JPH10100874A - 走行作業機のブレーキ作動機構 - Google Patents

走行作業機のブレーキ作動機構

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JPH10100874A
JPH10100874A JP25343896A JP25343896A JPH10100874A JP H10100874 A JPH10100874 A JP H10100874A JP 25343896 A JP25343896 A JP 25343896A JP 25343896 A JP25343896 A JP 25343896A JP H10100874 A JPH10100874 A JP H10100874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
work machine
traveling work
switch
operating mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP25343896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Tsuji
八州仁 辻
Yasunori Komuro
康憲 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静油圧式変速装置を装備した走行作業機の操
作レバーの中立位置操作時に、機体の停止を確実に行う
装置を提供する。 【解決手段】 静油圧式変速装置8を備えて走行輪2a
を駆動するとともに、該走行輪2aに設置されたブレー
キ装置2bを運転操作部7に設けたブレーキペタル32
を介して制動させる走行作業機の、前記ブレーキペタル
32とブレーキ装置2bとの間に制動シリンダ30を有
するブレーキ作動機構3で連結するとともに、静油圧式
変速装置8の操作レバー5が中立位置に操作されたとき
上記制動シリンダ30を制動方向に作動させるニュート
ラルスイッチ15を設けた走行作業機のブレーキ作動機
構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用トラクタ等
の走行作業機のブレーキ作動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のような走行作業機に装備
される油圧モータを利用した静油圧式変速装置(HST
装置)は、この静油圧式変速装置中に組込まれた可動斜
板をロッド及び変換リンク等の連繋部材を介して操作レ
バーを連結しており、この操作レバーの前後方向操作に
よって可動斜板の傾動角を変えて機体を前進走行・中立
位置停止・後進走行をさせるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記静油圧式
変速装置は、操作レバーに対し連繋部材の中立位置の位
置決め調節が正確に行われていないと、可動斜板に圧油
のリークが生じ、操作レバーを中立位置に固定していて
も微走行をし始める傾向がある。従って上記位置決め調
節作業に精度を要し、煩雑であるとともに、長期間の使
用における各部材の緩み等によって中立位置の位置ずれ
も生じ易い等の欠点がある。
【0004】またこのような状態でエンジンをかけた状
態で操作レバーを中立位置に操作して機体停止をしたい
場合に、パーキングブレーキをかけ忘れしていると、機
体が微走行するという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために本発明の走行作業機のブレーキ作動機構は、静
油圧式変速装置8を備えて走行輪2aを駆動するととも
に、該走行輪2aに設置されたブレーキ装置2bを運転
操作部7に設けたブレーキペタル32を介して制動させ
る走行作業機において、前記ブレーキペタル32とブレ
ーキ装置2bとの間に制動シリンダ30を有するブレー
キ作動機構3で連結するとともに、静油圧式変速装置8
の操作レバー5が中立位置に操作されたとき上記制動シ
リンダ30を制動方向に作動させるニュートラルスイッ
チ15を設けて構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態の詳細を説明する。図1において、1は農用トラ
クタ(走行作業機)の機体であり、この機体1は前輪2
及びブレーキ装置2bを有する走行輪としての後輪2a
を装備した機体フレーム1aの中央上部にハンドル4、
操作レバー5、座席シート6等からなる運転操作部7を
設け、後輪3を回転駆動するトランスミッションとして
静油圧式変速装置8が装備されている。
【0007】上記静油圧式変速装置8は、図2に示すよ
うに、図示しない可動斜板を軸支するトラニオン軸TR
を、機体1進行方向(矢印方向)に向かってミッション
ケース8aの右側面から突出し、その軸端に取着した切
換アーム9の回動先端9aに進退ロッド10の一端を接
続すると共に、この進退ロッド10の他端は、図3及び
図4に示すように、操作レバー5を軸支する支点軸11
に取着された連結アーム12の回動先端に接続されてお
り、上記支点軸11の回動に連繋してトラニオン軸TR
を正逆回動するリンク機構13が構成されている。
【0008】上記支点軸11は、図4に示すようにミッ
ションケース8aの進行左側からその内部を通って右側
に貫挿されており、操作レバー5の回動基端5aを一端
11aで軸支し、かつ突出端11bに連結アーム12の
筒状基端部12aを嵌装し、取付けボルト12bにより
連結アーム12を支点軸11に固定する構造となってい
る。また、図2に示す14はトラニオン軸TRの中立位
置に切換アーム9を位置決め規制するデテント機構であ
る。
【0009】ここで、図4に示す15はミッションケー
ス8aの上方位置に設けられたエンジン始動用の安全ス
イッチを兼ねるとともに、後述するニュートラルブレー
キ機構3を作動させるニュートラルスイッチであり、こ
のニュートラルスイッチ15の下方に、操作レバー5の
杆部5bに併設されたスイッチプレート16が延長され
ており、このスイッチプレート16が操作レバー5のニ
ュートラル位置Nでニュートラルスイッチ15に当接す
ることにより、このスイッチ15を閉成するように構成
されている。
【0010】すなわち、ニュートラルスイッチ15は、
図4および図5に示すように、操作レバー5を傾倒操作
する範囲内で、かつミッションケース8aの後部上面8
a′と、このミッションケース8aの後部に配設した油
圧ケース17の前面17aと座席シート6の下面6aで
区画形成される空間部18に臨ませて、支持ブラケット
19の上部に配設されている。
【0011】そして、図6(a)に示すように、上記ニ
ュートラルスイッチ15は、図示しないクラッチペダル
の踏込み操作で閉成するペダルスイッチ20とエンジン
始動用の電磁スイッチ21の間に直列に接続されてい
る。従って、ペダルスイッチ20およびニュートラルス
イッチ15がともに閉成されている状態で、始動スイッ
チ22を閉成することにより、バッテリ23からの電力
で電磁スイッチ21が励磁されて閉成し、始動モータ2
4を回転駆動するように構成されている。
【0012】またこのとき、上記ニュートラルスイッチ
15は、同図(b)に示す油圧回路中において以下に説
明するブレーキ作動機構3の油圧切換バルブ31をON
させて、単動式の制動シリンダ30を伸動させて後輪2
aに設置されるブレーキ装置2bを作動して機体を制動
停止するようにしている。即ち、上記ブレーキ作動機構
3は、図1に示すように運転操作部7に設置されたブレ
ーキペタル32と機体1に回動可能に枢支される二叉状
の中間リンク33とを連杆34で連結するとともに、こ
の中間リンク33と上記ブレーキ装置2bのブレーキレ
バー35とを、制動シリンダ30を介装する左右の作動
杆36L,36Rによって連結している。
【0013】また、33aは中間リンク33の反制動側
への作動を規制するストッパーであり、単動式の制動シ
リンダ30の右方に設けられた油管31aから圧油がシ
リンダ室内に圧送されると、ピストン30Pが戻しスプ
リング30S(図6)に抗して左方矢印方向に作動され
る結果、このピストン30Pと連結している作動杆36
Rがブレーキレバー35を、ブレーキペタル32の踏込
時と同様に引いてブレーキ装置2bを制動するようにな
っている。
【0014】また、ニュートラルスイッチ15が上記し
た操作レバー5の走行操作によってOFFになると、油
圧切換バルブ31が切換えられて制動シリンダ30内の
圧油がなくなり、ピストン30Pは戻しスプレング30
Sの戻し力で元の位置に復帰してブレーキ装置2bの制
動を解除し、通常の運転を行うことができる。そしてこ
の状態においてブレーキペタル32を踏み込むと、連杆
34,中間リンク33,作動杆36Lを介して制動シリ
ンダ30が左方に引かれ、これに伴って制動シリンダ3
0の左壁でピストン30Pが一体的に引かれるので、作
動杆36Rを介してブレーキレバー35を引いてブレー
キ装置2bを制動することができるものである。
【0015】本発明は上記の如く構成されているから、
エンジンを始動する場合には、まずクラッチペダルを踏
み込んでペダルスイッチ20を閉成し、操作レバー5を
ニュートラル位置Nに保持すると、該操作レバー5の杆
部5bに併設したスイッチプレート16が下方からニュ
ートラルスイッチ15を押圧し、各スイッチ20および
15がともに閉成状態に切換わる。
【0016】然る後、始動スイッチ22を閉成すれば、
電磁スイッチ21が閉成されてバッテリ23の電力によ
り始動ータ24が回転駆動され、エンジンの始動の始動
作動が行われ、これによって油圧回路に圧油が発生し運
転操作を行うことができる。また、操作レバー5が図
2、図3で示すN(中立)位置に操作されるとニュート
ラルスイッチ15がONとなり制動シリンダ30に圧油
が送られるので、運転者がブレーキペタル32を踏まな
いでもブレーキ装置2bを的確に制動することができ、
静油圧式変速装置8を備えたトラクタの中立位置停止を
確実に行うことができる。
【0017】従って、静油圧式変速装置8と操作レバー
15間のロッド等連繋部材の調節不足や緩み等が生じた
場合においても、機体が操作レバー5の中立時において
前進又は後進する等の不具合を防止することができると
ともに、上記連繋部材の位置決め調節等も簡単に行うこ
とを可能にする等の利点がある。
【0018】
【発明の効果】エンジンをかけた状態で静油圧式変速装
置8の操作レバー5を中立位置に操作すると、ニュート
ラルスイッチ15がブレーキ作動機構3の制動シリンダ
30を作動させてブレーキ装置2bを確実に制動するの
で、パーキングブレーキのかけ忘れや、中立位置の位置
決めが不足していたとしても機体を確実に停止すること
ができる。
【0019】また、上記制動シリンダ30はブレーキペ
タル32とブレーキ装置とを連結するブレーキ作動機構
3中に構成したことにより簡潔な装置となして製作を簡
単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】図1の操作レバー部分の拡大右側面図である。
【図3】図1の操作レバー部分の拡大左側面図である。
【図4】運転操作部の正面図である。
【図5】運転操作部の平面図である。
【図6】(a)は電気回路図、(b)は油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 機体(走行作業機) 2a 後輪(走行輪) 2b ブレーキ装置 3 ブレーキ作動
機構 5 操作レバー 7 運転操作部 8 静油圧式変速装置 15 ニュートラルス
イッチ 30 制動シリンダ 32 ブレーキペタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静油圧式変速装置8を備えて走行輪2a
    を駆動するとともに、該走行輪2aに設置されたブレー
    キ装置2bを運転操作部7に設けたブレーキペタル32
    を介して制動させる走行作業機において、前記ブレーキ
    ペタル32とブレーキ装置2bとの間に制動シリンダ3
    0を有するブレーキ作動機構3で連結するとともに、静
    油圧式変速装置8の操作レバー5が中立位置に操作され
    たとき上記制動シリンダ30を制動方向に作動させるニ
    ュートラルスイッチ15を設けたことを特徴とする走行
    作業機のブレーキ作動機構。
JP25343896A 1996-09-25 1996-09-25 走行作業機のブレーキ作動機構 Pending JPH10100874A (ja)

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