JP4920809B1 - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

被印字材上にドット状の印字を行う印字装置において、多くのフォントデータを要すること無く印字される文字の大きさ等を任意に変更可能にすると共に、文字の大きさや方向を変更した場合であっても視認性の高い文字を印字する。被印字材W上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部10と、塗料吐出部10を複数個線状に配列した印字ヘッド11と、被印字材Wを塗料吐出部10の配列方向と交差する方向に沿って移動させる移動手段20と、複数の塗料吐出部10のそれぞれに塗料を供給する塗料供給手段30と、移動手段20による被印字材Wの移動距離と入力された印字情報に基づいて、塗料吐出部10の吐出動作を制御する制御手段40とを備える。印字ヘッド11は、移動手段20の移動方向と塗料吐出部10の配列方向との交差角度が変更自在になるように回転自在に軸支され、制御手段40は、印字ヘッド11の回転角度に応じて塗料吐出部10の吐出タイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被印字材上にドット状の印字を行う印字装置に関するものである。
造船などの大型構造物を製造するに際して、構成部品の鋼材などに部品を管理するための文字や記号を記入して、その後の部品管理を円滑に行うことがなされている。一般には、人手を介して鋼材の表面に文字や記号を書き込むことが行われているが、鋼材の搬送速度を高めて作業効率の向上を図ろうとする場合に、人手による書き込み作業がボトルネックになって高い作業効率が得られない問題が生じる。
これに対処するために、構成部品の鋼材などを被印字材とする印字装置が提案されている。下記特許文献1に記載の印字装置は、鋼材などの表面にドットマトリクスで印字を行う装置であり、鋼材の搬送方向に対して垂直な方向にペンキ又はインクを吐出する複数のノズルを配置したものである。また、この印字装置は、印字される文字のドット数よりも多い数のノズルを備えており、搬送方向に対して垂直な方向のフォント、搬送方向に対して垂直な方向に逆向きのフォント、搬送方向に向いたフォント及び搬送方向と逆方向に向いたフォントの各フォントテーブルをソフトウエア内に備え、印字される文字の所望の方向に応じてフォントテーブルを選択して印字を行うものである。
特開平10−86448号公報
このような印字装置は、複数のノズルから同時にペンキ又はインクを吐出する場合には塗料の供給圧力が分散されて個々のノズルでの吐出圧力が低下することになり、適正なドット径が得られず、文字の視認性が悪化する問題がある。
また、このような印字装置では、印字方向と垂直な方向のドット間隔はノズルの配列間隔で固定されており、1種類のフォントデータでは一つの文字がn×m(n,mは整数)ドットで構成されることが決まっている。そして、印字される文字の大きさを大小に変更する際には大きさに応じた複数種類のフォントデータを要することになる。この際、比較的小さい文字を印字する場合にはドット間隔が決まっているので一文字内のドット数を減らすしかなく、文字の大きさを小さくした場合に文字の視認性が悪くなる問題が生じる。
また、被印字材の搬送方向と垂直に一列に並んだ複数のノズルでn×mドットで構成される文字を印字しており、被印字材の搬送速度に応じてノズルの吐出タイミングを制御することで搬送方向に沿ったドット間隔を一定に保つことがなされている。この場合、搬送方向に沿った文字幅を大きくしようとすると搬送方向に沿ったドット間隔が大きくなり、文字の視認性が悪化する問題が生じる。
特に、クレーンを用いて鋼材を搬送する場合には、クレーンマンと呼ばれる作業者が高所で鋼材表面の印字を見ながらその鋼材を何処に搬送するかを決めるので、クレーンマンの位置(鋼材からの距離と高さ)によって、印字される文字の大きさや方向を任意に変更することが求められる。この場合に従来技術によると、文字の大きさを変えることで文字の視認性が悪化し、文字の方向を任意に変更することができないので、作業者の視点位置によっては文字を正確に把握できなくなる問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものであり、印字装置における文字の視認性を高めることを目的とするものである。具体的には、複数のノズルから同時にペンキ又はインクを吐出する場合にも良好な文字の視認性を確保できること、被印字材上にドット状の印字を行う印字装置において、多くのフォントデータを要すること無く印字される文字の大きさ等を任意に変更可能にすると共に、文字の大きさや方向を変更した場合であっても視認性の高い文字を印字することが可能な印字装置を提供すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による印字装置は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
被印字材上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部と、該塗料吐出部を複数個線状に配列した印字ヘッドと、被印字材を前記塗料吐出部の配列方向と交差する方向に沿って移動させる移動手段と、複数の前記塗料吐出部のそれぞれに塗料を供給する塗料供給手段と、前記移動手段による被印字材の移動距離と入力された印字情報に基づいて、被印字材上での前記塗料吐出部の吐出動作を制御する制御手段とを備え、前記塗料供給手段は、一本の供給流路から分岐した複数の供給流路を介して複数の前記塗料吐出部のそれぞれに塗料を供給し、前記制御手段は、前記印字情報によって複数の前記塗料吐出部から同時に塗料を吐出させる場合に、同時に塗料を吐出する前記塗料吐出部の数に応じて吐出時間を自動延長することを特徴とする印字装置。
本発明の印字装置は、このような特徴を有しており、複数の塗料吐出部から同時に塗料を吐出する場合にも良好な文字の視認性を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る印字装置の全体構成を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る印字装置における印字ヘッドの構造を示した説明図である(同図(a)が側面図、同図(b)が平面図)。 本発明の一実施形態に係る印字装置おける塗料吐出部の吐出タイミング制御の例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る印字装置おける塗料吐出部の吐出タイミング制御の例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る印字装置おける塗料吐出部の吐出タイミング制御の例を説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る印字装置の全体構成を示した説明図である。印字装置1は、塗料吐出部10と、この塗料吐出部10を備える印字ヘッド11と、被印字材Wを移動させる移動手段20と、塗料吐出部10に塗料を供給する塗料供給手段30と、塗料吐出部10の吐出動作を制御する制御手段40を備えている。
塗料吐出部10は、塗料供給手段30によって供給流路31を経由して供給される塗料を吐出して、被印字材W上にドット状の文字を印字するものである。この塗料吐出部10は、例えば、制御手段40からの出力で制御される高圧エアーで駆動する塗料ガンを用いることができる。塗料吐出部10の吐出動作は制御手段40からの出力によって吐出タイミングと吐出時間が任意に調整できるようになっている。
印字ヘッド11は、複数の塗料吐出部10を備えており、塗料吐出部10が複数個(例えば10個)線状に配列されている。また、印字ヘッド11は、移動手段20の移動方向と塗料吐出部10の配列方向との交差角度が変更自在になるように回転自在に軸支されている。
図示の例では、印字ヘッド11は支持部12によって昇降自在に支持されている。支持部12は、支持部本体12Aに平行リンク12Bの一端側が軸支されており、平行リンク12Bの他端側を連結する連結アーム12Cに回転軸12Dを介して印字ヘッド11が回転自在に支持されている。また、支持部本体12Aには平行リンク12Bと一体にスイングアーム12Eが軸支されており、昇降モータ12Fがチェーン12Gを巻き上げると、スイングアーム12Eが立ち上がり平行リンク12Bを引き起こして印字ヘッド11が上昇する。昇降モータ12Fがチェーン12Gを緩めると印字ヘッド11は自重で下降する。支持部本体12Aには印字ヘッド11とのウエイトバランスを維持するため、平行リンク12Bとスイングアーム12Eと一体にカウンタウエイト12Hが軸支されている。
移動手段20は、被印字材Wを塗料吐出部10の配列方向と交差する方向に沿って移動させるものであり、スラットコンベヤやローラコンベヤなどの各種搬送装置を用いることができる。図示の例は、被印字材Wを点支持するスラットバー21を矢印方向に移動させるスラットコンベヤを示している。この移動手段20はスラットバー21の移動を検出するエンコーダ22を備えており、このエンコーダ22の検出信号が制御手段40に入力されることで、制御手段40は移動手段20による被印字材Wの移動距離を認識することができる。
塗料供給手段30は、図示省略した塗料タンクや塗料タンクから所定圧で供給流路31に塗料を供給する加圧手段などを備えている。供給流路31には電磁弁32が設けられ、制御手段40からの出力信号によって電磁弁32を開閉制御できるようにしている。
制御手段40は、塗料吐出部10の吐出タイミングや吐出時間などを制御するものであり、移動手段20に設けたエンコーダ22からの検出信号,支持部12に設けた被印字材Wの検出センサ13からの検出信号,回転軸12Dに設けた回転角センサ14からの検出信号がそれぞれ入力され、塗料吐出部10の吐出動作(吐出タイミングと吐出時間),電磁弁32の開閉動作,塗料供給手段30の供給動作(供給圧など)を制御するものである。
図2は、印字ヘッドの構造を示した説明図である(同図(a)が側面図、同図(b)が平面図)。印字ヘッド11は複数個線状に配列した塗料吐出部10を備えており、被印字材Wの印字面Waに略垂直な回転軸12Dによって、支持部12の連結アーム12Cに回転自在に支持されている。塗料吐出部10のそれぞれには一本の供給流路31から分岐した複数の分岐供給流路31aが接続しており、塗料供給手段30は複数の分岐供給流路31aを介して複数の塗料吐出部10のそれぞれに塗料を供給している。印字ヘッド11は一つであっても、複数のユニットを備えていても良く、複数のユニットを備える場合は、連結アーム12Cに沿って複数のユニットが所定の間隔で並べて配置される。
印字ヘッド11の回転軸12D回りの回転は手動であっても自動であってもよい。自動の場合は制御手段40からの信号で図示省略した駆動モータが駆動して印字ヘッド11を設定角度だけ回転させる。印字ヘッド11がどの程度回転したかは回転角センサ14によって検出され、その検出信号が制御手段40に入力される。印字ヘッド11を回転軸12D回りに回転させると、塗料吐出部10の配列方向が変更され、図2(b)の実線で示すように配列方向が移動手段20の移動方向(図示矢印方向)に対して垂直な状態から、図2(b)の一点破線で示すように傾斜した状態に変更される。
印字装置1の基本的な印字動作を説明する。印字装置1は、制御手段40の出力によって印字の準備動作を行う。印字の準備動作としては、塗料供給手段30が所定の圧力で塗料を供給流路31に送り、印字情報が印加されるまでは、電磁弁32は閉止状態になっている。移動手段20が被印字材Wを矢印で示す一方向に沿って設定された速度で移動させている状態で、制御手段40に印字情報が入力されると、制御手段40はエンコーダ22からの検出信号に基づいて被印字材Wの移動距離を認識し、検出センサ13が被印字材Wを検出した後に、電磁弁32を開放して、設定されたタイミングで印字ヘッド11の塗料吐出部10(101〜1010)を吐出動作させる。印字の基本動作としては、印字情報に基づく吐出タイミングで各塗料吐出部10(101〜1010)を設定された吐出時間だけ動作させる。これによって、被印字材Wの設定された位置に印字情報に基づくドットマトリクス状の文字が印字される。
また、塗料吐出部10の吐出動作は移動手段20の移動動作に連動しており、制御手段40はエンコーダ22からの検出信号によって移動手段20が停止又は逆転したことを検知すると、塗料吐出部10の吐出動作を停止させ、移動手段20が正規の方向に再度移動したことを検知すると、塗料吐出部10の吐出動作を再開させる。これによって、移動手段20の一旦停止、再始動、速度変動があった場合にも、印字される文字のドット間隔が乱れないようにしている。
図3〜図5は、塗料吐出部の吐出タイミング制御の例を説明する説明図である。制御手段40は、回転角センサ14で検出された印字ヘッド11の回転角度に応じて、塗料吐出部10の吐出タイミングを制御する。図3においては、印字ヘッド11における塗料吐出部10の配列方向軸10Aが、移動手段20の移動方向Xに対して垂直な状態から角度θだけ回転した状態を示している。
印字ヘッド11の回転によって、回転中心Oより移動手段20の移動方向下流側に位置する塗料吐出部10(101,102,103,104,105)は、回転中心Oを通り移動手段20の移動方向に直交する軸LOとの距離がそれぞれX5,X4,X3,X2,X1だけ下流側に離れることになり、また、回転中心Oより移動手段20の移動方向上流側に位置する塗料吐出部10(106,107,108,109,1010)は、軸LOとの距離がそれぞれX1,X2,X3,X4,X5だけ上流側に離れることになる。この距離X1,X2,X3,X4,X5は回転角度θに応じて変化し、回転中心Oから各塗料吐出部101〜1010までの距離をa1〜a10とすると、X1=a5・sinθ=a6・sinθ、X2=a4・sinθ=a7・sinθ、X3=a3・sinθ=a8・sinθ、X4=a2・sinθ=a9・sinθ、X5=a1・sinθ=a10・sinθとなる。
印字装置1は、印字ヘッド11を移動手段20の移動方向に直交する軸LOに沿って配置した状態で、印字情報に基づいた基本的な印字動作を行うと、図4(a)に示すように最大高さH1の文字を印字することができる。これに対して印字ヘッド11を回転角度θだけ回転させて、図4(a)と同じ塗料吐出部10の吐出タイミングで印字動作を行うと、図4(b)に示すように斜体文字を印字することができる。この際の文字の高さはH2=H1・cosθとなって、印字ヘッド11の回転によって文字高さを縮小させることができる。回転角度θを任意に変更することで、斜体文字の傾斜角度は回転角度θに応じて任意に変更可能であり、その際の文字の高さも回転角度θに応じて任意に変更可能である。
そして、制御手段40は、印字ヘッド11の回転角度θに応じて塗料吐出部の吐出タイミングを制御する機能を有しており、これによって、図4(c)に示すように高さを縮小させた文字を直立体に印字することができる。制御手段40には回転角センサ14からの検出信号が入力されおり、制御手段40はこの検出信号に基づいて塗料吐出部10(101〜1010)の各吐出タイミングを制御する。
この際、印字情報に基づいて設定される各塗料吐出部10の吐出タイミング(基準タイミング)に対して、回転中心Oより移動手段20の移動方向上流側に位置する塗料吐出部10(101〜105)は吐出タイミングを早める制御を行い、回転中心Oより移動手段20の移動方向下流側に位置する塗料吐出部10(106〜1010)は吐出タイミングを遅らせる制御を行う。更に、制御手段40は、印字情報に基づく基準タイミングに対して、回転中心Oに近い位置にある塗料吐出部10の吐出タイミングを回転中心Oから離れた位置にある塗料吐出部10の吐出タイミングより大きく調整することで、被印字材W上に印字される文字を直立体にすることができる。
具体的には、塗料吐出部10(101〜1010)の各吐出タイミングの調整距離をそれぞれ−X5,−X4,−X3,−X2,−X1,+X1,+X2,+X3,+X4,+X5とすると(−がタイミングを早める調整であり、+がタイミングを遅らせる調整である)、
±X5=±a1・sinθ
±X4=±a2・sinθ
±X3=±a3・sinθ
±X2=±a4・sinθ
±X1=±a5・sinθ
となり、a1>a2>a3>a4>a5であるから、回転中心Oに近い位置にある塗料吐出部10の吐出タイミングを回転中心Oから離れた位置にある塗料吐出部10の吐出タイミングより大きく調整している。
このように、本発明の実施形態に係る印字装置1は、印字ヘッド11の回転角度θを任意に調整することで、被印字材Wに印字される文字の高さを任意に調整することができ、その際、制御手段40が印字ヘッド11の回転角度θに応じて塗料吐出部10の吐出タイミングを制御することで、任意の高さに調整された直立体の文字を得ることができる。なお、前述の説明では、直立体の文字を得るための吐出タイミングの調整時間について説明したが、吐出タイミングの調整時間の設定によっては、斜体文字の傾斜角度を任意に調整しながら文字の高さを任意に調整することが可能になる。
次に、塗料吐出部10の吐出タイミング制御による文字幅の制御について説明する。印字装置1は、印字ヘッド11を移動手段20の移動方向に直交する軸LOに沿って配置した状態で、前述した基本的な印字動作を行うと、図5(a)に示すように印字情報に基づいて幅L1の文字を印字することができる。これに対して、各塗料吐出部10の吐出タイミングを移動手段20の移動距離に対して一様に遅らせると、図5(b)に示すように印字された文字の幅をL2に拡大することができる。この際には、移動手段20の移動方向に沿ったドットの間隔が大きくなり、ドット密度が低下することになる。これに対しては、制御手段40の出力によって、遅らせた吐出タイミングに合わせて塗料吐出部10の吐出時間を制御することで、図5(c)に示すように、被印字材W上での移動手段20の移動方向に沿ったドット長さを調整することが可能になる。図5(c)に示すように、長くなったドットの間隔に合わせてドット長さを長くすることで、ドット間の空きが埋められた視認性の高い文字を印字することができる。
ドット長さの調整は、塗料吐出部10の吐出時間を延長又は短縮することで可能であるが、ドット長さを拡張する場合には、図5(c)に示すように1ドットを定間隔で複数回に分割して連続吐出してもよい。この場合、制御手段40は、塗料吐出部の吐出時間と吐出タイミングを制御して、印字情報に基づいて設定される1ドットを複数回に分割して連続吐出することで、ドット長さを拡張する。
次に、本発明の実施形態に係る印字装置において、印字された文字の視認性を向上させるための更に具体的な制御を説明する。図4(a)のA部に示すように、文字の一部を印字する際に複数の塗料吐出部10から同時に塗料を吐出する場合がある。印字装置1は、図2に示すように、塗料供給手段30が一本の供給流路31から分岐した複数の分岐供給流路31aを介して複数の塗料吐出部10(101〜1010)のそれぞれに塗料を供給している。したがって、複数の塗料吐出部10から同時に塗料を吐出する場合には塗料の供給圧力が分散されて個々の塗料吐出部10での吐出圧力が低下することになる。これを解消するために、本発明の実施形態では、制御手段40が、印字情報によって複数の塗料吐出部10から同時に塗料を吐出させる場合に、同時に塗料を吐出する塗料吐出部10の数に応じて吐出時間を自動延長する制御を行っている。これにより、図4(a)のA部のような文字の一部を他の一部と同様なドット径にして、印字された文字の視認性を向上させている。
以下に本発明の実施形態に係る印字装置1の特徴をまとめて列挙する。一つの特徴としては、印字ヘッド11が、移動手段20の移動方向と塗料吐出部10の配列方向との交差角度が変更自在になるように回転自在に軸支されている。これによって、特殊なフォントデータを用いること無く、直立体の文字と斜体文字を任意に選択して印字することができる。また、印字ヘッド11の回転角度θによって斜体文字の傾斜角度を任意の角度に調整することができる。また、回転角度θによって印字される文字の高さを任意に変更することできる。
他の特徴としては、印字ヘッド11が回転自在に軸支されていることに加えて、制御手段40が、印字ヘッド11の回転角度θに応じて塗料吐出部10の吐出タイミングを制御する。これによって、印字ヘッド11の回転によって印字される文字の高さを任意に変更しながら、文字の傾斜を任意に調整することができる。特に、制御手段40は、印字情報に基づいて設定される各塗料吐出部10の吐出タイミングに対して、印字ヘッド11の回転角度θに応じて塗料吐出部10の吐出タイミングを制御することで、被印字材W上に印字される文字を直立体にすることができる。これによって、多くのフォントデータを持つこと無く、印字される文字の高さを任意に変更した直立体の文字を印字することができる。
そして、このようにして得られる直立体の文字は、印字ヘッド11の回転によって、文字のドット数を変えること無くドット間隔を密にして文字を縮小させることができる。これによって文字の大きさを縮小した場合にも文字の視認性を悪化させることがない。
他の特徴としては、制御手段40が、印字される文字のドット間隔が移動手段20の移動方向に沿って変化するように、塗料吐出部10の吐出タイミングを制御する。これによると、印字される文字の幅をドット間隔によって調整することができる。また、制御手段40は、塗料吐出部10の吐出時間を制御することで、被印字材W上での移動手段20の移動方向に沿ったドット長さを調整する。これによると、印字される文字の幅をドット間隔によって調整した場合であっても、ドット長さの調整によってドット間の空きを埋めて文字の視認性を高めることができる。
他の特徴としては、制御手段40が、塗料吐出部10の吐出時間と吐出タイミングを制御して、印字情報に基づいて設定される1ドットを定間隔で複数回に分割して連続吐出する。これによると、ドット長さの調整によってドットの空きを埋めて文字の視認性を高めることができ、塗料の消費を必要最小限に抑えることができる。また、移動手段20の移動距離に応じてドット長さが一定になるように調整することで、印字中に移動手段20が減速停止、または加速再始動した場合であってもドットの調整長さを一定にすることができる。
他の特徴としては、制御手段40が、印字情報によって複数の塗料吐出部10から同時に塗料を吐出させる場合に、同時に塗料を吐出する塗料吐出部10の数に応じて吐出時間を自動延長する。これによると、複数の塗料吐出部10が同時に塗料を吐出する場合に生じる圧力低下を見込んで吐出時間を自動延長することで、ドット径の均一化が可能になり、印字される文字の視認性を向上させることができる。
他の特徴としては、塗料供給手段30の供給流路31には電磁弁32が設けられ、制御手段40が塗料吐出部10の非動作中に電磁弁32を閉止する。これによると、印字動作中のみ塗料を塗料吐出部10に圧送し、非印字動作中は電磁弁32を閉じて塗料供給を遮断するので、非印字中に塗料が被印字材W上に落下して印字面を汚す不具合を解消することができる。
そして、本発明の実施形態に係る印字装置1は、印字ヘッド11を回転させることで、被印字材Wの文字を見ながら作業を行う作業者の視点位置に応じて文字の大きさと傾斜方向を任意に変えることができる。これによって、作業者は文字を正確に把握した上で作業を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。上述の各図で示した実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1:印字装置,10:塗料吐出部,11:印字ヘッド,12:支持部,
13:検出センサ,14:回転角センサ,
20:移動手段,21:スラットバー,22:エンコーダ,
30:塗料供給手段,31:供給流路,32電磁弁,
40:制御手段,
W:被印字材

Claims (8)

  1. 被印字材上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部と、
    該塗料吐出部を複数個線状に配列した印字ヘッドと、
    被印字材を前記塗料吐出部の配列方向と交差する方向に沿って移動させる移動手段と、
    複数の前記塗料吐出部のそれぞれに塗料を供給する塗料供給手段と、
    前記移動手段による被印字材の移動距離と入力された印字情報に基づいて、被印字材上での前記塗料吐出部の吐出動作を制御する制御手段とを備え、
    前記塗料供給手段は、一本の供給流路から分岐した複数の供給流路を介して複数の前記塗料吐出部のそれぞれに塗料を供給し、
    前記制御手段は、前記印字情報によって複数の前記塗料吐出部から同時に塗料を吐出させる場合に、同時に塗料を吐出する前記塗料吐出部の数に応じて吐出時間を自動延長することを特徴とする印字装置。
  2. 前記印字ヘッドは、前記移動手段の移動方向と前記塗料吐出部の配列方向との交差角度が変更自在になるように回転自在に軸支され、
    前記制御手段は、前記印字ヘッドの回転角度に応じて前記塗料吐出部の吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記制御手段は、印字情報に基づいて設定される各塗料吐出部の吐出タイミングに対して、前記印字ヘッドの回転角度に応じて前記塗料吐出部の吐出タイミングを制御し、被印字材上に印字される文字を直立体にすることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 前記制御手段は、印字される文字のドット間隔が前記移動手段の移動方向に沿って変化するように、前記塗料吐出部の吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の印字装置。
  5. 前記制御手段は、前記塗料吐出部の吐出時間を制御することで、被印字材上での前記移動手段の移動方向に沿ったドット長さを調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印字装置。
  6. 前記制御手段は、前記塗料吐出部の吐出時間と吐出タイミングを制御して、印字情報に基づいて設定される1ドットを複数回に分割して連続吐出することを特徴とする請求項5記載の印字装置。
  7. 前記塗料供給手段の供給流路には電磁弁が設けられ、
    前記制御手段は、前記塗料吐出部の非動作中に前記電磁弁を閉止することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の印字装置。
  8. 前記制御手段は、前記移動手段が停止又は逆転したことを検知すると、前記塗料吐出部の吐出動作を停止させ、前記移動手段が正規の方向に再度移動したことを検知すると、前記塗料吐出部の吐出動作を再開させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の印字装置。
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