JPH0999114A - 流水検知装置 - Google Patents

流水検知装置

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JPH0999114A
JPH0999114A JP25963195A JP25963195A JPH0999114A JP H0999114 A JPH0999114 A JP H0999114A JP 25963195 A JP25963195 A JP 25963195A JP 25963195 A JP25963195 A JP 25963195A JP H0999114 A JPH0999114 A JP H0999114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動弁型の流水検知装置において、弁体の弁開
度か小さくてもスイッチがオンし、圧力損失が少なく、
かつ現場で作動試験を簡単に行うことができる。 【解決手段】作動弁本体21内の第1の作動軸24を支
点として回動し流路を開閉する弁体25と、第1の作動
軸25の近傍であって作動弁本体21から外部に両方の
軸端が突出するように設けられた第2の作動軸38と、
第2の作動軸38の作動弁本体21内の軸部に軸支され
弁体25の端部に当接して弁体の回動によって第2の作
動軸38を回動させると共に第2の作動軸38側から回
動された場合に弁体25を開閉させる連動部材40と、
第2の作動軸38の外部に突出された軸端に固定され弁
体の開閉に応じて回動される作動レバー41と、作動レ
バー41の回動により弁開を示す作動信号または弁閉を
示す非作動信号を出力するスイッチを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次側の減圧によ
って作動する弁体と弁体の作動によって作動信号を出力
するスイッチを有する作動弁型の流水検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作動弁型の流水検知装置
としては、例えば図9に示すようなものがある。図9に
おいて、1は弁本体であり、弁本体1内には弁ディスク
2が開閉自在に設けられ、また、この弁ディスク2を受
ける弁シート3が設けられている。弁本体1内には弁デ
ィスク2が閉弁としている状態においては、弁ディスク
2により一次側と二次側に仕切られ、一次側と二次側の
圧力バランスが保持されている。
【0003】弁本体1の一次側には図示しない制御弁が
接続され、弁本体1の二次側にはスプリンクラーヘッド
4に加圧水を給水する給水配管5が接続されている。ま
た、弁体2の二次側には接続口6を介して排水弁7が接
続されている。また、二次側の弁体1には先端にスイッ
チ片8を設けた端子部9が挿入され、端子部9から引き
出されたケーブル10はリミットスイッチ11に接続さ
れている。
【0004】弁ディスク2が押し上げられてスイッチ片
8が押圧されると、端子部9の接点が閉じ、リミットス
イッチ11がオンになる。制御弁側の一次側の圧力とス
プリンクラーヘッド4側の二次側の圧力が等しい状態に
あっては、消火ポンプは停止状態にあり、弁ディスク2
は、図9に示すように、弁シート3を閉じた状態にあ
る。この状態においては、弁ディスク2はスイッチ片8
を押圧しないので、リミットスイッチ11はオフ状態に
あり、流水は検知されない。
【0005】次に、スプリンクラーヘッド4が火災によ
り作動した場合、あるいは点検のため末端試験装置の試
験弁を開いた場合には、二次側の圧力の低下に伴って、
図10に示すように弁ディスク2が押し上げられる。弁
ディスク2が押し上げられて、スイッチ片8を押圧する
と、端子部9の接点が閉じてリミットスイッチ11がオ
ンになる。リミットスイッチ11のオンにより流水が検
知される。
【0006】その後リミットスイッチ11の出力を停止
する復旧作業は、弁ディスク2の一次側に設けられてい
る制御弁を手動で閉弁することで行われ、このことによ
り流水が止まり、弁ディスク2が弁シート3を閉じる。
弁ディスク2がスイッチ片8から離れると、端子部9の
接点は開放され、リミットスイッチ11がオフになる。
こうして、リミットスイッチ11は復旧する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の作動弁型の流水検知装置にあっては、弁ディ
スクの弁開度が小さい場合には弁ディスクがスイッチを
押圧しないため、リミットスイッチがオン状態にならな
かった。すなわち、弁開度が一定値以上にならないと弁
ディスクはスイッチ片を押圧することができず、リミッ
トスイッチはオンしない。逆に弁開度が小さくてもリミ
ットスイッチがオンするようにすると、弁開度が制限さ
れるため、圧力損失が生じるという問題があった。
【0008】また、この流水検知装置が取り付けられて
いる現場においては、末端試験装置の試験弁を開いて流
水させることで弁ディスクを作動させて、リミットスイ
ッチをオンさせる作動試験を行うが、流水させない限
り、作動試験を行うことができないという問題もあっ
た。さらに、このような作動弁型の流水検知装置におい
ては、弁ディスクが作動してからリミットスイッチがオ
ンして作動信号を出力するまでの間に遅延時間を必要と
しないポンプ起動用の信号と遅延時間を必要とする表示
用の信号を発することが必要であるが、この従来例にお
いては、弁ディスクが押し上げられると、リミットスイ
ッチは遅延時間なしにオンになり、遅延時間を必要とし
ない信号は得られるが、遅延時間を必要とする信号は得
られなかった。すなわち、一種類の作動信号しか得られ
ず、遅延時間のある作動信号と遅延時間のない作動信号
を得ることができなかった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、弁開度が小さい場合でもスイ
ッチがオンし、また圧力損失が少なく、現場で簡単に弁
体の作動試験を行うことができ、さらに複数の作動信号
を得ることができる流水検知装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。本発明は、とを備え
たことを特徴とする。また本発明においては、作動弁本
体内に設けられた第1の作動軸と、第1の作動軸を支点
として回動し流路を開閉する弁体と、第1の作動軸の近
傍であって作動弁本体から外部に軸端が突出するように
設けられた第2の作動軸と、第2の作動軸の作動弁本体
内の軸部に軸支され弁体の端部に当接して弁体の回動に
よって第2の作動軸を回動させると共に第2の作動軸側
から回動された場合に弁体を開閉させる連動部材と、第
2の作動軸の外部に突出された軸端に固定され弁体の開
閉に応じて回動される作動レバーと、作動レバーの回動
により弁開を示す作動信号または弁閉を示す非作動信号
を出力するスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0011】また本発明においては、作動レバーに上下
方向に移動自在に作動流量を調整する調整部材を固定し
ている。更に、本発明においては、作動レバーを第2の
作動軸の両側に設けると共に各レバー毎にスイッチを設
ける。更に2組のスイッチのうちの一方または両方に遅
延装置を設ける。
【0012】このような本発明の流水検知装置によれ
ば、弁体が開弁したときは外部に突出した作動軸のカム
部材を介して第2の作動軸の作動レバーを回転してスイ
ッチをオンするので、弁体の弁開度が小さい場合でもス
イッチはオンし、弁体が開弁したことを示す作動信号を
確実に出力することができる。また、弁体の弁開度が制
限されないので、作動流量が制限されることがなく、圧
力損失が小さい。
【0013】また、作動レバーに上下方向に移動自在に
作動流量を調整する調整部材を固定したので、この調整
部材の固定位置により作動と判断する弁体の弁開度を変
更することができる。さらに、第2の作動軸に対し2組
の作動レバーとスイッチを設けたことで、弁体の開弁に
よる作動信号を2つのスイッチから出力することができ
る。また、2組のスイッチのうちの一方または両方に遅
延装置を設けることで、例えば遅延を必要としないポン
プ起動用の信号と遅延を必要とする表示用の信号を得る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の流水検知装置の断
面図であり、図2に弁体部分を水平面で切った断面図を
示す。図1,2において、21は流水検知装置22の作
動弁本体であり、作動弁本体21内には弁座23が一体
に形成されている。また、作動弁本体21内には第1の
作動軸24が設けられている。25は弁体であり第1の
作動軸24を支点として一体に回動するように設けら
れ、弁体25の一次側と二次側の圧力がバランスしてい
るときは自重により弁座23に着座して閉弁し、二次側
が減圧すると、流水により開弁する。弁座23上にはパ
ッキン90が設けられている。
【0015】弁体25の二次側は接続口26を介して加
圧水を供給する給水配管27が接続され、給水配管27
には監視区域に散水を行うスプリンクラーヘッド28が
接続されている。弁体25の一次側の作動弁本体21に
はボルト29により制御弁30の制御弁本体30Aが接
続され、制御弁本体30A内には流路31を開閉するボ
ール弁32が収納されている。
【0016】ボール弁32による流路31の開閉は、後
述するレバーにより行われ、レバーを水平方向から垂直
方向に90度反時計回り方向に操作すると、ボール弁3
2が回転して、流路31を開く。ボール弁32と作動弁
本体21の内壁およびボール弁32と制御弁本体30A
の内壁の間にはOリング33,34がそれぞれ介装さ
れ、また、制御弁本体30Aと作動弁本体21の接続部
にはシール部材35が介装されている。
【0017】制御弁本体30Aの接続口30Bには図示
しない給水本管が接続され、給水本管は図示しない消火
ポンプに接続されている。また、弁体25の二次側の作
動弁本体21の接続口36には排水弁37が接続され、
ハンドル37Aの操作により排水を行うことができるよ
うになっている。38は第2の作動軸であり、第1の作
動軸24の水平方向であってかつその近傍に設けられて
いる。第2の作動軸38は、図2のように、作動弁本体
21に回動自在に設けられ、その両端部は、作動弁本体
21から外部に突出している。即ち、、第2の作動軸3
8の一方の軸端部はスイッチボックス39内に突出し、
他方の軸端部はキャップ64が装着されている。第2の
作動軸38と作動弁本体21の間にはパッキン80が介
装され、軸部をシールしている。
【0018】第2の作動軸38の中央部には突起部40
Aを備えた連動部材40が固定され、弁体25の端部2
5Aに当接する。第2の作動軸38のスイッチボックス
39内に突出している軸端部には作動レバー41の一端
部が固定され、作動レバー41の他端部側には重り42
が設けられている。作動レバー41は第2の作動軸38
と一体で回動する。
【0019】弁体25が閉じている状態では図示の位置
にあり、作動レバー41は重り42により下がろうとす
る力に抗して位置Aにある。弁体25が開くと端部25
Aは第1の作動軸24を支点として時計回り方向に回転
するため、重り42の作用で連動部材40は端部25A
に突起部40Aが当接しながら時計回り方向に回転し、
第2の作動軸38も一体で時計回り方向に回転する。
【0020】こうして、作動レバー41はAで示す位置
からBで示す位置に回転する。作動レバー41はBで示
す位置にくると図示しないストッパ部材により停止する
ようになっている。この作動レバー41の回動により後
述するリミットスイッチ(スイッチ)がオンになり、弁
体25が開動作したことを示す作動信号が出力される。
【0021】また、弁体25が第1の作動軸24を支点
として反時計回り方向に回転して自重で閉弁するとき
は、弁体25の端部25Aも反時計回り方向に回転して
連動部材40の突起部40Aを反時計回り方向に押圧す
る。このため、連動部材40は第2の作動軸38と一体
となって反時計回り方向に回転し、作動レバー41はA
で示す位置に戻る。
【0022】弁体25の弁開度をθとし、作動レバー4
1の回動角をθ1とすると、θとθ1の関係はθ1<θ
のようになっており、弁体25の弁開度θに比べて作動
レバー41の回動角θ1は小さくなる。このため、弁体
25の弁開度が小さくても、作動レバー41の作動によ
り図3に示すリミットスイッチ59がオンできるように
なっている。
【0023】また、作動レバー41は、作動弁本体21
の外側に設けられており、組立が容易である。また、こ
の作動レバー41を操作することで現場で容易に弁体2
5の作動を含めた作動試験を行うことができる。すなわ
ち、作動レバー41の重り42の部分をAで示す位置か
らBで示す位置に押し下げると、第2の作動軸38は作
動レバー41と一体で時計回り方向に回転し、これによ
り連動部材40も時計回り方向に回転するので、連動部
材40の突起部40Aに当接している弁体25の端部2
5Aも突起部40Aにより時計回り方向に押圧されて回
転し、弁体25は第1の作動軸24を支点として時計回
り方向に回転し、開弁する。また、作動レバー41をB
の位置に押し下げることで、リミットスイッチがオンに
なり作動信号が出力される。このように、弁体25の作
動を含めた作動試験を作動レバー41の重り42の部分
を押圧するだけで現場で簡単に行うことができるように
している。
【0024】作動レバー41の略中央部の上部側には調
整部材43が上下動自在に設けられている。調整部材4
3には一対の長孔44が形成され、長孔44にビス45
がねじ止めされ、ビス45による調整で調整部材43は
上下動自在に作動レバー41に固定される。調整部材4
3をビス45により下側に下げて作動レバー41に固定
すると、流量の少ない状態、即ち弁体25の弁開度が小
さい状態で作動信号を出力するスイッチがオンするよう
になっている。したがって、調整部材43の固定位置に
より、作動させたい流量を調整することができる。
【0025】46は制御弁30の開閉を検出するスイッ
チであり、スイッチ46はスイッチボックス39内の下
側に配置された支持台47上に設けられている。スイッ
チ46はスイッチ軸48とスイッチ軸48をスイッチボ
ックス39から外側に突出するように付勢するリターン
スプリング49とスイッチ軸48とリターンスプリング
49を収納する収納部50とスイッチ軸48が押し込ま
れたことを検出して制御弁30が開いたことを示す作動
信号を出力するスイッチ本体51を有する。
【0026】52は後述するレバーに設けられた押圧部
であり、レバーを水平方向から反時計回り方向に90度
垂直に回転すると、制御弁30が開弁し、同時に押圧部
52がスイッチ軸48を押し込んでスイッチ46をオン
させる。53はスイッチボックス39内部の上側に設け
られた遅延装置の一部であるエアーダンパであり、エア
ーダンパ53は、作動レバー41が作動したとき所定の
遅延時間後にリミットスイッチ59をオンさせ、弁体2
5が作動したことを示す作動信号が出力するための遅延
時間を設定する。なお、54は作動弁本体21にスイッ
チボックス39を固定する固定ボルトである。
【0027】エアーダンパ53のピストン軸55の頭部
56とナット57との間には、図3に示すようにスイッ
チレバー58の一端が固定され、スイッチレバー58の
他端は取付部60を介してリミットスイッチ59に軸支
されている。作動レバー41がAで示す位置にあるとき
は、調整部材43はスイッチレバー58の下面に当接
し、スイッチレバー58をA1で示す位置まで上側に押
し上げている。
【0028】作動レバー41がAに示す位置からBで示
す位置まで回転して下がると、調整部材43aのスイッ
チレバー58の下面への当接が解除され、このことでス
イッチレバー58はリミットスイッチ59の下部に備え
てあるスプリング91の力とエアーダンパ53内のピス
トン62の自重によりA1で示す位置からB1で示す位
置に反時計回り方向に回転して下がり、このスイッチレ
バー58の下方への移動によりスイッチノブ61が押し
出され、リミットスイッチ59内の接点が閉じオンにな
る。
【0029】この場合、スイッチレバー58の一端は、
エアーダンパ53のピストン軸55に固定されているの
で、エアーダンパ53の作用により、作動レバー41の
作動後、リミットスイッチ59は所定の遅延時間だけ遅
れてオンになる。すなわち、スイッチレバー58は、ピ
ストン軸55を介してエアーダンパ53内に収納された
ピストン62に接続されているので、スイッチレバー5
8の下方への移動は、エアーダンパ53内のピストン6
2が下方に移動するとき、エアーダンパ53内に外部の
空気を空気通路を経て吸入することにより、ゆっくりと
徐々になされる。この場合、エアーダンパ53内に入る
空気の量を調整することにより遅延時間を調整すること
ができる。
【0030】このため、エアーダンパ53の上部には遅
延調整ねじ63が設けられ、遅延時間の調整が必要なと
きは、この遅延調整ねじ63により調整する。具体的に
は、遅延調整ねじ63をマイナスドライバーを用いて、
エアーダンパ53に入る空気量、即ち空気通路の開度を
変え、遅延時間の調整を行う。例えば、遅延調整ねじ6
3を左に回すと空気の入る量が増え、遅延時間が短くな
り、右に回すと空気の入る量が減り、遅延時間が長くな
る。
【0031】遅延装置92は、エアーダンパ53、ピス
トン軸55、頭部56、ナット57、ピストン62、遅
延調整ねじ63から構成される。なお、スイッチボック
ス39内の下側には制御弁30の開閉を検出するスイッ
チ46が設けられている。図4〜図7は流水検知装置2
2の外観図である。
【0032】図4は流水検知装置22の平面図、図5は
流水検知装置22の正面図、図6は図5の左側面図、図
7は図5の右側面図である。図4〜図7において、21
は流水検知装置22の作動弁本体であり、作動弁本体2
2の下側には制御弁本体30Aが固定されている。作動
弁本体21の上側は給水配管27が接続される接続口2
6が開口し、作動弁本体21の一方の側面には排水弁2
7が接続される接続口36が開口し、さらに作動弁本体
21の他方の側面にはスイッチボックス39が固定され
ている。
【0033】また、作動弁本体21からは第2の作動軸
38の両端部が突出しているので、使用していない軸端
にはキャップ64を設けている。65は制御弁30を開
閉するレバーであり、レバー65は支点66を中心とし
て90度回動するように制御弁本体30Aに取り付けら
れている。レバー65には2つの位置決め片67,68
が設けられ、一方の位置決め片67が制御弁本体30A
に固定した位置決め部69に当接するようにレバー65
を時計回り方向に90度回転して水平にすると、回転軸
70が回転してボール弁32が流路31を閉じ、他方の
位置決め片68を制御弁本体30Aの位置決め部69に
当接するようにレバー55を前記水平位置から反時計回
り方向に90度回転して垂直にすると、回転軸70も反
時計回り方向に回転してボール弁32が流路31を開
く。このとき、レバー本体71に固定した押圧部52が
スイッチボックス39に設けたスイッチ46のスイッチ
軸48を押し込む。これにより、スイッチ46がオンに
なり、制御弁30が開弁したことを示す作動信号が出力
される。
【0034】次に、図1乃至図3の作用を説明する。通
常の監視時においては、図1に示すように制御弁30の
ボール弁32が流路31を開いており、弁体25の一次
側と二次側の圧力はバランスがとれているので、弁体2
5は自重で弁座23に着座し閉弁している。弁体25が
閉弁している状態においては、弁体25の端部25Aは
連動部材40の突起部40Aを反時計回り方向に押圧し
ているので、連動部材40が固定された第2の作動軸3
8の端部に固定された作動レバー41はAに示す位置に
ある。
【0035】このため、図3に示すように、作動レバー
41はスイッチレバー58の一端側をA2で示す位置ま
で上側に押圧しているので、スイッチノブ61は押し込
まれ、リミットスイッチ59はオフの状態にある。この
通常の監視状態において、監視区域内で火災が発生する
と、スプリンクラーヘッド28が作動し、散水が行われ
る。給水配管27内の消火水はスプリンクラーヘッド2
8に供給されるので、弁体25の一次側より二次側の圧
力が低下し、流水が生じて、弁体25が開弁する。弁体
25は第1の作動軸24を支点として時計回り方向に回
転し、弁体25の端部25Aも同様に時計回り方向に回
転する。
【0036】部材25Aに当接する突起部40Aを一体
に形成した連動部材40も弁体25の端部25Aの回転
に追従し連動して回転するので、作動レバー41も第2
の作動軸38と一体となって重り42と作動レバー41
の重力によってAで示す位置からBで示す位置に回転す
る。このため、図2に示すように、スイッチレバー58
の他端側を上側に押し上げる力がなくなることで、スイ
ッチレバー58はリミットスイッチ59の下部に備えて
あるスプリング91の力とエアーダンパ53内のピスト
ン62の自重によりA1で示す位置からB1で示す位置
にθ2で示す角度だけ下方へ移動する。
【0037】この場合、スイッチレバー58の他端側
は、遅延装置92であるエアーダンパ53のピストン軸
55に連結されているので、エアーダンパ53の作用に
よりスイッチレバー58はゆっくり下降し、所定の遅延
時間をもってリミットスイッチ59がオンする。弁体2
5の作動による、作動レバー41の作動後のリミットス
イッチ59のオンまでの時間である遅延時間を調整する
ためには、エアーダンパ53の遅延調整ねじ63を回す
ことでエアーダンパ53への空気通路の開度を調整して
エアーダンパ53に入る空気の入る量を調整すれば良
い。
【0038】このように、弁体27が作動し開弁する
と、弁体25に追従して作動レバー41が作動し、スイ
ッチレバー58を介してリミットスイッチ59がオンす
るようになっているため、弁体25の開度が小さい場合
でもリミットスイッチ58をオンし、弁体25が作動し
たことを示す作動信号が出力することができる。また、
作動レバー41に長孔44を介してビス45により固定
される調整部材43を下側に下げて固定すると、スイッ
チレバー58がリミットスイッチ59をオフさせる角度
θ2が小さくなるので、弁体25の開度が小さい状態、
即ち流れる流量が少ない状態で、リミットスイッチ59
がオンし作動信号を出力することになる。このように、
調整部材43の位置調整により作動させたい流量を流せ
る弁体25の弁開度を変えることができ、その結果、作
動流量が決定される。
【0039】スプリンクラーヘッド28からの散水によ
り消火が終了し、消火ポンプの起動を停止すると、流水
がなくなるので、弁体25は自重により弁座23に着座
して閉弁する。弁体25の端部25Aは、第1の作動軸
24を支点として反時計回り方向に回転するので、突起
部40Aにより当接する連動部材40も端部25Aの回
転に連動して反時計回り方向に回転し、作動レバー41
はBで示す位置からAで示す位置に戻る。
【0040】このため、図3に示すように、スイッチレ
バー58は作動レバー41により押し上げられ、スイッ
チノブ61を押し込むことで、リミットスイッチ59は
オフになる。ここで、弁体25の作動を含めた全体の作
動試験を行うときは、作動弁本体21の外側であって第
2の作動軸38の端部に固定されている作動レバー41
の重り42の部分をAで示す位置からBで示す位置まで
押し下げる。作動レバー41の回転により、第2の作動
軸38に固定されている連動部材40は、時計回り方向
に回転し、突起部40Aが弁体25の端部25Aを時計
回り方向に押圧するので、弁体25は第1の作動軸24
を支点として回動し、開弁する。また、作動レバー41
の重り42の部分をBで示す位置まで押し下げること
で、エアーダンパ53に設定した遅延時間後にリミット
スイッチがオンし作動信号が出力される。
【0041】作動レバー41の長手方向の寸法を長くし
ており、また、重り42の重さにより小さい力で弁体2
5を開弁させることができる。このように、従来のよう
に流水しなくても弁体25の作動を含めた流水検知装置
22全体の作動試験を現場で簡単に行うことができる。
図8は本発明の他の実施形態であり、作動信号を出力す
るリミットスイッチを含むスイッチ機構等を2つ設けた
ことを特徴とする。
【0042】38は第2の作動軸であり、第2の作動軸
38の一端は作動弁本体21から第1のスイッチボック
ス39A内部に突出しており、第2の作動軸38の他端
は作動弁本体21から第2のスイッチボックス39B内
部に突出している。第1のスイッチボックス39Aと第
2のスイッチボックス39Bはボルト72により互いに
固定されている。
【0043】第2の作動軸38の一端には第1の作動レ
バー41Aが固定され、第1の作動レバー41Aの内側
には重り42Aが固定され、第1の作動レバー41Aの
外側には調整部材43Aが上下動自在に固定されてい
る。弁体25が閉弁している状態にあっては、第1の作
動レバー41AはAで示す位置にあり、第1の作動レバ
ー41Aの調整部材43Aが第1のスプリング91Aに
抗して第1のスイッチレバー58Aの一端側を押し上げ
ている。
【0044】第1のスイッチレバー58Aの一端側はエ
アーダンパ53のピストン軸55に連結され、他端側は
取付部60Aを介して第1のリミットスイッチ59Aに
取り付けられている。第1のリミットスイッチ59Aお
よび制御弁30の作動を検出するスイッチ46からそれ
ぞれ引き出された各信号線73,74は端子台75にそ
れぞれ接続されている。
【0045】弁体25が開弁すると、第1の作動レバー
41AはAで示す位置からBで示す位置に回動し、この
ことで第1のスイッチレバー58Aを押し上げる押圧力
がなくなるので、第2のスイッチレバー58Aが下方に
下がる。このとき、第1のスイッチレバー58Aの一端
はエアーダンパ53に連結されているので、エアーダン
パ58の作用により設定された遅延時間をかけてゆっく
り下側に下がり、第1のスイッチレバー58Aの他端が
第1のリミットスイッチ59Aに接続されるので、スイ
ッチレバー58Aが下方に下がることでスイッチノブ6
1Aが突出し、第1のリミットスイッチ59Aはオンと
なる。この動作は図3を使って説明したものと同様であ
る。
【0046】一方、第2の作動軸38の他端には第2の
作動レバー41Bが固定され、第2の作動レバー41B
の外側には重り42Bが固定され、第2の作動レバー4
1Bの内側には調整部材43Bが上下動自在に固定され
ている。弁体25が閉弁している状態にあっては、第2
の作動レバー41BはAで示す位置になり、第2の作動
レバー41Bの調整部材43Bが第2のスプリング91
Bに抗して第2のスイッチレバー58Bの一端側を押し
上げている。第2のスイッチレバー58Bの他端側は取
付部60Bを介して第2のリミットスイッチ59Bに取
り付けられている。第2のリミットスイッチ59Bから
引き出された信号線76は端子台77に接続されてい
る。
【0047】弁体25が開弁すると、第2の作動レバー
41BはAで示す位置からBで示す位置に回動し、この
ことで第2のスイッチレバー58Bを押し上げる押圧力
がなくなるので、第2のスイッチレバー58Bは下方に
下がる。このとき、第2のスイッチレバー58Bにはエ
アーダンパが設けられていないので、第2のスイッチレ
バー58Bの一端が直ちに下方に下がり、このことでス
イッチノスブ61Bが突出し、第2のリミットスイッチ
59Bは遅延時間なしで直ちにオンになる。
【0048】このように、作動レバーとスイッチ機構を
2組設けたことで、2つの作動信号を出力でき、更に2
組のスイッチ機構の一方または両方に遅延装置を設ける
ことで例えば遅延時間のある作動信号と遅延時間のない
作動信号をそれぞれ出力することができる。したがっ
て、遅延を必要としないポンプ起動用の信号と遅延を必
要とする表示用の信号を得ることができる。
【0049】更に、どちらの作動レバーにもエアーダン
パを接続して、それぞれ遅延時間のある作動信号を出力
しても良いし、また、どちらにもエアーダンパを設けず
それぞれ遅延時間のない作動信号を出力しても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、弁体の開度が小さい場合、弁体が作動したことを示
す作動信号を出力することができる。弁体の弁開度が制
限されることがないので、圧力損失を小さくすることが
できる。また、弁体を含む全体の作動試験を行うとき、
流水しなくても現場で簡単に弁体の作動試験を行うこと
ができる。
【0051】2組のスイッチにより2つの作動信号を出
力することができる。また、遅延装置を設けることで遅
延時間のある作動信号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流水検知装置の断面図
【図2】図1の弁体部分を水平面で切って示した断面図
【図3】スイッチボックスの内部構成図
【図4】流水検知装置の平面図
【図5】流水検知装置の正面図
【図6】図5の左側面図
【図7】図5の右側面図
【図8】2つのスイッチボックスの内部構成図
【図9】従来の流水検知装置の説明図
【図10】図9の従来装置の作動状態の説明図
【符号の説明】
21:作動弁本体 22:流水検知装置 23:弁座 24:第1の作動軸 25:弁体 25A:端部 40:連動部材 41,41A,41B:作動レバー 43,43A,43B:調整部材 58,58A,58B:スイッチレバー 59:リミットスイッチ(スイッチ) 92:遅延装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動弁本体内に設けられた第1の作動軸
    と、 該第1の作動軸を支点として回動し流路を開閉する弁体
    と、 前記第1の作動軸の近傍であって前記作動弁本体から外
    部に軸端が突出するように設けられた第2の作動軸と、 該第2の作動軸の作動弁本体内の軸部に軸支され、前記
    弁体の端部に当接して弁体の回動によって前記第2の作
    動軸を回動させると共に、前記第2の作動軸側から回動
    された場合に前記弁体を開閉させる連動部材と、 前記第2の作動軸の外部に突出された軸端に固定され、
    前記弁体の開閉に応じて回動される作動レバーと、 該作動レバーの回動により弁開を示す作動信号または弁
    閉を示す非作動信号を出力するスイッチと、を備えたこ
    とを特徴とする流水検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の流水検知装置において、 前記作動レバーに上下方向に移動自在に作動流量を調整
    する調整部材を固定したことを特徴とする流水検知装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1,2記載の流水検知装置におい
    て、前記作動レバーを前記第2の作動軸の両側に設ける
    と共に各レバー毎に前記スイッチを設けたことを特徴と
    する流水検知装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の流水検知装置において、前
    記各スイッチの一方または両方に遅延装置を設けたこと
    を特徴とする流水検知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136432A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Senju Sprinkler Kk 流水検知装置
JP2010131154A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Yamato Protec Co 流水検知装置
WO2010146679A1 (ja) * 2009-06-17 2010-12-23 千住スプリンクラー株式会社 流水検知装置

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