JPH101021A - 乗員保護装置 - Google Patents

乗員保護装置

Info

Publication number
JPH101021A
JPH101021A JP8155686A JP15568696A JPH101021A JP H101021 A JPH101021 A JP H101021A JP 8155686 A JP8155686 A JP 8155686A JP 15568696 A JP15568696 A JP 15568696A JP H101021 A JPH101021 A JP H101021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backup capacitor
circuit
power supply
protection device
microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8155686A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Saito
泰男 斉藤
Takayuki Kishi
隆行 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP8155686A priority Critical patent/JPH101021A/ja
Publication of JPH101021A publication Critical patent/JPH101021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップコンデンサの容量診断と同時
に、主乗員保護装置と副乗員保護装置との電源ラインの
診断も行えるようにする。 【解決手段】 バックアップコンデンサの端子間に接続
されるスイッチ回路、スクイーブ等の直列回路と、衝突
に伴って発生する加速度信号に基づいてスイッチ回路を
オンし、かつバックアップコンデンサの故障診断を行う
第1制御回路とを備えた主乗員保護装置と、バックアッ
プコンデンサから電源ラインを介して電力が供給される
第2制御回路を有する副乗員保護装置と、電源ラインに
介挿される抵抗と、抵抗を流れる電流を検出する検出回
路とを備え、制御回路は、直流電源の作動直後における
抵抗を流れる一定電流値を検出回路から入力すると共
に、その一定電流検出後前記直流電源の機能停止状態に
おける電流値の単位時間当たりの変化量の大きさを入力
し、その入力された電流値に基づいてバックアップコン
デンサの良否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の衝
突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が複数個備えら
れてなる乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の乗員保護装置を図3に基
づいて説明する。昇圧回路3は、イグニッションスイッ
チ2を介して供給されるバッテリ1からの入力電圧を昇
圧して抵抗4を介してバックアップコンデンサ5を充電
する。その充電された電荷は、マイクロコンピュータ1
1が加速度センサ10から供給される加速度信号に基づ
いて重大衝突と判断したときにスイッチ回路7をオンす
ることによって放電用ダイオード6を介して雷管8、機
械式加速度スイッチ9(このときはオン状態)を直列に
介して放電され、雷管8によって図示されない火薬が点
火され、エアバッグが展開される。なお、この機械式加
速度スイッチ9は、本出願人による特願平5−3514
70号に開示されている構造のものである。
【0003】また、マイクロコンピュータ11は故障診
断機能を有し、前記バックアップコンデンサ5の容量診
断時にはスイッチングトランジスタ13をオンし、バッ
クアップコンデンサ5に充電された電荷を抵抗12を介
して所定時間放電し、その時のバックアップコンデンサ
5の放電電圧の変化量を読み取り、静電容量の診断を行
い、異常と判断した場合には、図示されないランプ等の
警報装置を用いて乗員に知らせる。
【0004】しかしながら、上記の如き乗員保護装置
は、車両の前方方向からの衝突時に乗員を保護するため
に開発されたもので、最近ではこの種の乗員保護装置を
用いて車両側方からの衝突時にも乗員を保護しようとし
た開発が進められている。その場合、前方用乗員保護装
置ユニットと側方用乗員保護装置ユニットとを別々のユ
ニットとして設けることも考えられるが、コスト低減の
ために回路を共用化することが常套手段として考えられ
るので、その構成を図4に示して以下に説明する。
【0005】すなわち、図4において、符号14で示す
ユニットは前方用乗員保護装置である主乗員保護装置
で、これは車両前方からの衝突に対して乗員を保護する
もので、その構成は図3に示した構成と同一構成のもの
である。また符号15で示すユニットは側方用乗員保護
装置である副乗員保護装置で、これは車両側方からの衝
突に対して乗員を保護するもので、この副乗員保護装置
15の電源は、符号16で示すハーネス等の電源ライン
によって前記主乗員保護装置14のバックアップコンデ
ンサ5に接続されて、昇圧回路3とバックアップコンデ
ンサ5とを共用して構成されるものである。
【0006】副乗員保護装置15は、車両のドア、また
はその近傍に取り付けられるもので、符号10a’で示
されるものは左右方向加速度センサで、性能的には前後
方向加速度センサ10aと同一のもので、この前後方向
加速度センサ10aに対して、車両の左右方向からの加
速度を検出できるようにして車両に取り付けたものであ
る。
【0007】11’は前記マイクロコンピュータ11と
同等の衝突判断機能を有するマイクロコンピュータで、
車両左右方向に発生する前記左右方向加速度センサ10
a’からの加速度信号に基づいて重大衝突と判断した場
合には、スイッチ回路7’をオン制御する。なお、8’
は前記雷管8と同等の雷管、9’は前記機械式加速度ス
イッチ9と同等の機械式加速度スイッチ、17は定電圧
回路で、電源ライン16を介した前記昇圧回路3(また
はバックアップコンデンサ5)からの出力を受けて、副
乗員保護装置15を構成する各回路に一定電圧を供給す
るものである。
【0008】すなわち、主乗員保護装置14は図3に示
したものと同一の作動を行うのでその詳細説明は省略
し、副乗員保護装置15について以下に説明する。すな
わち、副乗員保護装置15は、主乗員保護装置14の昇
圧回路3から電源ライン16を介して昇圧電圧を受ける
と共に、この副乗員保護装置15は車両側方からの衝突
による加速度を左右方向加速度センサ10a’が検出
し、その検出信号に基づいてマイクロコンピュータ1
1’が重大事故と判断すると、スイッチ回路7’をオン
制御して主乗員保護装置14のバックアップコンデンサ
5に充電された電力を雷管8’、機械式加速度スイッチ
9’に直列に流し、火薬に点火してエアバッグを展開
し、乗員を側方衝突から保護する。なお、通常双方のス
イッチ回路7、7’が同時にオンされることはない。す
なわち車両の前方からと左右からと同時に衝突が発生す
ることはないので、バックアップコンデンサ5の静電容
量を図3のものに比べて大きくする必要はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図4における乗員保護装置を構成する主乗員保護装置1
4のバックアップコンデンサ5の容量診断を行う場合、
昇圧回路3を作動させながらスイッチングトランジスタ
13を一定時間の間オン制御して、その時の放電波形、
すなわち電圧変化量に基づいて測定する、いわゆる単機
能のものであるので、電源ラインが断線等の故障を発生
していても分からないという問題点があった。
【0010】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、バックアップコンデンサの容量診断
と同時に、主乗員保護装置と副乗員保護装置とを接続す
る電源ラインの診断も行える装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る乗員保
護装置は、直流電源によって充電されるバックアップコ
ンデンサと、その端子間に接続される、少なくともスイ
ッチ回路、スクイーブからなる直列回路と、衝突に伴っ
て発生する加速度信号に基づいて前記スイッチ回路をオ
ン制御する機能を有し、かつ少なくとも前記バックアッ
プコンデンサの故障診断を行う診断機能を有する第1制
御回路とを備えた主乗員保護装置と、該主乗員保護装置
のバックアップコンデンサから電源ラインを介して電力
が供給されて前記加速度信号と異なる方向に発生する加
速度信号を入力する第2制御回路を少なくとも有する副
乗員保護装置と、前記電源ラインに介挿される抵抗を流
れる電流を検出する検出回路とを備え、前記第1または
第2制御回路は、前記直流電源の作動直後における前記
抵抗を流れる一定電流値を前記検出回路から入力すると
共に、その一定電流検出後前記直流電源の機能停止状態
における前記電流値の単位時間当たりの変化量の大きさ
を入力し、その入力された電流値に基づいて前記バック
アップコンデンサの良否を判断する機能を備えてなる。
【0012】第2の発明に係る乗員保護装置は、直流電
源によって充電されるバックアップコンデンサと、その
端子間に接続される、少なくともスイッチ回路、スクイ
ーブからなる直列回路と、衝突に伴って発生する加速度
信号に基づいて前記スイッチ回路をオン制御する機能を
有し、かつ少なくとも前記バックアップコンデンサの故
障診断を行う診断機能を有する第1制御回路とを備えた
主乗員保護装置と、該主乗員保護装置のバックアップコ
ンデンサから電源ラインを介して電力が供給されて前記
加速度信号と異なる方向に発生する加速度信号を入力す
る第2制御回路を少なくとも有する副乗員保護装置と、
前記電源ラインに介挿される抵抗を流れる電流を検出す
る検出回路とを備え、前記第1または第2制御回路は、
前記直流電源の作動直後における前記抵抗を流れる一定
電流値を前記検出回路から入力すると共に、その一定電
流検出後前記直流電源の機能停止状態における前記電流
値の一定量の放電に要する時間を算出し、その入力され
た電流値及び算出された時間に基づいて前記バックアッ
プコンデンサの良否を判断する機能を備えてなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明による実施の形態1を図1に基
づいて説明する。まず、主乗員保護装置35について説
明する。すなわち、21は昇圧回路で、イグニッション
スイッチ2を介して供給されるバッテリ1からの入力電
圧を昇圧して抵抗22を介してバックアップコンデンサ
23を充電すると共に、抵抗32を介して副乗員保護装
置45にその昇圧電圧を供給する。24は車両の前後方
向に発生する加速度を検出する前後方向加速度センサ
で、検出信号である加速度信号は、後述のマイクロコン
ピュータ25に供給される。このマイクロコンピュータ
25は、衝突判断機能を有し、前記前後方向加速度セン
サ24から供給される加速度信号に基づいて衝突の大き
さの判断を行い、重大衝突と判断したときにスイッチ回
路26をオンすることによってバックアップコンデンサ
23に充電された電荷を放電用ダイオード27を介して
放電し、雷管(スクイーブ)28、機械式加速度スイッ
チ29に直列に点火電流を流す。
【0014】また、前記マイクロコンピュータ25は前
記バックアップコンデンサ23、雷管28等の故障診断
機能を有し、そのうちバックアップコンデンサ23の容
量診断においては、電源投入直後にマイクロコンピュー
タ25は昇圧回路21の作動を所定時間の間中止させ
て、バックアップコンデンサ23が放電時に充電されな
いようにし、前記バックアップコンデンサ23に充電さ
れた電荷を抵抗30を介して放電し、その時のバックア
ップコンデンサ23の放電電圧の、所定時間における変
化量をマイクロコンピュータ25が読み取り、静電容量
を算出することによって容量診断を行い、異常と判断し
た場合には、図示されないランプ等の警報装置を用いて
乗員に知らせる。
【0015】なお、前記雷管28の断線診断等は、雷管
28の両端の電圧に基づいてマイクロコンピュータ25
が判断し、その電圧値の大小関係等から断線等と判断し
た場合には、上記と同様に図示されないランプ等の警報
装置を用いて乗員に知らせる。また、前記マイクロコン
ピュータ25は信号ラインZを介して副乗員保護装置4
5から各種診断信号を入力して上記と同様の診断を行う
が、その時信号ラインXを介して第1通信回路33から
副乗員保護装置45に対して要求信号を送信した後に、
各種診断信号をマイクロコンピュータ25’から送信し
てくることは言うまでもないことである。また、図中符
号32は電源ライン36の主乗員保護装置35側に直列
に介挿された抵抗で、前記マイクロコンピュータ25が
昇圧回路21に対して作動を停止させるための信号を出
力している間に前記バックアップコンデンサ23から副
乗員保護装置45に流れ込む電流の大きさを検出するた
めのものであり、34は差動増幅器で、前記抵抗32の
両端子間に発生する電位差を検出し、信号ラインYを介
してマイクロコンピュータ25に供給する。41は電界
効果型トランジスタから構成されるスイッチングトラン
ジスタで、第1通信回路33の出力によってオン、オフ
制御され抵抗42を介して電源ライン36に要求信号を
出力する。
【0016】次に、副乗員保護装置45について説明す
る。24’は前記前後方向加速度センサ24と同一の加
速度センサで、前後方向加速度センサ24と異なり、車
両の左右方向の加速度を検出するように取り付けられ、
その検出出力である加速度信号をマイクロコンピュータ
25’に供給する。マイクロコンピュータ25’は、前
記マイクロコンピュータ25と同様に衝突判断機能を有
し、前記左右方向加速度センサ24’から供給される加
速度信号と、後述の加速度スイッチ40から供給される
スイッチ信号とに基づいて車両側方からの衝突の規模を
判断し、重大衝突と判断すると、スイッチ回路26’を
オン制御して主乗員保護装置35の前記バックアップコ
ンデンサ23から雷管(スクイーブ)28’に点火電流
を供給する。
【0017】またマイクロコンピュータ25’は、マイ
クロコンピュータ25と同様に診断機能を有して、雷管
28’の端子電圧に基づいて、それら等の断線等の診断
を行い、第1通信回路33からの要求信号に基づいて、
この診断結果を第2通信回路33’(第1通信回路33
と同一のもの)、電源ライン36、信号ラインZを介し
て主乗員保護装置35のマイクロコンピュータ25に供
給する。なお、加速度スイッチ40は、半導体加速度セ
ンサと比較回路とから構成され、半導体加速度センサか
らの出力が比較回路の基準値を越えたときに、スイッチ
がオンしたことを示す信号を出力する。
【0018】41’は電界効果型トランジスタから構成
されるスイッチングトランジスタで、第2通信回路3
3’の出力信号によってオン、オフ制御される。またこ
のスイッチングトランジスタ41’と同等のスイッチン
グトランジスタが第1通信回路33の出力側にも接続さ
れ、同様の回路が形成されている。42’は前記スイッ
チングトランジスタ41’と電源ライン36との間に介
挿された抵抗で、電源ライン36を介して前記抵抗32
と直列接続されて逆流防止用ダイオード43のアノード
側の電圧をスイッチングトランジスタ41’がオンした
ときに(または第1通信回路33の出力側に形成された
スイッチングトランジスタ41がオンしたときに)0レ
ベルでない一定電圧に保持されて、常時後述の定電圧回
路44に入力電圧を給電できるようにしている。なお、
この定電圧回路44は常時入力電圧を受け、かつ副乗員
保護装置45を構成する各回路に電力を供給している。
【0019】なお、電源ライン36は主乗員保護装置3
5と副乗員保護装置45との間で通信を行っているとき
は図2に示すような電圧波形になる。すなわち、図2に
おいて、電圧V1はスイッチングトランジスタ41(又
は41’)がオンしたときの昇圧回路21の出力電圧V
3を抵抗32及び42(又は抵抗32及び42’)で抵
抗分割した値になり、電圧V2はスイッチングトランジ
スタ41(又は41’)がオフしたときの電圧で、抵抗
32の値で決まる。
【0020】次に、上記構成の作用を説明する。 診断機能が動作するとき イグニッションスイッチ2がオンされると、昇圧回路2
1が作動を開始して、バックアップコンデンサ23の充
電を開始すると共に、電源ライン36を介して副乗員保
護装置45に給電を開始する。バックアップコンデンサ
23のフル充電が終了すると、副乗員保護装置45は主
に作動するのがマイクロコンピュータ25’で、これが
一定負荷になるので電源ライン36を介して流れる電流
は一定電流になる。その結果、抵抗32の両端子間には
一定電圧値が発生し、その電圧量が差動増幅器34を介
してマイクロコンピュータ25に供給される。この一定
電圧値がマイクロコンピュータ25に入力されると、マ
イクロコンピュータ25は電源ライン36が正常と判断
し、断線と判断すると、図示されない警報装置に対して
警報信号を出力する。この診断が終了すると、マイクロ
コンピュータ25は、昇圧回路21の作動を停止させる
ためのハイレベル信号を供給する。
【0021】それによって、昇圧回路21からバックア
ップコンデンサ23への給電は一定時間の間停止され、
バックアップコンデンサ23の充電電圧に応じた電流が
抵抗32、電源ライン36を介して供給される。このと
きのバックアップコンデンサ23の端子電圧の変化量が
差動増幅器34によって検出され、マイクロコンピュー
タ25に信号ラインYを介して供給され、マイクロコン
ピュータ25は、昇圧回路21の作動停止直前に検出さ
れた電圧差、すなわち電流値の大きさ及び停止直後の一
定時間の間の電圧変化量に基づいて前記バックアップコ
ンデンサ23の良否を判断する。
【0022】その後、マイクロコンピュータ25は主乗
員保護装置35の各部、例えば雷管28の断線、短絡異
常の診断を行い、それが終了すると、第1通信回路3
3、電源ライン36を介して副乗員保護装置45のマイ
クロコンピュータ25’に対して、診断要求信号を供給
する。診断要求信号を受け取ったマイクロコンピュータ
25’は副乗員保護装置45内の各部、例えば雷管2
8’の端子電圧を読み取り、第2通信回路33’の出力
によって、スイッチングトランジスタ41’をオン、オ
フすることによって、すなわち多重通信によって電源ラ
イン36を介して主乗員保護装置35のマイクロコンピ
ュータ25に信号ラインZを介して送信してマイクロコ
ンピュータ25で、診断を行う。
【0023】衝突判断機能が作動するとき 上記各種診断が終了(または行われていないとき)した
後に、車両が前方衝突をしたとき、主乗員保護装置35
の機械式加速度スイッチ29がオンし、さらにマイクロ
コンピュータ25が前後方向加速度センサ24からの加
速度信号に基づいて重大衝突と判断すると、マイクロコ
ンピュータ25はスイッチ回路26をオン制御してバッ
クアップコンデンサ23に充電された電荷を放電用ダイ
オード27を介して雷管28に通電し、エアバッグ等を
展開させ、乗員を前方衝突から保護する。しかしなが
ら、この時加速度が車両の前後方向に作用するので、副
乗員保護装置45の左右方向加速度センサ24’及び加
速度スイッチ40からは信号は出力されず、バックアッ
プコンデンサ23から雷管28’には点火電流は供給さ
れない。
【0024】また、車両が横方向から衝突されたとき、
主乗員保護装置35の機械式加速度スイッチ29はオン
せず、また前後方向加速度センサ24からは前記前方衝
突に伴う加速度信号に相当するだけの大きさの加速度信
号は出力されないので雷管28には点火電流は供給され
ない。
【0025】一方で、副乗員保護装置45のマイクロコ
ンピュータ25’は加速度スイッチ40からのスイッチ
信号と、左右方向加速度センサ24’からの加速度信号
とに基づいて重大衝突と判断すると、マイクロコンピュ
ータ25’はスイッチ回路26’をオン制御してバック
アップコンデンサ23に充電された電荷を電源ライン3
6を介して雷管28’に供給してエアバッグを展開して
乗員を側方衝突から保護する。
【0026】なお上記実施の形態では、昇圧回路21を
一定時間の間作動停止させて、バックアップコンデンサ
23のその一定時間における端子電圧の変化量に基づい
てバックアップコンデンサ23の容量診断、電源ライン
36の断線等の診断を行っていたが、バックアップコン
デンサ23の端子電圧が一定電圧低下するまでの時間を
測定して診断を行ってもよいことはいうまでもないこと
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よればバ
ックアップコンデンサの容量診断と同時に電源ラインの
断線等の故障診断を行うことができるという効果が発揮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗員保護装置の実施の形態1の回
路ブロック説明図である。
【図2】図1における電源ライン36の波形図である。
【図3】本発明の従来例の回路説明図である。
【図4】図3に示す従来の乗員保護装置から容易に考え
つく先行例の回路ブロック説明図である。
【符号の説明】
24,24’ 加速度センサ 25,25’ マイクロコンピュータ 26,26’ スイッチ回路 28,28’ 雷管(スクイーブ) 33,33’ 通信回路 30,22,32,42,42’ 抵抗 31,41,41’ スイッチングトランジスタ 29 機械式加速度スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源によって充電されるバックアッ
    プコンデンサと、その端子間に接続される、少なくとも
    スイッチ回路、スクイーブからなる直列回路と、衝突に
    伴って発生する加速度信号に基づいて前記スイッチ回路
    をオン制御する機能を有し、かつ少なくとも前記バック
    アップコンデンサの故障診断を行う診断機能を有する第
    1制御回路とを備えた主乗員保護装置と、該主乗員保護
    装置のバックアップコンデンサから電源ラインを介して
    電力が供給されて前記加速度信号と異なる方向に発生す
    る加速度信号を入力する第2制御回路を少なくとも有す
    る副乗員保護装置と、前記電源ラインに介挿される抵抗
    を流れる電流を検出する検出回路とを備え、前記第1ま
    たは第2制御回路は、前記直流電源の作動直後における
    前記抵抗を流れる一定電流値を前記検出回路から入力す
    ると共に、その一定電流検出後前記直流電源の機能停止
    状態における前記電流値の単位時間当たりの変化量の大
    きさを入力し、その入力された電流値に基づいて前記バ
    ックアップコンデンサの良否を判断する機能を備えてな
    ることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 【請求項2】 直流電源によって充電されるバックアッ
    プコンデンサと、その端子間に接続される、少なくとも
    スイッチ回路、スクイーブからなる直列回路と、衝突に
    伴って発生する加速度信号に基づいて前記スイッチ回路
    をオン制御する機能を有し、かつ少なくとも前記バック
    アップコンデンサの故障診断を行う診断機能を有する第
    1制御回路とを備えた主乗員保護装置と、該主乗員保護
    装置のバックアップコンデンサから電源ラインを介して
    電力が供給されて前記加速度信号と異なる方向に発生す
    る加速度信号を入力する第2制御回路を少なくとも有す
    る副乗員保護装置と、前記電源ラインに介挿される抵抗
    を流れる電流を検出する検出回路とを備え、前記第1ま
    たは第2制御回路は、前記直流電源の作動直後における
    前記抵抗を流れる一定電流値を前記検出回路から入力す
    ると共に、その一定電流検出後前記直流電源の機能停止
    状態における前記電流値の一定量の放電に要する時間を
    算出し、その入力された電流値及び算出された時間に基
    づいて前記バックアップコンデンサの良否を判断する機
    能を備えてなることを特徴とする乗員保護装置。
JP8155686A 1996-06-17 1996-06-17 乗員保護装置 Pending JPH101021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8155686A JPH101021A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 乗員保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8155686A JPH101021A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 乗員保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH101021A true JPH101021A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15611347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8155686A Pending JPH101021A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 乗員保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH101021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7926842B2 (en) * 2006-12-06 2011-04-19 Hyundai Motor Company Airbag for front passenger seat for vehicle and manufacturing method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7926842B2 (en) * 2006-12-06 2011-04-19 Hyundai Motor Company Airbag for front passenger seat for vehicle and manufacturing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6209910B1 (en) Ignition control system for a passive safety device
JP4030990B2 (ja) 乗員保護装置の通信制御装置
JP3497321B2 (ja) 多重通信回路
JPH101021A (ja) 乗員保護装置
JPH1134794A (ja) 乗員保護装置
JP3868536B2 (ja) 乗員保護装置
JPH1041927A (ja) 多重通信方法及びその装置
KR100513080B1 (ko) 차량용 제어장치
JPH10129406A (ja) 電源回路
JP2716381B2 (ja) 運転席および助手席対応乗員保護装置
JPH09295551A (ja) 多重通信装置
JPH1117716A (ja) データ通信回路
JPH09226513A (ja) 乗員保護装置
JP3623310B2 (ja) 多重通信装置
KR100391955B1 (ko) 다중통신방법및그장치
JPH11142426A (ja) 車両用検出装置
JPH1159323A (ja) 乗員保護装置
JPH04127057U (ja) エアバツグシステムにおける回路故障検出装置
JP3325672B2 (ja) 乗員保護装置
JPH09220998A (ja) 乗員保護装置
KR19990036462A (ko) 차량용 다중통신 회로
JPH10129407A (ja) 電源回路
JP3001872U (ja) 乗員保護装置
JPH10278727A (ja) 車両用乗員保護装置
JPH1168717A (ja) 多重通信装置