JPH10100440A - 記録装置およびその記録ヘッド移動方法 - Google Patents
記録装置およびその記録ヘッド移動方法Info
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- JPH10100440A JPH10100440A JP25682396A JP25682396A JPH10100440A JP H10100440 A JPH10100440 A JP H10100440A JP 25682396 A JP25682396 A JP 25682396A JP 25682396 A JP25682396 A JP 25682396A JP H10100440 A JPH10100440 A JP H10100440A
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- Japan
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- recording head
- head
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録に関与しないインク吐出を行う記録装置
およびその記録ヘッド移動方法に関し、スループットの
低下を最小限に抑えること。 【解決手段】 インク吐出部を有する記録ヘッドを所定
の方向に移動させながらインク吐出部より被記録材に記
録するためのインク吐出を行うとともに記録ヘッドを所
定の位置に移動させてからインク吐出部より記録に関与
しない他のインク吐出を行う際に、ステップS66にお
いて、所定の位置への記録ヘッドの移動を、被記録材に
記録するための移動と連続的に行う。
およびその記録ヘッド移動方法に関し、スループットの
低下を最小限に抑えること。 【解決手段】 インク吐出部を有する記録ヘッドを所定
の方向に移動させながらインク吐出部より被記録材に記
録するためのインク吐出を行うとともに記録ヘッドを所
定の位置に移動させてからインク吐出部より記録に関与
しない他のインク吐出を行う際に、ステップS66にお
いて、所定の位置への記録ヘッドの移動を、被記録材に
記録するための移動と連続的に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置およびその
記録ヘッド移動方法に関し、特に、記録に関与しないイ
ンク吐出を行う記録装置およびその記録ヘッド移動方法
に関する。
記録ヘッド移動方法に関し、特に、記録に関与しないイ
ンク吐出を行う記録装置およびその記録ヘッド移動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、印字品位を良好に維持するために記録ヘッドの予備
吐出を行って、ノズルの状態を回復させている。この予
備吐出は、ノズル内の増粘インク、気泡、混色インク、
吐出口近傍のヌレインク、ゴミ等の除去を目的として行
われる。予備吐出動作は、記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジを印字領域以外の領域の所定位置に設けられた予備
吐出位置まで移動して、ノズルから記録に関与しないイ
ンク吐出を行うものである。
は、印字品位を良好に維持するために記録ヘッドの予備
吐出を行って、ノズルの状態を回復させている。この予
備吐出は、ノズル内の増粘インク、気泡、混色インク、
吐出口近傍のヌレインク、ゴミ等の除去を目的として行
われる。予備吐出動作は、記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジを印字領域以外の領域の所定位置に設けられた予備
吐出位置まで移動して、ノズルから記録に関与しないイ
ンク吐出を行うものである。
【0003】予備吐出を行うためには、印字領域以外の
領域内の予備吐出位置まで記録ヘッドを移動させる必要
がある。この記録ヘッド移動動作は印字のための記録ヘ
ッド移動とは別の移動であるため、予備吐出を行わない
で印字のみを行う場合と比較すると、スループットが低
下する。しかしながら、予備吐出を行わなければ印字品
位の維持が困難であるため、所定の時間間隔毎に予備吐
出を行う必要がある。したがって、予備吐出のための記
録ヘッド移動をスムーズに行えるか否かがスループット
に大きく影響する。
領域内の予備吐出位置まで記録ヘッドを移動させる必要
がある。この記録ヘッド移動動作は印字のための記録ヘ
ッド移動とは別の移動であるため、予備吐出を行わない
で印字のみを行う場合と比較すると、スループットが低
下する。しかしながら、予備吐出を行わなければ印字品
位の維持が困難であるため、所定の時間間隔毎に予備吐
出を行う必要がある。したがって、予備吐出のための記
録ヘッド移動をスムーズに行えるか否かがスループット
に大きく影響する。
【0004】従来の予備吐出のための記録ヘッド移動
は、周期割り込みルーチンだけで予備吐出を行うかを判
断して行っていた。すなわち、印字動作制御をプログラ
ムにより行うプリンタエンジンにより、メインルーチン
と、このメインルーチンに割り込みを行うヘッド割り込
みルーチン、搬送割り込みルーチン、並びに周期割り込
みルーチンを実行するように装置を構成していた。
は、周期割り込みルーチンだけで予備吐出を行うかを判
断して行っていた。すなわち、印字動作制御をプログラ
ムにより行うプリンタエンジンにより、メインルーチン
と、このメインルーチンに割り込みを行うヘッド割り込
みルーチン、搬送割り込みルーチン、並びに周期割り込
みルーチンを実行するように装置を構成していた。
【0005】ここで、メインルーチンは他のルーチン
(コントローラ等)から印字命令を受け取ると、ヘッド
割り込みルーチンに印字動作のための記録ヘッド移動開
始を命令する。ヘッド割り込みルーチンは、印字終了位
置までの記録ヘッド移動を制御する。メインルーチン
は、他のルーチンから被記録材の搬送命令を受け取る
と、搬送割り込みルーチンに搬送動作の開始を命令す
る。搬送割り込みルーチンは、被記録材の搬送終了まで
の搬送制御を行う。そして、周期割り込みルーチンは、
予備吐出等の制御を一定周期で行う。
(コントローラ等)から印字命令を受け取ると、ヘッド
割り込みルーチンに印字動作のための記録ヘッド移動開
始を命令する。ヘッド割り込みルーチンは、印字終了位
置までの記録ヘッド移動を制御する。メインルーチン
は、他のルーチンから被記録材の搬送命令を受け取る
と、搬送割り込みルーチンに搬送動作の開始を命令す
る。搬送割り込みルーチンは、被記録材の搬送終了まで
の搬送制御を行う。そして、周期割り込みルーチンは、
予備吐出等の制御を一定周期で行う。
【0006】図8は従来の周期割り込みルーチン中の予
備吐出判断のためのフローチャートである。
備吐出判断のためのフローチャートである。
【0007】周期割り込みルーチンは、割り込みが発生
する度にステップS82で予備吐出時間を一定値インク
リメントする。次に、ステップS84において所定時間
とされた予備吐出規定時間をこの予備吐出時間が超えて
いるか判断し、超えていなければメインルーチンに戻
る。超えている場合は、ステップS86でメインルーチ
ンに対し予備吐出コマンドを送信してから戻る。
する度にステップS82で予備吐出時間を一定値インク
リメントする。次に、ステップS84において所定時間
とされた予備吐出規定時間をこの予備吐出時間が超えて
いるか判断し、超えていなければメインルーチンに戻
る。超えている場合は、ステップS86でメインルーチ
ンに対し予備吐出コマンドを送信してから戻る。
【0008】予備吐出コマンドを受け取るとメインルー
チンは、以下の手順で予備吐出処理を実行する。まず、
記録ヘッドの現在位置が所定の予備吐出位置かを判断
し、予備吐出位置であれば速やかに予備吐出を実行す
る。予備吐出位置でなければ、ヘッドを予備吐出位置ま
で移動させた後に予備吐出を実行する。そして、予備吐
出実行後に予備吐出時間を0にクリアする。
チンは、以下の手順で予備吐出処理を実行する。まず、
記録ヘッドの現在位置が所定の予備吐出位置かを判断
し、予備吐出位置であれば速やかに予備吐出を実行す
る。予備吐出位置でなければ、ヘッドを予備吐出位置ま
で移動させた後に予備吐出を実行する。そして、予備吐
出実行後に予備吐出時間を0にクリアする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の記録装置の予備吐出においては、以下のよ
うな課題があった。
ような従来の記録装置の予備吐出においては、以下のよ
うな課題があった。
【0010】すなわち、予備吐出口を行うか否かの判断
を周期割り込みルーチンだけで行っていたので、予備吐
出位置までのヘッド移動が印字のためのヘッド移動とは
全く無関係に行われていた。このため、予備吐出コマン
ドの送信タイミングによってはスループットを大きく低
下させる場合があるという課題があった。以下、図面を
参照してこの具体例について説明する。
を周期割り込みルーチンだけで行っていたので、予備吐
出位置までのヘッド移動が印字のためのヘッド移動とは
全く無関係に行われていた。このため、予備吐出コマン
ドの送信タイミングによってはスループットを大きく低
下させる場合があるという課題があった。以下、図面を
参照してこの具体例について説明する。
【0011】図9は印字のためのヘッド移動動作の一例
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【0012】予備吐出位置Yと遠ざかる方向に1行目の
印字L1を行って停止した後、逆に、予備吐出位置Yと
接近する方向に2行目の印字L2を行う。すなわち、記
録ヘッドは双方向において記録を行う。
印字L1を行って停止した後、逆に、予備吐出位置Yと
接近する方向に2行目の印字L2を行う。すなわち、記
録ヘッドは双方向において記録を行う。
【0013】図10は従来の記録装置の予備吐出のため
のヘッド移動動作を説明する説明図(その1)である。
この図は、図9と同じ印字を行わせ、2行目の印字L2
を行う前に予備吐出コマンドが送信されたときの例を示
している。
のヘッド移動動作を説明する説明図(その1)である。
この図は、図9と同じ印字を行わせ、2行目の印字L2
を行う前に予備吐出コマンドが送信されたときの例を示
している。
【0014】このとき、予備吐出位置Yと遠ざかる方向
に1行目の印字L1を行って停止した後、予備吐出コマ
ンドが送信されているので、予備吐出位置Yの方向に予
備吐出のためだけの移動Y2を行う。予備吐出位置Yま
で移動して予備吐出を完了すると、2行目の印字L2を
行うために印字領域の端部の印字開始位置Sまで予備吐
出完了後の移動Y3を行う。その後、2行目の印字L2
を行う。この図の例では、移動Y2,Y3は印字には全
く関係の無いヘッドの移動であり、予備吐出のためだけ
に移動Y2,Y3を行うことでスループットを大きく低
下させている。
に1行目の印字L1を行って停止した後、予備吐出コマ
ンドが送信されているので、予備吐出位置Yの方向に予
備吐出のためだけの移動Y2を行う。予備吐出位置Yま
で移動して予備吐出を完了すると、2行目の印字L2を
行うために印字領域の端部の印字開始位置Sまで予備吐
出完了後の移動Y3を行う。その後、2行目の印字L2
を行う。この図の例では、移動Y2,Y3は印字には全
く関係の無いヘッドの移動であり、予備吐出のためだけ
に移動Y2,Y3を行うことでスループットを大きく低
下させている。
【0015】図11は従来の記録装置の予備吐出のため
のヘッド移動動作を説明する説明図(その2)である。
この図は、図9と同じ印字を行わせ、2行目の印字L2
の最中に予備吐出コマンドが送信されたときの例を示し
ている。
のヘッド移動動作を説明する説明図(その2)である。
この図は、図9と同じ印字を行わせ、2行目の印字L2
の最中に予備吐出コマンドが送信されたときの例を示し
ている。
【0016】このとき、予備吐出位置Yと遠ざかる方向
に1行目の印字L1を行って停止した後、逆に、予備吐
出位置Yと接近する方向に2行目の印字L2を開始す
る。この印字L2を印字終了位置まで行い、一旦ヘッド
の移動を停止する。そして、予備吐出位置Yの方向に予
備吐出のためだけの移動Y4を行う。予備吐出位置Yま
で移動すると予備吐出を実行する。この図の例では、移
動Y4は印字には全く関係の無いヘッドの移動であり、
予備吐出のためだけに移動Y4を行うことで僅かではあ
るがスループットを低下させている。
に1行目の印字L1を行って停止した後、逆に、予備吐
出位置Yと接近する方向に2行目の印字L2を開始す
る。この印字L2を印字終了位置まで行い、一旦ヘッド
の移動を停止する。そして、予備吐出位置Yの方向に予
備吐出のためだけの移動Y4を行う。予備吐出位置Yま
で移動すると予備吐出を実行する。この図の例では、移
動Y4は印字には全く関係の無いヘッドの移動であり、
予備吐出のためだけに移動Y4を行うことで僅かではあ
るがスループットを低下させている。
【0017】そこで本発明は、上述の点に鑑みて成され
たもので、予備吐出位置へのヘッド移動を印字のための
移動の延長とすることによりスループットの低下を最小
限に抑えることのできる記録装置およびその記録ヘッド
移動方法を提供することを目的とする。
たもので、予備吐出位置へのヘッド移動を印字のための
移動の延長とすることによりスループットの低下を最小
限に抑えることのできる記録装置およびその記録ヘッド
移動方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の装置では、インク吐出部
を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドを所定の方向
に移動させながら前記インク吐出部より被記録材に記録
するためのインク吐出を行うとともに該記録ヘッドを所
定の位置に移動させてから前記インク吐出部より記録に
関与しない他のインク吐出を行う記録装置において、前
記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記録
材に記録するための移動と連続的に行うように制御する
移動制御手段を具備したことを特徴とする。
に、請求項1に記載の本発明の装置では、インク吐出部
を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドを所定の方向
に移動させながら前記インク吐出部より被記録材に記録
するためのインク吐出を行うとともに該記録ヘッドを所
定の位置に移動させてから前記インク吐出部より記録に
関与しない他のインク吐出を行う記録装置において、前
記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記録
材に記録するための移動と連続的に行うように制御する
移動制御手段を具備したことを特徴とする。
【0019】ここで、前記移動制御手段は、前記記録ヘ
ッドが前記所定の位置に接近する方向に移動していると
きに、前記他のインク吐出の必要があれば前記記録ヘッ
ドを前記所定の位置へ移動することもできる。
ッドが前記所定の位置に接近する方向に移動していると
きに、前記他のインク吐出の必要があれば前記記録ヘッ
ドを前記所定の位置へ移動することもできる。
【0020】さらに、前記所定の位置を、印字領域以外
の領域にすることもできる。
の領域にすることもできる。
【0021】また、請求項4に記載の本発明の装置で
は、インク吐出部を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘ
ッドを所定の方向に移動させながら前記インク吐出部よ
り被記録材に記録するためのインク吐出を行うとともに
該記録ヘッドを所定の位置に移動させてから前記インク
吐出部のワイピングを行う記録装置において、前記所定
の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記録材に記
録するための移動と連続的に行うように制御する移動制
御手段を具備したことを特徴とする。
は、インク吐出部を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘ
ッドを所定の方向に移動させながら前記インク吐出部よ
り被記録材に記録するためのインク吐出を行うとともに
該記録ヘッドを所定の位置に移動させてから前記インク
吐出部のワイピングを行う記録装置において、前記所定
の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記録材に記
録するための移動と連続的に行うように制御する移動制
御手段を具備したことを特徴とする。
【0022】ここで、前記移動制御手段は、前記記録ヘ
ッドが前記所定の位置に接近する方向に移動していると
きに、前記ワイピングの必要があれば前記記録ヘッドを
前記所定の位置へ移動することもできる。
ッドが前記所定の位置に接近する方向に移動していると
きに、前記ワイピングの必要があれば前記記録ヘッドを
前記所定の位置へ移動することもできる。
【0023】さらに、前記所定の位置を、印字領域以外
の領域にすることもできる。
の領域にすることもできる。
【0024】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の本発明の方法では、インク吐出部を有する記録ヘッ
ドを備え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら
前記インク吐出部より被記録材に記録するためのインク
吐出を行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動さ
せてから前記インク吐出部より記録に関与しない他のイ
ンク吐出を行う記録装置の記録ヘッド移動方法におい
て、前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記
被記録材に記録するための移動と連続的に行うように制
御することを特徴とする。
載の本発明の方法では、インク吐出部を有する記録ヘッ
ドを備え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら
前記インク吐出部より被記録材に記録するためのインク
吐出を行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動さ
せてから前記インク吐出部より記録に関与しない他のイ
ンク吐出を行う記録装置の記録ヘッド移動方法におい
て、前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記
被記録材に記録するための移動と連続的に行うように制
御することを特徴とする。
【0025】ここで、前記記録ヘッドが前記所定の位置
に接近する方向に移動しているときに、前記他のインク
吐出の必要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ
移動することもできる。
に接近する方向に移動しているときに、前記他のインク
吐出の必要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ
移動することもできる。
【0026】また、請求項9に記載の本発明の方法で
は、インク吐出部を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘ
ッドを所定の方向に移動させながら前記インク吐出部よ
り被記録材に記録するためのインク吐出を行うとともに
該記録ヘッドを所定の位置に移動させてから前記インク
吐出部のワイピングを行う記録装置の記録ヘッド移動方
法において、前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動
を、前記被記録材に記録するための移動と連続的に行う
ように制御することを特徴とする。
は、インク吐出部を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘ
ッドを所定の方向に移動させながら前記インク吐出部よ
り被記録材に記録するためのインク吐出を行うとともに
該記録ヘッドを所定の位置に移動させてから前記インク
吐出部のワイピングを行う記録装置の記録ヘッド移動方
法において、前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動
を、前記被記録材に記録するための移動と連続的に行う
ように制御することを特徴とする。
【0027】ここで、前記記録ヘッドが前記所定の位置
に接近する方向に移動しているときに、前記ワイピング
の必要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ移動
することもできる。
に接近する方向に移動しているときに、前記ワイピング
の必要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ移動
することもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
したインクジェット記録装置の第1の実施の形態の概略
図である。
したインクジェット記録装置の第1の実施の形態の概略
図である。
【0030】図1のインクジェット記録装置1におい
て、2はキャリッジであり、たとえば2つのノズル列を
有し液滴を吐出する記録ヘッド部のインクジェット方式
の記録ヘッドが、記録ヘッド固定レバー3によってキャ
リッジ2に着脱可能となっている。キャリッジ2は記録
ヘッドを位置決めして搭載し、かつ、記録ヘッドを駆動
するための信号などを伝達するためのコネクタを設けて
あり、記録ヘッドと電気的に接続されるようになってい
る。また、キャリッジ2はインクタンク4を位置決めし
て搭載し、インクジェットヘッドとインクタンク4を連
通させてインクを供袷するようにしている。
て、2はキャリッジであり、たとえば2つのノズル列を
有し液滴を吐出する記録ヘッド部のインクジェット方式
の記録ヘッドが、記録ヘッド固定レバー3によってキャ
リッジ2に着脱可能となっている。キャリッジ2は記録
ヘッドを位置決めして搭載し、かつ、記録ヘッドを駆動
するための信号などを伝達するためのコネクタを設けて
あり、記録ヘッドと電気的に接続されるようになってい
る。また、キャリッジ2はインクタンク4を位置決めし
て搭載し、インクジェットヘッドとインクタンク4を連
通させてインクを供袷するようにしている。
【0031】5は、キャリッジ2の主走査方向に延在
し、キャリッジ2を摺動自在に支持する走査レールであ
る。キャリッジ2は、キャリッジ駆動用モータ6,モー
タプーリ7,従動プーリ8およびタイミングベルト9を
介して、走査レール5上を矢印a,b方向に往復移動す
る。また、10,11および12,13は、記録ヘッド
による記録位置の前後に配置されて被記録材の挟持搬送
を行うための被記録材搬送ローラ対である。
し、キャリッジ2を摺動自在に支持する走査レールであ
る。キャリッジ2は、キャリッジ駆動用モータ6,モー
タプーリ7,従動プーリ8およびタイミングベルト9を
介して、走査レール5上を矢印a,b方向に往復移動す
る。また、10,11および12,13は、記録ヘッド
による記録位置の前後に配置されて被記録材の挟持搬送
を行うための被記録材搬送ローラ対である。
【0032】14は紙などの被記録材で、プラテンに対
し圧接されることで、その披記録面を平坦に規制され
る。この時、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド部は
キャリッジ2から下方へ突出して被記録材搬送ローラ対
10,11と12,13の間に位置し、記録ヘッド部の
吐出口形成面は、プラテンの案内面に圧接された被記録
材14に平行に対向するようになっている。画像データ
は、フレキシブルケーブルによりプリンタ本体の電気回
路から記録ヘッドに伝送される。
し圧接されることで、その披記録面を平坦に規制され
る。この時、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド部は
キャリッジ2から下方へ突出して被記録材搬送ローラ対
10,11と12,13の間に位置し、記録ヘッド部の
吐出口形成面は、プラテンの案内面に圧接された被記録
材14に平行に対向するようになっている。画像データ
は、フレキシブルケーブルによりプリンタ本体の電気回
路から記録ヘッドに伝送される。
【0033】このインクジェット記録装置においては、
回復系ユニット15を図1の左側の印字領域以外の領域
内の所定位置にあるホームポジション側に配設してあ
る。回復系ユニット15において、16,17は記録ヘ
ッドの複数のノズル列にそれぞれ対応して設けたキャッ
プであり、上下方向に昇降可能である。そしてキャリッ
ジ2がホームポジションにあるときには記録ヘッド部と
接合してこれをキャッピングし、記録ヘッドの吐出口内
のインクが蒸発して増粘・固着して吐出不良になるのを
防いでいる。たとえばこの位置で、予備吐出を行っても
良い。
回復系ユニット15を図1の左側の印字領域以外の領域
内の所定位置にあるホームポジション側に配設してあ
る。回復系ユニット15において、16,17は記録ヘ
ッドの複数のノズル列にそれぞれ対応して設けたキャッ
プであり、上下方向に昇降可能である。そしてキャリッ
ジ2がホームポジションにあるときには記録ヘッド部と
接合してこれをキャッピングし、記録ヘッドの吐出口内
のインクが蒸発して増粘・固着して吐出不良になるのを
防いでいる。たとえばこの位置で、予備吐出を行っても
良い。
【0034】また、キャップ16,17はチューブ等で
ポンプユニットと連通しており、記録ヘッドが万一吐出
不良になった場合にポンプユニットを用いてキャップ1
6,17と記録ヘッドとを接合させて行う吸引回復処理
などに際して、そのための負圧を生じさせる。回復ユニ
ット15にはゴムなどの弾性部材で形成されたワイパー
ブレード18を設け、吐出口面に付着した液滴を拭き取
り清掃(ワイピング)するように構成されている。
ポンプユニットと連通しており、記録ヘッドが万一吐出
不良になった場合にポンプユニットを用いてキャップ1
6,17と記録ヘッドとを接合させて行う吸引回復処理
などに際して、そのための負圧を生じさせる。回復ユニ
ット15にはゴムなどの弾性部材で形成されたワイパー
ブレード18を設け、吐出口面に付着した液滴を拭き取
り清掃(ワイピング)するように構成されている。
【0035】図2は本発明の第1の実施の形態のプリン
タエンジン部のソフトウエア構成を示す構成図である。
タエンジン部のソフトウエア構成を示す構成図である。
【0036】図2において、21はメインルーチン、2
2はヘッド割り込みルーチン、23は搬送割り込みルー
チン、24は周期割り込みルーチンである。各割り込み
ルーチンは、メインルーチン21実行中に割り込み処理
を実行する。図2中の各ルーチンは、(前述したプリン
タ本体の電気回路内の)CPU、ROM、RAM等を含
む周知の構成のプリンタエンジン部により実行するもの
である。各ルーチンのプログラムは、ROMに格納され
ている。
2はヘッド割り込みルーチン、23は搬送割り込みルー
チン、24は周期割り込みルーチンである。各割り込み
ルーチンは、メインルーチン21実行中に割り込み処理
を実行する。図2中の各ルーチンは、(前述したプリン
タ本体の電気回路内の)CPU、ROM、RAM等を含
む周知の構成のプリンタエンジン部により実行するもの
である。各ルーチンのプログラムは、ROMに格納され
ている。
【0037】図3は本発明の第1の実施の形態のメイン
ルーチン中にある予備吐出処理のフローチャートであ
る。
ルーチン中にある予備吐出処理のフローチャートであ
る。
【0038】印字品位を良好に維持するために記録に関
与しない予備吐出を行ってノズルの状態を回復させるた
めの予備吐出コマンドを受け取ると、メインルーチンは
まずステップS32において、記録ヘッドの現在位置が
所定の予備吐出位置かを判断する。このとき、予備吐出
位置であれば、速やかにステップS36に進んで予備吐
出を実行する。一方、予備吐出位置でなければ、ステッ
プS34においてヘッドを予備吐出位置まで移動させた
後にステップS36に進んで予備吐出を実行する。そし
て予備吐出実行後、ステップS38において予備吐出時
間を0にクリアする。
与しない予備吐出を行ってノズルの状態を回復させるた
めの予備吐出コマンドを受け取ると、メインルーチンは
まずステップS32において、記録ヘッドの現在位置が
所定の予備吐出位置かを判断する。このとき、予備吐出
位置であれば、速やかにステップS36に進んで予備吐
出を実行する。一方、予備吐出位置でなければ、ステッ
プS34においてヘッドを予備吐出位置まで移動させた
後にステップS36に進んで予備吐出を実行する。そし
て予備吐出実行後、ステップS38において予備吐出時
間を0にクリアする。
【0039】図4は本発明の第1の実施の形態のメイン
ルーチン21中にあるヘッド移動開始処理のフローチャ
ートである。
ルーチン21中にあるヘッド移動開始処理のフローチャ
ートである。
【0040】ヘッド移動開始処理をスタートすると、ま
ずステップS42において、記録ヘッドの現在位置が所
定の予備吐出位置かを判断する。このとき予備吐出位置
でなければ、予備吐出せずにステップS48に進む。一
方、予備吐出位置であれば、ステップS44において、
予備吐出時間が予め設定された所定の予備吐出規定時間
に達しているかを判断する。この予備吐出規定時間に達
していなければ、予備吐出位置にあっても未だ予備吐出
を行う必要がないのでステップS48に進む。
ずステップS42において、記録ヘッドの現在位置が所
定の予備吐出位置かを判断する。このとき予備吐出位置
でなければ、予備吐出せずにステップS48に進む。一
方、予備吐出位置であれば、ステップS44において、
予備吐出時間が予め設定された所定の予備吐出規定時間
に達しているかを判断する。この予備吐出規定時間に達
していなければ、予備吐出位置にあっても未だ予備吐出
を行う必要がないのでステップS48に進む。
【0041】一方、予備吐出規定時間に達していれば、
予備吐出を行える位置にあり、かつ予備吐出を行う必要
があるので、図3に示した予備吐出処理を実行してから
ステップS48に進む。ステップS48では記録ヘッド
の移動を開始する。すなわち、予備吐出位置にあっても
予備吐出規定時間に達していなければ、予備吐出を行わ
ずにそのままヘッド移動を開始する。
予備吐出を行える位置にあり、かつ予備吐出を行う必要
があるので、図3に示した予備吐出処理を実行してから
ステップS48に進む。ステップS48では記録ヘッド
の移動を開始する。すなわち、予備吐出位置にあっても
予備吐出規定時間に達していなければ、予備吐出を行わ
ずにそのままヘッド移動を開始する。
【0042】図5は本発明の第1の実施の形態の周期割
り込みルーチン24中にある予備吐出判断のフローチャ
ートである。
り込みルーチン24中にある予備吐出判断のフローチャ
ートである。
【0043】周期割り込みルーチン24は、割り込みが
発生する度にステップS52で予備吐出時間を一定値イ
ンクリメントする。次に、ステップS54において、ヘ
ッドが停止中かどうか判断する。ヘッドが移動中のとき
は印字中であり、このとき予備吐出を行おうとすると予
備吐出のためだけの移動が必要になるので、ステップS
56以降の予備吐出判断処理を行わない。一方、ヘッド
が停止中であれば、ステップS56以降の処理を行う。
発生する度にステップS52で予備吐出時間を一定値イ
ンクリメントする。次に、ステップS54において、ヘ
ッドが停止中かどうか判断する。ヘッドが移動中のとき
は印字中であり、このとき予備吐出を行おうとすると予
備吐出のためだけの移動が必要になるので、ステップS
56以降の予備吐出判断処理を行わない。一方、ヘッド
が停止中であれば、ステップS56以降の処理を行う。
【0044】ステップS56においては、ステップS5
2でインクリメントして得た予備吐出時間が所定時間と
された予備吐出規定時間を超えているか判断し、超えて
いなければメインルーチンに戻る。超えている場合は予
備吐出を行う必要があるため、ステップS58でメイン
ルーチンに対し予備吐出コマンドを送信してから戻る。
2でインクリメントして得た予備吐出時間が所定時間と
された予備吐出規定時間を超えているか判断し、超えて
いなければメインルーチンに戻る。超えている場合は予
備吐出を行う必要があるため、ステップS58でメイン
ルーチンに対し予備吐出コマンドを送信してから戻る。
【0045】図6は本発明の第1の実施の形態のヘッド
割り込みルーチン22中にある予備吐出判断のフローチ
ャートである。
割り込みルーチン22中にある予備吐出判断のフローチ
ャートである。
【0046】ヘッド割り込みルーチン22は、割り込み
が発生する度にステップS62でヘッドの移動方向を判
断する。すなわち、予備吐出位置方向に接近する方向へ
の移動かを判断し、この方向とは異なる予備吐出位置に
対し遠ざかる方向への移動であれば、予備吐出を行おう
とすると予備吐出のためだけにヘッドの移動を長距離に
わたり行って予備吐出位置まで移動しなければならない
がので、ステップS64以降の予備吐出判断処理を行わ
ない。一方、ヘッドの移動方向が予備吐出位置方向に接
近する方向であれば、ステップS64以降の処理を行
う。
が発生する度にステップS62でヘッドの移動方向を判
断する。すなわち、予備吐出位置方向に接近する方向へ
の移動かを判断し、この方向とは異なる予備吐出位置に
対し遠ざかる方向への移動であれば、予備吐出を行おう
とすると予備吐出のためだけにヘッドの移動を長距離に
わたり行って予備吐出位置まで移動しなければならない
がので、ステップS64以降の予備吐出判断処理を行わ
ない。一方、ヘッドの移動方向が予備吐出位置方向に接
近する方向であれば、ステップS64以降の処理を行
う。
【0047】ステップS64では、予備吐出時間が所定
時間とされた予備吐出規定時間を超えているか判断し、
超えていなければメインルーチンに戻る。超えている場
合は予備吐出を行う必要があるため、ステップS66で
ヘッドを停止させずに予備吐出位置まで移動させ、メイ
ンルーチン21に戻る。
時間とされた予備吐出規定時間を超えているか判断し、
超えていなければメインルーチンに戻る。超えている場
合は予備吐出を行う必要があるため、ステップS66で
ヘッドを停止させずに予備吐出位置まで移動させ、メイ
ンルーチン21に戻る。
【0048】以上の図3〜図6に示した予備吐出制御で
は、印字中、すなわち、印字のためのヘッド移動動作中
はヘッド割り込みルーチン22はメインルーチン21に
対し呼び吐出コマンドを送信しない。印字中の予備吐出
は、ヘッド割り込みルーチン22はメインルーチン21
により行われるように制御される。つまり、ヘッド割り
込みルーチン22では、ヘッドが予備吐出位置方向へ移
動しており、かつ予備吐出が予備吐出規定時間を超えた
場合に、ステップS66でヘッドを停止させずに予備吐
出位置まで移動させる。そして、メインルーチン21に
よる次のヘッド移動開始処理の中で、記録ヘッドの現在
位置が所定の予備吐出位置にある(ステップS32)と
判断されてステップS36に進み、印字領域以外の領域
内の所定の予備吐出位置において、記録に関与しない予
備吐出を実行することになる。
は、印字中、すなわち、印字のためのヘッド移動動作中
はヘッド割り込みルーチン22はメインルーチン21に
対し呼び吐出コマンドを送信しない。印字中の予備吐出
は、ヘッド割り込みルーチン22はメインルーチン21
により行われるように制御される。つまり、ヘッド割り
込みルーチン22では、ヘッドが予備吐出位置方向へ移
動しており、かつ予備吐出が予備吐出規定時間を超えた
場合に、ステップS66でヘッドを停止させずに予備吐
出位置まで移動させる。そして、メインルーチン21に
よる次のヘッド移動開始処理の中で、記録ヘッドの現在
位置が所定の予備吐出位置にある(ステップS32)と
判断されてステップS36に進み、印字領域以外の領域
内の所定の予備吐出位置において、記録に関与しない予
備吐出を実行することになる。
【0049】このように本実施の形態の予備吐出制御で
は、印字中における予備吐出のためだけのヘッド移動は
一切行われない。したがって、予備吐出位置へのヘッド
移動を印字のための移動の延長として連続的に行うこと
により、スループットの低下を最小限に抑えることがで
きる。このヘッド移動の具体例について、以下、図面を
参照して説明する。
は、印字中における予備吐出のためだけのヘッド移動は
一切行われない。したがって、予備吐出位置へのヘッド
移動を印字のための移動の延長として連続的に行うこと
により、スループットの低下を最小限に抑えることがで
きる。このヘッド移動の具体例について、以下、図面を
参照して説明する。
【0050】図7は本発明の第1の実施の形態の予備吐
出のためのヘッド移動動作のを説明する説明図であり、
[従来の技術]において説明した図9と同様の印字を行
う際に、本実施の形態の予備吐出制御を実施した場合の
ヘッド移動を示している。
出のためのヘッド移動動作のを説明する説明図であり、
[従来の技術]において説明した図9と同様の印字を行
う際に、本実施の形態の予備吐出制御を実施した場合の
ヘッド移動を示している。
【0051】図7において、予備吐出位置Yと遠ざかる
方向に1行目の印字L1を行って停止した後、逆に、予
備吐出位置Yと接近する方向に2行目の印字L2を開始
する。この印字L2を印字終了位置Eまで行い、ヘッド
を停止することなくそのまま予備吐出位置Yの方向に移
動Y1を行う。予備吐出位置Yまで移動すると予備吐出
を実行する。この図の例では、移動Y1は2行目の印字
L2のためのヘッド移動の延長として連続的に行われ
る。
方向に1行目の印字L1を行って停止した後、逆に、予
備吐出位置Yと接近する方向に2行目の印字L2を開始
する。この印字L2を印字終了位置Eまで行い、ヘッド
を停止することなくそのまま予備吐出位置Yの方向に移
動Y1を行う。予備吐出位置Yまで移動すると予備吐出
を実行する。この図の例では、移動Y1は2行目の印字
L2のためのヘッド移動の延長として連続的に行われ
る。
【0052】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、印字中に予備吐出のためだけのヘッド移動を一切行
うことなく、印字動作のためのヘッド移動の延長として
予備吐出位置へのヘッド移動が連続的に行われてから記
録に関与しないインク吐出を行うので、予備吐出による
スループットの低下を最小限に抑えることができるとい
う効果がある。
ば、印字中に予備吐出のためだけのヘッド移動を一切行
うことなく、印字動作のためのヘッド移動の延長として
予備吐出位置へのヘッド移動が連続的に行われてから記
録に関与しないインク吐出を行うので、予備吐出による
スループットの低下を最小限に抑えることができるとい
う効果がある。
【0053】(他の実施の形態)インクジェット記録装
置においては、印字品位を良好に維持するために記録ヘ
ッドの予備吐出を行うとともに、前述のワイパーブレー
ド18により吐出口面をワイピングすることも行われ
る。このワイパーブレード18も印字領域以外の領域の
所定位置に設けられているので、ワイピングを行う場合
は記録ヘッドの移動が必要となる。そこで、ワイピング
のための記録ヘッドの移動も第1の実施の形態と同様に
行うことにより、スループットの低下を最小限に抑える
ことが可能になる。
置においては、印字品位を良好に維持するために記録ヘ
ッドの予備吐出を行うとともに、前述のワイパーブレー
ド18により吐出口面をワイピングすることも行われ
る。このワイパーブレード18も印字領域以外の領域の
所定位置に設けられているので、ワイピングを行う場合
は記録ヘッドの移動が必要となる。そこで、ワイピング
のための記録ヘッドの移動も第1の実施の形態と同様に
行うことにより、スループットの低下を最小限に抑える
ことが可能になる。
【0054】本発明方法は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。ここで、本発明方法はシステム或いは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
方法を達成するためのソフトウエアによって表されるプ
ログラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置に読
み出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発
明方法の効果を享受することが可能になる。
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。ここで、本発明方法はシステム或いは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
方法を達成するためのソフトウエアによって表されるプ
ログラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置に読
み出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発
明方法の効果を享受することが可能になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、インク吐出部を有する記録ヘッドを所定の方向に移
動させながらインク吐出部より被記録材に記録するため
のインク吐出を行うとともに記録ヘッドを所定の位置に
移動させてからインク吐出部より記録に関与しない他の
インク吐出および/またはインク吐出部のワイピングを
行う際に、所定の位置への記録ヘッドの移動を、被記録
材に記録するための移動と連続的に行うように制御する
ので、効率的に記録ヘッドの移動を行うことができ、印
字のスループットの低下を最小限に抑えられるという効
果が得られる。
ば、インク吐出部を有する記録ヘッドを所定の方向に移
動させながらインク吐出部より被記録材に記録するため
のインク吐出を行うとともに記録ヘッドを所定の位置に
移動させてからインク吐出部より記録に関与しない他の
インク吐出および/またはインク吐出部のワイピングを
行う際に、所定の位置への記録ヘッドの移動を、被記録
材に記録するための移動と連続的に行うように制御する
ので、効率的に記録ヘッドの移動を行うことができ、印
字のスループットの低下を最小限に抑えられるという効
果が得られる。
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
1の実施の形態の概略図である。
1の実施の形態の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のプリンタエンジン
部のソフトウエア構成を示す構成図である。
部のソフトウエア構成を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のメインルーチン中
にある予備吐出処理のフローチャートである。
にある予備吐出処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態のメインルーチン中
にあるヘッド移動開始処理のフローチャートである。
にあるヘッド移動開始処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態の周期割り込みルー
チン中にある予備吐出判断のフローチャートである。
チン中にある予備吐出判断のフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態のヘッド割り込みル
ーチン中にある予備吐出判断のフローチャートである。
ーチン中にある予備吐出判断のフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態の予備吐出のための
ヘッド移動動作のを説明する説明図である。
ヘッド移動動作のを説明する説明図である。
【図8】従来の周期割り込みルーチン中の予備吐出判断
のためのフローチャートである。
のためのフローチャートである。
【図9】印字のためのヘッド移動動作の一例を説明する
説明図である。
説明図である。
【図10】従来の記録装置の予備吐出のためのヘッド移
動動作を説明する説明図(その1)である。
動動作を説明する説明図(その1)である。
【図11】従来の記録装置の予備吐出のためのヘッド移
動動作を説明する説明図(その2)である。
動動作を説明する説明図(その2)である。
1 インクジェット記録装置 2 キャリッジ 3 記録ヘッド固定レバー 4 インクタンク 5 走査レール 6 キャリッジ駆動用モータ 7 モータプーリ 8 従動プーリ 9 タイミングベルト 14 被記録材 15 回復系ユニット 16,17 キャップ 18 ワイパーブレード 21 メインルーチン 22 ヘッド割り込みルーチン 23 搬送割り込みルーチン 24 周期割り込みルーチン
Claims (10)
- 【請求項1】 インク吐出部を有する記録ヘッドを備
え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら前記イ
ンク吐出部より被記録材に記録するためのインク吐出を
行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動させてか
ら前記インク吐出部より記録に関与しない他のインク吐
出を行う記録装置において、 前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記
録材に記録するための移動と連続的に行うように制御す
る移動制御手段を具備したことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記移動制御手段は、前記記録ヘッドが
前記所定の位置に接近する方向に移動しているときに、
前記他のインク吐出の必要があれば前記記録ヘッドを前
記所定の位置へ移動することを特徴とする請求項1に記
載の記録装置。 - 【請求項3】 前記所定の位置は、印字領域以外の領域
にあることを特徴とする請求項1または2に記載の記録
装置。 - 【請求項4】 インク吐出部を有する記録ヘッドを備
え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら前記イ
ンク吐出部より被記録材に記録するためのインク吐出を
行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動させてか
ら前記インク吐出部のワイピングを行う記録装置におい
て、 前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記
録材に記録するための移動と連続的に行うように制御す
る移動制御手段を具備したことを特徴とする記録装置。 - 【請求項5】 前記移動制御手段は、前記記録ヘッドが
前記所定の位置に接近する方向に移動しているときに、
前記ワイピングの必要があれば前記記録ヘッドを前記所
定の位置へ移動することを特徴とする請求項4に記載の
記録装置。 - 【請求項6】 前記所定の位置は、印字領域以外の領域
にあることを特徴とする請求項4または5に記載の記録
装置。 - 【請求項7】 インク吐出部を有する記録ヘッドを備
え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら前記イ
ンク吐出部より被記録材に記録するためのインク吐出を
行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動させてか
ら前記インク吐出部より記録に関与しない他のインク吐
出を行う記録装置の記録ヘッド移動方法において、 前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記
録材に記録するための移動と連続的に行うように制御す
ることを特徴とする記録装置の記録ヘッド移動方法。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドが前記所定の位置に接近
する方向に移動しているときに、前記他のインク吐出の
必要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ移動す
ることを特徴とする請求項7に記載の記録装置の記録ヘ
ッド移動方法。 - 【請求項9】 インク吐出部を有する記録ヘッドを備
え、該記録ヘッドを所定の方向に移動させながら前記イ
ンク吐出部より被記録材に記録するためのインク吐出を
行うとともに該記録ヘッドを所定の位置に移動させてか
ら前記インク吐出部のワイピングを行う記録装置の記録
ヘッド移動方法において、 前記所定の位置への前記記録ヘッドの移動を、前記被記
録材に記録するための移動と連続的に行うように制御す
ることを特徴とする記録装置の記録ヘッド移動方法。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドが前記所定の位置に接
近する方向に移動しているときに、前記ワイピングの必
要があれば前記記録ヘッドを前記所定の位置へ移動する
ことを特徴とする請求項9に記載の記録装置の記録ヘッ
ド移動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25682396A JPH10100440A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 記録装置およびその記録ヘッド移動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25682396A JPH10100440A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 記録装置およびその記録ヘッド移動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100440A true JPH10100440A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17297936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25682396A Pending JPH10100440A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 記録装置およびその記録ヘッド移動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100440A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005221031A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | ベルト駆動装置および記録装置 |
JP2013163301A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンターおよびインクジェットプリンターの制御方法 |
JP2014208442A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-11-06 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置、および液体噴射装置の制御方法 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25682396A patent/JPH10100440A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005221031A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | ベルト駆動装置および記録装置 |
JP2013163301A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンターおよびインクジェットプリンターの制御方法 |
JP2014208442A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-11-06 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置、および液体噴射装置の制御方法 |
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