JP4917700B1 - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

厚さの異なる被印字材W上に印字を行うに際して、被印字材Wと印字ヘッド11との干渉を確実に防ぐ。印字装置1は、被印字材W上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部10と、塗料吐出部10を複数個線状に配列した印字ヘッド11と、印字ヘッド11と被印字材Wとを塗料吐出部10の配列方向と交差する方向に沿って相対的に移動させる移動手段20と、印字ヘッド11を昇降自在に支持する支持部12と、複数の塗料吐出部10の夫々に塗料を供給する塗料供給手段30と、被印字材Wの移動距離を検出し、入力された印字情報に基づいて、塗料吐出部の吐出動作を制御する制御手段40とを備え、支持部12は、印字ヘッド11に干渉する厚さの被印字材W上に乗り上げて印字ヘッド11を被印字材W上に退避させる保護車輪12Jを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、被印字材上にドット状の印字を行う印字装置に関するものである。
造船などの大型構造物を製造するに際して、構成部品の鋼材などに部品を管理するための文字や記号を記入して、その後の部品管理を円滑に行うことがなされている。一般には、人手を介して鋼材の表面に文字や記号を書き込むことが行われているが、鋼材の搬送速度を高めて作業効率の向上を図ろうとする場合に、人手による書き込み作業がボトルネックになって高い作業効率が得られない問題が生じる。
これに対処するために、構成部品の鋼材などを被印字材とする印字装置が提案されている。下記特許文献1に記載の印字装置は、鋼材などの表面にドットマトリクスで印字を行う装置であり、鋼材の搬送方向に対して垂直な方向にペンキ又はインクを吐出する複数のノズルを配置した印字ヘッドを備えている。
特開平10−86448号公報
このような印字装置では、印字されるドットの大きさを設定された大きさにするために、印字ヘッドの先端から被印字材までの距離を均一に維持することが必要になる。これに対して被印字材の厚さは様々であるから、比較的薄厚の被印字材の流れの中に厚手の被印字材が混在している場合などは、被印字材が印字ヘッドに干渉して、印字ヘッドを破損させてしまう問題が生じる。
このような問題を解消するためには、印字ヘッドと被印字材との距離を一定に保つように印字ヘッドを昇降制御することが考えられる。このような制御がなされている場合であっても、予期せぬ事態で昇降制御が非作動になった場合や、距離センサの検知後に被印字材が変形した場合には、印字ヘッドが被印字材に干渉することがあり、一旦印字ヘッドが破損してしまうと印字ラインを停止せざるを得ないので、作業効率が大きく低下してしまう問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、印字ヘッドと被印字材等との干渉による印字ヘッドの損傷を未然に防ぎ、印字装置の作業効率を良好に維持することができること、印字ヘッドの昇降制御におけるフェールセーフを実現できること等が、本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による印字装置は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
被印字材上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部と、該塗料吐出部を複数個線状に配列した印字ヘッドと、前記印字ヘッドと被印字材とを前記塗料吐出部の配列方向と交差する方向に沿って相対的に移動させる移動手段と、前記印字ヘッドを昇降自在に支持する支持部と、複数の前記塗料吐出部の夫々に塗料を供給する塗料供給手段と、被印字材の移動距離を検出し、入力された印字情報に基づいて、前記塗料吐出部の吐出動作を制御する制御手段とを備え、前記支持部は、前記印字ヘッドに干渉する厚さの被印字材上に乗り上げて前記印字ヘッドを被印字材上に退避させる保護車輪を備え、前記印字ヘッドと前記保護車輪との重量バランスをとるカウンターウエイトを備えることを特徴とする印字装置。
本発明の印字装置は、印字ヘッドを昇降自在に支持する支持部が、印字ヘッドに干渉する厚さの被印字材上に乗り上げて印字ヘッドを被印字材上に退避させる保護車輪を備えるので、どのような厚さの被印字材に対しても機械的に印字ヘッドを被印字材上に退避させることができ、被印字材との干渉による印字ヘッドの損傷を未然に防止することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る印字装置の全体構成を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る印字装置において、印字ヘッドの支持部を平面的に示した説明図である。 本発明の実施形態に係る印字装置において、保護車輪の機能を具体的に示した説明図である。 本発明の実施形態に係る印字装置において、印字ヘッドの昇降制御の具体的な制御例を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る印字装置の全体構成を示した説明図である。印字装置1は、塗料吐出部10と、この塗料吐出部10を備える印字ヘッド11と、被印字材Wを移動させる移動手段20と、塗料吐出部10に塗料を供給する塗料供給手段30と、塗料吐出部10の吐出動作を制御する制御手段40を備えている。
塗料吐出部10は、塗料供給手段30によって供給流路31を経由して供給される塗料を吐出して、被印字材W上にドット状の文字を印字するものである。この塗料吐出部10は、例えば、制御手段40からの出力で制御される高圧エアーで駆動する塗料ガンを用いることができる。塗料吐出部10の吐出動作は制御手段40からの出力によって吐出タイミングと吐出時間が任意に調整できるようになっている。
印字ヘッド11は、複数の塗料吐出部10を備えており、塗料吐出部10が複数個(例えば10個)線状に配列されている。また、印字ヘッド11は、必要に応じて、移動手段20の移動方向と塗料吐出部10の配列方向との交差角度が変更自在になるように回転自在に軸支されている。
印字装置1は、印字ヘッド11を昇降自在に支持する支持部12を備えている。この支持部12は印字ヘッドの昇降と一体に揺動するスイングアーム12Eと、スイングアーム12Eを揺動させるチェーン12Gと、チェーン12Gを巻き上げ又は巻き戻す昇降モータ12Fを備えている。
具体的には、支持部12は、支持部本体12A、平行リンク12B、連結アーム12Cを備えており、回転軸12Dを介して印字ヘッド11が回転自在に支持されている。また、支持部本体12Aには平行リンク12Bと一体にスイングアーム12Eが軸支されており、昇降モータ12Fがチェーン12Gを巻き上げると、スイングアーム12Eが立ち上がり平行リンク12Bを引き起こして印字ヘッド11が上昇する。昇降モータ12Fがチェーン12Gを緩めると印字ヘッド11は自重で下降する。支持部本体12Aには印字ヘッド11とのウエイトバランスを維持するため、平行リンク12Bとスイングアーム12Eと一体にカウンターウエイト12Hが軸支されている。
移動手段20は、被印字材Wを塗料吐出部10の配列方向と交差する方向に沿って移動させるものであり、スラットコンベヤやローラコンベヤなどの各種搬送装置を用いることができる。図示の例は、被印字材Wを点支持するスラットバー21を矢印方向に移動させるスラットコンベヤを示している。この移動手段20はスラットバー21の移動を検出するエンコーダ22を備えており、このエンコーダ22の検出信号が制御手段40に入力されることで、制御手段40は移動手段20による被印字材Wの移動距離を認識することができる。
塗料供給手段30は、図示省略した塗料タンクや塗料タンクから所定圧で供給流路31に塗料を供給する加圧手段などを備えている。供給流路31には電磁弁32が設けられ、制御手段40からの出力信号によって電磁弁32を開閉制御できるようにしている。
制御手段40は、塗料吐出部10の吐出タイミングや吐出時間などを制御するものであり、移動手段20に設けたエンコーダ22からの検出信号,支持部12に設けた被印字材Wの検出センサ13からの検出信号,回転軸12Dに設けた回転角センサ14からの検出信号がそれぞれ入力され、塗料吐出部10の吐出動作(吐出タイミングと吐出時間),電磁弁32の開閉動作,塗料供給手段30の供給動作(供給圧など)を制御するものである。
また、制御手段40は、印字ヘッド11の昇降動作を制御する。支持部12における昇降モータ12Fの動作が制御手段40によって制御されており、検出センサ13によって検出される被印字材Wまでの距離に応じて、制御手段40は印字ヘッド11と被印字材Wとの距離が適正な距離になるように、印字ヘッド11を昇降制御する。
図2は、本発明の実施形態に係る印字装置において、印字装置の支持部を平面的に示した説明図である。前述した支持部本体12Aは、支持アーム12A1を一体に備えている。この支持アーム12A1は一対の軸支部12A2を備えており、一対の軸支部12A2間に動作軸12A3が回転自在に軸支されている。そして、この動作軸12A3に平行リンク12Bを形成する一対の下部リンク12B1の一端が固定されている。この動作軸12A3には前述したスイングアーム12Eの一端と前述したカウンターウエイト12Hの一端が固定されており、昇降モータ12Fがチェーン12Gを巻き上げると、スイングアーム12Eが揺動することで作動軸12A3が回動し、これに伴って一対の下部リンク12B1が揺動する。
一対の下部リンク12B1の他端間には、支持軸12C1が軸支されている。平行リンク12Bを形成する上部リンク12B2は、一端が支持アーム12A1に軸支され、他端が連結アーム12Cの一端に軸支されている。連結アーム12Cの他端は支持軸12C1に軸支されており、この支持軸12C1に回転軸12Dを介して印字ヘッド11が軸支されている。
そして、この印字ヘッド11が軸支された支持軸12C1には保護車輪12Jが回転自在に軸支されている。すなわち、印字ヘッド11を昇降自在に支持する支持部12が保護車輪12Jを備えている。この保護車輪12Jは、印字ヘッド11に干渉する厚さの被印字材W上に乗り上げて印字ヘッド11を被印字材W上に退避させる機能を有している。図示の矢印は被印字材Wの移動方向を示している。
図3は、保護車輪の機能を具体的に示した説明図である。同図(a)に示すように、比較的薄い被印字材Wに対しての通常の印字動作時には、印字ヘッド11の高さが被印字材W上の所定の高さになるように制御され、保護車輪12Jは被印字材W上の若干離れた位置に配置されている。一方、比較的厚い被印字材Wが移動手段20によって移動してきた場合には、先ずは、制御手段40の昇降制御によって、被印字材Wの厚さに応じて印字ヘッド11の上昇動作が行われることになる。しかしながら、この上昇動作に何からの不具合が生じた場合などには、同図(b)に示すように、保護車輪12Jが被印字材Wの上に乗り上げることで、印字ヘッド11を安全に被印字材Wの上に退避させる。
図3(b)に示した状態では、印字ヘッド11の支持部12は保護車輪12Jによって強制的に上昇することになるので、チェーン12Gが弛んだ状態になり、昇降動作自体は一時的に作動不能な状態になる。しかしながら、保護車輪12Jと印字ヘッド11との高さ関係を適正に設定しておくことで、保護車輪12Jが被印字材W上に乗り上がった場合にも、被印字材Wの表面に適正な印字を行うことが可能になる。
保護車輪12Jには、保護車輪12Jに当接して移動する被印字材Wの移動距離を検出する移動距離検出手段12J1を設けることができる。これによって、移動手段20におけるコンベヤチェーンの連結によるガタやたるみで被印字材Wの移動精度が悪化した場合であっても、保護車輪12Jを被印字材Wに直接押し当てて計測することによって、被印字材Wの正確な移動距離を計測できるようになる。この際には、カウンターウエイトを調整自在にすることで、保護車輪12Jの被印字材W上への押し付け力を調整することが好ましい。カウンターウエイトの調整によって保護車輪12Jが被印字材W上で軽く押し当てられて回転するようになれば、保護車輪12Jの押し当てで被印字材Wが変形したり、車輪痕が付いたりすることがなく、より精度の高いドット間隔の調整が可能になる。
以下に、印字装置1の基本的な印字動作を説明する。印字装置1は、制御手段40の出力によって印字の準備動作を行う。印字の準備動作としては、塗料供給手段30が所定の圧力で塗料を供給流路31に送り、印字情報が印加されるまでは、電磁弁32は閉止状態になっている。移動手段20が被印字材Wを矢印で示す一方向に沿って設定された速度で移動させている状態で、制御手段40に印字情報が入力されると、制御手段40はエンコーダ22からの検出信号に基づいて被印字材Wの移動距離を認識し、検出センサ13が被印字材Wを検出した後に、電磁弁32を開放して、設定されたタイミングで印字ヘッド11の複数の塗料吐出部10を吐出動作させる。印字の基本動作としては、印字情報に基づく吐出タイミングで各塗料吐出部10を設定された吐出時間だけ動作させる。これによって、被印字材Wの設定された位置に印字情報に基づくドットマトリクス状の文字が印字される。
また、塗料吐出部10の吐出動作は移動手段20の移動動作に連動しており、制御手段40はエンコーダ22からの検出信号によって移動手段20が停止又は逆転したことを検知すると、塗料吐出部10の吐出動作を停止させ、移動手段20が正規の方向に再度移動したことを検知すると、塗料吐出部10の吐出動作を再開させる。これによって、移動手段20の一旦停止、再始動、速度変動があった場合にも、印字される文字のドット間隔が乱れないようにしている。
制御手段40による印字ヘッドの昇降動作制御と塗料吐出部10の吐出動作制御について説明する。本発明の実施形態に係る印字装置1の制御手段40は、エンコーダ22の出力と検出センサ13の出力に基づいて、移動手段20の移動方向に沿った空間距離の変化パターンを認識しており、この変化パターンに基づいて、塗料吐出部10の吐出動作と印字ヘッド11の昇降動作を制御している。ここでの空間距離とは、印字ヘッド11の下端から被印字材Wの表面や移動手段20の表面までの距離を指している。
図4は、印字ヘッド11の昇降制御の具体的な制御例を示した説明図である。この制御例では、制御手段40は、前述した空間距離の変化パターンによって、被印字材Wの高さが印字ヘッド11の昇降を必要とする高さであると判断した場合に、被印字材Wと印字ヘッド11との距離が衝突を避けうる最接近距離に達したときに、印字ヘッド11を昇降動作させている。
図4においては、厚さの異なる複数の被印字材W(W1〜W5)が移動手段20によって並んで移動しており、これに対して、印字ヘッド11を被印字材Wの厚さに応じて昇降制御している。図4(a)では、比較的厚さの薄い被印字材W1上に印字ヘッド11が配置されており、その後方に比較的厚さの厚い被印字材W2が大きな間隔を開けないで配列されている。このような状況で、制御手段40は、印字ヘッド11と被印字材W2との距離が被印字材W2との衝突を避けうる最接近距離Xnに達するまで印字ヘッド11の高さを維持し、最接近距離Xnに達した後に最大上昇軌跡Umで印字ヘッド11の高さを被印字材W2上の目標高さに上昇制御している。
この際の最接近距離Xnは、印字ヘッド昇降手段12の昇降速度Vzと移動手段20の移動速度Vxに基づいて設定される。図示の最大上昇軌跡Umの上昇角度はtanθ=Vz/Vxによって決められるが、制御手段40は、前述した空間距離の変化パターンを認識しているので、どの程度まで接近したときに最大上昇軌跡Umでの上昇で被印字材W2との衝突を避けうるかを判断でき、最接近距離Xnを認識することができる。このような制御を行うことで、被印字材W1上での印字ヘッド11の印字範囲を最大限に確保することができる。
図4(b)は、比較的厚さの厚い被印字材W2上に印字ヘッド11が配置されており、その後方に比較的厚さの薄い被印字材W3が大きな間隔を開けないで配列されている場合を示している。このような状況で、制御手段40は、印字ヘッド11と被印字材W2との衝突を避け且つ最も被印字材W2に接近する最大下降軌跡Dmで印字ヘッド11の高さを被印字材W3上の目標高さに下降制御している。
この際の最大下降軌跡Dmの下降角度もtanθ=−Vz/Vxによって決められるが、制御手段40は、前述した空間距離の変化パターンを認識しているので、どの程度まで接近したときに最大下降軌跡Dmでの下降で被印字材W2との衝突を避けうるかを判断できる。このような制御を行うことで、被印字材W2上での印字ヘッド11の印字範囲を最大限に確保できると共に、被印字材W3上での印字ヘッド11の印字範囲を最大限に確保できる。
これに対して、図4(c)に示すように、被印字材W4と被印字材W5の間隔が空いている場合で、その間に被印字材Wが存在しない場合には、制御手段40は、前述した空間距離の変化パターンに基づいて、被印字材Wの厚さに変化が無く、その間に厚さの異なる被印字材が存在しないことを認識できるので、昇降動作を行わない制御がなされる。
本発明の実施形態に係る印字装置1は、このような印字ヘッド11の昇降制御を行うことが可能であるが、更に、印字ヘッド11の損傷を未然に回避するために、印字ヘッド11を昇降自在に支持する支持部12に保護車輪12Jを設けている。これによると、故障等の予期せぬ事態で昇降制御が非作動になる場合があったとしても、保護車輪12Jによって機械的に印字ヘッド11を被印字材W上に退避させることができるので、印字ヘッド11を確実に保護することが可能になる。すなわち、保護車輪12Jは印字ヘッド11の昇降制御においてはフェールセーフ機能を担っている。
そして、支持部12は、印字ヘッド11と保護車輪12Jとの重量バランスをとるカウンターウエイト12Hを備えているので、保護車輪12Jが被印字材Wに接触するとその反力がカウンターウエイト12Hの重量に加わり、小さな反力であっても印字ヘッド11と保護車輪12Jを上方に跳ね上げる。これによって、印字ヘッド11の上方への退避を円滑に行うことが可能になり、印字ヘッド11の保護を更に未然に防止している。
なお、前述の説明では、制御手段40が印字ヘッド11の昇降制御を行う場合を例にして説明したが、このような昇降制御の機能を持たない場合も、本発明の実施形態として含まれる。昇降制御の機能を持たない場合は、保護車輪12Jが常に被印字材W上に接触した状態になり、保護車輪12Jと印字ヘッド11の高さ関係で印字ヘッド11と被印字材Wとの間隔が設定されることになる。
また、印字ヘッド11の昇降制御を行う動作モードと昇降制御を行わない動作モードを切り替えるようにすることも可能である。この場合には、前述した昇降制御を行う動作モードにおいて、制御手段40にモード切り替え信号を入力すると、昇降モータ12Fが作動して、印字ヘッド11と保護車輪12Jを設定された高さまで下降させ、保護車輪12Jが常時被印字材W上に接触する状態にする。この状態では、前述したようにチェーン12Gは弛んだ状態になり昇降制御は非作動状態になる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。上述の各図で示した実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。

Claims (3)

  1. 被印字材上にドット状の塗料を吐出する塗料吐出部と、
    該塗料吐出部を複数個線状に配列した印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドと被印字材とを前記塗料吐出部の配列方向と交差する方向に沿って相対的に移動させる移動手段と、
    前記印字ヘッドを昇降自在に支持する支持部と、
    複数の前記塗料吐出部の夫々に塗料を供給する塗料供給手段と、
    被印字材の移動距離を検出し、入力された印字情報に基づいて、前記塗料吐出部の吐出動作を制御する制御手段とを備え、
    前記支持部は、前記印字ヘッドに干渉する厚さの被印字材上に乗り上げて前記印字ヘッドを被印字材上に退避させる保護車輪を備え、前記印字ヘッドと前記保護車輪との重量バランスをとるカウンターウエイトを備えることを特徴とする印字装置。
  2. 前記支持部は、
    前記印字ヘッドを昇降動作させる昇降モータを備え、
    前記制御手段は、前記昇降モータを制御して前記印字ヘッドの昇降制御を行うことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記保護車輪には、当該保護車輪に当接して移動する被印字材の移動距離を検出する移動距離検出手段が設けられ、
    前記カンターウエイトを調整自在にすることで、前記保護車輪の被印字材上への押し付け力を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載された印字装置。
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