JPH10100996A - 無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構 - Google Patents

無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構

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Publication number
JPH10100996A
JPH10100996A JP25485696A JP25485696A JPH10100996A JP H10100996 A JPH10100996 A JP H10100996A JP 25485696 A JP25485696 A JP 25485696A JP 25485696 A JP25485696 A JP 25485696A JP H10100996 A JPH10100996 A JP H10100996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor blade
rotation
unmanned helicopter
tail rotor
stopping mechanism
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25485696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Watanabe
義彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP25485696A priority Critical patent/JPH10100996A/ja
Publication of JPH10100996A publication Critical patent/JPH10100996A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータシャフトの回転停止時の、ロータブレ
ードの垂れ下がりを防止する。 【解決手段】 ロータブレード11の取付けネジ(リー
ドラグ軸)13が取付けられたハブグリップ12からば
ね22でボール21をロータブレード11に偏倚し、ロ
ータブレード11に形成した凹部26にボール21を係
合させ、ロータブレード11の取付けネジ13の軸回り
の回転を所定の範囲に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空中撮影や農薬散
布等に用いられる産業用無人ヘリコプタの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の無人ヘリコプタの外観の
一例を示したものであり、図4はそのテールロータブレ
ード11の取付け部分の詳細を示したものである。図4
に示したように、従来の無人ヘリコプタにおいては、一
対のテールロータブレード11はそれぞれその基端が、
略コ字状ハブグリップ12のコ字の両脚部に挟まれ、ハ
ブグリップ12の両脚部及びテールロータブレード11
を挿通する取付けネジ13によって、ハブグリップ12
にそれぞれ取付けられていた。図中、14はナットを示
し、15はテールロータシャフトを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにハブグリ
ップ12に取付けられたテールロータブレード11は回
転時の振動発生を防止すべく、リードラグ運動が可能と
されており、即ち、取付けネジ13によってハブグリッ
プ12に堅固に固定されることなく、緩く固定されてお
り、取付けネジ13がリードラグ軸となって、この軸回
りに回転可能とされていた。
【0004】従って、テールロータシャフト15の回転
停止時には、テールロータブレード11は実際には例え
ば図5に示したように、自重により回転して垂れ下がっ
た状態となっていた。しかるに、このように一対のテー
ルロータブレード11が同方向下向きに垂れ下がり、つ
まりテールロータシャフト15に対して片寄った状態
で、テールロータシャフト15が回転起動されると、そ
の軸回りのアンバランスから回転がなめらかに立ち上が
らず、振動が生じたり、テールロータシャフト15に過
大な応力が加わるといった問題があり、このような問題
はメインロータブレード16が同様の取付け構造とされ
たメインロータシャフト17側においても生じうるもの
となっていた。
【0005】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
ロータシャフトの回転停止時にロータブレードが自重で
垂れ下がらず、かつ所要のリードラグ運動が可能とされ
たロータブレード回転止め機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、ロー
タブレードのリードラグ軸が取付けられたハブグリップ
からばねで球体がロータブレードに偏倚され、ロータブ
レードに形成された凹部にその球体の一部が係合され
て、ロータブレードのリードラグ軸に対する回転が所定
の範囲に制限される。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明の一実施
例として、テールロータブレード11の取付け部分を示
したものであり、図2はその要部断面を示したものであ
る。なお、図4と対応する部分には同一符号を付してあ
る。
【0008】この例ではハブグリップ12のテールロー
タブレード11と対向する一方の脚部に、図2に示すよ
うに先端にボール21を保持し、そのボール21を先端
から突出する方向に弾性偏倚するコイルばね22を内部
に収容保持したネジ(以下、ボールスプリングネジと言
う。)23が取付けられる。ボールスプリングネジ23
はボール21がテールロータブレード11側とされてハ
ブグリップ12に螺入され、ナット24で固定される。
なお、図2中、25はボールスプリングネジ23に設け
られている六角穴を示す。
【0009】テールロータブレード11のボール21と
対向する部分には、円錐状の凹部26が形成されてお
り、この凹部26にボール21の一部が係合される。コ
イルばね22のばね圧はテールロータシャフト15の回
転停止時に、テールロータブレード11が自重により取
付けネジ13回りに回転して垂れ下がるのを抑止できる
程度の大きさとされ、一方テールロータシャフト15の
回転時にはテールロータブレード11のリードラグ運動
が可能なように設定される。
【0010】このように、この例によればリードラグ軸
をなす取付けネジ13に対するテールロータブレード1
1の回転が所定の範囲に制限されたものとなる。凹部2
6の形状はこの例では円錐状としているが、例えば取付
けネジ13回りの周方向に若干伸びた形状としてもよ
い。なお、上述ではテールロータブレード11の取付け
部分に、コイルばね22で偏倚されたボール21と凹部
26との係合による回転止め機構を設けた例について説
明したが、メインロータブレード側においても同様に実
施することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
ロータブレードのリードラグ軸に対する回転が所定の範
囲に制限されるため、ロータシャフトの回転停止時にロ
ータブレードが自重により回転して垂れ下がるのを防止
することができる。従って、一対のロータブレードはほ
ぼ一直線上の位置を維持しているため、ロータシャフト
の回転起動時の回転はなめらかなものとなり、振動の発
生やロータシャフトへの過大な応力付加を防止すること
ができる。
【0012】なお、ばね力を利用して回転止めを行うも
のであるため、そのばね力に抗する所定の力を加えれ
ば、ロータブレードを回転させることができ、即ち例え
ば無人ヘリコプタの収納保管時や運搬時にはロータブレ
ードを簡易に折りたたむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1の要部断面図。
【図3】無人ヘリコプタの一例を示す側面図。
【図4】テールロータブレードの取付け部分の従来例を
示す分解斜視図。
【図5】テールロータブレードが垂れ下がった状態を示
す図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータブレードのリードラグ軸が取付け
    られたハブグリップからばねで球体が上記ロータブレー
    ドに偏倚され、 上記ロータブレードに形成された凹部に上記球体の一部
    が係合されて、上記ロータブレードの上記リードラグ軸
    に対する回転が所定の範囲に制限されていることを特徴
    とする無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構。
JP25485696A 1996-09-26 1996-09-26 無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構 Withdrawn JPH10100996A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25485696A JPH10100996A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構

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JP25485696A JPH10100996A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 無人ヘリコプタのロータブレード回転止め機構

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JPH10100996A true JPH10100996A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17270801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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