JPH099880A - 蛋白質系食品及びその製造方法 - Google Patents

蛋白質系食品及びその製造方法

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JPH099880A
JPH099880A JP7160659A JP16065995A JPH099880A JP H099880 A JPH099880 A JP H099880A JP 7160659 A JP7160659 A JP 7160659A JP 16065995 A JP16065995 A JP 16065995A JP H099880 A JPH099880 A JP H099880A
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JP
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protein
animal
amino acids
bones
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JP7160659A
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Tadashi Araki
義 荒木
Takesumi Katsura
献純 桂
志 ▲刋▼
Yuki Kan
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METAREX KENKYUSHO KK
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METAREX KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無臭の必須アミノ酸で、かつ、人体が日常的に
必要とする比率で、かつ腸管吸収効率に優れた蛋白質系
食品を提供し、骨量増加を図る。 【構成】動物の骨の酵素的加水分解によって得られた蛋
白質であって、全アミノ酸中のオリゴペプタイドの重量
比を60〜90重量%とする。これを、動物の骨から可
溶性の蛋白質を抽出し、この蛋白質に脱臭剤と共に、蛋
白分解酵素を加えた後、濾過乾燥させて製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛋白質系食品及びその製
造方法、更に具体的には、動物の骨から加水分解するこ
とによって得た蛋白質を用いた蛋白質系食品に関するも
のであり、服用することによって骨量増加の効果を有す
る蛋白質系食品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在迄の所、酵素を用いる事による動物
性蛋白質の加水分解に係わる報告は多数見うけられる。
例えば、李良鋳による”生化学的薬理学”(1991年
刊)では、豚のフィブリノーゲン(血清蛋白)の酵素的
加水分解について記載がある。
【0003】また、中国軍事医学研究所の第4研究室の
徐助教授は蘇州で1988年に催された学会に於て、”
豚全血の酵素的加水分解によるアミノ酸混合物の研究”
という報告を行っている。彼はこの報告に於て、豚の血
液の酵素的加水分解によってアミノ酸を得る事が可能で
ある事を述べている。もしこれらの記載あるいは発表の
ようにように、豚の血液を用いるとすると、その新鮮な
ものは得にくいし、また保存も困難であり、従って供給
に問題が生じることが予想される。
【0004】一方、呉潤培の”牛の各種の利用方法”
(中国農薬技術出版社、1986年刊)にはアルブミン
の抽出法についての記載がある。その方法によると、牛
骨に含まれるアミノ酸の混合物は異臭を持つのみなら
ず、多く含まれる必須アミノ酸類の混合比は人体の必要
とする比率とは一致しておらず、従って人間が利用する
には不適当であり培養に用いる寒天培地以外への利用は
無いとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のうち
請求項1及び2記載の発明は、無臭の必須アミノ酸で、
かつ、人体が日常的に必要とする比率で、腸管吸収効率
に優れた蛋白質系食品を提供することを目的としたもの
である。請求項3及び4記載の発明は、請求項1及び2
に記載の発明の製造方法を提供することを目的としたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、動物の
骨の酵素的加水分解によって得られた蛋白質であって、
全アミノ酸中のオリゴペプタイドの重量比を60〜90
重量%としたことを特徴とする。請求項2記載の発明
は、動物の骨及び動物組織、動物の血液等の酵素的加水
分解によって得られた蛋白質であって、全アミノ酸中の
オリゴペプタイドの重量比を60〜90重量%としたこ
とを特徴とする。
【0007】また請求項3記載の発明は、動物の骨から
可溶性の蛋白質を抽出し、この蛋白質に脱臭剤と共に、
蛋白分解酵素を加えた後、濾過乾燥させたことを特徴と
する。請求項4記載の発明は、動物の骨及び動物組織、
動物の血液等から可溶性の蛋白質を抽出し、この蛋白質
に脱臭剤及び蛋白分解酵素を加えた後、濾過乾燥させた
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明にかかわる蛋白質系食品は、次のように
して製造することができる。まず、牛・羊・豚等の動物
の背骨と長骨と、更にその他の動物組織を適当な比率で
混合したものを、加圧蒸気抽出する。すると、骨髄中の
可溶性蛋白、コラーゲン中の不溶性の蛋白、及び可溶性
の動物組織蛋白等が抽出される。
【0009】次いで、スイ臓の酵素類のような蛋白分解
酵素を用いて、加水分解・処理がされ、更にフラボノー
ルやカフェイン等が加えられ濾過する。濾過後、減圧下
80℃で濃縮し、更に真空下で4時間未満乾燥されると
非晶質の黄色粉末の蛋白質系食品が得られるものであ
る。この蛋白質系食品では、アミノ酸の組成がWHOで
云う、8種の必須アミノ酸のすべてを含み、かつ、その
相対比率に考慮をした結果、背骨と長骨の比率が1:1
の場合が望ましいことがわかったが、この1:1の比率
に限定されるものではない。
【0010】なおここで、不足するトリプトファンの量
はゼラチンを上記混合原料に対して1%加える事によっ
て、確保される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図示例と共に説明
する。図1は製造プロセスのフローダイヤグラムを示し
たものである。ここでは、まず粉砕容器1中で原料を粉
砕する。次いで、粉砕された原料は、粉砕容器1から取
り出され、ゼラチン等の動物組織、動物の血液等と共に
加圧蒸気缶2に入れられ、6〜10時間程度の間0.0
8〜0.15Mpa程度の圧力に維持される。ここで、
加圧蒸気缶はジャケット加熱缶の形式をとっている。
【0012】加圧蒸気缶2での加圧後、血液は分離槽4
にパイプを通じて送られ、残査の骨は廃棄樽3に送られ
る。分離槽4で油成分と可溶性の蛋白質とに分離され、
油成分は貯槽5にパイプを介して送られ、可溶性の蛋白
質は混合槽6に送られる。混合槽6中の可溶性の蛋白質
には、貯槽7のCaOH2 あるいは貯槽8のHClを加
え、PHを7.5〜8.0程度に維持する。温度は47
〜48℃に調節される。更にこの際、酵素的加水分解の
ために容器10から冷蔵されたスイ臓の酵素の混合物が
加えられ、次いで、容器9から脱臭剤が加えられる。
【0013】ここで、脱臭剤としてはフラボノールやお
茶の葉が有するカフェイン等が用いられる。その後、混
合撹拌を4時間継続し、アンモニア量を測定し、それが
2.0%以上になったら、PHを5.4〜5.8程度に
調整して、加熱沸騰させる。このようにして得られた混
合物は、ポンプ11によって12の浄過装置で分離後、
蒸留器13に送り込まれる。この際、混合物に含まれて
いる蒸発成分は、冷却器14において凝縮されることと
なる。このように濃縮された液は、バッフアタンク16
に送られる。
【0014】バッファタンク16のためられた濃縮され
た液を、更に蒸留するために容器15に入れられる。容
器15に入れられた濃縮液は、次いで真空乾燥器17に
送られ、真空乾燥器17中で、−0.08Mpa、80
℃以下の条件で4時間乾燥させる。乾燥の結果得られた
製品は製品容器19に入れられる。また乾燥の際に発生
する蒸発成分は冷却装置18を通して容器20に送られ
る。
【0015】このようにして、加水分解された蛋白質
は、そのまま服用することができるだけでなく、飲料や
食品への添加物として使用することができる。たとえ
ば、茶、コーヒー、あるいは粉末状の食品などに添加す
ることが可能である。この製品は広い範囲の原料から得
られるが、必須アミノ酸8種の相対的な組成比は人体に
必要とされる比率に合して調整されることが望ましい。
【0016】更に製品自体は無臭であり、生のままでも
服用が可能であるし、更に加工して、その他の健康食品
に添加して使用することも可能である。なお前述した方
法によって得られた製品の代表的な組成は以下のように
なっている。 溶解度:水に可溶 水分 ≦ 5% Ca: 190mg / Kg フリーのアミノ酸 ≧ 20% P : 1500mg / Kg ペプチド ≧ 50% K : 551mg / Kg NaCl ≦ 6% Fe: 72mg / Kg Zn: 13mg / Kg アミノ酸の種類とその重量組成 アスパラギン酸 (Asp) 4.12% スレオニン (Thr) 2.03% セリン (Ser) 2.64% グルタミン酸 (Glu) 9.80% グリシン (Gly)17.96% アラニン (Ala) 7.06% システイン (Cys) 0.60% バリン (Val) 2.67% メチオニン (Met) 1.24% イソロイシン (Ile) 1.58% ロイシン (Leu) 3.27% チロシン (Tyr) 0.90% フェニルアラニン(Phe) 2.49% リシン (Lys) 3.07% ヒステジン (His) 0.83% アルギニン (Arg) 5.56% プロリン (Pro) 8.78% トリプトファン (Trp) 0.32% [実施例−1]背骨200Kgと長骨200Kgとを細かく
(約10mm程度)砕き、洗浄後、容器中に置き、スチー
ムにより加熱する。0.12Mpaの圧力のスチームを
8時間加えた後、抽出液を骨から分離する。
【0017】次いで、この抽出液から油分を分離して、
残った可溶性の蛋白質の液は加水分離槽に入れられる。
この加水分離槽には、4Kgのゼラチンがそこに加えら
れ、更に1時間加熱される。次に温度が47℃に下げら
れ、混合撹拌を行いながら、PHが7.5〜7.8にな
るようにCa(OH)2 が加えられる。更に混合撹拌中
に、酵素的加水分解のために、豚のスイ臓の混合物がゆ
っくりと2回、計8Kg加えられる。これに、事前に混合
粉砕されている3Kgの茶葉が加えられる。
【0018】混合撹拌は4時間に渡って行われる。この
混合撹拌中に、アンモニアの濃度が2%以上に達するこ
ととなる。アンモニアの濃度が2%以上に達したら、次
いで加熱沸騰させ、1:1のHClにより、PHを5.
4−5.8に調整する。次いで、電解質液を分離した
後、濾過を行う。瀘液は減圧濃縮され、初めの液量にま
でもっていかれる。
【0019】そして、ステンレス・スチール板上に置か
れて乾燥される。最終製品として35Kgの加水分解蛋白
質が得られる。この加水分解蛋白中の全アミノ酸とオリ
ゴペプタイドとの重量比は、1:0.71であった。栄
養素としてはフリーのアミノ酸もオリゴペプタイドも共
に類似の寄与を行うが、生理活性的には、この低分子オ
リゴペプタイドが極めて重要であることが確認された。 [実施例−2]背骨240Kgと長骨180Kgとを細かく
(約10mm程度)砕き、洗浄後、容器中に置き、スチー
ムにより加熱する。0.12Mpaの圧力のスチームを
9時間加えた後、抽出液を骨から分離する。
【0020】次いで、この抽出液から油分を分離して、
残った可溶性の蛋白質の液は加水分離槽に入れられる。
この加水分離槽には、4Kgのゼラチンがそこに加えら
れ、更に1時間加熱される。次に温度が47℃に下げら
れ、混合撹拌を行いながら、PHが7.5〜7.8にな
るようにCa(OH)2 が加えられる。更に混合撹拌中
に、酵素的加水分解のために、豚のスイ臓の混合物がゆ
っくりと2回、計10Kg加えられる。これには、事前に
混合されている3Kgの茶葉が加えられている。
【0021】混合撹拌は3時間に渡って行われる。この
混合撹拌中に、アンモニアの濃度が2%以上に達するこ
ととなる。アンモニアの濃度が2%以上に達したら、次
いで加熱沸騰させ、1:1のHClにより、PHを5.
4−5.8に調整する。次いで、電解質液を分離した
後、濾過を行う。瀘液は減圧濃縮され、初めの液量にま
でもっていかれる。
【0022】そして、ステンレス・スチール板上に置か
れて乾燥される。最終製品として36.3Kgの加水分解
蛋白質が得られる。この加水分解蛋白中の全アミノ酸と
オリゴペプタイドとの重量比は、1:0.79であっ
た。 [実施例−3]背骨150Kgと長骨180Kgとを細かく
(約10mm程度)砕き、洗浄後、容器中に置き、スチー
ムにより加熱する。0.12Mpaの圧力のスチームを
7時間加えた後、抽出液を骨から分離する。
【0023】次いで、この抽出液から油分を分離して、
残った可溶性の蛋白質の液は加水分離槽に入れられる。
この加水分離槽には、5Kgのゼラチンがそこに加えら
れ、更に1時間加熱される。次に温度が47℃に下げら
れ、混合撹拌を行いながら、PHが7.5〜7.8にな
るようにCa(OH)2 が加えられる。更に混合撹拌中
に、酵素的加水分解のために、豚のスイ臓の混合物がゆ
っくりと2回、計8Kg加えられる。これに3Kgの茶葉が
加えらる。
【0024】混合撹拌は4.5時間に渡って行われる。
この混合撹拌中に、アンモニアの濃度が2%以上に達す
ることとなる。アンモニアの濃度が2%以上に達した
ら、次いで加熱沸騰させ、1:1のHClにより、PH
を5.4−5.5に調整する。次いで、電解質液を分離
した後、濾過を行う。瀘液は減圧濃縮され、初めの液量
にまでもっていかれる。
【0025】そして、ステンレス・スチール板上に置か
れて乾燥される。最終製品として27Kgの加水分解蛋白
質が得られる。この加水分解蛋白中の全アミノ酸とオリ
ゴペプタイドとの重量比は、1:0.66であった。 [実施例−4]背骨210Kgと長骨190Kgとを細かく
(約10mm程度)砕き、洗浄後、容器中に置き、スチー
ムにより加熱する。0.12Mpaの圧力のスチームを
6時間加えた後、抽出液を骨から分離する。
【0026】次いで、この抽出液から油分を分離して、
残った可溶性の蛋白質の液は加水分離槽に入れられる。
この加水分離槽には、5Kgのゼラチンがそこに加えら
れ、更に1時間加熱される。次に温度が42℃に下げら
れ、混合撹拌を行いながら、PHが7.5〜7.8にな
るようにCa(OH)2 が加えられる。更に混合撹拌中
に、酵素的加水分解のために、豚のスイ臓の混合物がゆ
っくりと2回、計10Kg加えられる。これには、事前に
混合されている3Kgの茶葉が加えられている。
【0027】混合撹拌は4.5時間に渡って行われる。
この混合撹拌中に、アンモニアの濃度が2%以上に達す
ることとなる。アンモニアの濃度が2%以上に達した
ら、次いで加熱沸騰させ、1:1のHClにより、PH
を5.6−5.8に調整する。次いで、電解質液を分離
した後、濾過を行う。瀘液は減圧濃縮され、初めの液量
にまでもっていかれる。
【0028】そして、ステンレス・スチール板上に置か
れて乾燥される。最終製品として34.5Kgの加水分解
蛋白質が得られる。この加水分解蛋白中の全アミノ酸と
オリゴペプタイドとの重量比は、1:0.84であっ
た。実施例1〜4で得られた加水分解蛋白を、毎回1
g、1日3回服用して試験を行った。
【0029】対象は8名の女性で、年齢は70才±2才
の範囲である。また、X線検査によると既に骨量の減少
が認められているものの、健康で歩行可能な人々であ
る。実施例1〜4で得られた各加水分解蛋白を、各々2
名づつの人間が服用し、服用開始後1ヶ月、3ヶ月、6
ヶ月経過後の骨量の変化を測定した。サンプル数が少な
いので、統計的な処理は不可能であるものの、いずれも
1ヶ月で骨量低下が停止し、3ヶ月で若干骨量が増加
し、6ヶ月で骨量の明瞭な改善が認められた。
【0030】更に実施例1〜4で得られた各加水分解蛋
白の比較を行ったところ、オリゴペプタイド比率が高い
ものの方が骨量改善の度合いが高い傾向にあることが確
認された。そこで、加水分解蛋白中の全アミノ酸とオリ
ゴペプタイドとの重量比が、1:0.6以下であると、
骨量改善の効果が余り期待できず、逆に酵素的加水分解
では、1:0.9以上の加水分解蛋白の製造が困難であ
ることから、全アミノ酸中のオリゴペプタイドの重量比
を60〜90重量%とすることが望ましい。通常、腸管
吸収特性を調べる際に用いる腸管モデル系において、前
記実施例1〜4によって得られた加水分解蛋白及び実施
例1と全組成並びに全アミノ酸組成が同一で、かつアミ
ノ酸中にオリゴペプタイドを全く含まないモデル組成を
用意して、合計5種にについてのモデル腸管吸収を比較
した。
【0031】その結果、モデル組成のものが腸管吸収率
が一番低く、更に前記実施例1〜4については、オリゴ
ペプタイド比率が高いほど腸管吸収率が向上することが
わかった。このことは、生理活性的見地のみならず、栄
養学的見地においても、オリゴペプタイドが望ましいア
ミノ酸の形態であることを示しているとか考えられる。
【0032】更にこのように、吸収率が高いことが骨量
改善にも原因しているものと思われる。なおこのような
加水分解蛋白は、他の食品と混合して食することもでき
る。例えば、1〜4gの加水分解蛋白と2gの茶の葉あ
るいは紅茶の葉を共に透水性の紙ティーバッグ中に入
れ、それをプラスチックバッグでシールしておく。そし
て、通常のティーバッグのようにして用いることができ
る。
【0033】また、1〜5gの加水分解蛋白と1gのイ
ンスタントコーヒーを均一に混合し、プラスチックバッ
グの中にシールをする。そして、通常のインスタントコ
ーヒーと同様に用いることができる。さらには、1〜5
gの加水分解蛋白と加熱処理した小麦粉、及び砂糖3g
を均一に混合し、包装後プラスチックバッグの中にシー
ルをする。このようにすると、そのまま服用することが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1及び2記載の発明は、無臭の必須アミノ酸で、か
つ、人体が日常的に必要とする比率で、かつ腸管吸収効
率に優れた蛋白質系食品を提供するものである。請求項
3及び4記載の発明は、請求項1及び2に記載の発明の
製造方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造プロセスのフローダイヤグラムを示したも
のである。
【符号の説明】
1 粉砕容器 2 加圧蒸気缶 3 廃棄樽 4 分離槽 5 貯槽 6 混合槽 7 貯槽 8 貯槽 9 容器 10 容器 11 ポンプ 12 浄過装置 13 蒸留器 14 冷却器 15 容器 16 バッファ
タンク 17 真空乾燥器 18 冷却装置 19 製品容器 20 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ABJ A61K 37/18 ABJ ADD ADD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物の骨の酵素的加水分解によって得ら
    れた蛋白質であって、全アミノ酸中のオリゴペプタイド
    の重量比を60〜90重量%としたことを特徴とする蛋
    白質系食品。
  2. 【請求項2】 動物の骨及び動物組織、動物の血液等の
    酵素的加水分解によって得られた蛋白質であって、全ア
    ミノ酸中のオリゴペプタイドの重量比を60〜90重量
    %としたことを特徴とする蛋白質系食品。
  3. 【請求項3】 動物の骨から可溶性の蛋白質を抽出し、
    この蛋白質に脱臭剤と共に、蛋白分解酵素を加えた後、
    濾過乾燥させたことを特徴とする蛋白質系食品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 動物の骨及び動物組織、動物の血液等か
    ら可溶性の蛋白質を抽出し、この蛋白質に脱臭剤及び蛋
    白分解酵素を加えた後、濾過乾燥させたことを特徴とす
    る蛋白質系食品の製造方法。
JP7160659A 1995-06-27 1995-06-27 蛋白質系食品及びその製造方法 Withdrawn JPH099880A (ja)

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