JPH0999647A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0999647A
JPH0999647A JP8199234A JP19923496A JPH0999647A JP H0999647 A JPH0999647 A JP H0999647A JP 8199234 A JP8199234 A JP 8199234A JP 19923496 A JP19923496 A JP 19923496A JP H0999647 A JPH0999647 A JP H0999647A
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JP
Japan
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methyl
group
alkyl group
parts
recording material
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JP8199234A
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English (en)
Inventor
Takeshi Iida
剛 飯田
Tatsuya Meguro
達哉 目黒
Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】650〜700nmの波長領域における光学的
文字読み取り(OCR)適性に優れた感熱記録体を提供
する。 【解決手段】支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染
料と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、塩基性染料として下記一般式(1)で表されるイン
ドリルジアザフタリド誘導体の少なくとも1種を用い、
かつ呈色剤として下記一般式(2)で表されるジフェニ
ルスルホン誘導体および/または下記一般式(3)で表
されるベンズアニリド誘導体の少なくとも一種を含有す
る感熱記録体。 例えば3−(1−メチル−2−フェニルインドール−3
−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノフェ
ニル)−4,7−ジアザフタリド 例えば4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン 例えば2,4−ジヒドロキシ−2′−メチルベンズアニ
リド

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無色ないしは淡色
の塩基性染料と呈色剤との発色反応を利用した感熱記録
体に関し、特に650〜700nmの波長領域における
光学的文字読み取り(OCR)適性に優れた感熱記録体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無色ないしは淡色の塩基性染料と有機な
いしは無機呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発
色物質を接触させて記録像を得るようにした感熱記録体
はよく知られている。かかる感熱記録体は比較的安価で
あり、また記録機器がコンパクトでかつその補修も比較
的容易であるため、ファクシミリや各種計算機等の記録
媒体としてのみならず、幅広い分野において使用されて
いる。
【0003】最近のニーズの多様化に伴い、感熱記録体
においても様々な性能が要求されているが、その一つと
して、650〜700nmの波長領域に読み取りが可能
なOCR用、あるいはOMR用の感熱記録体が要望され
ている。かかる感熱記録体を得る方法として、発色時に
650〜700nmに強い吸収を有する染料として例え
ば、3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシ
フェニル)−4−アザフタリドまたは3−ジ−n−ブチ
ルアミノ−6,8,8−トリメチル−8,9−ジヒドロ
−9−エチル−(3,2,e)ピリドフルオラン等を単
独または黒発色系フルオラン染料と併用する等の方法が
とられている。しかしながら、これらの方法では発色直
後のOCR適性は有するものの、高温多湿下で保存した
り、光に曝されるとOCR適性が低下するため、その改
善が強く要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題を解決し、650〜700nmの波長領域におけ
る光学的文字読み取り(OCR)適性に優れた感熱記録
体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、支持体上
に、無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤を含有する
記録層を設けた感熱記録体において、塩基性染料として
下記一般式(1)で表されるインドリルジアザフタリド
誘導体の少なくとも1種を用い、かつ呈色剤として下記
一般式(2)で表されるジフェニルスルホン誘導体およ
び/または下記一般式(3)で表されるベンズアニリド
誘導体の少なくとも一種を含有せしめたことにより、上
記の課題が解決されることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1 はC1 〜C8 のアルキル基
を、R2 はC1 〜C6 のアルキル基を、R3 、R4 はそ
れぞれC1 〜C6 のアルキル基を示す。なお、R3 、R
4 は隣接する窒素原子とともにヘテロ環を形成しても良
い。)
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R5 、R6 はそれぞれC1 〜C4
のアルキル基、C2 〜C4 のアルケニル基、C1 〜C4
のアルコキシル基、ベンジルオキシ基またはハロゲン原
子を示す。mは0〜2の整数、nは1〜3の整数、p、
qはそれぞれ0〜2の整数を示す。)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R7 はC1 〜C4 のアルキル基ま
たはC1 〜C4 のアルコキシル基を、R8 は水素原子、
1 〜C4 のアルキル基またはC1 〜C4 のアルコキシ
ル基を示す。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の感熱記録体は、無色ない
しは淡色の塩基性染料として特定のインドリルジアザフ
タリド誘導体を使用し、さらに呈色剤として特定のジフ
ェニルスルホン誘導体を使用することにより、高温多湿
下あるいは光に長時間曝されても、650〜700nm
の波長領域における光学文字読み取り(OCR)適性に
優れた感熱記録体が得られるものである。
【0013】本発明において用いられる前記一般式
(1)で表されるインドリルアザフタリド誘導体の具体
例としては、例えば3−(1−メチル−2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチ
ルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イル)−
3−(2−メチル−4−ジ−n−プロピルアミノフェニ
ル)−4,7−ジアザフタリド、3−(1−メチル−2
−フェニルインドール−3−イル)−3−(2−メチル
−4−ジ−n−ブチルアミノフェニル)−4,7−ジア
ザフタリド、3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジ−n−ペン
チルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イル)−
3−(2−メチル−4−ジメチルアミノフェニル)−
4,7−ジアザフタリド、3−(1−メチル−2−フェ
ニルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−
ピロリジノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イル)−
3−(2−メチル−4−ピロリジノフェニル)−4,7
−ジアザフタリド、3−(1−n−ブチル−2−フェニ
ルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ピ
ロリジノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イル)−
3−(2−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)−
4,7−ジアザフタリド、3−(1−エチル−2−フェ
ニルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−
ジメチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、
3−(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イ
ル)−3−(2−メチル−4−ジ−n−ブチルアミノフ
ェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−(1−n−ブ
チル−2−フェニルインドール−3−イル)−3−(2
−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)−4,7−ジ
アザフタリド、3−(1−n−ブチル−2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジ−n
−ブチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、
3−(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イ
ル)−3−(2−エチル−4−ジエチルアミノフェニ
ル)−4,7−ジアザフタリド、3−(1−メチル−2
−フェニルインドール−3−イル)−3−(2−エチル
−4−ジ−n−ブチルアミノフェニル)−4,7−ジア
ザフタリド、3−(1−エチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−エチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−(1−n
−ブチル−2−フェニルインドール−3−イル)−3−
(2−エチル−4−ジエチルアミノフェニル)−4,7
−ジアザフタリド、3−(1−n−オクチル−2−フェ
ニルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−
ジエチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、
3−(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イ
ル)−3−(2−メチル−4−N−エチル−N−イソペ
ンチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3
−(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イル)
−3−(2−メチル−4−N−メチル-N−n−プロピ
ルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド等が挙げ
られる。
【0014】もちろん、上記の如きインドリルジアザフ
タリドはこれらに限定されるものではなく、また必要に
応じて二種以上を併用することもできる。
【0015】本発明の感熱記録体においては、上記の如
き塩基性染料として特定のインドリルジアザフタリド誘
導体を使用するものであるが、呈色剤として前記一般式
(2)で表されるジフェニルスルホン誘導体および/ま
たは一般式(3)で表されるベンズアニリド誘導体を選
択的に組み合わせることで、OCR読み取り適性に対し
て優れた効果を発揮するものである。かかるジフェニル
スルホン誘導体の具体例としては、例えば4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、3,3’−ジアリル−4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’,5,
5’−テトラブロモ−4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、3,3’,5,5’−テトラクロロ−4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキ
シジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチル
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3’,4’−テ
トラメチレンジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4’−メトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4’−エトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロ
キシ−4’−n−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒ
ドロキシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホン、
3,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,4−ジ
ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、3,
4,4’−トリヒドロキシジフェニルスルホン、3,
4,3’,4’−テトラヒドロキシジフェニルスルホ
ン、2,3,4−トリヒドロキシジフェニルスルホン等
が挙げられる。
【0016】もちろん、上記の如きジフェニルスルホン
誘導体は、これらに限定されるものではなく、また必要
に応じて二種以上を併用することもできる。これらのう
ちでも、とりわけ3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホンは、OCR適性に優れた感
熱記録体が得られるので、特に好ましく用いられる。
【0017】また、一般式(3)で表されるベンズアニ
リド誘導体の具体例としては、例えば2,4−ジヒドロ
キシ−2’−メチルベンズアニリド、2,4−ジヒドロ
キシ−3’−メチルベンズアニリド、2,4−ジヒドロ
キシ−4’−メチルベンズアニリド、2,4−ジヒドロ
キシ−2’,4’−ジメチルベンズアニリド、2,4−
ジヒドロキシ−4’−イソプロピルベンズアニリド、
2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベンズアニリ
ド、2,4−ジヒドロキシ−3’−メトキシベンズアニ
リド、2,4−ジヒドロキシ−4’−メトキシベンズア
ニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’−エトキシベンズ
アニリド、2,4−ジヒドロキシ−4’−エトキシベン
ズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−4’−イソプロポ
キシベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’−メ
トキシ−4’−メチルベンズアニリド等が挙げられる。
【0018】もちろん、上記の如きベンズアニリド誘導
体は、これらに限定されるものではなく、また必要に応
じて二種以上を併用することもできる。これらのうちで
も、とりわけ2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベ
ンズアニリドは、OCR適性に優れた感熱記録体が得ら
れるので、特に好ましく用いられる。
【0019】また、これらの呈色剤の使用量は特に限定
するものではないが、一般に塩基性染料100重量部に
対して50〜700重量部、好ましくは100〜500
重量部程度の範囲で調節される。
【0020】なお本発明においては所望の効果を損なわ
ない範囲内で公知の塩基性染料、例えばトリアリールメ
タン系誘導体、ジアリールメタン系誘導体、フルオラン
系誘導体、フェノチアジン系誘導体、ローダミンラクタ
ム系誘導体、スピロピラン系誘導体、ロイコオーラミン
系誘導体等を併用することも可能である。
【0021】これらの塩基性染料のうちでも一般式
(4)で表されるフルオラン化合物の少なくとも1種を
併用することにより、黒発色系でしかも高温多湿下に保
存されたり、あるいは光に長時間曝されたりしても、と
りわけOCR適性に優れた感熱記録体が得られる。
【0022】
【化8】
【0023】(式中R9 およびR10はそれぞれC1 〜C
6 のアルキル基、エトキシプロピル基またはp−トリル
基を、R11は水素原子またはメチル基を、R12はメチル
基、塩素原子またはトリフルオロメチル基を示す。kは
0〜2の整数を示す。)
【0024】本発明において、一般式(4)で表される
黒色発色系フルオラン化合物の具体例としては、例えば
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−(m−トルイジノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチ
ルアミノ−6−メチル−7−(m−トルイジノ)フルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4
−キシリジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−(3,5−キシリジノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,6−キシリジ
ノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチ
ル−7−(2,4−キシリジノ)フルオラン、3−ジ−
n−ブチルアミノ−6−メチル−7−(3,5−キシリ
ジノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メ
チル−7−(2,6−キシリジノ)フルオラン、3−ジ
メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジ−n−プロピルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイ
ジノ)フルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−
N−n−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−エチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブ
チルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロロ
アニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘ
キシルアミノ)−7−(o−クロロアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−7
−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブ
チルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラ
ン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−(p
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、
3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(m−トリフルオロメ
チルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−(p−トリフルオロメチルアニリノ)フル
オラン、3−(N−エチル−N−エトキシプロピルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−メチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン等が挙げられる。
【0025】これらのうちでも3−ジ−n−ブチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオランは、とりわけ
発色性、地肌カブリの点で優れた性能を発揮するため、
特に好ましく用いられる。本発明においては、所望の効
果を阻害しない範囲で、その他公知の染料を併用するこ
とももちろん可能である。
【0026】本発明の感熱記録体においては、記録層中
に記録感度向上剤として各種の熱可融性物質を使用する
ことができる。かかる熱可融性物質としては、例えばカ
プロン酸アミド、カプリン酸アミド、パルミチン酸アミ
ド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルシン
酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド、N−
メチルステアリン酸アミド、ステアリン酸アニリド、N
−メチルオレイン酸アミド、ベンズアニリド、リノール
酸アニリド、N−エチルカプリン酸アミド、N−ブチル
ラウリン酸アミド、N−オクタデシルアセトアミド、N
−オレインアセトアミド、N−オレイルベンズアミド、
N−ステアリルシクロヘキシルアミド、ポリエチレング
リコール、1−ベンジルオキシナフタレン、2−ベンジ
ルオキシナフタレン、1−ヒドロキシナフトエ酸フェニ
ルエステル、1,2−ジフェノキシエタン、1,4−ジ
フェノキシブタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1,2−ビス(4−メトキシフェノキシ)
エタン、1−フェノキシ−2−(4−クロロフェノキ
シ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−メトキシフェ
ノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)−2−
(4−メトキシフェノキシ)エタン、テレフタル酸ジベ
ンジルエステル、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ
酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、p−ベンジルオ
キシ安息香酸ベンジルエステル、p−ベンジルビフェニ
ル、1,5−ビス(p−メトキシフェノキシ)−3−オ
キサ−ペンタン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエト
キシ)ベンゼン、p−ビフェニル−p−トリルエーテ
ル、ベンジル−p−メチルチオフェニルエーテル、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベン
ゾフェノン等が挙げられる。
【0027】なお、記録感度向上剤の使用量については
特に限定するものではないが、塩基性染料100重量部
に対して一般に50〜1000重量部、好ましくは10
0〜500重量部の範囲で用いるのが望ましい。
【0028】記録層には、さらに保存性を向上させるた
めに、各種公知の保存性改良剤を含有させることも可能
である。保存性改良剤としては、具体的には、例えば
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチ
ルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス(3−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)、1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2−
(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラ
カルボキシレート、4−ベンジルオキシフェニル−4’
−(2−メチル−2,3−エポキシプロピルオキシ)フ
ェニルスルホン、1,3,5−トリス(4−tert−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌル酸、1−〔α−メチル−α−(4−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、4,4’−
ブチリデンビス(6−tert−ブチル−m−クレゾー
ル)、ビス〔2−ヒドロキシ−3−(2’H−ベンゾト
リアゾール−2’−イル)−5−オクチルフェニル〕メ
タン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert
−ブチルフェニル)リン酸のナトリウム塩またはマグネ
シウム塩等が挙げられる。
【0029】これらを含む塗液の調製は、一般に水を分
散媒体とし、ボールミル、アトライター、サンドミル、
コロイドミル等の撹拌・粉砕機により染料、呈色剤、熱
可融性物質等を一緒にまたは別々に分散するなどして調
製される。
【0030】本発明の感熱記録体は、一般的にはバイン
ダーを溶解または分散した媒体中に、塩基性染料として
一般式(1)で表されるインドリルジアザフタリド誘導
体と、呈色剤として一般式(2)で表されるジフェニル
スルホン誘導体の微粒子を分散させて得られる塗液を適
当な支持体上に塗布することによって製造される。
【0031】かかる塗液中には、通常バインダーとして
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン
等が全固形分の10〜40重量%、好ましくは15〜3
5重量%程度用いられる。
【0032】さらに、塗液中には各種の助剤を添加する
ことができ、例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラ
ウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸
金属塩等の分散剤、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、
その他消泡剤、螢光染料、着色染料、酸化防止剤等が挙
げられる。また、感熱記録体が記録機器あるいは記録ヘ
ッドとの接触によってスティッキングを生じないよう塗
料中にステアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パ
ラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、エステルワックス等の分散液もしくはエマル
ジョン等を添加することもできる。
【0033】加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善す
るためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、
焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリ
カ、活性白土等の無機顔料を添加することもできる。
【0034】支持体としては、紙(中性紙も含む)、プ
ラスチックフィルム、合成紙、あるいはプラスチックフ
ィルムまたは合成紙をコート紙や上質紙等と接着剤を介
して貼合せたもの、または紙にプラスチックをラミネー
トしたもの等が使用される。かかるプラスチックフィル
ムとしては、例えばポリエチレン、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン
等のフィルムが挙げられる。また合成紙としては、例え
ばフィルム法あるいはファイバー法で製造される合成紙
が使用されるが、フィルム法には合成樹脂と充填剤およ
び添加剤を溶融混練後、押出して成膜化する内部紙化方
式、顔料塗工層を設ける表面塗工方式、表面処理方式等
があり、ファイバー法合成紙には合成パルプ紙、スパン
ボンド紙等がある。
【0035】記録層の塗布方法については特に限定され
るものではなく、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができ、例えばバーコーティング、エアーナイ
フコーティング、ロッドブレードコーティング、ピュア
ブレードコーティング、ショートドウェルコーティング
等により塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成され
る。なお、支持体としてプラスチックフィルムを使用す
る場合には、表面にコロナ放電、電子線照射等の処理を
施すことで、塗布効率を高めることもできる。また塗液
の塗布量についても特に限定されるものではないが、通
常、乾燥重量で2〜10g/m2 、好ましくは3〜7g
/m2 程度の範囲で調節される。
【0036】さらに、感熱記録層上に、接着剤、滑剤、
顔料等から構成される保護層を設けることにより、可塑
剤、油等の耐薬品性に優れた感熱記録体が得られる。保
護層に使用される接着剤の具体例としては、例えば各種
の鹸化度のポリビニルアルコール、アセトアセチル基変
性ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルア
ルコール、シリコン変性ポリビニルアルコール、アクリ
ル樹脂、ポリウレタン系樹脂が挙げられる。また、これ
らの接着剤は、全固型量に対して10〜95重量%、好
ましくは30〜90重量%の範囲で調整するのが望まし
い。保護層の塗布量としては、乾燥重量で0.5〜10
g/m2 、好ましくは、1〜7g/m2 程度の範囲で調
節される。
【0037】その他、保護層上に、高光沢を付与する等
の目的のために水溶性、水分散性、電子線硬化性、紫外
線硬化性樹脂を含む層を設けることも可能であり、支持
体の裏面に保護層を設けたり、支持体に下塗り層を設け
ることも勿論可能で、感熱記録体製造分野における各種
の公知技術が付加し得るものである。
【0038】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、もちろんこれらに限定されるものではな
い。また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ
重量部および重量%を示す。
【0039】実施例1 〔中間層の形成〕焼成クレー(商品名:アンシレック
ス、見掛け比重:0.22g/cm3、エンゲルハード
社製)100部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテッ
クス(固形分:50%)15部、ポリビニルアルコール
10%水溶液30部、および水200部からなる組成物
を混合して中間層用塗液を調整した。得られた塗液を5
0g/m2 の上質紙に乾燥後の塗布量が10g/m2
なるように塗布、乾燥して中間層を形成した。
【0040】〔A液調製〕3−(1−メチル−2−フェ
ニルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−
ジエチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド1
0部、メチルセルロースの5%水溶液3部、および水2
7部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径0.8μ
mとなるまで粉砕し、A液を得た。
【0041】〔B液調製〕3,3’−ジアリル−4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン20部、メチル
セルロースの5%水溶液5部、および水55部からなる
組成物をサンドミルで平均粒子径1.2μmとなるまで
粉砕し、B液を得た。
【0042】〔C液調製〕1,2−ビス(3−メチルフ
ェノキシ)エタン25部、メチルセルロースの5%水溶
液7部、および水48部からなる組成物をサンドミルで
平均粒子径1.2μmとなるまで粉砕し、C液を得た。
【0043】〔記録層の形成〕A液40部、B液80
部、C液80部、軽質炭酸カルシウム10部、微粒子酸
化珪素顔料(吸油量180ml/100g)20部、ス
テアリン酸亜鉛の30%分散液15部、およびポリビニ
ルアルコールの15%水溶液100部を混合・撹拌して
得られた塗液を、上記の50g/m2 の上質紙上に設け
た中間層上に乾燥重量が4g/m2 となるように塗布乾
燥し、スーパーキャレンダー処理して感熱記録体を得
た。
【0044】実施例2〜15 A液調製において、3−(1−メチル−2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチ
ルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド10部の
代わりに下記の化合物を用いた以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
【0045】実施例2:3−(1−メチル−2−フェニ
ルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジ
−n−ペンチルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタ
リド10部 実施例3:3−(1−メチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノ
フェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−n
−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
7部 実施例4:3−(1−メチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジ−n−ペンチ
ルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3
−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン7部 実施例5:3−(1−エチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノ
フェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−n
−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
7部 実施例6:3−(1−n−ブチル−2−フェニルインド
ール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルア
ミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ
−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン7部 実施例7:3−(1−メチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ピロリジノフェ
ニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−n−ブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン7部 実施例8:3−(1−エチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジメチルアミノ
フェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−n
−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
7部 実施例9:3−(1−メチル−2−フェニルインドール
−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノ
フェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−(N−
エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン7部 実施例10:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−
n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン7部 実施例11:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−(N
−エチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン7部 実施例12:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジ−
n−ブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオ
ラン7部 実施例13:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド3部と3−ジエ
チルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)
フルオラン7部 実施例14:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド4部と3−ジ−
n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン6部 実施例15:3−(1−メチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4,7−ジアザフタリド2部と3−ジ−
n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン8部
【0046】実施例16〜18 B液調製において、3,3’−ジアリル−4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホンの代わりに下記の化合物
を用いた以外は、実施例3と同様にして感熱記録体を得
た。 実施例16:4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジ
フェニルスルホン 実施例17:2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン 実施例18:2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベ
ンズアニリド
【0047】比較例1〜3 A液調製において、3−(1−メチル−2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチ
ルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド10部の
代わりに下記の化合物を用いた以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
【0048】比較例1:3,3−ビス(2−エトキシ−
4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド3部
と3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン7部 比較例2:3−ジ−n−ブチルアミノ−6,8,8−ト
リメチル−8,9−ジヒドロ−9−エチル−(3,2,
e)ピリドフルオラン3部と3−ジ−n−ブチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン7部 比較例3:3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン10部
【0049】比較例4 3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホンの代わりに4,4’−イソプロピリデンジフ
ェノールを用いた以外は、実施例3と同様にして感熱記
録体を得た。
【0050】かくして得られた22種類の感熱記録体に
ついて、以下の方法で評価し、その結果を表1に示し
た。 〔PCS値〕OCR適性の程度を示す指標としてPCS
値がある。PCS値は記録部と未記録部との相対的な濃
度の差を表すもので、次式より求められる。
【0051】PCS=(RW −RP )/RW RW は未記録部の反射率を表し、RP は記録部の反射率
を表す。従って、PCS値が高いほど記録部と未記録部
との識別が明瞭になり、読み取り適性が高くなる。一般
には、PCS値としては0.7以上が要求される。
【0052】〔670nmにおけるPCS値の測定〕感
熱記録用評価機〔大倉電機社製、TH−PMD型、印加
電圧18V、パルスサイクル3.0ms、印加パルス幅
1.6ms〕で記録し、記録部および未記録部の波長6
70nmにおける反射率を分光光度計〔日立製作所製、
U−3300〕にて測定し、その値よりPCS値を算出
した。
【0053】〔地肌カブリ〕未記録部をマクベス濃度計
〔マクベス社製、RD−914型、ビジュアルフィルタ
ー〕にて測定した。
【0054】〔耐湿熱性〕記録後、40℃、90%RH
の条件下で72時間放置後、PCS値および地肌カブリ
を測定した。
【0055】〔耐光性〕記録後、スガ試験機器株式会社
製のサンシャインスーパーロングライフキセノンウェザ
ーメーター(W.M.)に15時間曝した後、PCS値
および地肌カブリを測定した。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の感熱記録体は初期PCS値が高く高温多湿下に保存さ
れたり、あるいは光に長時間曝されても、670nmに
おけるPCS値が充分高く、しかも地肌カブリの少ない
ものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染
    料と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
    て、塩基性染料として下記一般式(1)で表されるイン
    ドリルジアザフタリド誘導体の少なくとも1種を用い、
    かつ呈色剤として下記一般式(2)で表されるジフェニ
    ルスルホン誘導体および/または下記一般式(3)で表
    されるベンズアニリド誘導体の少なくとも一種を含有せ
    しめたことを特徴とする感熱記録体。 【化1】 (式中、R1 はC1 〜C8 のアルキル基を、R2 はC1
    〜C6 のアルキル基を、R3 、R4 はそれぞれC1 〜C
    6 のアルキル基を示す。なお、R3 、R4 は隣接する窒
    素原子とともにヘテロ環を形成しても良い。) 【化2】 (式中、R5 、R6 はそれぞれC1 〜C4 のアルキル
    基、C2 〜C4 のアルケニル基、C1 〜C4 のアルコキ
    シル基、ベンジルオキシ基またはハロゲン原子を示す。
    mは0〜2の整数、nは1〜3の整数、p、qはそれぞ
    れ0〜2の整数を示す。) 【化3】 (式中、R7 はC1 〜C4 のアルキル基またはC1 〜C
    4 のアルコキシル基を、R8 は水素原子、C1 〜C4
    アルキル基またはC1 〜C4 のアルコキシル基を示
    す。)
  2. 【請求項2】塩基性染料として下記一般式(4)で表さ
    れるフルオラン化合物の少なくとも1種を併用した請求
    項1記載の感熱記録体。 【化4】 (式中R9 およびR10はそれぞれC1 〜C6 のアルキル
    基、エトキシプロピル基またはp−トリル基を、R11
    水素原子またはメチル基を、R12はメチル基、塩素原子
    またはトリフルオロメチル基を示す。kは0〜2の整数
    を示す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150527A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Mitsubishi Paper Mills Ltd スクラッチ発色用インキおよび不可視情報印刷シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008150527A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Mitsubishi Paper Mills Ltd スクラッチ発色用インキおよび不可視情報印刷シート

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