JPH10104899A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10104899A
JPH10104899A JP8260785A JP26078596A JPH10104899A JP H10104899 A JPH10104899 A JP H10104899A JP 8260785 A JP8260785 A JP 8260785A JP 26078596 A JP26078596 A JP 26078596A JP H10104899 A JPH10104899 A JP H10104899A
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bin
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sheets
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JP8260785A
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Munesuke Natsume
宗祐 夏目
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列搬送方式の画像形成装置において奥側搬
送路のシートを取出やすくすること、及び各搬送路から
排出されたシート束ともステープル処理、パンチ穴明け
処理が行えるよう工夫すること。 【解決手段】 2つの搬送路によって画像形成されたシ
ートは異なった段のビンに排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列して給紙され
る複数の記録シートに同時に画像を形成することができ
る複写機やレーザプリンタなど画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、特にデジタル複写機の分野におい
ては、その普及に連れて、多くの枚数のコピーを短時間
で達成するため高速処理の要請がある。このような複写
機の高速処理化を実現するためには、特に内部の機械的
部分の動作、例えば、感光体ドラムの回転や転写紙の搬
送動作を高速化する必要があるが、印字精度やペーパー
ハンドリングの観点からこのような機械的部分の高速化
にも限界がある。
【0003】そこで、例えば、特開平2−24673号
公報には、複数枚の転写紙を並行して転写部に供給し、
これにより同じ画像を複数枚の転写紙に同時に形成する
複写機が開示されている。図17はそのような並列転写
可能な複写機の概要を示す斜視図である。図中、510
は給紙部、520は転写部である。感光体ドラム501
は図示しないレーザ光学系の走査によって2つの画像が
並列して書き込まれる一方、給紙部510の給紙ローラ
513a、513bにてカセット511から繰り出され
た2枚の転写紙512a、512bが、タイミングロー
ラ514によって感光体ドラム501への画像形成動作
と同期して搬送ベルト521を通じて転写位置中まで並
行搬送される。
【0004】転写位置Pにおいて搬送ベルト521下方
に設置された転写チャージャ522の電荷により、感光
体ドラム505表面に形成されたトナー像が、当該転写
紙512a、512b上に転写され、図示しない定着装
置により定着される。これにより一回の複写動作で、同
時に2枚の転写紙への複写が可能になるので、無理なく
処理速度を倍加することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の複写
機において手前側搬送路でコピーしたシートと奥側搬送
路でコピーしたシートのいずれとも同一の排紙トレーに
排出するのが一般的であるが、その場合、奥側のシート
が手前側シートと並んでその奥側に位置している関係
上、トレイからの取出し作業が手前側のシートに比べて
やりづらいという作業上の課題がある。
【0006】加えて、排紙部としてステープルやパンチ
機能付きのソータが設けられた複写機においては、ステ
ープル部やパンチ部がソータの手前側に偏在させて設け
られているために奥側に排出したシートはステープル処
理やパンチ処理を行うことができないといった課題があ
る。本発明は、上記諸点に鑑み、奥側搬送を通じて排出
されたシートであっても取出し易く、またステープル処
理やパンチ処理に際しても上記のような支障のない排出
制御を実現した画像形成装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る画像形成装置は、N枚のシートを並行搬送
可能なN個の搬送手段と、並行搬送される複数のシート
に対して並列的に画像形成可能な画像形成手段と、画像
形成手段よりもシート搬送方向前方に設けられ、画像形
成完了済みシートを積載するビンを複数段有したソータ
と、異なった搬送手段を搬送されるシートは異なった段
のビンに排出するよう排出ビンの切換えを制御する制御
手段と、を備えていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、デジタル複写機を例にして説明する。 (1)デジタル複写機全体の構成 図1は、本発明に係るデジタル複写機(以下、単に「複
写機」という。)の全体の構成を示す図である。
【0009】当該複写機は、大きく分けて原稿画像を読
み取るイメージリーダ部10と、このイメージリーダ部
10で読み取った画像を再現するプリンタ部20とから
なる。イメージリーダ部10は複写機筐体1内に設けら
れたスキャナー11と筐体1の上部に後方へ開閉可能に
設けられた原稿自動送り装置(以下、ADFという。)
12とからなる。
【0010】ADF12は、原稿載置台121に積載さ
れた原稿を繰出しローラ122、搬送ベルト123によ
って複写機筐体1上面のプラテンガラス13に沿って読
取位置まで搬送し、読取後再び当該原稿を搬送ベルト1
23等を通じて搬送し排紙部124に排出する構成であ
る。前記原稿載置台121には原稿検出センサ125が
設けられ、載置台121上における原稿の存在の有無を
検出している。繰り出しローラ122の前方には原稿の
通過を検出する通過センサ126が設けられている。こ
のセンサ126の通過信号をカウントすることにより原
稿の通過枚数を知ることができる。
【0011】スキャナ11は、モータMによって副走査
方向に走査されつつ、露光ランプ111にてプラテンガ
ラス13上の読取位置にある原稿を照射し、原稿からの
反射光をロッドレンズアレー112で集光し、CCDイ
メージセンサ113に入射することにより、前記原稿の
読取りを行う。CCDイメージセンサ113から出力さ
れる読取信号は画像処理回路114でデジタル処理、シ
ェーディング補正等所定の処理をされた後、露光ユニッ
ト202のレーザダイオード駆動信号として出力され
る。
【0012】尚、スキャナ11の副走査を邪魔しない箇
所には原稿サイズを検出するセンサ(図外)が設けられ
ている。プリンタ部20は感光体ドラム201の周囲に
露光ユニット202、帯電チャージャ203、現像器2
04、転写チャージャ205等が配され、静電複写方式
で画像形成を行うものであるが、本複写機においては図
2に示すように2枚のシートS1、S2に同時並びに個
別的に画像形成をできるように帯電チャージャ、現像
器、転写チャージャは夫々2個ずつ設けてある。
【0013】露光ユニット202はレーザダイオード2
06、コリメータレンズ207、ポリゴンミラー20
8、fθレンズ209等からなり、画像処理回路114
から出力されるレーザダイオード駆動信号によってレー
ザダイオードを光変調し、ポリゴンミラー208の回転
によって感光体ドラム201上に原稿画像の静電潜像を
形成する。この像は現像器204を通過するときトナー
像に顕像化され、タイミングローラ210によって感光
体ドラム201の回転とタイミングを合わせて搬送され
てくる転写シートS1(S2)上に転写される。転写シ
ートS1、S2はそのまま定着部211へ供給されトナ
ー像の定着がなされる。
【0014】前記転写シートS1(S2)は複写機筐体
一側に挿設されたカセット220、230、240のい
ずれかから繰出しローラ221、231、241、シー
ト搬送路222a、bを通じてタイミングローラ210
の位置まで搬送され待機している。いずれのカセットか
ら転写シートの繰出しを行うかは、スキャナの近傍に設
けたサイズ検出センサの検出結果及び操作パネルを通じ
て指定された変倍率若しくはシートサイズの指定等に基
づいて制御部が決定する。
【0015】図3(a)(b)は上記カセット220、
230、240の構成を示している。カセット220及
び230はA5サイズ、A4サイズの転写シートを2列
収納できるようにカセット中央に仕切板225(23
5)が設けられている。繰出しローラ221a、b(2
31a,b)はカセット220(230)が挿入される
複写機筐体1内に設けられるものであるが、その各々は
別の駆動機構(図外)に連結されていて、個別に駆動さ
れる構成となっている。残りのカセット240は図4
(b)のように一束のB4サイズの転写シートを収納す
る公知の構成である。
【0016】次に定着部211よりシート排出方向にあ
る複写機筐体1の一側には、ソータ250が設けられて
いる。ソータ250は、ソータ機枠251内に図4に示
すように上下に多段に配されたビン252…と、定着部
211を通過した定着済シートをいずれのビン252…
に排出するかの通路の切替えを行う切換爪253…と、
切換爪253…位置を通過したシートをビンまで搬送す
る駆動ローラ254…と図5に示すようにソータ250
の手前側近くのビン一側に設けられたステープルユニッ
ト255等からなっている。
【0017】前記各段の切換爪253…はシート2枚が
併送されてきた場合に対処するために、シート搬送路2
22a,222bの延長路相当部位に一対(253a,
253b)ずつ設けられている(図5参照)。各ビン2
52…はいずれの搬送路222a,bを搬送されてきた
シートをも排紙できるよう幅広のものが用いられている
と共に、ビン奥側端には図6に示すように段差部256
…が連出されている。この段差部256…はステープル
処理されたシートを収容するために使用される。また、
各ビン252…には図6にみられるように切換爪に近い
端縁に切欠き252a…が、切欠き252a…より排紙
方向に多少離間して溝252b…が形成されている。切
欠き252a…は整合バー257の移動を許容する空間
を確保するものであり、溝252b…は退避バー258
の移動を許容する空間を確保するものである。
【0018】整合バー257は断面L字形をした長尺体
でその上下両端が、最上段ビン252より上方において
一対のプーリ261a,261b間に張設されたタイミ
ングベルト262と、最下段ビン252より下方におい
て一対のプーリ263a,263b間に張設されたタイ
ミングベルト264とに夫々ブラケット265、266
を介して取着されている。取着構造は図7に上面視で示
すように整合バー257のL字形の一端をブラケット2
65、266に回転自在に支着した構造である。そし
て、下側タイミングベルト264のブラケット266に
設けた整合バー退避揺動モータ267と整合バー257
とを軸結し、該モータ267を駆動することにより整合
バー257を図7に実線で示した起立状態と破線で示し
た退避状態に切り換え可能に構成してある。また、下側
タイミングベルト264が巻回された一方のプーリ26
3bには整合モータ268が軸結されていて、該モータ
268の正逆転駆動により整合バー257を各ビン25
2…の切欠き252a…の範囲内において図7に示すa
方向(ソータ手前側へ移動する方向)とそれと反対方向
(b方向)に移動できる構成としてある。
【0019】退避バー258は長さが整合バー267と
略同一で、整合バーに対してと同様な位置関係で配設さ
れた上下タイミングベルト271、272にブラケット
273、274を介して取付けられている。退避バー2
58のブラケットへの取付けは整合バー257と異な
り、回転不能に固定されている。前記下側タイミングベ
ルト272が巻架された一方のプーリ275には用紙退
避モータ276が軸結されていて、それの正逆転駆動に
より、各ビン252…の溝252b…の範囲内において
a方向及びb方向に移動できる構成としてある。
【0020】ソータ250の手前側の機枠内には図4に
示すように上下一対のプーリ281、282間にタイミ
ングベルト283が張設され、該ベルト283の一箇所
にステープルユニット255が取着されている。下方の
プーリ282にはステープルモータ284が連結され、
該モータの駆動によってステープルユニット255を1
段目のビン位置、2段目のビン位置…というようにビン
単位で上下移動できる構成とされている。ステープルユ
ニット255はそれが位置するビンに排出されたシート
に対してステープル処理するもので、この構成自体公知
のものなので、説明は省略する。
【0021】次に、上記複写機内部に設置されている制
御系の構成を図8、図9のブロック図により説明する。
制御系は、全部で8個のCPU401〜408を中心に
構成され、各CPU401〜408には、それぞれのC
PUにおける制御プログラムを格納したROM411〜
418、および各プログラム実行時のワークエリアとな
るRAM421〜428が設けられている。
【0022】CPU401は、複写機上部前面に設けら
れた操作パネル(不図示)から指示内容を他の各CPU
に伝えると共に、操作パネルの表示を制御するものであ
って、操作パネルの各種操作キーからの信号をI/Oポ
ート431を介して受信し、また、I/Oポート441
を介して液晶表示板の表示内容や各種表示LEDの点灯
を制御する。
【0023】CPU402は、画像信号処理部114各
部の制御を行う。この画像信号処理部114は、A/D
コンバータ、シェーディング補正部、MTF補正部や、
変倍部、γ補正部などを備えており、入力された画像デ
ータは、上記CPU402の制御を受けて、A/Dコン
バータでデジタルの多値信号に変換され、シェーディン
グ補正部で露光ランプ111の照度ムラやCCDセンサ
113の感度ムラを補正された後、MTF補正部でエッ
ジ強調などの画質改善のための処理を受け、さらに変倍
部やγ補正部で変倍処理やγ補正処理を加えられた後
に、メモリユニット部320に出力する。
【0024】CPU403は、スキャナーの駆動制御を
行う。すなわち、スキャナモータMの駆動方向や原稿の
画像データの主走査方向における読取方向を決定するス
キャン制御および露光ランプ111のON/OFF制御
などを実行する。CPU404は、レーザダイオードを
光変調するためのLD駆動部および作像系を統一的に制
御して、メモリユニット部320から出力された画像デ
ータに基づきプリント動作を実行させる。
【0025】すなわち、ROM414には、当該プリン
ト制御のプログラムが格納されており、CPU404
は、このプログラムに基づき、メモリユニット部320
から出力された画像データをLD駆動部に入力して、光
学ユニット202内に設置されたレーザダイオード(L
D)の出力を制御する一方で、I/Oポート444を介
して作像系各部の駆動部の動作を制御して、転写シート
へのコピーを実行する。
【0026】この場合において2枚の転写シートに同一
画像を形成する場合には、各スキャンライン毎にメモリ
ユニット部320から同一画像データを2回読出しLD
駆動部内のラインバッファに格納しなければならない
が、メモリユニット部320からの画像データの読出し
は高速であり、レーザ光学系が1ライン露光する時間に
1ライン分の画像データを2回読み出すことは十分可能
である。
【0027】又、操作パネルを通じての操作者の指示に
よっては、同一原稿を等倍コピーと縮小コピーすること
が要求されるが、本実施例装置では2つの搬送路のうち
一方の搬送路の転写シートに対して等倍コピーを、他方
の搬送路の転写シートに対して縮小コピーをするという
方法で対処する。そのため、操作パネルからそのような
コピー指示があった場合、CPU404はメモリユニッ
ト部320にのCPU406に対して等倍コピーに対応
した画像データの読出しと縮小コピーに対応した画像デ
ータの読出しとを指示する。
【0028】また、I/Oポート434を介して入力さ
れる作像系の各種センサの検出信号、例えば、感光体ド
ラム201へのトナーの付着量を検出する濃度検出セン
サからの検出信号のほか、温度センサや湿度センサなど
の検出値(これらのセンサは、いずれも図示していな
い)により、帯電チャージャや転写チャージャなどの出
力を調整して再現画像が最適になるように制御する。更
に、原稿サイズ検知センサからのサイズ検出信号及び操
作パネルを通じての縮小コピー、拡大コピーの指示によ
ってカセット220〜240を適切に選択して給紙動作
を制御し、あるいは、転写シート搬送路の各所に設けら
れた検知センサSE1a、b〜SE3a、b(図2参
照)からの信号により紙詰まりを検知して、CPU40
1を介して操作パネルの液晶表示板501にその旨を表
示させる。
【0029】尚、一方の搬送路の転写シートに対して等
倍コピー、他方の搬送の搬送路の転写シートに対して変
倍(拡大、縮小)コピーする場合において、CPU40
4はいずれのカセットから給紙するかの選択を行うと共
に、給紙のタイミングの制御を行う。但し、給紙タイミ
ングは2つの搬送路の転写シートサイズが異なっても同
じタイミングで給紙する。つまり、常に大きいサイズの
転写シートの給紙タイミングに合わせて小サイズ側の転
写シートも給紙するよう制御されている。勿論、各搬送
路とも転写シートのサイズに合わせて独立して給紙タイ
ミングを制御することができることは当然である。
【0030】CPU405は、制御系の全体的なタイミ
ング調整や動作モードの設定のための処理を行うもので
あって、当該ROM415から必要な制御プログラムを
読み出して、内部タイマーにより時間を管理しながら、
全体の処理ルーチンを統一的に制御することにより、円
滑なコピー動作を達成する。また、CPU406は、メ
モリユニット部320内に設置されており、画像信号処
理部114から出力された画像データを内部のメモリに
一旦格納し、これを読み出してLD駆動部へ出力する。
このように一旦画像データをメモリユニット部320に
書き込むことにより、イメージリーダ部10とプリンタ
部20を必ずしも同期させて制御する必要はなくなり、
原稿画像読み込み動作とプリント動作をそれぞれ効率よ
く制御することができる。
【0031】ここで、CPU404から、1スキャンラ
イン毎に等倍コピーに対応した画像データの読出しと縮
小コピーに対応した画像データの読出しの指示があった
場合、CPU406はメモリユニット部320に対して
読出しアドレスの制御を行って各スキャンライン毎に指
示に従った画素の読出しを行う。CPU407(図6)
は、ADF12の制御を行うものであって、ROM41
7に格納された制御プログラムに従ってタイミングを取
りながらI/Oポート447を介して各部の駆動回路を
制御し、原稿載置台121にセットされた原稿をプラテ
ンガラス上の原稿読取位置まで送り込み、原稿読取を終
了すれば排紙部124まで搬送し排出する制御を実行す
る。
【0032】また、I/Oポート437を介して原稿サ
イズ検出センサのほか、原稿搬送路の各所に設けた検知
センサなどのセンサ入力がなされ、これにより原稿サイ
ズや通過枚数を検出したり紙詰まりを検出する。CPU
408は、ソータ250の制御を行うもので、ROM4
18に格納された制御プログラムに従ってI/Oポート
438から入力されるソータ入口部に設けられたセンサ
からの入力を監視しつつI/Oポート448、449を
通じてソータの切換爪252、ローラ253、整合バー
257、退避バー258、ステープルユニット284の
駆動制御を行う。CPU408の行うソータ250の制
御は図10〜12に示されている。その詳細は後記動作
のところで説明する。
【0033】上記複写機において、例えば図13に示す
ように3枚の原稿A,B,Cを2部ずつ等倍コピーする
場合の動作を説明する。先ず、ADF12上に3枚の原
稿A,B,Cがセットされ、コピースタートボタンが押
されると、原稿の読取りが行われる。原稿の読取りはA
DF12の駆動によって原稿載置台121から原稿が1
枚ずつ繰出されつつスキャナー部11によって読取られ
る。読取られた原稿画像は所定の画像処理をしてメモリ
ユニット部320に格納される。読取りを終了した時点
でメモリユニット部320には3枚の原稿の画像が全て
格納されることとなる。
【0034】この後、プリント処理に移行するが、プリ
ント処理においては、原稿読取り時に原稿サイズ検出セ
ンサで検出された原稿サイズ及び操作パネルへの入力内
容によって給紙カセットの選択、メモリユニット部32
0からの画像データの読出しアドレスの制御が行われ
る。ここでは、原稿サイズがA4で、操作パネルへの入
力内容が等倍コピーを2部し、各部のコピーシート毎に
ステープルするという指示であったとする。すると、給
紙カセットは230が選択され、A4シートが2枚並列
して繰り出される。一方、メモリユニット部320から
は1スキャンライン毎に等倍コピーに相当する画像デー
タが2回読出され、LD駆動部のラインバッファへ転送
される。レーザダイオードLDは転送された画像データ
に基づき、光変調され、ポリゴンミラーの回転に同期し
て感光ドラム201上を露光し、静電潜像を形成する。
この場合、メモリユニット部320から1回目に読み出
された画像データに相当する静電潜像は、第2搬送路2
22b上のシートに対して転写可能な感光体ドラム20
1の表面域に、メモリユニット部320から2回目に読
み出された画像データに相当する静電潜像は第1搬送路
222a上のシートに対して転写可能な感光体ドラム2
01の表面域に夫々形成される。
【0035】かくして1スキャンラインずつ画像データ
を読出し、感光体ドラム201上を露光しドラムの回転
に伴って露光領域を順次現像処理しつつ、最初のスキャ
ンラインの現像域が転写位置に達すると、これと同期し
て転写シートS1,S2の先端が転写位置に搬送され、
転写チャージャ205a,bによって転写シートへの転
写が行われる(図13(b)参照)。転写されたシート
は各搬送路を搬送され、定着ローラ211で定着された
後ソータ250へ給送される。
【0036】以上の処理をメモリユニット部320から
3枚分原稿A,B,Cの画像を読み出すまで行い、各原
稿画像を並行搬送されてくる2枚の転写シートに順次コ
ピーし、ソータへ送出する。ソータ250においては搬
送路毎に所定のビンへ排出し、ステープル処理し、更に
指示があった場合には段差部への排出処理が行われる。
定着済のシートのビンへの排出は図10のフローチャー
トに従ってなされ、ステープル処理は図11のフローチ
ャートに従ってなされ、またステープル処理に加えて段
差部への排出は図12のフローチャートに従ってなされ
る。
【0037】先ず、定着済みシートの所定ビンへの排出
を図10のフローチャートに基づき説明する。搬送路を
搬送中のシートが例えばセンサSE3a,3bで検出さ
れると、ソータ250内の搬送モータがオンし、各ロー
ラ254が回転し始めると共に(S1)、1段目手前側
のビン切換爪253aと2段目奥側のビン切換爪253
b駆動用のソレノイド(不図示)がオンされる。ソレノ
イドのオンによって前記2つの切換爪253a,bがシ
ートをビンへ誘導する側に切換わる。これによって第1
搬送路222a(以下、便宜上手前側搬送路という)を
搬送されてきた定着済シートは手前側の第1ビンへ排出
され、第2搬送路222b(以下、便宜上奥側搬送路と
いう)を搬送されてきた定着済シートは奥側の第2ビン
へ排出される。図13の(c)はこのようにして排出さ
れた状態を示している。
【0038】全てのシートの排出が完了すれば(図示例
の場合、2つのビンに3枚ずつシート排出が完了すれ
ば、)(S4)、ソレノイド及び搬送モータをオフし、
次の新たなシートの給送に備える(S5、S6)。上記
のように2つのビン252に定着済シートの排出を完了
すると、図11の処理に進み、整合モータ268を正転
駆動する(S11)。整合モータ268がオンされる直
前において整合バー257は図14(a)に示すように
段差部256に近いホームポジションに位置しており、
整合モータ268の正転駆動によってa方向(ソータ手
前側)へ移動する。整合バー257の移動によって奥側
の第2ビンに排出されたシートはビン上をa方向にスラ
イドし、手前側の第1ビン上に排出されたシートと共に
ステープル処理可能な位置に整合させられる(図13
(d)参照)。
【0039】一方、整合モータ268のオンに続いてス
テープルモータ284が正転駆動される(S12)。ス
テープルモータ284が正転される直前においてステー
プルユニット255は図5に示すようにソータ下部のホ
ームポジションに位置しているので、ステープルモータ
284の正転によって上昇を開始する。ステープルユニ
ット255がいずれのビン位置に存在するかはステープ
ルモータの回転量によって完全に管理されており、従っ
て、ステープルユニット255が第2ビンの位置まで上
昇すると、ステープルユニット255がステープル動作
を行う(S13)。これによって第2ビン上の3枚のシ
ートがステープル処理される。続いてステープルモータ
284が再び正転し(S12)、ステープルユニット2
55を第1ビンに到達するまで上昇させる。そしてその
位置で、と再びステープル動作を行い(S13)、第1
ビン上のシートをステープル処理する。かくして、全て
の段のシートに対してステープルを完了すると(1
4)、ステープルモータ284が逆転し(S15)、ス
テープルユニット255をホームポジションまで下降さ
せる。これと同時に整合モータ268を逆転させ(S1
6)、整合バー257をホームポジションに復帰させる
(図14(c)参照)。
【0040】一方、操作パネルを通じて操作者がステー
プル処理と排出との指示を行ったとすると、図11に代
えて図12の処理が実行される。図12においてS21
〜S26までは図11のS11〜S16と同じであるの
で説明を省略し、ステープル処理が終わり、ステープル
ユニット255及び整合バー257がホームポジション
に復帰したところから説明する。これらがホームポジシ
ョンに復帰すると、整合バー退避モータ267が正転さ
れ、整合バー257が図7に破線で示すように退避姿勢
に揺動する(S27) 。この後、用紙退避モータ276
が正転される(S28)。用紙退避モータ276が正転
される直前には退避バー258は図14(a)に示すよ
うにソータ手前側に近いホームポジションに位置してい
るので、用紙退避モータ276の正転によってソータ奥
側へ移動し、段部部256へ排出される。ここで、退避
バー258は図15(a)(b)に示すように丁度ビン
上に置かれたシートS1、S2の長辺方向中央付近に移
動経路が存在するので、幅狭な板体であってもシートを
安定した姿勢でスライド移動させることができる。尚、
退避バー258によってシートがビン上を手前側ステー
プル位置から奥側まで移動する際、整合バー257が図
7に破線で示したように退避しているので、シート移動
の邪魔になることなない。
【0041】かくして、シートの段差部256への排出
を完了すると、用紙退避モータ276が逆転され(S2
9)、退避バー258がホームポジションに復帰すると
共に、整合バー退避モータ267が逆転し(S30)、
整合バー257を図7に実線で示す姿勢に復帰させる。
次に、本複写機は一方の搬送路で等倍コピーしつつ他方
の搬送路で変倍コピーするといった形態での画像形成処
理を行うことができる。図16はそのような処理を示し
ている。図示の場合、手前側搬送路で等倍コピーを、奥
側搬送路で縮小コピーを行っている(図16(b)参
照)。このようなコピー処理をした後、ステープル処理
をするに際して、整合バーにて2束のシートをソータ手
前に移動した場合、図(d)に実線で示すように等倍コ
ピーのシートはステープル位置に整合するが、図(d)
に破線で示すように縮小コピーのシートはステープル位
置まで到達しない。従って、このままでは縮小コピーの
シートに対してはステープル処理できないこととなる。
この場合は、ステープル処理した等倍コピーのシートを
ビンから取り除いた後、図(e)に示すように操作パネ
ル上のステープルキー300を押すと、整合バー257
が更にステープル位置に地下銑方に移動して縮小コピー
のシートをステープル位置にセットし、ステープル処理
できる。
【0042】尚、上記は一方の搬送路に等倍コピーのシ
ートを、他方の搬送路に縮小コピーのシートを適用した
例を示したが、これに限らず、一方の搬送路に拡大コピ
ーのシートを、他方の搬送路に等倍コピー若しくは縮小
コピーのシートを適用した場合も同様に対処できること
はいうまでもない。また、上記実施例ではソータへ排出
したシートをステープル処理しているが、これに限ら
ず、パンチ穴明け処理を行うよう構成することもでき
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置によれば、複数の転写シートを並行搬送しつつ画
像形成することにより高速処理を実現すると共に、画像
記録済のシートの排出を、異なった搬送路のものは異な
った段のビンへ排出するよう制御するものであるから、
シートの取出し時に他のシートが邪魔になることはない
し、記録済のシートをステープル処理したり、パンチ穴
明け処理したりする場合も各搬送路毎のシート束に対し
て行うことができ、書類編纂作業も容易になるといった
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の全体構成を示す図である。
【図2】プリンタ部の概略構成を示す斜視図である。
【図3】カセットの構成を示す図である。
【図4】ソータのビン、切換爪及びロータ周辺の構成を
示す縦断面図である。
【図5】ソータ内部の整合バー、退避バーの構成を示す
透視図である。
【図6】ソータ内のビンの構成を示す透視図である。
【図7】整合バー及びその駆動構造の平面斜視図であ
る。
【図8】複写機の制御部を示すブロック図である。
【図9】複写機の制御部を示すブロック図である。
【図10】定着済みシートのソーティング動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】シートをステープル処理するフローチャート
である。
【図12】シートをステープル処理した後排出する動作
を説明するフローチャートである。
【図13】2部ずつ等倍コピーしたシートをソーティン
グする場合の動作の流れを示す図である。
【図14】整合バー、退避バーの動きとシートの位置と
の状態をソータ出口から視た図で示したものである。
【図15】ビンと整合バー、退避バー並びにビン上に排
出されたシート相互の関係を示した平面図である。
【図16】等倍コピーと縮小コピーとを同時に行った場
合におけるシート排出、ステープル処理を説明する図で
ある。
【図17】従来の並列搬送の構成を示した図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N枚のシートを並行搬送可能なN個の搬
    送手段と、 並行搬送される複数のシートに対して並列的に画像形成
    可能な画像形成手段と、 画像形成手段よりもシート搬送方向前方に設けられ、画
    像形成完了済みシートを積載するビンを複数段有したソ
    ータと、 異なった搬送手段を搬送されるシートは異なった段のビ
    ンに排出するようビンの切換えを制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP8260785A 1996-10-01 1996-10-01 画像形成装置 Pending JPH10104899A (ja)

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JP8260785A JPH10104899A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 画像形成装置

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