JPH10104502A - 光電変換装置と撮像装置及びこれを用いた焦点検出装置 - Google Patents

光電変換装置と撮像装置及びこれを用いた焦点検出装置

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JPH10104502A
JPH10104502A JP25628896A JP25628896A JPH10104502A JP H10104502 A JPH10104502 A JP H10104502A JP 25628896 A JP25628896 A JP 25628896A JP 25628896 A JP25628896 A JP 25628896A JP H10104502 A JPH10104502 A JP H10104502A
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輝岳 門原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元の焦点検出装置において、焦点検出可
能な領域を拡げることを課題とする。 【解決手段】 撮像装置は被写体からの所定の視差を有
する2つの光束を受光する連続した二次元的な広がりを
有するエリアセンサを複数の分割領域に分割し、前記各
分割領域毎に蓄積制御信号が所定のレベルに到達するこ
とを検出し、該検出した結果から前記各分割領域の各画
素の読みだしを開始することを特徴とする。また、撮影
レンズを通過した被写体からの光束を受光する連続した
二次元的な広がりを有する複数の光電変換手段と、該光
電変換手段の出力から前記撮影レンズのデフォーカス量
を検出する焦点検出手段とを備えた焦点検出装置におい
て、前記光電変換手段は複数の領域に分割した各受光領
域において蓄積制御を独立に行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ、ビデオ等の
光電変換装置と撮像装置、及び種々の観察装置の焦点検
出装置に関するものである。さらに詳しくは、エリアセ
ンサとして多分割したときの用いかたを示す光電変換装
置と、撮影画面又は観察画面上の広い範囲に渡り二次元
的、連続的に撮影できる撮像装置と及びこれを用いて焦
点検出を可能とする焦点検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の焦点検出装置が組み込ま
れたカメラの例を示したものである。図中、101は対
象画像を呼び込み撮影を行う対物レンズ、102は対物
レンズ101からの画像光線を反射する半透過性の主ミ
ラー、103は対物レンズ101の焦点位置に配置され
る焦点板、104は光線方向を変更するペンタプリズ
ム、105は撮影者に対する接眼レンズ、106は焦点
検出時に動作するサブミラー、107は銀塩フィルム等
のフィルム、108は焦点検出装置をそれぞれ示してい
る。
【0003】この図において、不図示の被写体からの光
は対物レンズ101を透過後、主ミラー102により上
方に反射され、焦点板103上に像を形成する。焦点板
103上に形成された像はペンタプリズム104による
複数回の反射を経て接眼レンズ105を介して撮影者又
は観測者によって視認される。
【0004】一方、対物レンズ101から主ミラー10
2に到達した光束のうちの一部は主ミラー102を透過
し、サブミラー106により下方に反射され焦点検出装
置108に導かれる。
【0005】図18は焦点検出の原理を説明するため
に、図17における対物レンズ101と焦点検出装置1
08のみを取り出し、展開して示した図である。
【0006】図18の焦点検出装置108内において、
109は対物レンズ101の予定焦点面即ちフィルム面
と共役な面付近に配置された視野マスク、110は同じ
く予定焦点面の付近に配置されたフィールドレンズ、1
11は2つのレンズ111−1,111−2からなる2
次結像系、112は2つのレンズ111−1,111−
2に対応してその後方に配置された2つのセンサ列11
2−1,112−2を含む光電変換素子、113は2つ
のレンズ111−1,111−2に対応して配置された
2つの開口部113−1,113−2を有する絞り、1
14は分割された2つの領域114−1,114−2を
含む対物レンズ101の射出瞳をそれぞれ示している。
尚、フィールドレンズ110は、対物レンズ101の射
出瞳114の領域114−1,114−2に対応して、
絞り113の開口部113−1,113−2の近傍に結
像する作用を有しており、射出瞳114の各領域114
−1,114−2を透過した光束115−1,115−
2が2つのセンサ列112−1,112−2にそれぞれ
光量分布を形成するようになっている。
【0007】図18に示す焦点検出装置108は一般的
に位相差検出方式と呼ばれているもので、対物レンズ1
01の結像点が予定焦点面の前側にある場合、即ち対物
レンズ101側にある場合には、2つのセンサ列112
−1,112−2上にそれぞれ形成される物体像に関す
る光量分布が互いに近づいた状態となり、また対物レン
ズ101の結像点が予定焦点面の後側にある場合、2つ
のセンサ列112−1,112−2上に夫々形成される
光量分布が互いに離れた状態となる。しかも2つのセン
サ列112−1,112−2上にそれぞれ形成される光
量分布のずれ量は対物レンズ101のデフォーカス量即
ち焦点はずれ量とある関数関係にあるので、そのずれ量
を適当な演算手段で算出すると、対物レンズ101の焦
点はずれの方向と量を検出することができる。この方向
と量により測距すると共に、この方向と量に応じて、レ
ンズ系の位置を移動して、そのずれ量をほぼ零となるよ
うに設定して、焦点検出の動作を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】図17に示す従来
の焦点検出装置108を組み込んだカメラにおいては、
焦点検出領域は図19に示す様に撮影画面Aに対しBに
示す領域のごとく狭く一次元的な範囲となる。これは図
18に示す1組のラインセンサ列112−1,112−
2を用いての検出装置であることで決定される。
【0009】一方、センサ列112の蓄積制御に関して
の説明図が図20である。これは2つのセンサ列112
−1,112−2に対して共通な遮光されたダーク画素
120の出力(VD)と2つのセンサ列112−1,1
12−2に共通な最大値検出回路121の出力、即ち最
大値を示す画素の出力(VP)との差が差動アンプ12
2により検出・出力され、所定のレベル(VR)に到達
するまで蓄積を行い、到達時点で蓄積動作の終了と、蓄
積容量への読みだし信号となるΦRが蓄積制御部123
からセンサ列112−1,112−2に送られるもので
ある。ここで最大値VPとダーク出力VDとの差を取る
のは、ダーク出力VDを基準とし、所定のレベルVRに
最大値VPとダーク出力VDとの差が到達するまで蓄積
することにより、焦点検出の位相差検出処理において、
十分精度が出るレベルであると判断できるためである。
一方、これ以上に蓄積時間を増加すれば、出力信号が飽
和して適切な検出が行えなくなる等の不具合があるの
で、読みだし信号となるΦRを、[VP−VD=VR]
となる時点で、センサ列112−1,112−2に帰還
する。
【0010】図21は2つのセンサ列112−1,11
2−2の像信号の様子をダーク画素120の出力VDを
基準として示したもので、センサ列112−1,112
−2のそれぞれの像信号である1像、2像に対して、共
通の最大出力値(VP、図では1像側)が設定レベル
(VR)となっている。焦点検出装置として用いる場合
には、各センサ列112−1,112−2の内センサ画
素のいずれかが設定レベルVRに到達した時点で、撮像
を終了して、各センサの画像を比較して、焦点が合って
いるのか否かを検出する。
【0011】図22は最大値検出回路121以後の回路
構成の概略を示したものである。各画素出力(n番目の
画素出力Vn)が現時点の最大値VPと比較され、n番
目の画素出力Vnが最大値VPを越えたならば、差動ア
ンプ130が反転し、MOSスイッチ132がオンとな
り、画素出力Vnが電圧ホロワ131を介して出力さ
れ、画素出力Vnが新たな最大値VPとなる。このセン
サ列112−1,112−2の最大値検出回路121の
最大値VP出力は、ダーク画素出力VDと差動アンプ1
33で差動増幅され、さらにコンパレータ134で設定
レベルVRと比較され、差動出力が設定レベルVRを越
えたら蓄積終了、読みだし信号ΦRが出力されるもので
ある。この読みだし信号ΦRはセンサ列112−1,1
12−2の各画素の蓄積された電荷を読み出す信号とな
る。
【0012】一方、図23は焦点検出領域の拡大を行っ
た例で、撮影画面Aに対して、検出領域Bが3つの領域
になっている。これは図19での検出領域に対して直交
方向に3箇所検出領域を増したものである。
【0013】この図23に示した焦点検出領域を増加し
た例を、図24に示す。図において、複数のセンサ列対
C〜Fを備えた光電変換素子と、それに対応した不図示
の焦点検出光学系を用いることで実現される。
【0014】更にこの複数のセンサ列C〜Fに対する蓄
積制御は、図25に示した様に、それぞれのセンサ列に
対して専用の蓄積制御部を設け、図20の様なセンサ
列、周辺回路の組合せをセンサ列対の数の分だけ揃えた
構成となっている。図25において、各センサ列対C〜
Fのダーク画素出力VD1〜VD4と、各センサ列対C
〜Fの最大値検出回路141〜144の最大値出力VP
1〜VP4とはそれぞれ差動アンプ145〜148で差
をとり、蓄積制御部149〜152にて所定レベルVR
と比較され、所定電圧に至ったときに読みだし信号ΦR
1〜ΦR4を出力し、各センサ列対C〜Fの各画素の蓄
積電荷を読み出す。また蓄積制御部149〜152の共
通出力は、各センサ列C〜Fの蓄積終了の信号を、例え
ばCPUを含む制御系に出力し、制御系はいずれかのセ
ンサ列が蓄積終了を検知し、その後各センサ列の各画素
の出力をイメージ出力として読み出し、このイメージ出
力からピントズレ量(デフォーカス量)を検出する。
【0015】以上は一次元のセンサ列、即ちラインセン
サを用いての焦点検出装置で、検出領域は各センサ列の
受光部に対応する視野となり、‘線’の組合せ以上のも
のではない。
【0016】そこで、更なる検出領域の拡張を目指した
場合、必然的に二次元的に広がった受光部を有する光電
変換素子、即ちエリアセンサを用いての焦点検出装置が
必要となる。
【0017】図26はエリアセンサを用いた焦点検出装
置での撮影画面Aに対する検出領域(B)を示したもの
で、図19,図23に比較して大幅に検出領域を拡大し
ている。
【0018】このエリアセンサに用いる光電変換素子
は、位相差検出方式を行うならば図27の様に2つのエ
リア領域が並んだエリアセンサ対Gとなる。
【0019】このエリアセンサ対Gに対する蓄積制御
は、図28の様に共通なダーク画素VDと最大値検出回
路161及び差動アンプ162と蓄積制御部163によ
る全域一括の制御となる。ここで説明を簡略にするた
め、図29の様な焦点検出用の像信号Yがエリアセンサ
171上に結像されたとし、エリアセンサ171の領域
を図の様にG〜Jの4領域に分割して考える。
【0020】図30は図29での4つの領域G〜Jの各
々に対応する像信号の様子を表したものである。図から
わかるように、全域一括の制御のため、最大出力画素を
その領域内に持つ分割領域Hに対しては適切な蓄積状態
となっているが、他の分割領域G,I,Jに対しては不
十分な結果となってしまっている。これでは、せっかく
検出領域を拡張しても検出可能な領域が広がらず、エリ
アセンサを用いた意味がなくなってしまうという問題点
を有している。
【0021】
【問題を解決するための手段】本発明は上記した問題点
の解決を目的としており、その要旨は次の通りである。
即ち、撮影画面又は観察画面上の広い範囲に渡り二次元
的、連続的に焦点検出を可能とする焦点検出装置におい
て、受光部である連続した二次元的な広がりを有する複
数の光電変換手段は、分割された複数の各領域での蓄積
制御を各々独立に行うことを特徴とする。
【0022】更に前記独立蓄積制御は各領域からの制御
信号を順次走査して行い、制御回路規模の縮小を計るも
のとする。
【0023】本発明の光電変換装置は、連続した二次元
的な広がりを有するエリアセンサを複数の領域に分割
し、前記各分割領域内の全画素の蓄積の終了を前記各分
割領域毎独立に行うことを特徴とする。また、該光電変
換装置において、前記各分割領域毎にその領域内の全画
素の蓄積を終了させる蓄積制御信号が、少なくとも前記
各分割領域中の各画素の最大蓄積電荷量に基づいた信号
であることを特徴とする。 また、本発明による該光電
変換装置は、複数の光電変換領域を備え、前記各光電変
換領域の蓄積終了判定動作を共通の単一制御部で順次走
査して行うことを特徴とする。
【0024】また、本発明による撮像装置は、撮影レン
ズを通過した被写体からの光束を受光する連続した二次
元的な広がりを有するエリアセンサを複数の分割領域に
分割し、前記各分割領域毎に前記各分割領域の各画素中
の蓄積電荷の最大値が所定のレベルに到達することを検
出し、該検出した結果から前記各分割領域の各画素の読
みだしを開始することを特徴とする。
【0025】また、本発明による撮像装置は、撮影レン
ズを通過した被写体からの光束を受光する連続した二次
元的な広がりを有するエリアセンサを具備する撮像装置
において、前記エリアセンサを複数の領域に分割した分
割領域の各センサと、前記各センサ毎に最大値を検出す
る最大値検出回路と、前記各センサ毎に設けたダーク領
域のダーク画素の画素信号を出力するダーク検出部と、
前記各センサ毎に該ダーク検出部の出力と前記最大値検
出回路の出力との差を検出する差動アンプと、制御回路
の制御信号により時系列的に前記各差動アンプの出力を
所定レベルと比較するコンパレータと、前記制御回路の
制御信号により前記時系列的に前記コンパレータの出力
を前記各センサの電荷蓄積を終了させる電荷蓄積終了手
段と、前記電荷蓄積終了手段による電荷蓄積終了から前
記各センサの各画素の読みだしを開始する読みだし開始
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】また、本発明による焦点検出装置は、上記
撮像装置による前記各画素の読みだしを開始し、各画素
の蓄積電荷に応じて焦点検出を行うことを特徴とする。
【0027】さらに、本発明による焦点検出装置は、撮
影レンズを通過した被写体からの光束を受光する連続し
た二次元的な広がりを有する複数の光電変換手段と、該
光電変換手段の出力から前記撮影レンズのデフォーカス
量を検出する焦点検出手段とを備えた焦点検出装置にお
いて、前記光電変換手段は前記二次元的な広がりを複数
の領域に分割した各受光領域毎に蓄積制御を独立に行う
ことを特徴とする。また、該焦点検出装置において、前
記複数の領域は前記受光領域を一次元単位(各ライン)
で分割した領域であることを特徴とする。また、前記一
次元単位の方向は位相差検出方式の焦点検出の際に、位
相差の発生する方向であることを特徴とする。さらに、
前記一次元単位の方向は画素の短辺方向であることを特
徴とする。また、前記複数の領域は前記受光領域の一次
元単位(各ライン)を更に分割した領域であることを特
徴とする。また、前記複数の領域に対する蓄積制御は単
一回路が各領域からの制御信号を順次走査して行うこと
を特徴とする。
【0028】また、本発明による焦点検出装置は、撮影
レンズを通過した被写体からの光束を受光する連続した
二次元的な広がりを有する複数の光電変換手段と、光電
変換手段の出力から撮影レンズのデフォーカス量を検出
する検出手段を備えた焦点検出手段において、前記光電
変換手段は複数の領域に分割した各受光領域に対して個
々に動作制限が設定可能なことを特徴とする。
【0029】さらに、撮影レンズを通過した被写体から
の光束を受光する複数の二次元的な広がりを形成する複
数の光電変換手段を具備し、前記光電変換手段の出力か
ら前記撮影レンズのデフォーカス量を検出する焦点検出
装置において、前記複数の光電変換手段は前記二次元的
な広がりの中で隔たった複数の領域の蓄積制御を同時に
行うことを特徴とする。
【0030】また、撮影レンズを通過した被写体からの
光束を受光する連続した二次元的な広がりを有する複数
の光電変換手段を具備し、前記光電変換手段の出力から
前記撮影レンズのデフォーカス量を検出する焦点検出手
段において、前記光電変換手段は複数の領域に分割した
各受光領域における蓄積終了信号の出力を任意に禁止可
能とすることを特徴とする。
【0031】加えて、本発明による焦点検出装置は、撮
影レンズを通過した被写体からの光束を受光する連続し
た二次元的な広がりを有する複数の光電変換手段を具備
し、前記光電変換手段の出力から撮影レンズのデフォー
カス量を検出する焦点検出手段において、前記光電変換
手段は分割した複数の各受光領域において蓄積制御を独
立に行い、一次元単位(各ライン)に分割した領域毎に
動作制限を設定し、更に前記一次元方向とは異なる方向
に分割した領域毎に蓄積終了信号の出力禁止を設定する
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0033】[第1の実施形態]図1は撮影画面内の各
領域での焦点検出を行うための各構成要素の光学的配置
図である。図において、1は図上左側に配置された不図
示の対物レンズの光軸、2は対物レンズの焦点位置に配
置された銀塩系のフィルム、3は対物レンズの光軸1上
に配置された半透過性の主ミラー、4は同様に対物レン
ズの光軸1上に斜めに配置された第1の反射鏡、5は第
1の反射鏡4によるフィルム2に共役な近軸的結像面、
6は焦点検出用の第2の反射鏡、7は赤外線を阻止する
赤外カットフィルタ、8は2つの開口8−1,8−2を
有する絞り、9は絞り8の2つの開口8−1,8−2に
対応して配置された2つのレンズ9−1,9−2を有す
る2次結像系、10は焦点検出用の第3の反射鏡、11
は2つのエリアセンサ11−1,11−2を有する光電
変換素子をそれぞれ示している。
【0034】ここで、第1の反射鏡4は曲率を有し、絞
り8の2つの開口8−1,8−2を不図示の対物レンズ
の射出瞳付近に投影する収束性のパワーを持っている。
また第1の反射鏡4は必要な領域のみが光を反射するよ
うにアルミや銀等の金属膜が蒸着されていて、焦点検出
を行う範囲を制限する視野マスクの働きを兼ねている。
他の反射鏡6,10においても、光電変換素子11上に
入射する迷光を減少させるため、必要最小限の領域のみ
が蒸着されている。各反射鏡4,6,10の反射面とし
て機能しない領域に光吸収性の塗料等を塗布したり、遮
光部材を近接して設けることも有効である。
【0035】図2は絞り8の平面図であり、横長の2つ
の開口8−1,8−2を開口幅の狭い方向に並べた構成
となっている。図中点線で示されているのは、絞り8の
開口8−1,8−2に対応してその後方に配置されてい
る前記2次結像系9の各レンズ9−1,9−2である。
【0036】図3は光電変換素子11の概略平面図であ
り、図1で示した2つのエリアセンサ11−1,11−
2は、この図に示すように2次元的に多数の画素を配列
したエリアセンサを2つ並べたものである。
【0037】以上の構成において、図1の不図示の撮影
レンズの一つの対物レンズからの光束12−1,12−
2は主ミラー3を透過後、第1の反射鏡4により、ほぼ
主ミラー3の傾きに沿った方向に反射され、第2の反射
鏡6により再び方向を変えた後、赤外カットフィルタ
7、絞り8の2つの開口8−1,8−2を経て、2次結
像系9の各レンズ9−1,9−2により集光され、第3
の反射鏡10を介して光電変換素子11のエリアセンサ
11−1,11−2上にそれぞれ到達する。図中の光束
12−1,12−2はフィルム2の中央に結像する光束
を示したものであるが、他の位置に結像する光束につい
ても同様の経路を経て、光電変換素子11に達し、全体
として、フィルム2上の所定の2次元領域に対応する2
つの光量分布が光電変換素子11の各エリアセンサ11
−1,11−2上に形成される。
【0038】本実施形態において、第1の反射鏡4は、
2次曲線を軸回りに回転してできる曲面の一部で構成さ
れていて、特に回転楕円面が好適に用いられる。図1に
おいては、第1の反射鏡4の表面形状は点20を頂点と
する楕円21を楕円21の軸22の回りに回転してでき
る回転楕円面の一部からなり、その焦点は第2の反射鏡
6による絞り8の中心の像位置23付近と、主ミラー3
透過後の光軸24の延長上の点(不図示)の付近に設定
されている。もし、対物レンズの光軸24の延長上の点
が対物レンズの射出瞳位置(種々の対物レンズが交換し
て用いられる場合にはそれらの平均的な射出瞳位置)の
付近にあれば対物レンズの射出位置と2次結像系の入射
位置がほぼ結像されることになり、第1の反射鏡4は理
想的なフィールドレンズとしての機能を果たすことにな
る。図1から明らかなように、第1の反射鏡4として光
学的に使用しているのは回転楕円面の回転軸及び頂点を
含まない領域である。本実施形態の回転楕円面の具体的
な形状は図1の座標軸に対して、
【0039】
【数1】 但し、x,y,zは3軸座標であり、数1式は2次曲線
を表す式であり、k=0で球面を、k=−1で放物面
を、k>−1で回転楕円面となる。また、h2=y2+z
2であり、rは軸上の曲率を表す。通常のカメラと対物
レンズ(撮影レンズ)を想定した場合、rとkの範囲
は、 −20≦ r ≦20 −1< k ≦−0.2 程度が好ましい。
【0040】また本実施形態においては、2次結像系9
の第一面を凹面形状とすることで、2次結像系9に入射
する光が無理に屈折されることがないような構成とし、
光電変換素子11の二次元領域の広い範囲にわたって良
好で一様な結像性能を確保している。このようにして得
られた2つの光量分布に対して、図18において説明し
たのと同様な原理に基づき、分離方向即ち図3に示す2
つのエリアセンサ11−1,11−2の上下方向の相対
的位置関係をエリアセンサ11−1,11−2の各位置
で算出することで、対物レンズの焦点状態を二次元的に
検出することができる。尚、第1の反射鏡4は、撮影に
際し、主ミラー3と同様に撮影光路外に退避されるもの
である。
【0041】次に、光電変換素子11について詳しく説
明する。
【0042】第4図は本実施形態における焦点検出領域
の分布の様子を図17で説明したカメラのファインダ1
05から見た状態で描いたものである。図4のように本
実施形態では撮影画面31の中央部分に左右11、上下
5分割の計55領域(図中、□が1領域を表す)での焦
点検出が可能である。この55の領域の各々に対応する
ように光電変換素子11の2つのエリアセンサ11−
1,11−2をそれぞれ55分割して用いている。
【0043】図5は、図3に示すエリアセンサ11ー
1,11ー2の1つのエリアセンサについて、55分割
の様子を示した図である。図中、41は比較上図20の
120で示しているダーク画素部である。本実施形態で
はエリアセンサであるが、蓄積制御を分割領域毎に独立
に行っているので、各分割領域に対し1つずつのダーク
画素を設定している。図5ではダーク画素が検出領域外
に上下方向の分割数(5)だけまとめて設置されてい
る。従って、11×5の各分割領域毎にダーク画素を設
け、各分割領域内には20画素が設けられた例を示して
いるがこの画素数は更に多数個でもよく、このようなエ
リアセンサによって、各分割領域毎の焦点検出を可能と
している。尚、図では領域分割の様子を強調するため
に、分割ラインを太く描いているが、実際は通常のエリ
アセンサの様な均一の外観となり、全領域によって焦点
検出を行う。
【0044】図6は、本実施形態のエリアセンサ用蓄積
制御回路部の概要である。図5で示した各分割領域
(対)毎に、図20で説明したものと同様なセンサ領域
1〜nと最大値検出回路部1〜nと差動アンプ(AP1
〜APn)を持ち、各差動アンプ(AP1〜APn)の
出力が、出力スイッチAS1a〜ASnaを介してコン
パレータCOMの一端に入力され、共通の所定レベル
(VR)に到達することでコンパレータCOMの出力が
反転し、この反転出力の読みだし信号ΦRは各スイッチ
AS1b〜ASnbを介して各センサ領域1〜nに蓄積
動作の終了と読み出し開始を指示する。ここで、各分割
領域毎の独立蓄積制御を可能にしながら回路規模の縮小
を計るため、制御回路部51が基準クロック信号ICLK
に基づいて、各分割領域毎に、各分割領域毎に設けられ
たアナログスイッチ対AS1aとAS1b、AS2aと
AS2b〜ASnaとASnbを順次ONして走査し、
共通のコンパレータCOMの読みだし信号ΦRの反転に
より各分割領域の蓄積終了を各分割領域のセンサ領域1
〜nに知らせ、全領域の蓄積終了判断を行っている。こ
の制御回路51の一連の走査が一巡した時点で、各セン
サ領域1〜nから画素読みだしを行ない、焦点検出動作
を行う。
【0045】なお、本実施形態においては、位相差を検
出する各焦点検出領域対に対する蓄積制御は、各分割領
域毎に、図20と同等の関係を保っている。従って、図
3での光電変換素子11の2つのエリアセンサ部11−
1,11−2を同時に、そして各分割領域対においては
共通信号(各分割領域対毎の最大出力値)に基づいて蓄
積制御が行われ、各分割領域対毎に最大値に応じた焦点
検出信号を得られ、精度の高い焦点検出を可能とする。
【0046】又、本実施形態では焦点検出領域を55分
割しているので、上記nは55となる。そして、図5の
上下のライン(行)方向(5分割方向)が位相差の発生
する方向であり、エリアを構成している1画素の短辺方
向ともなっている。
【0047】[第2の実施形態]図7は、本実施形態の
焦点検出装置において、図6で示した11×5の分割領
域中、検出動作を中央3ラインに制限した場合の検出領
域の様子を示した図である。動作制限を行うには図6で
各分割領域毎に設けられた差動アンプAPnとアナログ
スイッチ対ASna、ASnbの動作を制御回路部51
で必要な分割領域だけ選択するために、その領域への制
御信号をONして、動作させればよい。図7の場合15
個の領域に対応する回路だけ動作させることとなる。
【0048】上記動作制限の目的は、非常な高輝度の場
合の不適切な蓄積状態(いわゆる飽和状態)を回避する
ことである。つまり、本実施形態の蓄積制御を順次走査
して行っているため、蓄積終了判断が逐次行われず、適
正な蓄積時間が非常に短い場合には、飽和した像信号し
か得られなくなってしまい、焦点検出不可能となってし
まう。そこで、動作領域を少なくすれば、一走査時間が
短縮され、高輝度時でも適切な蓄積制御が可能となる。
なお、全領域検出対象の時は、飽和領域だけ選択して再
蓄積することとなる。しかし、もともと高輝度領域なの
で蓄積時間は短く、他の領域の焦点検出演算を行ってい
る間に十分蓄積終了し、焦点調節時間全体への影響は少
ない。
【0049】なお、本実施形態では、動作制限を行う単
位は撮影画面31に対して上下5領域(1ライン)を設
定単位としている。これは、制御回路を機能的に必要十
分な規模に抑えるためである。以下に説明する蓄積終了
出力禁止機能を用いることで、個々の領域に対する動作
制限を可能にしなくても十分その機能は満足される。
【0050】[第3の実施形態]図8は、撮影画面31
に対して上下に5分割の横並びに設定した蓄積終了信号
の出力制限を行う領域61〜65を示している。これ
は、横並びの焦点検出領域に対して、その蓄積終了を知
らせる信号出力を同時に許可/禁止を行うためのもので
ある。この機能と前記ライン単位の動作制限で各焦点検
出領域を個々独立に動作制限するのとほぼ同等の機能が
簡単に得られる。
【0051】本実施形態では、蓄積終了の検知用に蓄積
終了出力端子INTEが設けてあり、この端子がカメラ
全体の制御を行うマイクロコンピュータにつながってい
る。このINTE端子はいずれかの領域が蓄積終了した
らそのことを伝えるものであるが、図8の5つの領域単
位にその出力を禁止可能としている。
【0052】図9は本実施形態による出力禁止機能を説
明するためのブロック図である。図において、各検出領
域の蓄積終了信号END1〜55は論理和回路OR1〜
OR5に入力されて論理積回路AND1〜5に出力さ
れ、制御信号INH1〜5がそれぞれINV1〜5を介
して論理積回路AND1〜5に入力される。論理積回路
AND1〜5の出力は、論理和回路OR6にそれぞれ入
力されて、それらの論理和が共通端子の蓄積終了出力端
子INTEに出力される。図9では、図8に示す出力禁
止領域61〜65に対して、制御信号INH1〜INH
5が設定されている。各制御信号INH1〜INH5を
設定(=1)すると、その領域に属している各焦点検出
領域からの蓄積終了信号ENDn(n=1〜55)の出
力が共通端子INTEに伝わらない構成となっている。
カメラ全体の制御としては、実際に使用する領域につい
ての蓄積終了が検知出来れば必要十分であり、過分な動
作制限回路は必要ない。そこで、動作制限は最小限ライ
ン単位で可能とし、蓄積終了出力制限を動作制限方向と
直行する方向に可能な構成を採用している。
【0053】[第4の実施形態]図10は図7で行った
動作制限に加えて、図9の禁止制御信号INH1、IN
H5を‘1’に設定して、中央9つの検出領域だけの蓄
積終了信号が出力されるよう設定したものである。こう
すれば、カメラ全体の制御としては、中央9つの領域だ
けを焦点検出領域として動作させているのとほぼ同等の
状態となる。
【0054】[第5の実施形態]図11では動作制限を
不連続なラインで設定し、更に蓄積終了出力許可を1つ
の領域(63,INH3のみ=0)とした場合の図であ
る。こうすると、撮影領域31に対して中央に横並びに
点在した5点の検出領域での動作が可能となる。更に図
12では動作制限を1ラインとし、蓄積終了出力許可も
1つの領域のみとしている。この場合、あたかも1つの
焦点検出領域のみを動作させているのと同等な制御が可
能となる。つまり、カメラ全体としては、一つの焦点検
出領域の蓄積終了を検知したら、すぐにその焦点検出領
域だけの蓄積信号を読みに行くだけとなる。
【0055】[第6の実施形態]図13は上記のごとき
各実施形態に示した各焦点検出装置を備えたカメラの具
体的な構成の一例を示す回路図であり、先ず各部の構成
について説明する。
【0056】図13において、PRSはカメラの制御装
置で、例えば、内部にCPU(中央処理装置)、RO
M、RAM、A/D、D/A変換機能を有する1チップ
のマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータ
PRSはROMに格納されたカメラのシーケンス・プロ
グラムに従って、自動露出制御機能、自動焦点調節機
能、フィルムの巻き上げ・巻き戻し等のカメラの一連の
動作を行っている。そのために、マイクロコンピュータ
PRSは通信用信号SO、SI、SCLK、通信選択信
号CLCM、CDDR、CICCを用いて、カメラ本体
内の周辺回路およびレンズ内制御装置と通信を行って、
各々の回路やレンズの動作を制御する。
【0057】SOはマイクロコンピュータPRSから出
力されるデータ信号、SIはマイクロコンピュータPR
Sに入力されるデータ信号、SCLKは信号SO、SI
の同期クロックである。
【0058】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力
を供給するとともに、マイクロコンピュータPRSから
の選択信号CLCMが高電位レベル(以下、‘H’と略
記し、低電位レベルは‘L’と略記する)のときには、
カメラとレンズ間の通信バッファとなる。
【0059】マイクロコンピュータPRSが選択信号C
LCMを‘H’にして、同期クロックSCLKに同期し
て所定のデータをデータ信号SOから送出すると、レン
ズ通信バッファ回路LCMはカメラ・レンズ間通信接点
を介して、同期クロックSCLK、データ信号SOの各
々のバッファ信号LCK、DCLをレンズへ出力する。
それと同時に、レンズLNSからの信号DLCのバッフ
ァ信号をデータ信号SIに出力し、マイクロコンピュー
タPRSは同期クロックSCLKに同期してデータ信号
SIからレンズのデータを入力する。
【0060】DDRは各種のスイッチSWSの検知およ
び表示用回路であり、信号CDDRが‘H’のとき選択
され、データ信号SO、SI、同期クロックSCLKを
用いてマイクロコンピュータPRSから制御される。即
ち、マイクロコンピュータPRSから送られてくるデー
タに基づいてカメラの表示部材DSPの表示を切り替え
たり、カメラの各種操作部材のオン・オフ状態を通信に
よってマイクロコンピュータPRSに報知する。OLC
はカメラ上部に位置する外部液晶表示装置であり、IL
Cはファインダ内部液晶表示装置である。本実施形態で
は、焦点検出の動作領域の設定等は、この検知および表
示用回路DDRに属するスイッチSWSにて行ってい
る。
【0061】SW1、SW2は不図示のレリーズボタン
に連動したスイッチで、レリーズボタンの第一段階の押
下によりSW1がオンし、引き続いて第2段階の押下で
SW2がオンする。マイクロコンピュータPRSはSW
1オンで測光、自動焦点調節を行い、SW2オンをトリ
ガとして露出制御とその後のフィルムの巻き上げを行
う。
【0062】なお、SW2はマイクロコンピュータであ
るPRSの「割り込み入力端子」に接続され、SW1オ
ン時のプログラム実行中でもSW2オンによって割り込
みがかかり、直ちに所定の割り込みプログラムへ制御を
移すことができる。
【0063】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモ
ータであり、各々の駆動回路MDR1、MDR2により
正転、逆転の制御が行われる。マイクロコンピュータP
RSから駆動回路MDR1、MDR2に入力されている
信号M1F、M1R、M2F、M2Rはモータ制御用の
正転及び反転制御信号である。
【0064】MG1、MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、制御信号SMG1、SMG
2、増幅トランジスタTR1、TR2により通電され、
マイクロコンピュータPRSによりシャッタ制御が行わ
れる。
【0065】なお、モーター駆動回路MDR1、MDR
2、シャッタ制御は、本発明と直接関わりがないので、
詳しい説明は省略する。
【0066】レンズLNS内制御回路LPRSにバッフ
ァ信号LCKと同期して入力されるバッファ信号DCL
は、カメラからレンズLNSに対する命令のデータであ
り、命令に対するレンズLNSの動作は予め決められて
いる。レンズLNS内制御回路LPRSは、所定の手続
きに従ってその命令を解析し、焦点調節や絞り制御の動
作や、出力DLCからレンズLNSの各部動作状況(焦
点調節光学系の駆動状況や、絞りの駆動状態等)や、各
種パラメータ(開放Fナンバ、焦点距離、デフォーカス
量対焦点調節光学系の移動量の係数、各種ピント補正量
等)の出力を行う。
【0067】本実施形態では、ズームレンズの例を示し
ており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合に
は、同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節
用モータLMTRを信号LMF、LMRによって駆動し
て、光学系を光軸方向に正逆移動させて焦点調節を行
う。光学系の移動量は光学系に連動して回動するパルス
板のパターンをフォトカプラーにて検出し、移動量に応
じた数のパルスを出力するエンコーダ回路ENCFのパ
ルス信号SENCFでモニタし、レンズLNS内制御回
路LPRS内のカウンタで計数しており、焦点調節用の
所定の移動が完了した時点でレンズLNS内制御回路L
PRS自身が信号LMF、LMRを‘L’にしてモータ
LMTRを制動する。
【0068】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラの制御装置であるマイクロコン
ピュータPRSはレンズの駆動が終了するまで、レンズ
駆動に関して全く関与する必要がない。また、カメラか
ら要求があった場合には、上記カウンタの内容をカメラ
に送出することも可能な構成になっている。
【0069】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動
用としては公知のステッピング・モータDMTRを駆動
する。なお、ステッピング・モータDMTRはオープン
制御が可能なため、動作をモニタするためのエンコーダ
を必要としない。
【0070】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズLNS内制御回路LPRSはエ
ンコーダ回路ENCZからの信号SENCZを入力して
ズーム位置を検出する。レンズLNS内制御回路LPR
S内には各ズーム位置におけるレンズ・パラメータが格
納されており、カメラ側のマイクロコンピュータPRS
から要求があった場合には、現在のズーム位置に対応し
たパラメータをカメラ側に送出する。
【0071】ICCは、光電変換素子であるCCD等か
ら構成される焦点検出用エリアセンサ及びその駆動制御
回路である焦点検出回路であり、選択信号CICCが
‘H’のとき選択されて、データ信号SO、SI、同期
信号SCLKを用いてマイクロコンピュータPRSから
制御される。
【0072】ΦV、ΦH、ΦRはエリアセンサ出力の読
み出し、リセット信号であり、マイクロコンピュータP
RSから信号に基づいて焦点検出回路ICC内の駆動回
路によりセンサ制御信号が生成される。センサ出力はセ
ンサ部からの読み出し後増幅され、出力信号IMAGE
としてマイクロコンピュータPRSのアナログ入力端子
に入力され、マイクロコンピュータPRSは出力信号I
MAGEをA/D変換後、そのデジタル値をRAM上の
所定のアドレスへ順次格納してゆく。これらデジタル変
換された信号を用いて焦点検出を行っていく。
【0073】VRは前述した各差動アンプに共通の蓄積
終了判定レベルであり、INTEは蓄積終了出力信号、
ICLKは焦点検出回路ICC内の制御回路部の基準ク
ロック信号である。
【0074】上述のカメラの全システム中、特に焦点検
出回路ICCの動作は第1乃至第6の実施形態で説明し
たようにエリアセンサによる焦点検出の動作を行ない、
その結果はマイクロコンピュータPRSを介してレンズ
LNS内制御回路LPRSにより適切な焦点ポイントに
レンズ系を移動・保持し、その後シャッターが動作する
ことで、焦点のあった画像を取得することができる。
【0075】尚、上記図13ではカメラとレンズLNS
が別体(レンズ交換が可能)となるもので表現されてい
るが、本発明はカメラ・レンズ一体なるものでも何等問
題なく、これ等に限定されるものではない。
【0076】[第7の実施形態]以上の実施形態は、図
3に示すように光電変換素子11上に2つの光量分布を
上下に形成し、その上下方向のずれを検出するものであ
った。このような構成の焦点検出装置においては、横線
のような縦方向に濃淡のある被写体に対してのみ焦点検
出が可能であり、縦線のような横方向に濃淡のある被写
体に対しては焦点検出が出来ない。
【0077】この点を改善した実施形態の光学的配置図
を図14に示した。図1と異なる点は、2つのレンズ9
−1,9−2からなる2次結像系9にこれと直交する方
向に2つのレンズ9−3,9−4の2つのレンズを新た
に配置し、それに対応した絞り8の開口8−3,8−4
と光電変換素子11上にエリアセンサ11−3,11−
4を設けたことである。尚、図14では煩雑さを避ける
ために、図1で示した絞り8の開口8−1,8−2と光
電変換素子11のエリアセンサ11−1,11−2及び
光束12−1,12−2等は省略している。
【0078】図15は本実施形態での絞り8の開口形状
を示したものである。図中8−3,8−4が新たに加え
られた開口であり、9−3,9−4はそれに対応してそ
の後方に配置された2次結像系9を構成する2つのレン
ズである。
【0079】本実施形態では、図15の絞り8の開口8
−3,8−4は同開口8−1,8−2に比べ不図示の対
物レンズの瞳の周辺の領域の光を取り入れるように、よ
り外側に配置されている。このような構成とすることで
焦点検出の際のいわゆる基線長を長くすることができ、
本実施形態に新たに付け加えられた絞り8の開口8−
3,8−4による焦点検出系は、明るい対物レンズに対
しては焦点検出精度を高めることが可能となる。もちろ
ん、絞り8の開口8−3,8−4が配置される中心から
の位置を同開口8−1,8−2と同一とし、焦点検出精
度は同等であるが縦横のどちらか一方にのみ濃淡分布が
ある被写体に対しても、対物レンズの明るさに関係な
く、常に焦点検出を可能とする様に構成することも可能
である。
【0080】図16は2次結像レンズ9−3,9−4に
よって光量分布が形成される光電変換素子11上のエリ
アセンサ11−3,11−4を示したものである。図か
らわかるように、本実施形態では左右方向に像の位相差
を検出するエリアセンサ11−3,11−4に対応する
視野領域は、上下方向に像の位相差を検出するエリアセ
ンサ11−1,11−2に対応する視野領域に対して小
さく設定している。これは、上下、左右両方向の歪が少
ない2次光学系の実現と、光電変換素子が過剰に大きく
なるのを避けるためである。
【0081】4つのエリアセンサ部11ー1〜4に対す
る蓄積制御は、それぞれ対となるエリアセンサ部11−
1,11−2と11−3,11−4の各々での共通信号
(各々の各分割領域対毎の最大出力値)に基づいた蓄積
制御を同時に行う。つまり、ここでは図24で複数のラ
インセンサ対での考え方を、複数のエリアセンサ対に拡
張すればよく、各エリアセンサ対中、複数の分割領域毎
に、最大値を検出して蓄積終了信号を得ることで、広範
囲の焦点検出領域による焦点検出信号を得ることができ
る。
【0082】なお、以上の各実施形態において、エリア
センサに対して、撮影レンズからの入射光を2つの視差
を有する2像に分離してからそれぞれ結像しているが、
所定の基線長離れた2つのレンズを介して入射する2つ
の像を各エリアセンサに入射してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきた本発明によれば、撮影
画面又は観察画面上の広い範囲に渡り二次元的、連続的
に焦点検出をする焦点検出装置において、受光部である
連続した二次元的な広がりを有する複数の光電変換手段
の分割された複数の各領域での蓄積制御を各々独立に行
い、更に前記独立蓄積制御は各領域からの制御信号を順
次走査して行うことで、二次元的な領域における任意の
位置の被写体に焦点を合わせることが精度良く容易にで
き、しかも制御回路規模の縮小が計られ、安価な装置の
提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の焦点検出装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の絞りおよび2次結像
系を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の光電変換素子を示す
図である。
【図4】本発明の実施形態の焦点検出領域の分布を示す
図である。
【図5】本発明の実施形態の光電変換素子の詳細を示す
図である。
【図6】本発明の実施形態のエリアセンサ用蓄積制御回
路部の概要を示す図である。
【図7】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説明
する図である。
【図8】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説明
する図である。
【図9】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説明
する図である。
【図10】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説
明する図である。
【図11】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説
明する図である。
【図12】本発明の実施形態の光電変換素子の機能を説
明する図である。
【図13】本発明の実施形態であるカメラおよびレンズ
の回路図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の焦点検出装置の概
略構成図である。
【図15】本発明の第2の実施形態の絞りおよび2次結
像系を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態の光電変換素子を示
す図である。
【図17】従来の焦点検出装置のカメラ内配置図であ
る。
【図18】従来の焦点検出装置を説明する図である。
【図19】従来の焦点検出領域の分布を示す図である。
【図20】従来の光電変換素子及びその蓄積制御を説明
する図である。
【図21】従来の光電変換素子及びその蓄積制御を説明
する図である。
【図22】従来の光電変換素子及びその蓄積制御を説明
する図である。
【図23】従来の焦点検出領域の分布を示す図である。
【図24】従来の光電変換素子及びその蓄積制御を説明
する図である。
【図25】従来の光電変換素子及びその蓄積制御を説明
する図である。
【図26】従来方式で焦点検出領域を二次元に拡大した
場合の説明図である。
【図27】従来方式で焦点検出領域を二次元に拡大した
場合の説明図である。
【図28】従来方式で焦点検出領域を二次元に拡大した
場合の説明図である。
【図29】従来方式で焦点検出領域を二次元に拡大した
場合の説明図である。
【図30】従来方式で焦点検出領域を二次元に拡大した
場合の説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズの光軸 2 フィルム 3 主ミラー 4 第1の反射鏡 5 結像面 6 第2の反射鏡 7 赤外カットフィルタ 8 絞り 9 2次結像系 10 第3の反射鏡 11 光電変換素子 12 光束 24 対物レンズの光軸 31 撮影画面領域 101 対物レンズ 102 主ミラー 103 焦点板 104 ペンタプリズム 105 接眼レンズ 106 サブミラー 107 フィルム 108 焦点検出装置 109 視野マスク 110 フィールドレンズ 111 2次結像系 112 光電変換素子 113 絞り 114 対物レンズの射出瞳 115 光束 A 撮影画面領域 B 焦点検出領域 PRS カメラ内制御装置としてのマイクロコンピュ
ータ LCM レンズ通信バッファ回路 SDR センサ駆動回路 LNS レンズ LPRS レンズ内制御回路 ENCF 焦点調節用レンズの移動量検出エンコーダ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した二次元的な広がりを有するエリ
    アセンサを複数の領域に分割し、前記各分割領域内の全
    画素の蓄積の終了を前記各分割領域毎独立に行うことを
    特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記各分割領域毎にその領域内の全画素
    の蓄積を終了させる蓄積制御信号が、少なくとも前記各
    分割領域中の各画素の最大蓄積電荷量に基づいた信号で
    あることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 複数の光電変換領域を備え、前記各光電
    変換領域の蓄積終了判定動作を共通の単一制御部で順次
    走査して行うことを特徴とする光電変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の光電変換装置に
    よる前記各分割領域内の全画素の蓄積の終了を、請求項
    3に記載の光電変換装置における前記共通の単一制御部
    で順次走査により行うことを特徴とする光電変換装置。
  5. 【請求項5】 撮影レンズを通過した被写体からの光束
    を受光する連続した二次元的な広がりを有するエリアセ
    ンサを複数の分割領域に分割し、前記各分割領域毎に前
    記各分割領域の各画素中の蓄積電荷の最大値が所定のレ
    ベルに到達することを検出し、該検出した結果から前記
    各分割領域の各画素の読みだしを開始することを特徴と
    する撮像装置。
  6. 【請求項6】 撮影レンズを通過した被写体からの光束
    を受光する連続した二次元的な広がりを有するエリアセ
    ンサを具備する撮像装置において、 前記エリアセンサを複数の領域に分割した分割領域の各
    センサと、 前記各センサ毎に最大値を検出する最大値検出回路と、 前記各センサ毎に設けたダーク領域のダーク画素の画素
    信号を出力するダーク検出部と、 前記各センサ毎に該ダーク検出部の出力と前記最大値検
    出回路の出力との差を検出する差動アンプと、 制御回路の制御信号により時系列的に前記各差動アンプ
    の出力を所定レベルと比較するコンパレータと、 前記制御回路の制御信号により前記時系列的に前記コン
    パレータの出力を前記各センサの電荷蓄積を終了させる
    電荷蓄積終了手段と、 前記電荷蓄積終了手段による電荷蓄積終了から前記各セ
    ンサの各画素の読みだしを開始する読みだし開始手段
    と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の撮像装置による
    前記各画素の読みだしを開始し、各画素の蓄積電荷に応
    じて焦点検出を行うことを特徴とする焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 撮影レンズを通過した被写体からの光束
    を受光する連続した二次元的な広がりを有する複数の光
    電変換手段と、該光電変換手段の出力から前記撮影レン
    ズのデフォーカス量を検出する焦点検出手段とを備えた
    焦点検出装置において、 前記光電変換手段は前記二次元的な広がりを複数の領域
    に分割した各受光領域毎に蓄積制御を独立に行うことを
    特徴とする焦点検出装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の領域は前記受光領域を一次元
    単位(各ライン)で分割した領域であることを特徴とす
    る請求項8に記載の焦点検出装置。
  10. 【請求項10】 前記一次元単位の方向は位相差検出方
    式の焦点検出の際に、位相差の発生する方向であること
    を特徴とする請求項9に記載の焦点検出装置。
  11. 【請求項11】 前記一次元単位の方向は画素の短辺方
    向であることを特徴とする請求項9に記載の焦点検出装
    置。
  12. 【請求項12】 前記複数の領域は前記受光領域の一次
    元単位(各ライン)を更に分割した領域であることを特
    徴とする請求項9に記載の焦点検出装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の領域に対する蓄積制御は単
    一回路が各領域からの制御信号を順次走査して行うこと
    を特徴とする請求項8に記載の焦点検出装置。
  14. 【請求項14】 撮影レンズを通過した被写体からの光
    束を受光する連続した二次元的な広がりを有する複数の
    光電変換手段と、光電変換手段の出力から撮影レンズの
    デフォーカス量を検出する検出手段を備えた焦点検出手
    段において、前記光電変換手段は複数の領域に分割した
    各受光領域に対して個々に動作制限が設定可能なことを
    特徴とする焦点検出装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の領域は前記受光領域を一次
    元単位(各ライン)で分割した領域であることを特徴と
    する請求項14に記載の焦点検出装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の領域に対する動作制限設定
    は連続した分割領域毎に対して行うことを特徴とする請
    求項14に記載の焦点検出装置。
  17. 【請求項17】 撮影レンズを通過した被写体からの光
    束を受光する複数の二次元的な広がりを形成する複数の
    光電変換手段を具備し、前記光電変換手段の出力から前
    記撮影レンズのデフォーカス量を検出する焦点検出装置
    において、 前記複数の光電変換手段は前記二次元的な広がりの中で
    隔たった複数の領域の蓄積制御を同時に行うことを特徴
    とする焦点検出装置。
  18. 【請求項18】 上記隔たった複数の領域に対する蓄積
    制御は前記隔たった複数の領域の画素の蓄積出力を共通
    信号に基づいて行うことを特徴とする請求項17に記載
    の焦点検出装置。
  19. 【請求項19】 上記共通信号は、対にして用いる隔た
    った領域毎に共通な信号であることを特徴とする請求項
    18に記載の焦点検出装置。
  20. 【請求項20】 撮影レンズを通過した被写体からの光
    束を受光する連続した二次元的な広がりを有する複数の
    光電変換手段を具備し、前記光電変換手段の出力から前
    記撮影レンズのデフォーカス量を検出する焦点検出手段
    において、 前記光電変換手段は複数の領域に分割した各受光領域に
    おける蓄積終了信号の出力を任意に禁止可能とすること
    を特徴とする焦点検出装置。
  21. 【請求項21】 撮影レンズを通過した被写体からの光
    束を受光する連続した二次元的な広がりを有する複数の
    光電変換手段を具備し、前記光電変換手段の出力から撮
    影レンズのデフォーカス量を検出する焦点検出手段にお
    いて、 前記光電変換手段は分割した複数の各受光領域において
    蓄積制御を独立に行い、一次元単位(各ライン)に分割
    した領域毎に動作制限を設定し、更に前記一次元方向と
    は異なる方向に分割した領域毎に蓄積終了信号の出力禁
    止を設定することを特徴とする焦点検出装置。
  22. 【請求項22】 前記一次元方向とは異なる方向が前記
    一次元方向と直交し、前記分割した複数の領域の並び方
    向であることを特徴とする請求項21に記載の焦点検出
    装置。
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