JPH099888A - 気泡混入コンニャクの製造法 - Google Patents

気泡混入コンニャクの製造法

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Publication number
JPH099888A
JPH099888A JP7187668A JP18766895A JPH099888A JP H099888 A JPH099888 A JP H099888A JP 7187668 A JP7187668 A JP 7187668A JP 18766895 A JP18766895 A JP 18766895A JP H099888 A JPH099888 A JP H099888A
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JP
Japan
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konjak
devil
tongue
mixture
water
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Pending
Application number
JP7187668A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nozaki
恒 野崎
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Kibun Foods Inc
Original Assignee
Kibun Foods Inc
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Publication date
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Publication of JPH099888A publication Critical patent/JPH099888A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンニャク生地に気泡を均質に混入させた気
泡混入コンニャクの製造法を得る。 【構成】 コンニャク粉と水と卵との混合物を攪拌して
泡立てた後に、凝固剤を加えて予め定められた形状に固
化するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、コンニャク生地に気泡
を均質に混入させた気泡混入コンニャクの製造法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンニャクは独特の食感をもった食品
で、板状や糸状の形状で古くから親しまれている食品で
ある。このコンニャクの製造は、コンニャク芋から作る
方法と、コンニャク芋を一旦コンニャク粉としてこれを
用いる方法とがある。
【0003】例えば、コンニャク粉から作るには、例え
ば精粉180gに約5リットルの温湯を加えながら、良
く練ってコンニャク粉を膨潤させて、コンニャク糊を作
る。これに2g程度の生石灰を乳化して加えて固化させ
る。これを型に入れて熱湯中で煮て更に固化させ、水中
に付けてアク抜きをする。石灰の代りにソーダ灰25g
を溶かして加えても良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のコン
ニャクの製造では、コンニャクには製造時の攪拌により
大きな気泡は入ることはあっても、均質に気泡を抱き込
ませたはんぺん様のコンニャク食品はこれまでにはな
い。
【0005】本発明者は、コンニャクに均質な気泡を抱
き込ませた食品を作る試みとして、乳化剤や増粘剤等の
発泡剤を入れたり、ケーキミキサー等で物理的に処理を
試みたりしたが目的とする食品は得られなかったが、鋭
意努力の結果、コンニャク糊に卵を加えることにより、
均質な気泡がコンニャク生地に抱き込まれることを見出
して本発明に至った。
【0006】本発明は、コンニャク生地に気泡を均質に
混入させた気泡混入コンニャクの製造法を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載された
発明に係る気泡混入コンニャクの製造法では、コンニャ
ク粉と水と卵との混合物を攪拌して泡立てた後に、凝固
剤を加えて予め定められた形状に固化するものである。
【0008】本請求項2に記載された発明に係る気泡混
入コンニャクの製造法では、コンニャク粉を水で混合・
膨潤させてコンニャク糊を作成し、このコンニャク糊に
卵を添加して攪拌して泡立て、凝固剤を加えて予め定め
られた形状に固化するものである。
【0009】また、好ましい気泡混入コンニャクの製造
法としては、請求項1又は2に記載の気泡混入コンニャ
クの製造法において、添加される卵が、卵黄,卵白,全
卵の何れかである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、コンニャク粉
と水と卵との混合物を攪拌して泡立てた後に、凝固剤を
加えて予め定められた形状に固化するものである。これ
によって、気泡が均質にコンニャク基材中に混入したコ
ンニャクが得られる。
【0011】具体的には、コンニャク粉を水で混合・膨
潤させてコンニャク糊を作成し、このコンニャク糊に卵
を添加して攪拌して泡立てる。水によって膨潤したコン
ニャク糊と卵とを混ぜ合わせることにより、攪拌によっ
て容易に泡立ち、しかも、泡立てた泡が良好に基材中に
保持可能となることが本発明で初めて判明した。この泡
立てたコンニャク基材を常法の通り、凝固剤を加えて固
化する。
【0012】コンニャク糊は攪拌により、泡を抱き込ま
せられればどのような濃度でも良い。例えばコンニャク
粉に対し30〜80倍程度の加水で良く、更に好ましく
は40〜65倍程度の加水が良い。これは30倍を下回
るならば、コンニャク糊が硬くなり、攪拌によっても泡
立ちが少なく、均質な泡立ちが得られないためである。
また80倍を超えるならば、凝固剤の添加による固化が
良好に行えないためである。
【0013】添加される卵は、製品の色や風味に応じ
て、全卵,卵白,卵黄が任意に使用できる。使用量とし
ては、全量の5〜20重量%で卵が少ないと泡立ちが難
く、逆に多過ぎるとコンニャクの凝固がし難くなる。
【0014】攪拌は、均質な泡をコンニャク基材中に抱
き込ませられる泡立て器等の器具,装置を用いて行う。
コンニャク糊と卵との混合物を泡立てたら、均質な泡を
潰さないように速やかに固化を行う。固化は、通常のコ
ンニャクと同様に、凝固剤として、水酸化カルシウムや
炭酸ナトリウムを添加し、加熱してコンニャクを凝固さ
せる。凝固剤の添加量は水酸化カルシウムの場合で、卵
が混合された糊に対し、0.05〜0.4%程度であ
る。
【0015】また、必要により、澱粉を加えて、コンニ
ャク糊及び気泡混入コンニャク食品自体の物性の調整や
ゲルの補強を行っても良い。この場合、添加される澱粉
は、食品に使用できるものであればどのような澱粉でも
良い。また、必要により食塩やグルタミン酸ナトリウム
で、コンニャク自体を調味することもできる。
【0016】
【実施例】
実施例1.コンニャク粉25gを水1000mlに加
え、攪拌しながら膨潤させ、コンニャク粉が沈殿しなく
なったら、攪拌を止め、2時間放置して完全に膨潤させ
てコンニャク糊を作成した。このコンニャク糊に、溶き
卵200g,食塩8g,グルタミン酸ナトリウム0.5
gを加え、攪拌機で高速で攪拌し、混合と泡立てを行っ
た。
【0017】比重が0.85程度になったところで、水
酸化ナトリウム1.2gを水50mlに分散させて加
え、混合した。この糊を合成樹脂製の容器に充填し、シ
ールをし、85℃で30分間加熱し、卵とコンニャクの
凝固を行った。このものは均質な泡を含んだはんぺん様
の組織をもったソフトなコンニャクが得られた。
【0018】実施例2.コンニャク粉16gを水100
0mlに加え、攪拌しながら、コンニャク粉が沈殿しな
くなるまで膨潤させ、更に2時間放置し完全に膨潤させ
てコンニャク糊を作成した。このコンニャク糊に、水3
00mlに馬鈴薯澱粉15g,食塩8g,グルタミン酸
ナトリウム3gを溶解、懸濁させたものを加えて混合し
た。次に溶き卵240gを加え、高速で攪拌し、混合と
泡立てを行った。
【0019】比重が0.85程度になったところで、水
酸化カルシウム2gを水20mlに懸濁させて加えた。
この糊をポリエチレン製のブロー容器に充填し、シール
した後、85℃で30分間加熱し、卵とコンニャクとの
凝固を行った。得られたものは均質な気泡を含んだはん
ぺん様の組織をもった気泡混入コンニャクが得られた。
【0020】実施例3.コンニャク粉16gを水100
0mlに加え、攪拌しながら、コンニャク粉が沈殿しな
くなるまで膨潤させ、更に2時間放置し完全に膨潤させ
てコンニャク糊を作成した。このコンニャク糊に塩8
g,グルタミン酸ナトリウム3gを加え混合し、次に卵
白250gを加え、高速で攪拌して泡立てを行った。
【0021】比重が0.85程度になったところで、水
酸化カルシウム1.2gを水20mlに懸濁させて加え
た。この糊を合成樹脂製の容器に充填シールし、85℃
で30分間加熱し、卵白とコンニャクとの凝固を行っ
た。得られたものは均質な気泡を含んだはんぺん様の組
織をもった気泡混入コンニャクが得られた。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、水によっ
て膨潤したコンニャク糊と卵とを混ぜ合わせることによ
り、攪拌によって容易に泡立ち、しかも、泡立てた泡が
良好に基材中に保持可能となることが本発明で初めて判
明した。
【0023】従って、コンニャク粉と水と卵との混合物
を攪拌して泡立てた後に、凝固剤を加えて予め定められ
た形状に固化するものである。これによって、気泡が均
質にコンニャク基材中に混入したコンニャクが得られ
る。
【0024】具体的には、コンニャク粉を水で混合・膨
潤させてコンニャク糊を作成し、このコンニャク糊に卵
を添加して攪拌して泡立て、この泡立てたコンニャク基
材を常法の通り、凝固剤を加えて固化することにより、
気泡が均質にコンニャク基材中に混入したコンニャクが
得られるという効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンニャク粉と水と卵との混合物を攪拌
    して泡立てた後に、凝固剤を加えて予め定められた形状
    に固化することを特徴とする気泡混入コンニャクの製造
    法。
  2. 【請求項2】 コンニャク粉を水で混合・膨潤させてコ
    ンニャク糊を作成し、このコンニャク糊に卵を添加して
    攪拌して泡立て、凝固剤を加えて予め定められた形状に
    固化することを特徴とする気泡混入コンニャクの製造
    法。
JP7187668A 1995-07-03 1995-07-03 気泡混入コンニャクの製造法 Pending JPH099888A (ja)

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JP7187668A JPH099888A (ja) 1995-07-03 1995-07-03 気泡混入コンニャクの製造法

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JP7187668A JPH099888A (ja) 1995-07-03 1995-07-03 気泡混入コンニャクの製造法

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JPH099888A true JPH099888A (ja) 1997-01-14

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ID=16210079

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JP7187668A Pending JPH099888A (ja) 1995-07-03 1995-07-03 気泡混入コンニャクの製造法

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JP (1) JPH099888A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7338680B2 (en) * 2002-09-03 2008-03-04 Stc System Japan Co., Ltd. Manufacturing method of processed food containing konnyaku material, and the processed food manufactured with this manufacturing method
JP2009124980A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Shimizu Kagaku Kk コンニャクマンナン起泡剤

Cited By (2)

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