JPH0999512A - 飛散防止・省エネフィルム - Google Patents

飛散防止・省エネフィルム

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JPH0999512A
JPH0999512A JP7279925A JP27992595A JPH0999512A JP H0999512 A JPH0999512 A JP H0999512A JP 7279925 A JP7279925 A JP 7279925A JP 27992595 A JP27992595 A JP 27992595A JP H0999512 A JPH0999512 A JP H0999512A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の装置を利用した簡単な操作で、基材と
しての引き裂き強度等を向上させて、その機能性を高め
た飛散防止・省エネフィルムを提供することである。 【解決手段】 基材の片面に感圧型粘着剤層を設け、更
に該感圧型粘着剤層の上に離型性のオーバーコートフィ
ルムを貼り合わせてなる飛散防止・省エネフィルムにお
いて、基材として、少なくとも樹脂のフィルムの二層以
上を重ね合わせて積層し、更にその片面に切れ目を刻設
してなる積層体の少なくとも二つ以上をその切れ目の切
れ目方向が一致しないように重ね合わせて積層してなる
ラミネートシートを使用することを特徴とする飛散防止
・省エネフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛散防止・省エネ
フィルムに関するものであり、更に詳しくは、飛散防止
フィルムあるいは省エネフィルム等に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、飛散防止フィルムとしては、種々
の形態のものが提案されているが、その代表的なものと
しては、厚さ50μm以上の透明なポリエチレンテレフ
タレートフィルムを使用し、この片面に感圧型粘着剤を
塗布し、更に離型型のオーバーコートフィルムを貼り合
わせた構成からなるものが知られている。而して、その
使用に当たっては、該オーバーコートフィルムを剥が
し、窓ガラスの内側の全面に貼りつけ、災害時において
ガラスが破壊してもその破片の飛散を防止することを目
的とするものである。また、省エネルギーフィルムとし
ては、別名、熱線カットフィルムあるいは断熱フィルム
とも称され、例えば、25ないし50μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを使用し、これにアルミニュ
ウムを薄く蒸着し、表面に保護層、裏面に感圧型粘着剤
を塗布し、あるいはこの粘着剤の中にもう一層保護層を
設けて、紫外線吸収剤や着色剤を混入させたものであっ
て、窓ガラスの内側の全面に貼りつけ、熱線のカット、
断熱等の効果を目的とするものが知られている。飛散防
止フィルムおよび省エネルギーフィルムは、多くの場
合、飛散防止・省エネフィルム等の両機能を同時に持ち
合わせていることから、飛散防止・省エネフィルムとも
称される。これらのフィルムは、冷暖房効果の向上とコ
ストの削減、紫外線カットによる家具、書籍、調度品等
の変色防止、防眩効果、プライバシーの保護、飛散防止
効果等の特徴を有し、自動車分野、建築分野等に利用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、自動車
分野、建築分野とも、製品に対する機能性の向上、ある
いはユーザーサイドのファション性の重視といった面で
の要請に対し、その要求を充足して充分にその期待を満
たしているとはいえない状況であり、市場において停滞
感がみられるものである。現在、飛散防止・省エネフィ
ルムにおいては、さらなる機能を追求して現状の打破を
ねらっているものである。このような要求に対し、例え
ば、従来のものは、単一のポリエチレンテレフタレート
フィルムからなるものであったが、このものは、いった
んフィルムに傷が入ると容易に裂けて破断するという欠
点があることから、これを多層に重ね合わせて、多層フ
ィルムにすることによって、引き裂き強度、耐貫通性能
等を向上してその機能性を高めた製品が提案されてい
る。このものは、その機能性を高めてはいるが、少なく
とも5層以上、好ましくは13層以上に積層するもので
あり、その製造工程の管理が煩雑であるという問題点を
有するものである。そこで本発明の目的は、既存の装置
等を使用して簡単な操作で、基材としての引き裂き強度
等を向上させて、その機能性を高めた飛散防止・省エネ
フィルムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成すべく鋭意研究した結果、少なくとも二層以上か
らなる積層フィルムであり、かつ該積層フィルムを構成
する少なくとも一層以上には、一方向に連続した切れ目
が一定の間隔をおいて平行に刻設され、更に該積層フィ
ルムの二種以上を、その切れ目の切れ目方向が一致しな
いように重ね合わせて積層してなるラミネートシートを
製造し、これを飛散防止・省エネフィルムの基材として
使用したところ、引き裂き強度において極めて優れ、か
つ透明性に富み、その機能性を著しく高めた飛散防止・
省エネフィルムを製造することができることを見出し
て、本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、基材の片面に感圧型
粘着剤層を設け、更に該感圧型粘着剤層の上に離型性の
オーバーコートフィルムを貼り合わせてなる飛散防止・
省エネフィルムにおいて、基材として、少なくとも二層
以上からなる積層フィルムであり、かつ該積層フィルム
を構成する少なくとも一層以上には、一方向に連続した
切れ目が一定の間隔をおいて平行に刻設され、更に該積
層フィルムの二種以上を、その切れ目の切れ目方向が一
致しないように重ね合わせて積層してなるラミネートシ
ートを使用することを特徴とする飛散防止・省エネフィ
ルムに関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも樹脂のフィ
ルムの二層以上からなる積層体であって、更に該積層体
を構成する一層以上のフィルムに切れ目を刻設し、かつ
該積層体の二種以上を、その切れ目の切れ目方向が一致
しないように重ね合わせて積層してなるラミネートシー
トを製造し、これを飛散防止・省エネフィルム用の基材
として使用するものであり、該切れ目を導入することに
よって、ラミネートシートの引き裂き方向を制御し、更
に多数の切れ目によって、引き裂き性のエネルギーを分
散させ、結果的に、引き裂き強度に優れ、該ラミネート
シートに切り込みが発生してもそこから容易に引き裂か
れることがなく、更に透明性にも優れた飛散防止・省エ
ネフィルムを得ることができるものである。
【0007】上記の本発明について以下に詳しく説明す
る。まず、本発明にかかる飛散防止・省エネフィルムの
製造法について説明する。図1は、本発明にかかる飛散
防止・省エネフィルムを構成する積層体の層構成の概略
を示す断面図である。図1に示すように、任意の樹脂の
フィルム1、1’を用意し、その少なくとも二層以上を
交互に重ね合わせ、更にその層間を接着剤層2等を介し
て積層して、積層体3を製造する。次に、本発明におい
ては、図2の斜視図に示すように、上記で製造した積層
体3の片面に一方向に連続した切れ目4を一定の間隔を
おいて平行に刻設する。次に、図3は、上記で切れ目4
を刻設した積層体3を使用して、本発明にかかる飛散防
止・省エネフィルムを構成する基材としてのラミネート
シートの概略を示す斜視図である。図3に示すように、
上記で切れ目4を刻設した積層体3の少なくとも二種以
上を、その切れ目4の切れ目方向Pが一致しないように
その切れ目4、4面を対向させて重ね合わせ、更にその
層間を接着剤層5等を介して積層して、ラミネートシー
ト6を製造する。次に、本発明においては、図4の断面
図に示すように、上記で製造したラミネートシート6の
片面に感圧型粘着剤層7を設け、更に該感圧型粘着剤層
7を介して離型性のオーバーコートフィルム8を形成し
て、本発明にかかる飛散防止・省エネフィルムXを製造
するものである。
【0008】まず、上記の本発明において、積層フィル
ムは、少なくとも樹脂のフィルムの二層以上を積層する
ことによって製造するが、かかる樹脂のフィルムとして
は、具体的には、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、フッ
素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル
系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアクリロニ
トリル系樹脂、酢酸セルロース系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂、ポリフェニレンスルフィド
系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、パラ系ア
ラミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の公知の樹脂のフ
ィルムないしシートを使用することができる。
【0009】上記の樹脂のフィルムの厚さとしては、少
なくとも0.5μm以上であることが好ましく、0.5
μm未満であると、結果として、引き裂き強度に優れ、
その機能性を高めた飛散防止・省エネフィルムを製造す
ることが困難になって望ましくない。具体的には、樹脂
のフィルムの厚さとしては、飛散防止・省エネフィルム
の使用目的等によって適宜に設定することができるが、
5μmないし300μm、望ましくは、12μmないし
200μm位が好ましい。また、本発明においては、上
記の樹脂のフィルムは、未延伸のフィルム、あるいは一
軸方向または二軸方向等に延伸したフィルムのいずれで
もよい。
【0010】ところで、本発明においては、上記の樹脂
のフィルムとしては、上記に挙げた樹脂のフィルムの中
でも、剛性、伸長性、寸法安定性、衝撃破壊強度性、透
明性、しなやかさ、積層適性等の観点から、特に、ポリ
エステル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、またはパラ系アラミド系樹脂のフィ
ルムないしシートを使用することが好ましい。
【0011】上記のポリエステル系樹脂のフィルムとし
ては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリテトラメ
チレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂のフィル
ムないしシートを使用することができる。その他、通常
のジカルボン酸またはそのエステル誘導体とジヒドロオ
キシ化合物ろの反応生成物等からなるポリエステル系樹
脂のフィルムないしシートを使用することができる。
【0012】また、上記において、ポリ(メタ)アクリ
ル系樹脂のフィルムないしシートとしては、例えば、ポ
リアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸メチル、メタ
クリル酸メチル−スチレン共重合体、メタクリル酸メチ
ル−アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共
重合体等のエチレン−アクリル酸誘導体または−メタク
リル酸誘導体との共重合体等のポリ(メタ)アクリル系
樹脂からなるフィルムないしシートを使用することがで
きる。
【0013】また、上記の本発明において、ポリカーボ
ネート系樹脂のフィルムないしシートとしては、例え
ば、ポリカ−ボネ−ト、ポリカ−ボネ−トとポリエ−テ
ル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
アミド若しくは高シロキサンの一種以上との共重合体、
更にはポリカ−ボネ−トとポリオレフィン、ポリメタク
リル酸メチル、アクリルニトリル−ブタジェン−スチレ
ン共重合体若しくはポリアミドの一種以上とのブレンド
物からなるフィルムないしシートを使用することができ
る。
【0014】また、上記において、パラ系アラミド樹脂
のフィルムないしシートとしては、例えば、ミクトロン
(東レ株式会社製、商品名)等のフィルムないしシート
を使用することができる。
【0015】ところで、本発明においては、上記の樹脂
のフィルムの製造に際しては、必要ならば、公知の添加
剤、例えば、可塑剤、熱安定剤、帯電防止剤、滑剤、紫
外線吸収剤、充填剤、着色剤、酸化防止剤、その他等を
任意に添加し、混練して製膜化してもよい。また、その
製膜法としては、通常の方法、例えば、Tダイ法等の溶
融押し出し法、インフレーション法、キャステング法、
コーテイング法等の製膜法を挙げることができる。
【0016】次に、本発明において、樹脂のフィルムを
積層する方法としては、包装材料を製造するときに使用
する積層方法と同様な方法で行うことができる。例え
ば、ドライラミネーション(無溶剤型、ワックスホット
メルト型等も含む)、ウェットラミネーション、押し出
しラミネーション、インフレーションラミネート法等の
方法で行うことができる。あるいは、ロールコーティン
グ法(グラビアダイレクトコート、斜線版リバースコー
ト、コンマコート等)、ナイフエッジコーティング法、
ダイコーティング法、スプレイコーティング法等の通常
のコーティング法等でも行いえる。而して、本発明にお
いては、上記のような方法を任意に組み合わせても差し
支えない。
【0017】上記の積層に際しては、例えば、有機チタ
ン系アンカーコート剤、イソシアネート系アンカーコー
ト剤(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系アンカーコ
ート剤等のラミネート用アンカーコート剤、あるいはポ
リウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、エポキシ
系接着剤、マインイミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接
着剤、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系接着剤、
ポリアクリル系接着剤等の溶融型接着剤、ポリ酢酸ビニ
ルエマルジョン、ポリアクリル系樹脂エマルジョン等の
エマルジョン系接着剤、紫外線あるいは電子線硬化型接
着剤、水溶性樹脂からなる水溶性接着剤等の各種の接着
剤を使用して、接着剤層を構成することができる。な
お、本発明においては、樹脂のフィルムがそれ自身で熱
溶融等によって自己接着するものである場合には、上記
のような接着剤を使用することなく積層してラミネート
シートを製造することができ、この場合には、それ自身
を接着剤としてみなしてもよい。上記の接着剤層の厚さ
としては、0.01μm以上、好ましくは、0.5μm
ないし30μm位が望ましい。而して、接着剤層が、
0.01μm未満であると、充分な密着強度を得ること
ができず、層間で剥離等の現象を起こして好ましくな
く、また、接着剤層が、30μm以上であると、ラミネ
ートシートの柔軟性、透明性等が低下して好ましくない
ものである。また、本発明においては、積層する前に、
フィルムの面に、予め、例えば、コロナ処理、オゾン処
理等の公知の前処理を施すこともできる。
【0018】また、本発明においては、樹脂のフィルム
を積層して積層体を製造ずるものであるが、積層に際し
ては、同種ないし異種のフィルムを組み合わせて使用し
てもよい。また、本発明において、積層する枚数として
は、少なくとも2層以上であることが必要であり、好ま
しくは、2ないし10層位が望ましい。それは、切れ目
方向が異なるフィルムが積層されることによって、切れ
裂ける方向が複数となり、切り裂けるエネルギ−を分散
可能とするからである。
【0019】次に、上記の本発明において、積層体の片
面に切れ目を刻設すう方法としては、種々の方法で行う
ことができ、例えば、レーザー加工法、針、ナイフ、カ
ッター等を使用する加工法、ロ−タリ−ダイセットカッ
タ−を使用する方法、打ち抜き刃を使用する加工法、そ
の他等の方法で行うことができる。而して、本発明にお
いて、切れ目の形状としては、任意であるが、直線状、
あるいは曲線状で方向性をもった連続したものが好まし
く、また、その大きさ、深さ等は、例えば、切れ目を刻
設した側のフィルムが、その切れ目に沿って裂けるのに
充分な深さが必要であり、好ましくは、積層フィルムを
構成する少なくとも一層のフィルムを完全に切断してい
ることが望ましい。更にまた、切れ目の刻設量として
は、各切れ目の間隔は狭い方がよく、50mm以下、好
ましくは、10mm以下の間隔で刻設されていることが
望ましい。
【0020】次に、本発明において、切れ目を刻設した
積層体の少なくとも二つ以上を重ね合わせて積層する方
法としては、前述の積層体を製造するときに採用する積
層法等を同様に採用して、同様に行うことができ、その
際に、例えば、接着剤等を同様に使用して行うことがで
きる。
【0021】次にまた、本発明において、感圧型粘着剤
層を構成する粘着剤としては、合成樹脂、ゴム系ポリマ
ー等をビヒクルの主成分とし、これに粘着性を付与する
目的で粘着付与剤樹脂、粘着調製の目的で軟化剤、その
他、充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、熱安定剤等を公
知の添加剤を任意に添加して調製した粘着剤を使用する
ことができる。
【0022】上記において、合成樹脂としては、例え
ば、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール(ポリビニルホルマール、ポリビニ
ルブチラール等)、ポリビニルイソブチルエーテル、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポエエステル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系
樹脂、ニトロセルロース、酢酸セルロース、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体等の熱可塑性樹脂
を使用することができる。
【0023】また、上記において、ゴム系ポリマーとし
ては、例えば、天然ゴム、再生ゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、ポリイソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブ
チルゴム、塩素化ゴム等のゴム(エラストマー)系ポリ
マーを使用することができる。
【0024】また、上記において、粘着付与剤樹脂とし
ては、例えば、ロジン、エステルガム、ポリテルペン系
樹脂、ポリオレフィン系石油樹脂、クマロン、インデン
樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系
樹脂等を使用することができる。
【0025】また、上記において、軟化剤としては、例
えば、各種の可塑剤、ロジン油、ワックス、各種のポリ
マーの低重合物、植物油、その他等を使用することがで
きる。
【0026】而して、本発明において、粘着剤層の形成
は、例えば、ラミネートシートの片面に塗布ないし印刷
法等によって形成することができ、あるいは離型性のオ
ーバーコートフィルムの上に塗布ないし印刷法等によっ
て粘着剤層を形成し、該粘着剤層面をラミネートシート
に重ね合わせてその両者を貼り合わせて形成することも
できる。
【0027】また、上記において、離型性のオーバーコ
ートフィルムとしては、公知のもの、例えば、ポリエス
テルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、セロハン、その他の樹
脂のフィルム、あるいは離型紙、合成紙等を使用するこ
とができる。
【0028】以上の説明で明らかなように、本発明にか
かる飛散防止・省エネフィルムは、前述の図4に示すよ
うに、少なくとも樹脂のフィルム1、1’の二層を重ね
あわせて、その層間を接着剤層2を介して積層して積層
体3を製造し、更に該積層体3の片面に切れ目4を刻設
してなる積層体3の少なくとも二つ以上3、3を、その
切れ目4の切れ目方向Pが一致しないように重ね合わせ
て積層してラミネートシート6を製造し、次に、上記で
製造したラミネートシート6の片面に感圧型粘着剤層7
を設け、更に該感圧型粘着剤層7を介して離型性のオー
バーコートフィルム8を形成した構成からなるものであ
る。而して、その使用に当たっては、離型性のオーバー
コートフィルム8を引き剥がして、感圧型粘着剤層7を
介して、ガラス等の基板に貼り合わせて、飛散防止・省
エネフィルムとして使用するものである。
【0029】なお、本発明においては、図示しないが、
必要ならば、上記の飛散防止・省エネフィルムにおい
て、表面保護層としての樹脂のハードコート層を形成し
てもよく、また紫外線カット、熱線カット等のためにア
ルミニュウム等の薄い蒸着膜、紫外線吸収剤等を含む樹
脂層、あるいは着色剤を含む樹脂層等を任意に形成して
もよい。例えば、アルミニュウム等の薄い蒸着膜を設け
る例について説明すると、上記で製造したラミネートシ
ートの片面の全面あるいは部分的に、アルミニュウム等
の金属による蒸着膜を形成するものである。而して、上
記の蒸着膜は、飛散防止・省エネフィルムにマッジクミ
ラー的要素を組み込む際に使用されるものであり、片面
よりは視認性を持たせ、他方からの視認性を抑制する機
能等を発揮させるために使用されるものである。上記に
おいて、蒸着膜を構成する金属としては、例えば、アル
ミニュウム、鉄、ニッケル、銅等の金属を使用すること
ができ、その厚さとしては、10Åないし5000Å位
が好ましく、これにより、片面は、視認性を有し、他面
は、視認性を制御するものである。
【0030】また、本発明において、上記の飛散防止・
省エネフィルムは、窓ガラス等に貼り合わせた場合、透
明性を要求されることがある。而して、本発明においえ
は、樹脂のフィルムとを積層する場合、透明性に富むフ
ィルムを選定して使用することが望ましい。
【0031】
【実施例】次に本発明について具体的な例を挙げて更に
詳しく説明する。 実施例1 厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルム(東洋紡績株式会社製、商品名 E5100)を
二枚用意し、これらをポリウレタン系接着剤(武田薬品
株式会社製、商品名 タケラックA515/タケネ−ト
A50)を用いて二層貼り合わせて積層体を製造した。
次に、上記で製造した積層体の一層のみが切れるよう
に、プレスカット機を用いてハ−フカット処理を行っ
た。このときの切れ目の形状は、フィルムの流れ方向に
対し45°傾いた斜線とし、その間隔は10mmとし
た。次に、上記でハ−フカット加工した積層体を二枚用
意し、上記のポリウレタン系接着剤を使用して、その加
工面どうしを対向するように重ね合わせて貼り合わせ
て、ラミネ−トシ−トを製造した。このときのハ−フカ
ットは、直交した状態となり、またラミネ−トシ−トの
表面と裏面は、ハ−フカットのない平滑面であった。次
に、上記で製造したラミネ−トシ−トの片面をコロナ処
理し、他方、厚さ25μmの離型性ポリエチレンテレフ
タレ−トフィルムの表面にアクリル系感圧型粘着剤を塗
布し、そのコロナ処理面と感圧型粘着剤層面とを対向さ
せて、その両者を貼り合わせて飛散防止・省エネフィル
ムを製造した。上記で得た飛散防止・省エネフィルム
を、その離型性ポリエチレンテレフタレートフィルムを
引き剥がして窓ガラスに貼り合わせて飛散防止フィルム
として使用した。なお、その機械的強度においては、縦
横とも均一で、かつフィルムに切り込みを入れてもそこ
から容易に一方向に引き裂かれることはなかった。
【0032】実施例2 厚さ16μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを二枚用意し、これらをポリウレタン系接着剤
(武田薬品株式会社製、商品名 タケラックA515/
タケネ−トA50)を用いて二層貼り合わせて積層体を
製造した。次に、上記で製造した積層体の一層のみが切
れるように、プレスカット機を用いてハ−フカット処理
を行った。このときの切れ目の形状は、フィルムの流れ
方向に対し30°傾いた斜線とし、その間隔は10mm
とした。次に、上記と同様にして積層体を製造し、次い
で、該積層体の一層のみが切れるように、プレスカット
機を用いてハ−フカット処理を行った。このときの切れ
目の形状は、フィルムの流れ方向に対し直角方向(巾方
向に平行)にハ−フカットし、その間隔は10mmとし
た。次に、上記でハ−フカットの斜線が、30°傾いた
積層体の二枚を、そのハ−フカット面どうしを対向さ
せ、かつハ−フカットの斜線が交差するようにして貼り
合わせ、次いで、更に直角方向(巾方向に平行)にハ−
フカットした積層体を、そのハ−フカット面を対向させ
て貼り合わせて、ハ−フカットが60°で交差するハ−
フカット格子を有する三つの積層体からなるラミネ−ト
シ−トを製造した。なお、ラミネ−トシ−トの積層に当
たっては、上記の実施例1に記載したポリウレタン系接
着剤を使用した。なおまた、上記のラミネ−トシ−トの
表面と裏面は、ハ−フカットのない平滑面であった。次
に、上記で製造したラミネ−トシ−トの片面をコロナ処
理し、他方、厚さ25μmの離型性ポリエチレンテレフ
タレ−トフィルムの表面にアクリル系感圧型粘着剤を塗
布し、そのコロナ処理面と感圧型粘着剤層面とを対向さ
せて、その両者を貼り合わせて飛散防止・省エネフィル
ムを製造した。上記で得た飛散防止・省エネフィルム
を、その離型性ポリエチレンテレフタレートフィルムを
引き剥がして窓ガラスに貼り合わせて飛散防止フィルム
として使用した。なお、その機械的強度においては、縦
横とも均一で、かつフィルムに切り込みを入れてもそこ
から容易に一方向に引き裂かれることはなかった。
【0033】比較例1 フィルムとして、厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルム(東洋紡績株式会社製、商品名
E5100)と厚さ25μmのポリカ−ボネ−トフィ
ルム(帝人株式会社製)を使用し、また、上記のフィル
ムを貼り合わせる接着剤として、ポリウレタン系接着剤
(武田薬品株式会社製、商品名 タケラックA515/
タケネ−トA50)を使用して積層体を製造し、次に該
積層体にハ−フカット処理を行わないで、それ以外は、
上記の実施例1に記載したと同様にしてラミネ−トシ−
トを製造し、更に飛散防止・省エネフィルムを製造し
た。
【0034】比較例2 フィルムとして、厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルム(東洋紡績株式会社製、商品名
E5100)と厚さ25μmのポリアクリルフィルム
(三菱レ−ヨン株式会社製)を使用し、また、上記のフ
ィルムを貼り合わせる接着剤として、ポリウレタン系接
着剤(武田薬品株式会社製、商品名 タケラックA51
5/タケネ−トA50)を使用して積層体を製造し、次
に該積層体にハ−フカット処理を行わないで、それ以外
は、上記の実施例1に記載したと同様にしてラミネ−ト
シ−トを製造し、更に飛散防止・省エネフィルムを製造
した。
【0035】比較例3 フィルムとして、厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルム(東洋紡績株式会社製、商品名
E5100)と厚さ25μmのポリエチレンナフタレ
−トフィルム(グンゼ株式会社製)を使用し、また、上
記のフィルムを貼り合わせる接着剤として、ポリウレタ
ン系接着剤(武田薬品株式会社製、商品名 タケラック
A515/タケネ−トA50)を使用して積層体を製造
し、次に該積層体にハ−フカット処理を行わないで、そ
れ以外は、上記の実施例1に記載したと同様にしてラミ
ネ−トシ−トを製造し、更に飛散防止・省エネフィルム
を製造した。
【0036】実験例 上記の実施例1、実施例2、および比較例1ないし比較
例3において製造した飛散防止・省エネフィルムについ
て、その飛散防止性を測定した。飛散防止性のテスト
は、厚さ3mmの透明ガラスに上記の実施例1、実施例
2および比較例1ないし3で得た飛散防止・省エネフィ
ルムをその離型性のオーバーコートフィルムを引き剥が
して貼り合わせ、下記の条件にて落錐試験を行い、その
時の飛散防止性を目視して観察して5段階評価した。 上記の実験の結果、下記の表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】上記の表1より明らかなように、実施例1
ないし実施例2のものは、飛散防止性に優れ、比較例1
ないし3のものは、飛散防止性が劣っていた。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、少なくとも樹脂のフィルムの二層からなる積層体の
片面に切れ目を刻設し、該切れ目方向が一致しないよう
に該積層体の少なくとも二つ以上を重ね合わせて積層し
てなるラミネートシートを製造し、これを飛散防止・省
エネフィルム用の基材として使用するものであり、該切
れ目を導入することによって、ラミネートシートの引き
裂き性方向を制御し、更に多数の切れ目によって、引き
裂き性のエネルギーを分散させ、結果的に、引き裂き強
度に優れ、該ラミネートシートに切り込みが発生しても
そこから容易に引き裂かれることがなく、更に透明性に
も優れた飛散防止・省エネフィルムを得ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層体の層構成の概略を示す断面図である。
【図2】積層体の片面に切れ目を刻設した状態を示す斜
視図である。
【図3】ラミネートシートの層構成の概略を示す斜視図
である。
【図4】飛散防止・省エネフィルムの層構成の概略を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1、1’ 樹脂のフィルム 2 接着剤層 3 積層体 4 切れ目 5 接着剤層 6 ラミネートシート 7 感圧型粘着剤層 8 離型性のオーバーコートフィルム X 飛散防止・省エネフィルム
フロントページの続き (72)発明者 荒川 文裕 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 真崎 忠宏 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山口 正久 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面に感圧型粘着剤層を設け、更
    に該感圧型粘着剤層の上に離型性のオーバーコートフィ
    ルムを貼り合わせてなる飛散防止・省エネフィルムにお
    いて、基材として、少なくとも二層以上からなる積層フ
    ィルムであり、かつ該積層フィルムを構成する少なくと
    も一層以上には、一方向に連続した切れ目が一定の間隔
    をおいて平行に刻設され、更に該積層フィルムの二種以
    上を、その切れ目の切れ目方向が一致しないように重ね
    合わせて積層してなるラミネートシートを使用すること
    を特徴とする飛散防止・省エネフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101695A1 (en) * 2001-06-12 2002-12-19 Mitsubishi Chemical Corporation Electronic display-use filter and electronic display unit using the filter
EP1604816A1 (en) * 2004-06-10 2005-12-14 Nitto Denko Corporation Reinforcing sheet for steel plate

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