JPH10105453A - データ中継装置、サーバ、及び情報端末装置 - Google Patents

データ中継装置、サーバ、及び情報端末装置

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JPH10105453A
JPH10105453A JP11805997A JP11805997A JPH10105453A JP H10105453 A JPH10105453 A JP H10105453A JP 11805997 A JP11805997 A JP 11805997A JP 11805997 A JP11805997 A JP 11805997A JP H10105453 A JPH10105453 A JP H10105453A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/56Provisioning of proxy services
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    • H04L67/50Network services
    • H04L67/56Provisioning of proxy services
    • H04L67/568Storing data temporarily at an intermediate stage, e.g. caching

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントソフトやその動作する環境、サ
ーバ等に依存せずに履歴情報を蓄える。 【解決手段】 履歴情報保持手段2aは、情報端末装置
の過去のデータ要求に関する履歴情報を保持している。
また、情報端末装置1から新しいデータ要求が入力され
ると、新しいデータ要求に関する情報を履歴情報として
追加する。データ取得手段2bは、情報端末装置から入
力されたデータ要求を解析し、サーバ4にネットワーク
3を介してデータ4aを要求する。そしてサーバ4から
データ4aを取得すると、取得したデータ4aをデータ
出力手段2cに入力する。データ出力手段2cは、デー
タ4aが入力されると履歴情報保持手段2aから履歴情
報を取得し、データ4aと履歴情報とを情報端末装置1
に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ中継装置、サ
ーバ及び情報端末装置に関し、特にネットワーク上のサ
ーバと情報端末装置との間でデータの中継を行うデータ
中継装置、各種データを提供するサーバ及びサーバへデ
ータを要求する情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、全世界を結ぶ巨大なコンピュータ
ネットワークであるインターネットが急速に普及してい
る。ネット間ネットであるインターネットにはLAN
(LocalArea Network)等の閉じられたネットワークの
内部のホストコンピュータ(以下単に「ホスト」と呼
ぶ)からでもアクセスができ、メールを送信したり、外
部のデータベースを利用したりすることができる。この
ようにインターネットには様々なサービスがあるが、中
でも様々な動画・音声の入ったマルチメディア画面を世
界中から受信することができるWWW(World Wide We
b)の人気が高い。
【0003】WWW上のデータを閲覧するには、Net
scape Navigater(Netscape Cominicat
ions社の商標登録)などのブラウザーと呼ばれるクライ
アントソフトを利用する。ユーザは、見たいWWWを指
定するURL(Uniform Resource Locator)を記述する
か、HTML(Hyper Text Markup Language)文書内の
リンク(ハイライト表示された文字あるいは画像で、そ
の文字もしくは画像をポインティングデバイス等で選択
することにより、その時見ている文書に関連のある別デ
ータを見ることができる。)を辿っていくかすればよ
い。
【0004】ところで、WWW上には大量のデータが存
在するが、ユーザが必要とするデータはその中の一部で
ある。そして、過去に必要となったデータは未来におい
ても必要となる可能性が非常に高いため、クライアント
ソフトは、リンクを辿って閲覧したデータの履歴を蓄え
たり、好みのページをブックマークとして保存したりす
る機能を備えていることが多い。ユーザはクライアント
ソフトに蓄えられた履歴や、ブックマークを参考に、必
要なデータにアクセスすることができる。
【0005】しかし、ここで履歴情報が蓄えられている
のは、クライアントソフトが動作している環境内であ
る。また、履歴情報を取得する機能は予めクライアント
ソフトに組み込まれている。よって、ユーザが他の環境
から履歴情報を利用したり、新たな種類の履歴を取得す
る機能を追加したりするためには、クライアントソフト
に変更を加えなければならなかった。
【0006】そこで、クライアントソフトを変更せず
に、好みのページへのアクセスを簡略化する方法が幾つ
か考えられている。例えば、JavaScript(サ
ン・マイクロシステムズ社の登録商標)を用いてユーザ
が好みのページに関する情報をクライアントソフトに格
納するという方法がある。この方法では、ユーザが予め
格納しておいた情報から特定のページを選択すること
で、JavaScriptによって該当するページを表
示させることができる。
【0007】また、別の方法として、JavaScri
ptを用いて利用者のページ閲覧の履歴を取得する方法
がある。この方法では、クライアントソフトのウィンド
ウの一つでJavaScriptを動かしておいて、そ
のJavaScriptにより動作中のクライアントソ
フトの他のウィンドウを監視し、リンクをたどった履歴
をサーバへ送って格納する。この場合、ユーザの履歴情
報はサーバ上に蓄えられているので、異なるクライアン
トソフトからも履歴情報を見ることができる。
【0008】ところで、LAN等の内部からインターネ
ットを利用する際、一般には、クライアントソフトの動
作するホストをプロキシサーバと呼ばれるデータ中継機
能を持つサーバに接続する方法が取られている。LAN
内部のホストとインターネットとを直接接続せず、互い
にプロキシサーバを介してのみアクセスできるようにす
ることで、不正侵入等を防ぐことができる。
【0009】例えば、「特開平8ー446432号公
報」には、クライアントソフトとサーバとの間で中継す
るハイパーテキストのリンクを置き換えることで、外部
からの好ましくないアクセスを排除するゲートウェイ装
置が記述されている。
【0010】また、プロキシサーバには、一度取得した
データを自サーバ内のキャッシュに保存し、LAN内部
から再度同じデータへのアクセスがあった場合に、ここ
からデータを供給する機能を持つものがある。データ中
継の際にログ情報を取っておき、データ要求を受ける度
にキャッシュ内のデータをチェックすることで、ネット
ワークへの負荷を最小限に抑えることができる。
【0011】図40に、従来のプロキシサーバの動作環
境を説明する図を示す。プロキシサーバ610は、ネッ
トワーク620とLAN600との間でデータの中継を
行う。ここで、ネットワーク620には供給用データ6
21aを持つサーバ621、供給用データ622aを持
つサーバ622が接続されている。また、LAN600
にはホスト601、602が接続されており、各ホスト
上ではサーバから供給されるデータを閲覧するためのク
ライアントソフト601a、602aが動作している。
なお、プロキシサーバ610は記憶手段611を持って
おり、ログ情報やデータを取得すると、この記憶手段6
11に記憶する。
【0012】ここで、クライアントソフト601aがサ
ーバ621の持つ供給用データ621aの中身を要求し
た時、プロキシサーバがどのように動作するか説明す
る。図41は、従来のプロキシサーバの動作を説明する
図である。なお、説明のために必要のない部分は省略し
た。
【0013】クライアントソフト601aが、サーバ6
21の持つ供給用データ621aの一部、「データA」
を要求したとする。クライアントソフト601aからデ
ータ要求を受けたプロキシサーバ610は、そのデータ
要求に関するログ情報を取得し、記憶手段611に記憶
する。それから、サーバ621にアクセスし、供給用デ
ータ621aの一部である「データA」を要求する。得
られた「データA」を記憶手段611に格納し、クライ
アントソフト601aに供給する。この後任意のクライ
アントソフトから「データA」を要求された場合、プロ
キシサーバ610は、サーバ621にデータ要求をせず
に、記憶手段611に格納してある「データA」を、要
求を出したクライアントソフトに供給する。
【0014】これにより、プロキシーサーバがキャッシ
ュの役割を果し、ネットワーク上のトラフィックの低減
とアクセスの高速化が図れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、好みのページ
の情報をクライアントソフトに格納しておく方法では、
ユーザは好みのページに関する情報を逐一クライアント
ソフトに入力しなければならない。そして、この方法で
格納された情報を見るためには、特定のページかクライ
アントの特定の機能か、どちらかを呼び出さなければな
らず、ページのナビゲーションを行いながら同時に呼び
出し用のページを表示することはできない。更に、好み
のページに関する情報はクライアントソフト上に格納さ
れているので、同じユーザであっても、他のクライアン
トソフトを用いた場合には、この機能は利用できない。
【0016】同様に、JavaScriptに他のウィ
ンドウを監視させる方法でも、履歴を見るために専用の
ページを見なければならないという問題点は残る。しか
も、この方法では、履歴を取り始めるための特別なペー
ジをアクセスの度に見なければならない。
【0017】また、この方法では履歴情報をサーバ上に
蓄えるために、特定のユーザの履歴情報だけを見ること
が難しいだけでなく、他人の履歴情報も見ることができ
るというセキュリティ上の問題もあった。
【0018】更に、プロキシサーバをキャッシュとして
利用する方法では、次の2つの問題点があった。第1の
問題点は、保存しているログ情報が、通常クライアント
ソフトに提供されないことである。そのため、ユーザが
データ要求をする際に、このログ情報を参考にすること
はなかった。ログ情報を取得したければ、クライアント
ソフトとは関係なく、何らかの方法でプロキシサーバの
記憶手段にアクセスしなければならない。
【0019】第2の問題点は、キャッシュに保持されて
いるのは最新のデータのみであるため、更新以前の文書
を参照しようとした場合にキャッシュに残されているこ
とが保証されないことである。すなわち、キャッシュ
は、同じファイルをアクセスする場合に、その後文書が
更新されていないと仮定して、過去にアクセスした結果
を利用するものである。そのため、オリジナルのファイ
ルが更新されたことが分かった場合には、キャッシュも
更新されなければならず、それ以前にアクセスした結果
は廃棄される。たとえ残されていても、旧いファイルを
特定してアクセスする手段がなく、そのファイルを参照
することは不可能である。
【0020】なお、プロキシーサーバにおける第2の問
題点に対しては、ワークスペースの技術を応用すること
も考えられる。ワークスペースは、コンピュータを用い
てユーザが作業を行う際の作業環境を保存、管理し、そ
れらを切り替えることにより複数の業務を並行して行う
ことを支援するシステムである。そのようなワークスペ
ースの技術の中に、ユーザが作業を行った作業環境ある
いは作業の履歴、またはその両方を保存、管理すること
によって過去に存在した作業状態を再生することができ
る。そのようなワークスペースの技術が「特開平07−
295930号公報」に開示されている。
【0021】しかしながら、「特開平07−29593
0号公報」に開示されたシステムには、次のような問題
点がある。即ち、変更前の古いファイルは、元のファイ
ル名が「明細書」であっても、そのバックアップは「0
331BK」のようなファイル名で保存される。そのた
め継続して行われる作業にもかかわらず、どのファイル
とどのファイルが継続して操作されたのか、ユーザーに
とって非常にわかりにくくなる。
【0022】しかも、従来のワークスペースの技術は、
WWWに代表されるようなインターネット等を通じて得
られる外部の文書またはデータを扱う場合に適用できな
いという問題もある。即ち、インターネットを介して接
続されたサーバ上のデータが更新されても、そのデータ
を参照するクライアント側でその事実を知ることができ
ない。しかも、WWWでは、URLでデータをリンクさ
せることによって、そのデータを特定するため、過去の
データを保存する際にURLを別名に付け替えてしまえ
ば、もはやリンクとして働かない。従って、過去の状態
を保存できず、その再生も不可能である。
【0023】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、クライアントソフトやその動作する環境、サ
ーバ等に依存しない履歴情報を蓄え、任意のクライアン
トソフトから履歴情報を利用することのできるデータ中
継装置を提供することを目的とする。
【0024】また、本発明の別の目的は、ネットワーク
上のサーバと情報端末装置との間でデータの中継を行う
ことによって、不正アクセスの危険性およびネットワー
クの負荷を減少させるデータ中継装置を提供することで
ある。
【0025】また、本発明の別の目的は、過去にアクセ
スしたデータの内容が既に変更されていても、過去にア
クセスした時点におけるデータの内容を再度参照するこ
とができるデータ中継装置を提供することである。
【0026】また、本発明の別の目的は、過去にユーザ
に提供したデータの内容が既に変更されていても、過去
に提供した時点におけるデータの内容を再度提供するこ
とができるサーバを提供することである。
【0027】また、本発明の他の目的は、過去にサーバ
から取得したデータの内容が既に変更されていても、過
去に取得した時点におけるデータの内容を再度参照する
ことができる情報端末装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ネットワーク上のサーバと情報端末装置
との間でデータの中継を行うデータ中継装置において、
前記情報端末装置の過去のデータ要求に関する履歴情報
を保持しており、前記情報端末装置から新たなデータ要
求を入力されると前記データ要求に関する情報を履歴情
報として追加する履歴情報保持手段と、前記データ要求
に応じて前記ネットワーク上のサーバにアクセスし、要
求のあったデータを取得するデータ取得手段と、前記デ
ータ取得手段にて取得したデータと前記履歴情報とを前
記データ要求を入力した前記情報端末装置に出力するデ
ータ出力手段とを有することを特徴とするデータ中継装
置が提供される。
【0029】このような構成のデータ中継装置を用いて
ネットワーク上のサーバと情報端末装置との間のデータ
の中継を行う場合、履歴情報保持手段が情報端末装置の
過去のデータ要求に関する履歴情報を保持している。情
報端末装置から新たなデータ要求を入力されると、履歴
情報保持手段は、入力されたデータ要求に関する情報を
履歴情報として追加する。また、データ取得手段は、入
力されたデータ要求に応じてネットワーク上のサーバに
アクセスし、要求のあったデータを取得する。データ出
力手段は、取得したデータと履歴情報保持部に保持され
た履歴情報とを情報端末装置に出力する。
【0030】このようにデータ中継装置に履歴情報を保
持することによって、クライアントソフトやその動作す
る環境、サーバ等に依存せずに履歴情報を蓄えることが
でき、任意のクライアントソフトから履歴情報を利用す
ることができる。
【0031】また、要求して得たデータを利用するデー
タ利用手段と保持するデータを要求に応じて供給するデ
ータ供給手段との間でデータの中継を行うデータ中継装
置において、中継したデータの履歴情報を保持する履歴
保持手段と、データ利用手段からデータ取得要求を受け
取ると、前記データ取得要求がデータの中継要求か履歴
情報の取得要求かを解析し、前記データ取得要求がデー
タの中継要求の場合には、前記データ取得要求からデー
タの名前を抽出し、前記データ取得要求が履歴情報の取
得要求の場合には、前記データ取得要求からデータの名
前と時刻情報とを抽出する要求解析手段と、前記データ
取得要求がデータの中継要求の場合には、前記要求解析
手段が抽出したデータの名前に該当するデータをデータ
供給手段に要求し、要求に応じてデータ供給手段から送
られてきたデータを受けとるデータ要求手段と、前記デ
ータ取得要求がデータの中継要求の場合には、前記デー
タ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、及びデ
ータ中継処理を行った時刻の時刻情報を対応づけて履歴
情報として前記履歴保持手段に格納すると共に、前記デ
ータ要求手段が受け取ったデータを出力データとし、前
記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前
記要求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情報とに
適合する履歴情報を、前記履歴保持手段から検索し、検
出された履歴情報に含まれるデータを出力データとする
履歴管理手段と、前記データ取得要求の出力元であるデ
ータ利用手段に対し、前記履歴管理手段が特定した出力
データを出力する出力手段と、を有することを特徴とす
るデータ中装置が提供される。
【0032】このデータ中継装置によれば、データの中
継要求であるデータ取得要求を受け取ると、要求解析手
段が、データ取得要求からデータの名前を抽出する。す
ると、データ要求手段が、要求解析手段が抽出したデー
タの名前に該当するデータをデータ供給手段に要求し、
要求に応じてデータ供給手段から送られてきたデータを
受けとる。そして、履歴管理手段が、データ要求手段が
受け取ったデータ、データの名前、及びデータ中継処理
を行った時刻の時刻情報を対応づけて履歴情報として前
記履歴保持手段に格納すると共に、前記データ要求手段
が受け取ったデータを出力データとする。その出力デー
タは、出力手段によって、データ取得要求の出力元であ
るデータ利用手段に対して出力される。
【0033】一方、履歴情報の取得要求であるデータ取
得要求を受け取ると、要求解析手段が、データ取得要求
からデータの名前と時刻情報とを抽出する。すると、履
歴管理手段が、要求解析手段が抽出したデータの名前と
時刻情報とが適合する履歴情報を、履歴保持手段から検
索し、検出された履歴情報に含まれるデータを出力デー
タとする。その出力データは、出力手段によって、デー
タ取得要求の出力元であるデータ利用手段に対して出力
される。
【0034】また、他の情報端末装置から送られてくる
要求に応じて、要求されたデータを送り返すサーバにお
いて、ネットワークを介して提供すべきデータを保持す
るデータ保持手段と、データ取得要求に応じて提供した
データの履歴情報を保持する履歴保持手段と、情報端末
装置からのデータ取得要求が最新データの取得要求か前
記履歴情報の取得要求かを判断し、前記データ取得要求
が最新データの取得要求の場合には、前記データ取得要
求からデータの名前を抽出し、前記データ取得要求が前
記履歴情報の取得要求の場合には、前記データ取得要求
からデータの名前と時刻情報とを抽出する要求解析手段
と、前記データ取得要求が最新データの取得要求の場合
には、前記要求解析手段が抽出したデータ名に該当する
データを前記データ保持手段から検索するデータ検索手
段と、前記データ取得要求が最新データの取得要求の場
合には、前記データ検索手段が検出したデータ、データ
の名前、及びデータの提供処理を行った時刻の時刻情報
を対応づけて履歴情報として前記履歴保持手段に格納す
ると共に、前記データ検索手段が検出したデータを出力
データとし、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求
の場合には、前記履歴保持手段に保持されている履歴情
報の中から前記データ取得要求から抽出されたデータの
名前と時刻情報とが適合する履歴情報を、前記履歴保持
手段から検索し、検出された履歴情報に含まれるデータ
を出力データとする履歴管理手段と、前記履歴管理手段
が特定した出力データを、前記データ取得要求を出力し
た情報端末装置に出力する出力手段と、を有することを
特徴とするサーバが提供される。
【0035】このサーバによれば、最新データの取得要
求を受け取ると、要求解析手段が、データ取得要求から
データの名前を抽出する。すると、データ検索手段が、
要求解析手段が抽出したデータ名に該当するデータをデ
ータ保持手段から検索する。そして、履歴管理手段が、
データ検索手段が検出したデータ、データの名前、及び
データの提供処理を行った時刻の時刻情報を対応づけて
履歴情報として履歴保持手段に格納すると共に、データ
検索手段が検出したデータを出力データとする。その出
力データは、出力手段によって、データ取得要求を出力
した情報端末装置に対して出力される。
【0036】一方、履歴情報の取得要求であるデータ取
得要求を受け取ると、要求解析手段が、データ取得要求
からデータの名前と時刻情報とを抽出する。すると、履
歴管理手段が、要求解析手段が抽出したデータの名前と
時刻情報とが適合する履歴情報を、履歴保持手段から検
索し、検出された履歴情報に含まれるデータを出力デー
タとする。その出力データは、出力手段によって、デー
タ取得要求を出力した情報端末装置に対して出力され
る。
【0037】また、ネットワークを介して接続されたサ
ーバ上のデータにアクセスする情報端末装置において、
サーバへのアクセスにより取得したデータの履歴情報を
保持する履歴保持手段と、データ取得要求が入力される
と、前記データ取得要求がサーバへのアクセス要求か履
歴情報の取得要求かを解析し、前記データ取得要求がサ
ーバへのアクセス要求の場合には、前記データ取得要求
からデータの名前を抽出し、前記データ取得要求が履歴
情報の取得要求の場合には、前記データ取得要求からデ
ータの名前と時刻情報とを抽出する要求解析手段と、前
記データ取得要求がサーバへのアクセス要求の場合に
は、前記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当す
るデータをサーバに要求し、要求に応じてサーバから送
られてきたデータを受けとるデータ要求手段と、前記デ
ータ取得要求がサーバへのアクセス要求の場合には、前
記データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、
及びアクセスを行った時刻の時刻情報を対応づけて履歴
情報として前記履歴保持手段に格納すると共に、前記デ
ータ要求手段が受け取ったデータを出力データとし、前
記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前
記要求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情報とに
適合する履歴情報を、前記履歴保持手段から検索し、検
出された履歴情報に含まれるデータを出力データとする
履歴管理手段と、前記履歴管理手段が特定した出力デー
タの内容を表示装置の画面に表示する表示手段と、を有
することを特徴とする情報端末装置が提供される。
【0038】この情報端末装置によれば、サーバへのア
クセス要求が入力されると、要求解析手段により、デー
タ取得要求からデータの名前が抽出される。次に、デー
タ要求手段により、要求解析手段が抽出したデータの名
前に該当するデータがサーバから受けとられる。する
と、履歴管理手段により、データ要求手段が受け取った
データ、データの名前、及びアクセスを行った時刻の時
刻情報が対応づけて履歴情報として履歴保持手段に格納
され、データ要求手段が受け取ったデータが出力データ
とされる。そして、表示手段によって、出力データの内
容が表示装置の画面に表示される。
【0039】一方、履歴情報の取得要求が入力される
と、要求解析手段が、データ取得要求からデータの名前
と時刻情報とを抽出する。すると、履歴管理手段が、要
求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情報とが適合
する履歴情報を、履歴保持手段から検索し、検出された
履歴情報に含まれるデータを出力データとする。そし
て、表示手段によって、出力データの内容が表示装置の
画面に表示される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。以下の説明では、先に、任意のク
ライアントソフトから履歴情報を利用することのできる
データ中継装置について説明し、その後、過去にアクセ
スした時点におけるデータの内容を再度利用するための
データ中継装置、サーバ及び情報端末装置について説明
する。
【0041】図1は本発明の原理図である。本発明のデ
ータ中継装置2は、情報端末装置1と、ネットワーク3
に接続されたサーバ4との間でデータの中継を行う。サ
ーバ4はデータ4aを保持しており、要求に応じてデー
タ4aを供給する。
【0042】データ中継装置2は、情報端末装置の過去
のデータ要求に関する履歴情報を保持している履歴情報
保持手段2aと、情報端末装置から入力されたデータ要
求に応じてデータを取得するデータ取得手段2bと、取
得したデータと履歴情報とを情報端末装置1に出力する
データ出力手段2cとから構成されている。
【0043】ここで、履歴情報保持手段2aは、情報端
末装置1の過去のデータ要求に関する履歴情報を保持し
ており、情報端末装置1から新しいデータ要求が入力さ
れると、新しいデータ要求に関する情報を履歴情報とし
て追加する。
【0044】データ取得手段2bは、入力されたデータ
要求を解析し、サーバ4にネットワーク3を介してデー
タ4aの要求を行う。そしてサーバ4からデータ4aを
供給されたならば、そのデータ4aをデータ出力手段2
cに入力する。
【0045】データ出力手段2cは、データ取得手段2
bからデータ4aが入力されると、履歴情報保持手段2
aから履歴情報を取得する。そして、データ4aと取得
した履歴情報とを情報端末装置1に出力する。
【0046】次に、本発明の第1の実施の形態を説明す
る。図2は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック
図である。なお、図1と図2との対応関係に関しては、
図2の説明の後で述べる。
【0047】本実施の形態のデータ中継装置20は、L
AN10に接続された情報端末装置(ホスト)11、1
2、・・・と、ネットワーク30に接続されたサーバ3
1、32、・・・との間でデータの中継を行う。
【0048】ここで、LAN10のホスト11上ではク
ライアントソフト11aが、ホスト12上ではクライア
ントソフト12aが、動作しており、LAN10を介し
てデータ中継装置20にデータの要求を行う。また、ネ
ットワーク30のサーバ31にはデータ31aが、サー
バ32にはデータ32aが、保持されている。データ中
継装置20はネットワーク30を介して、これらのデー
タを取得する。
【0049】データ中継装置20は、過去のデータ要求
に関する履歴情報を保持している履歴情報保持部21
と、ホストからLANを介して入力されたデータ要求に
応じてデータを取得するデータ取得部22と、得られた
データに履歴情報を付加して履歴付データを作成するデ
ータ作成部23と、作成した履歴付データをLAN10
を介してホストに出力するデータ出力部24とから構成
されている。
【0050】クライアントソフト11a、12aの出力
するデータ要求には、要求するデータを指定するURL
が含まれている。ここで、データのURLには、そのデ
ータを保持しているサーバのネットワーク30における
ホスト名やIPアドレス等の必要な情報が含まれてい
る。
【0051】履歴情報保持部21は、LAN10に接続
されたホスト11、12上のクライアントソフト11
a、12aから過去に入力されたデータ要求に含まれた
データのURLを履歴情報として保持している。
【0052】また、履歴情報保持部21は、LAN10
を介して新たにデータ要求を入力されると、それまでに
保持していた履歴情報を要求処理部22aに入力する。
そして、新たなデータ要求に含まれるデータのURLを
履歴情報として追加する。なお、履歴情報保持部21が
保持している履歴情報は、要求があれば、データ作成部
23に供給される。
【0053】データ取得部22は、入力されたデータ要
求を履歴情報に基づいて処理する要求処理部22aと、
過去にネットワーク30を介して供給されたデータを保
持しているデータ保持部22bとを含んでいる。
【0054】ここで要求処理部22aは、新たにデータ
要求を入力された場合、履歴情報保持部21から入力さ
れた履歴情報と照合して、過去に同じデータを中継した
ことがあるか否か調べる。過去に同じデータを中継した
ことがあれば、そのデータはデータ保持部22bに保持
されている筈なので、データ保持部22bに該当するデ
ータを出力するよう指示を出す。また、過去に同じデー
タを中継したことがなければ、URLに基づいてネット
ワーク30にデータを要求する。この要求に応じて供給
されるデータは、まずデータ保持部22bに格納される
ので、供給されるデータを待って、そのデータを出力す
るようデータ保持部22bに指示を出す。
【0055】データ保持部22bは、過去にネットワー
ク30を介して供給されたデータを保持している。ま
た、ネットワーク30を介してデータの供給があれば、
そのデータも格納する。そして、要求処理部22aから
の指示に従って、データ作成部23にデータを出力す
る。
【0056】データ作成部23は、データ取得部22の
データ保持部22bからデータを入力されると、履歴情
報保持部21に履歴情報を要求する。データ保持部22
bから入力されたデータに、供給された履歴情報と、そ
の履歴情報の示すデータへのリンクを付加して、履歴付
データを作成する。作成したデータはデータ出力部24
に入力する。
【0057】データ出力部24は、データ作成部23か
ら入力された履歴付データを、LAN10を介してデー
タ要求を入力したホストのクライアントソフトに出力す
る。なお、図1に示した情報端末装置1は図2のホスト
11、12に対応している。以下同様に、データ中継装
置2はデータ中継装置20に、ネットワーク3はネット
ワーク30に、サーバ4はサーバ31、32に、データ
4aはデータ31a、32aに、それぞれ対応してい
る。
【0058】また、履歴情報保持手段2aは履歴情報保
持部21に、データ取得手段2bはデータ取得部22
に、データ出力手段2cはデータ出力部24に、それぞ
れ対応している。
【0059】次に、このようなデータ中継装置20でク
ライアントソフトからのデータ要求に応じてデータを出
力する場合、どのような手順で処理を行うのかを説明す
る。図3はデータ中継装置20のデータ中継の手順を示
すフローチャートである。
【0060】以下、図中のステップに沿って説明を行
う。 [S1]データ要求が入力されると、まず、履歴情報保
持部21に、このデータ要求に関する情報を新しい履歴
情報として追加、格納する。この時、それまでの履歴情
報を要求処理部22aに入力しておく。 [S2]データ取得部22の要求処理部22aは、ステ
ップS1において履歴情報保持部21から入力された履
歴情報を調査する。即ち、入力されたデータ要求に含ま
れているデータのURLが履歴情報に含まれているか否
か判断する。 [S3]ステップS2の判断の結果、入力されたデータ
要求に含まれるデータのURLが履歴情報に含まれてい
れば、過去に同じデータを中継したということなのでス
テップS8に進む。過去に同じデータを中継していなけ
れば、ステップS4に進む。 [S4]要求処理部22aは、入力されたデータ要求に
含まれるデータのURLに基づいて、該当データを要求
する。この要求はネットワーク30を介して、指定のサ
ーバにこのデータ中継装置20あてにデータを供給する
よう要求するものである。 [S5]該当データが存在したか否か判断する。該当デ
ータが存在する場合はステップS7へ進み、該当データ
が存在しない、即ち、指定のサーバが存在しない、もし
くは指定のサーバに指定のデータ名を持つデータが存在
しない場合は、ステップS6へ進む。 [S6]該当データが存在しない場合、入力されたデー
タ要求は存在しないデータを要求しているということで
ある。エラーメッセージを出力して、このフローチャー
トの処理を終了する。 [S7]該当データが存在した場合、データ取得部22
のデータ保持部22bにはネットワーク30を介して該
当データが供給される。データ保持部22bは、供給さ
れたデータを保持する。 [S8]データ保持部22bは、入力されたデータ要求
に該当するデータを、データ作成部23に出力する。 [S9]データ作成部23は、データ保持部22bから
該当データを入力されると、履歴情報保持部21に履歴
情報を要求する。該当データに、履歴情報保持部21か
ら供給された履歴情報と、その履歴情報の示すデータへ
のリンクとを付加して、履歴付データを作成する。作成
した履歴付データは、データ出力部24へ供給する。 [S10]データ出力部24は、データ作成部23から
供給された履歴付データを、LAN10を介してデータ
中継装置20にデータ要求を入力したホストのクライア
ントソフトに出力する。
【0061】ここで、図2に示したホスト11でデータ
を閲覧する場合のクライアントソフト画面の一例を示
す。図4は、履歴付データを閲覧するクライアントソフ
ト画面の一例を示す図である。
【0062】クライアントソフト11aの動作により表
示されるクライアントソフト画面40には、要求したデ
ータを表示するデータウィンドウ41が含まれている。
データ中継装置20を利用しない場合、このデータウィ
ンドウ41には要求したデータがそのまま表示される
が、この場合、データウィンドウ41には履歴情報欄4
2とデータ欄43とが設けられる。なお、ここで示した
クライアントソフト画面40はURLを指定して「デー
タA」を呼び出した場合の表示例を示している。
【0063】データウィンドウ41の履歴情報欄42に
は、履歴情報として「データA」へのリンク42aが配
置されている。また、データ欄43に表示された「デー
タA」は内容の中に「データB」へのリンク43aを持
っている。
【0064】ここで、データ欄43にある「データB」
へのリンク43aをポインティングデバイス等で選択す
ると、このクライアントソフトから「データB」を要求
するデータ要求が出される。
【0065】このようにして「データB」を呼び出した
場合の表示例を次に示す。図5は、図4に示したクライ
アントソフト画面から「データB」を呼び出した画面を
示す図である。図4に示した画面と図5に示した画面と
は基本的に同一であるので、同一部分には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0066】データウィンドウ41の履歴情報欄42に
は、履歴情報として「データB」へのリンク42bが追
加されている。又、データ欄43に表示された「データ
B」は、内容の中に「データC」へのリンク43bを持
っている。
【0067】ここで、データ欄43にある「データC」
へのリンク43bをポインティングデバイス等で選択す
ると、このクライアントソフトから「データC」を要求
するデータ要求が出される。
【0068】このようにして「データC」を呼び出した
場合の表示例を次に示す。図6は、図5に示したクライ
アントソフト画面から「データC」を呼び出した画面を
示す図である。図5に示した画面と図6に示した画面と
は基本的に同一であるので、同一部分には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0069】データウィンドウ41の履歴情報欄42に
は、履歴情報として「データC」へのリンク42cが追
加されている。また、データ欄43には「データC」の
内容が表示されている。
【0070】次に、ホスト11で図4〜図6までの動作
を行った後、ホスト12でデータを閲覧する場合のクラ
イアントソフト画面の一例を示す。ここで動作するクラ
イアントソフトは、ホスト11のクライアントソフトと
同じものでも異なるものでも構わない。
【0071】図7は、履歴付データを閲覧するクライア
ントソフト画面の別の一例を示す図である。クライアン
トソフト12aの動作により表示されるクライアントソ
フト画面50には、要求したデータを表示するデータウ
ィンドウ51が含まれている。データ中継装置20を利
用しない場合、このデータウィンドウ51には要求した
データがそのまま表示されるが、この場合、データウィ
ンドウ51には履歴情報欄52とデータ欄53とが設け
られる。なお、ここで示したクライアントソフト画面5
0はURLを指定して「データD」を呼び出した場合の
表示例を示している。
【0072】データウィンドウ51の履歴情報欄52に
は、履歴情報として「データA」へのリンク52aと、
「データB」へのリンク52bと、「データC」へのリ
ンク52cと、「データD」へのリンク52dとが配置
されている。また、データ欄53には「データD」の内
容が表示されている。履歴情報欄52には、ホスト12
自身の過去の履歴情報がなくとも同じLAN10を介し
てデータ中継装置20に接続されているホスト11の履
歴情報が配置され、データを呼び出すリンクとして利用
できる。
【0073】このように、データ中継装置に履歴情報を
蓄えることによって、異なるクライアントソフトからで
も履歴付データを得ることができる。また、履歴情報と
過去に中継したデータとを保持し、履歴情報の示すデー
タへのリンクを付加したことで、クライアントソフトは
過去にアクセスしたデータに簡単に、かつ速く、しかも
安全に、再アクセスすることが可能となった。なお、こ
の再アクセスは同一クライアントソフトからである必要
はない。
【0074】また、このデータ中継装置を用いる際、履
歴情報はデータに付加され、データと一体となってクラ
イアントソフトに出力されるので、クライアントソフト
の内容を変更する必要はない。
【0075】上記の説明では、履歴情報保持部21は、
データ要求を入力される度にそのデータ情報に関する情
報を逐一追加、格納するとしたが、履歴情報にカウンタ
を設けて、同一情報が存在する場合には該当する履歴情
報のカウントを増やすことで追加に代えるようにしても
よい。
【0076】また、上記の説明ではデータ中継装置20
にデータ作成部23を設け、クライアントソフトには履
歴付データを出力するとしたが、要求データと履歴情報
とを別々にホストに出力するようにしてもよい。
【0077】更に、上記の説明ではデータのURLのみ
を履歴情報として、履歴情報欄にデータへのリンクのみ
を配置するようにしたが、データ要求を出したユーザ名
やホスト名、データ要求のあった日時等も履歴情報とし
て履歴情報保持部21に格納し、履歴情報欄に記載する
ようにしてもよい。なお、その際、同一ユーザからの履
歴情報のみを要求データに付加し、他のユーザの履歴情
報を知らせないようにすることも可能である。
【0078】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図8は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック
図である。本実施の形態のデータ中継装置70は、LA
N60に接続された情報端末装置(ホスト)61、6
2、・・・と、ネットワーク80に接続されたサーバ8
1、82、・・・との間でデータの中継を行う。
【0079】ここで、LAN60のホスト61上ではク
ライアントソフト61aが、ホスト62上ではクライア
ントソフト62aが、動作しており、LAN60を介し
てデータ中継装置70にデータの要求を行う。また、ネ
ットワーク80のサーバ81にはデータ81aが、サー
バ82にはデータ82aが、保持されている。データ中
継装置70はネットワーク80を介して、これらのデー
タを取得する。
【0080】データ中継装置70は、過去のデータ要求
に関する履歴情報を保持している履歴情報保持部71
と、ホストからLANを介して入力されたデータ要求に
応じてデータを取得するデータ取得部72と、得られた
データに履歴情報を付加するかどうか決定する条件管理
部75と、得られたデータに履歴情報を付加して履歴付
データを作成するデータ作成部73と、作成した履歴付
データをLAN60を介してホストに出力するデータ出
力部74とから構成されている。
【0081】クライアントソフト61a、62aの出力
するデータ要求には、要求するデータのURLが含まれ
ている。履歴情報保持部71は、LAN60に接続され
たホスト61、62上のクライアントソフト61a、6
2aから過去に入力されたデータ要求に含まれたデータ
のURLを履歴情報として保持している。
【0082】また、履歴情報保持部71は、LAN60
を介して新たにデータ要求を入力されると、そのデータ
要求に含まれるデータのURLを履歴情報として追加す
る。なお、履歴情報保持部71が保持している履歴情報
は、要求があれば、条件管理部75に供給される。
【0083】データ取得部72は、入力されたデータ要
求に応じてネットワーク80にデータを要求する。そし
て、取得したデータは条件管理部75に入力する。条件
管理部75は、履歴不要条件を保持している。そして、
データ取得部72からデータを入力されると、そのデー
タが履歴不要条件と合致するかどうか判断する。合致す
る場合は、そのデータのみをデータ作成部73に入力す
る。また、合致しない場合は、履歴情報保持部71に履
歴情報を要求し、データと履歴情報とをセットでデータ
作成部73に入力する。
【0084】データ作成部73は、条件管理部75から
データのみが入力された場合、そのデータに何も付加せ
ずに、データ出力部74に出力する。また、条件管理部
75からデータと履歴情報とをセットで入力された場
合、データに、履歴情報と、その履歴情報の示すデータ
へのリンクを付加して、履歴付データを作成する。作成
した履歴付データはデータ出力部74に入力する。
【0085】データ出力部74は、データ作成部73か
ら入力されたデータもしくは履歴付データを、LAN6
0を介してデータ要求を入力したホストのクライアント
ソフトに出力する。
【0086】次に、このようなデータ中継装置70でク
ライアントソフトからのデータ要求に応じてデータを出
力する場合、どのような手順で処理を行うのかを説明す
る。図9はデータ中継装置70のデータ中継の手順を示
すフローチャートである。
【0087】以下、図中のステップに沿って説明を行
う。 [S21]データ要求が入力されると、履歴情報保持部
71は、このデータ要求に関する情報を新しい履歴情報
として追加、格納する。 [S22]データ取得部72は、入力されたデータ要求
に含まれるデータのURLに基づいて、該当データを要
求する。この要求はネットワーク80を介して、指定の
サーバにこのデータ中継装置70あてにデータを供給す
るよう要求するものである。 [S23]該当データが存在したか否か判断する。該当
データが存在する場合はステップS25へ進み、該当デ
ータが存在しない、即ち、指定のサーバが存在しない、
もしくは指定のサーバに指定のデータ名を持つデータが
存在しない場合は、ステップS24へ進む。 [S24]該当データが存在しない場合、入力されたデ
ータ要求は存在しないデータを要求しているということ
である。エラーメッセージを出力して、このフローチャ
ートの処理を終了する。 [S25]該当データが存在した場合、データ取得部7
2にはネットワーク80を介して該当データが供給され
る。該当データを条件管理部75に入力する。 [S26]条件管理部75は、該当データを入力される
と、保持している履歴不要条件と該当データとを照合す
る。この照合において履歴不要条件と該当データとが合
致する場合、ステップS29に進む。また、合致しない
場合、ステップS27に進む。 [S27]履歴不要条件と該当データとが合致しなかっ
たので、履歴付データを作成する。条件管理部75は、
履歴情報保持部71に履歴情報を要求し、供給された履
歴情報と、該当データとをセットにしてデータ作成部7
3に入力する。 [S28]データ作成部73は、入力された該当データ
と履歴情報とのセットから履歴付データを作成する。作
成した履歴付データをデータ出力部74に入力する。 [S29]履歴不要条件と該当データとが合致したの
で、履歴付データを作成しない。条件管理部75は、該
当データをそのままデータ作成部73に入力する。そし
て、データ作成部73は、入力された該当データをその
まま、データ出力部74に入力する。 [S30]データ出力部74は、入力された履歴付デー
タもしくは該当データを、LAN60を介してデータ中
継装置70にデータ要求を入力したホストのクライアン
トソフトに出力する。
【0088】ここで、履歴不要条件の一例を挙げて、本
実施の形態のデータ中継装置の動作を説明する。図10
は、履歴不要条件の一例を示す図である。
【0089】この履歴不要条件75aは、図8に示した
条件管理部75に保持されており、この履歴不要条件7
5aに記載した条件のうち一つでも合致するものがあれ
ば、履歴不要条件に合致すると考える。
【0090】履歴不要条件75aを見ると、「ユーザ
A」に中継するデータに履歴を付加しない条件としてデ
ータのタイプが画像データであるもの、データ内容に
「履歴」という文字列を含むもの、URLが「http://w
ww.xxx.co.jp」であるもの、が挙げられている。
【0091】また、「ユーザB」に中継するデータに履
歴を付加しない条件としてデータのタイプがHTMLで
あるもの、URLが「http://www.yyy.co.jp/index.htm
l 」であるもの、および「http://www.zzz.com」である
ものが挙げられている。
【0092】よって、条件管理部75では、データ要求
に応じて取得されたデータを、逐一この履歴不要条件7
5aと照合し、上記の条件のうち一つでも合致していれ
ば、履歴情報の付加を取りやめる。
【0093】なお、上記の説明では履歴不要条件をデー
タのタイプ、データ内容、URL、と3種類あげたが、
他の履歴不要条件を設定してもよい。また、ユーザ指定
をせずに履歴の付加を決定することもできる。
【0094】更に、上記の説明では履歴が不要であるか
否かの判断を該当データの取得後に行っているが、履歴
不要条件がURLやユーザ名等である場合には該当デー
タの取得前にその判断を行ってもよい。
【0095】以上が、任意のクライアントソフトから履
歴情報を利用することのできるデータ中継装置について
の説明である。以下に、過去にアクセスしたときのデー
タの内容を再度利用するためのデータ中継装置、サーバ
及び情報端末装置について説明する。
【0096】図11は、第3の実施の形態を示すブロッ
ク図である。これは、ネットワークに接続されたクライ
アントソフトが、ネットワークに接続されたサーバから
データの名前を指定してデータを獲得する時に、データ
中継手段を通してデータを獲得し、さらに、クライアン
トソフトは、過去の時刻とデータの名前を指定すること
で過去のデータを獲得するものである。
【0097】ホスト110はネットワーク101を介し
てデータ中継装置120に繋がっている。データ中継装
置120は、ネットワーク102を介して、データ13
2を保持しているサーバ131に繋がっている。
【0098】ホスト110では、ネットワーク101を
介してデータを参照するクライアントソフト111が実
行されている。ホスト110のユーザは、クライアント
ソフト111に対してデータの名前などを入力すること
により、そのデータの取得要求を出力することができ
る。クライアントソフト111がデータ中継装置120
へ出力するデータ取得要求には、サーバ131のデータ
を参照するためのデータ中継要求と、過去に参照したデ
ータを再度参照するための履歴情報の取得要求とがあ
る。データ取得要求がデータ中継要求の場合には、デー
タ取得要求には、参照するデータの名前(サーバ名、格
納場所、ファイル名を含む)が含まれている。データ取
得要求が履歴情報の取得要求である場合には、参照する
データの名前に加えて、過去に参照した際の時刻情報が
含まれている。また、クライアントソフト111は、デ
ータ中継装置120から送られたデータを受け取り、そ
のデータの内容を表示装置の画面に表示する機能を備え
ている。
【0099】データ中継装置120は、次のような要素
で構成されている。要求解析手段121は、ホスト11
0からのデータ取得要求がデータの中継要求か、履歴情
報の取得要求かを判断する。データ取得要求がデータの
中継要求であれば、データ取得要求からデータの名前を
抽出する。データ取得要求が履歴情報の取得要求であれ
ば、データ取得要求からデータの名前と時刻情報とを抽
出する。
【0100】データ要求手段122は、データ取得要求
がデータの中継要求の場合に、要求解析手段121が抽
出したデータの名前を受け取る。データの名前が入力さ
れると、名前解析手段123に対してデータの名前を入
力する。そして、名前解析手段123から返された識別
子に対応するサーバに対して、要求解析手段121が抽
出したデータの名前に対応するデータ132を要求し、
サーバ131からのデータを受け取る。
【0101】名前解析手段123は、データ要求手段1
22から入力されたデータの名前を解析して、その名前
に対応するデータを要求すべきサーバの識別子を返す。
履歴管理手段124は、データ取得要求がデータの中継
要求の場合には、データ要求手段122が受け取ったデ
ータを、データの名前、データの内容、及びデータ中継
処理を行った時刻を示す時刻情報と対応づけて履歴情報
として履歴保持手段125に格納する。そして、履歴管
理手段124は、データ要求手段122が受け取ったデ
ータを出力データとする。また、データ取得要求が履歴
情報の取得要求の場合には、履歴管理手段124は、履
歴保持手段125に保持されているデータの中からデー
タ取得要求が示す、データの名前と時刻情報とに合致す
る履歴情報を出力データとする。
【0102】履歴保持手段125は、データ中継装置1
20が中継したデータの名前、データの内容、及びデー
タ中継処理を行った時刻を対応付けて履歴情報として保
持する。
【0103】出力手段126は、履歴管理手段124が
特定した出力データの内容を、クライアントソフト11
1に出力する。サーバ131は、データの内容にその他
の情報を付加して、テーブル形式で保持、管理してる。
【0104】図12は、サーバが保持するデータテーブ
ルの例を示す図である。データテーブル131aには、
「データの名前」、「データの内容」、及び「最終更新
日」が対応づけて保持管理されている。
【0105】このような構成のシステムにおいて、ホス
ト110のユーザがサーバ131のデータ132を参照
する場合には、クライアントソフト111を用いて参照
するデータの名前を指定したデータ取得要求を送信す
る。ここでは「NAME1」という名前に対応するデー
タを要求したとする。
【0106】データ中継装置120では、要求解析手段
121がクライアントソフト111からの要求を受け付
ける。要求解析手段121は、要求を分析し、データの
中継要求である旨を認識する。この例では、データ取得
要求に時刻情報が含まれていないことによって、データ
の中継要求であることを判断できる。そして、要求解析
手段121は名前「NAME1」を抜き出し、データ要
求手段122に対して名前「NAME1」を入力する。
【0107】データ要求手段122は要求解析手段12
1から名前「NAME1」が入力されると、名前解析手
段123に対して名前「NAME1」を入力する。名前
解析手段123は、データ要求手段122から入力され
た名前「NAME1」を解析して、名前「NAME1」
に対応するデータを要求すべきサーバの識別子を返す。
データ要求手段122は、名前解析手段123から返さ
れた識別子に対応するサーバに対して、名前「NAME
1」に対応するデータを要求するために、名前「NAM
E1」を送信する。
【0108】サーバ131は、データ要求手段122か
ら名前「NAME1」を受信すると、その名前「NAM
E1」に対応するデータを保持する場合はそのデータ
「DATA1」と、データ「DATA1」が最後に更新
された最終更新日「LAST1」を返す。もし、サーバ
が、名前「NAME1」に対応するデータを保持してい
ない場合は、「not found」を返す。
【0109】データ要求手段122はサーバから返って
きたデータ「DATA1」と最終更新日「LAST1」
を名前「NAME1」とともに履歴管理手段124に入
力する。履歴管理手段124はデータ要求手段122か
ら名前「NAME1」とデータ「DATA1」と最終更
新日「LAST1」が入力されると、名前「NAME
1」とデータ「DATA1」と最終更新日「LAST
1」とその時の時刻「T11」(履歴情報の格納処理を
行った時刻)を履歴保持手段125に保持、管理する。
もし、データ要求手段122から入力された内容が「n
ot found」の場合は、履歴保持手段125には
何も格納しない。
【0110】図13は、履歴保持手段125が保持する
テーブル125aの例を表す。このように、テーブル1
25aには「データの名前」、「データの内容」、「最
終更新日」、及び「時刻」が対応づけて保持管理されて
いる。
【0111】履歴管理手段124は、データ要求手段1
22から入力されたデータ「DATA1」を出力データ
として出力手段126に入力する。出力手段126は、
履歴管理手段124から入力されたデータ「DATA
1」をクライアントソフト111に対して送信する。ク
ライアントソフト111は、送られたデータ「DATA
1」を受け取り、その内容を表示装置の画面に表示す
る。これにより、クライアントソフト111を操作した
ユーザは、目的のデータを参照するできる。
【0112】なお、上記の説明では、履歴管理手段12
4は、サーバ131からのデータの履歴情報を常に履歴
保持手段125に格納するように説明しているが、必ず
しも、全ての場合に履歴保持手段125に格納する必要
はない。例えば、データ要求手段122から名前「NA
ME1」とデータ「DATA1」と最終更新日「LAS
T1」が入力された時に、履歴保持手段125が保持す
る名前を検索し、履歴保持手段125がデータ要求手段
122から入力された名前「NAME1」と同じ名前を
保持する場合は、その名前「NAME1」に関連づけら
れたデータ「DATA1」と、データ要求手段122か
ら入力されたデータ「DATA1」を比較し、両者が異
なっている場合にのみ、履歴保持手段125に名前「N
AME1」とデータ「DATA1」と最終更新日「LA
ST1」と時刻「T11」を保持するようにしてもよ
い。
【0113】また、履歴管理手段124は、データ要求
手段122から名前「NAME1」とデータ「DATA
1」と最終更新日「LAST1」が入力された時に、履
歴保持手段125が保持する名前を検索し、履歴保持手
段125がデータ要求手段122から入力された名前
「NAME1」と同じ名前を保持する場合は、その名前
「NAME1」に関連づけられた最終更新日と、データ
要求手段122から入力された最終更新日「LAST
1」を比較し、データ要求手段122から入力された最
終更新日「LAST1」が新しい場合にのみ、履歴保持
手段125に名前「NAME1」とデータ「DATA
1」と最終更新日「LAST1」と時刻「T11」を保
持するようにしてもよい。
【0114】また、履歴保持手段125に格納する時刻
として、履歴保持手段125に対する書込みを行った時
刻を格納しているが、データの中継処理の中で発生する
時刻情報であれば、他の時刻を使用することもできる。
例えば、次のような処理を行ってもよい。まず、要求解
析手段121がクライアントソフト111から要求を受
け付けた時刻「T01」を、名前「NAME1」ととも
にデータ要求手段122に入力する。データ要求手段1
22は、名前「NAME1」とデータ「DATA1」と
最終更新日「LAST1」とともに要求解析手段121
から入力された時刻「T01」を履歴管理手段124に
入力する。そして、履歴管理手段124は、データ要求
手段122から入力された名前「NAME1」とデータ
「DATA1」と最終更新日「LAST1」と時刻「T
01」とを関連づけて、履歴保持手段125に保持、管
理する。これにより、要求解析手段121がクライアン
トソフト111から要求を受け付けた時刻「T01」
が、履歴情報のデータを特定するための時刻情報として
使用される。
【0115】また、出力手段126がクライアントソフ
ト111にデータ「DATA1」を送信した時刻「T0
2」を出力手段126が履歴管理手段124に入力する
ことによって、履歴管理手段124が、名前「NAME
1」に関連づけられた他の情報とともに、データ「DA
TA1」を送信した時刻「T02」を名前「NAME
1」と関連づけて保持するようにしてもよい。
【0116】また、データ要求手段122がサーバ13
1に名前「NAME1」を送信した時刻「T03」をデ
ータ要求手段122が履歴管理手段124に入力するこ
とによって、履歴管理手段124が、名前「NAME
1」に関連づけられた他の情報とともに、名前「NAM
E1」を送信した時刻「T03」を名前「NAME1」
と関連づけて保持、管理するようにしてもよい。
【0117】また、データ要求手段122がサーバ13
1からデータ「DATA1」を受けとった時刻「T0
4」を履歴管理手段124に入力することによって、履
歴管理手段124が名前「NAME1」に関連づけられ
た他の情報とともに、データ「DATA1」を受けとっ
た時刻「T04」を名前「NAME1」と関連づけて保
持、管理するようにしてもよい。
【0118】また、クライアントソフト111が出力す
るデータ取得要求の中に、ユーザ名を含ませることもで
きる。この場合、要求解析手段121がデータ取得要求
からユーザ名を抜きだし、ユーザ名を名前「NAME
1」とともにデータ要求手段122に入力する。データ
要求手段122は、名前「NAME1」とデータ「DA
TA1」と最終更新日「LAST1」とともに要求解析
手段121から入力されたユーザ名を履歴管理手段12
4に入力する。履歴管理手段124は、データ要求手段
122から入力された名前「NAME1」とデータ「D
ATA1」と最終更新日「LAST1」とユーザ名とそ
の時の時刻を関連づけて、履歴保持手段125に保持、
管理する。
【0119】また、クライアントソフト111が出力す
るデータ取得要求の中に、ホスト名を含ませることもで
きる。この場合、要求解析手段121は、データ取得要
求により送られてきたホスト名を名前「NAME1」と
ともにデータ要求手段122に入力する。データ要求手
段122は、名前「NAME1」とデータ「DATA
1」と最終更新日「LAST1」とともに要求解析手段
121から入力されたホスト名を履歴管理手段124に
入力し、履歴管理手段124は、データ要求手段122
から入力された名前「NAME1」とデータ「DATA
1」と最終更新日「LAST1」とホスト名とその時の
時刻を関連づけて、履歴保持手段125に保持、管理す
る。
【0120】同様に、データ取得要求のなかに、ユーザ
名やホスト名以外の様々なコンテキスト情報を含めるこ
とができる。例えば、仕事名、部署名、グループ名をコ
ンテキスト情報として含めてもよい。
【0121】また、クライアントソフト111が出力す
るデータ取得要求の中に、履歴を取らない旨の指定を含
ませることも可能である。この指定がなされた場合、要
求解析手段121がその旨を履歴管理手段124に通知
する。通知を受けた履歴管理手段124は、データ要求
手段122からデータとその関連情報を受け取っても、
名前「NAME1」とその名前に関連づけられた情報を
保持管理しない。履歴を取らない旨を指定をすることに
より、無駄なデータを保存しておくことがなくなり、デ
ータ中継装置120の記憶領域を有効に利用することが
できる。
【0122】以上が、データ中継装置120がデータの
中継を行い、そのデータの内容と時刻に関する情報を格
納するまでの処理に関する説明である。次に、クライア
ントソフト111が、過去の時刻とデータの名前を指定
することによって、過去に閲覧したデータを再閲覧する
場合の処理を説明する。
【0123】クライアントソフト111は、名前「NA
ME1」に対応するある時刻「T11」のデータを獲得
するために、データ中継装置120に対して名前「NA
ME1」と時刻「T11」を含んだデータ取得要求を送
信する。ここで、時刻「T11」は、ユーザがクライア
ントソフト111に対し入力することによって指定する
ことになるが、その時刻「T11」は厳密に正しくなく
てもよい。すなわち、過去に名前「NAME1」のデー
タ「DATA1」のデータを参照した際の時刻をユーザ
自身が記憶しておき、その時刻を指定すれば十分であ
る。
【0124】データ中継装置120では、要求解析手段
121がクライアントソフト111からの要求を受け付
ける。要求解析手段121ではデータ取得要求を分析
し、名前「NAME1」と時刻「T11」を抜き出す。
データ取得要求に時刻「T11」が含まれていることか
ら、この要求が履歴情報の取得要求であることが認識で
きる。そこで、要求解析手段121は、履歴管理手段1
24に対して名前「NAME1」と時刻「T11」を入
力する。
【0125】履歴管理手段124は要求解析手段121
から名前「NAME1」と時刻「T11」が入力される
と、履歴保持手段125が名前「NAME1」と時刻
「T11」のペアに対応するデータを保持するかどうか
を調べる。保持している場合はそのデータ「DATA
1」を出力手段126に入力する。保持していない場合
は、「not found」を出力手段126に入力す
る。なお、時刻「T11」が一致しているか否かの判断
においては、ある程度の誤差は許容する。
【0126】出力手段126は、履歴管理手段124か
ら受け取ったデータをクライアントソフト111へ送信
する。クライアントソフト111は、受け取ったデータ
を画面に表示する。これにより、ユーザは、サーバ13
1が保持している名前「NAME1」のデータの内容が
変更されていても、過去の時刻「T11」に参照したも
のと同一の内容を参照することができる。
【0127】なお、履歴管理手段124は、要求解析手
段121から名前「NAME1」と時刻「T11」が入
力された時に、履歴保持手段125が名前「NAME
1」と時刻「T11」に対応するデータを保持しない場
合は、名前だけが一致し、履歴保持手段125が名前
「NAME1」と関連づけて保持する時刻が、入力され
た時刻「T11」に最も近いデータを出力手段126に
入力するようにしてもよい。これにより、ユーザの曖昧
な記憶に基づいて時刻を指定しても、目的のデータを参
照することができる。
【0128】また、履歴管理手段124は、要求解析手
段121から名前「NAME1」と時刻「T11」が入
力された時に、履歴保持手段125が名前「NAME
1」と時刻「T11」に対応するデータを保持しない場
合に、名前だけが一致し、履歴保持手段125が名前
「NAME1」と関連づけて保持する時刻が入力された
時刻「T11」に最も近く、履歴保持手段125が名前
「NAME1」と関連づけて保持する時刻が入力された
時刻「T11」より古いデータを出力手段126に入力
するようにしてもよい。古いデータがない場合は、「n
ot found」を返してもよい。
【0129】また、履歴管理手段124は、要求解析手
段121から名前「NAME1」と時刻「T11」が入
力された時に、履歴保持手段125が名前「NAME
1」と時刻「T11」に対応するデータを保持しない場
合に、名前だけが一致し、履歴保持手段125が名前
「NAME1」と関連づけて保持する時刻が入力された
時刻「T11」に最も近く、履歴保持手段125が名前
「NAME1」と関連づけて保持する時刻が入力された
時刻「T11」より新しいデータを出力手段126に入
力するようにしてもよい。新しいデータがない場合は、
「not found」を返してもよい。
【0130】また、履歴管理手段124は、要求解析手
段121から名前「NAME1」と時刻「T11」が入
力された時に、履歴保持手段125が名前「NAME
1」と時刻「T11」に対応するデータを保持しない場
合は、データ要求手段122に対して名前「NAME
1」のデータをサーバ131から取得するように指令し
てもよい。データ要求手段122は、履歴管理手段12
4から名前「NAME1」が入力されると、要求解析手
段121から名前「NAME1」が入力された場合と同
様の処理を行う。
【0131】また、本実施の形態は、クライアントソフ
ト111、データ中継装置120、及びサーバ131が
ネットワーク上に分散した例について説明したが、いず
れかの組合せが同一コンピュータ上に存在しても構わな
い。
【0132】データ中継装置120の各要素がサーバ1
31に含まれる場合には、ホストから送られるデータ取
得要求は、最新データの取得要求と履歴情報の取得要求
とのいずれかになる。そして、データ要求手段122
は、データ検索手段に置き換えられる。データ検索手段
は、データ取得要求が最新データの取得要求の場合に、
要求解析手段が抽出したデータ名に該当するデータをデ
ータ保持手段(他の装置へ提供するデータを保持してい
る)から検索する。
【0133】データ中継装置120の各要素をクライア
ントソフト111が有する場合には、要求解析手段12
1は、ユーザが入力装置(キーボードなど)を用いて入
力したデータ取得要求を解析する。また、出力手段12
6は、表示手段に置き換えられる。表示手段は、履歴管
理手段が特定した出力データの内容を、表示装置の画面
に表示する。
【0134】さらに、データ中継装置120は、要求さ
れたデータの名前と、データの内容と、最終更新日と時
刻を関連づけて管理する代わりに、要求されたデータの
名前と、データの内容と、最終更新日とそれらの3つの
組を識別できる識別子を関連づけて保持するようにして
もよい。その場合は、クライアントソフト111がデー
タ中継装置120から識別子を取得し、名前と識別子を
データ中継装置120に送信することによって、過去の
閲覧したデータを獲得することになる。
【0135】また、クライアントソフト111で時刻情
報を保持、管理していてもい。この場合、クライアント
ソフトは、時刻保持手段、アクセス時刻管理手段、及び
時刻情報表示手段を具備する。時刻保持手段は、時刻情
報を保持するものである。時刻管理手段は、データ取得
要求を出力した際には、要求したデータの名前と要求を
出力した時刻の時刻情報とを関連づけて時刻保持手段に
格納し、アクセス時刻取得要求が入力されると、前記時
刻保持手段に保持された時刻情報を出力するものであ
る。時刻情報表示手段は、アクセス時刻管理手段が出力
した時刻情報を、表示装置の画面に表示するものであ
る。これにより、過去にデータを取得した時刻を、ユー
ザの記憶に頼らずにすむ。
【0136】次に、第4の実施の形態を説明する。第4
の実施の形態は、クライアントソフトが、データ中継装
置から過去の環境情報(履歴情報におけるデータ以外の
関連情報)を獲得し、その環境情報を利用して、ユーザ
が過去に閲覧した情報をデータ中継装置に要求すること
によって、再閲覧を行うものである。環境情報として
は、「ユーザ名」、「URL」、「仕事名」及び「時
刻」を用いる。「時刻」には、クライアントソフトがデ
ータ中継装置に対してデータの要求を行った時刻を用い
る。
【0137】図14は、第4の実施の形態を示すブロッ
ク図である。この図は、WWWのブラウザであるクライ
アントソフトが、本発明に係るデータ中継装置を介し
て、インターネット上に存在するWWWサーバに格納さ
れているHTML文書を閲覧する場合の例を示してい
る。
【0138】図において、複数のホスト141、142
が、ネットワーク143を介してデータ中継装置150
に繋がっている。データ中継装置150は、インターネ
ット165を介して、複数のWWWサーバ161,16
3に繋がっている。WWWサーバ161,163は、そ
れぞれHTML文書162,164を保持している。
【0139】各ホスト141,142では、WWWブラ
ウザであるクライアントソフト141a,142aが実
行されている。クライアントソフト141a,142a
は、データ中継装置150へのデータの要求と、要求し
たデータの受け付けとを行う。受け付けたデータは、ク
ライアントソフト141a,142aが画面に表示す
る。また、クライアントソフト141a,142aは、
データを要求したときの環境情報のデータ中継装置15
0への送付、データ中継装置150への環境情報の問い
合わせ、及び環境情報を指定してのデータ中継装置15
0へのデータの要求を行う。
【0140】データ中継装置150は、要求解析手段1
51、データ要求手段152、名前解析手段153、履
歴管理手段154、履歴保持手段155及び出力手段1
56を有している。これらの構成要素は、基本的には図
11に示したデータ中継装置120の同名の要素と同じ
機能を有している。ただし、クライアントソフト141
a,142aからの環境情報の受け付け、及び環境情報
の問い合わせに対する返答のために、以下のような機能
を更に有している。
【0141】要求解析手段151は、クライアントソフ
ト141a,142aからのデータ取得要求を受け取る
と、その要求に含まれる時刻情報(クライアントが要求
を出力した時刻)等の環境情報を抽出し履歴管理手段1
54へ送る。履歴管理手段154は、データ取得要求が
データの中継要求であれば、データ要求手段152から
送られるデータの内容などの情報と共に、要求解析手段
151からの環境情報を履歴保持手段155に格納す
る。また、データ取得要求が履歴情報の取得要求であれ
ば、要求解析手段151から送られた環境情報に合致す
るデータを、履歴保持手段155の中から抽出し、出力
手段156へ送る。出力手段156は、環境情報をクラ
イアントソフト141a,142aへ送る。
【0142】WWWサーバ161,163は、URLが
送られると、そのURLに対応するデータを保持するか
どうかを判断し、保持する場合には、そのデータを要求
元へ送信する。
【0143】このような構成のシステムにおいて、ホス
ト141のクライアントソフト141aを使用するユー
ザが、「www.test.com」というアドレスの
WWWサーバ161が保持している「index.ht
ml」というファイル名の文書を参照する場合について
説明する。
【0144】まず、ユーザは、クライアントソフト14
1aにログインする。クライアントソフト141aに
は、利用できるユーザのユーザ名が予め登録されてお
り、登録されているユーザ名によるログインのみが許可
される。この例では、「hashimoto 」というユーザ名で
ログインしたものとする。ログインに成功すると、閲覧
用画面が表示装置の画面内の1つのウィンドウとして表
示される。ユーザは、閲覧用画面に所定項目を入力する
ことにより、所望のHTML文書を閲覧する。入力する
のは、仕事名とURLである。
【0145】図15は、閲覧用画面を示す図である。閲
覧用画面200の上方の左側には、ユーザ名表示部20
1があり、ログインしたユーザのユーザ名が表示されて
いる。この例では、「hashimoto 」と表示されている。
ユーザ名表示部201の右には、仕事名入力用のテキス
トボックス202がある。このテキストボックス202
には、現在行っている作業の区分をユーザが入力する。
ユーザ名表示部201の下には、URL入力用のテキス
トボックス203がある。このテキストボックス203
には、参照する文書のURLを入力する。URL入力用
のテキストボックス203の右には、「Open」のボ
タン204と「履歴表示」のボタン205とが設けられ
ている。「Open」のボタン204を押せば、ボタン
204を押した時刻を含んだデータ取得要求が、クライ
アントソフト141aからデータ中継装置150へ出力
される。「履歴表示」のボタン205は、データ中継装
置150に対して履歴情報を要求するためのボタンであ
り、このボタン205を押すと、履歴表示用画面が表示
される。
【0146】ユーザは、閲覧用画面200の仕事名入力
用のテキストボックス202に「patent」と入力し、U
RL入力用のテキストボックス203に「http://www.t
est.com/index.html」と入力する。
【0147】そして、入力した仕事名とURLとが正し
ければ、ユーザは「Open」のボタン204を押す。
このときの日時を、「97/03/08 12:35」とする。する
と、クライアントソフト141aは、データ中継装置1
50に対して、URL「http://www.test.com/index.ht
ml」、ユーザ名「hashimoto 」、仕事名「patent」、及
び時刻「97/03/08 12:35」を含んだ、データの取得要求
を送信する。送られるデータは、例えば以下のような構
造で表現される。 また、 「http://proxy.xxx.co.jp/cgi-bin/GET?USER=hashimot
o&URL=http://www.test.com/index.html&WORK=patent&T
IME=97/03/08_12:35 」 のようにURLに全ての情報を含ませる形式で、データ
中継装置150へ要求を送信してもよい。この形式を用
いれば、クライアントソフトとして既存のブラウザを用
いることができる。
【0148】また、HTTP(Hypertext Transfer Prot
ocol) を拡張して、USER、WORK、あるいはTI
MEに対応するデータを、データ中継装置150に送信
するようにしてもよい。
【0149】データ中継装置150の要求解析手段15
1は、クライアント141aから、 というデータを受け取ると、このデータを解析して、
(1)GETという要求、即ちデータの中継要求である
こと、(2)要求を出したユーザは「hashimoto 」であ
ること、(3)要求されたURLが「http://www.tes
t.com/index.html 」であること、(4)要求を出した
ときの仕事名が「patent」であること、(5)要求を出
した時刻が「97/03/08 12:35」であること、がわかる。
【0150】要求解析手段151は、クライアントソフ
ト141aから送られた要求を、データ要求手段152
に入力する。データ要求手段152は名前解析手段15
3に対してURL「http://www.test.com/index.html
」を送る。名前解析手段153は、送られてきたUR
Lを解析して、サーバ名「www.test.com」を返す。デー
タ要求手段152は、サーバ名が「www.test.com」であ
るWWWサーバ161に対して、URL「http://www.
test.com/index.html 」のデータを要求する。
【0151】WWWサーバ161は、URL「http://
www.test.com/index.html 」に対応するデータを保持す
るか否かを判断し、保持する場合には、対応するデータ
「HTML文書1」をデータ要求手段152に返す。
【0152】データ要求手段152は、URL「http:
//www.test.com/index.html 」、それに対応するデータ
「HTML文書1」、時刻「97/03/08 12:35」、及び仕
事名「patent」を履歴管理手段154に入力する。
【0153】履歴管理手段154は、データ要求手段1
52から入力された情報を関連付けて、履歴保持手段1
55に格納し、データ「HTML文書1」を出力手段1
56に入力する。
【0154】出力手段156は、履歴管理手段よりデー
タ「HTML文書1」が入力されると、そのデータをク
ライアントソフト141aに送信する。クライアントソ
フト141aは、データ中継手段150より返されたデ
ータ「HTML文書1」の内容を閲覧用画面のウィンド
ウ206に表示する。
【0155】図16は、「HTML文書1」の内容を表
示する閲覧用画面200を示す図である。図15との違
いは、仕事名入力用テキストボックス202に「paten
t」と表示され、URL入力用のテキストボックス20
3に「http://www.test.com/index.html」と表示され、
ウィンドウ206にデータ「HTML文書1」の内容が
表示されていることである。
【0156】同様に、時刻「97/03/11 11:03」にユーザ
名「hashimoto 」のユーザが、仕事名「patent」でUR
L「http://www.fujiyama.co.jp/index.html 」の内容
を要求したとする。すると、履歴保持手段155には、
URL「http://www.fujiyama.co.jp/index.html 」、
そのURLに対応するデータ「HTML文書2」、時刻
「97/03/11 11:03」、ユーザ名「hashimoto 」、及び仕
事名「patent」が関連づけて格納される。
【0157】また、時刻「97/03/14 13:15」にユーザ名
「yamada」のユーザが、仕事名「R&D 」でURL「htt
p://www.test.com/index.html 」の内容を要求したと
する。すると、履歴保持手段155には、URL「htt
p://www.test.com/index.html」、そのURLに対応す
るデータ「HTML文書1」、時刻「97/03/14 13:1
5」、ユーザ名「yamada」、及び仕事名「R&D 」が関連
づけて格納される。
【0158】その後、「97/03/17」にWWWサーバ16
1において「HTML文書1」の内容が変更され「HT
ML文書3」になった場合を考える。時刻「97/03/25 1
0:54」にユーザ名「hashimoto 」のユーザが、仕事名
「patent」でURL「http://www.test.com/index.htm
l 」の内容を要求したとする。すると、履歴保持手段1
55には、URL「http://www.test.com/index.htm
l」、そのURLに対応するデータ「HTML文書
3」、時刻「97/03/25 10:54」、ユーザ名「hashimoto
」、及び仕事名「patent」が関連づけて格納される。
【0159】また、データの内容が変更されているた
め、クライアントソフト141aの閲覧用画面には、デ
ータ「HTML文書3」の内容が表示される。図17
は、「HTML文書3」の内容を表示する閲覧用画面2
00を示す図である。この閲覧用画面200のURL入
力用のテキストボックス203に入力されたURLは、
図16の場合と同じであるが、データ取得要求を出力し
た時刻(ボタン204を押した時刻)が異なる。図16
の例では時刻「97/03/08 12:35」であり、図17の例で
は時刻「97/03/25 10:54」である。この間にWWWサー
バ161によってデータが変更されたため、ウィンドウ
206に表示される内容が異なっている。
【0160】図18は、履歴保持手段155に格納され
ている履歴情報155aを示す図である。履歴情報15
5aには、データ中継装置150が中継したデータに関
し、「ユーザ名」、「URL」、「仕事名」、「時
刻」、及び「データ」が対応づけて格納されている。
【0161】次に、過去に閲覧したデータを表示する場
合について説明する。まず、ユーザは、過去に閲覧した
データを検索するために、「履歴表示」のボタン205
を押す。このボタン205が押されると、クライアント
ソフト141aは、データ中継装置150に対して、 という要求を送る。この要求は、ユーザ名が「hashimot
o 」で、仕事名が「patent」に対応するURLと時刻と
を要求するものである。
【0162】なお、この例では、履歴情報を検索すると
きに、ユーザ名と仕事名とで検索する例を説明したが、
クライアントソフトが全ての履歴を要求するようにして
もよい。また、時刻の範囲を限定して、その範囲で検索
するようにしてもよい。
【0163】要求解析手段151は、上記要求を受け取
ると、それを解析し、(1)SEARCHという要求、
即ち履歴情報の検索要求であること、(2)検索するユ
ーザ名が「hashimoto 」であること、(3)検索する仕
事名は「patent」であること、を抽出する。
【0164】要求解析手段151は、この情報を履歴管
理手段154に転送する。履歴管理手段154は、要求
解析手段151から上記要求が転送されてくると、履歴
保持手段155が保持する情報のうち、ユーザ名が「ha
shimoto 」で、仕事名が「patent」である情報を検索す
る。
【0165】履歴管理手段154は、検索した情報を出
力手段156に入力し、出力手段156はその情報をク
ライアントソフト141aに転送する。このときクライ
アントソフト141aには、例えば以下の情報が返され
る。 ((http://www.test.com/index.html,97/03/08/ 12:35) (http://www.fujiyama.co.jp/index.html,97/03/11 17:03) (http://www.test.com/index.html,97/03/25 10:54) ) クライアントソフト141aは、データ中継装置150
から受け取った情報を加工して履歴表示用画面に表示す
る。
【0166】図19は、検出された情報を受け取った後
の履歴表示用画面を示す図である。この画面210に
は、URL表示部211がある。その下には、データの
内容を表示するウィンドウ212がある。その下には、
ユーザ名の表示部213と仕事名の表示部214とがあ
る。さらにその下に、履歴情報に含まれているデータを
時系列で表示したウィンドウ215がある。各データを
示す位置には、白抜きのアイコン215a.215b,
215cが設けられている。各アイコン215a,21
5b,215cの下に、そのデータを閲覧した時刻が表
示されている。
【0167】ユーザがここで、ウィンドウ215の時刻
「97/03/08 12:35」のアイコン215aを選択したもの
とする。すると、選択されたアイコン215aが灰色に
変わる。また、「97/03/08 12:35」に対応するURL
「http://www.test.com/index.html」がURL表示部2
11に表示され、「97/03/08 12:35」に対応するユーザ
名「hashimoto 」がユーザ名表示部213に表示され、
「97/03/08 12:35」に対応する仕事名「patent」が仕事
名表示部214に表示される。
【0168】さらに、「97/03/08 12:35」に対応するデ
ータの取得要求が、クライアントソフト141aからデ
ータ中継装置150へ送られる。例えば、以下のような
要求が送られる。 このデータ取得要求を受け取った要求解析手段151
は、その要求を解析し、「GET−LOG」から履歴情
報の取得要求であることを認識する。すると、この要求
に含まれる情報が履歴管理手段154に送られる。履歴
管理手段154は、履歴保持手段155から、データ取
得要求の内容に合致するデータ「HTML文書1」を取
り出し、データ出力手段156へ送る。データ出力手段
156は、データ「HTML文書1」をクライアントソ
フト141aへ転送する。
【0169】クライアントソフト141aは、データ中
継装置150から返されたデータを、ウィンドウ212
に表示する。図20は、「HTML文書1」を表示する
履歴表示用画面を示す図である。図19との違いは、U
RL表示部211に「http://www.test.com/index.htm
l 」が表示され、ウィンドウ212に「HTML文書
1」の内容が表示され、ユーザ名の表示部213に「ha
shimoto 」と表示され、仕事名の表示部214に「pate
nt」と表示され、アイコン215aが灰色になっている
ことである。
【0170】この画面によって、ユーザは、変更前の内
容のデータを参照することができる。また、ユーザがウ
ィンドウ215の時刻「97/03/25 10:54」のアイコン2
15cを選択すると、選択されたアイコン215cが灰
色に変わり、URL表示部211、ユーザ名表示部21
3、及び仕事名表示部214の表示内容も、時刻「97/0
3/25 10:54」に対応する内容に変わる。そして、「97/0
3/25 10:54」に対応するデータの取得要求が、クライア
ントソフト141aからデータ中継装置150へ送られ
る。例えば、以下のような要求が送られる。 データ中継装置150は、クライアントソフト141a
の要求に合致するデータ「HTML文書3」をクライア
ントに返す。クライアントソフト141aは、送られて
きたデータ「HTML文書3」を、ウィンドウ212に
表示する。
【0171】図21は、「HTML文書3」を表示する
履歴表示用画面を示す図である。図20との違いは、ウ
ィンドウ212に「HTML文書3」の内容が表示さ
れ、アイコン215aの代りにアイコン215cが灰色
になっていることである。
【0172】以上のようにして、クライアントソフト側
で履歴情報を取得し、その情報に基づいて過去のデータ
を閲覧することが可能である。このように、データ中継
装置150から履歴情報を取得することにより、ユーザ
が目的のデータを過去に閲覧した時刻を正確に覚えてい
なくても、容易にそのデータを閲覧することが可能とな
る。しかも、ユーザ名や仕事名によって履歴情報を絞り
込んでいるため、不要な履歴が履歴表示用画面のウィン
ドウ215に大量に表示されてしまうこともない。
【0173】また、上記の説明では、ユーザ名と仕事名
とを特定して履歴情報を取得したが、これらの限定をせ
ずに全ての履歴情報をデータ中継装置150から取得し
てもよい。また、仕事名を特定せずに、ユーザ名が合致
する履歴の全てを取得することもできる。更に、その他
のホスト名などのコンテキスト情報が履歴情報として保
持されている場合には、それらのコンテキスト情報を指
定して、目的に応じた履歴情報を取得できる。
【0174】次に、クライアントソフトからサーバの保
持するデータを変更する場合の実施の形態を、第5の実
施の形態として説明する。第5の実施の形態では、ネッ
トワークに接続されたクライアントが、ネットワークに
接続されたサーバに対して、データの名前を指定してデ
ータを出力する。その時、データ中継手段を通してデー
タを出力する。さらに、クライアントソフトは、過去の
時刻とデータの名前を指定して、データ中継装値に要求
することで、過去に出力したデータを獲得する。
【0175】図22は、第5の実施の形態を示すブロッ
ク図である。この図において、ホスト310は、ネット
ワーク301を介してデータ中継装置320に繋がって
いる。データ中継装置320は、ネットワーク302を
介してデータ332を保持するサーバ331に繋がって
いる。
【0176】ホスト310は、サーバ331へのデータ
の出力を行うクライアントソフト311を有している。
データ中継装置320は、要求解析手段321、データ
出力手段322、名前解析手段323、履歴管理手段3
24、履歴保持手段325、及び出力手段326で構成
されている。データ出力手段322以外の各構成要素
は、図11に示した同名の要素と基本的に同じ機能を有
している。データ出力手段322は、クライアントソフ
ト311が出力したデータ出力要求を、サーバ311に
対して出力するものである。
【0177】このような構成のシステムにおいて、ユー
ザは、まずクライアントソフト311を用いて、名前に
対応するデータを出力するために、データ中継装置32
0に対して名前とデータを含むデータ出力要求を送信す
る。このデータ出力要求は、例えば「PUT」の命令の
後に、ユーザ名やデータの名前、及びデータの内容など
を続けて送信する。
【0178】データ中継装置320では、要求解析手段
321がクライアントソフト311からの要求を受け付
ける。要求解析手段321では要求を分析し、データの
出力要求であることを認識すると、名前とデータとを抜
き出す。クライアントソフト311が送った要求の解析
結果として名前とデータが得られた場合は、要求解析手
段321は、データ出力手段322に対して名前とデー
タを入力すると共に、履歴管理手段324に対しても名
前とデータを入力する。
【0179】履歴管理手段324は要求解析手段321
から名前とデータが入力されると、名前とデータとその
時の時刻を履歴保持手段325に保持、管理する。な
お、履歴管理手段324は、要求解析手段321から名
前とデータが入力された時に、履歴保持手段325が保
持する名前を検索し、履歴保持手段325が要求解析手
段321から入力された名前と同じ名前を保持する場合
は、その名前に関連づけられたデータと、要求解析手段
321から入力されたデータを比較し、両者が異なって
いる場合にのみ、履歴保持手段325に名前とデータと
時刻を保持するようにしてもよい。
【0180】データ出力手段322は要求解析手段32
1から名前とデータが入力されると、名前解析手段32
3に対して名前を入力する。名前解析手段323は、デ
ータ出力手段322から入力された名前を解析して、名
前に対応するデータを出力すべきサーバの識別子を渡
す。データ出力手段322は、名前解析手段323から
返された識別子に対応するサーバ331に対して、名前
とデータを送信する。
【0181】サーバ331は、データ出力手段322か
ら名前とデータを受信すると、その名前とデータを保
持、管理する。これにより、クライアントソフト311
が出力したデータが、サーバ331内で保持、管理され
るとともに、そのデータに時刻の情報が付加されて、履
歴保持手段325で保持される。
【0182】次に、ある時刻に出力した名前に対応する
データをクライアントソフト311が要求する場合につ
いて説明する。クライアントソフト311は、ある時刻
に出力した名前に対応するデータを獲得するために、デ
ータ中継装置320に対して名前と時刻を含んだデータ
要求を送信する。
【0183】データ中継装置320では、要求解析手段
321がクライアントソフト311からの要求を受け付
ける。要求解析手段321では要求を分析し、名前と時
刻を抜き出す。クライアントソフト311が送った要求
の解析結果として得られた結果が名前と時刻の場合、要
求解析手段321は履歴管理手段324に対して名前と
時刻を入力する。
【0184】履歴管理手段324は要求解析手段321
から名前と時刻が入力されると、履歴保持手段325が
名前と時刻のペアに対応するデータを保持するかどうか
を調べる。保持している場合はそのデータを出力手段3
26に入力する。保持していない場合は、「not f
ound」を出力手段326に入力する。出力手段32
6は、クライアントソフト311に対してデータを送信
する。
【0185】このようにして、クライアントソフト31
1は、ある時刻に出力したデータを獲得することができ
る。また、図22のようなシステムをWWWに適用する
こともできる。即ち、WWWのブラウザであるクライア
ントソフトが、本発明に係るデータ中継装置を介して、
インターネット上に存在するWWWサーバにHTML文
書を格納し、その文書を後に閲覧することもできる。
【0186】また、クライアントソフトからサーバのデ
ータを参照する場合に履歴情報を保存するシステム(図
11に示すシステム)と、クライアントソフトが出力し
たデータをサーバに保存する場合に履歴情報を保存する
システム(図22に示すシステム)との両方の機能を備
えたシステムを構築することもできる。その場合、デー
タ中継装置は、データ要求手段122(図11に示す)
とデータ出力手段322(図22に示す)との双方を備
える。また、履歴保持手段が保持する履歴情報には、図
18に示した項目に加え、そのデータを格納したときの
処理が、サーバ内のデータの参照なのか、サーバへのデ
ータの保存なのかを区別するフラグを設ける。フラグを
設けておくことにより、クライアントソフトが履歴情報
をデータ中継装置から取得する際に、過去に参照したデ
ータなのか、過去に保存したデータなのかによって、履
歴情報の絞り込みを行うことができる。
【0187】次に、図11に示した第3の実施の形態に
対してワークスペースの技術を適用したシステムを、第
6の実施の形態として説明する。第6の実施の形態は、
過去の状態を保存し、再生するワークスペースを有する
情報端末装置であり、ワークスペース上のアイコンを選
択することでそのアイコンに関係づけられた情報を表示
するワークスペースを有する情報端末装置において、過
去の状態のワークスペース上のアイコンを選択すると、
そのワークスペース上で閲覧した過去の情報が再び表示
される例である。
【0188】図23は、第6の実施の形態を示すブロッ
ク図である。この図において、ホスト410は、ネット
ワーク401を介してデータ中継装置420とワークス
ペース制御装置430とに繋がっている。データ中継装
置420は、ネットワーク402を介してデータ442
を保持するサーバ441に繋がっている。
【0189】ホスト410は、ワークスペースを利用し
てサーバ441の保持するデータ442を参照するクラ
イアントソフト411を有している。データ中継装置4
20は、要求解析手段421、データ要求手段422、
名前解析手段423、履歴管理手段424、履歴保持手
段425、及び出力手段426で構成されている。各構
成要素は、図11に示した同名の要素と基本的に同じ機
能を有している。
【0190】ワークスペース制御装置430は、ワーク
スペース管理手段431、ユーザ管理手段432、スナ
ップ管理手段433、リンク情報管理手段434、及び
アイコン管理手段435で構成されている。各構成要素
は以下のような機能を有している。
【0191】ワークスペース管理手段431は、クライ
アントソフト411からの要求を受け付け、ワークスペ
ース情報を保持し、他のユーザ管理手段432、スナッ
プ管理手段433、リンク情報管理手段434、アイコ
ン管理手段435に問い合わせを行うことにより、クラ
イアントソフト411の要求に応える。図24は、ワー
クスペース管理手段431が保持する管理テーブル43
1aの例を示す図である。図中、「WS_ID」は、ワ
ークスペースを識別する識別子である。「WS_tit
le」はワークスペースに付けられたタイトルを表して
いる。
【0192】ユーザ管理手段432は、ユーザの識別子
(ID)、ユーザ名、パスワード、及びユーザのホーム
ワークスペースを関係づけて保持する。ホームワークス
ペースとは、そのユーザが現在主に使用しているワーク
スペースを表す。図25は、ユーザ管理手段432が保
持する管理テーブル432aの例を示す図である。図
中、「user_ID」はユーザの識別子、「user
_name」はユーザ名、「passwd」はパスワー
ド、「home_WS_ID」はユーザのホームワーク
スペースの識別子を表す。
【0193】スナップ管理手段433は、過去のワーク
スペースの状態をスナップとして管理している。図26
は、スナップ管理手段433が保持する管理テーブル4
33aの例を示す図である。図中、「snap_ID」
は保存された過去のワークスペースの状態を識別する識
別子、「create_date」はスナップが作成さ
れた日時、「WS_ID」はワークスペースを識別する
識別子、「link_ID」はスナップに含まれるリン
ク情報を識別する識別子、「operation」はス
ナップを作成する契機となったユーザの操作を表す。
【0194】リンク情報管理手段434は、ユーザが情
報に付与したタイトルと、情報の名前を表すURLと、
ユーザがその情報に付与したメモを関連づけて保持して
いる。図27は、リンク情報管理手段434が保持する
管理テーブル434aの例を示す図である。図中、「l
ink_ID」はリンク情報を識別する識別子、「li
nk_TITLE」はユーザがその情報に付与したタイ
トル、「URL」は情報の名前を表すURL、「MEM
O」はユーザがその情報に付与したメモを表す。
【0195】アイコン管理手段435は、アイコンが関
連づけられたスナップの識別子と、リンク情報の識別子
と、ワークスペース上にアイコンが表示されるx 座標、
y 座標を関連づけて保持する。図28は、アイコン管理
手段435が保持する管理テーブル435aの例を示す
図である。図中、「SANAP_ID」はスナップを識
別する識別子、「link_ID」はリンク情報を識別
する識別子、「x 」、「y 」はそれぞれx 座標、y 座標
を表す。
【0196】以上のような構成のシステムにおいて、ユ
ーザは以下のような操作を行う。最初に、クライアント
ソフト411にワークスペースを表示する手順について
説明する。
【0197】ユーザは、まず、クライアントソフト41
1上でシステムにログインする。図29は、ログイン画
面510を示す図である。ログイン画面510には、ユ
ーザ名を入力するテキストボックス511と、パスワー
ドを入力するテキストボックス512が表示されてい
る。ユーザは、このログイン画面510の各テキストボ
ックス511,512に、ユーザ名とパスワードを入力
する。ここでは、ユーザ名として「hashimoto 」、パス
ワードとして「hogehoge」が入力されたとする。
【0198】クライアントソフト411は、入力された
ユーザ名とパスワードを、ワークスペース管理手段43
1に送信する。ワークスペース管理手段431は、クラ
イアントソフト411からの要求を受け付け、解析す
る。この要求はログイン要求なので、送られてきたユー
ザ名とパスワードをユーザ管理手段432に問い合わせ
る。
【0199】ユーザ管理手段432は、保持している管
理テーブル432a(図25に示す)を参照し、ユーザ
名とパスワードの対応が正しいかどうかを調べる。ここ
では、ユーザ名とパスワードの対応が正しいので、 (home _ws_id=2) をワークスペース管理手段431に返す。
【0200】もし、ユーザ名とパスワードの対応が正し
くない場合は、その旨をワークスペース管理手段431
に返す。ワークスペース管理手段431は、ユーザ名と
パスワードの対応が正しい旨を伝える情報と、 (home _ws_id=2) という情報をクライアントソフト411に返す。
【0201】クライアントソフト411は、ユーザ名と
パスワードの対応が正しくない場合は、その旨を表示
し、再度ログイン画面510(図29に示す)を表示し
て、ユーザ名とパスワードの入力を促す。ユーザ名とパ
スワードの対応が正しい場合は、ワークスペース管理手
段431に対してワークスペースのリストを要求する。
【0202】ワークスペース管理手段431は、保持し
ている管理テーブル431a(図24に示す)を検索
し、ワークスペースのリストをクライアントソフトに返
す。ここでは、「特許」、「経理」、「開発」という3
つのワークスペースが管理されているので、ワークスペ
ース管理手段431は、 という情報をクライアントソフト411に返す。1〜3
はそれぞれのワークスペースを識別する識別子を表す。
【0203】クライアントソフト411は受けとったワ
ークスペース情報を画面に表示する。図30は、ワーク
スペース情報の画面520を示す図である。ワークスペ
ース情報の表示画面520には、ユーザ名表示部521
があり、この例では「hashimoto 」と表示されている。
その下には、ワークスペース表示用のウィンドウ522
がある。ウィンドウ522には、ワークスペース名のリ
ストが表示される。この例では、「特許」のワークスペ
ース名522a、「経理」のワークスペース名522
b、「開発」のワークスペース名522cが表示されて
いる。ユーザ名表示部521の右には、「from」と
「to」の検索期間入力フィールド523,524があ
る。「from」の検索期間入力フィールド523は、
検索対象期間の開始日時の入力フィールドであり、「t
o」の検索期間入力フィールド524は、検索対象期間
の終了日時の入力フィールドである。検索期間入力フィ
ールド523,524の右には、「履歴表示」のボタン
525がある。このボタン525を押すと、履歴表示が
行われる。履歴は、履歴表示用のウィンドウ526に表
示される。
【0204】このようなワークスペース情報の画面52
0を表示した後、クライアントソフト411は、ユーザ
「hashimoto 」のホームワークスペースを問い合わせる
ために、ワークスペース管理手段431に対して、 (home _ws_id=2) を送信する。
【0205】ワークスペース管理手段431は、スナッ
プ管理手段433に対して、ワークスペース識別子
「2」に対応するスナップ識別子を問い合わせる。スナ
ップ管理手段433は、保持する管理テーブル433a
(図26に示す)を検索し、 (snap _id=2、create_date="96/07/10 15:22" 、ws_
id=2、link_id=4、operation=" 印刷") を返す。
【0206】ワークスペース管理手段431は、アイコ
ン管理手段435に対してスナップ識別子「2」に対応
するリンク識別子を問い合わせる。アイコン管理手段4
35は、保持する管理テーブル435a(図28に示
す)を検索し、 を返す。
【0207】ワークスペース管理手段431は、リンク
情報管理手段434に対して、リンク識別子が「2」と
「3」の情報を問い合わせる。リンク情報管理手段43
4は、保持する管理テーブル434a(図27に示す)
を検索して、 ( (link_id=2、link_title=" 経理の手順" 、url=http://www.keiri/tejyunnsh o.htm 、memo="至急") (link_id=3、link_title="97 年度部門予算案" 、url=http://www.keiri/xxd epbudget-97.htm 、memo="参考資料") ) を返す。
【0208】ワークスペース管理手段431は、クライ
アントソフト411に対して、 ( (snap_id=2、create_date="96/07/10 15:22" 、ws_id=2、link_id=4、oper ation=" 印刷") ((link _id=2、x=45、y=89) (link _id=3、x=42、y=105)) ((link _id=2、link_title=" 経理の手順" 、url=http://www.keiri/tejyunn sho.htm 、memo="至急") (link _id=3、link_title="97 年度部門予算案" 、url=http://www.keiri/x xdepbudget-97.htm 、memo="参考資料")) ) という情報を返す。
【0209】クライアントソフト411は、送られてき
た情報をもとに、ウィンドウ526にワークスペースを
表示する。図31は、ホームワークスペースの画面を示
す図である。この例では、ホームワークスペースの識別
子が「2」なので、ウィンドウ522上の対応する「経
理」のワークスペース名522bが太線で表示されてい
る。そして、ウィンドウ526には、「経理の手順」を
示すアイコン526aと「97年度部門予算案」を示す
アイコン526bとが表示されている。
【0210】ここでは、最初にユーザのホームワークス
ペースを表示する例について説明したが、ウィンドウ5
22で、ワークスペースの1つを選択すると、そのワー
クスペースがウィンドウ526に表示されるようにして
もよい。
【0211】次に、ワークスペース上のアイコンに関連
づけられた情報を閲覧した時に、ワークスペースの状態
がスナップとして保存される例について説明する。ま
ず、ユーザが「特許」のワークスペース上で作業してい
ると仮定する。図32は、「特許」のワークスペースの
表示画面を示す図である。この図では、「特許」のワー
クスペース名522aが太線で表示されている。ウィン
ドウ526には、「公開公報」を示すアイコン526c
が表示されている。なお、「特許」のワークスペースの
識別子は「1」である。そして、クライアントソフト4
11は、 ( (user_id=2) (snap_id=1、create_date="96/06/05 13:10" 、ws_id=1、link_id=1、oper ation=" 閲覧") ((link _id=1、x=50、y=100)) 、 ((link _id=1、link_title=" 公開公報" 、url=http://www.pat.ccc/pat?id= h08368297 、memo="重要")) ) という情報を保持している。
【0212】ここで、ユーザがこの「公開公報」のアイ
コン526cをダブルクリックし、アイコンに関連づけ
られた情報を表示しようとしたとする。この時の時刻を
「96/07/25 10:09」とする。すると、クライアントソフ
ト411は、データ中継装置420に対し、「http://w
ww.pat.ccc/pat?id=h08368297 」というURLと時刻
「96/07/25 10:09」を送信し、URLに対応するデータ
を要求する。
【0213】例えば、クライアントソフト411はデー
タ中継装置420に対して、 という情報を送信する。
【0214】データ中継装置420は、「http://www.p
at.ccc/pat?id=H08368297 」というURLに対応するデ
ータをダウンロードし、そのURLと、ダウンロードし
たデータと、時刻「96/07/25 10:09」を関連づけて履歴
保持手段425に保持する。この時、履歴保持手段42
5が保持する情報の例を以下に示す。
【0215】図33は、履歴保持手段425が保持する
管理テーブル425aの例を示す図である。この例で
は、ユーザ名「hashimoto 」のユーザが「HTML文書
4」と「HTML文書5」とを閲覧した履歴が保持され
ている。なお、「HTML文書4」と「HTML文書
5」とは、同じURLである。
【0216】データ中継装置420は、ダウンロードし
たデータをクライアントソフト411に返す。クライア
ントソフト411は、データ中継装置420から返され
たデータを画面に表示する。
【0217】図34は、「HTML文書5」を閲覧して
いるクライアント画面を示す図である。ワークスペース
情報の画面520内の「公開公報」のアイコン526c
がクリックされることによりデータ中継装置420から
返されたデータが文書閲覧用の画面530に表示されて
いる。この画面530には、閲覧しているデータのUR
Lを表示するURL表示部531と、文書の内容を表示
するウィンドウ532とがある。
【0218】情報の閲覧の動作がワークスペースの状態
保存の契機として設定されている場合、クライアントソ
フト411は、この時のワークスペースの状態をワーク
スペース管理手段431に保存する。
【0219】クライアントソフト411は、ワークスペ
ース管理手段431に対して、 ( (CREATE_DATE="96/07/25 10:09" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPERATION=" 閲覧 ") ((LINK _ID=1、X=50、Y=100)) 、 ((LINK _ID=1、LINK_TITLE=" 公開公報" 、URL=http://www.pat.ccc/pat?id= H08368297 、MEMO="重要")) ) という情報とワークスペース保存の要求を送る。
【0220】ワークスペース管理手段431は、クライ
アントソフト411から送られた情報を、スナップ管理
手段433に転送する。スナップ管理手段433は、新
たなスナップ識別子( ここでは「4」)を生成し、管理
テーブル433a(図26に示す)に格納する。図26
に示した管理テーブル433aは、スナップ識別子
「4」の情報を格納後の状態である。
【0221】ワークスペース管理手段431は、クライ
アントソフト411に対して、 ( (SNAP_ID=4、CREATE_DATE="96/07/25 10:09" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPER ATION=" 閲覧") ((LINK _ID=1、X=50、Y=100)) ((LINK _ID=1、LINK_TITLE=" 公開公報" 、URL=http://www.pat.ccc/pat?id= H08368297 、MEMO="重要")) ) という情報を返す。
【0222】このような手順で、ワークスペース上のア
イコンに関連づけられた情報を閲覧した時のワークスペ
ースの状態が、スナップ管理手段433に保存される。
次に、過去のワークスペースの状態を検索する例を説明
する。
【0223】ユーザが図32の状態のワークスペースで
作業していると仮定する。この画面520は、「96/07/
25 10:09」に「公開公報」というアイコン526cに関
連づけられた情報を閲覧した後の状態だとする。このワ
ークスペースの識別子は「1」であり、スナップ識別子
は「4」である。クライアントソフト411は、 ( (USER_ID=2) (SNAP_ID=4、CREATE_DATE="96/07/25 10:09" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPER ATION=" 閲覧") ((LINK _ID=1、X=50、Y=100)) ((LINK _ID=1、LINK_TITLE=" 公開公報" 、URL=http://www.pat.ccc/pat?id= H08368297 、MEMO="重要")) ) という情報を保持している。
【0224】ここで、ユーザは、過去のワークスペース
を検索するために、検索を行う期間を「from: 」と「t
o: 」のフィールド523,524に入力し、「履歴表
示」ボタン525をクリックする。「履歴表示」ボタン
525がクリックされると、クライアントソフト411
は、ワークスペース管理手段431に対して、ワークス
ペース識別子が「1」に対応する、指定された期間内
の、過去のワークスペースの状態のリストを要求する。
【0225】ワークスペース管理手段431は、スナッ
プ管理手段433に対して、指定された期間内の、ワー
クスペース識別子が「1」に対応するスナップを問い合
わせる。スナップ管理手段433は、保持している管理
テーブル433a(図26に示す)を参照し、 ( (SNAP_ID=1、CREATE_DATE="96/06/05 13:10" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPER ATION=" 閲覧") (SNAP_ID=4、CREATE_DATE="96/07/25 10:09" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPER ATION=" 閲覧") ) という情報をワークスペース管理手段431に返す。ワ
ークスペース管理手段431は、スナップ管理手段43
3から返された情報を、クライアントソフト411に転
送する。
【0226】クライアントソフト411は、ワークスペ
ース管理手段431から返された情報をもとに、履歴表
示を行う。図35は、履歴表示画面540の例を示す図
である。履歴表示画面540には、指定された履歴情報
に関連付けられている時刻を表示する時刻表示部541
がある。その下に、過去のワークスペースの状態を再現
するウィンドウ542が設けられている。更にその下
に、履歴情報を時系列で表示するウィンドウ543が設
けられている。このウィンドウ543は、ワークスペー
スのスナップが作成された時刻を時間軸上に表示する。
ここでは、「96/06/05 13:10」と「96/07/25 10:09」と
の時刻に、スナップを作成したことを表すアイコン54
3a,543bが表示されている。ユーザは、この2つ
のアイコン543a,543bのどちらかを選択するこ
とで、その時のワークスペースの状態をウィンドウ54
2に表示することができる。
【0227】いま、ユーザが「96/06/05 13:10」に対応
するアイコン543aをクリックしたとする。クライア
ントソフト411は、「96/06/05 13:10」に作成された
スナップを検索するために、ワークスペース管理手段4
31に対して、 (SNAP _ID=1、CREATE_DATE="96/06/05 13:10" 、WS_
ID=1、LINK_ID=1、OPERATION=" 閲覧") という情報と、スナップの要求を送信する。
【0228】ワークスペース管理手段431は、アイコ
ン管理装置435に対しスナップ識別子が「1」に対応
するアイコン情報を要求する。アイコン管理装置435
は、 ((LINK_ID=1、X=50、Y=100)) という情報をワークスペース管理手段431に返す。
【0229】ワークスペース管理手段431は、リンク
情報管理手段434に対して、リンク識別子が「1」に
対応するリンク情報を要求する。リンク情報管理手段4
34は、 ((LINK _ID=1、LINK_TITLE=" 公開公報" 、URL=http:
//www.pat.ccc/pat?id=H08368297 、MEMO="重要")) という情報をワークスペース管理手段431に返す。
【0230】ワークスペース管理手段431は、 ( (SNAP_ID=1、CREATE_DATE="96/06/05 13:10" 、WS_ID=1、LINK_ID=1、OPER ATION=" 閲覧") ((LINK _ID=1、X=50、Y=100)) ((LINK _ID=1、LINK_TITLE=" 公開公報" 、URL=http://www.pat.ccc/pat?id= H08368297 、MEMO="重要")) ) という情報をクライアントソフト411に返す。
【0231】クライアントソフト411は、この情報に
基づいて、図35のウィンドウ542に過去のワークス
ペースの状態を再現する。図36は、過去(96/06/05 1
3:10)のワークスペースを再現した画面を示す図であ
る。この画面540では、「96/06/05 13:10」に対応す
るアイコンが選択されたことを表すために「96/06/05 1
3:10」に対応するアイコン543aが灰色に表示されて
いる。また、時刻表示部541には、選択されたアイコ
ン543aに対応する時刻が表示されている。そして、
ウィンドウ542には、「96/06/05 13:10」の時点のワ
ークスペースが表示されており、この例では「公開公
報」のアイコン542aが表示されている。
【0232】同様に「96/07/25 10:09」に対応するアイ
コンをクリックすると、その時のワークスペースが表示
される。図37は、過去(96/07/25 10:09)のワークス
ペースを再現した画面を示す図である。この画面540
では、「96/07/25 10:09」に対応するアイコン543b
が灰色に表示され、時刻表示部541には、選択された
アイコン543bに対応する時刻が表示されている。そ
して、ウィンドウ542には、「96/07/25 10:09」の時
点のワークスペースが表示されており、この例では「公
開公報」のアイコン542bが表示されている。
【0233】次に、過去のワークスペースの状態を検索
し、過去のワークスペース上のアイコンを閲覧すること
で、過去に閲覧した情報を再閲覧する例を説明する。図
37では、「公開公報」のアイコン542aが灰色に表
示されている。これは、このアイコンが閲覧されたため
に、スナップが保存されたことを表している。複数のア
イコンがワークスペース上に存在する場合は、1つのア
イコンだけが灰色に表示される。そこで、ユーザは、こ
の情報を再閲覧するために、このアイコン542aをダ
ブルクリックする。
【0234】灰色のアイコン542aがダブルクリック
されると、クライアントソフト411は、データ中継装
置420に対して、アイコンに関連づけられた情報の名
前と、そのスナップが作成された時間と、名前に対応す
るデータの要求を送信する。例えば、以下のような情報
が送信される。 データ中継装置420は、第4の実施の形態と同様の方
法で、履歴保持手段425が保持する履歴を検索し、ク
ライアントソフト411に対してデータ「HTML文書
4」を返す。ここでは、履歴保持手段425は図33に
示した情報を保持しているとする。
【0235】クライアントソフト411は、データ中継
装置420から返されたデータ「HTML文書4」を表
示する。図38は、「HTML文書4」を再閲覧する画
面を示す図である。アイコン542aがダブルクリック
されたことにより、閲覧表示用画面550が新たに表示
される。閲覧表示用画面550には、URL表示部55
1と文書の内容を表示するウィンドウ552とが設けら
れている。ウィンドウ552には、「HTML文書4」
の内容が表示されている。
【0236】同様に、図37に示される過去のワークス
ペースで、「公開公報」のアイコン542bをダブルク
リックすると、クライアントソフト411からデータ中
継装置420へ、 という情報とデータの要求が送信され、データ中継装置
420からクライアントソフト411へデータ「「HT
ML文書5」が返される。
【0237】クライアントソフト411は、データ中継
装置420から返されたデータ「HTML文書5」を表
示する。図39は、「HTML文書5」を再閲覧する画
面を示す図である。この閲覧表示用画面560には、U
RL表示部561と文書の内容を表示するウィンドウ5
62とが設けられている。ウィンドウ562には、「H
TML文書5」の内容が表示されている。
【0238】図38と図39とでは、審査請求の部分が
異なっている。図38と図39に表示される内容が異な
るのは、時刻「96/06/05 13:10」と時刻「96/07/25 10:
09」の間に、サーバ「www.pat.ccc 」上で、URL 「htt
p://www.pat.ccc/pat?id=H08368297 」に対応するデー
タが更新されたためである。
【0239】このようにして、過去のワークスペースを
再現し、過去に閲覧した情報を再閲覧することが可能に
なる。しかも、過去のワークスペースを再現した際に、
過去に参照した時と同じ名前で表示されるため、変更前
と変更後との文書の関係が不明になることがない。
【0240】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ネット
ワークと情報端末装置との間でデータの中継を行うデー
タ中継装置に、過去のデータ要求に関する情報を履歴情
報として保持した。
【0241】これによって、クライアントソフトやその
動作する環境、サーバ等に依存しない履歴情報を蓄え、
任意のクライアントソフトから履歴情報を利用すること
ができる。
【0242】また、ネットワークと情報端末装置とのア
クセスを直接行わないので、不正アクセスの危険性およ
びネットワークの付加を減少させることができる。ま
た、中継したデータを時刻情報と対応付けて履歴情報と
して保持するようにしたため、データ利用手段を操作す
るユーザは、取得したデータの内容が変更されていて
も、過去にデータを閲覧した時刻を指定することによ
り、変更前のデータを取得することができる。
【0243】また、本発明のサーバでは、他の情報端末
装置に提供したデータを、時刻情報と対応付けて履歴情
報として保持するようにしたため、情報端末装置からア
クセスするユーザは、提供を受けたデータの内容が変更
されていても、過去にデータの提供を受けた時刻を指定
することにより、変更前のデータを取得することができ
る。
【0244】また、本発明の情報端末装置では、サーバ
から取得したデータを、時刻情報と対応付けて履歴情報
として保持するようにしたため、この情報端末装置を使
用するユーザは、過去にデータを取得した時刻を指定す
ることにより、取得したデータの内容が変更されていて
も、変更前のデータを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図3】第1の実施の形態のデータ中継装置のデータ中
継の手順を示すフローチャートである。
【図4】履歴付データを閲覧するクライアントソフト画
面の一例を示す図である。
【図5】図4に示したクライアントソフト画面から「デ
ータB」を呼び出した画面を示す図である。
【図6】図5に示したクライアントソフト画面から「デ
ータC」を呼び出した画面を示す図である。
【図7】履歴付データを閲覧するクライアントソフト画
面の別の一例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図9】第2の実施の形態のデータ中継装置のデータ中
継の手順を示すフローチャートである。
【図10】履歴不要条件の一例を示す図である。
【図11】第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】サーバが保持するデータテーブルの例を示す
図である。
【図13】履歴保持手段が保持するテーブルの例を表
す。
【図14】第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図15】閲覧用画面を示す図である。
【図16】「HTML文書1」の内容を表示する閲覧用
画面を示す図である。
【図17】「HTML文書3」の内容を表示する閲覧用
画面を示す図である。
【図18】履歴保持手段155に格納されている履歴情
報を示す図である。
【図19】検出された情報を受け取った後の履歴表示用
画面を示す図である。
【図20】「HTML文書1」を表示する履歴表示用画
面を示す図である。
【図21】「HTML文書3」を表示する履歴表示用画
面を示す図である。
【図22】第5の実施の形態を示すブロック図である。
【図23】第6の実施の形態を示すブロック図である。
【図24】ワークスペース管理手段が保持する管理テー
ブルの例を示す図である。
【図25】ユーザ管理手段が保持する管理テーブルの例
を示す図である。
【図26】スナップ管理手段が保持する管理テーブルの
例を示す図である。
【図27】リンク情報管理手段が保持する管理テーブル
の例を示す図である。
【図28】アイコン管理手段が保持する管理テーブルの
例を示す図である。
【図29】ログイン画面を示す図である。
【図30】ワークスペース情報の画面を示す図である。
【図31】ホームワークスペースの画面を示す図であ
る。
【図32】「特許」のワークスペースの表示画面を示す
図である。
【図33】履歴保持手段が保持する管理テーブルの例を
示す図である。
【図34】「HTML文書5」を閲覧しているクライア
ント画面を示す図である。
【図35】履歴表示画面の例を示す図である。
【図36】過去(96/06/05 13:10)のワークスペースを
再現した画面を示す図である。
【図37】過去(96/07/25 10:09)のワークスペースを
再現した画面を示す図である。
【図38】「HTML文書4」を再閲覧する画面を示す
図である。
【図39】「HTML文書5」を再閲覧する画面を示す
図である。
【図40】従来のプロキシサーバの動作環境を説明する
図を示す。
【図41】従来のプロキシサーバの動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 情報端末装置 2 データ中継装置 2a 履歴情報保持手段 2b データ取得手段 2c データ出力手段 3 ネットワーク 4 サーバ 4a データ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上のサーバと情報端末装置
    との間でデータの中継を行うデータ中継装置において、 前記情報端末装置の過去のデータ要求に関する履歴情報
    を保持しており、前記情報端末装置から新たなデータ要
    求を入力されると前記データ要求に関する情報を履歴情
    報として追加する履歴情報保持手段と、 前記データ要求に応じて前記ネットワーク上のサーバに
    アクセスし、要求のあったデータを取得するデータ取得
    手段と、 前記データ取得手段にて取得したデータと前記履歴情報
    とを前記データ要求を入力した前記情報端末装置に出力
    するデータ出力手段と、 を有することを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】 前記データ取得手段にて取得したデータ
    に前記履歴情報を付加して履歴付データを作成するデー
    タ作成手段を更に有し、前記データ出力手段は前記履歴
    付データを前記情報端末装置に出力することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ中継装置。
  3. 【請求項3】 前記データ取得手段は、前記情報端末装
    置のデータ要求に応じてネットワーク上のサーバから取
    得したデータを保持するデータ保持手段と、前記データ
    要求があった際に前記履歴情報から前記データ要求と合
    致するものを検索し、合致するものがなかった場合には
    前記ネットワーク上のサーバにデータを要求し、合致す
    るものがあった場合には前記データ保持手段にデータを
    要求する要求処理手段とを含むことを特徴とする請求項
    1記載のデータ中継装置。
  4. 【請求項4】 前記履歴情報保持手段は、前記データ要
    求に関する情報を履歴情報として追加する際、前記履歴
    情報と追加する情報とを照合し、同一情報が存在する場
    合には、前記履歴情報のカウントを増やすことで追加に
    代えることを特徴とする請求項1記載のデータ中継装
    置。
  5. 【請求項5】 前記データ作成手段は、前記データ取得
    手段にて取得したデータに前記履歴情報と前記履歴情報
    の示すデータへのリンク情報を付加して前記履歴付デー
    タを作成することを特徴とする請求項2記載のデータ中
    継装置。
  6. 【請求項6】 前記履歴情報保持手段は、前記履歴情報
    としてユーザ情報を含んだ情報を保持することを特徴と
    する請求項1記載のデータ中継装置。
  7. 【請求項7】 前記データ取得手段にて取得したデータ
    に前記履歴情報のうち前記データ要求を入力したユーザ
    の履歴情報のみを付加して履歴付データを作成するデー
    タ作成手段を更に有し、前記データ出力手段は前記履歴
    付データを前記情報端末装置に出力することを特徴とす
    る請求項6記載のデータ中継装置。
  8. 【請求項8】 履歴不要条件を保持しており、取得した
    データが前記履歴不要条件に合致するか否か判断する条
    件管理手段を更に有し、前記データ作成手段は前記条件
    管理手段の判断結果が合致でない場合にのみ履歴付デー
    タを作成することを特徴とする請求項2記載のデータ中
    継装置。
  9. 【請求項9】 要求して得たデータを利用するデータ利
    用手段と保持するデータを要求に応じて供給するデータ
    供給手段との間でデータの中継を行うデータ中継装置に
    おいて、 中継したデータの履歴情報を保持する履歴保持手段と、 データ利用手段からデータ取得要求を受け取ると、前記
    データ取得要求がデータの中継要求か履歴情報の取得要
    求かを解析し、前記データ取得要求がデータの中継要求
    の場合には、前記データ取得要求からデータの名前を抽
    出し、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合
    には、前記データ取得要求からデータの名前と時刻情報
    とを抽出する要求解析手段と、 前記データ取得要求がデータの中継要求の場合には、前
    記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当するデー
    タをデータ供給手段に要求し、要求に応じてデータ供給
    手段から送られてきたデータを受けとるデータ要求手段
    と、 前記データ取得要求がデータの中継要求の場合には、前
    記データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、
    及びデータ中継処理を行った時刻の時刻情報を対応づけ
    て履歴情報として前記履歴保持手段に格納すると共に、
    前記データ要求手段が受け取ったデータを出力データと
    し、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情
    報とに適合する履歴情報を前記履歴保持手段から検索
    し、検出された履歴情報に含まれるデータを出力データ
    とする履歴管理手段と、 前記データ取得要求の出力元であるデータ利用手段に対
    し、前記履歴管理手段が特定した出力データを出力する
    出力手段と、 を有することを特徴とするデータ中継装置。
  10. 【請求項10】 前記データ要求手段は、データ供給手
    段からデータの内容とデータを最後に更新した最終更新
    日とが送られてきた場合には、データの内容と最終更新
    日との双方を受け取り、 前記履歴管理手段は、最終更新日を履歴情報に含めて、
    前記データ要求手段が受け取ったデータの履歴情報を前
    記履歴保持手段に格納する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  11. 【請求項11】 前記要求解析手段は、前記データ取得
    要求に履歴をとらない旨の指定が含まれるか否かをも解
    析し、 前記履歴管理手段は、前記データ取得要求がデータの中
    継要求であり、且つ履歴をとらない旨の指定が含まれて
    いない場合にのみ、前記データ要求手段が受け取ったデ
    ータの履歴情報を前記履歴保持手段に格納する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  12. 【請求項12】 前記履歴管理手段は、前記データ取得
    要求が履歴情報の取得要求であるが、前記要求解析手段
    が抽出したデータの名前と時刻情報とに適合する履歴情
    報が前記履歴保持手段に保持されていない場合は、保持
    しない旨の情報を出力データとする、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  13. 【請求項13】 前記履歴管理手段は、前記データ取得
    要求が履歴情報の取得要求であるが、前記要求解析手段
    が抽出したデータの名前と時刻情報とに適合する履歴情
    報が前記履歴保持手段に保持されていない場合には、前
    記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当する履歴
    情報の中で、時刻情報が最も近い履歴情報に含まれるデ
    ータを出力データとする、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  14. 【請求項14】 前記データ要求手段は、適合する履歴
    情報が無い旨の情報を受け取った場合にも、前記要求解
    析手段が抽出したデータの名前に該当するデータをデー
    タ供給手段に要求し、要求に応じてデータ供給手段から
    送られてきたデータの受け取りを行い、 前記履歴管理手段は、前記データ取得要求が履歴情報の
    取得要求であるが、前記要求解析手段が抽出したデータ
    の名前と時刻情報とに適合する履歴情報が前記履歴保持
    手段に保持されていない場合には、前記データ要求手段
    に対して適合する履歴情報が無い旨の情報を渡す、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  15. 【請求項15】 前記要求解析手段は、前記データ取得
    要求がデータの中継要求の場合には、前記データ取得要
    求からデータの名前と要求出力時刻とを抽出し、 前記履歴管理手段は、前記データ取得要求がデータの中
    継要求の場合には、前記要求解析手段が抽出した要求出
    力時刻を時刻情報として、前記データ要求手段が受け取
    ったデータの履歴情報を前記履歴保持手段に格納する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  16. 【請求項16】 前記要求解析手段は、前記データ取得
    要求から、ユーザ名、ホスト名、仕事名、部署名、グル
    ープ名のうちの少なくとも1つを含むコンテキスト情報
    を抽出し、 前記履歴管理手段は、前記データ取得要求がデータの中
    継要求の場合には、コンテキスト情報を履歴情報に含め
    て、前記データ要求手段が受け取ったデータの履歴情報
    を前記履歴保持手段に格納する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  17. 【請求項17】 前記要求解析手段は、ネットワークを
    介して接続されたコンピュータ上で機能しているデータ
    利用手段からのデータ取得要求を受け取り、 前記データ要求手段は、ネットワークを介して接続され
    たサーバであるデータ供給手段に対してデータの要求を
    行い、 前記データ出力手段は、ネットワークを介して接続され
    たデータ利用手段へ出力データを出力する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  18. 【請求項18】 前記要求解析手段は、データ利用手段
    から、履歴情報の検索要求を受け取った場合には、前記
    検索要求から検索条件を抽出し、 前記履歴管理手段は、前記要求解析手段が抽出した検索
    条件に従って、前記履歴保持手段が保持する履歴情報の
    検索を行い、 前記出力手段は、前記履歴管理手段が検出した履歴情報
    を、前記検索要求の出力元であるデータ利用手段に対し
    て出力する、 ことを特徴とする請求項9記載のデータ中継装置。
  19. 【請求項19】 要求して得たデータを利用するデータ
    利用手段と保持するデータを要求に応じて供給するデー
    タ供給手段との間でデータの中継を行うデータ中継装置
    において、 中継したデータの履歴情報を保持する履歴保持手段と、 データ利用手段からデータ取得要求を受け取ると、前記
    データ取得要求がデータの中継要求か履歴情報の取得要
    求かを解析し、前記データ取得要求がデータの中継要求
    の場合には、前記データ取得要求からデータの名前を抽
    出し、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合
    には、前記データ取得要求からデータの名前と識別子と
    を抽出する要求解析手段と、 前記データ取得要求がデータの中継要求の場合には、前
    記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当するデー
    タをデータ供給手段に要求し、要求に応じてデータ供給
    手段から送られてきたデータを受けとるデータ要求手段
    と、 前記データ取得要求がデータの中継要求の場合には、前
    記データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、
    及びデータの内容を識別する識別子を対応づけて履歴情
    報として前記履歴保持手段に格納すると共に、前記デー
    タ要求手段が受け取ったデータを出力データとし、前記
    データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前記
    要求解析手段が抽出したデータの名前と識別子とが適合
    する履歴情報を、前記履歴保持手段から検索し、検出さ
    れた履歴情報に含まれるデータを出力データとする履歴
    管理手段と、 前記データ取得要求の出力元であるデータ利用手段に対
    し、前記履歴管理手段が特定した出力データを出力する
    出力手段と、 を有することを特徴とするデータ中継装置。
  20. 【請求項20】 データの格納要求を出力するデータ格
    納要求手段と要求に応じてデータを格納し管理するデー
    タ管理手段との間でデータの中継を行うデータ中継装置
    において、 中継したデータの履歴情報を保持する履歴保持手段と、 データ格納要求手段からデータ格納要求を受け取ると、
    前記データ格納要求からデータとデータの名前とを抽出
    し、データ格納要求手段からデータ取得要求を受け取る
    と、前記データ取得要求からデータの名前と時刻情報と
    を抽出する要求解析手段と、 前記要求解析手段がデータ格納要求を受け取った場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当す
    るデータ管理手段にデータの格納要求を出力するデータ
    出力手段と、 前記要求解析手段がデータ格納要求を受け取った場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータ、データの名
    前、及びデータ中継処理を行った時刻の時刻情報を対応
    づけて履歴情報として前記履歴保持手段に格納し、前記
    要求解析手段がデータ取得要求を受け取った場合には、
    前記要求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情報と
    が適合する履歴情報を、前記履歴保持手段から検索し、
    検出された履歴情報に含まれるデータを出力データとす
    る履歴管理手段と、 前記データ格納要求の出力元であるデータ格納要求手段
    に対し、前記履歴管理手段が特定した出力データを出力
    する出力手段と、 を有することを特徴とするデータ中継装置。
  21. 【請求項21】 他の情報端末装置から送られてくる要
    求に応じて、要求されたデータを送り返すサーバにおい
    て、 ネットワークを介して提供すべきデータを保持するデー
    タ保持手段と、 データ取得要求に応じて提供したデータの履歴情報を保
    持する履歴保持手段と、 情報端末装置からのデータ取得要求が最新データの取得
    要求か前記履歴情報の取得要求かを判断し、前記データ
    取得要求が最新データの取得要求の場合には、前記デー
    タ取得要求からデータの名前を抽出し、前記データ取得
    要求が前記履歴情報の取得要求の場合には、前記データ
    取得要求からデータの名前と時刻情報とを抽出する要求
    解析手段と、 前記データ取得要求が最新データの取得要求の場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータ名に該当するデ
    ータを前記データ保持手段から検索するデータ検索手段
    と、 前記データ取得要求が最新データの取得要求の場合に
    は、前記データ検索手段が検出したデータ、データの名
    前、及びデータの提供処理を行った時刻の時刻情報を対
    応づけて履歴情報として前記履歴保持手段に格納すると
    共に、前記データ検索手段が検出したデータを出力デー
    タとし、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場
    合には、前記履歴保持手段に保持されている履歴情報の
    中から前記データ取得要求から抽出されたデータの名前
    と時刻情報とが適合する履歴情報を、前記履歴保持手段
    から検索し、検出された履歴情報に含まれるデータを出
    力データとする履歴管理手段と、 前記履歴管理手段が特定した出力データを、前記データ
    取得要求を出力した情報端末装置に出力する出力手段
    と、 を有することを特徴とするサーバ。
  22. 【請求項22】 ネットワークを介して接続されたサー
    バ上のデータにアクセスする情報端末装置において、 サーバへのアクセスにより取得したデータの履歴情報を
    保持する履歴保持手段と、 データ取得要求が入力されると、前記データ取得要求が
    サーバへのアクセス要求か履歴情報の取得要求かを解析
    し、前記データ取得要求がサーバへのアクセス要求の場
    合には、前記データ取得要求からデータの名前を抽出
    し、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合に
    は、前記データ取得要求からデータの名前と時刻情報と
    を抽出する要求解析手段と、 前記データ取得要求がサーバへのアクセス要求の場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当す
    るデータをサーバに要求し、要求に応じてサーバから送
    られてきたデータを受けとるデータ要求手段と、 前記データ取得要求がサーバへのアクセス要求の場合に
    は、前記データ要求手段が受け取ったデータ、データの
    名前、及びアクセスを行った時刻の時刻情報を対応づけ
    て履歴情報として前記履歴保持手段に格納すると共に、
    前記データ要求手段が受け取ったデータを出力データと
    し、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合に
    は、前記要求解析手段が抽出したデータの名前と時刻情
    報とに適合する履歴情報を、前記履歴保持手段から検索
    し、検出された履歴情報に含まれるデータを出力データ
    とする履歴管理手段と、 前記履歴管理手段が特定した出力データの内容を表示装
    置の画面に表示する表示手段と、 を有することを特徴とする情報端末装置。
  23. 【請求項23】 サーバとの間でデータの中継を行うと
    共に、中継したデータ、データの名前、及び時刻情報を
    対応づけて履歴情報として保持管理しており、データの
    名前と時刻情報とを含むデータ取得要求に応じて、該当
    する履歴情報に含まれるデータを送り返すデータ中継装
    置を経由して、ネットワークを介して接続されたサーバ
    上のデータにアクセスする情報端末装置において、 サーバ上の最新のデータにアクセスする場合には、デー
    タの名前を指定したデータ取得要求を前記データ中継装
    置に対して出力し、前記データ中継装置が保持している
    履歴情報のデータにアクセスする場合には、データの名
    前と時刻情報とを指定したデータ取得要求を出力する要
    求手段と、 前記データ取得要求に応じて前記データ中継装置から送
    られたデータを受け取るデータ受付手段と、 前記データ受付手段が受け取ったデータを表示装置の画
    面に表示する表示手段と、 を有することを特徴とする情報端末装置。
  24. 【請求項24】 時刻情報を保持する時刻保持手段と、 前記データ取得要求手段が前記データ取得要求を出力し
    た際には、要求したデータの名前と要求を出力した時刻
    の時刻情報とを関連づけて前記時刻保持手段に格納し、
    アクセス時刻取得要求が入力されると、前記時刻保持手
    段に保持された時刻情報を出力するアクセス時刻管理手
    段と、 前記アクセス時刻管理手段が出力した時刻情報を、表示
    装置の画面に表示する時刻情報表示手段と、 を更に有することを特徴とする請求項23記載の情報端
    末装置。
  25. 【請求項25】 サーバとの間でデータの中継を行うと
    共に、中継したデータ、データの名前、及び時刻情報を
    対応づけて履歴情報として保持管理しており、データの
    名前と時刻情報とを含むデータ取得要求に応じて、該当
    する履歴情報に含まれるデータを送り返すデータ中継装
    置を経由して、ネットワークを介して接続されたサーバ
    上のデータにアクセスする情報端末装置において、 サーバ上のデータに関係づけられたアイコンが表示され
    ている作業状態の保存指令があると、保存指令のあった
    時刻の時刻情報と関連づけて、作業状態を示すワークス
    ペースを保存し、ワークスペースの再生指令があると、
    再生指令により指定されたワークスペースにより、過去
    の作業状態を再現するワークスペース制御手段と、 ワークスペース上のアイコンを選択することによって、
    そのアイコンに関係づけられたデータの名前と、ワーク
    スペースに関係づけられた時刻情報とを含むデータ取得
    要求を前記データ中継装置に送信する要求手段と、 前記データ取得要求に応じて前記データ中継装置から送
    られたデータを受け取るデータ受付手段と、 前記データ受付手段が受け取ったデータを表示装置の画
    面に表示する表示手段と、 を有することを特徴とする情報端末装置。
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