JPH10103083A - ガスエンジンの排気ブレーキ装置 - Google Patents
ガスエンジンの排気ブレーキ装置Info
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- JPH10103083A JPH10103083A JP8256162A JP25616296A JPH10103083A JP H10103083 A JPH10103083 A JP H10103083A JP 8256162 A JP8256162 A JP 8256162A JP 25616296 A JP25616296 A JP 25616296A JP H10103083 A JPH10103083 A JP H10103083A
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- exhaust brake
- air
- closing
- exhaust
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイパス流路を設けることなく、簡単な構造
で、減速時において制動力を得るのに充分な量の吸気を
確保し得、排気ブレーキを確実に機能させることができ
るガスエンジンの排気ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 スロットルバルブ19を、排気ブレーキ
作動時における減速時にのみアクセルペダル操作と無関
係に開操作し得るよう構成すると共に、ガス燃料供給管
25途中に設けられた燃料遮断弁26を、排気ブレーキ
作動時における減速時に閉操作し得るよう構成する。
で、減速時において制動力を得るのに充分な量の吸気を
確保し得、排気ブレーキを確実に機能させることができ
るガスエンジンの排気ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 スロットルバルブ19を、排気ブレーキ
作動時における減速時にのみアクセルペダル操作と無関
係に開操作し得るよう構成すると共に、ガス燃料供給管
25途中に設けられた燃料遮断弁26を、排気ブレーキ
作動時における減速時に閉操作し得るよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガスやLPG
(液化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン
の排気ブレーキ装置に関するものである。
(液化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン
の排気ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりトラック等の大型車両にはディ
ーゼルエンジンが使用されており、この種のディーゼル
エンジンでは、排気管の途中に設けられた排気ブレーキ
バルブを閉じ、排気ガスの流れを阻止することにより、
エンジンの内部抵抗を増し、車両を減速させるようにし
た排気ブレーキ装置を備えたものがあるが、近年におい
ては、天然ガスやLPG(液化石油ガス)等のガス燃料
を利用したガスエンジンを開発し、このガスエンジンを
従来のディーゼルエンジンに換えてトラック等の大型車
両に搭載することが検討されている。
ーゼルエンジンが使用されており、この種のディーゼル
エンジンでは、排気管の途中に設けられた排気ブレーキ
バルブを閉じ、排気ガスの流れを阻止することにより、
エンジンの内部抵抗を増し、車両を減速させるようにし
た排気ブレーキ装置を備えたものがあるが、近年におい
ては、天然ガスやLPG(液化石油ガス)等のガス燃料
を利用したガスエンジンを開発し、このガスエンジンを
従来のディーゼルエンジンに換えてトラック等の大型車
両に搭載することが検討されている。
【0003】ところで、シリンダ内に吸気と別に燃料を
噴射するようにしたディーゼルエンジンの場合には、出
力制御が燃料噴射量の調整だけで行われ、シリンダ内に
常に吸気管から空気が供給されるようになっているの
で、単に排気管内の排気ブレーキバルブを閉じるだけで
容易に制動力を得ることができるが、天然ガスやLPG
(液化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン
の場合には、通常のガソリンエンジンの場合と同様に吸
気管内に設けたスロットルバルブがアクセルペダルと連
動して調整されるようになっており、前記吸気管の途中
に設けたキャブレターによって燃料と吸気とが混合され
て燃焼室へと導入されるため、実質的に排気ブレーキを
作動させることになる長い下り坂等の減速時にアクセル
ペダルが戻されると、スロットルバルブが略全閉となっ
て十分な量の吸気が行われなくなり、排気管内の排気ブ
レーキバルブを閉じても上流側の圧力が上昇せず、制動
力がほとんど得られないという不具合があった。
噴射するようにしたディーゼルエンジンの場合には、出
力制御が燃料噴射量の調整だけで行われ、シリンダ内に
常に吸気管から空気が供給されるようになっているの
で、単に排気管内の排気ブレーキバルブを閉じるだけで
容易に制動力を得ることができるが、天然ガスやLPG
(液化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン
の場合には、通常のガソリンエンジンの場合と同様に吸
気管内に設けたスロットルバルブがアクセルペダルと連
動して調整されるようになっており、前記吸気管の途中
に設けたキャブレターによって燃料と吸気とが混合され
て燃焼室へと導入されるため、実質的に排気ブレーキを
作動させることになる長い下り坂等の減速時にアクセル
ペダルが戻されると、スロットルバルブが略全閉となっ
て十分な量の吸気が行われなくなり、排気管内の排気ブ
レーキバルブを閉じても上流側の圧力が上昇せず、制動
力がほとんど得られないという不具合があった。
【0004】このため、近年開発が進められているガス
エンジンの排気ブレーキ装置としては、図2に示される
ようなものがあり、図2中、1は天然ガスやLPG(液
化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン、2
は吸気マニホールド、3は排気マニホールドであり、ガ
スエンジン1の排気マニホールド3に接続された排気管
4途中に、排気ブレーキバルブ5を設け、該排気ブレー
キバルブ5を開閉せしめるアクチュエータ6に、圧力ラ
イン7を介してエアタンク8を接続し、前記圧力ライン
7途中に、制御装置9からの開閉指令10に基づき前記
排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタンク
8からのエアを供給せしめ前記排気ブレーキバルブ5を
閉じるための位置、或いは前記アクチュエータ6へ供給
されたエアを大気開放せしめ前記排気ブレーキバルブ5
を開くための位置に切り換えられる排気ブレーキバルブ
開閉用三方電磁弁11を設けてある。
エンジンの排気ブレーキ装置としては、図2に示される
ようなものがあり、図2中、1は天然ガスやLPG(液
化石油ガス)等のガス燃料を利用したガスエンジン、2
は吸気マニホールド、3は排気マニホールドであり、ガ
スエンジン1の排気マニホールド3に接続された排気管
4途中に、排気ブレーキバルブ5を設け、該排気ブレー
キバルブ5を開閉せしめるアクチュエータ6に、圧力ラ
イン7を介してエアタンク8を接続し、前記圧力ライン
7途中に、制御装置9からの開閉指令10に基づき前記
排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタンク
8からのエアを供給せしめ前記排気ブレーキバルブ5を
閉じるための位置、或いは前記アクチュエータ6へ供給
されたエアを大気開放せしめ前記排気ブレーキバルブ5
を開くための位置に切り換えられる排気ブレーキバルブ
開閉用三方電磁弁11を設けてある。
【0005】前記制御装置9には、前記排気ブレーキバ
ルブ5を作動せしめる際に運転者がONとするメインス
イッチ12と、アクセルペダルの非踏み込み時にONと
なるアクセルスイッチ13と、クラッチペダルの非踏み
込み時にONとなるクラッチスイッチ14と、トランス
ミッションがニュートラル位置以外の位置にある時にO
Nとなるニュートラルスイッチ15と、ガスエンジン1
の回転数を検出する回転検出器16とを接続し、メイン
スイッチ12、アクセルスイッチ13、クラッチスイッ
チ14、ニュートラルスイッチ15、回転検出器16か
らの信号12a,13a,14a,15a,16aに基
づいて現在の車両の運転状態が判断され、必要に応じ
て、前記排気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11に開
閉指令10が出力されるようにしてある。
ルブ5を作動せしめる際に運転者がONとするメインス
イッチ12と、アクセルペダルの非踏み込み時にONと
なるアクセルスイッチ13と、クラッチペダルの非踏み
込み時にONとなるクラッチスイッチ14と、トランス
ミッションがニュートラル位置以外の位置にある時にO
Nとなるニュートラルスイッチ15と、ガスエンジン1
の回転数を検出する回転検出器16とを接続し、メイン
スイッチ12、アクセルスイッチ13、クラッチスイッ
チ14、ニュートラルスイッチ15、回転検出器16か
らの信号12a,13a,14a,15a,16aに基
づいて現在の車両の運転状態が判断され、必要に応じ
て、前記排気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11に開
閉指令10が出力されるようにしてある。
【0006】又、前記ガスエンジン1の吸気マニホール
ド2に接続された吸気管17途中には、ガス燃料が供給
されるキャブレタ18と、スロットルバルブ19とを設
けると共に、前記キャブレタ18及びスロットルバルブ
19を迂回するバイパス流路20を設け、該バイパス流
路20途中には、前記制御装置9からの開閉指令21に
基づき通常時には閉状態に保持され且つ排気ブレーキ作
動時における減速時にのみ開操作されるようにしたバイ
パスバルブ22を設けてある。
ド2に接続された吸気管17途中には、ガス燃料が供給
されるキャブレタ18と、スロットルバルブ19とを設
けると共に、前記キャブレタ18及びスロットルバルブ
19を迂回するバイパス流路20を設け、該バイパス流
路20途中には、前記制御装置9からの開閉指令21に
基づき通常時には閉状態に保持され且つ排気ブレーキ作
動時における減速時にのみ開操作されるようにしたバイ
パスバルブ22を設けてある。
【0007】尚、前記スロットルバルブ19は、従来の
ガソリンエンジンにおいて周知である如く、基本的に、
図示していないアクセルペダルの踏み込み加減に連動し
て開閉操作されるようワイヤ及びリンク機構等を介して
前記アクセルペダルと連結されており、アクセルペダル
を深く踏み込むに従いスロットルバルブ19が開き、吸
気量が増加してキャブレタ18でのガス燃料の流入量も
増加し、結果としてエンジン出力が増すようになってい
る。
ガソリンエンジンにおいて周知である如く、基本的に、
図示していないアクセルペダルの踏み込み加減に連動し
て開閉操作されるようワイヤ及びリンク機構等を介して
前記アクセルペダルと連結されており、アクセルペダル
を深く踏み込むに従いスロットルバルブ19が開き、吸
気量が増加してキャブレタ18でのガス燃料の流入量も
増加し、結果としてエンジン出力が増すようになってい
る。
【0008】図2に示されるガスエンジン1の排気ブレ
ーキ装置においては、例えば、シフトレバーをニュート
ラル位置以外の位置に入れトランスミッションを非ニュ
ートラル位置に位置させて下り坂を所定値以上の速度で
走行している際に、メインスイッチ12をONにした状
態で、アクセルペダル並びにクラッチペダルの両方から
足を離すと、アクセルスイッチ13とクラッチスイッチ
14、並びにニュートラルスイッチ15がONになり、
且つ回転検出器16によってガスエンジン1の回転数が
所定値以上となっていることが検出され、制御装置9に
おいて排気ブレーキの作動条件が成立していると判断さ
れ、該制御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレ
ーキバルブ開閉用三方電磁弁11へ通電が行われ、該排
気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11がONとなって
前記排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタ
ンク8からエアが供給され、排気ブレーキバルブ5が閉
じる。
ーキ装置においては、例えば、シフトレバーをニュート
ラル位置以外の位置に入れトランスミッションを非ニュ
ートラル位置に位置させて下り坂を所定値以上の速度で
走行している際に、メインスイッチ12をONにした状
態で、アクセルペダル並びにクラッチペダルの両方から
足を離すと、アクセルスイッチ13とクラッチスイッチ
14、並びにニュートラルスイッチ15がONになり、
且つ回転検出器16によってガスエンジン1の回転数が
所定値以上となっていることが検出され、制御装置9に
おいて排気ブレーキの作動条件が成立していると判断さ
れ、該制御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレ
ーキバルブ開閉用三方電磁弁11へ通電が行われ、該排
気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11がONとなって
前記排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタ
ンク8からエアが供給され、排気ブレーキバルブ5が閉
じる。
【0009】この時、前記アクセルペダルが戻されるこ
とにより吸気管17のスロットルバルブ19が略全閉と
なるが、前記制御装置9からの開閉指令21によりバイ
パスバルブ22が開かれるため、バイパス流路20を介
して吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
とにより吸気管17のスロットルバルブ19が略全閉と
なるが、前記制御装置9からの開閉指令21によりバイ
パスバルブ22が開かれるため、バイパス流路20を介
して吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、ガスエンジン1の吸気マニホールド2に接続され
た吸気管17途中に、キャブレタ18及びスロットルバ
ルブ19を迂回するバイパス流路20を設けるのでは、
大きなスペースを必要とし、設計上において大きな制約
を受けるという欠点を有していた。
如く、ガスエンジン1の吸気マニホールド2に接続され
た吸気管17途中に、キャブレタ18及びスロットルバ
ルブ19を迂回するバイパス流路20を設けるのでは、
大きなスペースを必要とし、設計上において大きな制約
を受けるという欠点を有していた。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、バイパス流
路を設けることなく、簡単な構造で、減速時において制
動力を得るのに充分な量の吸気を確保し得、排気ブレー
キを確実に機能させることができるガスエンジンの排気
ブレーキ装置を提供しようとするものである。
路を設けることなく、簡単な構造で、減速時において制
動力を得るのに充分な量の吸気を確保し得、排気ブレー
キを確実に機能させることができるガスエンジンの排気
ブレーキ装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気管途中
に、ガス燃料供給管からガス燃料が供給されるキャブレ
タと、アクセルペダル操作と連動して開閉されるスロッ
トルバルブとを設け、排気管途中に、排気ブレーキ作動
時における減速時に閉操作される排気ブレーキバルブを
設けたガスエンジンの排気ブレーキ装置であって、スロ
ットルバルブを、排気ブレーキ作動時における減速時に
のみアクセルペダル操作と無関係に開操作し得るよう構
成すると共に、ガス燃料供給管途中に設けられた燃料遮
断弁を、排気ブレーキ作動時における減速時に閉操作し
得るよう構成したことを特徴とするガスエンジンの排気
ブレーキ装置にかかるものである。
に、ガス燃料供給管からガス燃料が供給されるキャブレ
タと、アクセルペダル操作と連動して開閉されるスロッ
トルバルブとを設け、排気管途中に、排気ブレーキ作動
時における減速時に閉操作される排気ブレーキバルブを
設けたガスエンジンの排気ブレーキ装置であって、スロ
ットルバルブを、排気ブレーキ作動時における減速時に
のみアクセルペダル操作と無関係に開操作し得るよう構
成すると共に、ガス燃料供給管途中に設けられた燃料遮
断弁を、排気ブレーキ作動時における減速時に閉操作し
得るよう構成したことを特徴とするガスエンジンの排気
ブレーキ装置にかかるものである。
【0013】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0014】排気ブレーキ作動時における減速時には、
アクセルペダルが戻されることにより本来ならば略全閉
となるスロットルバルブが開かれると共に、燃料遮断弁
が閉じ、これにより、ガス燃料の供給が停止された状態
で、吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
アクセルペダルが戻されることにより本来ならば略全閉
となるスロットルバルブが開かれると共に、燃料遮断弁
が閉じ、これにより、ガス燃料の供給が停止された状態
で、吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
【0015】この結果、従来のように、ガスエンジンの
吸気管途中に、キャブレタ及びスロットルバルブを迂回
するバイパス流路を設けなくて済み、大きなスペースを
必要とせず、設計上においても大きな制約を受けにくく
なる。
吸気管途中に、キャブレタ及びスロットルバルブを迂回
するバイパス流路を設けなくて済み、大きなスペースを
必要とせず、設計上においても大きな制約を受けにくく
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0017】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、スロットルバルブ19に、該スロットルバ
ルブ19を開閉せしめるアクチュエータ23を取り付
け、該スロットルバルブ19のアクチュエータ23に、
排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6とエアタンク
8とをつなぐ圧力ライン7の排気ブレーキバルブ開閉用
三方電磁弁11下流側から分岐させた圧力ライン24を
接続し、前記スロットルバルブ19を、排気ブレーキ作
動時における減速時にのみアクセルペダル操作と無関係
に開操作し得るよう構成する。
て、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、スロットルバルブ19に、該スロットルバ
ルブ19を開閉せしめるアクチュエータ23を取り付
け、該スロットルバルブ19のアクチュエータ23に、
排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6とエアタンク
8とをつなぐ圧力ライン7の排気ブレーキバルブ開閉用
三方電磁弁11下流側から分岐させた圧力ライン24を
接続し、前記スロットルバルブ19を、排気ブレーキ作
動時における減速時にのみアクセルペダル操作と無関係
に開操作し得るよう構成する。
【0018】又、キャブレタ18に対してガス燃料を供
給するガス燃料供給管25途中に燃料遮断弁26を設
け、該燃料遮断弁26を開閉せしめるアクチュエータ2
7に、排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6とエア
タンク8とをつなぐ圧力ライン7の排気ブレーキバルブ
開閉用三方電磁弁11下流側から分岐させた圧力ライン
28を接続し、該圧力ライン28途中に、三方電磁弁2
9を介してエアタンク8から延びる圧力ライン30を接
続し、前記三方電磁弁29を、前記制御装置9からの開
閉指令10により、前記排気ブレーキバルブ開閉用三方
電磁弁11と連動して、圧力ライン28におけるポート
A,Bを連通させ且つ圧力ライン30の接続ポートCを
閉じる位置と、ポートA,Cを連通させ且つポートBを
閉じる位置とに切り換るようにすることにより、前記燃
料遮断弁26を、排気ブレーキ作動時における減速時に
閉操作し得るよう構成し、更に、前記圧力ライン30途
中に、制御装置9からの開閉指令31に基づき前記燃料
遮断弁26のアクチュエータ27へエアタンク8からの
エアを前記三方電磁弁29を介して供給せしめ前記燃料
遮断弁26を閉じるための位置、或いは前記アクチュエ
ータ27へ供給されたエアを大気開放せしめ前記燃料遮
断弁26を開くための位置に切り換えられる燃料遮断弁
開閉用三方電磁弁32を設ける。
給するガス燃料供給管25途中に燃料遮断弁26を設
け、該燃料遮断弁26を開閉せしめるアクチュエータ2
7に、排気ブレーキバルブ5のアクチュエータ6とエア
タンク8とをつなぐ圧力ライン7の排気ブレーキバルブ
開閉用三方電磁弁11下流側から分岐させた圧力ライン
28を接続し、該圧力ライン28途中に、三方電磁弁2
9を介してエアタンク8から延びる圧力ライン30を接
続し、前記三方電磁弁29を、前記制御装置9からの開
閉指令10により、前記排気ブレーキバルブ開閉用三方
電磁弁11と連動して、圧力ライン28におけるポート
A,Bを連通させ且つ圧力ライン30の接続ポートCを
閉じる位置と、ポートA,Cを連通させ且つポートBを
閉じる位置とに切り換るようにすることにより、前記燃
料遮断弁26を、排気ブレーキ作動時における減速時に
閉操作し得るよう構成し、更に、前記圧力ライン30途
中に、制御装置9からの開閉指令31に基づき前記燃料
遮断弁26のアクチュエータ27へエアタンク8からの
エアを前記三方電磁弁29を介して供給せしめ前記燃料
遮断弁26を閉じるための位置、或いは前記アクチュエ
ータ27へ供給されたエアを大気開放せしめ前記燃料遮
断弁26を開くための位置に切り換えられる燃料遮断弁
開閉用三方電磁弁32を設ける。
【0019】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0020】例えば、シフトレバーをニュートラル位置
以外の位置に入れトランスミッションを非ニュートラル
位置に位置させて下り坂を所定値以上の速度で走行して
いる際に、メインスイッチ12をONにした状態で、ア
クセルペダル並びにクラッチペダルの両方から足を離す
と、アクセルスイッチ13とクラッチスイッチ14、並
びにニュートラルスイッチ15がONになり、且つ回転
検出器16によってガスエンジン1の回転数が所定値以
上となっていることが検出され、制御装置9において排
気ブレーキの作動条件が成立していると判断され、該制
御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレーキバル
ブ開閉用三方電磁弁11へ通電が行われ、該排気ブレー
キバルブ開閉用三方電磁弁11がONとなって前記排気
ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタンク8か
らエアが供給され、排気ブレーキバルブ5が閉じる。
以外の位置に入れトランスミッションを非ニュートラル
位置に位置させて下り坂を所定値以上の速度で走行して
いる際に、メインスイッチ12をONにした状態で、ア
クセルペダル並びにクラッチペダルの両方から足を離す
と、アクセルスイッチ13とクラッチスイッチ14、並
びにニュートラルスイッチ15がONになり、且つ回転
検出器16によってガスエンジン1の回転数が所定値以
上となっていることが検出され、制御装置9において排
気ブレーキの作動条件が成立していると判断され、該制
御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレーキバル
ブ開閉用三方電磁弁11へ通電が行われ、該排気ブレー
キバルブ開閉用三方電磁弁11がONとなって前記排気
ブレーキバルブ5のアクチュエータ6へエアタンク8か
らエアが供給され、排気ブレーキバルブ5が閉じる。
【0021】この時、スロットルバルブ19のアクチュ
エータ23にも圧力ライン24を介してエアタンク8か
らのエアが供給され、前記アクセルペダルが戻されるこ
とにより本来ならば略全閉となるスロットルバルブ19
が開かれると共に、前記制御装置9からの開閉指令10
に基づき三方電磁弁29にも通電が行われ、該三方電磁
弁29がONとなって圧力ライン28におけるポート
A,Bを連通させ且つ圧力ライン30の接続ポートCを
閉じる位置に切り換えられ、燃料遮断弁26のアクチュ
エータ27にも圧力ライン7と圧力ライン28を介して
エアタンク8からのエアが供給され、燃料遮断弁26が
閉じ、これにより、ガス燃料の供給が停止された状態
で、吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
エータ23にも圧力ライン24を介してエアタンク8か
らのエアが供給され、前記アクセルペダルが戻されるこ
とにより本来ならば略全閉となるスロットルバルブ19
が開かれると共に、前記制御装置9からの開閉指令10
に基づき三方電磁弁29にも通電が行われ、該三方電磁
弁29がONとなって圧力ライン28におけるポート
A,Bを連通させ且つ圧力ライン30の接続ポートCを
閉じる位置に切り換えられ、燃料遮断弁26のアクチュ
エータ27にも圧力ライン7と圧力ライン28を介して
エアタンク8からのエアが供給され、燃料遮断弁26が
閉じ、これにより、ガス燃料の供給が停止された状態
で、吸気を取り込むことが可能となり、減速時において
制動力を得るのに充分な量の吸気が確保され、排気ブレ
ーキが確実に機能することとなる。
【0022】この結果、従来のように、ガスエンジン1
の吸気マニホールド2に接続された吸気管17途中に、
キャブレタ18及びスロットルバルブ19を迂回するバ
イパス流路20を設けなくて済み、大きなスペースを必
要とせず、設計上においても大きな制約を受けにくくな
る。
の吸気マニホールド2に接続された吸気管17途中に、
キャブレタ18及びスロットルバルブ19を迂回するバ
イパス流路20を設けなくて済み、大きなスペースを必
要とせず、設計上においても大きな制約を受けにくくな
る。
【0023】一方、前記メインスイッチ12をOFFに
するか、或いはアクセルペダルとクラッチペダルのいず
れかを踏み込み、アクセルスイッチ13又はクラッチス
イッチ14をOFFにするか、或いはシフトレバーをニ
ュートラル位置に入れトランスミッションをニュートラ
ル位置に位置させてニュートラルスイッチ15をOFF
にすると、排気ブレーキの作動条件が成立しなくなり、
前記制御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレー
キバルブ開閉用三方電磁弁11への通電が停止され、該
排気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11がOFFとな
って前記アクチュエータ6,23を大気と連通せしめる
位置に切り換えられ、前記排気ブレーキバルブ5が開
き、排気ブレーキが解除され、且つ前記スロットルバル
ブ19がアクセルペダル操作と連動して開閉されるよう
になると共に、前記制御装置9からの開閉指令10に基
づき三方電磁弁29への通電が停止され、該三方電磁弁
29がOFFとなってポートA,Cを連通させ且つポー
トBを閉じる位置に切り換えられ、前記アクチュエータ
27に供給されていたエアが燃料遮断弁開閉用三方電磁
弁32から大気へ開放され、前記燃料遮断弁26が開
く。
するか、或いはアクセルペダルとクラッチペダルのいず
れかを踏み込み、アクセルスイッチ13又はクラッチス
イッチ14をOFFにするか、或いはシフトレバーをニ
ュートラル位置に入れトランスミッションをニュートラ
ル位置に位置させてニュートラルスイッチ15をOFF
にすると、排気ブレーキの作動条件が成立しなくなり、
前記制御装置9からの開閉指令10に基づき排気ブレー
キバルブ開閉用三方電磁弁11への通電が停止され、該
排気ブレーキバルブ開閉用三方電磁弁11がOFFとな
って前記アクチュエータ6,23を大気と連通せしめる
位置に切り換えられ、前記排気ブレーキバルブ5が開
き、排気ブレーキが解除され、且つ前記スロットルバル
ブ19がアクセルペダル操作と連動して開閉されるよう
になると共に、前記制御装置9からの開閉指令10に基
づき三方電磁弁29への通電が停止され、該三方電磁弁
29がOFFとなってポートA,Cを連通させ且つポー
トBを閉じる位置に切り換えられ、前記アクチュエータ
27に供給されていたエアが燃料遮断弁開閉用三方電磁
弁32から大気へ開放され、前記燃料遮断弁26が開
く。
【0024】尚、前記メインスイッチ12をOFFにし
てあるような場合における減速時には、前記制御装置9
からの開閉指令10に基づき前記三方電磁弁29がOF
FとなってポートA,Cを連通させ且つポートBを閉じ
る位置に切り換えられると共に、前記制御装置9からの
開閉指令31に基づき燃料遮断弁開閉用三方電磁弁32
が前記燃料遮断弁26のアクチュエータ27へエアタン
ク8からのエアを前記三方電磁弁29を介して供給せし
め前記燃料遮断弁26を閉じるための位置に切り換えら
れ、該燃料遮断弁26が閉じ、ガス燃料の供給が停止さ
れる。
てあるような場合における減速時には、前記制御装置9
からの開閉指令10に基づき前記三方電磁弁29がOF
FとなってポートA,Cを連通させ且つポートBを閉じ
る位置に切り換えられると共に、前記制御装置9からの
開閉指令31に基づき燃料遮断弁開閉用三方電磁弁32
が前記燃料遮断弁26のアクチュエータ27へエアタン
ク8からのエアを前記三方電磁弁29を介して供給せし
め前記燃料遮断弁26を閉じるための位置に切り換えら
れ、該燃料遮断弁26が閉じ、ガス燃料の供給が停止さ
れる。
【0025】こうして、バイパス流路20を設けること
なく、簡単な構造で、減速時において制動力を得るのに
充分な量の吸気を確保し得、排気ブレーキを確実に機能
させることができる。
なく、簡単な構造で、減速時において制動力を得るのに
充分な量の吸気を確保し得、排気ブレーキを確実に機能
させることができる。
【0026】尚、本発明のガスエンジンの排気ブレーキ
装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。
装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のガスエン
ジンの排気ブレーキ装置によれば、バイパス流路を設け
ることなく、簡単な構造で、減速時において制動力を得
るのに充分な量の吸気を確保し得、排気ブレーキを確実
に機能させることができるという優れた効果を奏し得
る。
ジンの排気ブレーキ装置によれば、バイパス流路を設け
ることなく、簡単な構造で、減速時において制動力を得
るのに充分な量の吸気を確保し得、排気ブレーキを確実
に機能させることができるという優れた効果を奏し得
る。
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
る。
【図2】近年開発が進められているガスエンジンの排気
ブレーキ装置の一例の概要構成図である。
ブレーキ装置の一例の概要構成図である。
1 ガスエンジン 4 排気管 5 排気ブレーキバルブ 6 アクチュエータ 17 吸気管 18 キャブレタ 19 スロットルバルブ 23 アクチュエータ 25 ガス燃料供給管 26 燃料遮断弁 27 アクチュエータ
Claims (1)
- 【請求項1】 吸気管途中に、ガス燃料供給管からガス
燃料が供給されるキャブレタと、アクセルペダル操作と
連動して開閉されるスロットルバルブとを設け、排気管
途中に、排気ブレーキ作動時における減速時に閉操作さ
れる排気ブレーキバルブを設けたガスエンジンの排気ブ
レーキ装置であって、 スロットルバルブを、排気ブレーキ作動時における減速
時にのみアクセルペダル操作と無関係に開操作し得るよ
う構成すると共に、ガス燃料供給管途中に設けられた燃
料遮断弁を、排気ブレーキ作動時における減速時に閉操
作し得るよう構成したことを特徴とするガスエンジンの
排気ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8256162A JPH10103083A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ガスエンジンの排気ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8256162A JPH10103083A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ガスエンジンの排気ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103083A true JPH10103083A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17288774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8256162A Pending JPH10103083A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ガスエンジンの排気ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10103083A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435970B1 (ko) * | 2002-06-24 | 2004-06-12 | 현대자동차주식회사 | 씨엔지 상용 차량의 흡기소음 저감장치와 그 제어방법 |
JP2018193899A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | いすゞ自動車株式会社 | 圧縮天然ガス機関の吸排気構造 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8256162A patent/JPH10103083A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435970B1 (ko) * | 2002-06-24 | 2004-06-12 | 현대자동차주식회사 | 씨엔지 상용 차량의 흡기소음 저감장치와 그 제어방법 |
JP2018193899A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | いすゞ自動車株式会社 | 圧縮天然ガス機関の吸排気構造 |
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