JPH0999862A - 車体ルーフの補強材取付構造 - Google Patents

車体ルーフの補強材取付構造

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JPH0999862A
JPH0999862A JP28666395A JP28666395A JPH0999862A JP H0999862 A JPH0999862 A JP H0999862A JP 28666395 A JP28666395 A JP 28666395A JP 28666395 A JP28666395 A JP 28666395A JP H0999862 A JPH0999862 A JP H0999862A
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JP
Japan
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roof
door opening
supported
rail
guide rail
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Pending
Application number
JP28666395A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
幸二 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフに大きい負荷が与えられた場合でも、
ガイドレールに支承されたドアによるドア開口の開閉が
精度よく行われるようにする。 【解決手段】 ルーフ3の左右方向の各側部4とこれら
各側部4の下面側に沿って延びるルーフサイドレール1
0とを結合させる。上記ルーフ3の下面に沿い左右方向
に延びてこのルーフ3を支持する補強材21を設ける。
上記ルーフ3の側部4の端縁5側から下方に向って延び
る側壁7にドア開口15を形成する。このドア開口15
の上縁部16近傍に前後方向に延びるガイドレール18
を設ける。上記ガイドレール18を、左右方向で上記ル
ーフサイドレール10とドア開口15の上縁部16との
間に配設すると共にこれら両部材10,16に支持させ
る。上記補強材21の長手方向の端部25を上記ルーフ
サイドレール10の車室8側の側面に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体ルーフをその
下面側から支持する補強材を設けた場合におけるこの補
強材の端部の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、従来、そのルーフの
左右方向の各側部とこれら各側部の下面側に沿って前後
方向に延びるルーフサイドレールとを結合させ、上記ル
ーフの下面に沿い左右方向に延びてこのルーフを支持す
る補強材を設けたものが多くみられる。
【0003】一方、ワンボックスカーでは、車体の側部
にスライドドアを設けたものがあり、これには、例え
ば、実公昭57‐52307号公報で示されるものがあ
る。
【0004】これによれば、ルーフの側部の端縁側から
下方に向って延びる側壁にドア開口が形成され、このド
ア開口の上縁部近傍に前後方向に延びるガイドレールが
設けられている。このガイドレールに支承されて前、後
に移動自在とされるドアが設けられ、前、後移動した上
記ドアが上記ドア開口を開閉するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術において、補強材の長手方向の端部を単にルーフサ
イドレールに支持させると、ルーフに積雪などによる大
きい負荷が与えられたとき、この負荷が上記補強材を介
してルーフサイドレールに伝えられ、このルーフサイド
レールに撓みが生じ、かつ、これに影響されて上記ガイ
ドレールに大きい撓みが生じるおそれがある。そして、
このときには、このガイドレールに支承されたドアによ
るドア開口の開閉に精度上の支障が生じるおそれがあ
る。
【0006】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、ルーフに大きい負荷が与えられた場合で
も、ガイドレールに支承されたドアによるドア開口の開
閉が精度よく行われるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の車体ルーフの補強材取付構造は、ルーフ3の
左右方向の各側部4とこれら各側部4の下面側に沿って
前後方向に延びるルーフサイドレール10とを結合さ
せ、上記ルーフ3の下面に沿い左右方向に延びてこのル
ーフ3を支持する補強材21を設け、上記ルーフ3の側
部4の端縁5側から下方に向って延びる側壁7にドア開
口15を形成し、このドア開口15の上縁部16近傍に
前後方向に延びるガイドレール18を設け、このガイド
レール18に支承されて前、後に移動自在とされるドア
20を設け、前、後移動した上記ドア20が上記ドア開
口15を開閉するようにした自動車の車体において、上
記ガイドレール18を、左右方向で上記ルーフサイドレ
ール10とドア開口15の上縁部16との間に配設する
と共にこれら両部材10,16に支持させ、上記補強材
21の長手方向の端部25を上記ルーフサイドレール1
0の車室8側の側面に支持させたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0009】図において、符号1は自動車で、図中矢印
Frはその前方を示し、下記する左右とは上記自動車1
の車幅方向をいうものとする。
【0010】上記自動車1の車体2は板金製のワンボッ
クスタイプで、この車体2はその上端部を構成するルー
フ3を有し、このルーフ3の左右各側部4の端縁5はド
リップチャンネルで構成されている。また、上記各端縁
5側からそれぞれ下方に向って延びる側壁7が設けら
れ、上記ルーフ3と各側壁7とで囲まれた内部空間が車
室8とされている。
【0011】上記ルーフ3の左右方向の各側部4の下面
側に沿って前後方向に延びるルーフサイドレール10が
設けられ、これら各ルーフサイドレール10は上記車室
8内に位置している。これら各ルーフサイドレール10
はそれぞれ左右方向で対面するインナパネル11とアウ
タパネル12とで構成され、これらインナパネル11と
アウタパネル12はその上縁同士と下縁同士とが接合さ
れると共にスポット溶接(図中、×印、以下同じ)され
て互いに結合されている。これにより、上記ルーフサイ
ドレール10の正面視の断面形状はほぼ最中状とされ、
十分の強度と剛性とが確保されている。
【0012】上記ルーフサイドレール10の正面視の断
面形状において、上記ルーフサイドレール10の上部1
0aはほぼ垂直に延び、下部10bは上記上部10aの
下端部から車体2の外側方に向うよう折り曲げられ、更
に、上記ルーフサイドレール10の上端縁10cは左右
方向で車体2の中央側に向けて折り曲げられている。
【0013】上記ルーフ3の各側部4の端縁5に一端が
スポット溶接され、他端が上記ルーフサイドレール10
の上端縁10cの上面にスポット溶接される板金製の連
結板14が設けられている。この連結板14を介して上
記ルーフ3の各側部4と上記ルーフサイドレール10と
が互いに強固に結合させられ、これにより、上記ルーフ
3が補強されている。
【0014】上記側壁7の前後方向の中途部に車体2の
内外を連通させるドア開口15が形成されている。この
ドア開口15の上縁部16の近傍、下縁部17の近傍、
および上下方向の中途部に対応するドア開口15の後方
の側壁7の外面にそれぞれ板金製のガイドレール18が
設けられている。
【0015】上記各ガイドレール18に支承されるドア
20が設けられ、このドア20は上記各ガイドレール1
8に案内されて前、後に移動自在とされている。図2で
示すように、上記ドア20を前方に移動させれば、この
ドア20により上記ドア開口15が閉じられ、上記ドア
20を後方に移動させれば、上記ドア開口15が開かれ
るようになっている。
【0016】上記ドア開口15の上縁部16は上記ルー
フ3の側部4の端縁5で構成されている。上記ドア開口
15の上縁部16近傍に設けられたガイドレール18は
左右方向で上記ルーフサイドレール10の上部10a
と、ドア開口15の上縁部16との間に配設されてい
る。上記ガイドレール18は上記連結板14の下面に接
合されてスポット溶接され、これにより、上記ガイドレ
ール18は上記連結板14を介し上記ルーフサイドレー
ル10の上部10aと、ドア開口15の上縁部16とに
跨ってこれら両部10a,16により強固に支持されて
いる。
【0017】上記ルーフ3の下面に沿って左右方向に延
びる板金製の補強材21が設けられている。この補強材
21は、その長手方向の中途部を構成して側面視断面が
ほぼU字形状をなす補強材本体22と、この補強材本体
22の各端部に一端が締結具23によって着脱自在に締
結され他端が上記補強材本体22の端部から車体2の外
側方に向って延出される板状の延出材24とで構成され
ている。この延出材24の延出端である端部25は倒立
ほぼL字状に折り曲げられてほぼ水平な水平部25a
と、ほぼ垂直な垂直部25bとで構成されている。
【0018】上記補強材21の長手方向の端部である上
記端部25のうちの上記垂直部25bは、上記ルーフサ
イドレール10の上部10aの左右方向における車体2
中央側の側面、つまり、車室8側の側面に直接的に支持
されている。また、上記端部25のうちの水平部25a
は上記ルーフサイドレール10の上端縁10cの下面に
直接的に支持されている。この場合、上記端部25の水
平部25aと、垂直部25bとはほぼ90°異なる方向
の複数カ所(2カ所)で上記ルーフサイドレール10の
上部10aの上記側面と、上端縁10cの下面とに接合
させられて溶接26,27されている。
【0019】上記補強材21の長手方向の中途部である
補強材本体22の中途部が、上記ルーフ3の左右方向の
中途部を上方に押し上げるように当接して、上記ルーフ
3を強固に支持している。
【0020】なお、図1は車体2の左側部についての断
面形状を示したが、右側部はこれと左右対称形をなして
いる。
【0021】上記した実施の形態によれば、ドア開口1
5の上縁部16近傍のガイドレール18は、ルーフサイ
ドレール10と、ドア開口15の上縁部16との間に位
置して、これら両部材10,16に跨って支持されてい
る。
【0022】このため、ルーフ3への負荷が、上記補強
材21の端部25を支持させたルーフサイドレール10
に与えられてこのルーフサイドレール10が多少撓むと
しても、上記補強材21の端部25とガイドレール18
とは左右方向で離れており、しかも、上記ガイドレール
18は上記ルーフサイドレール10だけでなくドア開口
15の上縁部16によっても支持されていることから、
上記ルーフサイドレール10の撓みに影響されて上記ガ
イドレール18が大きく撓むということは抑制される。
【0023】また、前記したように補強材21の端部2
5はほぼ90°異なる方向の複数カ所でルーフサイドレ
ール10に溶接26,27されているため、ルーフ3か
らの負荷は補強材21を介しルーフサイドレール10の
広い範囲に分散されて支持され、つまり、応力集中が防
止されて強固に支持される。また、上記溶接26,27
のうちの一方の溶接が剥がれようとすることは他方の溶
接が阻止することとなって、上記溶接は強固となる。よ
って、ルーフサイドレール10に対する補強材21の端
部25の支持は更に強固とされる。
【0024】また、上記補強材21の端部25は、ほぼ
垂直に延びて強度と剛性が高い上部10aに対し支持さ
れるため、この支持は極めて強固となる。
【0025】また、上記ルーフサイドレール10に対
し、補強材21の端部25は直接的に支持されるため、
車体2に組み付けられたルーフサイドレール10に上記
補強材21の後付けが可能であり、よって、車体2の成
形の自由度が向上する。また、ルーフサイドレール10
に対する補強材21の取り付けの際、この補強材21の
端部25はルーフサイドレール10の上部10aの側面
と、上端縁10cの下面とに当接させられるため、この
当接により、補強材21の左右、上下方向の各位置決め
が容易かつ正確にでき、補強材21の取り付けの作業性
が向上する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ルーフの左右方向の各
側部とこれら各側部の下面側に沿って前後方向に延びる
ルーフサイドレールとを結合させ、上記ルーフの下面に
沿い左右方向に延びてこのルーフを支持する補強材を設
け、上記ルーフの側部の端縁側から下方に向って延びる
側壁にドア開口を形成し、このドア開口の上縁部近傍に
前後方向に延びるガイドレールを設け、このガイドレー
ルに支承されて前、後に移動自在とされるドアを設け、
前、後移動した上記ドアが上記ドア開口を開閉するよう
にした自動車の車体において、上記ガイドレールを、左
右方向で上記ルーフサイドレールとドア開口の上縁部と
の間に配設すると共にこれら両部材に支持させ、上記補
強材の長手方向の端部を上記ルーフサイドレールの車室
側の側面に支持させてある。
【0027】このため、ルーフへの負荷が、上記補強材
の端部を支持させたルーフサイドレールに与えられてこ
のルーフサイドレールが多少撓むとしても、上記補強材
の端部とガイドレールとは左右方向で離れており、しか
も、上記ガイドレールは上記ルーフサイドレールだけで
なくドア開口の上縁部によっても支持されていることか
ら、上記ルーフサイドレールの撓みに影響されて上記ガ
イドレールが大きく撓むということは抑制される。
【0028】よって、ルーフに積雪などによる大きい負
荷が与えられたとしても、これによる上記ガイドレール
の撓みは小さく抑制され、このため、このガイドレール
に支承されたドアによるドア開口の開閉は精度よく行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】自動車の全体側面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 ルーフ 4 側部 5 端縁 7 側壁 8 車室 10 ルーフサイドレール 15 ドア開口 16 上縁部 18 ガイドレール 20 ドア 21 補強材 25 端部 26,27 溶接

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフの左右方向の各側部とこれら各側
    部の下面側に沿って前後方向に延びるルーフサイドレー
    ルとを結合させ、上記ルーフの下面に沿い左右方向に延
    びてこのルーフを支持する補強材を設け、上記ルーフの
    側部の端縁側から下方に向って延びる側壁にドア開口を
    形成し、このドア開口の上縁部近傍に前後方向に延びる
    ガイドレールを設け、このガイドレールに支承されて
    前、後に移動自在とされるドアを設け、前、後移動した
    上記ドアが上記ドア開口を開閉するようにした自動車の
    車体において、 上記ガイドレールを、左右方向で上記ルーフサイドレー
    ルとドア開口の上縁部との間に配設すると共にこれら両
    部材に支持させ、上記補強材の長手方向の端部を上記ル
    ーフサイドレールの車室側の側面に支持させた車体ルー
    フの補強材取付構造。
JP28666395A 1995-10-05 1995-10-05 車体ルーフの補強材取付構造 Pending JPH0999862A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999016656A1 (fr) * 1997-09-30 1999-04-08 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de carrosserie de voiture
US6834909B1 (en) * 2000-08-31 2004-12-28 Siemens Sgp Verkehrstechnik Gmbh Door fastening

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999016656A1 (fr) * 1997-09-30 1999-04-08 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de carrosserie de voiture
JPH1199961A (ja) * 1997-09-30 1999-04-13 Mitsubishi Motors Corp 車体構造
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