JPH0999284A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH0999284A JPH0999284A JP25877195A JP25877195A JPH0999284A JP H0999284 A JPH0999284 A JP H0999284A JP 25877195 A JP25877195 A JP 25877195A JP 25877195 A JP25877195 A JP 25877195A JP H0999284 A JPH0999284 A JP H0999284A
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- Japan
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- water
- water purifier
- adsorbent
- tank
- activated carbon
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浄化水に重金属を含まず、安全でおいしい水
を得ることのできる浄水器の提供。 【解決手段】 浄水器に、予めエチレンジアミンテトラ
酢酸溶液で吸着剤を浸漬処理を行ったアルミノケイ酸塩
系無機イオン交換体を吸着剤として充填する。 【効果】 使用の初期から重金属、特に鉛吸着除去能に
優れており、また、浄化水へのアルミニウムの溶出も防
止される。
を得ることのできる浄水器の提供。 【解決手段】 浄水器に、予めエチレンジアミンテトラ
酢酸溶液で吸着剤を浸漬処理を行ったアルミノケイ酸塩
系無機イオン交換体を吸着剤として充填する。 【効果】 使用の初期から重金属、特に鉛吸着除去能に
優れており、また、浄化水へのアルミニウムの溶出も防
止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全でおいしい水
を得るための浄水器、より詳しくは、特定の吸着剤を用
いた浄水器に関する。
を得るための浄水器、より詳しくは、特定の吸着剤を用
いた浄水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】水道水中に含まれる残留塩素を除くこと
を主目的とした活性炭浄水器が一時期発売され使用され
たが、この種の浄水器は長時間使用しなかった場合に活
性炭層中に雑菌が発生し、これが浄化水の初流に流出す
ることから好ましくないことが明らかにされた。そのた
め、多孔質中空糸膜や平膜による精密濾過を行う浄水器
や、活性炭に銀を添着する等の方法により抗菌性を持た
せた浄水器が開発され、上市されるようになってきた。
活性炭に銀を添着したものは溶出する銀の量によって抗
菌性が異なり、また銀が多量に流出する恐れがあり、そ
の性能には若干不安定さが懸念される。
を主目的とした活性炭浄水器が一時期発売され使用され
たが、この種の浄水器は長時間使用しなかった場合に活
性炭層中に雑菌が発生し、これが浄化水の初流に流出す
ることから好ましくないことが明らかにされた。そのた
め、多孔質中空糸膜や平膜による精密濾過を行う浄水器
や、活性炭に銀を添着する等の方法により抗菌性を持た
せた浄水器が開発され、上市されるようになってきた。
活性炭に銀を添着したものは溶出する銀の量によって抗
菌性が異なり、また銀が多量に流出する恐れがあり、そ
の性能には若干不安定さが懸念される。
【０００３】これに対して、膜濾過による方法は、その
ような懸念はなく、雑菌等を除去するには十分な性能を
有している点に大きな特徴がある。膜濾過法には活性炭
による吸着機構を更に付加することができる。この場
合、活性炭の使用量と種類を適正に選定することによ
り、微量に溶解しているトリハロメタン、農薬等の有害
な有機物を除去することが可能であり、極めて高機能な
浄水器とすることができる。
ような懸念はなく、雑菌等を除去するには十分な性能を
有している点に大きな特徴がある。膜濾過法には活性炭
による吸着機構を更に付加することができる。この場
合、活性炭の使用量と種類を適正に選定することによ
り、微量に溶解しているトリハロメタン、農薬等の有害
な有機物を除去することが可能であり、極めて高機能な
浄水器とすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな膜濾過と活性炭吸着を組み合せた高機能浄水器であ
っても、水道水に微量溶解しているとして現在問題視さ
れている鉛等の重金属類は、完全に除去することができ
ないのが現状である。これらの重金属類の除去のため
に、逆浸透膜を用いた浄水器も開発されており極めて高
い除去能を示すが、能率の点から経済性に問題があり、
また、除去性能が高いため、飲用水として必要とされる
ミネラル成分までも除去してしまい、飲料水のおいしさ
という点からはマイナスの効果を示すという問題点があ
る。
うな膜濾過と活性炭吸着を組み合せた高機能浄水器であ
っても、水道水に微量溶解しているとして現在問題視さ
れている鉛等の重金属類は、完全に除去することができ
ないのが現状である。これらの重金属類の除去のため
に、逆浸透膜を用いた浄水器も開発されており極めて高
い除去能を示すが、能率の点から経済性に問題があり、
また、除去性能が高いため、飲用水として必要とされる
ミネラル成分までも除去してしまい、飲料水のおいしさ
という点からはマイナスの効果を示すという問題点があ
る。
【０００５】また、多様な種類の不純物を有する水源に
適用される浄水器として、耐圧容器にフィルター、活性
炭、イオン交換樹脂を収納した浄水器（特開昭６１−２
５７２８２号公報）や、活性炭収納ユニット、分離濾過
膜収納ユニットに、更にイオン交換樹脂収納ユニットを
組合せたカセット式浄水器（実開平３−７９８９号公
報）が提案されている。更に、天然石、セラミック等を
濾材として使用した浄水器も上市されている。
適用される浄水器として、耐圧容器にフィルター、活性
炭、イオン交換樹脂を収納した浄水器（特開昭６１−２
５７２８２号公報）や、活性炭収納ユニット、分離濾過
膜収納ユニットに、更にイオン交換樹脂収納ユニットを
組合せたカセット式浄水器（実開平３−７９８９号公
報）が提案されている。更に、天然石、セラミック等を
濾材として使用した浄水器も上市されている。
【０００６】しかし、イオン交換樹脂は、その製造過程
の副反応生成物や不純物を含有していることがあり、こ
れらが使用中に溶出するおそれがある。また、この浄水
器を水道水の浄化に使用した場合には、水道水中に殺菌
剤として投入されている含塩素酸化性物質による酸化を
受け、このために生成する着色物質が溶出するという問
題点があった。
の副反応生成物や不純物を含有していることがあり、こ
れらが使用中に溶出するおそれがある。また、この浄水
器を水道水の浄化に使用した場合には、水道水中に殺菌
剤として投入されている含塩素酸化性物質による酸化を
受け、このために生成する着色物質が溶出するという問
題点があった。
【０００７】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
浄化水に重金属を含まず、安全でおいしい水を得ること
のできる浄水器を提供することにある。
浄化水に重金属を含まず、安全でおいしい水を得ること
のできる浄水器を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、予
めエチレンジアミンテトラ酢酸溶液で浸漬処理を行なっ
たアルミノケイ酸塩系無機イオン交換体を吸着剤として
充填したことを特徴とする浄水器である。
めエチレンジアミンテトラ酢酸溶液で浸漬処理を行なっ
たアルミノケイ酸塩系無機イオン交換体を吸着剤として
充填したことを特徴とする浄水器である。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の浄水器には、吸着剤とし
てアルミノケイ酸塩系の無機イオン交換体が使用され
る。アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体は、主に重金
属の除去を目的として浄水器内に充填されるもので、そ
の具体例としてはゼオライト、セライトを挙げることが
できる。アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体は、イオ
ン交換媒体として従来使用されてきたイオン交換樹脂の
ように水溶性有機物を含まず、含塩素酸化性物質による
酸化を受けることがないので、着色物質が生成・溶出す
るということはない。
てアルミノケイ酸塩系の無機イオン交換体が使用され
る。アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体は、主に重金
属の除去を目的として浄水器内に充填されるもので、そ
の具体例としてはゼオライト、セライトを挙げることが
できる。アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体は、イオ
ン交換媒体として従来使用されてきたイオン交換樹脂の
ように水溶性有機物を含まず、含塩素酸化性物質による
酸化を受けることがないので、着色物質が生成・溶出す
るということはない。
【００１０】アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体は、
重金属、殊に鉛の除去性能としての飽和吸着量から、そ
のモル組成比がＮａ2 Ｏ／Ｋ2 Ｏ／ＣａＯ／Ａｌ2 Ｏ3
／ＳｉＯ2 ＝０．４〜１．０／０〜０．４／０〜０．５
／１．０／１．５〜３．０で表わされる酸性酸化物複合
体であることが特に好ましい。このモル組成比は、Ａｌ
2 Ｏ3 を１．０としたときの組成比であり、組成比がこ
の範囲から逸脱した場合には、鉛等の重金属の吸着量は
著しく低下する。このような組成比を持つアルミノケイ
酸塩系無機イオン交換体の具体例としては、モレキュラ
ーシーブ３Ａ、モレキュラーシーブ４Ａ、モレキュラー
シーブ５Ａ、モレキュラーシーブ１３Ｘが挙げられる。
重金属、殊に鉛の除去性能としての飽和吸着量から、そ
のモル組成比がＮａ2 Ｏ／Ｋ2 Ｏ／ＣａＯ／Ａｌ2 Ｏ3
／ＳｉＯ2 ＝０．４〜１．０／０〜０．４／０〜０．５
／１．０／１．５〜３．０で表わされる酸性酸化物複合
体であることが特に好ましい。このモル組成比は、Ａｌ
2 Ｏ3 を１．０としたときの組成比であり、組成比がこ
の範囲から逸脱した場合には、鉛等の重金属の吸着量は
著しく低下する。このような組成比を持つアルミノケイ
酸塩系無機イオン交換体の具体例としては、モレキュラ
ーシーブ３Ａ、モレキュラーシーブ４Ａ、モレキュラー
シーブ５Ａ、モレキュラーシーブ１３Ｘが挙げられる。
【００１１】アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体の粒
子径は、吸着能の観点からは小さい程よいが、小さ過ぎ
ると浄水器の圧力損失の増大を招くので好ましくない。
そのため粒子径は０．１〜０．５ｍｍの範囲から選択す
るのが好ましい。
子径は、吸着能の観点からは小さい程よいが、小さ過ぎ
ると浄水器の圧力損失の増大を招くので好ましくない。
そのため粒子径は０．１〜０．５ｍｍの範囲から選択す
るのが好ましい。
【００１２】本発明の浄水器に用いるアルミノケイ酸塩
系無機イオン交換体は、予めエチレンジアミンテトラ酢
酸溶液で浸漬処理したものである。浸漬処理をすると、
アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体中に残存している
結晶を構成していないアルミニウムがエチレンジアミン
テトラ酢酸とキレートを形成して溶液中に溶出して除去
される。そのため、浄水器の使用中に吸着剤からアルミ
ニウムが溶出するおそれがなくなる。
系無機イオン交換体は、予めエチレンジアミンテトラ酢
酸溶液で浸漬処理したものである。浸漬処理をすると、
アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体中に残存している
結晶を構成していないアルミニウムがエチレンジアミン
テトラ酢酸とキレートを形成して溶液中に溶出して除去
される。そのため、浄水器の使用中に吸着剤からアルミ
ニウムが溶出するおそれがなくなる。
【００１３】エチレンジアミンテトラ酢酸溶液での浸漬
処理条件は、特に限定されるものではないが、エチレン
ジアミンテトラ酢酸溶液の濃度は、０．０１〜１Ｍ／リ
ットルの濃度範囲が好ましい。浸漬処理時の溶液の温度
は常温でもよいし加熱溶液でもよい。浸漬処理時間は、
液温や撹拌条件等によっても変化するが、通常は１分以
上浸漬して溶出するおそれのあるアルミニウムをできる
だけ除去することが好ましい。エチレンジアミンテトラ
酢酸としては、通常二ナトリウム塩が用いられるが、三
ナトリウム塩、四ナトリウム塩や他のアルカリ塩のもの
を用いることもできる。
処理条件は、特に限定されるものではないが、エチレン
ジアミンテトラ酢酸溶液の濃度は、０．０１〜１Ｍ／リ
ットルの濃度範囲が好ましい。浸漬処理時の溶液の温度
は常温でもよいし加熱溶液でもよい。浸漬処理時間は、
液温や撹拌条件等によっても変化するが、通常は１分以
上浸漬して溶出するおそれのあるアルミニウムをできる
だけ除去することが好ましい。エチレンジアミンテトラ
酢酸としては、通常二ナトリウム塩が用いられるが、三
ナトリウム塩、四ナトリウム塩や他のアルカリ塩のもの
を用いることもできる。
【００１４】本発明の浄水器には、重金属の除去に加え
て水道水中に残存していて所謂カルキ臭の原因とされて
いる含塩素酸化性物質や、有害物質であるトリハロメタ
ン、農薬等を除去することが必要な場合には、活性炭を
併用して充填することが好ましい。活性炭としては、こ
のような目的に合致する性能を有しているものであれば
特に限定されない。活性炭は、一般に、形状からは粉末
状、繊維状、粒子状等に、原料からはヤシガラ活性炭、
骨炭、木炭等天然系活性炭とピッチ系、石油コークス
系、樹脂やゴム等の焼成賦活活性炭等の合成活性炭に、
更に、賦活方法からは水蒸気賦活、化学的賦活等に分類
されるが、これらのいずれの活性炭でも良い。
て水道水中に残存していて所謂カルキ臭の原因とされて
いる含塩素酸化性物質や、有害物質であるトリハロメタ
ン、農薬等を除去することが必要な場合には、活性炭を
併用して充填することが好ましい。活性炭としては、こ
のような目的に合致する性能を有しているものであれば
特に限定されない。活性炭は、一般に、形状からは粉末
状、繊維状、粒子状等に、原料からはヤシガラ活性炭、
骨炭、木炭等天然系活性炭とピッチ系、石油コークス
系、樹脂やゴム等の焼成賦活活性炭等の合成活性炭に、
更に、賦活方法からは水蒸気賦活、化学的賦活等に分類
されるが、これらのいずれの活性炭でも良い。
【００１５】しかし、活性炭を浄水器に用いる場合に
は、浄水器以外の一般の活性炭の使用条件と比ベると、
通水する水の活性炭層の通過速度が非常に大きいため、
圧力損失が大きな問題となる。したがって浄水器に用い
る場合には圧力損失の小さなもの、つまり比較的大きな
粒子のものが実用的には適当である。また、除去すべき
物質は比較的分子量の小さいものが多く、経済性をも含
めて考慮すると、水蒸気賦活ヤシガラ活性炭が実用的に
最も好適に使用される。
は、浄水器以外の一般の活性炭の使用条件と比ベると、
通水する水の活性炭層の通過速度が非常に大きいため、
圧力損失が大きな問題となる。したがって浄水器に用い
る場合には圧力損失の小さなもの、つまり比較的大きな
粒子のものが実用的には適当である。また、除去すべき
物質は比較的分子量の小さいものが多く、経済性をも含
めて考慮すると、水蒸気賦活ヤシガラ活性炭が実用的に
最も好適に使用される。
【００１６】活性炭には抗菌性を付与するために、銀等
を添着してもよい。
を添着してもよい。
【００１７】本発明の浄水器において、上述のアルミノ
ケイ酸塩系無機イオン交換体、またはこれと活性炭を充
填した浄水槽で吸着処理した水を、更に多孔質中空糸膜
を用いて濾過するための第２の浄水槽を配設してもよ
い。多孔質中空糸膜を配設する目的は、水中に含まれる
雑菌をはじめとする微小浮遊物を濾過除去することにあ
る。このためには、単位体積あたりの有効濾過面積が大
きい程よく、この点で中空糸膜は平膜よりも効率が良
い。
ケイ酸塩系無機イオン交換体、またはこれと活性炭を充
填した浄水槽で吸着処理した水を、更に多孔質中空糸膜
を用いて濾過するための第２の浄水槽を配設してもよ
い。多孔質中空糸膜を配設する目的は、水中に含まれる
雑菌をはじめとする微小浮遊物を濾過除去することにあ
る。このためには、単位体積あたりの有効濾過面積が大
きい程よく、この点で中空糸膜は平膜よりも効率が良
い。
【００１８】多孔質中空糸膜の材料としては特に限定さ
れず、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ
ィン系ポリマーやポリスルホンが用いられる。これらの
多孔質の中空糸膜は、通水性能の向上のため、例えば、
エチレン−酢酸ビニル（ビニルアルコール）共重合体等
で親水化されていることは特に望ましい。
れず、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ
ィン系ポリマーやポリスルホンが用いられる。これらの
多孔質の中空糸膜は、通水性能の向上のため、例えば、
エチレン−酢酸ビニル（ビニルアルコール）共重合体等
で親水化されていることは特に望ましい。
【００１９】浄水器には、アルミノケイ酸塩系無機イオ
ン交換体と活性炭からなる吸着剤処理と、中空糸膜によ
る濾過処理の間に、通水量を知るための流量計を設置し
てもよい。
ン交換体と活性炭からなる吸着剤処理と、中空糸膜によ
る濾過処理の間に、通水量を知るための流量計を設置し
てもよい。
【００２０】図１は、本発明の浄水器の一例を示すもの
であり、浄化される水は、浄水器の外容器１に納められ
た第１の浄水槽２に入口６より供給される。第１の浄水
槽２には、アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体が吸着
剤として充填され、必要に応じその上に活性炭が充填さ
れる。
であり、浄化される水は、浄水器の外容器１に納められ
た第１の浄水槽２に入口６より供給される。第１の浄水
槽２には、アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体が吸着
剤として充填され、必要に応じその上に活性炭が充填さ
れる。
【００２１】第１の浄水槽で重金属類を吸着処理された
水は、配水管１２を経て第２の浄水槽７へ導かれ、ここ
で多孔質中空糸膜８により雑菌その他の微小浮遊物が濾
過され、浄化水として吐出口１１より取り出される。配
水管１２の途中には流量センサー９が設けられている。
水は、配水管１２を経て第２の浄水槽７へ導かれ、ここ
で多孔質中空糸膜８により雑菌その他の微小浮遊物が濾
過され、浄化水として吐出口１１より取り出される。配
水管１２の途中には流量センサー９が設けられている。
【００２２】なお、図１において、符号３、５は、充填
した吸着剤が流出しないようにするための網目構造の樹
脂枠を、符号１０は浄水器の表示、制御部を示す。
した吸着剤が流出しないようにするための網目構造の樹
脂枠を、符号１０は浄水器の表示、制御部を示す。
【００２３】
【実施例】以下、本発明を実施例に従い更に詳しく説明
する。
する。
【００２４】図１に示した浄水器において、第１の浄水
槽２に一次側から１５０メッシュのナイロン網を貼付し
た樹脂枠５を設置し、吸着剤４としては、活性炭４５０
ｇとアルミノケイ酸塩系無機イオン交換体１００ｍｌを
充填し、吸着剤が流出しないように、樹脂枠５と同様な
樹脂枠３を取り付けた。
槽２に一次側から１５０メッシュのナイロン網を貼付し
た樹脂枠５を設置し、吸着剤４としては、活性炭４５０
ｇとアルミノケイ酸塩系無機イオン交換体１００ｍｌを
充填し、吸着剤が流出しないように、樹脂枠５と同様な
樹脂枠３を取り付けた。
【００２５】第２の浄水槽７には、親水化処理を施した
ポリエチレン製多孔質中空糸膜８を２液型ポリウレタン
樹脂で固定し、一端を切断開口した中空糸膜モジュール
を装填し、第１の浄水槽２と第２の浄水槽７をつなぐ配
水管１２の途中に、羽根車式流量センサー９を設置し
た。
ポリエチレン製多孔質中空糸膜８を２液型ポリウレタン
樹脂で固定し、一端を切断開口した中空糸膜モジュール
を装填し、第１の浄水槽２と第２の浄水槽７をつなぐ配
水管１２の途中に、羽根車式流量センサー９を設置し
た。
【００２６】アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体に
は、Ｎａ2 Ｏ／ＣａＯ／Ａｌ2 Ｏ3 ／ＳｉＯ2 ＝０．５
／０．５／１．０／１．８５の組成比で示されるモレキ
ュラーシーブ５Ａを用いた。ただし、０．０１Ｍ／リッ
トルのエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム溶液に室
温で１晩浸漬処理したモレキュラーシーブ５Ａと、浸漬
処理を施さない未処理のモレキュラーシーブ５Ａとを別
々に使用し、両者を比較した。
は、Ｎａ2 Ｏ／ＣａＯ／Ａｌ2 Ｏ3 ／ＳｉＯ2 ＝０．５
／０．５／１．０／１．８５の組成比で示されるモレキ
ュラーシーブ５Ａを用いた。ただし、０．０１Ｍ／リッ
トルのエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム溶液に室
温で１晩浸漬処理したモレキュラーシーブ５Ａと、浸漬
処理を施さない未処理のモレキュラーシーブ５Ａとを別
々に使用し、両者を比較した。
【００２７】この浄水器に鉛濃度を１５０ｐｐｂに調製
した塩化鉛水溶液（原水）を通水速度４リットル／分で
入口６より通水した。７ｍ3 通水時の吐出口７で得た浄
化水中の鉛濃度は１〜５ｐｐｂであった。また、浄化水
初流のアルミニウム濃度を同時に定量したところ、未処
理モレキュラーシーブ５Ａでは０．２ｐｐｍであった
が、浸漬処理モレキュラーシーブ５Ａでは０．０３ｐｐ
ｍと原水並みであった。
した塩化鉛水溶液（原水）を通水速度４リットル／分で
入口６より通水した。７ｍ3 通水時の吐出口７で得た浄
化水中の鉛濃度は１〜５ｐｐｂであった。また、浄化水
初流のアルミニウム濃度を同時に定量したところ、未処
理モレキュラーシーブ５Ａでは０．２ｐｐｍであった
が、浸漬処理モレキュラーシーブ５Ａでは０．０３ｐｐ
ｍと原水並みであった。
【００２８】
【発明の効果】本発明の浄水器は、予めエチレンジアミ
ンテトラ酢酸溶液で浸漬処理を行ったアルミノケイ酸塩
系無機イオン交換体を吸着剤として用いているので、使
用の初期から重金属、特に鉛吸着除去能に優れており、
また、吸着剤からのアルミニウムの溶出も防止され、よ
り安全でおいしい水が得られる。
ンテトラ酢酸溶液で浸漬処理を行ったアルミノケイ酸塩
系無機イオン交換体を吸着剤として用いているので、使
用の初期から重金属、特に鉛吸着除去能に優れており、
また、吸着剤からのアルミニウムの溶出も防止され、よ
り安全でおいしい水が得られる。
【図１】本発明の浄水器の一例を一部断面で示した模式
図である。
図である。
１ 外容器 ２ 第１の浄水槽 ３、５ 樹脂枠 ４ 吸着剤 ６ 入口 ７ 第２の浄水槽 ８ 多孔質中空糸膜 ９ 流量センサー １０ 流量表示及び制御部 １１ 吐出口 １２ 配水管
Claims (2)
- 【請求項１】 予めエチレンジアミンテトラ酢酸溶液で
浸漬処理を行なったアルミノケイ酸塩系無機イオン交換
体を吸着剤として充填したことを特徴とする浄水器。 - 【請求項２】 アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体
が、Ｎａ2 Ｏ／Ｋ2 Ｏ／ＣａＯ／Ａｌ2 Ｏ3 ／ＳｉＯ2
＝０．４〜１．０／０〜０．４／０〜０．５／１．０／
１．５〜３．０で示されるモル組成比を有する酸性酸化
物複合体である請求項１記載の浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25877195A JPH0999284A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25877195A JPH0999284A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999284A true JPH0999284A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17324861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25877195A Pending JPH0999284A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0999284A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005009610A1 (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-03 | Japan Envirochemicals, Ltd. | 重金属イオン吸着剤 |
| ITMI20102061A1 (it) * | 2010-11-05 | 2012-05-06 | Eni Spa | Procedimento per il trattamento di acqua contaminata |
| WO2014163155A1 (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-09 | スリーボンドファインケミカル株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
| CN105254044A (zh) * | 2015-08-12 | 2016-01-20 | 沈阳化工大学 | 一种削减饮用水中微量有害重金属离子的净水器 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP25877195A patent/JPH0999284A/ja active Pending
Cited By (9)
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