を含
めた所定のオーディオデータを抽出して記憶するものと
し、このつなぎ録り素材と下地素材のオーディオデータ
からデータ生成手段によって下地素材のオーディオをつ
なぎ録り素材のオーディオデータに切り替えるための切
替用オーディオデータを生成し、データ記憶手段に記憶
されている下地素材のオーディオデータとつなぎ録り素
材のオーディオデータと生成された切替用オーディオデ
ータを用いてオーディオデータの編集を行うことによ
り、高品位でオーディオデータの編集が行うことができ
ると共に、編集作業も容易とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダで記録した
素材を編集する場合、新たに用いられる素材を例えばデ
ィスク状記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された
素材を用いて編集作業を行う編集装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
編集装置でオーディオデータを編集処理する場合、下地
素材のオーディオデータを処理して信号レベルを所定の
レベルまで低下させ、あるいはミューティングした後、
新たなつなぎ録り素材のオーディオデータに切り替える
ことが行われている。このような場合、下地素材からつ
なぎ録り素材に切り替える編集点での信号レベルの変化
が滑らかでないことから、編集後の素材を再生すると編
集点でいわゆるホップノイズが発生し、高品位の再生音
を得ることができなかった。
【0004】そこで、この発明では高品位でオーディオ
データの編集を容易に行うことができる編集装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る編集装置
では、オーディオデータを記憶するデータ記憶手段と、
データ記憶手段に記憶されたオーディオデータを用いて
新たなオーディオデータを生成するデータ生成手段とを
有し、データ記憶手段には、つなぎ録り素材のオーディ
オデータを予め記憶すると共に、ビデオデータとオーデ
ィオデータが記録された記録媒体を再生して得られる下
地素材のオーディオデータから編集部分を含めた所定の
オーディオデータを抽出して記憶させ、データ生成手段
では、データ記憶手段に記憶された下地素材のオーディ
オデータと予め記憶されているつなぎ録り素材のオーデ
ィオデータを用いて、下地素材のオーディオデータをつ
なぎ録り素材のオーディオデータに切り替えるための切
替用オーディオデータを生成するものとし、データ記憶
手段に記憶されている下地素材のオーディオデータとつ
なぎ録り素材のオーディオデータとデータ生成手段で生
成された切替用オーディオデータを用いてオーディオデ
ータの編集を行うものである。
【0006】また、データ記憶手段に記憶された下地素
材のオーディオデータと予め記憶されているつなぎ録り
素材のオーディオデータには、オーディオデータに関す
る情報を示すAAUXデータが付加されており、データ
生成手段では、AAUXデータに基づいて切替用オーデ
ィオデータを生成処理やクロスフェードあるいはフェー
ドアウト/フェードインを行うための切替用オーディオ
データを生成するものである。
【0007】この発明においては、データ記憶手段に記
憶されたつなぎ録り素材のオーディオデータと下地素材
のオーディオデータから、データ生成手段によって下地
素材のオーディオデータをつなぎ録り素材のオーディオ
データに切り替えるための切替用オーディオデータが生
成される。この切替用オーディオデータがデータ記憶手
段に記憶されて、データ記憶手段に記憶されている下地
素材のオーディオデータとつなぎ録り素材のオーディオ
データと切替用オーディオデータを用いてオーディオデ
ータの編集が行われる。データ記憶手段に記憶されてい
るオーディオデータと切替用オーディオデータを利用し
て編集の確認を行うことができると共に、容易に繰り返
し編集を行うことが可能となる。また、下地素材とつな
ぎ録り素材のオーディオデータに付加されたAAUXデ
ータを利用することで、下地素材とつなぎ録り素材をク
ロスフェードあるいはフェードアウト/フェードインで
切り替えるための切替用オーディオデータを容易に生成
される。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る編集装置
の実施の一形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1はこの発明に係る編集装置で用いられ
る磁気テープのテープフォーマットを示している。図1
において、磁気テープ1の中央には回転ヘッドによって
傾斜トラックRTが生成される。この傾斜トラックRT
は、ディジタルのオーディオデータが記録されたオーデ
ィオセクタTAとビデオデータが記録されたビデオセク
タTVとサブコードが記録されたサブコードセクタTS
Cを有している。
【0010】図2は、オーディオセクタTA、ビデオエ
リアTV、およびサブコードエリアTSCに記録された
データの構成を示しており、データはシンクブロックと
呼ばれる小単位に分割されて記録される。
【0011】まず、オーディオセクタTAに記録される
データは、図2Aに示すようにシンクブロック長が90
バイトとされた14のシンクブロックで構成される。こ
のシンクブロックの最初の2バイトはシンクエリアとさ
れて、シンクパターンデータが記録される。続く3バイ
トのIDコードエリアには、フレームの連続やトラック
番号あるいは1トラック中のシンクブロックの並び等の
情報を示すデータが記録される。5バイトのオーディオ
AUXエリア(以下「AAUXエリア」という)には、
オーディオデータのサンプリング周波数や量子化ビット
数および記録年月日等の情報を示すデータが記録され
る。AAUXに続く72バイトのオーディオデータエリ
アにオーディオデータが記録されて、残りの8バイトの
インナーパリティエリアに、誤り訂正用のパリティが記
録される。ここで、AAUXデータおよびオーディオデ
ータは9シンクブロックから成り、残りの4シンクブロ
ック(10番目のシンクブロックから最後のシンクブロ
ックまで)の、AAUXとオーディオデータエリアに相
当する77バイトのエリアは、アウターパリティエリア
とされる。このアウターパリティエリアには、9シンク
ブロック単位のAAUXエリアのデータあるいはオーデ
ィオデータエリアのオーディオデータに対して5バイト
の誤り訂正用のパリティが記録される。
【0012】ここで、AAUXデータは1シンクブロッ
クが1パックとされて、図1に示す1トラックのオーデ
ィオセクタTAでは、AAUXデータは9パックとされ
る。また1パックのAAUXデータは、図2Bに示すよ
うにパックデータPC0〜PC4で構成される。
【0013】図2CはビデオセクタTVに記録されたデ
ータを示しており、オーディオセクタTAと同様に1シ
ンクブロック長は90バイトとされる。またビデオセク
タTVは、149シンクブロックから構成される。
【0014】シンクブロックの最初の2バイトはシンク
エリアであり、続く3バイトはIDコードエリアであ
る。最初と2番目のシンクブロックの77バイトのエリ
アはビデオAUXエリア(以下「VAUXエリア」とい
う)とされて、VAUXエリアにはテレビジョン放送方
式やテレビチャネルおよび記録年月日等の情報を示すデ
ータが記録される。3番目以降のシンクブロックの77
バイトのエリアはビデオデータエリアとされてビデオデ
ータが記録される。ビデオエリアが終了されると、次の
1シンクブロックの77バイトのエリアが再びVAUX
エリアとされて、次のシンクブロックから最後のシンク
ブロックまでの77バイトのエリアは、アウターパリテ
ィエリアとされて誤り訂正用のパリティが記録される。
なお、VAUXエリア、ビデオエリア、およびアウター
パリティエリアに続く8バイトはインナーパリティエリ
アである。
【0015】図2DはサブコードセクタTSCに記録さ
れたデータを示しており、オーディオセクタTAやビデ
オセクタTVと同様にシンクエリアやIDコードエリア
が形成される。ここで、サブコードセクタTSCはシン
クブロック長が12バイトとされた12のシンクブロッ
クで構成されており、5バイトがサブコードデータエリ
アとされてサブコードデータが記録される。残りの2バ
イトはインナーパリティエリアとされて誤り訂正用のパ
リティが記録される。
【0016】このように1トラックの信号が構成されて
おり、磁気テープに記録される信号が、例えば525/
60方式(NTSC方式)の信号である場合には、10
本の傾斜トラックRTの信号で1フレームの画像が形成
される。
【0017】次に、この発明に係る編集装置の構成につ
いて図3を用いて詳細に説明する。図3において、編集
装置10には、編集される素材が記録された磁気テープ
を再生したり、素材の記録された磁気テープに新たな素
材をつなぎ録りするビデオテープレコーダ(以下「VT
R」という)50が接続される。
【0018】編集装置10は、システム制御部12、V
TR制御部14、ディスク制御部16、SDDIインタ
フェース部18、ディスクユニット20、操作部25お
よび表示部30から構成される。
【0019】編集装置10のシステム制御部12では同
期信号SCが生成されて、この同期信号SCがVTR制
御部14、ディスク制御部16、SDDIインタフェー
ス部18に供給されることにより、それぞれの動作が同
期して行われる。また同期信号SCがVTR50に供給
されて、VTR50の動作も編集装置10と同期して行
われる。
【0020】この編集装置10では、操作部25を操作
することで操作信号PCがシステム制御部12に供給さ
れると共に、システム制御部12では操作信号PCに基
づき制御信号CTが生成されて編集装置10やVTR5
0の動作が制御される。また、システム制御部12から
表示信号DPが表示部30に供給されて編集装置10や
VTR50の動作状態等が表示部30に表示される。
【0021】システム制御部12で生成された制御信号
CTは、VTR制御部14に供給される。ここで、VT
R制御部14の構成を図4に示す。
【0022】図4において、システム制御部12からの
同期信号SCはVTR制御CPUブロック141に供給
される。またシステム制御部12から供給された制御信
号CTは、デュアルポートRAM142を介してVTR
制御CPUブロック141に供給されると共に、後述す
るディスク制御部16に供給される。VTR制御CPU
ブロック141は中央演算処理回路(以下「CPU」と
いう)141aとROM141bおよびRAM141c
から構成されており、制御信号CTに基づいてVTR5
0を制御するための制御信号CTVが生成される。この
生成された制御信号CTVは同期信号SCと同期するも
のであり、例えばRS−422規格等のインタフェース
143を介してVTR50に供給される。
【0023】VTR制御部14から制御信号CTが供給
されたデータ生成手段であるディスク制御部16は、図
5に示す構成とされる。図5において、同期信号SCは
バスタイミング制御部161とディスク制御CPUブロ
ック162に供給される。VTR制御部14からの制御
信号CTは、デュアルポートRAM163を介してディ
スク制御CPUブロック162に供給される。ディスク
制御CPUブロック162はCPU162aとROM1
62bおよびRAM162cから構成されており、制御
信号CTに基づきディスクユニット20を制御するため
の制御信号CTDが生成されてSCSI(Small Compute
r Sysytem Interface)プロトコルコントローラ(以下
「SPC」という)164に供給される。SPC164
ではディスク制御CPUブロック162からの制御信号
CTDに基づきSCSI規格の制御信号CTSが生成さ
れてディスクユニット20に供給される。
【0024】また、ディスク制御CPUブロック162
では、バスタイミング制御信号CBUが生成されてバス
タイミング制御部161に供給される。このバスタイミ
ング制御部161には、アドレス/コントロールバス1
71とデータバス172が接続されており、アドレス/
コントロールバス171やデータバス172を介しての
信号の転送はバスタイミング制御部161によって制御
される。
【0025】このアドレス/コントロールバス171と
データバス172はバッファRAM165と接続され
る。また、バッファRAM165はSPC164と接続
されており、データバス172とSPC164間で転送
されるデータ信号がバッファRAM165に一時保持さ
れると共に、保持されたデータ信号を用いて後述するク
ロスフェード処理あるいはフェードアウト/フェードイ
ン処理で用いられるデータ信号がディスク制御CPUブ
ロック162で生成される。
【0026】データ記憶手段であるディスクユニット2
0では、制御信号CTSに基づきバッファRAM165
およびSPC164を介して供給されたデータ信号DW
の記録が行われたり、あるいはディスクユニット20か
ら読み出されたデータ信号DRがSPC164、バッフ
ァRAM165を介してデータバス172に転送され
る。
【0027】なお、ディスク制御CPUブロック162
では、SDDIインタフェース部18を制御するための
制御信号CSDも生成される。
【0028】次に、SDDIインタフェース部18の構
成を図6に示す。ディスク制御部16から供給された制
御信号CSDはインタフェースCPUブロック181に
供給される。また、システム制御部12から供給された
同期信号SCは、インタフェースCPUブロック181
およびヘッダ処理部184に供給される。なお、インタ
フェースCPUブロック181はCPU181aとRO
M181bやRAM181cおよびインタリーブ/デイ
ンタリーブ用ROM181dで構成される。
【0029】ディスク制御部16のバスタイミング制御
部161に接続されたアドレス/コントロールバス17
1およびデータバス172には、サイズ合わせ用RAM
182が接続される。このサイズ合わせ用RAM182
には、オーディオデータ処理部183とインタフェース
CPUブロック181が接続される。オーディオデータ
処理部183にはヘッダ処理部184が接続されており
ヘッダ処理部184にはS/P(serial-to-parallel)
変換部185およびP/S(parallel-to-serial)変換
部186が接続される。S/P変換部185はSDDI
インタフェース187を介してVTR50に接続される
と共に、P/S変換部186はSDDIインタフェース
188を介してVTR50に接続される。
【0030】ここで、図7を使用してSDDIインタフ
ェース187,188で用いられるSDDI(Serial Di
gital Data Interface)フォーマットについて説明す
る。図7AはSDDIフォーマットの全体構成、図7B
はSDDIフォーマットの伝送用パケットの構成を示し
ている。
【0031】525/60方式のビデオ信号の場合、S
DDIフォーマットのビデオデータは、水平方向に1ラ
イン当たり、(4+268+4+1440)=1716
ワード、垂直方向に525ラインで構成される。なお、
図5A,Bにおいて、括弧内の数字は、625/50方
式(PAL方式)のビデオデータの数値を示しており、
SDDIフォーマットのディジタルビデオ信号は、水平
方向に1ライン当たり、(4+280+4+1440)
=1728ワード、垂直方向に625ラインで構成され
る。ここで、1ワードは10ビットである。
【0032】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、後述するペイロード部PADの
終了を示し、ペイロード部PADと後述するアンシラリ
データ部ANCとを分離する符号EAVを格納する領域
として用いられる。4ワードの符号EAVは、3FFh
(hは16進数であることを示す符号),000h,0
00h,XYZh(XYZは任意のデータ)である。
【0033】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、SDDIフォー
マット特有のアンシラリデータ部ANCとして用いら
れ、後述するヘッダや補助データ等が格納される。
【0034】また、各ラインについて、第273ワード
から第276ワードまでの4ワードは、ペイロード部P
ADの開始を示し、ペイロード部PADとアンシラリデ
ータ部ANCとを分離する符号SAVを格納する領域と
して用いられる。4ワードの符号SAVは、3FFh,
000h,000h,XYZh(XYZは任意のデー
タ)であり、最初の3ワードは上述した符号EAVと同
じデータである。
【0035】また、各ラインについて、第277ワード
から第1716ワードの1440ワードは、ペイロード
部PADとして用いられ、ビデオデータやオーディオデ
ータが格納される。
【0036】この10ビットのパラレルの信号の伝送
は、P/S変換および伝送路符号化が行われて、伝送速
度が270Mbpsのシリアルデータとして伝送され
る。
【0037】図6において、SDDIフォーマットの信
号SDAがVTR50からSDDIインタフェース18
7を介してS/P変換部185に供給されると、S/P
変換部185ではシリアルデータの信号SDAがパラレ
ルデータに変換されてヘッダ処理部184に供給され
る。ヘッダ処理部184では、S/P変換部185から
のパラレルデータからアンシラリデータ部ANCのヘッ
ダ等の情報を示すデータを分離して、ペイロード部PA
Dのビデオデータやオーディオデータがオーディオデー
タ処理部183に供給される。オーディオデータ処理部
183ではペイロード部PADのデータからオーディオ
データが分離されると共に、インタフェースCPUブロ
ック181のインタリーブ/デインタリーブ用ROM1
81dのデータに基づきオーディオデータのデインタリ
ーブ処理が行われる。このデインタリーブ処理が行われ
たオーディオデータはサイズ合わせ用RAM182に書
き込まれる。さらに、サイズ合わせ用RAM182に書
き込まれたオーディオデータは、アドレス/コントロー
ルバス171からの信号に基づいて読み出されて、デー
タバス172を介してディスク制御部16に供給され
る。
【0038】またディスク制御部16からオーディオデ
ータが供給されたときには、このオーディオデータがサ
イズ合わせ用RAM182に書き込まれると共に、イン
タフェースCPUブロック181のインタリーブ/デイ
ンタリーブ用ROM181dのデータに基づき、サイズ
合わせ用RAM182に書き込まれたデータの読み出し
が制御されてインタリーブ処理が行われる。このインタ
リーブ処理されたオーディオデータはオーディオデータ
処理部183に供給されてビデオデータと混合されてヘ
ッダ処理部184に供給される。ヘッダ処理部184で
は、ビデオデータやオーディオデータにヘッダ情報等が
付加されてパラレルのSDDIフォーマットの信号とさ
れてP−S変換部186に供給される。P/S変換部1
86では、パラレルデータがシリアルデータに変換され
て、信号SDBとしてSDDIインタフェース188を
介してVTR50に供給される。
【0039】図8はVTR50の構成を示している。な
お、VTR50は4系統の処理回路を有するもので、4
系統の処理回路の信号を切り替えることにより4倍速で
記録や再生を行うことができるようになされたものであ
る。なお、以下の説明では1系統の処理回路についての
み説明するものとする。
【0040】磁気テープに記録されている信号は再生ヘ
ッド51によって読み出されて再生アンプ52で増幅さ
れてイコライザ53に供給される。イコライザ53では
高周波帯域の損失が補償される。このイコライザ53で
補償された信号はPLL回路54に供給される。PLL
回路54では、信号抽出のためのクロック信号が生成さ
れて、このクロック信号に基づき抽出された信号がA/
D変換器55でディジタルのデータ信号とされてヘッド
切替部56に供給される。ヘッド切替部56には、他の
3系統の処理回路からデータ信号が供給される。ヘッド
切替部56には4系統のチャネルコーディング部が接続
されており、これらのチャネルコーディング部に供給す
るデータ信号の切替が後述する制御部70からの制御信
号CRに基づいて行われる。
【0041】チャネルコーディング部57では、ヘッド
切替部56からのデータ信号に基づいて再生データ信号
が生成される。この再生データ信号は誤り訂正部58で
誤り訂正処理されて正しい再生データ信号DRとされて
SDDIインタフェース処理部59に供給される。
【0042】SDDIインタフェース処理部59には他
の3系統の再生データ信号が供給されており、これら4
系統の再生データ信号に対してヘッダ情報等が付加され
てシリアルデータの信号SDAとされて編集装置10に
供給される。
【0043】編集装置10からVTR50に供給された
信号SDRは、SDDIインタフェース処理部61に供
給されて、パラレルデータに変換された後、各系統のビ
デオやオーディオのデータ信号が分離され、各系統の誤
り訂正情報付加部62に供給される。誤り訂正情報付加
部62では供給されたオーディオデータに誤り訂正用の
パリティが付加される。このパリティが付加されたデー
タ信号はチャネルコーディング部63に供給される。チ
ャネルコーディング部63では、例えばスクランブルド
・インタリーブドNRZI方式でデータ信号が記録信号
に変換されてヘッド切替部64に供給される。ヘッド切
替部64には、他の3系統の処理回路から記録信号が供
給されており、接続されている4系統の記録アンプに供
給される記録信号の切替が後述する制御部70からの制
御信号CWに基づいて行われる。このヘッド切替部64
から記録アンプ65を介して記録ヘッド66に記録信号
が供給されることにより、データが磁気テープに記録さ
れる。
【0044】制御部70には、編集装置10から制御信
号CTVおよび同期信号SCが供給されており、この制
御信号CTVに基づき再生制御信号CRあるいは記録制
御信号CWが生成される。この再生制御信号CRがヘッ
ド切替部56やチャネルコーディング部および誤り訂正
部等の再生処理用の回路に供給されて再生動作が編集装
置10の動作に同期して行われる。また、記録制御信号
CWが情報付加部やチャネルコーディング部およびヘッ
ド切替部64等の記録処理用の回路に供給されて記録動
作が編集装置10の動作に同期して行われる。なお、制
御部70では、VTRメカ部71の動作を制御する制御
信号CMも生成される。
【0045】次に、編集動作について説明する。なお、
ディスクユニット20には、つなぎ撮り素材のオーディ
オデータが予め書き込まれている。
【0046】磁気テープがVTR50で再生されて編集
装置10に信号SDAが供給されるとSDDIインタフ
ェース部18のオーディオデータ処理部183によって
AAUXデータが抽出される。
【0047】ここで、図2Bに示すAAUXデータのパ
ックデータPC0のデータ値が50hであるときには、
パックデータPC1〜PC4はオーディオデータに関す
るヘッダ情報を示すものとされる。このパックデータP
C1〜PC4で示される情報を図9に示す。
【0048】図9において、パックデータPC1の最上
位ビット(以下「MSB」という)のデータ「LF」
は、ロックモードであるか否かを示すデータであり、デ
ータ値が「0」のときにはロックモード、「1」のとき
にはロックモードでないことが示される。なお、ロック
モードではオーディオデータがビデオデータに同期し、
ロックモードでない(アンロックモード)ときには、オ
ーディオデータがビデオデータに同期しないものとされ
る。
【0049】パックデータPC1の下位6ビットのデー
タ「AF SIZE」は、図10に示すように1フレー
ム当たりのオーディオデータのサンプル数が示される。
なお、525/60方式あるいは625/50方式(P
AL方式)の判別は後述するパックデータPC3のデー
タ「50/60」「STYPE」に基づいて行われる。
【0050】パックデータPC2のMSBのデータ「S
M」はステレオモードを示し、続く2ビットのデータ
「CHN」はオーディオチャネル数が示される。さら
に、データ「PA」やデータ「AUDIO MODE」
で左右のいずれのチャネルのオーディオデータか、ある
いはモノラルのオーディオデータか、あるいはステレオ
の場合のように対とされるオーディオデータであるか等
が示される。
【0051】パックデータPC3のデータ「ML」で
は、同じビデオフレーム中のオーディオデータが記録さ
れるブロックに他の言語のプログラムが記録されている
か否かが示される。またデータ「50/60」およびデ
ータ「STYPE」によって525/60方式あるいは
625/50方式等の方式が示される。
【0052】パックデータPC4のデータ「EF」およ
びデータ「TC」でエンファシスの状態が示され、デー
タ「SMP」によってサンプリング周波数が示される。
さらにデータ「QU」によって量子化がどのようにされ
ているかが示される。なお、図11にサンプリング周波
数とサンプル数の関係を示す。この図11では例えばデ
ータが525/60方式でサンプリング周波数が48k
Hzであるときには、1フレーム当たりのサンプル数の
最大値は1620、最小値は1580の範囲とされる。
なお、1フレーム当たりのオーディオデータのサンプル
数は、パックデータPC1のデータ「AF SIZE」
で示される。
【0053】次に、パックデータPC0のデータ値が5
1hであるとき、パックデータPC1〜PC4は動作の
制御に関する情報を示すものとされる。このパックデー
タPC1〜PC4で示される動作制御情報を図12に示
す。
【0054】図12において、パックデータPC1は予
約領域であり、パックデータPC2のデータ「REC
ST」は、記録の開始点であるか否かを示すデータであ
り、データ値が「0」のときには記録開始フレーム、
「1」のときにはその他のフレームであることが示され
る。パックデータPC1の次のビットのデータ「REC
END」は、記録の終了点であるか否かを示すデータで
あり、データ値が「0」のときには記録終了フレーム、
「1」のときにはその他のフレームであることが示され
る。さらに次の2ビットのデータ「REC MODE」
では、オーディオデータがオリジナルであるか編集され
たものであるかが示される。ここで、データ値が「0
0」のときにはオーディオデータがオリジナル、「0
1」のときには片チャネルが編集されたもの、「10」
のときには両チャネルが編集されたもの、「11」のと
きには、無効データであることが示される。
【0055】パックデータPC3のデータ「DRF」で
は再生方向が示され、下位7ビットのデータ「SPEE
D」で再生スピードが示される。また、パックデータP
C4の下位7ビットのデータ「GENRE CATEG
ORY」では、データのカテゴリが示される。
【0056】このような情報を有するAAUXデータ
は、図13に示すように各トラックに記録される。すな
わち、データが525/60方式ではトラック1〜5に
オーディオチャネル1,3のオーディオデータが記録さ
れ、トラック6〜10にオーディオチャネル2,4のオ
ーディオデータが記録される。また、AAUXデータは
トラック1ではパック番号3からパックデータPC0の
データ値が50hの情報、51hの情報が順に記録され
る。トラック2ではパック番号0から同様にパックデー
タPC0のデータ値が50hの情報、51hの情報が順
に記録される。以下同様にしてAAUXデータが記録さ
れる。なお、625/60方式ではトラック1〜6にオ
ーディオチャネル1,3のオーディオデータが記録さ
れ、トラック7〜10にオーディオチャネル2,4のオ
ーディオデータが記録される。
【0057】ここで、SDDIインタフェース部18の
オーディオデータ処理部183で抽出されたAAUXデ
ータに基づき、例えばオーディオデータは525/60
方式でサンプリング周波数が48kHzであると共に1
6ビットで量子化されたデータであると判別されて、1
番目のフレームのサンプル数は1600で2番目〜5番
目のフレームのサンプル数が1602である場合、フレ
ーム当たりのサンプル数を検出して、サンプル数が16
00である1番目のフレームが検出されたときには、1
番目のフレームから次の1番目のフレームの6フレーム
分のオーディオデータがディスクユニット20に書き込
まれる。
【0058】このディスクユニット20に書き込まれた
下地素材のオーディオデータと既にディスクユニット2
0に書き込まれているつなぎ録り素材のオーディオデー
タを用いてオーディオデータのクロスフェード処理ある
いはフェードアウト/フェードイン処理が行われる。
【0059】ここで、図14を用いてクロスフェード処
理について説明する。図14Aはディスクユニット20
に記録された下地素材の1番目のフレームのオーディオ
データを示しており、図14Bはディスクユニット20
に予め記録されているつなぎ録り素材の1番目のフレー
ムのオーディオデータを示している。
【0060】このクロスフェード処理では、図14Aに
示す下地素材の1番目のフレームの開始位置からの所定
量のオーディオデータ、例えばフレーム開始から1サン
プルおきに256サンプルのオーディオデータが抽出さ
れてディスク制御部16のバッファRAM165に書き
込まれる。また、図14Bに示すつなぎ録り素材の1番
目のフレームの開始位置からの下地素材と等しい所定量
のオーディオデータ、例えばフレーム開始から1サンプ
ルおきに256サンプルのオーディオデータがバッファ
RAM165に書き込まれる。
【0061】次に、バッファRAM165に書き込まれ
たオーディオデータを用いてディスク制御CPUブロッ
ク162のCPU162aによって、式(1)〜(3)
に示す演算処理が行われて、下地素材のオーディオデー
タをつなぎ録り素材のオーディオデータに切り替えるた
めの切替用オーディオのデータが生成される。 FCA=(256ーnc)×L1(nc)/256 ・・・(1) FCB=n×L2(nc)/256 ・・・(2) FC=FCA+FCB ・・・(3) ここで、変数ncはnc=1〜255である。また、L1
(nc)は位置ncのときの下地素材のオーディオデータ
値であり、L2(nc)は位置ncのときのつなぎ録り素
材のオーディオデータ値である。
【0062】このように、下地素材のオーディオデータ
から算出されたクロスフェード用のデータFCA(図1
4Aの破線で示す)は時間の経過と共にデータ値が減衰
される。また、つなぎ録り素材のオーディオデータから
算出されるクロスフェード用のデータFCB(図14B
の破線で示す)は時間の経過と共に略「0」レベルから
つなぎ録り素材のデータ値まで増加される。
【0063】この下地素材に基づくデータFCAおよび
つなぎ録り素材に基づくデータFCBを加算すること
で、図14Cに示すような下地素材とつなぎ録り素材を
連続するように切り替えることができる切替用オーディ
オデータFCが生成される。
【0064】次に、図15を用いてフェードアウト/フ
ェードイン処理について説明する。図15Aはディスク
ユニット20に記録された下地素材の1番目のフレーム
のオーディオデータを示しており、図15Bはディスク
ユニット20に予め記録されているつなぎ録り素材の1
番目のフレームのオーディオデータを示している。
【0065】このフェードアウト/フェードイン処理で
は、図15Aに示す下地素材の1番目のフレームの開始
位置からの所定量のオーディオデータ、例えばフレーム
開始から1サンプルおきに127サンプルのオーディオ
データが抽出されてディスク制御部16のバッファRA
M165に書き込まれる。また、図15Bに示すつなぎ
録り素材の最初のフレームの開始位置より所定時間経過
後の位置から所定量のオーディオデータ、例えばフレー
ム開始位置より下地素材の128番目に相当する位置の
オーディオデータから1サンプルおきに126サンプル
のオーディオデータが抽出されてディスク制御部16の
バッファRAM165に書き込まれる。
【0066】次に、このバッファRAM165に書き込
まれたオーディオデータを用いて、ディスク制御CPU
ブロック162のCPU162aによって、式(4)〜
(5)に示す演算処理が行われて、フェードアウトデー
タFOおよびフェードインデータFIが生成される。 FO=(128ーna)×L1(na)/128 ・・・(4) FI=ni×L2(ni)/127 ・・・(5) ここで、変数naはna=1〜127であり、変数ni
i=1〜126である。また、ni=1はna=127
の次のna=128の位置に相当するものである。ま
た、変数L1(na)は位置naのときの下地素材のオー
ディオデータ値であり、L2(ni)は位置(ni)のと
きのつなぎ録り素材のオーディオデータ値である。
【0067】このように、下地素材のオーディオデータ
のフェードアウトデータFO(図15Aの破線で示す)
は時間の経過と共にデータ値が減衰され、つなぎ録り素
材のオーディオデータのフェードインデータFI(図1
5Bの破線で示す)は、時間の経過と共にデータ値が減
衰されていない状態に戻される。
【0068】この下地素材のフェードデータFOとつな
ぎ録り素材のフェードインデータFIを接続すること
で、図15Cに示すように下地素材のオーディオデータ
からつなぎ録り素材のオーディオデータに連続して切り
替えることができる切替用オーディオデータFDが生成
される。
【0069】なお、クロスフェード処理およびフェード
アウト/フェードイン処理でのオーディオデータの抽出
やサンプル数は上述の実施の形態に限られるものではな
く、例えば1サンプルおきにオーディオデータを抽出す
るものとしたが連続して抽出するものとしてもよい。ま
た、クロスフェード処理およびフェードアウト/フェー
ドイン処理を1フレームの半分の期間や1フレームの期
間で完了するものとしてもよい。さらに、フェードアウ
ト側とフェードイン側のサンプル数を変えることで、フ
ェードアウトやフェードインの時間を可変することがで
きる。
【0070】次に、クロスフェード処理とフェードアウ
ト/フェードイン処理の選択方法について説明する。こ
のクロスフェード処理とフェードアウト/フェードイン
処理の選択の際には、オーディオ編集処理を行うことが
可能であるか否かが判別されて、オーディオ編集処理を
行うことができると判別されたときにクロスフェード処
理とフェードアウト/フェードイン処理の選択が行われ
る。
【0071】ここで、まずオーディオ編集処理を行うこ
とが可能であるか否かの判別動作について図16のフロ
ーチャートを使用して説明する。図16のステップST
1ではオーディオデータから所望のチャネルのオーディ
オデータおよびこのオーディオデータに関するAAUX
データが読み出されて、ディスク制御部16のディスク
制御CPUブロック162のRAM162cに書き込ま
れてステップST2に進む。
【0072】ステップST2では、RAM162cに書
き込まれたAAUXデータが所定の判別条件を満たして
いるか否かをCPU162cで検出することによってオ
ーディオ編集処理を行うことが可能であるか判別され
る。
【0073】このステップST2では、 条件1・・・AAUXデータのパックデータPC0のデ
ータ値が51hとならない場合。すなわち動作制御情報
を得ることができない場合。 条件2・・・AAUXデータのパックデータPC0が5
1hであってパックデータPC2のデータ「REC S
T」が「0」の場合。すなわち、記録開始フレームであ
るために、オーディオデータがフレームの途中から開始
されて、正しいオーディオデータが1フレーム分存在し
ない恐れがある場合。 条件3・・・AAUXデータのパックデータPC0が5
1hであってパックデータPC2のデータ「REC E
ND」が「0」の場合。すなわち、記録終了フレームで
あるために、オーディオデータがフレームの途中で終了
されて、正しいオーディオデータが1フレーム分存在し
ない恐れがある場合。 条件4・・・AAUXデータのパックデータPC0が5
1hであってパックデータPC2のデータ「REC M
ODE」が「11」の場合。すなわち、オーディオデー
タが無効データである場合。 以上の条件のいずれにも該当しない場合にはステップS
T3に進みオーディオ編集処理が行われる。また、いず
かの条件に該当する場合にはオーディオ編集処理が行わ
れることなく動作が終了される。
【0074】次に、オーディオ編集処理を行うことが可
能とされたときには、クロスフェード処理とフェードア
ウト/フェードイン処理の選択が行われる。このクロス
フェード処理とフェードアウト/フェードイン処理の選
択動作を図17のフローチャートを使用して説明する。
【0075】図17のステップST11ではオーディオ
データから所望のチャネルのオーディオデータおよびこ
のオーディオデータに関するAAUXデータが読み出さ
れてステップST12に進み、ディスク制御部16のデ
ィスク制御CPUブロック162のRAM162cに書
き込まれてステップST13に進む。
【0076】ステップST13では、RAM162cに
書き込まれたAAUXデータが所定の判別条件を満たし
ているか否かをCPU162cで検出することによって
オーディオ編集が可能であるか判別される。
【0077】このステップST13では、 条件1・・・AAUXデータのパックデータPC0のデ
ータ値が50hとならない場合。すなわち、ヘッダ情報
が得られない場合。 条件2・・・AAUXデータのパックデータPC0が5
0hであってパックデータPC4のデータ「SMP」に
基づいて判別されたサンプリング周波数が33kHz、
44.1kHz、48kHz以外の場合。 条件3・・・下地素材のオーディオデータ(フェードア
ウト側)とつなぎ録り素材のオーディオデータ(フェー
ドイン側)のサンプリング周波数が異なる場合。 条件4・・・AAUXデータのパックデータPC0が5
0hであってパックデータPC4のデータ「EF」に基
づきフェードアウト側とフェードイン側でエンファシス
が異なる場合。 以上の条件のいずれにも該当しない場合にはステップS
T14に進み、いずかの条件に該当する場合にはオーデ
ィオ編集処理が行われることなく動作が終了される。
【0078】ステップST14では、オーディオ編集す
るオーディオデータのサンプリング周波数の1フレーム
当たりの最小のサンプル数が求められる。ここで、オー
ディオデータのサンプリング周波数は、上述したように
AAUXデータのパックデータPC0が50hのときの
パックデータPC4のデータ「SMP」の値に基づいて
判別できるので、判別されたサンプリング周波数での最
小のサンプル数SMINが図11に基づいて求められて
ステップST15に進む。
【0079】ステップST15では、ステップST14
で得られた最小サンプル数SMINと、AAUXデータ
のパックデータPC0が50hであってパックデータP
C1のデータ「AF SIZE」で示されるフレームサ
イズAFSを加算して加算値SAが算出されてステップ
ST16に進む。
【0080】ステップST16では、加算値SAが正し
い値か否かを判別するため、ステップST12からステ
ップST15の処理が繰り返されて例えば加算値SAが
3回得られたか否かが判別される。ここで、加算値SA
が3回得られるまではステップST12に戻り加算値S
Aの算出が行われ、加算値SAが3回得られたときには
ステップST17に進む。
【0081】ステップST17では、得られた3回の加
算値SAの多数決がとられて、等しいデータ値が多いも
のが加算値SAの正しいデータ値とされてステップST
18に進む。なお、加算値SAの正しいデータ値はフェ
ードアウト側とフェードイン側のそれぞれで求められ
る。
【0082】ステップST18ではフェードアウト側の
加算値SAのデータ値とフェードイン側の加算値SAの
データ値との差の絶対値ABSが算出されてステップS
T19に進む。
【0083】ステップST19では、サンプリング周波
数に該当する最大サンプル数と最小サンプル数との差が
求められると共に、求められた差分値が半分の値とされ
てデータ値DIFが算出されてステップST20に進
む。
【0084】ステップST20ではステップST18で
求められた絶対値ABSとステップST19で求められ
たデータ値DIFのデータ値が比較される。ここで、例
えばオーディオデータがビデオデータに同期しないアン
ロックモードとされて絶対値ABSがデータ値DIF以
上であるときにはステップST21に進みフェードアウ
ト/フェードイン処理が行われて編集が終了される。ま
たオーディオデータがビデオデータに同期するロックモ
ードとされて絶絶対値ABSがデータ値DIF以上でな
いときにはステップST22に進みクロスフェード処理
が行われて編集が終了される。
【0085】このようにして、フェードアウト/フェー
ドイン処理あるいはクロスフェード処理が行われて切替
用オーディオデータFC,FDが生成されると、この生
成された切替用オーディオデータFC,FDとディスク
ユニット20に記憶されている下地素材のオーディオデ
ータやつなぎ録り素材のオーディオデータを用いて編集
処理が行われる。
【0086】図18は編集処理動作を示す図である。図
18において、図18Aは磁気テープに記録されている
下地素材のオーディオデータを示しており、オーディオ
データは例えばサンプリング周波数は48kHz、量子
化は16ビット、フレームシーケンスは5フレーム、1
フレーム目はフレーム当たり1600サンプル、2〜5
フレーム目はフレーム当たり1602サンプルとする。
この下地素材のオーディオデータからフレームシーケン
スが判別されて1フレーム目から次の1フレーム目まで
のオーディオデータが抽出されて編集装置10に記憶さ
れる。この編集装置10に記憶されたオーディオデータ
を図18Bに示す。
【0087】編集装置10のディスクユニット20には
図18Cに示すようにつなぎ録り素材のオーディオデー
タが記憶されており、編集装置10に記憶された下地素
材の編集点である1フレーム目のオーディオデータとデ
ィスクユニット20に記憶されているつなぎ録り素材の
1フレーム目のオーディオデータを用いて、上述したよ
うにフェードアウト/フェードイン処理あるいはクロス
フェード処理が行われて切替用オーディオデータが生成
される。
【0088】次に、生成された切替用オーディオデータ
を用いることで所望の編集がなされたか否かが判別され
る。ここで、編集が望ましく無い場合には、再び記憶さ
れた下地素材のオーディオデータとつなぎ録り素材のオ
ーディオデータから新たに切替用オーディオデータが生
成される。この生成された切替用オーディオデータを用
いることで所望の編集がなされるときには、図18Dに
示すように下地素材のオーディオデータに続けて切替用
オーディオデータが記録されて、その後新たな素材のオ
ーディオデータがつなぎ録りされるので、滑らかにオー
ディオデータを切り替えることが可能となり、高品位の
再生音を得ることができる。なお、切替用オーディオデ
ータFC,FDもディスクユニット20に記憶すること
により、編集作業を途中で中断しても、ディスクユニッ
ト20に記憶されたオーディオデータを読み出すことで
容易に編集作業を継続することができる。
【0089】このように、上述の実施の形態によれば、
下地素材のオーディオデータと新たな素材のオーディオ
データのつなぎ録りが良好に行うことができるか否かが
予め判別されて、つなぎ録りを良好に行うことが可能で
あると判別されたときには、クロスフェード処理あるい
はフェードアウト/フェードイン処理によって切替用オ
ーディオデータが生成されて、この生成された切替用オ
ーディオデータを用いて下地素材のオーディオデータと
新たな素材のオーディオデータのつなぎ録りを行うこと
により、ポップノイズ等を生ずることなく滑らかな高品
位の編集を行うことができる。
【0090】さらに、下地素材のオーディオデータと新
たな素材のオーディオデータが編集装置に記憶されてい
ると共に生成された切替用オーディオデータも編集装置
に記憶されるので、所望のつなぎ録りができるまで繰り
返し編集処理を行い、所望のつなぎ録りが確認されてか
ら磁気テープに記録することができるので、編集作業を
効率よく簡単に高品位で行うことができる。
【0091】
【発明の効果】この発明によれば、データ記憶手段に
は、つなぎ録り素材のオーディオデータと下地素材のオ
ーディオデータとデータ生成手段によって生成された切
替用オーディオデータが記憶されると共に、この記憶さ
れたオーディオデータおよび切替用オーディオデータを
用いて編集が行われるので、記憶されたデータを利用し
て、所望のつなぎ録りができるまで繰り返し編集処理を
行うことが可能となり、編集作業を効率よく簡単に行う
ことができる。
【0092】また、下地素材とつなぎ録り素材のオーデ
ィオデータに付加されたAAUXデータの情報に基づい
て、下地素材のオーディオデータからつなぎ録り素材の
オーディオデータにクロスフェードあるいはフェードア
ウト/フェードインで切り替えるための切替用オーディ
オデータが生成されるので、高品位で編集作業を行うこ
とができる。
【0093】さらに、下地素材のオーディオデータをつ
なぎ録り素材のオーディオデータに切り替えるための切
替用オーディオデータをソフトウェア処理で生成するこ
とができるので、新たなハードウェアを必要とすること
なく編集処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープフォーマットを示す図である。
【図2】データの構成を示す図である。
【図3】この発明に係る編集装置の構成を示す図であ
る。
【図4】VTR制御部14の構成を示す図である。
【図5】ディスク制御部16の構成を示す図である。
【図6】SDDIインタフェース部18の構成を示す図
である。
【図7】SDDIフォーマットを示す図である。
【図8】VTR50の構成を示す図である。
【図9】ヘッダ情報を示す図である。
【図10】データ「AF SIZE」の情報を示す図で
ある。
【図11】サンプリング周波数とサンプル数の関係を示
す図である。
【図12】動作制御情報を示す図である。
【図13】AAUXデータの記録位置を示す図である。
【図14】クロスフェード処理を示す図である。
【図15】フェードアウト/フェードイン処理を示す図
である。
【図16】オーディオ編集処理の判別動作を示すフロー
チャートである。
【図17】クロスフェード処理とフェードアウト/フェ
ードイン処理の選択動作を示すフローチャートである。
【図18】編集処理動作を示す図である。
【符号の説明】
10・・・編集装置、12・・・システム制御部、14
・・・VTR制御部、16・・・ディスク制御部、18
・・・SDDIインタフェース部、20・・・ディスク
ユニット、25・・・操作部、30・・・表示部、50
・・・VTR、161・・・バスタイミング制御部、1
62・・・ディスク制御CPUブロック、162a・・
・CPU、162b・・・ROM、162c・・・RA
M、164・・・SPC、165・・・バッファRA
M、171・・・アドレス/コントロールバス、172
・・・データバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータを記憶するデータ記憶
    手段と、 上記データ記憶手段に記憶されたオーディオデータを用
    いて新たなオーディオデータを生成するデータ生成手段
    とを有し、 上記データ記憶手段には、つなぎ録り素材のオーディオ
    データを予め記憶すると共に、ビデオデータとオーディ
    オデータが記録された記録媒体を再生して得られる下地
    素材のオーディオデータから編集部分を含めた所定のオ
    ーディオデータを抽出して記憶させ、 上記データ生成手段では、上記データ記憶手段に記憶さ
    れた下地素材のオーディオデータと予め記憶されている
    つなぎ録り素材のオーディオデータを用いて、上記下地
    素材のオーディオデータを上記つなぎ録り素材のオーデ
    ィオデータに切り替えるための切替用オーディオデータ
    を生成するものとし、 上記データ記憶手段に記憶されている下地素材のオーデ
    ィオデータとつなぎ録り素材のオーディオデータと上記
    データ生成手段で生成された切替用オーディオデータを
    用いてオーディオデータの編集を行うことを特徴とする
    編集装置。
  2. 【請求項2】 上記データ記憶手段に記憶された下地素
    材のオーディオデータと予め記憶されているつなぎ録り
    素材のオーディオデータには、オーディオデータに関す
    る情報を示すAAUXデータが付加されており、 上記データ生成手段では、上記データ記憶手段に記憶さ
    れた下地素材のオーディオデータと予め記憶されている
    つなぎ録り素材のオーディオデータのAAUXデータに
    基づいて、上記切替用オーディオデータを生成処理を行
    うことを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】 上記データ生成手段では、上記データ記
    憶手段に記憶された下地素材のオーディオデータと予め
    記憶されているつなぎ録り素材のオーディオデータのA
    AUXデータに基づいて検出された、上記ビデオデータ
    の1フレーム当たりの上記下地素材と上記つなぎ録り素
    材のオーディオデータのサンプル数に応じて、クロスフ
    ェードあるいはフェードアウト/フェードインを行うた
    めの切替用オーディオデータを生成することを特徴とす
    る請求項2記載の編集装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7254316B2 (en) 2000-02-10 2007-08-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data recording method and data recording device using same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7254316B2 (en) 2000-02-10 2007-08-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data recording method and data recording device using same

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