JPH10103468A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH10103468A
JPH10103468A JP28002496A JP28002496A JPH10103468A JP H10103468 A JPH10103468 A JP H10103468A JP 28002496 A JP28002496 A JP 28002496A JP 28002496 A JP28002496 A JP 28002496A JP H10103468 A JPH10103468 A JP H10103468A
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Keisuke Miyoshi
啓介 三好
Hirokazu Nishizumi
博和 西角
Kenji Sawa
研司 澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速段を自動的に切り換える自動変速モード
と、手動操作によって切り換える手動変速モードとが設
定され、これらのモードの切り換えが可能とされた自動
変速機において、自動変速モードから手動変速モードへ
の切り換え時における変速段の設定を適切に行って、運
転者の要求に適合した変速制御が行われ、或は操作性に
優れた自動変速機を実現する。 【解決手段】 自動変速モードと手動変速モードの切り
換え手段が設けられた構成において、エンジン回転数N
eを検出するエンジン回転数検出手段と、上記自動変速
モードから手動変速モードへの切り換え操作時に、上記
検出手段で検出されたエンジン回転数Neが所定値Ne
0より低い場合には、変速段を自動変速モードでの切り
換え操作直前の変速段より1段シフトダウンし、エンジ
ン回転数Neが所定値Ne0より高い場合には、1段シ
フトアップする変速段設定手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機、特に
Dレンジ等の自動変速モードの他に、手動操作で変速段
を切り換える手動変速モードを有する自動変速機の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用の自動変速機として、変速
段を自動的に切り換えるDレンジ等の自動変速モードの
他に、手動操作で変速段を切り換える手動変速モードを
備えたものが実用化されつつあり、このような自動変速
機として、例えば特開平3−89075号公報に開示さ
れたものがある。
【0003】この自動変速機においては、車体前後方向
の第1の切り換え通路に沿ったシフトレバーの揺動操作
によって、P(駐車)、R(後退)、N(中立)、D
(ドライブ)、3(3速)、2(2速)、1(1速)の
レンジが選択可能とされていると共に、上記Dレンジの
選択位置から横方向に延びる通路を介して第1の切り換
え通路に平行な手動変速モード用の第2の切り換え通路
が設けられ、この第2の切り換え通路内に、中立位置と
シフトアップ位置とシフトダウン位置とが設けられて、
シフトレバーを中立位置からシフトアップ位置またはシ
フトダウン位置に手動で操作することにより、変速段が
1段シフトアップもしくはシフトダウンされるようにな
っている。
【0004】また、特開平5−196118号公報に
は、上記公報の自動変速機と同様に、シフトレバーの操
作によって、P、R、N、D、3、2、1の各レンジの
選択が可能とされた自動変速機において、ハンドルに、
可能化スイッチ、アップシフトスイッチ及びダウンシフ
トスイッチを備えたものが開示されている。
【0005】この自動変速機においては、シフトレバー
がDレンジに操作されている状態で可能化スイッチが押
されたときに手動変速モードに切り換わり、この状態で
アップシフトスイッチもしくはダウンシフトスイッチを
操作すれば、変速段が1段づつシフトアップもしくはシ
フトダウンすることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動変速モードと手動変速モードとが設けられた自動
変速機の場合、自動変速モードから手動変速モードに切
り換えたときに、この手動変速モードでの最初の変速段
をどのように設定するのがよいか、という問題がある。
【0007】つまり、上記公報に開示された自動変速機
においては、シフトレバーを第2の切り換え通路に操作
し、或は可能化スイッチを操作して手動変速モードに切
り換えたときに、その切り換え操作のみによっては変速
段は変化せず、切り換え操作直前の自動変速モードでの
変速段が保持されるようになっている。
【0008】この場合、手動変速モードへの切り換え
が、例えば加速力やエンジンブレーキを得るためのもの
である場合には、この切り換え操作に加えて、さらに変
速段をシフトダウンする操作が必要となり、また、手動
変速モードへの切り換えが、例えばエンジン回転数を低
下させて燃料消費の少ない経済的な運転状態に移行させ
るためのものである場合には、切り換え操作に加えて、
さらに変速段をシフトアップする操作が必要となり、い
ずれの場合にも、操作が煩雑となるのである。
【0009】そこで、本発明は、上記のように自動変速
モードと手動変速モードとの切り換えが可能とされた自
動変速機において、自動変速モードから手動変速モード
への切り換え時における変速段の設定を適切に行うこと
により、運転者の要求に適合した変速制御が行われ、或
は操作性に優れた自動変速機を実現することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0011】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載した発明(以下、第1発明という)は、予め設定さ
れた変速特性に基づいて変速段を自動的に切り換える第
1の変速モードと、運転者の手動操作に応じて変速段を
切り換える第2の変速モードとを有し、運転者のモード
切り換え操作によってこれらのモードの切り換えが可能
とされた自動変速機において、上記第1の変速モードか
ら第2の変速モードへの切り換え操作時に、変速段を第
1の変速モードでの切り換え操作直前の変速段とは異な
る変速段に設定する変速段設定手段を設けたことを特徴
とする。
【0012】また、請求項2に記載した発明(以下、第
2発明という)は、上記第1発明において、変速段設定
手段により、第1の変速モードから第2の変速モードへ
の切り換え操作時に、変速段を第1の変速モードでの切
り換え操作直前の変速段より1段シフトダウンするよう
にしたことを特徴とする。
【0013】一方、請求項3に記載した発明(以下、第
3発明という)は、上記第1発明と同様に、予め設定さ
れた変速特性に基づいて変速段を自動的に切り換える第
1の変速モードと、運転者の手動操作に応じて変速段を
切り換える第2の変速モードとを有し、運転者のモード
切り換え操作によってこれらのモードの切り換えが可能
とされた自動変速機において、エンジン回転数を検出す
るエンジン回転数検出手段と、上記第1の変速モードか
ら第2の変速モードへの切り換え操作時に、上記検出手
段で検出されたエンジン回転数が所定値より低い場合に
のみ、変速段を第1の変速モードでの切り換え操作直前
の変速段より1段シフトダウンする変速段設定手段とを
設けたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載した発明(以下、第
4発明という)は、上記第3発明と同様に、変速モード
の切り換えが可能とされた自動変速機において、エンジ
ン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、第1の
変速モードから第2の変速モードへの切り換え操作時
に、上記検出手段で検出されたエンジン回転数が所定値
より高い場合にのみ、変速段を第1の変速モードでの切
り換え操作直前の変速段より1段シフトアップする変速
段設定手段とを設けたことを特徴とする。
【0015】また、請求項5に記載した発明(以下、第
5発明という)は、同じく変速モードの切り換えが可能
とされた自動変速機において、エンジン回転数を検出す
るエンジン回転数検出手段と、第1の変速モードから第
2の変速モードへの切り換え操作時に、上記検出手段で
検出されたエンジン回転数が所定値より低い場合には、
変速段を第1の変速モードでの切り換え操作直前の変速
段より1段シフトダウンし、エンジン回転数が所定値よ
り高い場合には、1段シフトアップする変速段設定手段
とを設けたことを特徴とする。
【0016】さらに、請求項6に記載した発明(以下、
第6発明という)は、上記各発明と同様に変速モードの
切り換えが可能とされた自動変速機において、第1の変
速モードにおける変速特性を複数の特性から選択可能と
する変速特性選択手段と、第1の変速モードから第2の
変速モードへの切り換え操作時に、上記選択手段により
選択されている変速特性に応じて変速段を設定する変速
段設定手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】そして、請求項7に記載した発明(以下、
第7発明という)は、上記第6発明において、変速特性
選択手段により、通常の特性と、この通常の特性よりも
加速性能を重視した特性と、通常の特性よりも燃費性能
を重視した特性のうちの少なくとも2つの特性から変速
特性を選択可能とすると共に、変速段設定手段により、
第1の変速モードから第2の変速モードへの切り換え操
作時に、上記選択手段により選択されている変速特性が
通常の特性にの場合には切り換え操作直前の変速段を保
持し、加速性能重視の特性の場合には変速段を1段シフ
トダウンし、燃費性能重視の特性の場合には変速段を1
段シフトアップするように構成したことを特徴とする。
【0018】上記の手段を用いることにより、本願の各
発明はそれぞれ次のように作用する。
【0019】まず、第1発明によれば、予め設定された
変速特性に基づいて変速段を自動的に切り換える第1の
変速モードから、運転者の手動操作に応じて変速段を切
り換える第2の変速モードに操作された際に、変速段が
第1の変速モードでの切り換え操作直前の変速段とは異
なる変速段に切り換わることになる。したがって、変速
段がシフトダウンされるように切り換わる場合には、変
速モードの切り換え操作によって加速力やエンジンブレ
ーキが得られ、また、変速段がシフトアップされるよう
に切り換わる場合には、同じく変速モードの切り換え操
作によってエンジン回転数の低い経済的な運転状態に移
行する等、いずれの場合にも、変速モードでの切り換え
操作のみで、運転者の要求に応じた変速段が得られるこ
とになる。
【0020】そして、特に第2発明によれば、上記第1
の変速モードから第2の変速モードへの切り換え操作時
に、変速段がシフトダウンするように切り換わるから、
変速モードの上記の切り換え操作により、加速力やエン
ジンブレーキが得られることになる。
【0021】また、第3発明によれば、第1の変速モー
ドから第2の変速モードへの切り換え操作時において、
エンジン回転数が所定値より低い場合に、変速段がシフ
トダウンするように切り換わるから、変速モードの上記
の切り換え操作のみで、エンジン回転数が高い状態でシ
フトダウンすることによるエンジンの過回転を回避しな
がら、加速力やエンジンブレーキが効果的に得られるこ
とになる。
【0022】これに対して、第4発明によれば、第1の
変速モードから第2の変速モードへの切り換え操作時に
おいて、エンジン回転数が所定値より高い場合に、変速
段がシフトアップするように切り換わるから、同じく変
速モードの上記の切り換え操作のみで、エンジン回転数
を低下させて経済的な運転状態に移行させることが可能
となる。
【0023】そして、第5発明によれば、第1の変速モ
ードから第2の変速モードへの切り換え操作時に、エン
ジン回転数に応じて変速段がシフトダウンもしくはシフ
トアップされることになって、上記第3発明の作用と第
4発明の作用の両方が得られることになる。
【0024】さらに、第6発明によれば、予め設定され
た変速特性に基づいて変速段を自動的に切り換える第1
の変速モードにおいて、上記の変速特性を複数の特性か
ら選択可能とされている場合に、選択されている変速特
性に応じて、第2の変速モードへの切り換え時における
変速段が設定されることになる。
【0025】そして、特に第7発明によれば、上記変速
特性として、通常の特性と、この通常の特性よりも加速
性能を重視した特性と、通常の特性よりも燃費性能を重
視した特性のうちの少なくとも2つが設定されている場
合に、第1の変速モードから第2の変速モードに切り換
えられたときに、通常の特性が選択されていた場合には
変速段を保持し、加速性能重視の特性が選択されていた
場合には変速段をシフトダウンし、燃費性能重視の特性
の場合には変速段をシフトアップすることにより、上記
の変速モードの切り換え操作のみで、運転者の要求に適
合した変速段が得られることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0027】まず、本発明の制御装置が適用される自動
変速機として、手動変速モード用のMレンジを備えた自
動変速機の変速操作入力装置の構造について説明する。
【0028】図1は、この変速操作入力装置1の外観を
示すもので、当該自動車の運転席側方の車体部材Xには
カバー2が取り付けられ、該カバー2に設けられた前後
方向に細長い開口部2aからシフトレバー3の上部が突
出されている。
【0029】このシフトレバー3は、上記カバー2の開
口部2aに沿って前後方向に操作されて、その操作位置
により、前方からPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレ
ンジ及びMレンジが選択されるようになっている。ま
た、Mレンジの操作位置には、中立位置を中心として前
後にシフトアップ位置及びシフトダウン位置がそれぞれ
設けられている。そして、これらの操作位置を示す表示
板4が上記カバー2における開口部2aの側方に設けら
れていると共に、該開口部2aは、シフトレバー3に係
合されて該レバー3の操作に従って前後にスライドする
スライドプレート5によって閉鎖されている。
【0030】なお、このシフトレバー3は、パイプ部材
3aによって本体が構成されていると共に、その中間部
より上方の部分は被覆部材3bで覆われており、また上
端の操作部3cには、シフト操作に対する規制を解除す
るための規制解除ボタン3dが設けられている。
【0031】次に、変速操作入力装置1の上記カバー2
より下方に配置された部分の構造を説明すると、図2及
び図3に示すように、この装置1は、合成樹脂で成形さ
れて、前後4か所のボルト穴11……11に挿通される
ボルト(図示せず)により車体に取り付けられるベース
部材10を有する。
【0032】このベース部材10の中央部には下方へ突
出する中空箱状の突出部12が設けられ、この突出部1
2の左右両側面に孔12a,12aが設けられていると
共に、上記シフトレバー3を構成するパイプ部材3aの
下端部には、逆T字状(図4参照)をなすように横方向
に延びる同じくパイプ部材でなる支軸3eが固着されて
おり、この支軸3eの左右両端部が上記突出部12の孔
12a,12aにそれぞれ嵌合されて、シフトレバー3
が該突出部12ないしベース部材10に前後に揺動可能
に支持されている。
【0033】そして、このベース部材10上には、シフ
トレバー3の位置決め機構、該シフトレバー3の各レン
ジ間での操作を規制する操作規制機構、該シフトレバー
3がMレンジに操作されたことを検出するMレンジスイ
ッチの操作機構、Mレンジ内におけるシフトレバー3に
対する中立付勢機構及びシフトアップ、シフトダウン操
作を検出するシフトアップスイッチ及びシフトダウンス
イッチの操作機構等が配設されている。
【0034】上記位置決め機構は、ベース部材10に設
けられた位置決め部13と、シフトレバー3に取り付け
られた位置決め用板バネ部材14とで構成されている。
このうち、位置決め部13は、ベース部材10の上面中
央部におけるシフトレバー3の突出部の前方に該ベース
部材10に一体的に立設された前後方向の壁によって構
成されていると共に、その上縁は上記シフトレバー3の
揺動中心を中心とするほぼ円弧面とされ、この円弧面に
前方からPレンジ用、Rレンジ用、Nレンジ用、Dレン
ジ用及びMレンジ用の位置決め凹部13p,13r,1
3n,13d,13mが設けられている。
【0035】また、上記板バネ部材14は、シフトレバ
ー3の本体を構成するパイプ部材3aにおける上記カバ
ー2のやや下方位置に固着されたブラケット15に、ボ
ルト16及び回り止めピン17を用いて後端部が固着さ
れて前方へ延びていると共に、その前端部は係合部14
aとされて、上記ベース部材10の位置決め部13にお
ける各凹部13p,13r,13n,13d,13mの
うちのシフトレバー操作位置に対応する凹部に係合さ
れ、これにより、該シフトレバー3が各操作位置におい
て位置決めされるようになっている。その場合に、位置
決め部13におけるMレンジ用凹部13mは、Mレンジ
内でシフトレバー3をシフトアップ及びシフトダウン操
作可能なように前後にやや広い凹部とされている。
【0036】なお、上記ブラケット15には、操作ケー
ブル18の後端部が連結されている。このケーブル18
は、ベース部材10の前端部に取り付けられたケーブル
ガイド19を通って前方に延びて、図示しないインヒビ
タスイッチや、コントロールバルブユニットにおけるマ
ニュアルバルブや、パーキング機構等に導かれ、これら
にシフトレバー3の操作を伝達するようになっている。
【0037】一方、シフトレバー3には、前述のレンジ
間の操作規制機構、Mレンジスイッチの操作機構、該シ
フトレバー3に対する中立付勢機構及びシフトアップ、
シフトダウンスイッチの操作機構等を構成するシフトピ
ン21が設けられている。
【0038】このシフトピン21の取り付け構造を図4
により説明すると、シフトレバー3の本体を構成するパ
イプ部材3aにおける上記ブラケット18の固着位置の
直下方には、左右両側面に上下に長い長穴3f,3fが
それぞれ設けられていると共に、これらの長穴3f,3
fにシフトピン21が挿通されて、その両端部21a,
21bがパイプ部材3aの左右両側に突出されている。
ここで、該シフトピン21の左側の端部21aは丸棒の
状態であるが、右側の端部21bは扁平に成形されてい
る。
【0039】このシフトピン21は、パイプ部材3a内
に配置されて該パイプ部材3a内を上下に移動可能とさ
れた支持部材22に中央部を支持されて、上記長穴3
f,3fの範囲内で、該支持部材22と共に上下移動可
能とされていると共に、パイプ部材3a内における支持
部材22の下方には、該支持部材22及びシフトピン2
1を上方に付勢するリターンスプリング23が配設され
ている。また、該支持部材22の上方にはコイルを密に
巻いてなるスプリング24がパイプ部材3a内に挿通さ
れ、シフトレバー3の上端の操作部3cにおける規制解
除ボタン3dの押し込み操作により、該スプリング24
を介して上記支持部材22及びシフトピン21が上記リ
ターンスプリング23に抗して下方へ押し下げられるよ
うになっている。
【0040】そして、上記ベース部材10におけるシフ
トレバー3の操作経路の前方に向かって左側の側方に
は、上記シフトピン21によって操作されるMレンジス
イッチの操作機構が備えられている。
【0041】この機構は、図5に拡大して示すように、
シフトレバー3の上記側方におけるMレンジの選択位置
の近傍においてベース部材10に立設された支持プレー
ト31と、該支持プレート31のシフトレバー3側の面
の上部にピン32を介して中央部が揺動自在に支持され
た操作レバー33と、上記ピン32に巻き付けられて両
端が支持部材31と操作レバー33とにそれぞれ係止さ
れていることにより、該操作レバー33を図5のA方向
に付勢するツルマキバネ34とを有すると共に、上記支
持プレート31における操作レバー33の後端部33a
の下方にMレンジスイッチ35が取り付けられている。
なお、支持プレート31には、上記ツルマキバネ34
による操作レバー33のA方向の揺動を所定位置で規制
するためのストッパ部31aが設けられている。
【0042】そして、操作レバー33の前端部33b
が、シフトレバー3がMレンジに操作されたときに上記
シフトピン21の左側の端部21aに係合し、該シフト
ピン21が上記ボタン3dの押し込み操作の解除により
長穴3fに沿って上方へ移動するときに、該操作レバー
33が上記ツルマキバネ34の付勢力に抗して反A方向
に揺動され、後端部33aが上記Mレンジスイッチ35
をON操作するようになっている。
【0043】また、ベース部材10におけるシフトレバ
ー3の操作経路の前方に向って右側の側方には、図6に
拡大して示すように、その経路に沿ってガイドプレート
41が該ベース部材10に一体的に立設され、このガイ
ドプレート41と、シフトレバー3に備えられたシフト
ピン21とにより、前述のシフト操作規制機構が構成さ
れている。
【0044】上記ガイドプレート41は、シフトレバー
3側の面の前部に設けられた厚肉部42を有し、この厚
肉部42に、上記シフトピン21の右側の端部21bと
係合することにより、シフトレバー3のPレンジ位置側
からRレンジ位置側への操作を規制する第1規制面42
aと、Rレンジ位置側からPレンジ位置側への移動を規
制する第2規制面42bと、Nレンジ位置側からRレン
ジ位置側への移動を規制する第3規制面42cとが設け
られて、シフトレバー3のこれらのレンジ間での操作を
規制するようになっている。そして、上記ボタン3dの
押し込み操作により、前述のスプリング24及び支持部
材22を介してシフトピン21が下方に押し下げられた
ときに、この規制が解除されて、シフトレバー3の上記
操作が許容されるようになっている。
【0045】さらに、このガイドプレート41のシフト
レバー3側の面には、前部に設けられた上記の厚肉部4
2に加えて、後部にも厚肉部43が設けられ、これらの
厚肉部42,43の間が凹陥部44とされていると共
に、この凹陥部44を利用して、Mレンジ内でのシフト
レバー3に対する中立付勢機構と、シフトアップスイッ
チ及びシフトダウンスイッチの操作機構とが設けられて
いる。
【0046】これらの機構は、上記凹陥部44内に配置
された前後一対の第1,第2カム部材51,52を用い
て構成されており、これらのカム部材51,52によっ
てMレンジに操作されたシフトレバー3を中立位置に保
持すると共に、該レバー3が中立位置から前後のシフト
アップ位置またはシフトダウン位置に操作されたときに
は、いずれかのカム部材を介してシフトアップスイッチ
53もしくはシフトダウンスイッチ54を操作するよう
になっている。
【0047】上記一対のカム部材51,52のうち、後
方に配置されたシフトダウン用の第2カム部材52の上
端部にはガイドプレート41側に突出するピン部52a
が一体的に設けられており、また、前方に配置されたシ
フトアップ用の第1カム部材51の上端部には穴51a
が設けられて、上記第2カム部材52のピン部52aが
第1カム部材51の穴51aに挿通された上で、ガイド
プレート41に設けられた穴に嵌合されて抜け止めされ
ており(図4参照)、これにより、両カム部材51,5
2が上端部における共通の支点を中心として、下部がそ
れぞれ前後に揺動可能に支持されている。また、第2カ
ム部材52の上記ピン部52aにはツルマキバネ55が
巻き付けられ、その両端部が両カム部材51,52に設
けられた係止穴51b,52bにそれぞれ係止されて、
これらのカム部材51,52が互いに接近する方向B,
C、即ち第1カム部材51は後方、第2カム部材52は
前方に付勢されている。
【0048】そして、ガイドプレート41の凹陥部44
内における両カム部材51,52に挟まれた位置には、
シフトレバー3側へ突出する中央ストッパ部45が設け
られて、該ストッパ部45の前後両面で、上記ツルマキ
バネ55の付勢力によるカム部材51,52の互いに接
近する方向B,Cへの揺動を規制するようになってい
る。
【0049】また、第1カム部材51の下端部には、肉
盛りにより補強された下方への突出部51cが設けら
れ、シフトレバー3がDレンジ側からMレンジ側へ操作
されたときに、シフトピン21が該突出部51cに当接
すると共に、このカム部材51が上記中央ストッパ部4
5によって後方への揺動が規制されていることにより、
シフトレバー3のMレンジ側への操作が阻止されるよう
になっている。
【0050】そして、シフトピン21が押し下げられた
ときに、該シフトピン21と上記第1カム部材51の突
出部51cとの当接が回避されて、シフトレバー3のM
レンジ側への操作が許容されるようになっており、ま
た、このMレンジ位置でシフトピン21の押し下げ操作
を解除すれば、該シフトピン21は中央ストッパ部45
により互いに接近する方向への揺動が規制された第1,
第2カム部材51,52の間の間隙内に進入し、シフト
ピン21がこの間隙内に位置する状態が、シフトレバー
3のMレンジ内における中立位置とされている。
【0051】また、シフトレバー3がこの位置から前方
に操作されると、シフトピン21を介して前側の第1カ
ム部材51がツルマキバネ55に抗して前方(反B方
向)へ揺動されると共に、該カム部材51は前方へ所定
量揺動した位置で、ガイドプレート41の前側の厚肉部
42の後面に設けられた前側ストッパ部42dに当接
し、この位置でシフトレバー3のMレンジ内での前方へ
の操作が規制されるようになっている。
【0052】また、シフトレバー3が中立位置から後方
に操作されると、シフトピン21を介して後側の第2カ
ム部材52が同じくツルマキバネ55に抗して後方(反
C方向)へ揺動されると共に、該カム部材52も後方へ
所定量揺動した位置で、ガイドプレート41の後側の厚
肉部43の前面に設けられた後側ストッパ部43dに当
接し、この位置でシフトレバー3のMレンジ内での後方
への操作が規制されるようになっている。そして、この
シフトレバー3の前後の操作規制位置が、Mレンジ内で
のシフトアップ位置及びシフトダウン位置とされてい
る。
【0053】さらに、図6及び図7に示すように、一対
のカム部材51,52のガイドプレート41側の面には
棒状のスイッチ操作部51d,52dがそれぞれガイド
プレート41に直交する方向に突設され、その先端部が
ガイドプレート41に設けられた長穴46,47を貫通
して該プレート41の背面側に突出している。そして、
このガイドプレート41の背面に、シフトレバー3のシ
フトアップ位置及びシフトダウン位置への操作をそれぞ
れ検出する前述のシフトアップスイッチ53及びシフト
ダウンスイッチ54が前後に取り付けられており、シフ
トレバー3のシフトアップ位置への操作により第1カム
部材51が前方へ揺動されたときには、該カム部材51
のスイッチ操作部51dの先端がシフトアップスイッチ
53の接片53aを押圧して該スイッチ53をONし、
シフトレバー3のシフトダウン位置への操作により第2
カム部材52が後方へ揺動されたときには、該カム部材
52のスイッチ操作部52dの先端がシフトダウンスイ
ッチ54の接片54aを押圧して、該スイッチ54をO
Nするようになっている。
【0054】上記の構成により、この変速操作入力装置
1は次のように作用する。
【0055】シフトレバー3の上端の操作部3cに備え
られた規制解除ボタン3dを押していないときは、該シ
フトレバー3の下部に設けられたシフトピン21は長穴
3f,3fの上方に位置する。この状態では、図6に示
すように、DレンジとNレンジとの間ではシフトピン2
1の移動が規制されないので、シフトレバー3をこれら
のレンジ間で自由に操作することができるが、Nレンジ
からRレンジへは、シフトピン21がガイドプレート4
1における厚肉部42の第3規制面42cに当接するこ
とによりシフトレバー3の操作が規制される。また、シ
フトレバー3がPレンジにあるときも、シフトピン21
が上記ガイドプレート41の厚肉部42における第1規
制面42aに当接してRレンジやDレンジ側への操作が
規制される。
【0056】また、規制解除ボタン3dを半ば押し込ん
だ状態では、シフトピン21が長穴3f,3fの中間位
置まで押し下げられ、Nレンジ側からRレンジ側への操
作が可能となるが、この状態ではシフトピン21が第2
規制面42bに当接するので、RレンジからPレンジへ
の操作は規制される。そして、上記規制解除ボタン3d
をさらに押し込んでシフトピン21を長穴3f,3fの
下部まで移動させれば、RレンジからPレンジへの操作
及びPレンジからRレンジ側への操作も可能となる。
【0057】一方、シフトピン21が長穴3f,3fの
上部に位置する状態では、Dレンジ側からMレンジ側へ
シフトレバー3を操作したときに、該シフトピン21が
前側の第1カム部材51における下方への突出部51c
に当接すると共に、このカム部材51はガイドプレート
41に設けられた中央ストッパ部45に当接して後方へ
の揺動が阻止されているから、シフトレバー3のMレン
ジ側への操作が阻止されることになる。これにより、N
レンジ等の前方に位置するレンジからDレンジへの操作
時に、シフトレバー3が誤ってMレンジまで操作され
る、といった誤操作が防止されることになる。
【0058】そして、Dレンジにおいて規制解除ボタン
3dを押し込み操作してシフトピン21を押し下げる
と、該シフトピン21と上記突出部51cとの当接が回
避されるので、シフトレバー3のMレンジ側への操作が
可能となる。
【0059】また、このMレンジの選択位置で上記ボタ
ン3dの押し込み操作を解除すれば、シフトピン21が
ツルマキバネ55により互いに接近する方向に付勢され
ている第1,第2カム部材51,52の間の間隙に進入
し、この位置で両カム部材51,52間に保持されるこ
とにより、シフトレバー3がMレンジの中立位置に保持
されることになる。
【0060】そして、このときシフトピン21の上方へ
の移動により、図5に示すように、該ピン21の左側の
端部21aがMレンジスイッチ操作機構における操作レ
バー33の前端部33bを押し上げる。これにより、該
レバー33が反A方向に揺動して、その後端部33aが
Mレンジスイッチ35をON操作することになり、この
スイッチ35からのON信号により、当該自動変速機の
コントロールユニット100(図8参照)がMレンジに
操作されたことを検知する。
【0061】つまり、シフトレバー3のMレンジへの操
作後、規制解除ボタン3dの押し込み操作を解除するこ
とにより、Mレンジ内でのシフトレバー3の操作による
手動変速が可能な状態となり、したがって、シフトレバ
ー3のMレンジへの操作のみで変速が可能となる場合の
ような、運転者の意図しない変速が行われるといった不
都合が防止され、当該変速操作入力装置1ないし変速機
としての信頼性が確保される。
【0062】さらに、このMレンジの選択位置でシフト
レバー3を上記の中立位置から前方のシフトアップ位置
に操作すれば、前側の第1カム部材51が前方へ揺動し
て、該カム部材51の操作部51dがガイドプレート4
1の背面の前側に配置されたシフトアップスイッチ53
をON操作し、逆に後方のシフトダウン位置に操作すれ
ば、後側の第2カム部材52が後方へ揺動して、該カム
部材52の操作部52dが同じくガイドプレート41の
背面の後側に配置されたシフトダウンスイッチ54をO
N操作する。そして、これらのスイッチ53,54から
の信号が上記コントロールユニット100に入力される
ことにより、該コントロールユニット100は変速段を
1段、シフトアップまたはシフトダウンするように変速
指令を出力する。
【0063】次に、この自動変速機の変速制御について
説明する。
【0064】図8に示すように、上記コントロールユニ
ット100には、自動変速機に備えられたインヒビタス
イッチ110におけるPレンジスイッチ111、Rレン
ジスイッチ112、Nレンジスイッチ113、及びDレ
ンジスイッチ114からの信号と、図示しないがシフト
レバー3に備えられたシフトリミッタスイッチ115及
びキャンセルスイッチ116からの信号と、前述の変速
操作入力装置1におけるMレンジスイッチ35、シフト
アップスイッチ53及びシフトダウンスイッチ54から
の信号と、さらに当該自動車の運転状態として車速及び
エンジンのスロットル開度をそれぞれ検出する車速セン
サ117及びスロットル開度センサ118からの信号と
が入力されるようになっている。
【0065】そして、コントロールユニット100は、
これらの信号に基づいて目標変速段を設定し、その目標
変速段が実現されるように油圧制御回路130に制御信
号を出力するようになっている。
【0066】ここで、この自動変速機においては、Dレ
ンジで所定の変速段への変速を制限する変速制限モード
を選択することができるようになっており、この変速制
限モードの選択及びその解除用として、上記のシフトリ
ミッタスイッチ115とキャンセルスイッチ116とが
備えられている。つまり、シフトリミッタスイッチ11
5は、DレンジにおいてON操作されるごとに、1〜3
速間の自動変速を行う3ATモードと、1,2速間での
自動変速を行う2ATモードとに交互に設定するように
なっており、また、キャンセルスイッチ116は、ON
操作することにより上記のような変速制限を解除し、通
常の1速〜4速間の自動変速モードに復帰させるように
なっている。
【0067】そして、このような変速制限モードが選択
されたときに、その選択されたモードを示すための2A
Tランプ131及び3ATランプ132が備えられ、こ
れらのランプ131,132にも上記コントロールユニ
ット100から制御信号が出力されるようになってい
る。
【0068】次に、このコントロールユニット100に
よる変速制御の具体的制御例を図9に示すフローチャー
トに従って説明する。
【0069】まず、ステップS1で、Mレンジスイッチ
35がONか否かを判定し、OFFのときは、ステップ
S2でD→M切り換えフラグFdmを1にセットした上
で、ステップS3で、Dレンジスイッチ114がONか
否かを判定する。そして、このDレンジスイッチ114
もOFFのとき、即ちシフトレバー3がP,R,Nのい
ずれかのレンジに操作されていて変速制御が行われない
ときは、さらにステップS4,S5で、2ATランプ1
31及び3ATランプ132をいずれも消灯すると共
に、ステップS6で、変速制御で用いられる目標変速段
Gの値をホームポジションとしての値3に設定する。
【0070】一方、上記ステップS3で、Dレンジスイ
ッチ114がONであると判定されたときは、ステップ
S7で、シフトリミッタスイッチ115がON操作され
たか否かを判定し、操作されたときには、その操作回数
に応じて変速モードを3ATモードまたは2ATモード
に設定する。そして、3ATモードに設定したときには
シフトリミットフラグF13を1にセットし、また、2
ATモードに設定したときにはシフトリミットフラグF
12を1にセットする。
【0071】そして、シフトリミッタスイッチ115が
ON操作されたときには、次にステップS8で、キャン
セルスイッチ116がON操作されたか否かを判定し、
操作されていないとき、つまり、いずれかの変速制限モ
ードに設定されているときは、さらにステップS9で、
シフトリミットフラグF13の値を判定する。そして、
2ATモードに設定されていれば、F13=0であるか
ら、次にステップS10を実行して、F12=1、F1
3=0とし、また、3ATモードに設定されていれば、
ステップS11で、F12=0、F13=1とする。ま
た、上記ステップS8で、キャンセルスイッチ116が
ON操作されたものと判定したときは、変速モードは1
速〜4速間の通常の自動変速モードに復帰されるので、
ステップS12で、シフトリミットフラグF12,F1
3を共に0にセットする。
【0072】次に、コントロールユニット100は、ス
テップS13,S14で、上記シフトリミットフラグF
12,F13の値を判定し、F12=1のときは、ステ
ップS15,S16で、2ATランプ131を点灯し、
3ATランプ132を消灯すると共に、ステップS17
で、目標変速段Gを1速または2速のうちから車速とス
ロットル開度とに応じて設定し、その変速段が実現され
るように油圧制御回路130に制御信号を出力する。
【0073】また、F13=1のときは、ステップS1
8,S19で、2ATランプ131を消灯し、3ATラ
ンプ132を点灯すると共に、ステップS20で、目標
変速段Gを1速〜3速のうちから車速とスロットル開度
とに応じて設定し、その変速段が実現されるように油圧
制御回路130に制御信号を出力する。
【0074】さらに、F12,F13が共に0のとき
は、ステップS21,S22で、2ATランプ131及
び3ATランプ132を共に消灯すると共に、ステップ
S23で、目標変速段Gを1速〜4速の全変速段のうち
から車速とスロットル開度とに応じて設定し、その変速
段が実現されるように油圧制御回路130に制御信号を
出力する。これにより、Dレンジにおいて、シフトリミ
ッタスイッチ115とキャンセルスイッチ116の操作
もしくは非操作により設定された変速モードに従って、
変速段の切り換えが行われることになる。
【0075】一方、シフトレバー3がMレンジに操作さ
れて、図5に示すMレンジスイッチ35がON操作され
ると、コントロールユニット100は、ステップS1か
らステップS24を実行し、上記のD→M切り換えフラ
グFdmの値を判定する。
【0076】そして、DレンジからMレンジへ切り換わ
った直後であれば、Fdm=1であるから、次にステッ
プS25で目標変速段Gから1をマイナスし、このマイ
ナスした値の変速段となるように油圧制御回路130に
制御信号を出力する。その後、ステップS26,S27
で、2ATランプ131及び3ATランプ132を消灯
すると共に、ステップS28で上記D→M切り換えフラ
グFdmを0にセットする。
【0077】また、コントロールユニット100は、再
びステップS24を実行して、上記フラグFdmの値を
判定するが、Mレンジに切り換わってから2回目以降の
制御ではFdm=0となっているから、次にステップS
29を実行し、シフトリミットフラグF12,F13を
共に0にセットすると共に、ステップS30で、図6に
示すシフトアップスイッチ53がON操作されたか否か
を判定する。
【0078】そして、シフトレバー3のMレンジ内での
前方への操作により、このシフトアップスイッチ53が
ON操作されたときには、ステップS31で現時点の変
速段を示す目標変速段Gの値が4であるか否かを判定
し、G=4でなければ、シフトアップが可能なので、ス
テップS32で、目標変速段Gを1だけプラスする。
【0079】また、シフトアップスイッチ53がON操
作されていないときは、ステップS33で、シフトダウ
ンスイッチ54がON操作されたか否かを判定し、シフ
トレバー3のMレンジ内での後方への操作により、この
シフトダウンスイッチ54がON操作されたときには、
ステップS34で目標変速段Gの値が1であるか否かを
判定し、G=1でなければ、シフトダウンが可能なの
で、ステップS35で、目標変速段Gを1だけマイナス
する。
【0080】そして、このようにして設定された目標変
速段Gが実現されるように、油圧制御回路130に制御
信号を出力すると共に、1回目の制御の場合と同様に、
ステップS26,S27で、2ATランプ131及び3
ATランプ132を消灯し、かつ、D→M切り換えフラ
グFdmを0に保持する。
【0081】以上のようにして、コントロールユニット
100による変速制御が行われることになるが、この制
御例では、Mレンジに操作されたときに、無条件で変速
段が1段シフトダウンされることになる。したがって、
加速力やエンジンブレーキを目的としてDレンジからM
レンジにシフトレバー3を操作したときに、その操作だ
けで変速段がシフトダウンされて、所望の加速力または
エンジンブレーキが得られることになる。そして、その
後は、Mレンジ内でのシフトレバー3の操作により任意
に変速段をシフトアップまたはシフトダウンさせること
ができ、この種の自動変速機の操作性が向上することに
なる。
【0082】なお、この制御例においては、Dレンジか
らMレンジに操作したときにシフトリミットフラグF1
2,F13が共に0にセットされるので、Dレンジで3
ATモードまたは2ATモードのいずれかの変速制限モ
ードに設定されていても、一旦Mレンジに切り換えれ
ば、その後Dレンジに戻したときに、その変速制限は解
除されていることになり、改めてシフトリミッタスイッ
チ115をON操作しない限り、1速〜4速の全変速段
間で変速が行われることになる。
【0083】また、Mレンジでは、Dレンジで変速制限
モードにあったことを示す2ATランプ131及び3A
Tランプ132が共に消灯されるので、Mレンジで変速
制限が行なわれているような誤表示が回避される。
【0084】次に、第2制御例について説明する。な
お、上記第1制御例の構成要素と同様の構成要素につい
ては、同じ符号を用いて説明する。
【0085】この第2制御例を実行する場合、図10に
示すように、コントローラ100には、第1制御例の各
スイッチ及びセンサに加えて、エンジン回転数を検出す
るエンジン回転数センサ119からの信号も入力され
る。
【0086】この第2制御例は、図11に示すフローチ
ャートに従って行われるが、このフローチャートのステ
ップS41からステップS63までは、第1制御例のス
テップS1からステップS23までと全く同じであり、
したがって、Mレンジ以外のレンジでの制御、特にDレ
ンジでの変速制限を含む変速制御が第1制御例と全く同
様に行われる。
【0087】また、DレンジからMレンジに操作されて
Mレンジスイッチ35がONになった直後の制御を除
き、Mレンジでの2回目以降の制御、即ちD→M切り換
えフラグFdmが0にセットされてからのステップS7
1からステップS77まで、及びステップS68からス
テップS70までの制御も、第1制御例のステップS2
9からステップS35まで、及びステップS26からス
テップS28までの制御と全く同じであり、したがっ
て、Mレンジに切り換えられてからの制御が第1制御例
と全く同様に行われる。
【0088】一方、シフトレバー3の操作によりDレン
ジからMレンジに切り換えられた直後においては、この
第2制御例の場合、ステップS64でFdmが1である
ことを判定した上で、ステップS65を実行し、エンジ
ン回転数Neが所定値Ne0より小さいか否かを判定す
る。
【0089】そして、エンジン回転数Neが所定値Ne
0より小さな低回転領域にあるときは、運転者によるM
レンジへの切り換えが、加速力やエンジンブレーキ求め
るものと判断されるので、ステップS66で目標変速段
Gを1だけマイナスし、また、エンジン回転数Neが所
定値Ne0以上の高回転領域にあるときは、このMレン
ジへの切り換えが、静粛性や燃費性能を重視してのもの
と判断されるので、ステップS67で目標変速段Gを1
だけプラスする。そして、このようにして設定された目
標変速段Gが実現されるように、油圧制御回路130に
制御信号を出力する。
【0090】これにより、DレンジからMレンジへの操
作時に、運転者の要求に合致した変速が自動的に行われ
ることになり、また、その後はMレンジ内でのシフトレ
バー3の操作により任意に変速段をシフトアップまたは
シフトダウンさせることができ、この種の自動変速機の
操作性が向上することになる。
【0091】次に、第3制御例について説明する。
【0092】この第3制御例は、Dレンジで複数の変速
特性のうちから1つを選択することができるようなって
いる場合のもので、その変速特性としては、変速点が通
常の状態に設定されているノーマルモードと、変速点が
高車速よりに設定されているスポーツモードと、変速点
が低車速よりに設定されているエコノミモードとが設け
られている。そして、図12に示すように、スポーツモ
ードに設定するためのスポーツモードスイッチ120
と、エコノミモードに設定するためのエコノミモードス
イッチ121とが備えられ、これらのスイッチ120,
121からの信号がコントロールユニット100に入力
されるようになっている。
【0093】この第3制御例は、図13に示すフローチ
ャートに従って行われるが、このフローチャートのステ
ップS81からステップS103までの制御も、第1制
御例のステップS1からステップS23までの制御と全
く同じであり、したがって、Mレンジ以外のレンジでの
制御が第1制御例と全く同様に行われる。
【0094】また、DレンジからMレンジに操作されて
Mレンジスイッチ35がONになった直後の制御を除
き、D→M切り換えフラグFdmが0にセットされてか
らのステップS112からステップS118まで、及び
ステップS109からステップS111までの制御も、
第1制御例のステップS29からステップS35まで、
及びステップS26からステップS28までの制御と全
く同じであり、したがって、Mレンジに切り換えられて
からの制御が第1制御例と全く同様に行われる。
【0095】一方、シフトレバー3の操作によりDレン
ジからMレンジに切り換わった直後においては、この第
3制御例の場合、ステップS104でFdmが1である
ことを判定した上で、ステップS105で、スポーツモ
ードスイッチ120がON操作されているか否かを判定
し、ON操作されているときには、ステップS106で
目標変速段Gを1だけマイナスする。また、スポーツモ
ードスイッチ120がON操作されていないときは、ス
テップS107で、エコノミモードスイッチ121がO
N操作されているか否かを判定し、ON操作されている
ときには、ステップS108で目標変速段Gを1だけプ
ラスする。そして、このようにして設定された目標変速
段Gが実現されるように、油圧制御回路130に制御信
号を出力する。
【0096】つまり、Dレンジでの走行時に加速性能を
重視した変速特性のスポーツモードが選択されていたと
きには、Mレンジへの操作時に変速段を自動的にシフト
ダウンして、一層大きな加速力が得られるように制御
し、また、Dレンジでの走行時に燃費性能を重視した変
速特性のエコノミモードが選択されていたときには、M
レンジへの操作時に変速段を自動的にシフトアップし
て、さらに燃費性能が向上されるように制御するのであ
る。そして、その後はMレンジ内でのシフトレバー3の
操作により任意に変速段をシフトアップまたはシフトダ
ウンさせることができ、したがって、運転者の要求に一
層合致した変速制御が行われることになる。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め設定
された変速特性に基づいて変速段を自動的に切り換える
第1の変速モードと、運転者の手動操作に応じて変速段
を切り換える第2の変速モードとが設定され、これらの
モードの切り換えが可能とされた自動変速機において、
上記第1の変速モードから第2の変速モードに切り換え
られたときに、変速段が第1の変速モードでの切り換え
操作直前の変速段とは異なる変速段に切り換わることに
なる。
【0098】その場合に、この変速モード切り換え時に
おける変速段の設定が、無条件にシフトダウンされるよ
うに行われたり、変速モードの切り換え操作時における
エンジン回転数に応じて行われたり、或は第1の変速モ
ードで変速特性を複数の特性から選択可能とされている
場合に、その選択されている変速特性に応じて変速段が
設定されることになる。
【0099】このようにして、変速モードの切り換え操
作のみで、加速力やエンジンブレーキが得られる変速
段、或は経済的な運転状態が得られる変速段等の運転者
の要求に応じた変速段に切り換えられることになり、こ
の種の自動変速機の操作性や変速性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の操作
部の外観図である。
【図2】 同じく変速操作入力装置の平面図である。
【図3】 同装置の側面図である。
【図4】 図3のa−a線による断面図である。
【図5】 Mレンジスイッチ操作機構の拡大側面図であ
る。
【図6】 図2のb−b線に沿ってみたガイドプレート
及びその周辺の拡大側面図である。
【図7】 図6のc−c線に沿う断面図である。
【図8】 当該自動変速機の第1制御例を実行する場合
の制御システム図である。
【図9】 第1制御例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 同じく第2制御例を実行する場合の制御シ
ステム図である。
【図11】 第2制御例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】 同じく第3制御例を実行する場合の制御シ
ステム図である。
【図13】 第3制御例の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 変速操作入力装置 3 シフトレバー 100 変速段設定手段(コントロールユニッ
ト) 119 エンジン回転数検出手段(エンジン回
転数センサ) 120,121 変速特性選択手段(スポーツモードス
イッチ、エコノミモードスイッチ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59:42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切り換える第1の変速モードと、運転者の
    手動操作に応じて変速段を切り換える第2の変速モード
    とを有し、運転者のモード切り換え操作によってこれら
    のモードの切り換えが可能とされた自動変速機の制御装
    置であって、上記第1の変速モードから第2の変速モー
    ドへの切り換え操作時に、変速段を第1の変速モードで
    の切り換え操作直前の変速段とは異なる変速段に設定す
    る変速段設定手段が設けられていることを特徴とする自
    動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 変速段設定手段は、第1の変速モードか
    ら第2の変速モードへの切り換え操作時に、変速段を第
    1の変速モードでの切り換え操作直前の変速段より1段
    シフトダウンすることを特徴とする請求項1に記載の自
    動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切り換える第1の変速モードと、運転者の
    手動操作に応じて変速段を切り換える第2の変速モード
    とを有し、運転者のモード切り換え操作によってこれら
    のモードの切り換えが可能とされた自動変速機の制御装
    置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    検出手段と、上記第1の変速モードから第2の変速モー
    ドへの切り換え操作時に、上記検出手段で検出されたエ
    ンジン回転数が所定値より低い場合にのみ、変速段を第
    1の変速モードでの切り換え操作直前の変速段より1段
    シフトダウンする変速段設定手段とが設けられているこ
    とを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切り換える第1の変速モードと、運転者の
    手動操作に応じて変速段を切り換える第2の変速モード
    とを有し、運転者のモード切り換え操作によってこれら
    のモードの切り換えが可能とされた自動変速機の制御装
    置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    検出手段と、上記第1の変速モードから第2の変速モー
    ドへの切り換え操作時に、上記検出手段で検出されたエ
    ンジン回転数が所定値より高い場合にのみ、変速段を第
    1の変速モードでの切り換え操作直前の変速段より1段
    シフトアップする変速段設定手段とが設けられているこ
    とを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切り換える第1の変速モードと、運転者の
    手動操作に応じて変速段を切り換える第2の変速モード
    とを有し、運転者のモード切り換え操作によってこれら
    のモードの切り換えが可能とされた自動変速機の制御装
    置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    検出手段と、上記第1の変速モードから第2の変速モー
    ドへの切り換え操作時に、上記検出手段で検出されたエ
    ンジン回転数が所定値より低い場合には、変速段を第1
    の変速モードでの切り換え操作直前の変速段より1段シ
    フトダウンし、エンジン回転数が所定値より高い場合に
    は、1段シフトアップする変速段設定手段とが設けられ
    ていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切り換える第1の変速モードと、運転者の
    手動操作に応じて変速段を切り換える第2の変速モード
    とを有し、運転者のモード切り換え操作によってこれら
    のモードの切り換えが可能とされた自動変速機の制御装
    置であって、上記第1の変速モードにおける変速特性を
    複数の特性から選択可能とする変速特性選択手段と、第
    1の変速モードから第2の変速モードへの切り換え操作
    時に、上記選択手段により選択されている変速特性に応
    じて変速段を設定する変速段設定手段とが設けられてい
    ることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】 変速特性選択手段は、通常の特性と、こ
    の通常の特性よりも加速性能を重視した特性と、通常の
    特性よりも燃費性能を重視した特性のうちの少なくとも
    2つの特性から変速特性を選択可能とされており、変速
    段設定手段は、第1の変速モードから第2の変速モード
    への切り換え操作時に、上記選択手段により選択されて
    いる変速特性が通常の特性の場合には切り換え操作直前
    の変速段を保持し、加速性能重視の特性の場合には変速
    段を1段シフトダウンし、燃費性能重視の特性の場合に
    は変速段を1段シフトアップするように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の自動変速機の制御装
    置。
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