JP2001216519A - 交通監視装置 - Google Patents

交通監視装置

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JP2001216519A
JP2001216519A JP2000032708A JP2000032708A JP2001216519A JP 2001216519 A JP2001216519 A JP 2001216519A JP 2000032708 A JP2000032708 A JP 2000032708A JP 2000032708 A JP2000032708 A JP 2000032708A JP 2001216519 A JP2001216519 A JP 2001216519A
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unit
traffic monitoring
parameter
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Yasushi Umezaki
靖 梅崎
Takafumi Enami
隆文 枝並
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通事故等の異常事態の発生を確実に検出す
る。 【解決手段】 撮像装置1は、監視地点の画像を所定の
周期で撮像して出力する。交通監視装置2の画像入力手
段2aは、撮像装置1から出力された画像を入力する。
移動ベクトル抽出手段2bは、先ず、入力された複数の
画像から背景画像を生成し、新たに入力された画像との
差分を求めることにより、移動物体が存在している領域
を特定した後、特定された領域から移動ベクトルを抽出
する。パラメータ算出手段2cは、移動ベクトルを線分
とみなしてそのパラメータである傾きと切片を抽出す
る。プロット手段2dは、傾きと切片を基底とする2次
元座標系に対して各移動ベクトルのパラメータをプロッ
トする。異常判定手段2eは、通常とは異なる領域にパ
ラメータがプロットされた場合には異常事態が発生した
と判断して、ネットワークを介して図示せぬ管理センタ
等へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交通監視装置に関
し、特に、撮像装置によって撮像された画像を監視する
ことにより、交通の異常を検出する交通監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両・情報通信分野と道路・交通
分野を融合した新しい道路システムであるITS(Inte
lligent Transport Systems)が多分野の産業の市場を
創造する社会インフラとして期待されている。
【0003】ITSでは、情報通信技術を最大限利用す
ることにより、人と道路と車両を一体のシステムとして
構築し、カーナビゲーションの高度化、有料道路の自動
料金収受、および、安全運転の支援等を図ることを目的
としている。
【0004】ところで、システムとしての人と道路と車
両を最適に管理するためには、交通状況を絶えず監視
し、その状況に応じて最適な制御を行う必要がある。そ
のためには、道路の主要地点に交通の状況を監視する交
通監視装置を設置し、情報を収集する必要がある。
【0005】従来において、このような交通監視装置と
しては、以下のような2種類の装置が提案されていた。 (1)特開平8−116528号公報に開示されてい
る、車両の衝突音により事故を検出する装置。 (2)特開平10−40490号公報に開示されてい
る、画像により事故を検出する装置。
【0006】前者の方法では、図15に示すように、監
視しようとする地点にマイクm1を設置し、車両V1,
V2が衝突した場合に発生する超音波領域の特有のパワ
ースペクトラムを検出する。なお、複数のマイクを設置
して、それぞれのマイクによって検出された衝突音の時
間的なずれにより、衝突が発生した方向もある程度推定
することができる。
【0007】また、後者の方法では、図16に示すよう
に、監視しようとする地点にカメラC1を設置し、撮像
された画像から車両V1,V2の移動ベクトルMV1,
MV2を検出し、これらの移動ベクトルが交差する場合
には、事故が発生したと判定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法で
は、人身事故のように衝突音が発生しない事故の場合で
は、検出が困難であるという問題点があった。
【0009】また、後者の方法では、移動ベクトルを検
出するために画像処理を行う必要があるが、この処理は
時間を要するため、実用的な処理レベルを実現するため
には、処理能力の高いコンピュータを用いる必要があ
り、コストが高くつくという問題点があった。また、ベ
クトルの交差という短時間に発生する事象のみを検出し
ていたので、事故の検出精度も余り高いとはいえず、誤
検出が少なくないという問題点もあった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、人身事故も検出可能であるとともに、高い検
出精度を有する交通監視装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、撮像装置1によって撮像さ
れた画像を監視することにより、交通の異常を検出する
交通監視装置2において、前記撮像装置1によって撮像
された画像を入力する画像入力手段2aと、前記画像入
力手段2aから入力された画像から対象物の移動ベクト
ルを抽出する移動ベクトル抽出手段2bと、前記移動ベ
クトル抽出手段2bによって抽出された移動ベクトルを
線分とみなした場合におけるパラメータを算出するパラ
メータ算出手段2cと、前記パラメータを基底とする2
次元座標系に対して、前記パラメータ算出手段2cによ
って算出された線分のパラメータをプロットするプロッ
ト手段2dと、前記プロット手段2dによってプロット
された前記線分のパラメータが、通常とは異なる領域に
プロットされた場合には異常が発生したと判定する異常
判定手段2eと、を有することを特徴とする交通監視装
置2が提供される。
【0012】ここで、画像入力手段2aは、撮像装置1
によって撮像された画像を入力する。移動ベクトル抽出
手段2bは、画像入力手段2aから入力された画像から
対象物の移動ベクトルを抽出する。パラメータ算出手段
2cは、移動ベクトル抽出手段2bによって抽出された
移動ベクトルを線分とみなした場合におけるパラメータ
を算出する。プロット手段2dは、パラメータを基底と
する2次元座標系に対して、パラメータ算出手段2cに
よって算出された線分のパラメータをプロットする。異
常判定手段2eは、プロット手段2dによってプロット
された線分のパラメータが、通常とは異なる領域にプロ
ットされた場合には異常が発生したと判定する。また、
撮像装置によって撮像された画像を監視することによ
り、交通の異常を検出する交通監視装置において、前記
撮像装置によって撮像された画像を入力する画像入力手
段と、前記画像入力手段から入力された画像から対象物
の移動ベクトルを抽出する移動ベクトル抽出手段と、前
記移動ベクトル抽出手段によって抽出された移動ベクト
ルを参照し、対象物の未来における位置を推定する位置
推定手段と、前記位置推定手段によって推定された対象
物の位置を参照して、任意に選んだ一対の対象物間の距
離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段によっ
て算出された距離が所定の閾値を下回った場合には、異
常が発生したと判定する判定手段と、を有することを特
徴とする交通監視装置が提供される。ここで、画像入力
手段は、撮像装置によって撮像された画像を入力する。
移動ベクトル抽出手段は、画像入力手段から入力された
画像から対象物の移動ベクトルを抽出する。位置推定手
段は、移動ベクトル抽出手段によって抽出された移動ベ
クトルを参照し、対象物の未来における位置を推定す
る。距離算出手段は、位置推定手段によって推定された
対象物の位置を参照して、任意に選んだ一対の対象物間
の距離を算出する。判定手段は、距離算出手段によって
算出された距離が所定の閾値を下回った場合には、異常
が発生したと判定する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明の交通
監視装置2は、画像入力手段2a、移動ベクトル抽出手
段2b、パラメータ算出手段2c、プロット手段2d、
および、異常判定手段2eによって構成されており、外
部には撮像装置1およびネットワーク3が接続されてい
る。
【0014】撮像装置1は、例えば、TV(Televisio
n)カメラによって構成されており、監視しようとする
地点の画像を所定の周期で撮像して出力する。画像入力
手段2aは、撮像装置1から出力された画像を入力す
る。
【0015】移動ベクトル抽出手段2bは、画像入力手
段2aから入力された画像から対象物の移動ベクトルを
抽出する。パラメータ算出手段2cは、移動ベクトル抽
出手段2bによって抽出された移動ベクトルを線分とみ
なした場合におけるパラメータを算出する。
【0016】プロット手段2dは、パラメータを基底と
する2次元座標系に対して、パラメータ算出手段2cに
よって算出された線分のパラメータをプロットする。異
常判定手段2eは、プロット手段2dによってプロット
された線分のパラメータが、通常とは異なる領域にプロ
ットされた場合には異常事態が発生したと判定する。
【0017】ネットワーク3は、例えば、光ファイバに
よって構成された通信回線であり、各監視地点から収集
されたデータを図示せぬ管理センタ等に送信する。次
に、以上の原理図の動作について説明する。
【0018】いま、撮像装置1が図2に示すように交差
点に設置されているとする。このとき、車両V1が事故
を起こし、道路脇に停車したとすると、その近辺を走行
する車両V2,V3は、通常とは異なる動きを見せるこ
とになる。本発明では、このような通常とは異なる車両
の動きを検出することにより、異常事態の発生を検出す
る。以下にその詳細について説明する。
【0019】撮像装置1から出力された画像は、画像入
力手段2aによって交通監視装置2に取り込まれる。移
動ベクトル抽出手段2bは、画像入力手段2aによって
時刻(t−1)に入力された画像と、時刻tに入力され
た画像を比較することにより、車両(または通行者)の
移動ベクトルを検出する。
【0020】図3は、移動ベクトル抽出手段2bが図2
に示す例から抽出した移動ベクトルの一例を示す図であ
る。この例では、図3に示す事故車V1の近辺を走行す
る車両が通常とは異なる振る舞いを示すことが表されて
いる。
【0021】パラメータ算出手段2cは、移動ベクトル
抽出手段2bによって抽出された移動ベクトルを線分と
みなし、それぞれの線分にハフ変換を施すことにより傾
きと切片とをパラメータとして求める。
【0022】プロット手段2dは、傾きと切片を基底と
する2次元座標系に得られた各線分のパラメータをプロ
ットする。図4は、プロットの結果を示す図である。こ
の図に示すように、各パラメータは、移動ベクトルのパ
ターンに応じた所定の領域にプロットされることにな
る。例えば、「上直進」は座標系の中央の上部に集中し
てプロットされており、また、「下直進」は座標系の中
央の下部に集中してプロットされている。
【0023】異常判定手段2eは、プロット手段2dに
よってプロットされた結果を参照し、移動ベクトルのパ
ラメータが通常とは異なる領域にプロットされた場合に
は異常事態が発生したと判断し、ネットワーク3を介し
て図示せぬ管理センタにその旨を通知する。
【0024】例えば、図2に示すように、車両V1が事
故を起こした場合を考えると、事故発生時には車両V1
の挙動が通常とは異なることから、先ず、この移動ベク
トルにより異常が検出され、続いて、その近辺を走行す
る車両がとる回避行動により更に異常が検出されること
になる。従って、車両V1に対応する移動ベクトルの異
常は短時間に消滅しても、その付近を走行する車両の回
避行動は事故車両が片づけられるまで継続することか
ら、これらの双方を基準に判断することにより、異常事
態の発生を確実に検出することが可能となる。
【0025】以上に説明したように、本発明によれば、
移動ベクトルの挙動をパターン分けして監視するように
したので、事故に伴う異常事態の発生を確実に検出する
ことが可能となる。
【0026】また、人身事故の場合にも車両等の回避行
動が発生することが想定され、また、歩行者も検出の対
象とすることができるので、人身事故も確実に検出する
ことが可能となる。
【0027】次に、本発明の実施の形態の構成例につい
て説明する。図5は、本発明の実施の形態の構成例を示
すブロック図である。この図において、TVカメラ50
は、監視しようとする地点に設置され、対象となる車両
や歩行者の画像を撮像して出力する。
【0028】交通監視装置51は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)51a、ROM(Read Only Memory)
51b、RAM(Random Access Memory)51c、HD
D(Hard Disk Drive)51d、および、I/F(Inter
face)51e,51fによって構成されており、TVカ
メラ50から出力された画像に対して所定の処理を施し
て事故の発生を検出し、管理センタに通知するととも
に、画像記録装置52を制御して事故の発生時の模様を
記録する。
【0029】ここで、CPU51aは、HDD51d等
に記録されているプログラムに応じて種々の演算処理を
実行するとともに、装置の各部を制御する。ROM51
bは、CPU51aが実行する基本的なプログラムやデ
ータ等を格納している。
【0030】RAM51cは、CPU51aが実行途中
のプログラムや演算途中のデータ等を一時的に格納す
る。HDD51dは、CPU51aが実行するプログラ
ムやデータ等を格納している。
【0031】I/F51eは、TVカメラ50から出力
された画像信号(アナログ信号)をディジタル信号に変
換して入力するとともに、画像記録装置52との間で情
報を授受する際にデータの表現形式を適宜変換する。
【0032】I/F51fは、ネットワーク53を介し
て図示せぬ管理センタと情報を授受する際に、データの
表現形式およびプロトコルの変換等を行う。画像記録装
置52は、例えば、VTR(Video Tape Recorder)等
によって構成されており、交通監視装置51から供給さ
れた制御信号に応じて、TVカメラ50から出力される
画像を録画する。
【0033】ネットワーク53は、例えば、光ファイバ
によって構成された通信回線であり、交通監視装置51
から収集されたデータを図示せぬ管理センタ等に送信す
る。次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0034】図6は、図5に示す交通監視装置51が初
期状態である場合に実行される処理の一例を説明するフ
ローチャートである。この処理は、事故などの異常事態
が発生していない場合における複数の画像データから移
動ベクトルを抽出してハフ変換を施し、得られたパラメ
ータを2次元座標系にプロットすることにより、通常領
域(異常事態が発生していない場合にパラメータがプロ
ットされる領域)を設定する処理である。このフローチ
ャートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S1]CPU51aは、TVカメラ50から供給され
た画像(以下、フレーム画像と称す)を入力し、背景画
像を生成する処理を実行する。
【0035】即ち、CPU51aは、フレーム画像F
(n)(但し、n≧1)をRAM51cに記憶させると
ともに、記憶されたフレーム画像から以下の式により、
背景画像BF(n)を生成する。なお、αは忘却係数で
あり、0<α<1の値を有する。
【0036】
【数1】
【0037】[S2]CPU51aは、ステップS1に
おいて得られた背景画像と、フレーム画像との差分を以
下の式により算出し、差分フレームMF(n)を生成す
る。なお、背景画像BF(n)は、複数の画像の平均し
た値であるので、背景画像とフレーム画像との差分であ
る差分フレームは、移動する物体(以下、移動物体と称
す)が存在する部分のみが値を有するデータとなる。
【0038】
【数2】
【0039】[S3]CPU51aは、差分フレームに
おいて、移動物体が存在している領域である差分領域を
検出する。即ち、ステップS2において求めた差分領域
において値を有する領域を差分領域として検出する。 [S4]CPU51aは、ステップS3において求めた
差分領域毎に、以下の式に基づいて移動ベクトル(d
x,dy)を算出する。なお、i,jはフレーム画像を
構成する画素の座標であり、例えば、左上端を原点
(0,0)とする。
【0040】
【数3】
【0041】[S5]CPU51aは、ステップS4に
おいて得られた移動ベクトルに対してハフ変換を施すこ
とにより、各移動ベクトルの傾きと切片を求める。具体
的には、以下のようにして求める。
【0042】ここで、傾きをa、切片をbとし、移動物
体の時刻tにおける位置を(Xt,Yt)、時刻(t−
1)における位置を(Xt-1,Yt-1)とすると、これら
の間には以下の関係が成り立つ。
【0043】
【数4】
【0044】従って、これらの式を変形すると、以下の
式を得る。
【0045】
【数5】
【0046】この式(5)を用いることにより、移動ベ
クトルの傾きaと切片bとを得る。 [S6]CPU51aは、傾きを横軸、切片を縦軸とす
る2次元座標系に対してステップS5で得られた移動ベ
クトルのパラメータをプロットする。 [S7]CPU51aは、所定量のデータに対する処理
が終了していない場合には更に処理を繰り返すとしてス
テップS1に戻り、それ以外の場合にはステップS8に
進む。 [S8]CPU51aは、移動ベクトルのパラメータが
プロットされた2次元座標系に対してぼかし処理を施
す。即ち、プロットされたデータは点であるので、点の
面積を拡大する(ぼかす)ことにより、複数の点から領
域を形成する。 [S9]CPU51aは、ぼかし処理が施された2次元
座標系において、データが存在する領域を検出し、その
領域を通常領域として設定する。即ち、この処理によ
り、事故等の異常事態が発生していない状態における線
分のパラメータの分布(ヒストグラム)に基づいて通常
領域が設定される。
【0047】次に、図7を参照し、以上のようにして設
定された通常領域に基づいて、入力した画像における事
故の発生の有無を判定する処理について説明する。図7
に示すフローチャートが開始されると、以下の処理が実
行されることになる。 [S20]CPU51aは、TVカメラ50から入力し
たフレーム画像から背景画像を生成する。なお、ステッ
プS20〜ステップS24の処理は、図6に示すステッ
プS1〜ステップS5の処理と同様であるので、その詳
細な説明は割愛する。 [S21]CPU51aは、ステップS20において得
られた背景画像と、フレーム画像との差分を算出し、差
分フレームを生成する。 [S22]CPU51aは、差分フレームにおいて、移
動物体が存在している領域である差分領域を算出する。 [S23]CPU51aは、ステップS22において求
めた差分領域毎に、移動ベクトルを算出する。 [S24]CPU51aは、ステップS23において得
られた移動ベクトルに対してハフ変換を施すことによ
り、移動ベクトルの傾きと切片を求める。 [S25]CPU51aは、ステップS24において得
られた移動ベクトルのパラメータを、傾きと切片を基底
とする2次元座標系にプロットする。 [S26]CPU51aは、全ての移動ベクトルのパラ
メータが通常領域にプロットされるか否かを判定し、通
常領域にプロットされる場合にはステップS28に進
み、それ以外の場合にはステップS27に進む。 [S27]CPU51aは、異常事態が発生した旨をネ
ットワーク53を介して図示せぬ管理センタに通知す
る。 [S28]CPU51aは、処理を継続するか否かを判
定し、継続する場合にはステップS20に戻って同様の
処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0048】以上の処理によれば、TVカメラ50から
供給された画像から移動ベクトルを抽出してハフ変換を
施すことにより線分のパラメータを生成し、パラメータ
が通常領域外にプロットされる場合には事故等の異常事
態が発生したと判定するようにしたので、事故車両の挙
動と事故発生後における他の車両の挙動の双方から事故
の発生を確実に検出することが可能となる。
【0049】また、以上の処理では、先ず、背景画像を
生成し、背景画像とフレーム画像の差分から移動物体が
存在する差分領域を特定した後、移動ベクトルを算出す
るようにしたので、処理対象を絞り込むことにより処理
を高速化することが可能となる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態の動作に
ついて説明する。なお、本発明の第2の実施の形態の構
成は、図5の場合と同様であるのでその詳細な説明は省
略する。
【0051】第1の実施の形態では、移動ベクトルを線
分と見なして傾きと切片を求め、これらのパラメータを
基底とする2次元座標系に得られた傾きと切片をプロッ
トすることにより、通常とは異なる領域にプロットされ
る移動ベクトルを異常と判定するようにした。
【0052】第2の実施の形態では、任意に選んだ一対
の移動物体の未来における位置を予測し、これらの間の
距離が所定の閾値を下回った場合には衝突事故が発生し
たと判定する。
【0053】図8は、そのような処理を実現するための
フローチャートである。このフローチャートが開始され
ると、以下の処理が実行される。 [S40]CPU51aは、時刻t−1におけるフレー
ム画像と、時刻tにおけるフレーム画像をTVカメラ5
0から入力し、移動ベクトルを算出する。なお、その際
の処理としては、図6に示すステップS1〜ステップS
4と同様の手法を利用する。具体的には、移動ベクトル
(ΔX,ΔY)は、以下の式で示すことができる。
【0054】
【数6】
【0055】[S41]CPU51aは、各移動物体の
時刻t+1における位置を予測する。具体的には、以下
の式により各移動物体の時刻t+1における位置を算定
する。
【0056】
【数7】
【0057】[S42]CPU51aは、変数iを値
“1”に初期設定する。 [S43]CPU51aは、第i番目の移動物体と、そ
の他の移動物体の間の距離を算出する。ここで、第i番
目の移動物体の位置は、以下の式により表すことができ
る。
【0058】
【数8】
【0059】また、第i番目の移動物体と、その他の移
動物体である第j番目の移動物体の間の距離Rijは、以
下の式で表すことができる。
【0060】
【数9】
【0061】[S44]CPU51aは、ステップS4
3において算出した距離Rijが所定の閾値Thを下回っ
ている場合には、ステップS45に進み、それ以外の場
合にはステップS46に進む。 [S45]CPU51aは、移動物体の衝突を検出した
場合に実行する処理である衝突処理を実行する。具体的
には、CPU51aは、ネットワーク53を介して図示
せぬ管理センタに対して事故が発生した旨を通知する。 [S46]CPU51aは、変数iの値を“1”だけイ
ンクリメントする。 [S47]CPU51aは、変数iの値が移動物体の個
数以下である場合にはステップS43に戻って同様の処
理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0062】以上の処理によれば、先ず、背景画像を生
成し、背景画像とフレーム画像の差分から移動物体が存
在する差分領域を特定した後、移動ベクトルを算出する
ようにしたので、第1の実施の形態の場合と同様に、処
理対象を絞り込むことにより処理を高速化することが可
能となる。
【0063】また、移動ベクトルから未来における移動
物体の位置を予測し、任意の一対の移動物体間の距離が
所定の閾値を下回る場合には衝突事故が発生したと判断
するようにしたので、衝突事故を確実に検出することが
可能となる。
【0064】更に、歩行者も移動物体として処理するこ
とが可能であるので、人身事故も検出することが可能と
なる。更にまた、閾値を適当に選ぶことにより、例え
ば、車両間の距離が特に接近する領域を検出することが
可能となるので、その結果に基づいて道路を改修するな
どの措置を施すことができる。
【0065】なお、以上の実施の形態においては、第i
番目と第j番目の移動物体間の距離を求める際に、全て
の移動物体の組み合わせについて距離を算出するように
したが、重複する部分が発生するのでそれを省略するよ
うにしてもよい。
【0066】次に、本発明の第3の実施の形態の動作に
ついて説明する。なお、本発明の第3の実施の形態の構
成は、図5の場合と同様であるのでその詳細な説明は省
略する。
【0067】前述の第2の実施の形態では、任意に選ん
だ一対の移動物体の未来における位置を移動ベクトルか
ら予測し、これらの間の距離が所定の閾値を下回った場
合には衝突事故が発生したと判定した。
【0068】第3の実施の形態では、移動ベクトル(速
度ベクトルの一種)のみならず、加速度ベクトルも加味
して衝突の有無を判定する。図9は、そのような処理を
実現するためのフローチャートである。このフローチャ
ートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S60]CPU51aは、時刻t−1におけるフレー
ム画像と、時刻tにおけるフレーム画像をTVカメラ5
0から入力し、移動ベクトルを算出する。なお、この処
理は図8に示すステップ40の処理と同様である。 [S61]CPU51aは、時刻t−2、時刻t−1、
および、時刻tにおけるフレーム画像をTVカメラ50
から入力し、以下の式に代入することにより加速度ベク
トル(ΔX’,ΔY’)を抽出する。
【0069】
【数10】
【0070】[S62]CPU51aは、各移動物体の
時刻t+1における位置を予測する。具体的には、以下
の式により各移動物体の時刻t+1における位置を算定
する。
【0071】
【数11】
【0072】[S63]CPU51aは、変数iを値
“1”に初期設定する。 [S64]CPU51aは、第i番目の移動物体と、そ
の他の移動物体の間の距離を算出する。ここで、第i番
目の移動物体の位置は、以下の式により表すことができ
る。
【0073】
【数12】
【0074】第i番目の移動物体と、その他の移動物体
である第j番目の移動物体間の距離Rijは、以下の式で
表すことができる。
【0075】
【数13】
【0076】[S65]CPU51aは、ステップS6
4において算出した距離Rijが所定の閾値Thを下回っ
ている場合には、ステップS66に進み、それ以外の場
合にはステップS67に進む。 [S66]CPU51aは、移動物体の衝突を検出した
場合に実行する処理である衝突処理を実行する。具体的
には、CPU51aは、ネットワーク53を介して図示
せぬ管理センタに対して事故が発生した旨を通知する。 [S67]CPU51aは、変数iの値を“1”だけイ
ンクリメントする。 [S68]CPU51aは、変数iの値が移動物体の個
数以下である場合にはステップS64に戻って同様の処
理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0077】以上の処理によれば、移動物体の加速度も
考慮して衝突の有無を判定するようにしたので、例え
ば、交差点付近のように車両が頻繁に加速または減速を
繰り返す地点においても、車両の衝突の有無を確実に検
出することが可能となる。
【0078】次に、本発明の第4の実施の形態の動作に
ついて説明する。なお、本発明の第4の実施の形態の構
成は、図5の場合と同様であるのでその詳細な説明は省
略する。
【0079】第4の実施の形態では、先ず、第2または
第3の実施の形態と同様の処理により移動物体の衝突を
検出し、次に、第1の実施の形態と同様の処理により衝
突事故が実際に発生したか否かを検証し、事故が実際に
発生したと判断される場合には画像を録画する。
【0080】図10は、このような処理を実現するため
のフローチャートである。このフローチャートが開始さ
れると、以下の処理が実行される。 [S80]CPU51aは、画像の録画時間を管理する
変数Trを“0”に初期設定する。 [S81]CPU51aは、図6に示す通常領域設定処
理を実行する。 [S82]CPU51aは、図8または図9に示す処理
により、物体の予測位置による衝突検出処理を実行す
る。 [S83]CPU51aは、衝突を検出した場合にはス
テップS84に進み、それ以外の場合にはステップS8
6に進む。 [S84]CPU51aは、画像記録装置52に対して
制御信号を送り、画像の録画を開始させる。 [S85]CPU51aは、変数に対して所定の定数c
onstを代入する。なお、この定数constは、画
像を録画しようとする時間に応じて設定する。 [S86]CPU51aは、変数Trの値が“0”であ
る場合にはステップS89に進み、それ以外の場合には
ステップS87に進む。 [S87]CPU51aは、変数Trの値を“1”だけ
ディクリメントする。 [S88]CPU51aは、画像の録画を継続する。 [S89]CPU51aは、画像の録画を停止する。
[S90]CPU51aは、図7に示す処理により、ベ
クトルパターンによる異 常検出処理を実行する。 [S91]CPU51aは、ステップS90において、
異常が発生したと判定された場合にはステップS92に
進み、それ以外の場合にはステップS93に進む。 [S92]CPU51aは、異常検出直前の録画画像を
保存する。即ち、CPU51aは、ステップS84にお
いて録画が開始された画像を、例えば、ネットワーク5
3を介して管理センタに送信させ、そこに保存させる。 [S93]CPU51aは、処理を継続するか否かを判
定し、継続する場合にはステップS82に戻って同様の
処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0081】なお、この図には示していないが、画像の
録画が開始されてから所定の時間(後述する保持時間)
が経過する前に、ステップS90の処理により異常が検
出されない場合には、録画された画像を消去する処理を
平行して実行する。
【0082】図11は、以上の処理の実行結果の一例を
示すタイミングチャートである。図11(A)は、TV
カメラ50から入力されるフレーム画像のタイミングを
示している。この例では、33[ms]毎にフレーム画
像が入力されている。
【0083】図11(B)は、ステップS82に示す衝
突検出処理による検出結果である。この例では、時刻t
1,t2,t3において衝突が検出されている。図11
(C)は、画像記録装置52における画像録画/消去の
状態を示している。また、図11(D)は、ステップS
90に示すベクトルパターンによる異常検出処理の検出
結果である。この図に示すように、衝突が検出される
と、その直後から画像の録画が開始され、所定の時間
(ステップS85のconstに対応する時間)だけ継
続される。そして、録画された画像は、一定時間(保持
時間)だけ保持され、その間に異常ベクトルが検出され
た場合のみ管理センタに転送されて記録され、それ以外
の場合には消去される。この例では、時刻t1において
検出された衝突では、その後に異常検出がなされていな
いので、録画された画像は消去されている。時刻t2に
おいて検出された衝突では、その後に異常検出がなされ
ているので、画像は消去されることなく管理センタに転
送される。また、時刻t3における衝突では、検出の最
中に異常が検出されていることから、この場合も画像は
消去されることなく管理センタに転送される。
【0084】以上の実施の形態によれば、衝突検出処理
によって衝突が検出された場合には、異常検出処理を実
行して事故が確実に発生したか検証するようにしたの
で、事故の検出精度を向上させることが可能となる。
【0085】また、衝突検出処理によって衝突が検出さ
れた場合には、画像の録画を開始し、その後に異常検出
処理によって異常が検出された場合にのみ、録画された
画像を管理センタに転送して記録するようにしたので、
事故が発生した際の画像を確実に保存することが可能と
なる。
【0086】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図12は、本発明の第5の実施の形態の構成
例を示すブロック図である。なお、この図において、図
5と対応する部分には同一の符号を付してあるので、そ
の説明は省略する。この実施の形態では、TVカメラ5
0の代わりに魚眼カメラ60が接続され、また、魚眼カ
メラ60と交通監視装置51の間には、画像補正装置6
1が配置されている。その他の構成は、図5の場合と同
様である。
【0087】魚眼カメラ60は、超広角レンズである魚
眼レンズを具備したTVカメラであり、監視地点の画像
を広範囲に撮像する。画像補正装置61は、魚眼カメラ
60から供給された画像に対して、例えば、レンダリン
グ処理を施して、中心の領域が拡大された魚眼レンズ特
有の画像を通常のレンズによって撮像された画像と同様
の画像になるように変換する。
【0088】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。魚眼カメラ60は、図13に示すように、監視
地点上空の所定の位置に配置され、円で囲繞されている
視野60aの画像を撮像して出力する。
【0089】魚眼カメラ60から出力された画像は、画
像補正装置61によってレンダリング処理等が施され、
中心部が拡大された魚眼レンズ特有の画像からゆがみの
ない通常の画像に変換される。
【0090】画像補正装置61から出力された画像は、
交通監視装置51に供給され、そこで、前述した場合と
同様の処理が施され、交通の異常が検出される。以上の
実施の形態によれば、魚眼カメラ60によって監視地点
の画像を撮像するようにしたので、視野角の狭い通常の
カメラを複数使用する場合に比べてシステムのコストを
低減することが可能となる。また、視野角の狭い通常の
カメラを図13と同様に監視地点の上空に設置する場合
と比較すると、魚眼カメラ60を使用した方が、地上か
らの高さを低くすることが可能となるので、結果とし
て、カメラを配置するための設備を小型化し、装置のコ
ストを低減することが可能となる。
【0091】最後に、本発明の第6の実施の形態につい
て説明する。図14は、本発明の第6の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。なお、この図において、
図5と対応する部分には同一の符号を付してあるので、
その説明は省略する。この実施の形態では、TVカメラ
50の代わりに赤外線カメラ70が接続され、また、被
写体の照明用に赤外線照明装置71が新たに接続されて
いる。その他の構成は、図5の場合と同様である。
【0092】赤外線カメラ70は、赤外領域に対する感
度を有するTVカメラであり、監視地点の画像を撮像す
る。赤外線照明装置71は、赤外線カメラ70の被写体
に対して赤外線を投光する。
【0093】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。CPU51aは、赤外線照明装置71を制御
し、被写体である車両または歩行者に対して赤外線を投
光させる。その結果として、被写体から反射された赤外
線は、赤外線カメラ70によって受光され、対応する画
像に変換されて出力される。
【0094】赤外線カメラ70から出力された画像は、
交通監視装置51に供給され、そこで、前述した場合と
同様の処理が施され、交通の異常が検出される。以上の
実施の形態によれば、夜間においても交通状況を確実に
監視することが可能となる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、撮像装
置によって撮像された画像を監視することにより、交通
の異常を検出する交通監視装置において、撮像装置によ
って撮像された画像を入力する画像入力手段と、画像入
力手段から入力された画像から対象物の移動ベクトルを
抽出する移動ベクトル抽出手段と、移動ベクトル抽出手
段によって抽出された移動ベクトルを線分とみなした場
合におけるパラメータを算出するパラメータ算出手段
と、パラメータを基底とする2次元座標系に対して、パ
ラメータ算出手段によって算出された線分のパラメータ
をプロットするプロット手段と、プロット手段によって
プロットされた線分のパラメータが、通常とは異なる領
域にプロットされた場合には異常が発生したと判定する
異常判定手段と、を有するようにしたので、交通事故等
の異常事態の発生を確実に検出することが可能となる。
【0096】また、撮像装置によって撮像された画像を
監視することにより、交通の異常を検出する交通監視装
置において、撮像装置によって撮像された画像を入力す
る画像入力手段と、画像入力手段から入力された画像か
ら対象物の移動ベクトルを抽出する移動ベクトル抽出手
段と、移動ベクトル抽出手段によって抽出された移動ベ
クトルを参照し、対象物の未来における位置を推定する
位置推定手段と、位置推定手段によって推定された対象
物の位置を参照して、任意に選んだ一対の対象物間の距
離を算出する距離算出手段と、距離算出手段によって算
出された距離が所定の閾値を下回った場合には、異常が
発生したと判定する判定手段と、を有するようにしたの
で、衝突事故を確実に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】監視地点における交通の状況の一例を示す図で
ある。
【図3】図2に示す車両を移動ベクトルで示した場合の
一例である。
【図4】図2に示す移動ベクトルにハフ変換を施して2
次元座標系にプロットした場合の分布の様子を示す図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】図5に示す実施の形態において、通常領域の設
定を行う場合に実行される処理の一例を説明するフロー
チャートである。
【図7】図6の処理によって設定された通常領域を参照
して、入力した画像における事故の発生の有無を判定す
る処理の一例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態において実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態において実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態において実行され
る処理の一例を説明するフローチャートである。
【図11】図10に示すフローチャートの実行結果の一
例を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の第5の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】図12に示す魚眼カメラの設置例とその視野
を示す図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】従来における交通監視装置の動作原理を説明
する図である。
【図16】従来における交通監視装置の他の動作原理を
説明する図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 交通監視装置 2a 画像入力装置 2b 移動ベクトル抽出手段 2c パラメータ算出手段 2d プロット手段 2e 異常判定手段 3 ネットワーク 50 TVカメラ 51 交通監視装置 51a CPU 51b ROM 51c RAM 51d HDD 51e,51f I/F 52 画像記録装置 53 ネットワーク 60 魚眼カメラ 61 画像補正装置 70 赤外線カメラ 71 赤外線照明装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5L096 BA02 CA02 EA02 FA03 FA24 FA64 GA51 HA04 9A001 HH23 JJ77

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置によって撮像された画像を監視
    することにより、交通の異常を検出する交通監視装置に
    おいて、 前記撮像装置によって撮像された画像を入力する画像入
    力手段と、 前記画像入力手段から入力された画像から対象物の移動
    ベクトルを抽出する移動ベクトル抽出手段と、 前記移動ベクトル抽出手段によって抽出された移動ベク
    トルを線分とみなした場合におけるパラメータを算出す
    るパラメータ算出手段と、 前記パラメータを基底とする2次元座標系に対して、前
    記パラメータ算出手段によって算出された線分のパラメ
    ータをプロットするプロット手段と、 前記プロット手段によってプロットされた前記線分のパ
    ラメータが、通常とは異なる領域にプロットされた場合
    には異常が発生したと判定する異常判定手段と、 を有することを特徴とする交通監視装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ算出手段は、前記移動ベ
    クトルに対してハフ変換を施すことにより、線分のパラ
    メータである傾きと切片とを求めることを特徴とする請
    求項1記載の交通監視装置。
  3. 【請求項3】 前記異常判定手段は、通常時において算
    定された前記線分のパラメータの前記2次元座標系にお
    ける分布状態から、通常状態と異常状態とを識別するこ
    とを特徴とする請求項1記載の交通監視装置。
  4. 【請求項4】 前記移動ベクトル抽出手段は、前記画像
    入力手段から入力された画像から背景画像を抽出し、前
    記背景画像と新たに入力された画像との間で差分を算出
    することにより対象物である移動物体が存在する領域を
    特定し、その特定された領域を中心にして移動ベクトル
    を抽出することを特徴とする請求項1記載の交通監視装
    置。
  5. 【請求項5】 前記撮像装置は、広角レンズを有してお
    り、 前記撮像装置によって撮像された画像を、通常の画像に
    なるように補正する補正手段を更に有することを特徴と
    する請求項1記載の交通監視装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像装置は、赤外線画像を撮像し、 被写体に対して赤外線を投光する赤外線投光手段を更に
    有することを特徴とする請求項1記載の交通監視装置。
  7. 【請求項7】 撮像装置によって撮像された画像を監視
    することにより、交通の異常を検出する交通監視装置に
    おいて、 前記撮像装置によって撮像された画像を入力する画像入
    力手段と、 前記画像入力手段から入力された画像から対象物の移動
    ベクトルを抽出する移動ベクトル抽出手段と、 前記移動ベクトル抽出手段によって抽出された移動ベク
    トルを参照し、対象物の未来における位置を推定する位
    置推定手段と、 前記位置推定手段によって推定された対象物の位置を参
    照して、任意に選んだ一対の対象物間の距離を算出する
    距離算出手段と、 前記距離算出手段によって算出された距離が所定の閾値
    を下回った場合には、異常が発生したと判定する判定手
    段と、 を有することを特徴とする交通監視装置。
  8. 【請求項8】 前記位置推定手段は、対象物の加速度ベ
    クトルを更に算出し、得られた加速度ベクトル、移動ベ
    クトル、および、現在位置から未来における対象物の位
    置を推定することを特徴とする請求項7記載の交通監視
    装置。
  9. 【請求項9】 前記移動ベクトル抽出手段によって抽出
    された移動ベクトルを線分とみなした場合におけるパラ
    メータを算出するパラメータ算出手段と、 前記パラメータを基底とする2次元座標系に対して、前
    記パラメータ算出手段によって算出された線分のパラメ
    ータをプロットするプロット手段と、 前記プロット手段によってプロットされた前記線分のパ
    ラメータが、通常とは異なる領域にプロットされた場合
    には異常が発生したと判定する異常判定手段と、を更に
    有し、 前記判定手段によって異常が発生したと判定された場合
    には、前記パラメータ算出手段、プロット手段、およ
    び、異常判定手段により、異常事態が確実に発生したか
    否かを検証することを特徴とする請求項7記載の交通監
    視装置。
  10. 【請求項10】 前記移動ベクトル抽出手段は、前記画
    像入力手段から入力された画像から背景画像を抽出し、
    前記背景画像と新たに入力された画像との間で差分を算
    出することにより対象物である移動物体が存在する領域
    を特定し、その特定された領域を中心にして移動ベクト
    ルを抽出することを特徴とする請求項7記載の交通監視
    装置。
  11. 【請求項11】 前記撮像装置は、広角レンズを有して
    おり、 前記撮像装置によって撮像された画像が通常の画像にな
    るように補正する補正手段を更に有することを特徴とす
    る請求項7記載の交通監視装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像装置は、赤外線画像を撮像
    し、 被写体に対して赤外線を投光する赤外線投光手段を更に
    有することを特徴とする請求項7記載の交通監視装置。
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