JPH11142426A - 車両用検出装置 - Google Patents
車両用検出装置Info
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- JPH11142426A JPH11142426A JP9303215A JP30321597A JPH11142426A JP H11142426 A JPH11142426 A JP H11142426A JP 9303215 A JP9303215 A JP 9303215A JP 30321597 A JP30321597 A JP 30321597A JP H11142426 A JPH11142426 A JP H11142426A
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- microcomputer
- acceleration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度センサから加速度信号と一緒に基準値
を示す信号を出力し、その差を新しい加速度信号として
マイクロコンピュータに供給することによって衝突判断
の精度を向上させる。 【解決手段】 電源電圧を受け、その電源電圧を検出量
に応じて分割した電圧を検出信号として出力する検出部
本体と、電源電圧を分割した中間電圧を基準電圧として
出力する基準電圧出力部と、基準電圧出力部から出力さ
れる基準電圧を、検出部本体から出力される検出信号か
ら差し引くことによって検出信号の基準値を、基準電圧
出力部に一致せしめる基準電圧変換部と、基準電圧変換
部からの出力を入力する第1フィルタ回路と第1フィル
タ回路と同一フィルタ特性を有し、基準電圧出力部から
の出力を入力する第2フィルタ回路とを備え、第1及び
第2フィルタ回路からの出力のそれぞれの信号をマイク
ロコンピュータに供給する。
を示す信号を出力し、その差を新しい加速度信号として
マイクロコンピュータに供給することによって衝突判断
の精度を向上させる。 【解決手段】 電源電圧を受け、その電源電圧を検出量
に応じて分割した電圧を検出信号として出力する検出部
本体と、電源電圧を分割した中間電圧を基準電圧として
出力する基準電圧出力部と、基準電圧出力部から出力さ
れる基準電圧を、検出部本体から出力される検出信号か
ら差し引くことによって検出信号の基準値を、基準電圧
出力部に一致せしめる基準電圧変換部と、基準電圧変換
部からの出力を入力する第1フィルタ回路と第1フィル
タ回路と同一フィルタ特性を有し、基準電圧出力部から
の出力を入力する第2フィルタ回路とを備え、第1及び
第2フィルタ回路からの出力のそれぞれの信号をマイク
ロコンピュータに供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の衝
突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が複数個備えら
れてなるエアバッグユニット(加速度検出装置)等に用
いられる車両用検出装置に関するものである。
突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が複数個備えら
れてなるエアバッグユニット(加速度検出装置)等に用
いられる車両用検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用検出装置を図4か
ら図7に示して、その構成を以下に説明する。すなわ
ち、図4から図7に示すものは、車両前方向からの衝突
時に機能する前突用乗員保護装置1、車両側方向からの
衝突時に機能する助手席用側突乗員保護装置2及び運転
席用側突乗員保護装置3を多重通信を用いて結合したも
ので、その中の前突用乗員保護装置1を最初に説明し、
続いて助手席用側突乗員保護装置2について説明する。
なお、運転席用側突乗員保護装置3は助手席用側突乗員
保護装置2と実質同一で、取付位置のみ異なるのでその
詳細説明は省略する。
ら図7に示して、その構成を以下に説明する。すなわ
ち、図4から図7に示すものは、車両前方向からの衝突
時に機能する前突用乗員保護装置1、車両側方向からの
衝突時に機能する助手席用側突乗員保護装置2及び運転
席用側突乗員保護装置3を多重通信を用いて結合したも
ので、その中の前突用乗員保護装置1を最初に説明し、
続いて助手席用側突乗員保護装置2について説明する。
なお、運転席用側突乗員保護装置3は助手席用側突乗員
保護装置2と実質同一で、取付位置のみ異なるのでその
詳細説明は省略する。
【0003】まず、前突用乗員保護装置1の構成につい
て説明する。すなわち、4はバッテリ、5はイグニッシ
ョンスイッチ、6は昇圧回路で、前記イグニッションス
イッチ5を介して供給されるバッテリ4からの入力電圧
を昇圧して抵抗7を介してバックアップコンデンサ8を
充電すると共に、電源ライン9に介挿されたスイッチ回
路10、抵抗11を直列に介して助手席用側突乗員保護
装置2にその昇圧電圧を供給し、また電源ライン12に
介挿されたスイッチ回路35及び抵抗15を直列に介し
て運転席用側突乗員保護装置3に昇圧電圧を供給する。
13は車両の前後方向に発生する加速度を検出する前後
方向加速度センサで、検出信号である加速度信号は、A
/Dコンバータ14aと信号処理回路14bとからなる
マイクロコンピュータ14に供給される。
て説明する。すなわち、4はバッテリ、5はイグニッシ
ョンスイッチ、6は昇圧回路で、前記イグニッションス
イッチ5を介して供給されるバッテリ4からの入力電圧
を昇圧して抵抗7を介してバックアップコンデンサ8を
充電すると共に、電源ライン9に介挿されたスイッチ回
路10、抵抗11を直列に介して助手席用側突乗員保護
装置2にその昇圧電圧を供給し、また電源ライン12に
介挿されたスイッチ回路35及び抵抗15を直列に介し
て運転席用側突乗員保護装置3に昇圧電圧を供給する。
13は車両の前後方向に発生する加速度を検出する前後
方向加速度センサで、検出信号である加速度信号は、A
/Dコンバータ14aと信号処理回路14bとからなる
マイクロコンピュータ14に供給される。
【0004】マイクロコンピュータ14は、衝突判断機
能を有し、前後方向加速度センサ13からA/Dコンバ
ータ14aを介して信号処理回路14bに供給される加
速度信号を、その信号処理回路14bで所定のアルゴリ
ズムに従って演算し、重大衝突と判断したときにスイッ
チ回路16をオンすることによってバックアップコンデ
ンサ8に充電された電荷を放電用ダイオード17を介し
て放電し、雷管18、機械式加速度スイッチ19に直列
に点火電流を流す。なお、前後方向加速度センサ13
は、図3に示されるようにブリッジ回路13aで構成さ
れて、検出した加速度信号を次の差動増幅回路13bで
差動増幅して、さらに基準値発生回路13cで発生した
基準値と差動増幅回路13dで差をとり、マイクロコン
ピュータ14で加速度信号を信号処理しやすくして出力
する。
能を有し、前後方向加速度センサ13からA/Dコンバ
ータ14aを介して信号処理回路14bに供給される加
速度信号を、その信号処理回路14bで所定のアルゴリ
ズムに従って演算し、重大衝突と判断したときにスイッ
チ回路16をオンすることによってバックアップコンデ
ンサ8に充電された電荷を放電用ダイオード17を介し
て放電し、雷管18、機械式加速度スイッチ19に直列
に点火電流を流す。なお、前後方向加速度センサ13
は、図3に示されるようにブリッジ回路13aで構成さ
れて、検出した加速度信号を次の差動増幅回路13bで
差動増幅して、さらに基準値発生回路13cで発生した
基準値と差動増幅回路13dで差をとり、マイクロコン
ピュータ14で加速度信号を信号処理しやすくして出力
する。
【0005】また、前記マイクロコンピュータ14は、
前記前突用乗員保護装置1、助手席用側突乗員保護装置
2及び運転席用側突乗員保護装置3のそれぞれの重要回
路部分についての故障診断機能を有し、例えば助手席用
側突乗員保護装置2のマイクロコンピュータ14’と電
源ライン9を介して多重通信を行うことによって故障デ
ータを検出したとき及び前突用乗員保護装置1の故障を
検出したときには、図示されない警報部を介して報知す
る。さらに、前記マイクロコンピュータ14は、イグニ
ッションスイッチ5がオンされた直後の所定時間の間の
み、信号ラインX,Uを介してスイッチ回路10、35
をオフすると共に、信号ラインTを介してスイッチ回路
38をオンせしめ、助手席用側突乗員保護装置2のマイ
クロコンピュータ14’の初期故障診断を開始する。
前記前突用乗員保護装置1、助手席用側突乗員保護装置
2及び運転席用側突乗員保護装置3のそれぞれの重要回
路部分についての故障診断機能を有し、例えば助手席用
側突乗員保護装置2のマイクロコンピュータ14’と電
源ライン9を介して多重通信を行うことによって故障デ
ータを検出したとき及び前突用乗員保護装置1の故障を
検出したときには、図示されない警報部を介して報知す
る。さらに、前記マイクロコンピュータ14は、イグニ
ッションスイッチ5がオンされた直後の所定時間の間の
み、信号ラインX,Uを介してスイッチ回路10、35
をオフすると共に、信号ラインTを介してスイッチ回路
38をオンせしめ、助手席用側突乗員保護装置2のマイ
クロコンピュータ14’の初期故障診断を開始する。
【0006】なお、前記マイクロコンピュータ14は、
前記助手席用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュー
タ14’に対して、信号ラインS、第1通信回路20、
スイッチングトランジスタ21、抵抗22及び電源ライ
ン9を介して要求信号を伝送し、またマイクロコンピュ
ータ14’からの応答信号を、第2通信回路20’、ス
イッチングトランジスタ23、抵抗24、電源ライン9
及び信号ラインVを介して入力する。また、前記マイク
ロコンピュータ14は、前記運転席用側突乗員保護装置
3の図示されないマイクロコンピュータに対しても、信
号ラインS、第1通信回路20、スイッチングトランジ
スタ25、抵抗26及び電源ライン12を介して要求信
号を伝送し、またその図示されないマイクロコンピュー
タからの応答信号を、助手席用側突乗員保護装置2と同
様に通信回路、スイッチングトランジスタ、抵抗、電源
ライン12及び信号ラインYを介して入力する。
前記助手席用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュー
タ14’に対して、信号ラインS、第1通信回路20、
スイッチングトランジスタ21、抵抗22及び電源ライ
ン9を介して要求信号を伝送し、またマイクロコンピュ
ータ14’からの応答信号を、第2通信回路20’、ス
イッチングトランジスタ23、抵抗24、電源ライン9
及び信号ラインVを介して入力する。また、前記マイク
ロコンピュータ14は、前記運転席用側突乗員保護装置
3の図示されないマイクロコンピュータに対しても、信
号ラインS、第1通信回路20、スイッチングトランジ
スタ25、抵抗26及び電源ライン12を介して要求信
号を伝送し、またその図示されないマイクロコンピュー
タからの応答信号を、助手席用側突乗員保護装置2と同
様に通信回路、スイッチングトランジスタ、抵抗、電源
ライン12及び信号ラインYを介して入力する。
【0007】16はスイッチ回路で、前記マイクロコン
ピュータ14から点火信号が供給されるとオンして、雷
管18及び機械式加速度スイッチ19からなる直列回路
に点火電流を供給する。第1通信回路20は、前記マイ
クロコンピュータ14から信号ラインSを介して要求信
号が供給されると、その要求信号に添付されたアドレス
データに基づいて2つのスイッチングトランジスタ2
1、25の何れかを択一的に選択して作動し、その要求
信号を電源ライン9または12を介して助手席用側突乗
員保護装置2または運転席用側突乗員保護装置3の何れ
かに伝送する。
ピュータ14から点火信号が供給されるとオンして、雷
管18及び機械式加速度スイッチ19からなる直列回路
に点火電流を供給する。第1通信回路20は、前記マイ
クロコンピュータ14から信号ラインSを介して要求信
号が供給されると、その要求信号に添付されたアドレス
データに基づいて2つのスイッチングトランジスタ2
1、25の何れかを択一的に選択して作動し、その要求
信号を電源ライン9または12を介して助手席用側突乗
員保護装置2または運転席用側突乗員保護装置3の何れ
かに伝送する。
【0008】次に、助手席用側突乗員保護装置2につい
て説明する。27は前記前後方向加速度センサ13と同
一の加速度センサで、前後方向加速度センサ13と検出
方向が90度異なり、車両の左右方向の加速度を検出す
るように取り付けられ、その検出出力である加速度信号
を、マイクロコンピュータ14と同様の機能を有するマ
イクロコンピュータ14’に供給する。マイクロコンピ
ュータ14’は、前記マイクロコンピュータ14と同様
に衝突判断機能を有し、前記左右方向加速度センサ27
から供給される加速度信号と、後述の加速度スイッチ2
9から供給されるスイッチ信号とに基づいて車両側方か
らの衝突の規模を判断し、重大衝突と判断すると、スイ
ッチ回路30をオンして雷管31に点火電流を供給す
る。
て説明する。27は前記前後方向加速度センサ13と同
一の加速度センサで、前後方向加速度センサ13と検出
方向が90度異なり、車両の左右方向の加速度を検出す
るように取り付けられ、その検出出力である加速度信号
を、マイクロコンピュータ14と同様の機能を有するマ
イクロコンピュータ14’に供給する。マイクロコンピ
ュータ14’は、前記マイクロコンピュータ14と同様
に衝突判断機能を有し、前記左右方向加速度センサ27
から供給される加速度信号と、後述の加速度スイッチ2
9から供給されるスイッチ信号とに基づいて車両側方か
らの衝突の規模を判断し、重大衝突と判断すると、スイ
ッチ回路30をオンして雷管31に点火電流を供給す
る。
【0009】またマイクロコンピュータ14’は、マイ
クロコンピュータ14と同様に診断機能を有して、雷管
31等の断線等の診断を行い、前記第1通信回路20を
介して供給される要求信号に基づいて、この診断結果を
第2通信回路20’、電源ライン9、信号ラインVを介
して前突用乗員保護装置1のマイクロコンピュータ14
に供給する。
クロコンピュータ14と同様に診断機能を有して、雷管
31等の断線等の診断を行い、前記第1通信回路20を
介して供給される要求信号に基づいて、この診断結果を
第2通信回路20’、電源ライン9、信号ラインVを介
して前突用乗員保護装置1のマイクロコンピュータ14
に供給する。
【0010】23はスイッチングトランジスタで、第2
通信回路20’の出力信号によってオン、オフ制御さ
れ、各種診断の結果を示す信号を出力する。24は前記
スイッチングトランジスタ23と電源ライン9との間に
介挿された抵抗で、電源ライン9を介して前記抵抗11
と直列接続されて逆流防止用ダイオード33のアノード
側の電圧をスイッチングトランジスタ23がオンしたと
きに0レベルでない一定電圧に保持されて、常時後述の
定電圧回路34に入力電圧を給電できるようにしてい
る。
通信回路20’の出力信号によってオン、オフ制御さ
れ、各種診断の結果を示す信号を出力する。24は前記
スイッチングトランジスタ23と電源ライン9との間に
介挿された抵抗で、電源ライン9を介して前記抵抗11
と直列接続されて逆流防止用ダイオード33のアノード
側の電圧をスイッチングトランジスタ23がオンしたと
きに0レベルでない一定電圧に保持されて、常時後述の
定電圧回路34に入力電圧を給電できるようにしてい
る。
【0011】なお、電源ライン9、12のそれぞれは前
突用乗員保護装置1と助手席用側突乗員保護装置2との
間で通信を行っているとき、及び前突用乗員保護装置1
と運転席用側突乗員保護装置3との間で通信を行ってい
るときは図7に示すような電圧波形になる。
突用乗員保護装置1と助手席用側突乗員保護装置2との
間で通信を行っているとき、及び前突用乗員保護装置1
と運転席用側突乗員保護装置3との間で通信を行ってい
るときは図7に示すような電圧波形になる。
【0012】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
イグニッションスイッチがオンされると、マイクロコン
ピュータ14、14’は診断モードに入り、前突用乗員
保護装置1が助手席用側突乗員保護装置2、運転席用側
突乗員保護装置3との間で通信可能か、診断機能は作動
可能か、衝突判断機能は作動可能か等を診断する。
イグニッションスイッチがオンされると、マイクロコン
ピュータ14、14’は診断モードに入り、前突用乗員
保護装置1が助手席用側突乗員保護装置2、運転席用側
突乗員保護装置3との間で通信可能か、診断機能は作動
可能か、衝突判断機能は作動可能か等を診断する。
【0013】また、マイクロコンピュータ14は、信号
ラインU、Xを介してスイッチ回路10、35をオフ状
態にすると共に、信号ラインTを介してスイッチ回路3
8をオン状態に切り換えて所定の時間の間のみ、前突用
乗員保護装置1のマイクロコンピュータ14と、助手席
用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュータ14’
と、運転席用側突乗員保護装置3のマイクロコンピュー
タのそれぞれの内蔵ソフトウェアが同時に、かつ個々に
独立して作動を開始する。
ラインU、Xを介してスイッチ回路10、35をオフ状
態にすると共に、信号ラインTを介してスイッチ回路3
8をオン状態に切り換えて所定の時間の間のみ、前突用
乗員保護装置1のマイクロコンピュータ14と、助手席
用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュータ14’
と、運転席用側突乗員保護装置3のマイクロコンピュー
タのそれぞれの内蔵ソフトウェアが同時に、かつ個々に
独立して作動を開始する。
【0014】その後、前突用乗員保護装置1のマイクロ
コンピュータ14から信号ラインS、第1通信回路20
等を介して助手席用及び運転席用側突乗員保護装置2、
3のマイクロコンピュータ14’に対し要求信号が供給
され、その要求信号に対する応答信号が助手席用及び運
転席用側突乗員保護装置2、3のそれぞれのマイクロコ
ンピュータ14’から第2通信回路20’とスイッチン
グトランジスタ23等を介してマイクロコンピュータ1
4に対して診断結果が含まれる応答信号が伝送される。
その結果、マイクロコンピュータ14が全体回路の中の
一部にでも故障等の異常が発生していると判断した場合
には図示されない警報装置に対して警報信号が出力され
る。
コンピュータ14から信号ラインS、第1通信回路20
等を介して助手席用及び運転席用側突乗員保護装置2、
3のマイクロコンピュータ14’に対し要求信号が供給
され、その要求信号に対する応答信号が助手席用及び運
転席用側突乗員保護装置2、3のそれぞれのマイクロコ
ンピュータ14’から第2通信回路20’とスイッチン
グトランジスタ23等を介してマイクロコンピュータ1
4に対して診断結果が含まれる応答信号が伝送される。
その結果、マイクロコンピュータ14が全体回路の中の
一部にでも故障等の異常が発生していると判断した場合
には図示されない警報装置に対して警報信号が出力され
る。
【0015】さらにその後、車両が前方衝突をしたと
き、前突用乗員保護装置1の機械式加速度スイッチ19
がオンし、さらにマイクロコンピュータ14が前後方向
加速度センサ13からの加速度信号に基づいて重大衝突
と判断すると、マイクロコンピュータ14はスイッチ回
路16をオン制御してバックアップコンデンサ8に充電
された電荷を放電用ダイオード17を介して雷管18に
通電し、エアバッグ等を展開させ、乗員を前方衝突から
保護する。
き、前突用乗員保護装置1の機械式加速度スイッチ19
がオンし、さらにマイクロコンピュータ14が前後方向
加速度センサ13からの加速度信号に基づいて重大衝突
と判断すると、マイクロコンピュータ14はスイッチ回
路16をオン制御してバックアップコンデンサ8に充電
された電荷を放電用ダイオード17を介して雷管18に
通電し、エアバッグ等を展開させ、乗員を前方衝突から
保護する。
【0016】また、車両が横方向、すなわち運転席側ド
アに、または助手席側ドアに衝突されたとき、前突用乗
員保護装置1の機械式加速度スイッチ19はオンせず、
また前後方向加速度センサ13からは前記前方衝突に伴
う加速度信号に相当するだけの大きさの加速度信号は出
力されないので雷管18には点火電流は供給されない。
アに、または助手席側ドアに衝突されたとき、前突用乗
員保護装置1の機械式加速度スイッチ19はオンせず、
また前後方向加速度センサ13からは前記前方衝突に伴
う加速度信号に相当するだけの大きさの加速度信号は出
力されないので雷管18には点火電流は供給されない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示す如き車両用検出装置にあっては、加速度センサを構
成するブリッジ回路の出力が差動増幅回路を介してマイ
クロコンピュータに供給されているので、その差動増幅
回路の基準値が電源電圧の変動等によって変化した場合
には、マイクロコンピュータに供給される加速度信号の
基準値が変化してしまい、マイクロコンピュータの適切
な衝突判断に支障をきたす恐れがあった。
示す如き車両用検出装置にあっては、加速度センサを構
成するブリッジ回路の出力が差動増幅回路を介してマイ
クロコンピュータに供給されているので、その差動増幅
回路の基準値が電源電圧の変動等によって変化した場合
には、マイクロコンピュータに供給される加速度信号の
基準値が変化してしまい、マイクロコンピュータの適切
な衝突判断に支障をきたす恐れがあった。
【0018】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、加速度センサから加速度信号と一緒
にその加速度信号の基準値を示す信号を出力し、その加
速度信号の基準値を新しい加速度信号として得て、その
新しい加速度信号をマイクロコンピュータに供給するこ
とによって衝突判断の精度を向上させることを目的とす
る。
てなされたもので、加速度センサから加速度信号と一緒
にその加速度信号の基準値を示す信号を出力し、その加
速度信号の基準値を新しい加速度信号として得て、その
新しい加速度信号をマイクロコンピュータに供給するこ
とによって衝突判断の精度を向上させることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この車両用検出装置に係
る第1の発明は、電源電圧を受け、その電源電圧を検出
量に応じて分割した電圧を検出信号として出力する検出
部本体と、前記電源電圧を分割した中間電圧を基準電圧
として出力する基準電圧出力部と、該基準電圧出力部か
ら出力される基準電圧を、前記検出部本体から出力され
る検出信号から差し引くことによって検出信号の基準値
を、前記基準電圧出力部に一致せしめる基準電圧変換部
と、該基準電圧変換部からの出力を入力する第1フィル
タ回路と、該第1フィルタ回路と同一フィルタ特性を有
し、前記基準電圧出力部からの出力を入力する第2フィ
ルタ回路とを備え、前記第1及び第2フィルタ回路から
の出力のそれぞれの信号をマイクロコンピュータに供給
するものである。
る第1の発明は、電源電圧を受け、その電源電圧を検出
量に応じて分割した電圧を検出信号として出力する検出
部本体と、前記電源電圧を分割した中間電圧を基準電圧
として出力する基準電圧出力部と、該基準電圧出力部か
ら出力される基準電圧を、前記検出部本体から出力され
る検出信号から差し引くことによって検出信号の基準値
を、前記基準電圧出力部に一致せしめる基準電圧変換部
と、該基準電圧変換部からの出力を入力する第1フィル
タ回路と、該第1フィルタ回路と同一フィルタ特性を有
し、前記基準電圧出力部からの出力を入力する第2フィ
ルタ回路とを備え、前記第1及び第2フィルタ回路から
の出力のそれぞれの信号をマイクロコンピュータに供給
するものである。
【0020】第2の発明は、前記第1及び第2フィルタ
回路は、遮断周波数が200Hzのローパスフィルタ特
性を有することを特徴とするものである。
回路は、遮断周波数が200Hzのローパスフィルタ特
性を有することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を説明するが、構成は図4に示すものとほぼ
同一で、異なる点は、前突用乗員保護装置1、助手席用
側突乗員保護装置2及び運転席用側突乗員保護装置3の
それぞれに接続されている加速度センサから、それぞれ
に接続されたマイクロコンピュータ14、28に対して
加速度信号とその加速度信号の電圧基準を示す基準値信
号とを供給する点である。
施の形態1を説明するが、構成は図4に示すものとほぼ
同一で、異なる点は、前突用乗員保護装置1、助手席用
側突乗員保護装置2及び運転席用側突乗員保護装置3の
それぞれに接続されている加速度センサから、それぞれ
に接続されたマイクロコンピュータ14、28に対して
加速度信号とその加速度信号の電圧基準を示す基準値信
号とを供給する点である。
【0022】すなわち、前突用乗員保護装置1の前後方
向加速度センサ13’は、図2に示すように前後方向加
速度信号を、遮断周波数が200Hzのローパスフィル
タからなる第1フィルタ41を介してマイクロコンピュ
ータ14のA/Dコンバータ14aに供給し、また基準
値信号を、第1フィルタ41と同一特性を有する第2フ
ィルタ42を介して同様にマイクロコンピュータ14の
A/Dコンバータ14aに供給している。その結果、A
/Dコンバータ14aから、例えばシリアル信号に時分
割で供給される加速度信号はマイクロコンピュータ14
の信号処理回路14bによって常時差動を求める計算が
されて加速度信号の0レベルが、前記前後方向加速度セ
ンサ13’から供給される基準値信号に一致するように
作用し、精度良く衝突判断がなされる。
向加速度センサ13’は、図2に示すように前後方向加
速度信号を、遮断周波数が200Hzのローパスフィル
タからなる第1フィルタ41を介してマイクロコンピュ
ータ14のA/Dコンバータ14aに供給し、また基準
値信号を、第1フィルタ41と同一特性を有する第2フ
ィルタ42を介して同様にマイクロコンピュータ14の
A/Dコンバータ14aに供給している。その結果、A
/Dコンバータ14aから、例えばシリアル信号に時分
割で供給される加速度信号はマイクロコンピュータ14
の信号処理回路14bによって常時差動を求める計算が
されて加速度信号の0レベルが、前記前後方向加速度セ
ンサ13’から供給される基準値信号に一致するように
作用し、精度良く衝突判断がなされる。
【0023】換言すると、この前後方向加速度センサ1
3’は、センサ部(検出部本体)13’aがブリッジ回
路からなり、そのブリッジ回路の出力が第1差動増幅回
路13’bを介して第2差動増幅回路(基準電圧変換
部)13’dに供給され、第2差動増幅回路13’dで
基準値回路(基準電圧出力部)13’cから供給される
基準値と比較され、その比較結果が第1フィルタ41に
供給される。また基準値回路13’cからの基準値は、
バッファ回路13’eを介して第2フィルタ42に供給
される。それらの加速度信号と基準値信号とは、それぞ
れに対応する第1フィルタ41及び第2フィルタ42を
介してマイクロコンピュータ14のA/Dコンバータ1
4a、信号処理回路14bに供給される。加速度信号と
基準値信号が供給された信号処理回路14bは、常時加
速度信号から基準値信号を減算することによって加速度
信号の0レベルが変動しないようにする。
3’は、センサ部(検出部本体)13’aがブリッジ回
路からなり、そのブリッジ回路の出力が第1差動増幅回
路13’bを介して第2差動増幅回路(基準電圧変換
部)13’dに供給され、第2差動増幅回路13’dで
基準値回路(基準電圧出力部)13’cから供給される
基準値と比較され、その比較結果が第1フィルタ41に
供給される。また基準値回路13’cからの基準値は、
バッファ回路13’eを介して第2フィルタ42に供給
される。それらの加速度信号と基準値信号とは、それぞ
れに対応する第1フィルタ41及び第2フィルタ42を
介してマイクロコンピュータ14のA/Dコンバータ1
4a、信号処理回路14bに供給される。加速度信号と
基準値信号が供給された信号処理回路14bは、常時加
速度信号から基準値信号を減算することによって加速度
信号の0レベルが変動しないようにする。
【0024】すなわち、例えばノイズによって電源電圧
(+V)が変動した場合、加速度信号と基準値信号とに
同一のノイズが重畳されるので、それを差し引くことに
よってノイズを完全に消去できる。
(+V)が変動した場合、加速度信号と基準値信号とに
同一のノイズが重畳されるので、それを差し引くことに
よってノイズを完全に消去できる。
【0025】なお、上記に示した回路構成のものは、前
突用乗員保護装置1のみならず、助手席用側突乗員保護
装置2及び運転席用側突乗員保護装置3のそれぞれに接
続されている加速度センサについても言いえることであ
るので、ここでは前後方向加速度センサ13’を代表し
て上記の如く説明し、助手席用側突乗員保護装置2及び
運転席用側突乗員保護装置3についてはその詳細説明は
省略する。
突用乗員保護装置1のみならず、助手席用側突乗員保護
装置2及び運転席用側突乗員保護装置3のそれぞれに接
続されている加速度センサについても言いえることであ
るので、ここでは前後方向加速度センサ13’を代表し
て上記の如く説明し、助手席用側突乗員保護装置2及び
運転席用側突乗員保護装置3についてはその詳細説明は
省略する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、電源ライン等にノイズが発生し、加速度信号等の被
測定信号にノイズが重畳されても基準値信号にも同一の
ノイズが重畳されるので、マイクロコンピュータでそれ
ら差し引くことによって被測定信号の基準値を確保でき
る。その結果、ノイズを解消できるという効果が発揮さ
れる。第2の発明によれば、加速度信号のノイズ成分を
信号成分に影響しないようにして消去できるという効果
が発揮される。
ば、電源ライン等にノイズが発生し、加速度信号等の被
測定信号にノイズが重畳されても基準値信号にも同一の
ノイズが重畳されるので、マイクロコンピュータでそれ
ら差し引くことによって被測定信号の基準値を確保でき
る。その結果、ノイズを解消できるという効果が発揮さ
れる。第2の発明によれば、加速度信号のノイズ成分を
信号成分に影響しないようにして消去できるという効果
が発揮される。
【図1】本発明による車両用検出装置の1つである加速
度センサを用いた乗員保護装置の全体構成を説明するた
めの回路ブロック説明図である。
度センサを用いた乗員保護装置の全体構成を説明するた
めの回路ブロック説明図である。
【図2】図1における本発明による要部を説明するため
の要部回路ブロック説明図である。
の要部回路ブロック説明図である。
【図3】図1及び図2における加速度センサ13’の構
造を説明するための回路ブロック説明図である。
造を説明するための回路ブロック説明図である。
【図4】従来技術を説明するために取り上げた車両用検
出装置の1つである加速度センサを用いた乗員保護装置
の全体構成を説明するための回路ブロック説明図であ
る。
出装置の1つである加速度センサを用いた乗員保護装置
の全体構成を説明するための回路ブロック説明図であ
る。
【図5】図4における本発明に係る部分を説明するため
の要部回路ブロック説明図である。
の要部回路ブロック説明図である。
【図6】図4及び図5における加速度センサ13の構造
を説明するための回路ブロック説明図である。
を説明するための回路ブロック説明図である。
【図7】突用乗員保護装置1と助手席用側突乗員保護装
置2または運転席用側突乗員保護装置3との間で通信を
行っているときの電圧波形図である。
置2または運転席用側突乗員保護装置3との間で通信を
行っているときの電圧波形図である。
10,16,30,35 スイッチ回路 13,13’,27 加速度センサ 14,28 マイクロコンピュータ 18,31 雷管 20,32 通信回路 21,23,25 スイッチングトランジスタ 29 加速度スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 電源電圧を受け、その電源電圧を検出量
に応じて分割した電圧を検出信号として出力する検出部
本体と、前記電源電圧を分割した中間電圧を基準電圧と
して出力する基準電圧出力部と、該基準電圧出力部から
出力される基準電圧を、前記検出部本体から出力される
検出信号から差し引くことによって検出信号の基準値
を、前記基準電圧出力部に一致せしめる基準電圧変換部
と、該基準電圧変換部からの出力を入力する第1フィル
タ回路と、該第1フィルタ回路と同一フィルタ特性を有
し、前記基準電圧出力部からの出力を入力する第2フィ
ルタ回路とを備え、前記第1及び第2フィルタ回路から
の出力のそれぞれの信号をマイクロコンピュータに供給
することを特徴とする車両用検出装置。 - 【請求項2】 前記第1及び第2フィルタ回路は、遮断
周波数が200Hzのローパスフィルタ特性を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の車両用検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303215A JPH11142426A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 車両用検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303215A JPH11142426A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 車両用検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11142426A true JPH11142426A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17918273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9303215A Pending JPH11142426A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 車両用検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11142426A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003057037A (ja) * | 2001-08-14 | 2003-02-26 | Ngk Insulators Ltd | 物理量測定方法、物理量測定装置および物理量測定器への電力供給方法 |
US7162351B2 (en) * | 2004-02-04 | 2007-01-09 | Denso Corporation | Acceleration sensor module |
US9194951B2 (en) | 2011-11-21 | 2015-11-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Vehicle obstacle detection device |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9303215A patent/JPH11142426A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003057037A (ja) * | 2001-08-14 | 2003-02-26 | Ngk Insulators Ltd | 物理量測定方法、物理量測定装置および物理量測定器への電力供給方法 |
JP4697373B2 (ja) * | 2001-08-14 | 2011-06-08 | セイコーエプソン株式会社 | 物理量測定方法、物理量測定装置および物理量測定器への電力供給方法 |
US7162351B2 (en) * | 2004-02-04 | 2007-01-09 | Denso Corporation | Acceleration sensor module |
US9194951B2 (en) | 2011-11-21 | 2015-11-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Vehicle obstacle detection device |
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