JPH10101213A - ハンガー商品搬送装置 - Google Patents

ハンガー商品搬送装置

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JPH10101213A
JPH10101213A JP25854796A JP25854796A JPH10101213A JP H10101213 A JPH10101213 A JP H10101213A JP 25854796 A JP25854796 A JP 25854796A JP 25854796 A JP25854796 A JP 25854796A JP H10101213 A JPH10101213 A JP H10101213A
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hanger
collar
transport
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送軸下流側にストレージされるハンガー商
品に作用するラインプレッシャを低減でき、また、搬送
軸の摩耗を少なくして長期の使用に耐えることのできる
ハンガー商品搬送装置を提供する。 【解決手段】 搬送軸6が駆動源7によって回転駆動さ
れる搬送軸本体6Aと、その軸方向に相互に隣接して個
別に回転自在に外嵌された多数の円筒状のカラー6Bか
ら構成され、前記搬送軸の軸線の水平面に対する傾斜角
はカラー外周面とハンガー商品のフックFとの間の静摩
擦角よりも小さな角度に設定されている。カラー外周面
に吊り下げられたフックの搬送軸下流側への移動が外力
によって阻止されたときに、前記移動を阻止されたフッ
クを吊り下げているカラーのみが回転する搬送軸に対し
てスリップして回転を停止し、ハンガー商品を保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アパレル分野にお
いて、衣類をハンガーに掛けた状態で搬送を行うための
ハンガー商品搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アパレル分野において、ハンガー
商品を搬送ライン途中でストレージする場合に用いられ
ているグラビティーシュートは、搬送トロリーが脱荷位
置まで搬送してきたハンガー商品のフックを滑降レール
の上流端に移乗させて、ハンガー商品の自重で前記滑降
レール上を下流側の水平なストレージ部へ滑降させ、ス
トレージ部の下流端に設けられているストッパで停止さ
せている。その際、先頭を滑降してきたハンガー商品の
フックが前記ストッパによって停止された後、後続のハ
ンガー商品は前記先頭のハンガー商品の後方に次々とス
トレージされ、先頭のものから順に人手等によって取り
出すようにしている。
【0003】前記グラビティーシュートは、滑降レール
に吊り掛けられたハンガー商品のフックを下流側に滑降
させるために、滑降レールの水平面に対する傾斜角は、
滑降レールの滑走面とフックとの間の静摩擦角よりも大
きく傾斜させる必要があり、搬入側の端部と搬出側の端
部との間の滑降レールの高低差が大きくなる欠点があっ
た。また、滑降レールを滑降するハンガー商品の滑降速
度と、ストレージ部にストレージされているハンガー商
品に作用するラインプレッシャーは、滑降レールの傾斜
角度及び、滑降レールとフックとの間に作用する摩擦力
に依存して決定されるため、グラビティーシュートの設
置後は、前記滑降速度及びストレージの際のラインプレ
ッシャーの制御が困難であった。
【0004】そこで、本出願人は、前述したグラビティ
ーシュートでハンガー商品を搬送する際の問題を解消す
るために、固定された滑降レールの代わりに、水平面に
対して軸線が傾斜して回転駆動される平滑な表面を有す
る搬送軸を使用し、前記搬送軸の軸線の水平面に対する
傾斜角が、搬送軸表面とフックとの間の静摩擦角よりも
小さい角度でハンガー商品を滑降移動可能にしたハンガ
ー商品搬送装置を提案し、特願平8−6617号として
既に出願した。
【0005】前記ハンガー商品搬送装置では、搬送軸の
上流端側にハンガー商品のフックを吊り下げて供給する
と、搬送軸が停止した状態では、搬送軸表面とフックと
の間の静摩擦角よりも搬送軸の水平面に対する傾斜角が
小さいためフックは滑らず、前記ハンガー商品はその場
に静止している。
【0006】そして、駆動源によって搬送軸を回転させ
ると、前記ハンガー商品のフックは搬送軸表面との間に
滑りを生じて滑降を開始する。そして再び搬送軸の回転
を停止させると、フックと搬送軸表面との間には静摩擦
力が作用して、フックはその場に停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した構造のハンガ
ー商品搬送装置は、搬送軸下流にストレージ部を設けて
ハンガー商品をストレージする場合、搬送軸を回転させ
たままストレージ部先頭のハンガー商品をストッパ等で
停止させると、ストレージするハンガー商品の数が多い
場合、大きなラインプレッシャが発生してハンガー商品
の切り出しが困難になるとともに、回転する搬送軸外周
面の同一箇所がフックに擦られて部分的な摩耗を生じる
問題があった。
【0008】そこで、本発明はこの問題を解消し、搬送
軸下流側にストレージされるハンガー商品に作用するラ
インプレッシャを低減でき、また、搬送軸の摩耗を少な
くして長期の使用に耐えることのできるハンガー商品搬
送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のハンガー商品搬送装置は、水平面に対して
軸線が傾斜して回転自在に支持され、ハンガー商品のフ
ックを吊り下げて滑降移動する搬送軸と、前記搬送軸を
回転駆動する駆動源とを備えている。
【0010】前記搬送軸は、前記駆動源によって回転駆
動される搬送軸本体と、前記搬送軸本体の軸方向に相互
に隣接して個別に回転自在に外嵌され、外周面にハンガ
ー商品のフックが吊り下げられる多数の円筒状のカラー
から構成され、前記搬送軸の軸線の水平面に対する傾斜
角は、カラー外周面とフックとの間の静摩擦角よりも小
さな角度に設定されている。
【0011】
【作用】搬送軸の上流端側のカラー外周面にハンガー商
品のフックを吊り下げて供給する。搬送軸本体が停止し
ている状態では、前記搬送軸本体に外嵌されているカラ
ーも停止しており、カラー表面とフックとの間の静摩擦
角よりも搬送軸の水平面に対する傾斜角が小さいため、
フックは滑らずその場で静止している。
【0012】そして、駆動源によって駆動軸本体を回転
させると、カラーは搬送軸本体とともに回転を開始し、
カラー外周面はフックに対して滑りを生じて前記フック
は、搬送軸下流側に向けて滑降移動を開始する。
【0013】ハンガー商品のフックがカラー外周面を滑
降移動している途中で、ストッパや下流側に停止してい
るハンガー商品等から搬送軸下流側への移動を阻止する
外力を受けると、フックとカラー外周面との間に作用す
る摩擦力がカラー内周面と搬送軸本体外周面との間に作
用する摩擦力より大きくなり、フックを吊り下げている
カラーは搬送軸本体に対してスリップして停止する。
【0014】こうしてカラーが停止すると、前記カラー
表面とフックとの間の静摩擦角よりも搬送軸の水平面に
対する傾斜角が小さいため、前記ハンガー商品のフック
は滑らずその場に保持される。
【0015】次いで、ストッパ等が解除され、前記外力
からハンガー商品が開放されると、カラーは再び回転す
るようになり、ハンガー商品のフックは搬送軸下流側に
向けて滑降移動を再開する。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明のハンガー商品搬送装置の1実施
例を示す側面図、図2はそのA−A線位置における断面
図であって、これらの図に示すように、ハンガー商品搬
送装置1は、建物の天井から吊下部材2によって吊り下
げられている傾斜した支持レール3を有しており、前記
支持レール3の長手方向に支持フレーム4が取り付けら
れている。
【0017】図2に示すように、前記支持フレーム4の
下部は水平に折曲げられ、そこには搬送軸支持部材5が
支持フレーム4の長手方向に間隔をあけて数カ所に固定
されおり、ハンガー商品のフックFを吊り下げて滑降移
動するための搬送軸6を支持している。
【0018】前記搬送軸6は、図3に示すように搬送軸
本体6Aと、前記搬送軸本体6Aに個別に回転自在に外
嵌されている多数の円筒状のカラー6Bから構成されて
いる。また、搬送軸本体6Aはその軸方向に間隔をおい
て数カ所配置された、カラー6Bと略等しい外径の大径
部6Cを有していて、前記大径部6Cの外周面が、図2
に示すように、搬送軸支持部材5の円弧状受面5Aに回
転自在に支持されている。
【0019】なお、搬送軸本体6Aの大径部6C間にカ
ラー6Bを組み込むことができるように、大径部6Cは
搬送軸本体6Aに対して取り外し自在に固定されてお
り、また、搬送軸本体6Aの下流側端部には、カラー6
Bの抜止部6Dが設けられている。
【0020】図1に示すように、搬送軸6は支持レール
3の下方に、同図の左から右へ向けて前記支持レール3
と平行に傾斜して設けられている。搬送軸6の軸線の水
平面に対する傾斜角は、カラー6Bの外周面とフックF
の間の静摩擦角よりも小さい角度に設定されている。
【0021】搬送軸6の搬送方向の上流側の端部付近、
すなわち、図1では、搬送軸6の左方の端部付近はカラ
ーが装着されておらず搬送軸本体6Aが露出していて、
その端部は駆動源7に連結されている。
【0022】前記駆動源7は、図4に示すように、支持
レール3の端部に固定された支持ブラケット8に固定さ
れた、可変速モータ9と前記モータ9に連結されている
減速機10によって構成されており、前記減速機10の
出力軸に固定されている歯付駆動プーリ11の回転が歯
付ベルト12を介して搬送軸本体6Aの上流側端部に固
定されている歯付従動プーリ13に伝達され、搬送軸本
体6Aが回転駆動されるようになっている。また、前記
支持ブラケット8には、前記歯付従動プーリ13に隣接
した位置で搬送軸本体6Aを支持している軸受14が取
り付けられている。
【0023】図1に示すように、搬送軸6の上流側位置
と、高所に架設された走行レール15に沿って走行する
搬送トロリー16の脱荷位置との間には、傾斜した中継
レール17が設置されており、前記中継レール17の上
流側の端部によって、前記搬送トロリー16によって脱
荷位置へ運ばれてきたハンガー商品のフックFを搬送ト
ロリー16の搬器から受け取って中継レール17上面を
滑降させ、下流側の端部で搬送軸6のカラー6B上へ受
け渡すようになっている。
【0024】一方、搬送軸6の下流端には、搬出レール
18の上流端が隣接して配置されている。前記搬出レー
ル18は、下流側に傾斜しており、その下流端は、搬出
用コンベヤ19に近接して配置されている。前記搬出レ
ール18は、搬送軸6の下流端までカラー6B上を移動
してきたハンガー商品のフックFを受け取ってその上面
を滑降させ、搬出用コンベヤ19の搬器19A上へ移乗
させる。
【0025】また、図1には図示を省略しているが、前
記搬送軸6の長手方向に沿った複数箇所には、図5に示
すように、搬送軸6のカラー6Aに吊り下げられて搬送
されるハンガー商品のフックFに突出位置で当接して前
記ハンガー商品を停止させる出没自在のストッパ20が
配置されている。前記ストッパ20は、搬送軸6の一側
に設置されている駆動シリンダ21に連結されており、
搬送軸6の軸線に直交した方向から水平に進退動作され
るようになっている。
【0026】さらに、図2に示すように、前記支持レー
ル3の下面には、搬送軸本体6Aの大径部6C、及び、
搬送軸本体6Aに外嵌されているカラーの上面と、ハン
ガー商品のフックF一つ分が通過可能な間隔をあけて対
向した案内面22Aを有する押え部材22が取付ブラケ
ット23を介して取り付けられている。前記押え部材2
2は樹脂等の低摩擦材料で形成され、カラーが配置され
ている搬送軸6の搬送領域のほぼ全長に亘って設けられ
ている。
【0027】前述したように構成されているハンガー商
品搬送装置1は、図1に示す搬送トロリー16から、脱
荷位置においてハンガー商品が中継レール17上へ脱荷
されると、前記ハンガー商品は中継レール17上を滑降
して搬送軸6の上流端側のカラー6Bの外周面へそのフ
ックFが吊り掛けられた状態で受け渡される。
【0028】この際、図4に示す駆動源7の可変速モー
タ9を駆動し、減速機10、歯付駆動プーリ11、歯付
ベルト12、歯付従動プーリ13を介して搬送軸本体6
Aを回転させると、搬送軸本体6Aに外嵌されているカ
ラー6Bは搬送軸本体6Aとともに回転する。
【0029】そうすると、カラー6Bの外周面に対して
ハンガー商品のフックFは滑りを生じ、前記ハンガー商
品は搬送軸6の下流側に向けて滑降移動を開始する。な
お、フックFが一つのカラー6Bから隣り合う下流側の
カラー6Bへ乗り移る際には、フックFは搬送軸6の方
向に対して斜めに交差した姿勢となるため、カラー6B
間の隙間に落ち込んで噛み込まれることはない。
【0030】ここで、可変速モータ9の回転速度を上げ
ると、ハンガー商品のフックFの滑降移動する速度は、
これに比例して速くなり、また、可変速モータ9を減速
すると前記速度も減少し、ハンガー商品の滑降移動速度
を可変速モータ9の回転速度を変化させることによって
滑らかに制御することができる。
【0031】搬送軸本体6Aの回転方向は、フックFが
カラー6Bの外周面から脱落しにくくハンガー商品の搬
送状態が安定するように、図2における反時計回りに回
転させることが好ましく、また、この方向に回転するこ
とで、搬送軸支持部材5の円弧状受面5Aと搬送軸本体
6Aの大径部6Cとの間に、支持フレーム4で覆われて
いない側から指等が巻き込まれる心配が無くなる。ま
た、搬送軸6に沿って下流側に向かって滑降移動するハ
ンガー商品のフックFの上面は、押え部材22の案内面
22Aによって浮き上がりが阻止されており、後続のハ
ンガー商品のフックと重なって滑降動作に支障をきたす
ことが防止されている。
【0032】搬送軸本体6Aに外嵌されたカラー6Bの
上を移動するハンガー商品のフックFは、図5に示す搬
送軸6の長手方向に沿った複数位置に配置されているス
トッパ20のうち所望の位置のものを駆動シリンダ21
で搬送軸6直下位置へ交差して突出させることによっ
て、ストッパ20がフックFの首部に当接し、ハンガー
商品はその場に停止される。その結果、上流側から滑降
移動してくる後続のハンガー商品は前記ストッパ20に
よって停止されているハンガー商品に滑降移動を阻止さ
れて次々に停止され、前記ストッパ20の上流側にハン
ガー商品がストレージされる。
【0033】ハンガー商品のフックFが停止すると、前
記フックFが載っているカラー6Bの外周面とフックF
との間に作用する摩擦力は、前記カラーと搬送軸本体6
Aとの間に作用する摩擦力よりも大きくなる。その結
果、停止したフックFが載っているカラー6Bの内周面
と、回転を続けている搬送軸本体6Aの外周面との間に
スリップを生じて前記カラー6Bの回転は止まる。
【0034】そして、前記ハンガー商品のフックFは、
カラー6Bの回転が止まることによって、カラー外周面
6Bとの間に作用する静摩擦力によってその場に保持さ
れ、下流側に停止しているハンガー商品にラインプレッ
シャを及ぼさなくなる。また、フックFが載っているカ
ラー6Bが停止することによって外周面の部分的な摩耗
が防止される。
【0035】次に、駆動シリンダ21がストッパ20を
退避させ、先頭のハンガー商品のフックFを解放する
と、フックFの載ったカラー6Bは搬送軸本体6Aとの
間に作用する摩擦力によって再び回転を開始し、ハンガ
ー商品は再び搬送軸6下流側へ向けて滑降移動を開始す
る。
【0036】こうして、図1に示す搬送軸6の下流端ま
でハンガー商品のフックFが移動すると、前記フックF
は搬送軸6のカラー6B上から搬出レール18上へ移乗
して搬出レール18上を滑降し、搬出用コンベヤ19の
搬器19Aへ受け渡される。前記搬出用コンベヤ19
は、搬出レール18から受け取ったハンガー商品を吊り
下げて所定の場所へ搬送する。
【0037】なお、搬送軸6の最下流側に位置するスト
ッパ20は、搬出用コンベヤ19の動作タイミングに同
期して、ハンガー商品のフックFの停止・解放動作を行
うようにしている。また、複数のストッパ20間にスト
レージされるハンガー商品の数は、図示していない満杯
センサによって監視されており、下流側にストレージさ
れるハンガー商品の数が所定の量になると、上流側にあ
るストッパ20を突出させて下流側へのハンガー商品の
移動を停止させ、先頭側のハンガー商品のフックFに作
用するラインプレッシャーが過大にならないようにして
いる。
【0038】前述した実施例では図2に示すように、搬
送軸本体6Aの数カ所に設けた大径部6Cの外周面を搬
送軸支持部材5の円弧状受面5Aによって支持している
が、搬送軸本体6Aに大径部6Cを設けずに、図6に示
すように、搬送軸6の数カ所でカラー6Bの外周面下部
の左右2カ所を、搬送支持部材5に搬送軸6と平行した
軸回りに回転自在に取り付けた一対の小径のローラ5
B,5Bによって支持して、搬送軸6の搬送領域全域に
亘ってカラー6Bを配置できるようにしてもよい。
【0039】なお、この場合には、ローラ5B,5Bに
支持されているカラー6Bが回転軸本体6Aとともに回
転できるように、ローラ5B,5Bは、ボールベアリン
グ等を用いて回転摩擦を極力少なくする必要がある。
【0040】また、前述した実施例では、ハンガー商品
搬送装置1に搬送軸6の途中でハンガー商品のフックF
を停止させて、その上流側でストレージするための複数
のストッパ20を設けているが、前記ストッパ20は搬
送軸6の下流端側に一つだけ設けてもよく、また、スト
ッパ20を設けずにハンガー商品を搬送する目的のみに
用いるようにしてもよい。
【0041】さらに、本実施例では、搬送軸本体6Aに
外嵌されたカラー6Bの外周面とハンガー商品のフック
F一つ分が通過可能な間隔をあけて対向した案内面22
Aを有する押え部材22を搬送軸6に沿って設けている
ものを示したが、ハンガー商品に重量があり、フックが
搬送中に浮き上がる心配がない場合には、押え部材22
を省略して装置を簡素化することも可能である。また、
ハンガー商品の搬送速度を変化させる必要がない場合に
は、可変速モータ9を用いている駆動源7に代えて、搬
送軸本体6Aを一定の回転速度で駆動する駆動源を用い
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のハンガ
ー商品搬送装置によれば、搬送軸が前記駆動源によって
回転駆動される搬送軸本体と、前記搬送軸本体の軸方向
に相互に隣接して個別に回転自在に外嵌され、外周面に
ハンガー商品のフックが吊り下げられる多数の円筒状の
カラーから構成されているため、搬送軸下流側で先頭の
ハンガー商品のフックがストッパ等で滑降移動を阻止さ
れると、前記先頭のハンガー商品及び、後続のハンガー
商品のフックが載っているカラーの回転が停止してそれ
ぞれのフックを回転が停止したカラー上に静摩擦力によ
って保持することができる。その結果、下流側にストレ
ージされているハンガー商品に作用するラインプレッシ
ャを低減することができ、ストレージされているハンガ
ー商品の下流端からの切り出し作業を容易に行うことが
できる。
【0043】また、搬送軸を回転させたまま、ハンガー
商品を搬送軸上に長時間定位置に停止させていても、停
止しているハンガー商品のフックを載せているカラーが
搬送軸本体に対してスリップして停止しているため、フ
ックと接触しているカラー外周面の部分的な摩耗を防止
できるとともに、カラー内周面は、搬送軸本体外周面と
面接触状態で接触して接触面圧を低く維持できるため、
カラー内周面と搬送軸本体外周面との摩耗も少なく、長
期の使用に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハンガー商品搬送装置の1実施例を
示す側面図。
【図2】 図1のA−A線位置における矢印方向に見た
断面図。
【図3】 カラーを外嵌した搬送軸の側面図。
【図4】 図1に示すハンガー商品搬送装置に用いられ
る駆動源の構造を示す図。
【図5】 図1に示すハンガー商品搬送装置に用いられ
るストッパの構造を示す図。
【図6】 搬送軸の支持構造の別の態様を示す断面図。
【符号の説明】
1 ハンガー商品搬送装置 2 吊下
部材 3 支持レール 4 支持
フレーム 5 搬送軸支持部材 5A 円弧
状受け面 5B 支持ローラ 6 搬送
軸 6A 搬送軸本体 6B カラ
ー、大径部 6C 抜止部 6D,7 駆動
源 8 支持ブラケット 9 可変
速モータ 10 減速機 11 歯付
駆動プーリ 12 歯付ベルト 13 歯付
従動プーリ 14 軸受 15 走行
レール 16 搬送トロリー 17 中継
レール 18 搬出レール 19 搬出
用コンベヤ 19A 搬器 20 スト
ッパ 21 駆動シリンダ 22 押え
部材 22A 案内面 23 取付
ブラケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面に対して軸線が傾斜して回転自在
    に支持され、ハンガー商品のフックを吊り下げて滑降移
    動させる搬送軸と、前記搬送軸を回転駆動する駆動源と
    を備えているハンガー商品搬送装置において、 前記搬送軸が前記駆動源によって回転駆動される搬送軸
    本体と、前記搬送軸本体の軸方向に相互に隣接して個別
    に回転自在に外嵌され、外周面にハンガー商品のフック
    が吊り下げられる多数の円筒状のカラーから構成され、 前記搬送軸の軸線の水平面に対する傾斜角が、カラー外
    周面とフックとの間の静摩擦角よりも小さな角度に設定
    されていることを特徴とするハンガー商品搬送装置。
JP8258547A 1996-09-30 1996-09-30 ハンガー商品搬送装置 Expired - Lifetime JP2977499B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107585545A (zh) * 2017-10-18 2018-01-16 宁波圣瑞思工业自动化有限公司 一种吊挂线衣架出站系统
CN112644995A (zh) * 2019-10-11 2021-04-13 广东兴发铝业有限公司 立式铝型材轨道输送式处理系统及相应生产车间

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