JP2001265819A

JP2001265819A - インターネット上の情報検索システム

Info

Publication number: JP2001265819A
Application number: JP2000080234A
Authority: JP
Inventors: Kiyotaka Okawa; 清孝大川; Toru Terada; 徹寺田
Original assignee: Degital Soken Kk
Current assignee: Degital Soken Kk
Priority date: 2000-03-22
Filing date: 2000-03-22
Publication date: 2001-09-28
Also published as: US20010039541A1

Abstract

(57)【要約】【課題】様々なコンピュータ環境にある不特定多数の
検索者が、最新の情報を入手することができる情報検索
システムを提供する。【解決手段】インターネット40を介して接続されたウ
エブサーバー30とクライアント52とを含む情報検索シス
テムであって、ウエブサーバー30は、検索対象物を含む
全体図面データ38を保存する図面データ格納手段と、マ
ークアップ言語で記述された、全体を構成する検索対象
物に関する部品情報36を保存する部品情報格納手段と、
マークアップ言語で記述された、図面データ36に対する
座標データを含む図面情報34を保存する図面情報格納手
段と、部品情報36と図面情報34とを双方向にリンクさせ
る情報リンク手段とを備え、クライアント52は、双方向
リンクされた部品情報36と図面データ36とを同時に表示
する汎用ウエブブラウザ60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者たる検索者
がインターネットを介してサーバー側に格納された検索
対象物の情報をクライアント側で入手することができる
情報検索システムに関する。詳細に述べると、様々なコ
ンピュータ環境にある不特定多数の検索者が、検索対象
物を含む全体の全体表示図面ファイルと検索対象物の部
分情報ファイルとが相互にリンクされた全体表示図面フ
ァイル及び部分情報ファイルのいずれか一方を選択する
ことにより、検索対象物に関する詳細情報をインターネ
ットを介して入手することができる情報検索システムに
関する。なお、全体と部分とは、全体物とその全体物を
構成する一部分といった包含関係を有するものであり、
具体的には、製品とその部品、あるいは地図と地図上の
建造物等を指す。

【０００２】

【従来の技術】この種の検索方法には種々の方法があ
る。図１は、製品の全体表示図面（図中の２ページ目）
と部品情報（図中の３ページ目）が記載されたリストが
紙に印刷された紙印刷物の例を示す。話を簡単にするた
めに、全体（すなわち、製品）が鉛筆であって検索対象
物（すなわち、部品）が鉛筆の「消しゴム」である場合
について、具体的に説明する。

【０００３】例えば、鉛筆の「消しゴム」が消耗する
と、一般需要者たる検索者が新しい「消しゴム」を小売
店で入手するときには、鉛筆の「消しゴム」には様々な
種類のものがあるために、検索者は、その「消しゴム」
が何と言う鉛筆の何と言う品番の「消しゴム」であるか
を特定する必要がある。

【０００４】検索者がどの鉛筆の「消しゴム」であるか
を小売店に問い合わせると、小売店の人がどの鉛筆の
「消しゴム」であるかが分からなければ、鉛筆を製造し
たメーカーに問い合わせる。メーカーでは、小売店から
の情報に基づいて、様々な紙図面及び紙リストが収納さ
れた書庫から該当しそうな鉛筆に関する紙図面及び紙リ
ストを検索する。該当する鉛筆の紙図面及び紙リストが
見つけ出されると、それらと小売店からの「消しゴム」
に関する情報とを照らし合わせる。両者が一致すると
「消しゴム」に関する詳細な情報が小売店を経て検索者
にフィードバックされる。このように、図１に示すよう
な紙印刷物を用いた検索方法には、検索に多大な労力及
び時間を要する、図面及びリストの保管スペースを要す
る、検索者を待機させておく必要がある、紙が劣化して
判読しにくくなる、あるいは検索ミスが起こりやすい等
の問題がある。

【０００５】また、紙印刷物に代る検索方法には、検索
対象物を含む全体の図面と検索対象物の詳細情報とが記
録された、フロッピー（登録商標）ディスク、ＣＤ−Ｒ
ＯＭ、又はＤＶＤ等のコンピュータ用記録媒体を用いる
方法がある。

【０００６】この種の記録媒体を用いた検索方法では、
まず、情報提供者（例えば、鉛筆のメーカー）が、全体
（「消しゴム」を含む鉛筆）の全体図面と鉛筆の各構成
部品（消しゴム、消しゴム、木部及びキャップ）に関す
る情報とが双方向にリンクされたデータが記録されたコ
ンピュータ用記録媒体を製作する必要がある。そして、
検索者は、コンピュータ用記録媒体に記録された情報を
見るための部品検索専用ソフトをコンピューターに予め
導入しておくとともに、コンピュータ用記録媒体を情報
提供者から予め入手しておく。検索者が部品検索専用ソ
フトとコンピュータ用記録媒体とが導入されたコンピュ
ーター端末を立ち上げると、図２に示すように、「消し
ゴム」を含む鉛筆の全体図面と部品情報群とが表示され
る。検索者は、それらが表示されたコンピューター端末
を見ながら、全体図面が表示された図面表示部又は部品
情報群が表示された部品情報表示部のいずれか一方（例
えば、図面表示部での「消しゴム」）をクリックする。
そうすると、それにリンクされた他方（例えば、部品情
報表示部での「消しゴム」）に飛んで、「消しゴム」に
関する詳細な情報が表示される。また、このように、検
索者は、検索対象物、例えば鉛筆の「消しゴム」、に関
する様々な詳細情報をコンピューター端末上で入手する
ことができる。

【０００７】しかしながら、コンピュータ用記録媒体を
用いた検索方法には、検索対象物に関する図面情報及び
部品情報が双方向でリンクされているものの、検索者の
使用している様々な基本ＯＳ（例えば、ＷＩＮＤＯＷＳ
（登録商標）、ＭＡＣ、ＵＮＩＸ（登録商標）又はＬＩ
ＮＵＸ）に対応した部品検索専用ソフトを必要とする、
部品検索専用ソフトが導入されたそのＯＳ環境の中でし
か使用することができない（閉じられたコンピュータ環
境下でしか使用することができない）、コンピュータ用
記録媒体に記録された情報（例えば、価格情報）が変更
されたときには更新情報の記録されたコンピュータ用記
録媒体をその都度作成して譲渡する必要がある、コンピ
ュータ用記録媒体が譲渡された特定の検索者でしか使用
することができない等の問題がある。

【０００８】このように、コンピュータ用記録媒体を用
いた従来の検索システムでは、様々なコンピュータ環境
にある不特定多数の検索者が、最新の情報を容易に入手
することができないという問題がある。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき主たる課題は、様々なコンピュータ環境にあ
る不特定多数の検索者が最新の情報を容易に入手するこ
とができる情報検索システムを提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するために、本発明によれば、以下の構成の情
報検索システムが提供される。

【００１１】すなわち、この情報検索システムは、イン
ターネットを介して相互に接続されて双方向通信可能な
ウエブサーバーとクライアントとを含む、インターネッ
ト上の情報検索システムであって、ウエブサーバーは、
検索対象物を含む全体の図面データを保存するとともに
クライアントからの指示に基づいて図面データをクライ
アントに送出する図面データ格納手段と、独自タグを定
義することができるマークアップ言語で記述された、全
体を構成する検索対象物に関する部品情報を保存すると
ともに、クライアントからの指示に基づいて部品情報を
クライアントに送出する部品情報格納手段と、独自タグ
を定義することができるマークアップ言語で記述され
た、図面データに対する座標データを含む図面情報を保
存するとともに、クライアントからの指示に基づいて図
面情報をクライアントに送出する図面情報格納手段と、
部品情報と図面情報とを双方向にリンクさせる情報リン
ク手段とを備え、クライアントは、双方向リンクされた
上記部品情報と図面データとを同時表示する汎用ウエブ
ブラウザとを備えることを特徴とする。

【００１２】上記構成によれば、検索者がインターネッ
トに接続されたクライアントにおいてウエブブラウザを
立ち上げて、検索対象物を含む全体に関する図面データ
と検索対象物の部品情報とが保存されたサーバーのアド
レス（ＵＲＬ）を入力すると、クライアントが上記ＵＲ
Ｌに該当するサーバーにアクセスする。その結果、検索
対象物を含む全体に関する図面データと全体を構成する
各部品の詳細情報とがウエブサーバーからクライアント
に対して返送・送信される。

【００１３】クライアントの表示画面には、検索対象物
を含む全体の図面と、検索対象物を含む種々の部品がリ
ストアップされた部品情報群とが表示される。全体の図
面からは、図面に表われた部品に関する座標データが自
動読み取りソフト又は手動読み取りにより抽出され、全
体の図面と部品情報群とにおいて表示された検索対象物
は独自タグで定義されたマークアップ言語で双方向にリ
ンクされている。したがって、インターネット上での汎
用ウエブブラウザを使用するクライアントは、全体の図
面と部品情報群の中から所望の検索対象物を検索するこ
とができる。すなわち、検索者は、表示画面を見なが
ら、全体図面又は部品情報群の中からいずれか一方（例
えば、全体図面）の検索対象物をクリックすると、それ
にリンクされた他方（例えば、詳細な部品情報）のアド
レスに飛んで検索対象物に関する詳細な情報（例えば、
名称、色、価格、材質等）が表示される。このように、
様々なコンピュータ環境にある不特定多数の検索者が詳
細な情報を容易に入手することができる。

【００１４】そして、もし検索対象物に関する情報が古
くなれば、情報提供者がウエブサーバーに保存された情
報を変更することにより、直ちに最新のデータに変更す
ることができる。このように、様々なコンピュータ環境
にある不特定多数の検索者が、クライアント上で検索対
象物に関する様々な最新の詳細な部品情報を容易に入手
することができる。

【００１５】マークアップ言語としては、ＨＴＭＬ（Hy
pertext Markup Language：ハイパーテキスト・マー
クアップ・ランゲージ）やＳＧＭＬ（Standard Genera
lized Markup Language：スタンダード・ジェネライ
ズド・マークアップ・ランゲージ）があるが、ＸＭＬ
（Extensible Markup Language：エクステンシブル・
マークアップ・ランゲージ）を用いることが好ましい。

【００１６】ＨＴＭＬは、インターネットの利用可能な
クライアントからウエブサーバーにアクセスしたときに
最初に表示される画面、すなわちホームページ、を作成
することを主たる目的にした言語である。この言語は、
タグと呼ばれている一種の命令を使って文書あるいは画
面を構造的に組み立てている。そして、ＨＴＭＬには、
特定のブラウザしか扱えないタグが用いられているため
に異なったウエブブラウザ間でデータ交換することがで
きないといった問題がある。

【００１７】これに対して、ＸＭＬは、ＳＧＭＬの複雑
すぎる部分やあまり利用されない部分を削除してインタ
ーネット上で利用する部分に特化したものである。つま
り、ＳＧＭＬの簡易版と言える。そして、ＸＭＬは、情
報提供者たるユーザーが独自のタグを使ってデータの属
性情報を独自に定義してデータの属性及びデータの内容
を関連づけて記述することができるという拡張性を備え
ている。また、ＸＭＬで記述されたコンテンツは、マイ
クロソフト社及びネットスケープ・コミュニケーション
社が無料で配布するウエブブラウザで表示、閲覧するこ
とができる。したがって、インターネットにおける基本
ОＳが異なったシステム間でもデータ交換を行なうこと
ができる。すなわち、インターネット上で検索する検索
者は、専用検索ソフトを導入することなく、無料の汎用
ウエブブラウザを用いて検索することができる。

【００１８】図面データとしては座標に関する属性を有
しない画像データを用いる。

【００１９】図面データとしては種々の形式の画像デー
タを用いることができるが、インターネットでの通信速
度や現実的な利用可能性を考慮すると、圧縮効率の比較
的高くて座標情報の属性を有しない画像形式のものを用
いることが好ましい。現在では、インターネットでの標
準画像形式であるＧＩＦ形式及びＪＰＥＧ形式の画像形
式を用いることができる。

【００２０】検索者が汎用ウエブブラウザ上で表示され
ている検索対象物を選択すると、検索対象物の表示状態
が視覚的に変化する構成にすることができる。

【００２１】上記構成によれば、検索対象物がウエブブ
ラウザ上で視覚的に強調表示されているので、検索者
は、多くの構成部品が表示されているために見えにくく
なっている全体の図面であっても、所望の検索対象物を
容易に見つけ出すことができる。

【００２２】検索者が検索結果を外部に取り出して利用
することができる外部出力手段をさらに備えることがで
きる。

【００２３】上記構成によれば、汎用ウエブブラウザ上
に表示された検索結果は、ハードディスクやフロッピー
ディスク等の電磁気的記録媒体、あるいはプリンター等
の印刷手段等の外部出力手段により外部に一旦取り出さ
れる。すなわち、検索結果が外部出力手段に保存又は出
力されているので、検索者は、インターネットのオフラ
イン状態で情報検索することができるために、インター
ネットに係る通信コストを節約することができる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る情報検索シ
ステムの実施の形態の一例を、図３〜図１０を参照して
詳細に説明する。

【００２５】図３は、情報検索システムの全体構成を示
すブロック図である。この情報検索システムは、図３に
示すように、情報提供されるオリジナル情報が格納され
たデータベース10と、ウエブ登録情報作成手段20と、所
望の情報が格納されたウエブ（ＷＥＢ）サーバー30と、
インターネット40と、一般需要者たる検索者が利用する
複数のクライアント52，54，56とを備えてなる。ウエブ
サーバー30は、電話回線を介してプロバイダー42を経由
して、インターネット40に接続されており、クライアン
ト52，54，56も、ウエブサーバー30と同様に、電話回線
を介してプロバイダー44を経由してインターネット40に
接続されている。したがって、ウエブサーバー30とクラ
イアント52，54，56とは双方向にデータのやりとりを行
なうことができる。なお、データベース10及びウエブ登
録情報作成手段20は、情報検索システム以外の別のシス
テムに設けることも可能である。

【００２６】データベース10は、検索対象物に関して情
報提供者（例えば、鉛筆メーカー）から直接提供される
図面情報12（後述するように、例えば、鉛筆の図面等）
と部品情報14（後述するように、例えば、鉛筆の消しゴ
ム、芯、キャップ等の情報）とを含んでいる。図面情報
12は、情報提供者から紙の印刷物として提供された図面
や電子カメラなどにより電子情報として取り込まれた画
像データ等である。同様に、部品情報14は、情報提供者
から紙印刷物として提供された部品情報や情報提供者の
独自フォーマットで電子的に記録された部品情報データ
等である。

【００２７】ウエブ登録情報作成手段20は、情報提供者
から提供された図面情報12及び部品情報14に基づいて、
ＧＩＦファイルあるいはＪＰＥＧファイル等のインター
ネット上で利用可能な電子データ、すなわち、ウエブ用
図面データ22と、テキスト形式の部品情報ＸＭＬファイ
ル26を編集加工する。ウエブ用図面データ22に表われた
部品に関する座標データを自動読み取りソフト又は手動
読み取りにより抽出する。そして、ウエブ用図面データ
22の座標データと部品情報ＸＭＬファイル26の部品情報
とを双方向にリンクする図面情報ＸＭＬファイル24を作
成する。そして、ウエブブラウザ60上で利用可能な電子
データとして作成された、ウエブ用図面データ22と部品
情報ＸＭＬファイル26と図面情報ＸＭＬファイル24と
は、ウエブサーバー30上に登録される。そして、もしこ
れらの情報が古くなれば、情報提供者又はウエブサーバ
ー30の管理者がウエブサーバー30に保存された情報を変
更することにより、最新のデータに直ちに変更すること
ができる。

【００２８】ここで、ＸＭＬ（Extensible Markup La
nguage：エクステンシブル・マークアップ・ランゲー
ジ）ファイルとは、ＳＧＭＬの複雑すぎる部分やあまり
利用されない部分を削除してインターネットで利用する
部分に特化したもの、すなわち、ＳＧＭＬの簡易版で記
述されたファイルである。また、ＸＭＬは、図１０に模
式的に図示するように、検索者が独自のタグを使ってデ
ータの属性情報（例えば、全体名、図番、名称、価格
等）を独自に定義してデータ属性とデータ内容とを関連
づけてテキスト形式で記述することができるという拡張
性を有している。そして、マイクロソフト社及びネット
スケープ・コミュニケーション社が無料で配布する汎用
ウエブブラウザで表示、閲覧することができる。したが
って、ＸＭＬで作成された内容は、テキストエディタで
編集することができるとともに、インターネットにおけ
る基本ОＳが異なったシステム間でもデータ交換するこ
とができるという特長を備えている。

【００２９】ウエブサーバー30は、演算処理や各部の制
御やデータの入出力制御等を行なうＣＰＵ等から構成さ
れる情報処理手段32とハードディスク等の電磁的記録手
段33とを備え、いわゆるＵＮＩＸワークステーションや
ＷＩＮＤＯＷＳＮＴ等の種々の基本ＯＳで構成されて
いる。ハードディスク33には、ウエブ用図面データ38、
部品情報ＸＭＬファイル36、及び図面情報ＸＭＬファイ
ル34が格納されている。それとともに、ハードディスク
33には、ＸＳＬ、ＪＡＶＡＳＣＲＩＰＴ、ＣＧＩ等の情
報リンク手段としての各種ＸＭＬ処理プログラム39が格
納されている。ＸＭＬ処理プログラム39は、部品情報Ｘ
ＭＬファイル36と図面情報ＸＭＬファイル34とを双方向
にリンクするようにプログラムされている。ウエブ用図
面データ38、部品情報ＸＭＬファイル36及び図面情報Ｘ
ＭＬファイル34の格納されたハードディスク33は、それ
ぞれ、図面データ格納手段、部品情報格納手段及び図面
情報格納手段を形成する。これらのファイルは、必ずし
も同じウエブサーバー30のハードディスクに格納されて
いる必要はなく、異なったウエブサーバー30のハードデ
ィスクに格納されてもよい。

【００３０】複数のクライアント52，54，56は、いずれ
も不図示である、ＣＰＵ等から構成されて演算処理や各
部の制御やデータの入出力制御等を行なう情報処理手段
と、ハードディスク等の電磁的記録手段と、ＣＲＴディ
スプレーや液晶ディスプレー等の表示手段と、プリンタ
ー等の外部出力手段とを備える。そして、クライアント
52，54，56は、それぞれ、いわゆるＷＩＮＤＯＷＳ９
５、９８又は２０００といった種々の異なった基本ＯＳ
で構成されている。ハードディスク33には、インターネ
ット・エクスプローラやネットスケープ・ナビゲーター
等の汎用ウエブブラウザ60を表示するために必要な各種
の処理プログラムが格納されている。したがって、基本
ＯＳの異なった様々なコンピュータ環境にある不特定多
数の検索者が、ウエブサーバー30にアクセスして所望の
情報を汎用ウエブブラウザ60上で検索することができ
る。

【００３１】次に、図４〜図９を参照して、検索対象物
に関して情報提供者から情報提供されてから、本発明の
情報検索システムを用いて情報検索するまでの一連の処
理手順について説明する。

【００３２】図４は、図３の情報検索システムを用い
て、検索対象物としての「消しゴム」について情報検索
したときに、インターネット・エクスプローラやネット
スケープ・ナビゲーター等の汎用ウエブブラウザ60上に
表示される表示画面を示している。ウエブブラウザ60
は、その上部にメニュー表示部が表示されるとともに、
略左半分に表示された部品情報表示部62と、略右半分に
表示された図面表示部64と、メニュー表示部と部品情報
表示部62及び図面表示部64との間に表示された検索結果
表示部66とがそれぞれ表示されるように画面構成されて
いる。メニュー表示部は種々の命令を選択するときに操
作されるものである。部品情報表示部62は、検索対象物
としての「消しゴム」を含む鉛筆を構成する各部品に関
する詳細情報を部品情報群として表示するものである。
図面表示部64は、検索対象物としての「消しゴム」を含
む全体すなわち鉛筆の全体図面を示すためのものであ
り、鉛筆を構成する各部品すなわち消しゴム，消しゴ
ム，木部及びキャップには、それぞれ、001，002，003
及び004の部品番号が付けられている。検索結果表示部6
6は、検索したあとに、検索対象物としての「消しゴ
ム」に関する詳細情報（全体名、図番、名称及び価格
等）を表示するためのものである。

【００３３】図５を参照して、検索対象物に関して情報
提供者から種々の形態で提供される情報を、ウエブサー
バー30上に登録されてインターネット40上で利用可能な
電子情報に加工する方法について説明する。

【００３４】図５は、図３の情報検索システムにおい
て、検索対象物に関する電子データを作成する電子デー
タ作成手順を示すフローチャートである。

【００３５】情報提供者からは種々の形態で情報提供さ
れる（＃１０２）。したがって、情報提供者から提供さ
れる図面情報12及び部品情報14が電子情報ではなくて、
図面情報12及び部品情報14が紙に印刷された紙印刷物で
ある場合（＃１０４）、それらをスキャナー等で読み取
って（＃１０８）、ＧＩＦファイルあるいはＪＰＥＧフ
ァイル等のインターネットで利用可能な電子的な画像デ
ータ又はＸＭＬファイルに編集加工する（＃１１２）。
一方、それらが予めＧＩＦファイルあるいはＪＰＥＧフ
ァイル等の電子的な画像データである場合（＃１１
０）、そのままインターネット上で利用することができ
るが、それらがＤＸＦファイルあるいはＰＩＣＴファイ
ル等のウエブブラウザ上で直接利用することができない
画像データである場合、ＧＩＦファイルあるいはＪＰＥ
Ｇファイル等のインターネットで利用可能な電子的な画
像データに編集加工する（＃１１２）。このようにして
ウエブサーバー30上に登録されてインターネット40上で
利用可能なウエブ用図面データを作成する（＃１１
４）。したがって、インターネット40上で画像データを
短時間で送受信することができる。

【００３６】また、情報提供者から提供される部品情報
14が独自フォーマットで記録された電子的な部品情報デ
ータである場合（＃１１６）、テキストデータに編集加
工する（＃１１８）。編集加工されたテキストデータ
は、ＸＭＬのフォーマットで記述された部品情報ＸＭＬ
ファイル36に加工される（＃１２０）。

【００３７】ウエブ用図面データ22に表われた部品に関
する座標データを自動読み取りソフト又は手動読み取り
により抽出する。そして、ウエブ用図面データ38の座標
データと部品情報ＸＭＬファイル36の部品情報とを相互
にリンクさせる図面情報ＸＭＬファイル34をＸＭＬで作
成する（＃１２２）。ウエブ用図面データ38と部品情報
ＸＭＬファイル36と図面情報ＸＭＬファイル34との３つ
の電子的なデータをウエブサーバー30のハードディスク
33に登録する（＃１２４）。

【００３８】図６〜９を参照して、検索者が、本発明の
情報検索システムを用いて検索対象物に関する詳細情報
を検索する方法について説明する。

【００３９】図６は、図３の情報検索システムにおい
て、ウエブブラウザ60上に表示されるまでの処理手順を
示すフローチャートである。図７は、図６のフローチャ
ートに続いて行なわれる、検索対象物の検索手順を示す
フローチャートである。図８は、図７のフローチャート
に続いて行なわれる、検索対象物の検索手順を示すフロ
ーチャートである。図９は、図７及び８に示す検索を行
なった時の、ウエブブラウザ60上での操作手順を示す説
明図である。（Ａ）及び（Ｂ）は、それぞれ、ウエブブ
ラウザ60上に表示された部品情報表示部及び図面表示部
から検索する手順を示す。

【００４０】検索者は、プロバイダー44を介してインタ
ーネット40に接続されたクライアント52を起動させてメ
インメニュー画面を表示させる。インターネット・エク
スプローラやネットスケープ・ナビゲーター等の汎用ウ
エブブラウザ60を起動させる（＃２０２）と、検索する
ウエブサーバー30のアドレス（ＵＲＬ）を入力すること
が要求される（＃２０４）。検索者が所定のアドレスを
入力すると、インターネット40に接続されたウエブサー
バー30に送信され、現在検索が可能であるか否かについ
てチェックされる（＃２０６）。検索が不可能である場
合、その旨のメッセージが送信される（＃２１６）。検
索が可能である場合、双方向検索するための処理プログ
ラムが送信され、クライアント52で処理されたあとクラ
イアント上で双方向検索ソフトが起動して（＃２０
８）、双方向検索ソフトが汎用ウエブブラウザ60上に表
示される。

【００４１】検索者は、双方向検索ソフトにおいて、
「検索」、「保存」、「印刷」等の各種項目が表示され
たメインメニューの中から「検索」項目を選択したあ
と、「全体別検索」、「部品検索」、「図面検索」等の
項目の中から「全体別検索」を選択し、その「全体別検
索」の中から該当する全体名（例えば、鉛筆）を選択す
る（＃２１０）。この選択情報がウエブサーバー30に送
信されると、ウエブサーバー30は、ハードディスク33に
登録されたデータの中から該当する全体の図面情報ＸＭ
Ｌ34、部品情報ＸＭＬ36及び図面データ38をクライアン
ト52に送信する。その結果、図９の上部に図示されてい
るように、検索対象物を含む全体を構成する各部品の部
品情報及び検索対象物を含む全体の全体図面が、クライ
アント52におけるウエブブラウザ60上の部品情報表示部
62及び図面表示部64にそれぞれ表示される（＃２１
４）。

【００４２】検索者は、ウエブブラウザ60上に表示され
た、部品情報表示部62及び図面表示部64に基づいて、所
望の検索対象物（例えば、鉛筆の「消しゴム」）を検索
する（＃３０２）。

【００４３】ステップ３０４において、検索者は部品情
報表示部62に表示された部品情報群から部品情報を検索
するか否かを判断する。検索者が部品情報群から検索す
ることを選択する（＃３０６）と、図９の左下部に図示
されているように、全体を構成する各種の構成部品がリ
ストアップされた部品情報群の中から検索する部品情報
の箇所をクリックする（＃３０８）。このとき、部品情
報表示部62での該当部品のところが点滅あるいは色が変
化する等の動作する（＃３１２）ことにより、視認しや
すくなる。そして、クライアント52から送信された（＃
３１０）メッセージは、ウエブサーバー30で受信される
（＃３１４）。このメッセージに基づいてＸＭＬ処理プ
ログラム39が実行されて（＃３１６）、部品情報ＸＭＬ
ファイル36の中から選択された部品に関する情報を取得
する（＃３１８）。選択された情報を処理した（＃３２
０）あと、その情報をクライアント52のウエブブラウザ
60上に表示して（＃３２２）、検索者は選択した部品情
報を検索結果表示部66で確認する（＃３２４）。それと
ともに、クライアント52のウエブブラウザ60上での視認
性を向上させるために、図面表示部64に全体の全体図面
を表示させたり（＃３２６）、図面表示部64での該当部
品のところが点滅あるいは色が変化する等の視覚的動作
を行なわせたり（＃３２８）して、部品の検索結果を確
認する（＃３３０）。これらの部品情報を確認した検索
者は、検索を終了する（＃３３２）とともに、検索した
部品情報をクライアント52のハードディスク33やフロッ
ピーディスクに保存したり、プリンター等で印字する
（＃３３４）。したがって、再度同じ検索対象物を検索
するとき、オフライン状態で、すなわち、ハードディス
ク33やフロッピーディスクから呼び出したり、印刷物で
見ることにより情報を検索することができるので、通信
コストを節約することができる。

【００４４】ステップ４０４において、検索者は図面表
示部64から部品情報を検索するか否かを判断する。検索
者が図面表示部64から検索することを選択する（＃４０
６）と、図９の右下部に図示されているように、検索対
象物を含む全体の図面が示された図面表示部64の中から
検索する部品をクリックする（＃４０８）。このとき、
視認しやすくなるように、図面表示部64で該当する部品
が点滅あるいは色が変化する等の動作させる（＃４１
２）。そして、クライアント52から送信された（＃４１
０）メッセージは、ウエブサーバー30で受信される（＃
４１４）。このメッセージに基づいてＸＭＬ処理プログ
ラム39が実行されて（＃４１６）、部品情報ＸＭＬファ
イル36の中から選択された部品に関する情報を取得する
（＃４１８）。選択された情報を処理した（＃４２０）
あと、その情報をクライアント52のウエブブラウザ60上
に表示して（＃４２２）、検索者は選択した部品情報を
確認する（＃４２４）。それとともに、クライアント52
のウエブブラウザ60上での視認性を向上させるために、
図面表示部64に全体を表示させたり（＃４２６）、部品
情報表示部62で該当する部品が点滅あるいは色が変化す
る等の視覚的動作を行なわせたり（＃４２８）して、部
品の検索結果を確認する（＃４３０）。これらの部品情
報を確認した検索者は、検索を終了する（＃４３２）と
ともに、検索した部品情報をクライアント52のハードデ
ィスク33やフロッピーディスクに保存したり、プリンタ
ー等で印字する（＃４３４）。したがって、再度同じ検
索対象物を検索するときに、オフライン状態で、すなわ
ち、ハードディスクやフロッピーディスクから呼び出し
たり、印刷物で見ることにより情報を検索することがで
きるので、通信コストを節約することができる。

【００４５】なお、本実施形態では、検索対象物が鉛筆
の「消しゴム」である場合について説明した。この場
合、全体が鉛筆であり、検索対象物がその全体の一部を
構成する「消しゴム」であるが、その他の全体（例え
ば、電気製品）及びその部品（例えば、電気製品に使用
されるネジ）について適用可能であることは言うまでも
ない。そして、例えば、飲食店、書店あるいは病院等の
店舗又は施設に関する情報と、それらが表示された地図
とがリンクされたものに対しても適用することができ
る。この場合、地図が上記全体に該当し、店舗又は施設
が上記検索対象物に該当する。また、上記実施の形態に
おいては、部品情報表示部と図面表示部とを１つのウエ
ブブラウザで同時に表示しているが、部品情報表示部だ
けを表示したウエブブラウザと図面表示部だけを表示し
たウエブブラウザとを別々の２つのウエブブラウザで表
示することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】紙印刷物によって情報検索する従来の検索方
法を示す説明図である。

【図２】コンピュータ用記録媒体に記録された情報を
部品検索専用ソフトにより検索する従来の検索方法を示
す説明図である。

【図３】本発明の一実施形態に係る情報検索システム
の全体構成を示すブロック図である。

【図４】図３の情報検索システムを用いて情報検索し
たときにウエブブラウザ上に表示される表示画面を示す
図である。

【図５】図３の情報検索システムにおいて、検索対象
物に関する電子データを作成する作成手順を示すフロー
チャートである。

【図６】図３の情報検索システムにおいて、ウエブブ
ラウザ上に表示されるまでの処理手順を示すフローチャ
ートである。

【図７】図６のフローチャートに続いて行なわれる、
検索対象物の検索手順を示すフローチャートである。

【図８】図７のフローチャートに続いて行なわれる、
検索対象物の検索手順を示すフローチャートである。

【図９】図７及び８に示す検索を行なった時の、ウエ
ブブラウザ上での操作手順を示す説明図である。（Ａ）
及び（Ｂ）は、それぞれ、ウエブブラウザ上に表示され
た部品情報表示部及び図面表示部から検索する検索手順
を示す。

【図１０】図４に示したウエブブラウザにおける部品
情報表示部と図面表示部とが双方向にリンクされたＸＭ
Ｌファイルを示す説明図である。

【符号の説明】

10 データベース 12 図面情報 14 部品情報 20 ウエブ登録情報作成手段 22 図面データ 24 図面情報ＸＭＬファイル 26 部品情報ＸＭＬファイル 30 ウエブサーバー 32 情報処理手段 33 ハードディスク 34 図面情報ＸＭＬファイル 36 部品情報ＸＭＬファイル 38 図面データ 39 ＸＭＬ処理プログラム 40 インターネット 42，44 プロバイダー 52，54，56 クライアント 60 ウエブブラウザ 62 部品情報表示部 64 図面表示部 66 検索結果表示部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 12/00 ５４６Ｇ０６Ｆ 12/00 ５４６Ａ 13/00 ５４０ 13/00 ５４０Ｅ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インターネット(40）を介して相互に接
続されて双方向通信可能なウエブサーバー（30）とクラ
イアント(52,54,56)とを含む、インターネット上の情報
検索システムであって、上記ウエブサーバー(30)は、検索対象物を含む全体の図面データ(38)を保存するとと
もにクライアント(52,54,56)からの指示に基づいて該図
面データ(38)をクライアント(52,54,56)に送出する図面
データ格納手段と、独自タグを定義することができるマークアップ言語で記
述された、上記全体を構成する検索対象物に関する部品
情報(36)を保存するとともに、クライアント(52,54,56)
からの指示に基づいて該部品情報(36)をクライアント(5
2,54,56)に送出する部品情報格納手段と、独自タグを定義することができるマークアップ言語で記
述された、上記図面データ(38)に対する座標データを含
む図面情報(34)を保存するとともに、クライアント(52,
54,56)からの指示に基づいて該図面情報(34)をクライア
ント(52,54,56)に送出する図面情報格納手段と、上記部品情報(36)と図面情報(34)とを双方向にリンクさ
せる情報リンク手段とを備え、上記クライアント(52,54,56)は、双方向リンクされた上
記部品情報(36)と図面データ(38)とを同時表示する汎用
ウエブブラウザ(60)とを備えることを特徴とする、イン
ターネット上の情報検索システム。
【請求項２】上記マークアップ言語は、ＸＭＬ（Exte
nsible Markup Language：エクステンシブル・マーク
アップ・ランゲージ）であることを特徴とする請求項１
記載の、インターネット上の情報検索システム。
【請求項３】上記図面データ(38)は座標に関する属性
を有しない画像データであることを特徴とする請求項１
記載の、インターネット上の情報検索システム。
【請求項４】検索者が汎用ウエブブラウザ(60)上で表
示される検索対象物を選択するときに、検索対象物の表
示状態が視覚的に変化することを特徴とする請求項１記
載の、インターネット上の情報検索システム。
【請求項５】検索者が検索結果を外部に取り出して利
用することができる外部出力手段をさらに備えることを
特徴とする請求項１記載の、インターネット上の情報検
索システム。