JPH10100393A - マーキング装置 - Google Patents

マーキング装置

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JPH10100393A
JPH10100393A JP8253622A JP25362296A JPH10100393A JP H10100393 A JPH10100393 A JP H10100393A JP 8253622 A JP8253622 A JP 8253622A JP 25362296 A JP25362296 A JP 25362296A JP H10100393 A JPH10100393 A JP H10100393A
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JP8253622A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Eijiro Naito
英次郎 内藤
Akira Hanatani
瑛 花谷
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J R NISHI NIPPON TECHNOS KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
J R NISHI NIPPON TECHNOS KK
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送テーブル上を搬送される被マーキング材
に対して所定の印字、図形等のマーキングを精度よく行
うマーキング装置の提供。 【解決手段】 先端に塗料噴射口を有するマーキングヘ
ッドと、前記マーキングヘッドを収納保持するととも
に、マーキングヘッド先端面より設定量突出してマーキ
ングヘッドの前後に配設された回転ローラを備える筐体
と、パンタグラフ機構を介して前記筐体を支持する支持
フレームと、被マーキング材搬送方向に対し直交して配
設された軌条上を走行し、前記支持フレームを進退可能
に支持する走行架台と、前記走行架台を走行せしめる駆
動装置とから構成されたことを特徴とするマーキング装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送テーブル上を
搬送される被マーキング材に対して所定の印字、図形等
のマーキングを行うマーキング装置に関するものであ
り、特にH形鋼、I形鋼、溝形鋼等の重量物である鋼材
に対しオンライン上で精度よく安定したマーキングを可
能とするマーキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前述したH形鋼、I形鋼、溝形鋼等の鋼
材には、製造者名や、鋼種等を印字して出荷することが
多くある。図13(a),(b)は周知のH形鋼に印字
されたマーキングの一例を示すもので、製造者名(例え
ば、ABC STEEL)と鋼種(例えば、SN400
B)がH形鋼のウェブの高さ方向中心位置に、その端面
から500mm以内のところから約1mピッチで繰り返し
印字されている。
【0003】このようなマーキングを行う手段として従
来は、倉庫等のオフラインで液体塗料吹き付けノズルと
被マーキングの間にステンシルを設け、前記ノズルから
塗料を吹き付けマーキングする手段、ローラーに印字し
たいマークを予め刻印しておき、この部分にインクを塗
布し、被マーキング材に押し当ててマーキングする手段
等が一般的に採用されていた。
【0004】一方、搬送過程のオンライン状態でマーキ
ングする手段も、例えば実開昭62−11524号公報
等で提案されている。しかしながら本発明が対象とする
前述した鋼材等は重量物であり、しかも搬送中の振動、
頻繁な起動・停止時のスリップ等があり、斜行状態で搬
送されることも多々ある。このような鋼材等に対してオ
ンラインで連続的に精度よく目的とするマーキングを行
うことは、前述した従来の手段では至難であった。この
ためマーキング装置の前後に、強固な被マーキング材誘
導装置の設置を余儀なくされていた。またこのような誘
導装置を設置しない場合は周知の矯正装置等と組合わせ
るか、その内部に収納する等して対応されており、複雑
な構造となる上に、種々の制約が生じ、保守点検の上か
らも多くの問題を抱えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した従来
のマーキング手段における問題点の抜本的な解決を図
り、多くの外乱を受けるオンライン状態で、安定した品
質のマーキングを可能とするマーキング装置の提供をそ
の課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を効果的に解決
する本発明は、先端に塗料噴射口を有するマーキングヘ
ッドと、前記マーキングヘッドを収納保持するととも
に、マーキングヘッド先端面より設定量突出してマーキ
ングヘッドの前後に配設された回転ローラを備える筐体
と、パンタグラフ機構を介して前記筐体を支持する支持
フレームと、被マーキング材搬送方向に対し直交して配
設された軌条上を走行し、前記支持フレームを進退可能
に支持する走行架台と、前記走行架台を走行せしめる駆
動装置とから構成されたことを特徴とするマーキング装
置である。
【0007】また前記マーキング装置において、支持フ
レームがクランク機構式押出装置を介して走行架台に装
着されていることを他の特徴とするものであり、さらに
筐体が支持フレームに昇降可能に支持されていることを
別の特徴とするものである。さらにまた前記マーキング
装置において、被マーキング材搬送路に被マーキング材
検出器を配設するとともに、回転ローラにパルス発振器
を連設し、前記被マーキング材検出器とパルス発振器か
らの信号に基づき被マーキング材の位置および搬送速度
を検出する位置検出装置を付設したことを別の特徴と
し、さらに予め設定入力された被マーキング材への印字
パターン、印字部位、印字ピッチ等と、位置検出装置か
らの位置信号に基づき走行装置および押出装置の駆動開
始、退避並びに印字開始・停止等の制御を行う制御装置
を付設したことを別の特徴とするものである。
【0008】また支持フレームおよび搬送路の側部に搬
送中被マーキング材との離隔距離を検出する距離センサ
ーを設け、該距離センサーの検出信号に基づき筐体の位
置制御を行うことを別の特徴とするものである。
【0009】また前述したマーキング装置の筐体に、マ
ーキングヘッド塗料噴射口を指向する圧縮気体もしくは
洗浄媒体噴射ノズルを取付けたことを別の特徴とし、さ
らに前記筐体に、マーキングヘッド塗料噴射口を被覆す
るフェルトで構成された覆板を開閉可能に装着するとと
もに前記覆板への洗浄液供給装置を付設したことを特徴
とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】前述した本発明に基づく手段の具
体的な構成について、以下実施例を示す図に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は本発明に基づくマーキング装置の全
体構成を示す側面図であり、図2は図1の平面図であ
る。本実施例における被マーキング材はH形鋼であり、
以下このH形鋼へのマーキングを例にとって説明する。
【0012】H形鋼hは適宜間隔でローラーrが配設さ
れた搬送路yを矢印aで示す方向へ搬送されている。H
形鋼hへのマーキングは通常そのウェブ面h1 に対して
行われることから例えばH字姿勢で搬送されてきたH形
鋼hは上流工程に設置された反転機kでエ字姿勢となっ
て搬送路yに搬送されてくる。
【0013】本発明のマーキング装置1は、前記搬送路
yに近接して配置され、H形鋼hの搬送方向(矢印a)
に対し直交して配設された軌条2、該軌条2上を走行す
る走行架台3、該走行架台3を走行せしめる駆動装置
4、後述する図3および図4に示すマーキングヘッド5
や回転ローラ6を備える筐体7、該筐体7をパンタグラ
フ機構8を介して支持する支持フレーム9とから構成さ
れている。
【0014】本実施例における支持フレーム9はパンタ
グラフ機構8の後端部を支持する支持ブラケット9aと
走行架台3に連接される支持部材9bとから構成され、
支持ブラケット9aは支持部材9bに内蔵された昇降機
構により上下方向に昇降可能な構造となっている。
【0015】昇降機構は本実施例ではサーボモーター9
cと、このサーボモーター9cに連接されたネジ棒9
d、ネジ棒9dに螺合するムッター9eとから構成さ
れ、サーボモーター9cを駆動することによりが回転
し、ムッター9eに連接された支持ブラケット9aが昇
降する構成となっている。
【0016】駆動装置4はサーボモーター4a、スプロ
ケット4b,4c、およびスプロケット4b,4c間に
懸架されたチェーン4dとから構成され、サーボモータ
ー4aの回転力をスプロケット4bに伝達し、両端が走
行架台3に固定され、スプロケット4b,4c間に懸架
されたチェーン4dを介して走行架台3を前進または後
進させる構造となっている。
【0017】図3は前記筐体7の詳細構造を示す平面図
であり、図4は図3の正面図である。この筐体7は先端
に塗料噴射口5aを有するマーキングヘッド5を収納保
持し、またマーキングヘッド5の先端面5bより設定量
t突出してマーキングヘッド5の前後に回転ローラ6が
配設されている。マーキングヘッド5はパターン制御機
構を内蔵しており、かつ塗料供給装置10が連接されて
いる。後述する制御装置の指令に基づき塗料供給装置1
0が作動を開始すると塗料がマーキングヘッド5へ供給
され、後述するコントローラー15の制御信号に基づき
パターン制御機構が制御され、目的とするマーキングに
対応した所定パターンで塗料がH形鋼h表面に噴射さ
れ、マーキングが行われる構成となっている。
【0018】図5はパンタグラフ機構8の詳細構造とそ
の作用状況を説明する構造図である。このパンタグラフ
機構8はアーム8a,8bが回動ピン8eを介して筐体
7に、アーム8c,8dが回動ピン8f,8gを介して
前記アーム8a,8bに、回動ピン8h,8iを介して
支持フレーム9にそれぞれ回動自在に連結されている。
さらに回動ピン8f,8gと筐体7とはコイルバネ8
j,8kで連結され、アーム8c,8dと支持フレーム
9とはコイルバネ8l(エル),8mで連結されてい
る。
【0019】図5(a)はパンタグラフ機構8がコイル
バネ8j〜8mの引張り力で伸長した状態を示し、図5
(b)はH形鋼hが支持フレーム9方向に蛇行するなど
して、圧縮された状態を示す。而して図5(a)と図5
(b)の差がパンタ吸収代となり、マーキング開始に当
たって回転ローラ6をH形鋼hに接触させる際に回転ロ
ーラ6と支持フレーム9間を前記パンタ吸収代の中間く
らいとなるようにしておけば搬送中のH形鋼hが蛇行し
たり、振動したりしてもそれを効果的に吸収し、回転ロ
ーラ6を常に一定の圧力でH形鋼hに押しつけることが
でき、従ってH形鋼hの表面とマーキングヘッド先端面
との距離を一定に保つことが可能となる。
【0020】さて、前述したマーキング装置1で、H形
鋼hのウェブ面h1 にマーキングを行うには、例えばH
形鋼hの先端が図2に示す破線b1 の位置に到達した時
点で駆動装置4を駆動し、走行架台3を搬送路yに接近
するよう前進させる。次にH形鋼hが破線b2 に達した
らさらに走行架台3を前進させて、回転ローラ6をH形
鋼hのウェブ面h1 に接触させる。以後回転ローラ6は
ウェブ面h1 に接触して回転し、この状態でウェブ面h
1 とマーキングヘッド先端面5bとの間隙を設定量tに
保持する。回転ローラ6は前述したようにパンタグラフ
機構8の緩衝機能によりH形鋼hの振動や蛇行を吸収
し、常に一定の押力でウェブ面h1 に接触して回転す
る。
【0021】図2において20aはマーキング装置1の
支持フレーム9に装着された距離センサーであり、20
bは搬送路yの側部所定位置に固定された距離センサー
である。距離センサー20bはH形鋼hの搬送方向aに
直交する方向の搬送路yにおける位置、正確にはH形鋼
ウェブ面h1 との離隔距離を検出し、距離センサー20
aは前記ウェブ面h1 とパンタグラフ機構8の後端部と
の離隔距離を検出している。而して距離センサー20b
の検出信号に基づいて駆動装置4が制御され、マーキン
グ装置1を所定の位置まで正確に前進させることができ
る。一方距離センサー20bの検出信号を常時監視して
おくことにより搬送中のH形鋼hが前述したようにパン
タ吸収代以上に蛇行する現象を捉え、マーキング装置1
を全体的に前進または後退させるよう構成することが可
能となる。
【0022】回転ローラ6をより効率的に、かつ迅速に
ウェブ面h1 に接触させるために、支持フレーム9にク
ランク機構式押出装置を連接することが好ましい。図6
は前記クランク機構式押出装置11の一例を示す側面図
であり、図7は図6の平面図である。図において11f
は支持フレーム9を構成する支持部材9bに連結された
ブラケットであり、11bは前記ブラケット11fとク
ランクアーム11aをピン11d,11eを介して回転
可能に連結するコンロッドである。クランクアーム11
aはモーター11gの回転駆動力をタイミングベルト1
1hおよび減速機11cを介して伝達することにより回
転され、コンロッド11bを介してブラケット11fお
よび支持フレーム9を前後進させる。
【0023】而して前述したマーキングの開始に当たっ
ては、先ず駆動装置4を駆動して走行架台3を搬送路y
に接近するよう前進させ、その状態で走行架台3を待機
させる。次いでマーキング開始指令が発せられると同時
にクランク機構式押出装置11を作動させて支持フレー
ム9を前進させ、回転ローラ6をH形鋼hに押し付け
る。このような2段階制御により回転ローラ6を短時間
で精度よくH形鋼hに押し付けることができ、しかも回
転ローラ6がH形鋼hに接触するときおよび退避すると
きの衝撃を大幅に減少させることが可能となる。
【0024】次に、搬送路yにH形鋼hの位置を検出す
るための被マーキング材検出器を搬送路に配設するとと
もに、回転ローラにパルス発振器を連設することが以下
に示すように目的とするマーキングを正確に、精度よく
行う上から効果的な手段である。図8はこれらの検出信
号に基づく制御手段の一例を示すブロック図である。本
例における被マーキング材検出器は図2に示す破線b
1,b2,b3に光電管式の検出器12a,12b,1
2cが配設されており、H形鋼hの通過で光遮断のタイ
ミングを捉えてそれぞれの部位へH形鋼hの到達したこ
とを検出する構成となっている。勿論検出器12a,1
2b,12cとしては光電管式に限定するものではな
く、例えば周知の近接センサー、超音波センサー等を用
いることも可能である。しかしながら本発明者等の経験
では光電管式のものが低コストで長期間精度の高い検出
ができこと、本発明のマーキング装置には適していた。
検出器12a,12b,12cによる検出信号はシーケ
ンサー13におよびコントローラー15自動的に入力さ
れる。
【0025】回転ローラ6には、例えば前記図3に示す
ようにパルス発振器14が連接されている。つまりH形
鋼hに接触し回転する回転ローラ6の回転数、回転速度
をパルス発振器14により検出することによりマーキン
グヘッド5に対するH形鋼hの位置やその状態における
搬送速度等を検出することが可能となる。パルス発振器
14の検出信号はマーキング装置コントローラー15に
入力される。このコントローラー15には当該操業時の
H形鋼hに対する印字パターン、印字部位、印字ピッチ
等が設定され入力されている。
【0026】而して検出器12aでH形鋼hの到達が検
出されたら、そのときに距離センサー20bの検出信号
とにに基づきシーケンサ13より駆動装置4への駆動指
令が発せられ、またH形鋼のウェブ高さに応じてマーキ
ングヘッド5の高さが前述したサーボモーター9cによ
って調整される。それに基づき走行架台3は前進し筐体
7が搬送路yに近接した所定位置で待機する。次いで検
出器12bから検出信号が発せられたら筐体7の待機位
置にH形鋼hの先端が到達したことを意味し、それから
所定遅れでクランク機構式押出装置11への作動指令が
シーケンサ13より発せられ、回転ローラ6がH形鋼h
に押し付けられる。コントローラー15では回転ローラ
6に連接されたパルス発振器14および前記検出器12
a,12bからの信号に基づいてH形鋼hの先端を基準
とした位置を判断し、マーキングすべき所定の位置に達
したらパターン制御装置が制御され、マーキングが開始
される。コントローラー15では搬送速度も把握してお
り、速度変化が生じた場合にはそれに応じてコントロー
ラー15に制御指令が発せられ、塗料吹出しタイミング
等が制御される。
【0027】検出器12aでH形鋼hが通り抜けたこと
が検出されるか、H形鋼hの終端に達する前にマーキン
グが完了したことが確認されたらシーケンサー13より
後退指令信号が発せられ、クランク機構式押出装置11
および駆動装置4が順次作動し、マーキング装置1は搬
送路yより後退し、次回のマーキングまで待機する。本
発明において、予め設定入力された被マーキング材(H
形鋼h)への印字パターン、印字部位、印字ピッチ等
と、位置検出装置からの位置信号に基づき走行駆動装置
4および押出装置11の駆動開始、退避並びに印字開始
・停止等の制御を行う制御装置とは、シーケンサー13
およびコントローラー15を総称して言うものである。
【0028】さて次に図9および図10は本発明に基づ
きマーキングヘッド5の先端部、特に塗料噴射口5a近
傍への塗料やダスト等の付着を防止する実施例を示すも
ので、筐体7に前記塗料噴射口5aを指向する噴射ノズ
ル21を取り付けたものである。噴射ノズル21には図
示はしていないが圧縮媒体供給装置が連接されており、
マーキング装置が待機しているとき、あるいは1サイク
ルのマーキングが終了し、次回マーキングまでの間等
に、圧縮された空気、窒素等の圧縮気体、または高圧
水、高圧の洗浄液等の圧縮媒体が塗料噴射口5a近傍へ
噴射されて、噴射口の詰まりを防止する。
【0029】図11および図12は塗料噴射口5aの詰
まりや狭小化をさらに確実に防止せんとするもので筐体
7に、塗料噴射口5aを被覆する覆板22が開閉可能に
装着されている。覆板22は鉄板等の表面にフェルトを
被覆させか、あるいはフェルトのみで構成されており、
この覆板22に洗浄液を供給する洗浄液供給装置23が
筐体7に取り付けられている。而して洗浄液供給装置2
3から覆板22に洗浄液が適宜供給され、覆板22はフ
ェルトで構成されていることから適度な湿潤状態を維持
する。この覆板22を塗料噴射口5aに押し当てると噴
射口近傍に付着していた塗料やダスト等が洗浄され、塗
料噴射口5aの詰まりを防止できる。覆板22の開閉操
作は前述した制御装置と連動し、マーキング完了後に自
動的に複数回の開閉操作を繰り返し洗浄効果を高めると
共に待機時には閉状態を維持するよう構成することも可
能である。また前述した噴射ノズル21と併用して用い
ることでも支障はない。
【0030】
【発明の効果】本発明のマーキング装置は、被マーキン
グ材であるH形鋼が蛇行・斜行や振動したり、起動・停
止等の異常搬送状態にも柔軟に対応できることから高価
な誘導装置を装備することなく所望するマーキングが高
精度で生産性を低下させることなく可能となった。ま
た、パンタグラフ機構や、クランク機構式押出装置の適
用によりマーキング開始時や、終了時のセット、オフセ
ットの処理時間を大幅に短縮するとともにその際のマー
キングヘッドに作用する衝撃を著しく軽減できた。この
結果、従来困難であったH形鋼の先端部分から搬送速度
を低下させることなく即マーキング可能となり、図13
に示す先端面からマーキング開始までの距離を短くでき
ユーザーからの高い評価に繋がっている。さらにマーキ
ングヘッドや、塗料噴射口の塗料詰まりやダスト付着も
殆どなくメンテナンスフリーで高い信頼性を維持するこ
とが可能となった。なお、被マーキング材としてはH形
鋼を例に説明したが、前述したようにI形鋼、溝形鋼、
あるいは類似の断面形状をした搬送路を連続的に供給さ
れてくる総てのものに適用できることは前述の説明から
明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくマーキング装置の全体構成を示
す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明に基づく筐体の詳細構造を示す平面図。
【図4】図3の正面図。
【図5】(a)および(b)は本発明に基づくパンタグ
ラフ機構の詳細構造とその作用状況を説明する構造図。
【図6】本発明に基づくクランク機構式押出装置の一例
を示す側面図。
【図7】図6の平面図。
【図8】本発明に基づく検出信号に基づく制御手段の一
例を示すブロック図。
【図9】本発明に基づきマーキングヘッド5の先端部へ
のダスト等の付着を防止する装置の実施例を示す側面
図。
【図10】図9の平面図。
【図11】塗料噴射口の詰まりや狭小化を防止する装置
の実施例を示す側面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】H形鋼への一般的なマーキングの一例を示す
説明図であり、(a)は正面、(b)は側面を示す。
【符号の説明】
1:マーキング装置 2:軌条 3:走行架台 4:駆動装置 5:マーキングヘッド 6:回転ローラ 7:筐体 8:パンタグラフ機構 9:支持フレーム 10:塗料供給装置 11:クランク機構式押出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花谷 瑛 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式会社ジェイアール西日本テクノス内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に塗料噴射口を有するマーキングヘ
    ッドと、前記マーキングヘッドを収納保持するととも
    に、マーキングヘッド先端面より設定量突出してマーキ
    ングヘッドの前後に配設された回転ローラを備える筐体
    と、パンタグラフ機構を介して前記筐体を支持する支持
    フレームと、被マーキング材搬送方向に対し直交して配
    設された軌条上を走行し、前記支持フレームを進退可能
    に支持する走行架台と、前記走行架台を走行せしめる駆
    動装置とから構成されたことを特徴とするマーキング装
    置。
  2. 【請求項2】 支持フレームがクランク機構式押出装置
    を介して走行架台に装着されていることを特徴とする請
    求項1記載のマーキング装置。
  3. 【請求項3】 筐体が支持フレームに昇降可能に支持さ
    れていることを特徴とする請求項1あるいは2記載のマ
    ーキング装置。
  4. 【請求項4】 被マーキング材搬送路に被マーキング材
    検出器を配設するとともに、回転ローラにパルス発振器
    を連設し、前記被マーキング材検出器とパルス発振器か
    らの信号に基づき被マーキング材の位置および搬送速度
    を検出する位置検出装置を付設したことを特徴とする請
    求項1乃至3の何れか1項に記載のマーキング装置。
  5. 【請求項5】 予め設定入力された被マーキング材への
    印字パターン、印字部位、印字ピッチ等と、位置検出装
    置からの位置信号に基づき走行装置および押出装置の駆
    動開始、退避並びに印字開始・停止等の制御を行う制御
    装置を付設したことを特徴とする請求項4記載のマーキ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 支持フレームおよび搬送路の側部に搬送
    中被マーキング材との離隔距離を検出する距離センサー
    を設け、該距離センサーの検出信号に基づき筐体の位置
    制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1
    項に記載のマーキング装置。
  7. 【請求項7】 筐体に、マーキングヘッド塗料噴射口を
    指向する圧縮気体もしくは洗浄媒体噴射ノズルを取付け
    たことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載
    のマーキング装置。
  8. 【請求項8】 筐体に、マーキングヘッド塗料噴射口を
    被覆するフェルトで構成された覆板を開閉可能に装着す
    るとともに前記覆板への洗浄液供給装置を付設したこと
    を特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のマー
    キング装置。
JP8253622A 1996-09-25 1996-09-25 マーキング装置 Withdrawn JPH10100393A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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