JPH10100722A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPH10100722A
JPH10100722A JP28002296A JP28002296A JPH10100722A JP H10100722 A JPH10100722 A JP H10100722A JP 28002296 A JP28002296 A JP 28002296A JP 28002296 A JP28002296 A JP 28002296A JP H10100722 A JPH10100722 A JP H10100722A
Authority
JP
Japan
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range
shift
switch
shift lever
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP28002296A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Miyoshi
啓介 三好
Hirokazu Nishizumi
博和 西角
Kenji Sawa
研司 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速段を手動操作で切り換えるMレンジを有
する自動変速機において、Mレンジ内でのシフトレバー
の操作によりDレンジに操作されたものと誤認すること
を防止する。 【解決手段】 シフトレバーによるMレンジの選択位置
が各レンジの選択位置の列の一端においてDレンジの選
択位置に隣接して設けられ、このMレンジ内でのシフト
レバーの変速操作が上記列の方向に沿って行われると共
に、シフトレバーの選択レンジ位置を検出するインヒビ
タスイッチと、Mレンジへの操作を検出するMレンジス
イッチとが備えられている構成において、Mレンジスイ
ッチによりシフトレバーがMレンジに位置することが検
出されているときには、インヒビタスイッチの検出結果
がDレンジであっても、Dレンジとしての制御を禁止す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機、特に
変速段を予め設定されている変速特性に基づいて自動的
に切り換えるオートレンジ(以下、Dレンジという)の
他に、運転者による手動操作で変速段を切り換えるマニ
ュアルレンジ(以下、Mレンジという)を有する自動変
速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用の自動変速機として、変速
段を自動的に切り換えるDレンジ等の他に手動操作で変
速段を切り換えるMレンジを備えたものが実用化されつ
つあり、このような自動変速機として、例えば特開平3
−89075号公報に開示されたものがある。
【0003】この自動変速機においては、車体前後方向
の第1の切り換え通路に沿ったシフトレバーの揺動操作
によって、P(駐車)、R(後退)、N(中立)、D
(ドライブ)、3(3速)、2(2速)、1(1速)の
レンジが選択可能とされていると共に、上記Dレンジの
選択位置から横方向に延びる通路を介して第1の切り換
え通路に平行なMレンジ用の第2の切り換え通路が設け
られている。そして、この第2の切り換え通路内におい
てシフトレバーを中立位置に付勢すると共に、この中立
位置の前後にシフトスイッチをそれぞれ配置した構成と
され、シフトレバーが中立位置から前方または後方へ操
作されたときに、いずれかのシフトスイッチがONされ
て、変速段が1段シフトアップもしくはシフトダウンさ
れるようになっている。
【0004】ところで、上記のように、通常のレンジ選
択用の第1の切り換え通路の横にMレンジ用の第2の切
り換え通路を設けた場合、切り換え通路の全体形状ない
しシフトレバーの動作領域の幅が広くなると共に、これ
に伴って変速操作装置の全体の幅方向寸法が大きくな
る。そのため、車体への取り付けに支障を来したり、周
辺機器との間のレイアウトを困難にすることになる。
【0005】これに対しては、車体前後方向に並ぶ各レ
ンジの選択位置の列の一端にMレンジの選択位置を配置
し、シフトレバーをこの列の当該端部まで操作したとき
にMレンジが選択されると共に、このMレンジの選択位
置内におけるシフトレバーの前後方向の操作により変速
段がシフトアップもしくはシフトダウンされるように構
成することが考えられ、これによれば、シフトレバーは
前後方向に直線状に移動するだけとなって、該シフトレ
バーの動作領域の幅が狭くなり、これに伴って変速操作
装置の幅方向寸法の増大が抑制されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の自
動変速機においては、シフトレバーに選択レンジ位置を
検出するインヒビタスイッチがケーブルを介して連結さ
れ、このスイッチによって検出されたレンジに応じて変
速制御や選択レンジの表示制御等を行うように構成され
るが、このような構成において、上記のように、各レン
ジの選択位置を前後方向に一列に配置し、その列の一端
に設けられたMレンジの選択位置内で同じく前後方向の
シフトレバーの操作により変速段を手動でシフトアップ
もしくはシフトダウンするように構成した場合、次のよ
うな不具合の発生が考えられる。
【0007】つまり、このような構成によると、シフト
レバーによってMレンジ内での変速操作を行ったとき
に、この操作に上記インヒビタスイッチがケーブルを介
して連動することになり、そのため、上記ケーブルの組
み付け誤差等がある場合に、Mレンジ内でのDレンジ側
への操作によりインヒビタスイッチ内のDレンジスイッ
チがONし、Dレンジでの変速制御モードに切り換わっ
てしまったり、選択位置の表示がDレンジに切り換わっ
たりするおそれがある。
【0008】そこで、本発明は、Mレンジを有する自動
変速機における上記のような問題を解消し、Mレンジ内
での操作によって、変速制御モードやレンジ表示が誤っ
て切り換えられることを防止し、この種の自動変速機の
信頼性を向上させることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0010】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載した発明(以下、第1発明という)は、変速段を予
め設定されている変速特性に基づいて自動的に切り換え
るDレンジと、運転者による手動操作で切り換えるMレ
ンジとを含む複数のレンジを有し、シフトレバーによる
これらのレンジの選択位置が一列に配置されていると共
に、上記Mレンジの選択位置がこの列の一端においてD
レンジの選択位置に隣接して設けられ、かつ、Mレンジ
内での手動変速操作が上記列の方向に沿って行われるよ
うに構成された自動変速機において、上記シフトレバー
の選択レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、該
検出手段の検出結果に応じて変速制御またはレンジ表示
制御の少なくとも一方を行う制御手段とを備えると共
に、シフトレバーがMレンジに位置することを検出する
Mレンジ検出手段と、該検出手段によりシフトレバーが
Mレンジに位置することが検出されたときに、上記レン
ジ位置検出手段によりシフトレバーがDレンジに位置す
ることが検出されても、該レンジ位置検出手段の検出結
果に応じた上記制御手段による制御を禁止する禁止手段
とを設けたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載した発明(以下、第
2発明という)は、上記第1発明において、Mレンジ検
出手段を、シフトレバーがMレンジの選択位置に位置す
る状態で、該レバーに設けられたピン部材に対して所定
の操作が行われたときにMレンジに操作されたことを検
出するように構成したことを特徴とする。
【0012】上記の手段を用いることにより、本発明は
次のように作用する。
【0013】即ち、変速段を手動操作で切り換えるMレ
ンジの選択位置が各レンジの選択位置の列の一端におい
てDレンジの選択位置に隣接して設けられ、このMレン
ジ内でのシフトレバーの変速操作が上記列の方向に沿っ
て行われる場合に、上記Mレンジ内でシフトレバーを操
作し、その操作にケーブルを介してレンジ位置検出手段
が連動して、誤ってDレンジに切り換えられたものと検
出されても、Mレンジ検出手段によりシフトレバーがM
レンジに位置することが検出されているときは、禁止手
段により、Dレンジにあるものとしての変速制御やレン
ジ表示制御等の誤った制御が禁止されることになる。
【0014】そして、第2発明によれば、Mレンジ検出
手段は、Mレンジにおいてシフトレバーに設けられたピ
ン部材に対する所定の操作によってMレンジに操作され
たことを検出するように構成されるので、このMレンジ
検出手段による検出が確実に行われることになる。つま
り、Mレンジ検出手段がMレンジへの操作を検出するた
めには運転者の積極的な操作が必要となり、したがっ
て、Mレンジ検出手段がMレンジ位置に操作されたこと
を、レンジ位置検出手段がDレンジに操作されたことを
それぞれ検出しているときに、Dレンジにあるものとす
る変速制御やレンジ表示制御を禁止することにより、運
転者の意志に合致した制御が行われることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】まず、本発明の制御装置が適用される自動
変速機として、Mレンジを備えた自動変速機の変速操作
入力装置の構造について説明する。
【0017】図1は、この変速操作入力装置1の外観を
示すもので、当該自動車の運転席側方の車体部材Xには
カバー2が取り付けられ、該カバー2に設けられた前後
方向に細長い開口部2aからシフトレバー3の上部が突
出されている。
【0018】このシフトレバー3は、上記カバー2の開
口部2aに沿って前後方向に操作されて、その操作位置
により、前方からPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレ
ンジ及びMレンジが選択されるようになっている。ま
た、Mレンジの操作位置には、中立位置を中心として前
後にシフトアップ位置及びシフトダウン位置がそれぞれ
設けられている。そして、これらの操作位置を示す表示
板4が上記カバー2における開口部2aの側方に設けら
れていると共に、該開口部2aは、シフトレバー3に係
合されて該レバー3の操作に従って前後にスライドする
スライドプレート5によって閉鎖されている。
【0019】なお、このシフトレバー3は、パイプ部材
3aによって本体が構成されていると共に、その中間部
より上方の部分は被覆部材3bで覆われており、また上
端の操作部3cには、シフト操作に対する規制を解除す
るための規制解除ボタン3dが設けられている。
【0020】次に、変速操作入力装置1の上記カバー2
より下方に配置された部分の構造を説明すると、図2及
び図3に示すように、この装置1は、合成樹脂で成形さ
れて、前後4か所のボルト穴11……11に挿通される
ボルト(図示せず)により車体に取り付けられるベース
部材10を有する。
【0021】このベース部材10の中央部には下方へ突
出する中空箱状の突出部12が設けられ、この突出部1
2の左右両側面に孔12a,12aが設けられていると
共に、上記シフトレバー3を構成するパイプ部材3aの
下端部には、逆T字状(図4参照)をなすように横方向
に延びる同じくパイプ部材でなる支軸3eが固着されて
おり、この支軸3eの左右両端部が上記突出部12の孔
12a,12aにそれぞれ嵌合されて、シフトレバー3
が該突出部12ないしベース部材10に前後に揺動可能
に支持されている。
【0022】そして、このベース部材10上には、シフ
トレバー3の位置決め機構、該シフトレバー3の各レン
ジ間での操作を規制する操作規制機構、該シフトレバー
3がMレンジに操作されたことを検出するMレンジスイ
ッチの操作機構、Mレンジ内におけるシフトレバー3に
対する中立付勢機構及びシフトアップ、シフトダウン操
作を検出するシフトアップスイッチ及びシフトダウンス
イッチの操作機構等が配設されている。
【0023】上記位置決め機構は、ベース部材10に設
けられた位置決め部13と、シフトレバー3に取り付け
られた位置決め用板バネ部材14とで構成されている。
このうち、位置決め部13は、ベース部材10の上面中
央部におけるシフトレバー3の突出部の前方に該ベース
部材10に一体的に立設された前後方向の壁によって構
成されていると共に、その上縁は上記シフトレバー3の
揺動中心を中心とするほぼ円弧面とされ、この円弧面に
前方からPレンジ用、Rレンジ用、Nレンジ用、Dレン
ジ用及びMレンジ用の位置決め凹部13p,13r,1
3n,13d,13mが設けられている。
【0024】また、上記板バネ部材14は、シフトレバ
ー3の本体を構成するパイプ部材3aにおける上記カバ
ー2のやや下方位置に固着されたブラケット15に、ボ
ルト16及び回り止めピン17を用いて後端部が固着さ
れて前方へ延びていると共に、その前端部は係合部14
aとされて、上記ベース部材10の位置決め部13にお
ける各凹部13p,13r,13n,13d,13mの
うちのシフトレバー操作位置に対応する凹部に係合さ
れ、これにより、該シフトレバー3が各操作位置におい
て位置決めされるようになっている。その場合に、位置
決め部13におけるMレンジ用凹部13mは、Mレンジ
内でシフトレバー3をシフトアップ及びシフトダウン操
作可能なように前後にやや広い凹部とされている。
【0025】なお、上記ブラケット15には、操作ケー
ブル18の後端部が連結されている。このケーブル18
は、ベース部材10の前端部に取り付けられたケーブル
ガイド19を通って前方に延びて、図示しないインヒビ
タスイッチや、コントロールバルブユニットにおけるマ
ニュアルバルブや、パーキング機構等に導かれ、これら
にシフトレバー3の操作を伝達するようになっている。
【0026】一方、シフトレバー3には、前述のレンジ
間の操作規制機構、Mレンジスイッチの操作機構、該シ
フトレバー3に対する中立付勢機構及びシフトアップ、
シフトダウンスイッチの操作機構等を構成するシフトピ
ン21が設けられている。
【0027】このシフトピン21の取り付け構造を図4
により説明すると、シフトレバー3の本体を構成するパ
イプ部材3aにおける上記ブラケット18の固着位置の
直下方には、左右両側面に上下に長い長穴3f,3fが
それぞれ設けられていると共に、これらの長穴3f,3
fにはシフトピン21が挿通されて、その両端部21
a,21bがパイプ部材3aの左右両側に突出されてい
る。ここで、該シフトピン21の左側の端部21aは丸
棒の状態であるが、右側の端部21bは扁平に成形され
ている。
【0028】このシフトピン21は、パイプ部材3a内
に配置されて該パイプ部材3a内を上下に移動可能とさ
れた支持部材22に中央部を支持されて、上記長穴3
f,3fの範囲内で、該支持部材22と共に上下移動可
能とされていると共に、パイプ部材3a内における支持
部材22の下方には、該支持部材22及びシフトピン2
1を上方に付勢するリターンスプリング23が配設され
ておいる。また、該支持部材22の上方にはコイルを密
に巻いてなるスプリング24がパイプ部材3a内に挿通
され、シフトレバー3の上端の操作部3cにおける規制
解除ボタン3dの押し込み操作により、該スプリング2
4を介して上記支持部材22及びシフトピン21が上記
リターンスプリング23に抗して下方へ押し下げられる
ようになっている。
【0029】そして、上記ベース部材10におけるシフ
トレバー3の操作経路の前方に向かって左側の側方に
は、上記シフトピン21によって操作されるMレンジス
イッチの操作機構が備えられている。
【0030】この機構は、図5に拡大して示すように、
シフトレバー3の上記側方におけるMレンジの選択位置
の近傍においてベース部材10に立設された支持プレー
ト31と、該支持プレート31のシフトレバー3側の面
の上部にピン32を介して中央部が揺動自在に支持され
た操作レバー33と、上記ピン32に巻き付けられて両
端が支持部材31と操作レバー33とにそれぞれ係止さ
れていることにより、該操作レバー33を図5のA方向
に付勢するツルマキバネ34とを有すると共に、上記支
持プレート31における操作レバー33の後端部33a
の下方にMレンジスイッチ35が取り付けられている。
なお、支持プレート31には、上記ツルマキバネ34
による操作レバー33のA方向の揺動を所定位置で規制
するためのストッパ部31aが設けられている。
【0031】そして、操作レバー33の前端部33b
が、シフトレバー3がMレンジに操作されたときに上記
シフトピン21の左側の端部21aに係合し、該シフト
ピン21が上記ボタン3dの押し込み操作の解除により
長穴3fに沿って上方へ移動するときに、該操作レバー
33が上記ツルマキバネ34の付勢力に抗して反A方向
に揺動され、後端部33aが上記Mレンジスイッチ35
をON操作するようになっている。
【0032】また、ベース部材10におけるシフトレバ
ー3の操作経路の前方に向って右側の側方には、図6に
拡大して示すように、その経路に沿ってガイドプレート
41が該ベース部材10に一体的に立設され、このガイ
ドプレート41と、シフトレバー3に備えられたシフト
ピン21とにより、前述のシフト操作規制機構が構成さ
れている。
【0033】上記ガイドプレート41は、シフトレバー
3側の面の前部に設けられた厚肉部42を有し、この厚
肉部42に、上記シフトピン21の右側の端部21bと
係合することにより、シフトレバー3のPレンジ位置側
からRレンジ位置側への操作を規制する第1規制面42
aと、Rレンジ位置側からPレンジ位置側への移動を規
制する第2規制面42bと、Nレンジ位置側からRレン
ジ位置側への移動を規制する第3規制面42cとが設け
られて、シフトレバー3のこれらのレンジ間での操作を
規制するようになっている。そして、上記ボタン3dの
押し込み操作により、前述のスプリング24及び支持部
材22を介してシフトピン21が下方に押し下げられた
ときに、この規制が解除されて、シフトレバー3の上記
操作が許容されるようになっている。
【0034】さらに、このガイドプレート41のシフト
レバー3側の面には、前部に設けられた上記の厚肉部4
2に加えて、後部にも厚肉部43が設けられ、これらの
厚肉部42,43の間が凹陥部44とされていると共
に、この凹陥部44を利用して、Mレンジ内でのシフト
レバー3に対する中立付勢機構と、シフトアップスイッ
チ及びシフトダウンスイッチの操作機構とが設けられて
いる。
【0035】これらの機構は、上記凹陥部44内に配置
された前後一対の第1,第2カム部材51,52を用い
て構成されており、これらのカム部材51,52によっ
てMレンジに操作されたシフトレバー3を中立位置に保
持すると共に、該レバー3が中立位置から前後のシフト
アップ位置またはシフトダウン位置に操作されたときに
は、いずれかのカム部材を介してシフトアップスイッチ
53もしくはシフトダウンスイッチ54を操作するよう
になっている。
【0036】上記一対のカム部材51,52のうち、後
方に配置されたシフトダウン用の第2カム部材52の上
端部にはガイドプレート41側に突出するピン部52a
が一体的に設けられており、また、前方に配置されたシ
フトアップ用の第1カム部材51の上端部には穴51a
が設けられて、上記第2カム部材52のピン部52aが
第1カム部材51の穴51aに挿通された上で、ガイド
プレート41に設けられた穴に嵌合されて抜け止めされ
ており(図4参照)、これにより、両カム部材51,5
2が上端部における共通の支点を中心として、下部がそ
れぞれ前後に揺動可能に支持されている。また、第2カ
ム部材52の上記ピン部52aにはツルマキバネ55が
巻き付けられ、その両端部が両カム部材51,52に設
けられた係止穴51b,52bにそれぞれ係止されて、
これらのカム部材51,52が互いに接近する方向B,
C、即ち第1カム部材51は後方、第2カム部材52は
前方に付勢されている。
【0037】そして、ガイドプレート41の凹陥部44
内における両カム部材51,52に挟まれた位置には、
シフトレバー3側へ突出する中央ストッパ部45が設け
られて、該ストッパ部45の前後両面で、上記ツルマキ
バネ55の付勢力によるカム部材51,52の互いに接
近する方向B,Cへの揺動を規制するようになってい
る。
【0038】また、第1カム部材51の下端部には、肉
盛りにより補強された下方への突出部51cが設けら
れ、シフトレバー3がDレンジ側からMレンジ側へ操作
されたときに、シフトピン21が該突出部51cに当接
すると共に、このカム部材51が上記中央ストッパ部4
5によって後方への揺動が規制されていることにより、
シフトレバー3のMレンジ側への操作が阻止されるよう
になっている。
【0039】そして、シフトピン21が押し下げられた
ときに、該シフトピン21と上記第1カム部材51の突
出部51cとの当接が回避されて、シフトレバー3のM
レンジ側への操作が許容されるようになっており、ま
た、このMレンジ位置でシフトピン21の押し下げ操作
を解除すれば、該シフトピン21は中央ストッパ部45
により互いに接近する方向への揺動が規制された第1,
第2カム部材51,52の間の間隙内に進入し、シフト
ピン21がこの間隙内に位置する状態が、シフトレバー
3のMレンジ内における中立位置とされている。
【0040】また、シフトレバー3がこの位置から前方
に操作されると、シフトピン21を介して前側の第1カ
ム部材51がツルマキバネ55に抗して前方(反B方
向)へ揺動されると共に、該カム部材51は前方へ所定
量揺動した位置で、ガイドプレート41の前側の厚肉部
42の後面に設けられた前側ストッパ部42dに当接
し、この位置でシフトレバー3のMレンジ内での前方へ
の操作が規制されるようになっている。
【0041】また、シフトレバー3が中立位置から後方
に操作されると、シフトピン21を介して後側の第2カ
ム部材52が同じくツルマキバネ55に抗して後方(反
C方向)へ揺動されると共に、該カム部材52も後方へ
所定量揺動した位置で、ガイドプレート41の後側の厚
肉部43の前面に設けられた後側ストッパ部43dに当
接し、この位置でシフトレバー3のMレンジ内での後方
への操作が規制されるようになっている。そして、この
シフトレバー3の前後の操作規制位置が、Mレンジ内で
のシフトアップ位置及びシフトダウン位置とされてい
る。
【0042】さらに、図6及び図7に示すように、一対
のカム部材51,52のガイドプレート41側の面には
棒状のスイッチ操作部51d,52dがそれぞれガイド
プレート41に直交する方向に突設され、その先端部が
ガイドプレート41に設けられた長穴46,47を貫通
して該プレート41の背面側に突出している。そして、
このガイドプレート41の背面に、シフトレバー3のシ
フトアップ位置及びシフトダウン位置への操作をそれぞ
れ検出する前述のシフトアップスイッチ53及びシフト
ダウンスイッチ54が前後に取り付けられており、シフ
トレバー3のシフトアップ位置への操作により第1カム
部材51が前方へ揺動されたときには、該カム部材51
のスイッチ操作部51dの先端がシフトアップスイッチ
53の接片53aを押圧して該スイッチ53をONし、
シフトレバー3のシフトダウン位置への操作により第2
カム部材52が後方へ揺動されたときには、該カム部材
52のスイッチ操作部52dの先端がシフトダウンスイ
ッチ54の接片54aを押圧して、該スイッチ54をO
Nするようになっている。
【0043】上記の構成により、この変速操作入力装置
1は次のように作用する。
【0044】シフトレバー3の上端の操作部3cに備え
られた規制解除ボタン3dを押していないときは、該シ
フトレバー3の下部に設けられたシフトピン21は長穴
3f,3fの上方に位置する。この状態では、図6に示
すように、DレンジとNレンジとの間ではシフトピン2
1の移動が規制されないので、シフトレバー3をこれら
のレンジ間で自由に操作することができるが、Nレンジ
からRレンジへは、シフトピン21がガイドプレート4
1における厚肉部42の第3規制面42cに当接するこ
とによりシフトレバー3の操作が規制される。また、シ
フトレバー3がPレンジにあるときも、シフトピン21
が上記ガイドプレート41の厚肉部42における第1規
制面42aに当接してRレンジやDレンジ側への操作が
規制される。
【0045】また、規制解除ボタン3dを半ば押し込ん
だ状態では、シフトピン21が長穴3f,3fの中間位
置まで押し下げられ、Nレンジ側からRレンジ側への操
作が可能となるが、この状態ではシフトピン21が第2
規制面42bに当接するので、RレンジからPレンジへ
の操作は規制される。そして、上記規制解除ボタン3d
をさらに押し込んでシフトピン21を長穴3f,3fの
下部まで移動させれば、RレンジからPレンジへの操作
及びPレンジからRレンジ側への操作も可能となる。
【0046】一方、シフトピン21が長穴3f,3fの
上部に位置する状態では、Dレンジ側からMレンジ側へ
シフトレバー3を操作したときに、該シフトピン21が
前側の第1カム部材51における下方への突出部51c
に当接すると共に、このカム部材51はガイドプレート
41に設けられた中央ストッパ部45に当接して後方へ
の揺動が阻止されているから、シフトレバー3のMレン
ジ側への操作が阻止されることになる。これにより、N
レンジ等の前方に位置するレンジからDレンジへの操作
時に、シフトレバー3が誤ってMレンジまで操作され
る、といった誤操作が防止されることになる。
【0047】そして、Dレンジにおいて規制解除ボタン
3dを押し込み操作してシフトピン21を押し下げる
と、該シフトピン21と上記突出部51cとの当接が回
避されるので、シフトレバー3のMレンジ側への操作が
可能となる。
【0048】また、このMレンジの選択位置で上記ボタ
ン3dの押し込み操作を解除すれば、シフトピン21が
ツルマキバネ55により互いに接近する方向に付勢され
ている第1,第2カム部材51,52の間の間隙に進入
し、この位置で両カム部材51,52間に保持されるこ
とにより、シフトレバー3がMレンジの中立位置に保持
されることになる。
【0049】そして、このときシフトピン21の上方へ
の移動により、図5に示すように、該ピン21の左側の
端部21aがMレンジスイッチ操作機構における操作レ
バー33の前端部33bを押し上げる。これにより、該
レバー33が反A方向に揺動して、その後端部33aが
Mレンジスイッチ35をON操作することになり、この
スイッチ35からのON信号により、当該自動変速機の
コントロールユニット100(図9参照)がMレンジに
操作されたことを検知する。
【0050】つまり、シフトレバー3のMレンジへの操
作後、規制解除ボタン3dの押し込み操作を解除すると
いう運転者の積極的な操作により、Mレンジ内でのシフ
トレバー3の操作による手動変速が可能な状態となり、
したがって、シフトレバー3のMレンジへの操作のみで
変速が可能となる場合のような、運転者の意図しない変
速が行われるといった不都合が防止され、当該変速操作
入力装置1ないし変速機としての信頼性が確保される。
【0051】さらに、このMレンジの選択位置でシフト
レバー3を上記の中立位置から前方のシフトアップ位置
に操作すれば、前側の第1カム部材51が前方へ揺動し
て、該カム部材51の操作部51dがガイドプレート4
1の背面の前側に配置されたシフトアップスイッチ53
をON操作し、逆に後方のシフトダウン位置に操作すれ
ば、後側の第2カム部材52が後方へ揺動して、該カム
部材52の操作部52dが同じくガイドプレート41の
背面の後側に配置されたシフトダウンスイッチ54をO
N操作する。そして、これらのスイッチ53,54から
の信号が上記コントロールユニット100に入力される
ことにより、該コントロールユニット100は変速段を
1段、シフトアップまたはシフトダウンするように変速
指令を出力する。
【0052】なお、シフトレバー3に連結されたケーブ
ル18(図2,図3参照)は、図8に示すようにインヒ
ビタスイッチ101に導かれ、レバー102を介して該
スイッチ101を操作するマニュアルシャフト103に
連結されている。そして、シフトレバー3の操作に連動
して該マニュアルシャフト103が回動することによ
り、インヒビタスイッチ101に内装されたPレンジス
イッチ111、Rレンジスイッチ112,Nレンジスイ
ッチ113及びDレンジスイッチ114(図9参照)が
ON,OFF操作されるようになっており、また、マニ
ュアルシャフト103の回動により、図示しないコント
ロールバルブユニットのマニュアルバルブやパーキング
機構が操作されるようになっている。
【0053】次に、この自動変速機の変速制御について
説明する。
【0054】図9に示すように、上記コントロールユニ
ット100には、上記インヒビタスイッチ101におけ
るPレンジスイッチ111、Rレンジスイッチ112、
Nレンジスイッチ113、及びDレンジスイッチ114
からの信号と、前述の変速操作入力装置1におけるMレ
ンジスイッチ35、シフトアップスイッチ53及びシフ
トダウンスイッチ54からの信号と、図示しないがシフ
トレバー3に備えられたシフトリミッタスイッチ115
及びキャンセルスイッチ116からの信号と、さらに当
該自動車の運転状態として車速及びエンジンのスロット
ル開度をそれぞれ検出する車速センサ117及びスロッ
トル開度センサ118からの信号とが入力されるように
なっている。
【0055】そして、コントロールユニット100にお
いては、これらの信号に基づいて変速制御部100aが
目標変速段を設定し、その目標変速段が実現されるよう
に油圧制御回路120に制御信号を出力し、また、表示
制御部100bが、選択されているレンジや変速制限モ
ードの設定、さらにはMレンジでの変速段等を表示する
表示部130を制御するようになっている。
【0056】ここで、この自動変速機においては、Dレ
ンジで所定の変速段への変速を制限する変速制限モード
を選択することができるようになっており、この変速制
限モードの選択及びその解除用として、上記のシフトリ
ミッタスイッチ115とキャンセルスイッチ116とが
備えられている。つまり、シフトリミッタスイッチ11
5は、DレンジにおいてON操作されるごとに、1速〜
3速間の自動変速を行う3ATモードと、1,2速間で
の自動変速を行う2ATモードとに交互に設定するよう
になっており、また、キャンセルスイッチ116は、O
N操作することにより上記のような変速制限を解除し、
通常の1速〜4速間の自動変速モードに復帰させるよう
になっている。
【0057】また、上記表示部130には、シフトレバ
ー3により選択されたレンジを示すP,R,N,D,M
の各レンジランプ131〜135と、Dレンジにおける
変速制限モードを示す2ATランプ136及び3ATラ
ンプ137と、Mレンジにおける変速段を表示する変速
段表示器138等が備えられている。
【0058】次に、このコントロールユニット100に
よる変速制御と表示制御の具体的動作を図10に示すフ
ローチャートに従って説明する。
【0059】まず、ステップS1でMレンジスイッチ3
5がONか否かを判定し、OFFのときは、ステップS
2でDレンジスイッチ114がONか否かを判定する。
そして、このDレンジスイッチ114もOFFのとき
は、さらにステップS3,S5,S7で、Pレンジスイ
ッチ111、Rレンジスイッチ112及びNレンジスイ
ッチ113がONか否かを順次判定し、ステップS4,
S6,S8のいずれかで、Pレンジランプ131、Rレ
ンジランプ132及びNレンジランプ133のうち、ス
イッチがONのレンジのランプを点灯する。
【0060】また、この場合は、変速制御は行われない
から、ステップS9〜S11で、2ATランプ136、
3ATランプ137をいずれも消灯すると共に、変速制
御で用いられる目標変速段Gの値をホームポジションと
しての値3に設定する。なお、Rレンジに操作されてい
る場合には、コントロールユニット100は後退速を実
現するように油圧制御回路120に制御信号を出力す
る。
【0061】一方、上記ステップS2で、Dレンジスイ
ッチ114がONであると判定されたときは、ステップ
S12でDレンジランプ134を点灯した後、ステップ
S13でシフトリミッタスイッチ115がON操作され
たか否かを判定し、操作されたときには、その操作回数
に応じて変速モードを3ATモードまたは2ATモード
に設定する。そして、3ATモードに設定したときには
シフトリミットフラグF13を1にセットし、また、2
ATモードに設定したときにはシフトリミットフラグF
12を1にセットする。
【0062】また、シフトリミッタスイッチ115がO
N操作されたときには、次に、ステップS14で、キャ
ンセルスイッチ116がON操作されたか否かを判定
し、操作されていないとき、つまり、いずれかの変速制
限モードに設定されているときは、さらにステップS1
5で、シフトリミットフラグF13の値を判定する。そ
して、2ATモードに設定されていれば、F13=0で
あるから、次にステップS16を実行して、F12=
1,F13=0とし、また、3ATモードに設定されて
いれば、ステップS17で、F12=0、F13=1と
する。また、上記ステップS14で、キャンセルスイッ
チ116がON操作されたものと判定すれば、変速モー
ドは1速〜4速間の通常の自動変速モードに復帰するの
で、ステップS18で、シフトリミットフラグF13,
F12を共に0にセットする。
【0063】次に、コントロールユニット100は、ス
テップS19,S20で、上記シフトリミットフラグF
12,F13の値を判定し、F12=1のときは、ステ
ップS21〜S23で、2ATランプ136を点灯し、
3ATランプ137を消灯すると共に、目標変速段G
を、1速または2速のうちから車速とスロットル開度と
に応じて設定し、その変速段が実現されるように油圧制
御回路120に制御信号を出力する。また、F13=1
のときは、ステップS24〜S26で、2ATランプ1
36を消灯し、3ATランプ137を点灯すると共に、
目標変速段Gを、1速〜3速のうちから車速とスロット
ル開度とに応じて設定し、その変速段が実現されるよう
に油圧制御回路120に制御信号を出力する。
【0064】さらに、F12,F13が共に0のとき
は、ステップS27〜S29で、2ATランプ136及
び3ATランプ137を共に消灯すると共に、目標変速
段Gを、1速〜4速の全変速段のうちから車速とスロッ
トル開度とに応じて設定し、その変速段が実現されるよ
うに油圧制御回路120に制御信号を出力する。これに
より、Dレンジにおいて、シフトリミッタスイッチ11
5とキャンセルスイッチ116の操作もしくは非操作に
より設定された変速モードに従って、変速段の切り換え
が行われることになる。
【0065】一方、シフトレバー3がMレンジに操作さ
れて、図5に示すMレンジスイッチ35がON操作され
ると、コントロールユニット100は、ステップS1か
らステップS30を実行し、図6に示すシフトアップス
イッチ53がON操作されたか否かを判定する。そし
て、シフトレバー3のMレンジ内での前方への操作によ
り、このシフトアップスイッチ53がON操作されたと
きには、ステップS31で現時点の変速段に等しい目標
変速段Gの値が4であるか否かを判定し、G=4でなけ
れば、シフトアップが可能なので、ステップS32で目
標変速段Gを1だけプラスする。
【0066】また、シフトアップスイッチ53がON操
作されていないときは、ステップS33で、シフトダウ
ンスイッチ54がON操作されたか否かを判定し、シフ
トレバー3のMレンジ内での後方への操作により、この
シフトダウンスイッチ54がON操作されたときには、
ステップS34で目標変速段Gの値が1であるか否かを
判定し、G=1でなければ、シフトダウンが可能なの
で、ステップS35で目標変速段Gを1だけマイナスす
る。
【0067】そして、このようにして設定された目標変
速段Gが実現されるように、油圧制御回路120に制御
信号を出力すると共に、ステップS36で、Mレンジラ
ンプ135を点灯する。また、ステップS37,S38
で、2ATランプ136及び3ATランプ137を消灯
すると共に、ステップS39で、変速段表示器138に
現時点の目標変速段Gを表示する。
【0068】以上のように、コントロールユニット10
0により変速制御と選択されているレンジや変速段等の
表示制御とが行われるが、この制御においては、シフト
レバー3がMレンジに操作されてシフトピン21の押し
下げ操作が解除されることにより、Mレンジスイッチ3
5がON操作されたときには、ステップS30以降のM
レンジでの制御に無条件で移行する。
【0069】つまり、例えばシフトレバー3とインヒビ
タスイッチ101とを連結するケーブル18の組み付け
誤差等により、Mレンジ内での変速操作に連動してイン
ヒビタスイッチ101が作動して、Dレンジスイッチ1
14が誤ってONされることが考えられるが、上記のよ
うに、この制御では、ステップS1でMレンジスイッチ
35がONでると判定すると、ステップS2でのDレン
ジスイッチがONであるか否かの判定を行うことなく、
Mレンジの制御を実行するのである。したがって、Mレ
ンジ内での操作により、Dレンジでの変速制御が行われ
たり、Dレンジとしての表示が行われたりすることが防
止される。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明は、変速段を手動
操作で切り換えるMレンジを有し、該Mレンジの選択位
置が各レンジの選択位置の列の一端においてDレンジの
選択位置に隣接して設けられ、このMレンジ内でのシフ
トレバーの変速操作が上記列の方向に沿って行われるよ
うに構成された自動変速機において、上記Mレンジ内で
シフトレバーを操作し、その操作にケーブルを介してイ
ンヒビタスイッチ等のレンジ位置検出手段が連動して、
誤ってDレンジに切り換えられたものと検出されても、
Mレンジ検出手段によりシフトレバーがMレンジに位置
することが検出されているときは、禁止手段により、D
レンジにあるものとしての変速制御やレンジ表示制御等
が禁止される。したがって、上記の変速制御やレンジ表
示制御等が運転者の意志に合致して正しく行われ、この
種の自動変速機の信頼性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の操作
部の外観図である。
【図2】 同じく変速操作入力装置の平面図である。
【図3】 同装置の側面図である。
【図4】 図3のa−a線による断面図である。
【図5】 Mレンジスイッチ操作機構の拡大側面図であ
る。
【図6】 図2のb−b線に沿ってみたガイドプレート
及びその周辺の拡大側面図である。
【図7】 図6のc−c線に沿う断面図である。
【図8】 シフトレバーに連動するインヒビタスイッチ
の平面図である。
【図9】 当該自動変速機の変速制御及びレンジ等の表
示制御を実行する制御システム図である。
【図10】 同制御の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
3 シフトレバー 35 マニュアルレンジ検出手段(Mレンジスイ
ッチ) 100 制御手段、禁止手段(コントロールユニッ
ト) 101 レンジ位置検出手段(インヒビタスイッ
チ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速段を予め設定されている変速特性に
    基づいて自動的に切り換えるオートレンジと、運転者に
    よる手動操作で切り換えるマニュアルレンジとを含む複
    数のレンジを有し、シフトレバーによるこれらのレンジ
    の選択位置が一列に配置されていると共に、上記マニュ
    アルレンジの選択位置がこの列の一端においてオートレ
    ンジの選択位置に隣接して設けられ、かつ、マニュアル
    レンジ内での手動変速操作が上記列の方向に沿って行わ
    れるように構成された自動変速機の制御装置であって、
    上記シフトレバーの選択レンジ位置を検出するレンジ位
    置検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて変速制御
    またはレンジ表示制御の少なくとも一方を行う制御手段
    とが設けられていると共に、シフトレバーがマニュアル
    レンジに位置することを検出するマニュアルレンジ検出
    手段と、該検出手段によりシフトレバーがマニュアルレ
    ンジに位置することが検出されたときに、上記レンジ位
    置検出手段によりシフトレバーがオートレンジに位置す
    ることが検出されても、該レンジ位置検出手段の検出結
    果に応じた上記制御手段による制御を禁止する禁止手段
    とが設けられていることを特徴とする自動変速機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 マニュアルレンジ検出手段は、シフトレ
    バーがマニュアルレンジの選択位置に位置する状態で、
    該レバーに設けられたピン部材に対して所定の操作が行
    われたときにマニュアルレンジに操作されたことを検出
    するように構成されている請求項1に記載の自動変速機
    の制御装置。
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