JPH10104629A - 微細溝形成装置 - Google Patents

微細溝形成装置

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Publication number
JPH10104629A
JPH10104629A JP26051396A JP26051396A JPH10104629A JP H10104629 A JPH10104629 A JP H10104629A JP 26051396 A JP26051396 A JP 26051396A JP 26051396 A JP26051396 A JP 26051396A JP H10104629 A JPH10104629 A JP H10104629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine
rubbing roll
magnet
substrate
forming apparatus
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26051396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Rokkaku
正 六角
Motofumi Kuroda
基文 黒田
Naoki Shigeyama
直樹 繁山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH10104629A publication Critical patent/JPH10104629A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な微細溝を容易に形成することができる
微細溝形成装置を提供する。 【解決手段】 外周面に微細繊維2を有するラビングロ
ール1を回転させながら基板10の表面のポリイミド膜
13に接触させることにより、ポリイミド膜13に微細
溝13aを形成する微細溝形成装置であって、上記微細
繊維2が微細粉状の磁性体を内部に含有したポリアミド
樹脂からなると共に、上記基板10を挟んで上記ラビン
グロール1と対向するように磁石3を配設することによ
り、ポリイミド樹脂13に対する微細繊維2の接触力を
磁石3の磁力で加えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細溝形成装置に
関し、特に、液晶ディスプレイなどの液晶配向膜の微細
溝を形成する際に適用すると有効なものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイなどの液晶封入ギャッ
プの上下端には、液晶分子の配向を規制するため、表面
に一様な方向の微細溝を形成したポリイミド膜からなる
液晶配向膜が設けられている。この液晶配向膜の上記微
細溝は、液晶表示の性能を向上させる目的から、液晶分
子鎖の両端を傾斜させるプレチルト角を有している。こ
のような液晶配向膜の微細溝の形成は、表面に微細繊維
を起毛させるように設けたラビングロールを備えた微細
溝形成装置を用い、当該ラビングロールを基板表面の前
記ポリイミド膜に押し付け、当該ラビングロールの押付
力を周期的に変えながら当該ラビングロールを回転させ
ると共に上記基板を移動させることにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の微細溝形成装置では、ラビングロールの
回転振れや真直度のわずかな誤差や軸のわずかな曲げ変
形などでも、ラビングロールの微細繊維のポリイミド膜
表面に対する接触圧がバラツキやすいため、微細溝の深
さやプレチルト角の大きさが不均一となりやすく、品質
の安定した液晶配向膜を得るのに多大な手間を要してし
まう。
【0004】このようなことから、本発明は、均一な微
細溝を容易に形成することができる微細溝形成装置を提
供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による微細溝形成装置は、外周面に微細
繊維を有するラビングロールを回転させながら基板の表
面に接触させることにより当該基板の表面に微細溝を形
成する微細溝形成装置において、前記微細繊維が磁性を
有すると共に、前記基板を挟んで前記ラビングロールと
対向するように磁石を配設したことを特徴とする。
【0006】上述した微細溝形成装置においては、前記
磁石の中心と前記ラビングロールの中心とを結ぶ線と当
該ラビングロールの中心を通る前記基板の法線とが所定
の角度をなすように前記磁石を配設したことを特徴とす
る。
【0007】上述した微細溝形成装置においては、前記
微細繊維が微細粉状の磁性体を内部に含有した樹脂から
なることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による微細溝形成装置の実
施の形態を図1を用いて説明する。なお、図1は、その
要部の概略構成図である。
【0009】図1において、1はラビングロールであ
り、その両端が図示しない軸受で回転可能に支持され、
図示しない駆動装置により、図中、矢線A方向に回転す
るようになっている。2は微細繊維であり、ラビングロ
ール1の外周面に起毛するように全体にわたって設けら
れ、微細粉状の磁性体(磁気テープなどに用いられてい
るもの)を内部に含有したナイロンなどのポリアミド樹
脂からなる複合磁性材料となっている。この微細繊維2
は、溶融させたポリアミド樹脂に微細粉状の磁性体を混
合して冷却成形することにより容易に得ることができ
る。
【0010】10は基板であり、ガラス板11上に透明
電極膜12を介してポリイミド膜13が成膜されたもの
である。この基板10は、図示しないXYテーブル上に
載置され、図中、矢線B方向へ移動させられるようにな
っている。
【0011】3は磁石であり、上記基板10を挟んで前
記ラビングロール1と対向するようにして配設されてお
り、その中心O2 と上記ラビングロール1の中心O1
を結ぶ線L1 と当該ラビングロール1の中心O1 を通る
上記基板10の法線L2 とが所定の角度θ1 をなし、上
記線L1 に沿った方向で磁束密度が最大となるように配
向されている。
【0012】このような微細溝形成装置の作用を以下に
説明する。前記XYテーブル上に基板10を載置し、ラ
ビングロール1の微細繊維2を当該基板10のポリイミ
ド膜13に所定の力で接触させるように当該ラビングロ
ール1をセットしたら、当該ラビングロール1を前記矢
線A方向へ回転させると共に、前記XYテーブルを前記
矢線B方向へ移動させる。
【0013】このようにして作動させると、微細繊維2
は、磁石3の磁力により、以下のような挙動を示す。
【0014】ラビングロール1の回転に伴って、基板1
0のポリイミド膜13に接触した微細繊維2aは、磁石
3の磁力が弱い位置であるので、当該ポリイミド膜13
に対する接触力が小さく、すなわち、加工力が小さいこ
とから、弾性変形して撓んだ状態で当該ポリイミド膜1
3上を滑るようにして移動する。
【0015】続いて、前記線L1 に近接するように移動
した微細繊維2b,2cは、磁石3による磁力が強い範
囲内に位置するようになるので、上記ポリイミド膜13
に対する接触力が徐々に大きくなり、すなわち、加工力
が徐々に大きくなり、当該ポリイミド膜13に微細溝1
3aを形成し始めるようになる。
【0016】ラビングロール1のさらなる回転により、
上記線L1 に沿うように長手方向を向けた微細繊維2d
は、磁石3による磁力が最も強い範囲内に位置するよう
になるので、上記ポリイミド膜13に対する加工力が最
大となる、いわゆるケバ立ち状態となる一方、当該ポリ
イミド膜13から徐々に離れるようになることから、プ
レチルト角θ2 (θ2 =θ1 )を有するように微細溝1
3aを形成するようになる。
【0017】続いて、上記線L1 から離れるように移動
した微細繊維2eは、磁石3による磁力が強い範囲内に
位置しているものの、前記ポリイミド膜13から離れて
しまうので、当該ポリイミド膜13への上記微細溝13
aの形成から開放される。
【0018】つまり、磁石3で微細繊維2を基板10の
表面に引き寄せることにより、ポリイミド膜13への微
細繊維2の接触力、すなわち、ポリイミド膜13への微
細溝13aの加工力を得るようにしたのである。
【0019】このため、ラビングロール1の回転振れや
真直度のわずかな誤差や軸のわずかな曲げ変形などによ
る微細繊維2のポリイミド膜13への接触圧に対する影
響を小さくすることができると共に、微細繊維2のポリ
イミド膜13への接触圧を磁石3の磁力の調節により容
易に調整することができるので、微細溝13aを均一に
加工することが容易にできる。
【0020】また、磁石3の中心O2 とラビングロール
1の中心O1 とを結ぶ線L1 と当該ラビングロール1の
中心O1 を通る基板10の法線L2 とが所定の角度θ1
をなすように磁石3を配向したので、プレチルト角θ2
を有するように微細溝13aを形成することが容易にで
きる。
【0021】したがって、このような微細溝形成装置に
よれば、微細溝13aの深さやプレチルト角θ2 の大き
さなどを均一に加工することが容易にできるので、品質
の安定した液晶配向膜を簡単に製造することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の微細溝形成装置によれば、微細
溝を均一に加工することが容易にできるので、例えば、
液晶ディスプレイなどの液晶配向膜の微細溝の形成に適
用すれば、品質の安定した液晶配向膜を簡単に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による微細溝形成装置の実施の形態の要
部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ラビングロール 2 微細繊維 3 磁石 10 基板 11 ガラス板 12 透明電極膜 13 ポリイミド膜 O1 ラビングロールの中心 O2 磁石の中心 L1 1 とO2 とを結ぶ線 L2 1 を通る基板の法線 θ1 1 とL2 とがなす角度 θ2 プレチルト角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に微細繊維を有するラビングロー
    ルを回転させながら基板の表面に接触させることにより
    当該基板の表面に微細溝を形成する微細溝形成装置にお
    いて、前記微細繊維が磁性を有すると共に、前記基板を
    挟んで前記ラビングロールと対向するように磁石を配設
    したことを特徴とする微細溝形成装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石の中心と前記ラビングロールの
    中心とを結ぶ線と当該ラビングロールの中心を通る前記
    基板の法線とが所定の角度をなすように前記磁石を配設
    したことを特徴とする請求項1に記載の微細溝形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記微細繊維が微細粉状の磁性体を内部
    に含有した樹脂からなることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の微細溝形成装置。
JP26051396A 1996-10-01 1996-10-01 微細溝形成装置 Withdrawn JPH10104629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394279C (zh) * 2003-07-16 2008-06-11 常阳工学株式会社 摩擦装置及使用该摩擦装置制造的液晶显示元件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394279C (zh) * 2003-07-16 2008-06-11 常阳工学株式会社 摩擦装置及使用该摩擦装置制造的液晶显示元件
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Effective date: 20031202