JPH10105690A - 広域移動体追跡装置 - Google Patents

広域移動体追跡装置

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JPH10105690A
JPH10105690A JP27698396A JP27698396A JPH10105690A JP H10105690 A JPH10105690 A JP H10105690A JP 27698396 A JP27698396 A JP 27698396A JP 27698396 A JP27698396 A JP 27698396A JP H10105690 A JPH10105690 A JP H10105690A
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image
vehicle
unit
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area
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JP27698396A
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English (en)
Inventor
Koji Matsumoto
浩司 松本
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Naohiro Amamoto
直弘 天本
Akitoshi Tsukamoto
明利 塚本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 監視対象区域を複数の挙動検知ユニット
を用いて監視する。各挙動検知ユニットは、検出した車
両の画像とこれらを区別するために付けたID番号とを
記憶し、車両検知領域から外れると、その情報をバッフ
ァに格納する。次の挙動検知ユニットは、撮影した各車
両の画像と直前のユニットのバッファにある車両の画像
を比較し、ID番号を一致させる。 【効果】 同一の車両に同一のID番号を付けて複数の
挙動検知ユニットで順に追跡するから、広域における車
両毎の挙動が監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体を
カメラを用いて撮影し、比較的広域に亘って移動体毎に
その挙動を追跡する広域移動体追跡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路交通容量の拡大、交通事故の抑制あ
るいは省エネルギー等を目的として、次世代道路交通シ
ステムの研究が盛んに進められている。こうしたシステ
ムでは、道路上を走行する車両を撮影し、車両毎にその
挙動を検知する技術が要求される。この目的のために次
のような技術が紹介されている(文献:安居院 猛,塚
中 正太,長橋 宏:画像処理による通行車両の抽出:
信学春季全大,D−627(1994))。この種のシ
ステムでは予め車両の映っていない道路を撮影し、所定
の時間間隔で繰り返し道路上を走行する車両を撮影す
る。そして、各撮影された画像を比較することによって
車両毎の動きベクトルを求める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の装置には次のような解決すべき課題があった。
道路交通需要がますます増加する中で、交通事故を始
め、渋滞による輸送効率の低下や環境の悪化等、多くの
問題を発生している。この問題を解決するために、高速
道路での自動運転や安全支援等の自動高速道路システム
が考えられている(日本経済新聞社「ITSのすべて」
(pp58−61))。
【0004】しかしながら、上記のようなシステムで
は、道路側と車両側に自動運転を制御するためのセンサ
や通信装置等各種の設備が必要になる。一方、自動運転
を制御する装置を搭載していない車両も存在し、またた
とえ搭載していてもその車両の装置に何らかの障害が発
生することもある。こうした場合に、安全にその他の車
両の自動車線変更や自動分合流等を実現するためには、
自動運転区域内全ての車両を追跡する必要がある。従っ
て、自動運転区域内を走行する多数の車両について、こ
れらを区別しながらコンピュータ上で追跡するシステム
が要求される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉監視対象区域について、それぞれ移動体の進
行方向に沿う部分を分担して撮影するカメラを備えた複
数の挙動検知ユニットを備え、監視対象区域の端に位置
する挙動検知ユニットは、自己の撮影した画像中で検知
した各移動体の画像に、監視対象区域内部で一意に設定
した識別情報を付与して記憶する記憶部と、撮影する画
像中から外れた移動体の識別情報を隣接する他の挙動検
知ユニットに通知する手段とを備え、監視対象区域の端
以外に配置された挙動検知ユニットは、自己の撮影した
画像中に新たな移動体が出現したとき、隣接した挙動検
知ユニットから通知を受けた識別情報に基づいて、同一
の移動体の画像に同一の識別番号を付与する比較部と、
移動体の画像とそれに付与した識別情報を記憶する記憶
部と、撮影する画像中から外れた移動体の識別情報を隣
接する他の挙動検知ユニットに通知する手段とを備えた
ことを特徴とする広域移動体追跡装置。
【0006】〈構成2〉構成1において、識別情報比較
部は、隣接した挙動検知ユニットから、移動体の画像と
これに付与した識別情報の通知を受けて、自己の撮影し
た同一の移動体の画像にその識別情報を付与することを
特徴とする広域移動体追跡装置。
【0007】〈構成3〉構成2において、識別情報は、
移動体が画像から外れたときの位置と時刻と動きベクト
ルとを含み、識別情報比較部は、隣接した挙動検知ユニ
ットから、移動体の画像とこれに付与した識別情報の通
知を受けて、自己の撮影した同一の移動体の画像の位置
を上記時刻と動きベクトルとから予測して、検出した同
一の移動体の画像に、その識別情報を付与することを特
徴とする広域移動体追跡装置。
【0008】〈構成4〉構成3において、互いに隣接す
る挙動検知ユニットの撮影する移動体検知領域の間にい
ずれの挙動検知ユニットにも撮影されない領域が存在す
ることを特徴とする広域移動体追跡装置。
【0009】〈構成5〉構成1において、移動体の進行
方向に直角な方向に広がりのある領域を移動体が移動す
る場合に、2以上のカメラにより撮影した画像を連結合
成する画像合成部を備えたことを特徴とする広域移動体
追跡装置。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明を車両に適用した広域車両追
跡装置の具体例を示すブロック図である。この装置は、
カメラ1、A/D変換部2、現画像フレーム記憶部3、
前画像フレーム記憶部4、背景画像フレーム記憶部5、
差分器6、2値化部7、テンプレート作成部8、動きベ
クトル検出部9及び車両領域マスク画像作成部10を備
えている。
【0011】カメラ1は、道路の比較的高い位置から車
両を撮影できるように図示しない適当なフレーム等によ
って固定配置されている。カメラ1は走行している車両
を道路と共に撮影して、その撮影した画像をアナログ信
号として出力する。なお、この装置は複数の挙動検知ユ
ニットU1,U2,…から構成され、各ユニット毎にカ
メラ1が設けられている。そして、各ユニットは監視対
象区域をそれぞれ分担しながら撮影している。その説明
は、後で図9等を用いて更に詳しく行う。A/D変換部
2は、カメラ1から入力したアナログ信号をディジタル
信号に変換するための装置である。現画像フレーム記憶
部3は、ディジタル化された後の現画像フレーム13を
一時的に格納するためのメモリである。前画像フレーム
記憶部4は、直前に撮影された現画像フレームを前画像
フレーム14として一時格納しておくメモリである。背
景画像フレーム記憶部5は、道路上に走行車両がない場
合に予め撮影した背景画像フレーム15を格納しておく
メモリから構成される。
【0012】差分器6は、前画像フレーム記憶部4から
前画像フレーム14を受け入れ、背景画像フレーム記憶
部5から背景画像フレーム15を受け入れて、両者の差
分値を出力する回路である。また、2値化部7は、設定
された閾値を基準とし差分器6の出力を2値化する装置
である。こうして、2値化部7は2値化差分画像16を
出力する。テンプレート作成部8は、後で説明するテン
プレートを生成し、動きベクトル検出部9に供給する装
置である。動きベクトル検出部9は、各車両のテンプレ
ートと一致する画像を現画像フレーム13中で検出して
テンプレートに対応する車両の動きベクトルを得るため
の装置である。車両領域マスク画像作成部10は、次の
動きベクトル検出に適する車両領域マスク画像を生成す
る装置である。また、上記検知ユニットU1にはこの他
に、総合判定部30、車両画像記憶部31、ID番号記
憶部32、車両画像バッファ33、ID番号バッファ3
4及びID番号生成部35が設けられている。
【0013】車両画像記憶部31は、車両毎の画像を記
憶しておくメモリで、車両毎の画像は、例えばテンプレ
ートそのものを使用してもよいし、適当にデータを圧縮
したり間引いたりして加工したものとしてもよい。ID
番号記憶部32には、車両画像に対応する所定の識別番
号が格納される。これは、例えば各車両をそれぞれ区別
するための番号である。そのID番号は、ID番号生成
部35において生成される。ID番号は監視対象区域を
通過する車両を区別するためのものであるから重複しな
いように生成される。
【0014】車両画像バッファ33とID番号バッファ
34は、挙動検知ユニットU1のカメラ1が撮影する範
囲を通過してしまった車両の画像やID番号を車両画像
記憶部31やID番号記憶部32から移して格納する部
分である。ここに格納された車両画像やID番号は、次
の挙動検知ユニットU2に参照され、同一の車両を同一
のID番号で追跡するために利用される。なお、総合判
定部30は、各挙動検知ユニットU1,U2,…の動作
を連携させて監視対象区域内を走行するそれぞれの車両
の追跡動作を円滑に制御する部分である。
【0015】挙動検知ユニットU2には、直前の挙動検
知ユニットU1の車両画像バッファ33やID番号バッ
ファ34の内容を参照して自己の検知した車両の画像と
比較する処理するために、車両画像比較部36が設けら
れている。従って、挙動検知ユニットU1の総合判定部
30とID番号生成部35を除き、車両画像比較部36
を追加した構成となる。その他のこの挙動検知ユニット
U2に続く、いくつかの挙動検知ユニットは全て挙動検
知ユニットU2と同一の構成とされる。
【0016】ここで、挙動検知ユニットU1のカメラ1
で撮影した車両の挙動を検知し、更にその画像を取得す
るための動作を説明する。図2は、図1に示した現画像
フレーム記憶部3に格納された現画像フレーム13と、
前画像フレーム記憶部4に格納された前画像フレーム1
4と、背景画像フレーム記憶部5に記憶された背景画像
フレーム15とを示した図である。この図に示すよう
に、背景画像フレーム15と前画像フレーム14との差
分をとれば、前画像フレーム中の2台の車両の画像が取
り出される。その画像から各車両1台分の画像を切り離
して、現画像フレーム13とのマッチングを行えば、そ
の車両が前画像フレームからどれだけ移動したかを検出
できる。
【0017】図3には、図1に示した差分器6の出力説
明図を示す。また、図4には、図1に示した2値化部7
の出力説明図を示す。図1に示した差分器6は、前画像
フレーム14と背景画像フレーム15とを受け入れて両
者の絶対値差分をとる。差分器6は、図2に示した前画
像フレーム14と背景画像フレーム15について、画素
単位であるいは後で説明するブロック単位で差分値をと
り、所定の閾値で2値化する。これで図3のような絶対
値差分ブロック19を得る。更に周辺が背景と考えられ
る孤立した差分が“0”にならない有値のブロックは、
自動的に背景と同一のブロックに置き換えるといった雑
音消去処理をして明瞭な車両部分の映像を得るようにす
るとよい。
【0018】図4のように2値化部の出力は、2値化差
分画像16の中に実際の車両の画像領域21のみが残さ
れた内容となる。このような画像を得るために2値化部
は、例えば図3に示すように、差分器の出力を適当な大
きさのブロックに分割し、そのブロック内の全ての画素
値を積分して、その積分値が所定の閾値より大きいかど
うかでブロック全体を“1”にするか“0”にするかと
いう処理を行う。これによって、背景画像部分は全て白
に、車の存在する部分は全て黒になるような画像処理が
可能となる。その結果が図4に示したとおりのものであ
る。
【0019】図5では、2値化部の出力した2値化差分
画像16を元にして、図1に示すテンプレート作成部8
が、テンプレートを生成する場合の説明を行う。図1に
示したテンプレート作成部8は、図4に示した2値化差
分画像16を受け入れると共に、車両毎に元の画像フレ
ームからどの部分を切り取れば、その車両の画像が得ら
れるかを指定するための、個別車両領域マスク画像22
−1や22−2を受け入れる。これらはいずれも図5
(a)、(b)に示すように、背景領域24の一部に窓
状に車両領域23を配置している。このような個別車両
領域マスク画像22−1,22−2は、走行する車両1
台分ごとに作成される。
【0020】図5(a)に示す個別車両領域マスク画像
22−1により、2値化差分画像中の1台の車両を切り
出す領域が決定する。こうして、2値化差分画像中から
不要信号を排除し、前画像フレームから1台の車両のテ
ンプレートを切り出す。図5(c)に、そのテンプレー
トの例を示す。その後は、動きベクトル検出部9は、そ
のテンプレートを動かして現画像フレーム13とのマッ
チングを行い、前画像フレームから現画像フレームまで
の車両の移動方向を示す動きベクトルを検出する。車両
領域マスク画像作成部10は、動きベクトル検出後のテ
ンプレートの位置と輪郭の情報を動きベクトル検出部9
から受け入れて個別車両領域マスク画像22−1,22
−2を生成する。こうすれば、テンプレート以外の領域
の不要信号を一切排除できるようなマスクを得ることが
できる。
【0021】図6には、テンプレート作成部の動作フロ
ーチャートを示す。図に示すように、まずテンプレート
作成部8は、ステップS1で2値化部7から出力される
2値化差分画像を受け入れ、ステップS2でここに車両
があるかどうかを判断する。2値化差分画像全体のデー
タが全て“0”であれば車両がない。この場合にはその
まま処理を終了する。一方車両があると判断するとステ
ップS3に移り、個別車両マスク画像を受け入れる。そ
して、これらを用いてステップS4で前画像フレームか
らテンプレートを切り出し、ステップS5でそのテンプ
レートを出力する。なお、車両領域マスク画像作成部1
0は、動きベクトル検出部で使用したテンプレートの数
だけ個別車両マスク画像を生成する。そして、次のステ
ップS6では、図1に示したID番号生成部35によっ
てID番号を生成する。そして、後で説明する要領で切
り取った車両画像を記憶する。
【0022】図7には、上記の図6のステップS5の動
作を更に詳細に説明したフローチャートを示す。テンプ
レート作成部8は、まず始めに2値化差分画像の中の各
画素を連結しているもの同士でラベル付けを行う(ステ
ップS1)。即ち、図4に示したような2値化差分画像
16の中に点在する黒画素の各かたまりにこれらを区別
するためのラベル付けを行う。そして、ステップS2に
おいて、Nが“0”より大きいかどうかを判断する。即
ち、画像中に車両が存在しているかどうかを判断する。
車両が存在すればステップS3に進み、パラメータiを
“0”に設定する。このパラメータiは、1台分ずつテ
ンプレートを生成する際に各テンプレートに付与するカ
ウンタである。
【0023】ステップS4では、2値化差分画像から個
別車両領域マスク画像により不要信号を除去する。ステ
ップS5では、前画像フレームからテンプレートの切り
出しを行う。ステップS6とステップS7によって車両
の数だけ処理を繰り返すと、全ての車両についてテンプ
レートが生成できる。ステップS8では、2値化差分画
像内で残ったラベル毎にテンプレートを出力する。以上
の処理によって、全ての車両についてテンプレートが生
成される。
【0024】ところで、既に説明したように、図1に示
すID番号生成部35は、監視対象区域内で1つしかな
い番号を生成する。図1に示す総合判定部30は、ID
番号生成部35からの問い合わせに対し、そのID番号
が使用されていないという確認処理を行う。従って、総
合判定部30に使用されているID番号のリスト等を記
憶しておけばよい。また、既に付与したID番号の車両
が監視対象区域内を越えた場合には、総合判定部30は
その旨を認識し、使用中のID番号リストから外す。こ
れによって、ID番号生成部35は、既に使用されたI
D番号であっても再利用することができる。ID番号の
絶対量は、車線の数や監視対象区域の広さによって決定
される。例えば、2車線の全長100キロメートル程度
の監視対象区域であれば、ID番号は16ビットの2進
数で表現することが可能である。これは、車両が渋滞し
ている場合でも十分に耐える量である。即ち、16ビッ
トで2の16乗台数の車両を区別できる。一方、100
キロに全長4メートルの車両が隙間を空けずに停車し、
これが2車線分存在したとしても5万台となる。従っ
て、十分な量のID番号が確保できる。こうして設定さ
れたID番号は車両画像と対応させて、図1に示すID
番号記憶部32に記憶される。また、車両画像は動きベ
クトル検出部9から出力されたものが記憶される。
【0025】次に、図8に示す動きベクトル検出部の動
作フローチャートを説明する。図8ステップS1は、車
両が1つでもあれば動きベクトル検出を行うためのステ
ップである。ステップS2では、パラメータiとパラメ
ータeとを初期化する。そして、ステップS3におい
て、車両のテンプレートを受け入れる。次のステップS
4において、現画像フレームとテンプレートの間で、パ
ターンマッチングによる動きベクトルの検出を行う。即
ち、現画像フレーム中に、そのテンプレートと一致する
画像が存在するかどうかを比較処理等によって検出す
る。そのテンプレートは、例えば図2に示すように、車
両が画面の下から上に向かうにつれて、次第に小さくな
るようであれば、テンプレートを伸縮しながらマッチン
グを行う。そして、ステップS5において、最もマッチ
したときの動きベクトルを出力する。
【0026】マッチングによりテンプレートの画像上の
位置座標が検出されると、前画像フレーム中の同一のテ
ンプレートの位置座標と比較することによって、前フレ
ームから現フレームに移るまでの間、車両がどの方向に
どの距離だけ移動したかという動きベクトルを得ること
ができる。これを出力する。次のステップS6におい
て、最もマッチしたときのテンプレートが車両検知領域
から外れたかどうかを判断する。後で説明するように、
例えば画像全体についてテンプレートマッチングを行う
とすれば、画像の周辺部分で車両の一部だけしか画像中
に現れていないようなものについてまで処理を行わなけ
ればならない。こうすると、雑音等によって誤検出をす
るおそれがある。そこで、画像全体でなく、周辺部分を
除いた中央部分のみをマッチングの対象とすることもよ
い。
【0027】この車両検知領域というのはその中央部分
で、後で図10を用いて更に詳しく説明する。この範囲
からテンプレートがずれた場合には、その車両は挙動検
知の対象としない。このとき、図1に示した挙動検知ユ
ニット11が次の挙動検知ユニットU2に情報を伝達す
るために、ステップS8において、ID番号と車両画像
をID番号バッファ34や車両画像バッファ33に転送
する。更に、減算用のパラメータとして準備されたeを
インクリメントする。一方、マッチングが車両検知領域
内で行われた場合には、最もマッチしたときのテンプレ
ートを後処理等のために出力する(ステップS7)。そ
の後、パラメータiをインクリメントして、次の車両の
処理に進む。ステップS2〜ステップS10を車両分だ
け繰り返し、その処理が終了すると、ステップS11に
おいて、車両検知領域外に外れた車両数分だけ全体の車
両数を減少させて処理を終了する。
【0028】なお、上記のテンプレートマッチング処理
は、予め画像中で定めた範囲についてのみ行うようにし
たり、あるいは同一車両に対する過去の複数の動きベク
トルから次の移動距離や方向を推定し、その範囲で行う
ようにするとよい。これによって、マッチング処理の演
算量と演算時間を最適化できる。過去の動きベクトルか
ら推定した範囲にテンプレートを動かすためには、例え
ばi番目の車両に対する過去の複数のベクトルをmv
(i,1),mv(i,2),…,mv(i,n)とし
たとき、(1)式の基準ベクトルmv(i,0)を求め
る。 mv(i,0)=Σ p=1n (α(p)×mv(i,p)) 但し:α(p)>0且つΣ p=1n α(p)=1 …(1) このmv(i,0)を中心に前後左右の適当な範囲をテ
ンプレートを動かす範囲とすればよい。
【0029】また、テンプレートを上下に動かす場合
に、テンプレートを拡大縮小する方法としては、動かし
た大きさに応じて適当な量の画素を間引いてテンプレー
トを縮小したり、補間するようにして拡大すればよい。
マッチング処理は現画像フレームとテンプレートとの間
でテンプレートを動かしながら画素の差分の絶対値平均
を求める。その絶対値平均が最小の場合に、マッチング
が終了したと判断すればよい。
【0030】車両検知領域から外れているかどうかとい
う判断は、例えば画面の内側に一定の車両検知領域を設
定した場合に、車両検知領域の内側の画素の値は“1”
とし、車両検知領域の外側の画素の値を“0”とする判
定画像を生成する。そして、この判定画像と個別車両領
域マスク画像の対応する画素同士についてその論理積を
求める。このとき例えば黒画素の場合は“0”、白画素
の場合は“1”とする。こうすれば、論理積画像の各画
素の値が全て“0”であれば、この個別車両領域マスク
画像中の車両は車両検知領域を外れていることになる。
即ち、個別車両領域マスク画像中の図5に示す車両領域
23が車両検知領域内部に存在する場合には、この部分
の画素が全て“1”となり、その他の画素は全て“0”
となる。一方、この車両領域が車両検知領域外に一部は
み出すと、この部分の画素の値は“0”となる。従っ
て、全てがはみ出した場合には全て“0”となり、車両
検知領域を外れていることが判断できる。これによっ
て、車両のごく一部しか画面中に現れていない場合に、
これをあえて動きベクトル処理の対象とすることによっ
て、誤検出を生じるのを防止できる。
【0031】図9に、監視対象区域の説明図を示す。図
1を用いて説明した広域車両追跡装置20は、例えばこ
の図に示すように、4個の挙動検知ユニットU1,U
2,U3,U4を備えている。そして、これらのカメラ
1が、道路の車両進行方向に向いて適当な間隔で電柱等
に支持されている。各カメラの車両検知領域は、広域車
両追跡装置20の監視対象区域全体をカバーするように
適当な分担が設定されている。車両は、図の左側から進
入し、右側方向に進行する。従って、一番最初に監視対
象区域の左端のカメラ1が車両を撮影する。挙動検知ユ
ニットU1はこの車両の挙動を検知し、動きベクトルを
検出する。そして、車両の画像とID番号とを対応させ
て図1に示した記憶部に格納する。一番左側のカメラ1
の視野から車両が外れ、すぐ右隣のカメラ1の視野へそ
の車両が移動した場合には、通知用の車両画像バッファ
33やID番号バッファ34に車両画像とID番号を転
送する。そして、次の挙動検知ユニットU2が同一の車
両を認識し追跡する。
【0032】図1に示した車両画像比較部36が比較処
理を終了すると、参照された車両画像やID番号は車両
画像バッファ33やID番号バッファ34からクリアさ
れる。なお、車両画像比較部36の処理結果は総合判定
部30に出力される。車両画像比較部36は、挙動検知
ユニットU2が新たな進入車両を検出し、その画像を取
得すると、直前のユニットU1の車両画像バッファ33
を参照し、同一の車両に対し対応するID番号を取得す
る。このID番号が挙動検知ユニットU2のID番号記
憶部32に格納される。そして、そのID番号とその車
両の動きベクトルとは、総合判定部30に向けて転送さ
れる。こうして、図9に示した複数台のカメラ1によっ
て、監視対象区域内の同一の車両に一定のID番号が付
与され、この動きベクトルを取得し、広域に亘る挙動が
検知される。総合判定部30は、例えば各ID番号の車
両が選択対象区域中でどのように走行したかをデータと
して保持し、交通制御等の資料にする。
【0033】図10には、背景ブロック領域と車両検知
領域の説明図を示す。図10は、カメラによって撮影さ
れた画面27を示している。車両の進行方向は左側の矢
印に示されている。この道路は2車線で、いずれの車両
も画面下から画面上に向かって進行するものとする。こ
の場合に、図中、一点鎖線で示した領域を車両検知領域
28に設定する。この車両検知領域は、先に説明したと
おり、この範囲にテンプレートがある場合に動きベクト
ルの検出を行おうとする制限領域である。従って、画面
の周囲の所定の幅だけ除外したものを車両検知領域28
としている。
【0034】上記の例は車両の挙動検知について説明し
たが、その他の各種移動体についても同様の追跡処理が
可能である。また、自己の撮影する画像中から外れた移
動体の識別情報を通知するのは、バッファメモリを使用
しなくても、適当な通知用の手段を使用することができ
る。
【0035】〈具体例1の効果〉以上のように、監視対
象区域内に複数のカメラを配置し、この監視対象区域を
分担して撮影し、各カメラを含む挙動検知ユニットによ
って車両の動きベクトルを求める一方、車両毎に車両画
像とこれを他の車両と区別するID番号とを対応付け、
その情報を挙動検知ユニット間で通知し合うことによ
り、広い監視対象区域内で撮影できる全ての車両につい
て、これらを区別しながら追跡することが可能になる。
【0036】〈具体例2〉図11に、具体例2の装置の
ブロック図を示す。この図の装置は、図1の装置の車両
画像記憶部31、ID番号記憶部32、車両画像バッフ
ァ33、ID番号バッファ34の部分を取り替えたもの
である。即ち、この図11に示す記憶部40には、位置
座標41と、車両画像42と、ID番号43とを記憶し
ている。また、バッファ50には、検出時刻51、ベク
トル52、位置座標53、車両画像54及びID番号5
5を記憶している。監視対象区域の両端に配置される挙
動検知ユニットU1は、この図の一番上に示したような
構成となり、監視対象区域の端以外に配置された挙動検
知ユニットU2はその下側に示すような構成となる。即
ち、記憶部40には、位置座標41、車両画像42、I
D番号43の他、検出時刻51が格納される。また、バ
ッファ50には、端のユニットと同様、検出時刻51、
ベクトル52、位置座標53、車両画像54及びID番
号55が格納される。更に、図1の挙動検知ユニットU
2には、車両画像比較部36の他に進行方向確認部38
を設ける。
【0037】図12には、具体例2の装置による車両検
知領域の説明図を示す。具体例2は、既に図9を用いて
説明したように、監視対象区域を複数のカメラによって
分担して撮影する。この例では、例えば2台のカメラ1
Kと2Kとが分担して監視対象区域を撮影する。このと
き、一方のカメラで撮影していた車両が車両検知領域外
に移動し、更に他方のカメラで撮影している領域に移っ
た場合に、その車両がどの画像に該当するかを確実に認
識する。特に、2台の車両が同一車種で同一の色をして
いるような場合に、どの車両がどのような動きをしてい
るかを誤りなく検知する工夫が必要となる。ここでは、
その解決法を紹介する。
【0038】図11に示した記憶部40に対し車両画像
42やID番号43の他に新たに位置座標41を格納し
たのは、画面中で表示されている各車両がどの位置に存
在するかを常に記憶しておくためである。車両が移動す
る度にこの位置座標41は更新される。そして、移動を
し車両検知領域外に車両が消えてしまった場合には、最
後に検出した位置座標41が記憶部40に格納される。
これは、バッファ50に転送されて隣接する車両検知ユ
ニットへの通知に使用される。バッファ50には、位置
座標53、車両画像54及びID番号55の他に検出時
刻51とベクトル52とを格納する。ベクトル52は、
図1に示す動きベクトル検出部9を用いて検出したベク
トルで、その車両がどちらの方向に移動中、車両検知領
域から姿を消したかを表示するためのものである。検出
時刻51は、ベクトル52や位置座標53等をバッファ
50に格納した時刻である。即ち、検出時刻51で表示
された時刻にベクトル52の方向に移動中の車両が位置
座標53の部分から姿を消したという情報を、隣接する
車両検知ユニットに通知すれば、隣接する車両検知ユニ
ットはその情報に基づいて該当する車両を認識し、その
車両に誤りなく同一のID番号55を付与できる。
【0039】このために、隣接する車両検知ユニットに
は、進行方向確認部38が設けられている。進行方向確
認部38は、バッファ50に格納された位置座標53
と、ベクトル52から予想される車両の位置と、自己が
検出した車両に関する記憶部40に格納した位置座標4
1とを比較し、該当する車両を見つける。そして、車両
画像が一致しているかどうかを確認し、一致していれば
ID番号を付与する。この処理は車両画像比較部36に
おいて行われる。
【0040】〈具体例2の効果〉こうして、単に車両画
像の一致のみで各車両を追跡するばかりでなく、位置や
時刻や動きベクトルといった進行方向等の情報も含めて
判断するので、同一車種、同一色の車両が並行して走行
しているような場合においても、誤りなく各車両を区別
して追跡を行うことができる。図13に、2台のカメラ
の画像の時間変化説明図を示す。この図の左側は、カメ
ラ1Kが撮影した画像を時刻t1〜時刻t4まで示して
いる。そして、その右側には、カメラ2Kが撮影した時
刻t1〜時刻t4までの画像を示している。この図に示
すように、時刻t1,t2,t3と時間が経過するにつ
れて、カメラ1Kで撮影した2台の形の良く似た車両V
1,V2は、次第に画面の下から画面の上に向かって進
行する。そして、時刻t3以降は、画面の上の端から消
える。一方、カメラ2Kで撮影した画像には、時刻t4
に車両V1,V2が初めて撮影される。このとき、車両
V1がカメラ1Kの画像から消えた位置座標及びその動
きベクトルから、想定されるカメラ2Kの画像中の車両
V1の位置を予測する。こうしてカメラ2Kで撮影した
画像において、時刻t4に撮影した画像の左側にあるの
が車両V1で、右側にあるのが車両V2であることが明
確になる。
【0041】このようにして、この具体例では、複数の
車両を誤りなく追跡することができる。しかも、図12
に示したように、カメラ1Kとカメラ2Kが撮影する車
両検知領域の間に、いずれの挙動検知ユニットも撮影し
ない領域が存在したとしても、車両の動きから次に撮影
する位置を予測するため、誤りなく同一の車両をそのま
ま追跡できる。従って、監視対象区域を全て網羅的にカ
メラを用いて撮影しなくても、各車両の追跡が可能とな
る。
【0042】〈具体例3〉図14に、具体例3の装置の
ブロック図を示す。この装置は、1組の挙動検知ユニッ
トU1がそれぞれ2台のカメラ1A,1Bと、A/D変
換部2A,2Bとを備えている。そして、2台のカメラ
1A,1Bの画像は画像合成部71において合成され
て、合成された画像を用いて車両の挙動検出処理が行わ
れる。その他の部分の構成は図1のものと同一である。
なお、画像合成部71には、画像の合成に必要な道路の
形状等を明らかにするための道路情報データ70が供給
される。
【0043】図15に、このような挙動検知ユニットの
2台のカメラを道路上に据え付けた例を示す。このよう
に、具体例2の場合、1台の車両検知ユニットで、車両
の進行方向に見て直角な方向に広がりのある道路を撮影
するために、2台あるいはそれ以上のカメラ1A,1B
を使用する。
【0044】図16には、例えば4車線ある道路の撮影
画像を示す。図に示すように、例えば車線L1〜L4ま
で4車線の道路上を2台の車両B1,B2が走行してい
るとする。この場合に、1台のカメラでは道路の左半分
あるいは右半分しか撮影することができない。このと
き、図16に示すように、車両B1が左側から右側に車
線変更をするようなときも、正確にその動きベクトル検
出をする必要がある。そのために、図15に示すよう
に、2台のカメラ1A,1Bを用いて道路の左側と右側
をそれぞれ別々に撮影し、その画像を合成するようにし
ている。カメラ1Aとカメラ1Bの出力は、図14に示
すように、画像合成部71において連結合成され、1枚
の広い幅の画像としてその後の処理がなされる。
【0045】図17には、ある時刻における各カメラの
映像と合成画像とを示す。この図に示すように、時刻t
1,t2,t3という順に各カメラ1A,1Bは、それ
ぞれ道路の一部分を撮影している。これが図14の画像
合成部71によって、図17の右側に示すような合成画
像を得る。こうすれば、合成画像で道路全体をカバー
し、各車両毎の画像の切り出しやその追跡、動きベクト
ルの検出を誤りなく処理できる。なお、こうした画像の
合成には、画像のどの部分を基準に画像をつなぎ合わせ
るかという情報が必要になる。これが図14に示す道路
情報データ70である。即ち、例えば、道路のレーンを
分ける中央付近にあるライン75をその基準情報とす
る。このライン75が重なるように左右のカメラの撮影
した画像を合成してやれば、1枚の合成画像ができあが
る。この重ね合わせは、例えばライン75の画像を丁度
車両の位置検出をした場合と同様にテンプレート化し、
どの部分にそのラインが存在するかを認識して画像の重
ね合わせをするとよい。
【0046】〈具体例3の効果〉以上のように、特に車
両の進行方向と直角の方向に監視対象区域が広がった場
合に、複数のカメラで一部を重複させながら撮影をし、
その撮影画像を合成して合成画像を用いて車両の動きベ
クトル等を検出する。これによって、車線数の多い、幅
の広い道路でも車両を見失うことなく正確に追跡するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広域車両追跡装置のブロック図であ
る。
【図2】(a)は現画像フレーム、(b)は前画像フレ
ーム、(c)は背景画像フレームである。
【図3】差分器の出力説明図である。
【図4】2値化部の出力説明図である。
【図5】個別車両領域マスク画像の説明図である。
【図6】テンプレート作成部の動作フローチャート(そ
の1)である。
【図7】テンプレート作成部の動作フローチャート(そ
の2)である。
【図8】動きベクトル検出部の動作フローチャートであ
る。
【図9】監視対象区域の説明図である。
【図10】背景ブロック領域と車両検知領域の説明図で
ある。
【図11】具体例2の装置のブロック図である。
【図12】車両検知領域の説明図である。
【図13】2台のカメラの画像時間変化説明図である。
【図14】具体例3の装置ブロック図である。
【図15】カメラ設置例説明図である。
【図16】4車線の場合の説明図である。
【図17】ある時刻における各カメラの映像と合成画像
の説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 3 現画像フレーム記憶部 4 前画像フレーム記憶部 5 背景画像フレーム記憶部 6 差分器 7 2値化部 8 テンプレート作成部 9 動きベクトル検出部 10 車両領域マスク画像作成部 30 総合判定部 31 車両画像記憶部 32 ID番号記憶部 33 車両画像バッファ 34 ID番号バッファ 35 ID番号生成部 36 車両画像比較部 U1,U2 挙動検知ユニット
フロントページの続き (72)発明者 塚本 明利 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象区域について、それぞれ移動体
    の進行方向に沿う部分を分担して撮影するカメラを備え
    た複数の挙動検知ユニットを備え、 監視対象区域の端に位置する挙動検知ユニットは、 自己の撮影した画像中で検知した各移動体の画像に、監
    視対象区域内部で一意に設定した識別情報を付与して記
    憶する記憶部と、撮影する画像中から外れた移動体の識
    別情報を隣接する他の挙動検知ユニットに通知する手段
    とを備え、 監視対象区域の端以外に配置された挙動検知ユニット
    は、 自己の撮影した画像中に新たな移動体が出現したとき、
    隣接した挙動検知ユニットから通知を受けた識別情報に
    基づいて、同一の移動体の画像に同一の識別番号を付与
    する比較部と、移動体の画像とそれに付与した識別情報
    を記憶する記憶部と、撮影する画像中から外れた移動体
    の識別情報を隣接する他の挙動検知ユニットに通知する
    手段とを備えたことを特徴とする広域移動体追跡装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 識別情報比較部は、隣接した挙動検知ユニットから、移
    動体の画像とこれに付与した識別情報の通知を受けて、
    自己の撮影した同一の移動体の画像にその識別情報を付
    与することを特徴とする広域移動体追跡装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 識別情報は、移動体が画像から外れたときの位置と時刻
    と動きベクトルとを含み、 識別情報比較部は、隣接した挙動検知ユニットから、移
    動体の画像とこれに付与した識別情報の通知を受けて、
    自己の撮影した同一の移動体の画像の位置を前記時刻と
    動きベクトルとから予測して、検出した同一の移動体の
    画像に、その識別情報を付与することを特徴とする広域
    移動体追跡装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 互いに隣接する挙動検知ユニットの撮影する移動体検知
    領域の間にいずれの挙動検知ユニットにも撮影されない
    領域が存在することを特徴とする広域移動体追跡装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 移動体の進行方向に直角な方向に広がりのある領域を移
    動体が移動する場合に、2以上のカメラにより撮影した
    画像を連結合成する画像合成部を備えたことを特徴とす
    る広域移動体追跡装置。
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