JPH0998302A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents
画像処理装置及びその方法Info
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- JPH0998302A JPH0998302A JP7256049A JP25604995A JPH0998302A JP H0998302 A JPH0998302 A JP H0998302A JP 7256049 A JP7256049 A JP 7256049A JP 25604995 A JP25604995 A JP 25604995A JP H0998302 A JPH0998302 A JP H0998302A
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- image
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- fluorescent
- fluorescent color
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿画像に含まれる蛍光色を認識し、該蛍光
色に対して適切な色再現処理を行うことが可能な画像処
理装置及びその方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め近似色設定部412において、所定
の複数の蛍光色に対して、装置の色再現範囲内の近似色
を設定して近似色メモリ403に格納しておく。そして
画像入力部120における紫外線スキャンにより、蛍光
色抽出部401で原稿画像の蛍光色領域を抽出し、位置
メモリ402に格納する。次に画像入力部120で可視
光による通常スキャンが行われ、近似色置換部404で
は、位置メモリ402と近似色メモリ403とを参照し
て、入力画像の蛍光色領域を対応する近似色に置換す
る。
色に対して適切な色再現処理を行うことが可能な画像処
理装置及びその方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め近似色設定部412において、所定
の複数の蛍光色に対して、装置の色再現範囲内の近似色
を設定して近似色メモリ403に格納しておく。そして
画像入力部120における紫外線スキャンにより、蛍光
色抽出部401で原稿画像の蛍光色領域を抽出し、位置
メモリ402に格納する。次に画像入力部120で可視
光による通常スキャンが行われ、近似色置換部404で
は、位置メモリ402と近似色メモリ403とを参照し
て、入力画像の蛍光色領域を対応する近似色に置換す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、蛍光色を含む原稿画像を処理す
る画像処理装置及びその方法に関する。
の方法に関し、例えば、蛍光色を含む原稿画像を処理す
る画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の画像処理技術の発達に伴い、フル
カラー画像を処理可能なカラー複写機やカラースキャナ
等の画像入力装置や、カラープリンタ等の画像出力装置
等を備えたフルカラーシステムの発達が目覚ましい。
カラー画像を処理可能なカラー複写機やカラースキャナ
等の画像入力装置や、カラープリンタ等の画像出力装置
等を備えたフルカラーシステムの発達が目覚ましい。
【0003】このような画像入力装置においては、原稿
台に載置されたフルカラー原稿を照明用光源及び反射笠
により照明し、その反射光を各反射ミラーによってレン
ズに導き、レンズを通った後、R(レッド),G(グリ
ーン),B(ブルー)の各分光感度を有する受光素子
(CCD)へと導く。そしてCCDにおいて光を電気信
号に変換する光電変換を行ない、フルカラーの原稿画像
をR,G,Bの輝度信号で表現されるイメージデータと
して、画像記憶メモリに記憶する。
台に載置されたフルカラー原稿を照明用光源及び反射笠
により照明し、その反射光を各反射ミラーによってレン
ズに導き、レンズを通った後、R(レッド),G(グリ
ーン),B(ブルー)の各分光感度を有する受光素子
(CCD)へと導く。そしてCCDにおいて光を電気信
号に変換する光電変換を行ない、フルカラーの原稿画像
をR,G,Bの輝度信号で表現されるイメージデータと
して、画像記憶メモリに記憶する。
【0004】その後、イメージデータとしての輝度信号
は、画像出力装置に転送され、入力系の特性を補正する
入力マスキング処理と、輝度信号から濃度信号への変換
を行う対数変換処理と、K(ブラック)の再現性向上の
ための黒生成処理、出力系の特性(例えばトナー特性
等)を補正する出力マスキング処理、等の各画像処理部
を通過した後に、C(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)の濃度信号として画像形
成部へ転送され、各色毎の画像形成プロセスに従って画
像が形成され、出力が行われる。
は、画像出力装置に転送され、入力系の特性を補正する
入力マスキング処理と、輝度信号から濃度信号への変換
を行う対数変換処理と、K(ブラック)の再現性向上の
ための黒生成処理、出力系の特性(例えばトナー特性
等)を補正する出力マスキング処理、等の各画像処理部
を通過した後に、C(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)の濃度信号として画像形
成部へ転送され、各色毎の画像形成プロセスに従って画
像が形成され、出力が行われる。
【0005】一般的にフルカラー画像を処理可能な画像
出力装置においては、出力可能な色再現範囲が予め限ら
れており、原稿画像データ自身が有する色表現範囲より
狭いことが知られている。従って、フルカラー画像を処
理する際に、画像出力装置における色再現範囲からはず
れてしまう原稿色(以降、色再現範囲外色と称する)が
出現することも考えられる。このような色再現範囲外色
については、画像出力装置において忠実に色再現するこ
とができないため、表現可能な信号値の飽和に従い、色
再現範囲内外の境界線上の色として出力されることがほ
とんどである。
出力装置においては、出力可能な色再現範囲が予め限ら
れており、原稿画像データ自身が有する色表現範囲より
狭いことが知られている。従って、フルカラー画像を処
理する際に、画像出力装置における色再現範囲からはず
れてしまう原稿色(以降、色再現範囲外色と称する)が
出現することも考えられる。このような色再現範囲外色
については、画像出力装置において忠実に色再現するこ
とができないため、表現可能な信号値の飽和に従い、色
再現範囲内外の境界線上の色として出力されることがほ
とんどである。
【0006】しかしながら、色再現範囲外の色を上述し
た様にして出力した場合には、例えば色相が同じか又は
近くて、互いに彩度が異なる2色の色再現範囲外色は、
彩度が異なっているにも関らず同じ色として出力されて
しまう。
た様にして出力した場合には、例えば色相が同じか又は
近くて、互いに彩度が異なる2色の色再現範囲外色は、
彩度が異なっているにも関らず同じ色として出力されて
しまう。
【0007】そこで従来の画像出力装置においてはこの
不具合を解決するために、色空間圧縮という画像処理技
術を適用した。色空間圧縮とは、原稿画像データの色表
現範囲について、より狭い画像出力装置の色再現範囲へ
の写像をとる、即ち圧縮することである。例えば、まず
画像データも最も明るい色(ホワイトポイント)と最も
暗い色(ブラックポイント)を画像出力装置のそれに合
わせ、次に、他の色をホワイトポイント,ブラックポイ
ントとの相対関係を保つ様に変換することにより、全て
の色が違う色に変換されるが、色同士の関係は保たれ
る。従って、階調の表現が可能となる。
不具合を解決するために、色空間圧縮という画像処理技
術を適用した。色空間圧縮とは、原稿画像データの色表
現範囲について、より狭い画像出力装置の色再現範囲へ
の写像をとる、即ち圧縮することである。例えば、まず
画像データも最も明るい色(ホワイトポイント)と最も
暗い色(ブラックポイント)を画像出力装置のそれに合
わせ、次に、他の色をホワイトポイント,ブラックポイ
ントとの相対関係を保つ様に変換することにより、全て
の色が違う色に変換されるが、色同士の関係は保たれ
る。従って、階調の表現が可能となる。
【0008】従来の画像出力装置においては、上述した
ような色空間圧縮処理を画像処理部に組込むことで、彩
度の異なる色再現色範囲外色をそれぞれ色再現範囲内の
異なる色に適切に割り当て、各色再現範囲外色を適切に
表現していた。
ような色空間圧縮処理を画像処理部に組込むことで、彩
度の異なる色再現色範囲外色をそれぞれ色再現範囲内の
異なる色に適切に割り当て、各色再現範囲外色を適切に
表現していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像入力装置においては、フルカラーの原稿画像が
蛍光色を含んでいた場合、該蛍光色と蛍光色でない色と
を区別して読み取ることができなかった。従って、画像
入力装置で蛍光色を含む原稿画像を読み取っても、画像
内の蛍光色を蛍光色であると認識できないため、蛍光色
は輝度信号が飽和した状態、即ち、本来読み取られるべ
き輝度信号とは異なる色として入力されてしまってい
た。これにより、以下のような問題点が発生していた。
来の画像入力装置においては、フルカラーの原稿画像が
蛍光色を含んでいた場合、該蛍光色と蛍光色でない色と
を区別して読み取ることができなかった。従って、画像
入力装置で蛍光色を含む原稿画像を読み取っても、画像
内の蛍光色を蛍光色であると認識できないため、蛍光色
は輝度信号が飽和した状態、即ち、本来読み取られるべ
き輝度信号とは異なる色として入力されてしまってい
た。これにより、以下のような問題点が発生していた。
【0010】画像入力装置で蛍光色を読み取った場合、
信号値レベルでは読み取った色が蛍光色であるか否かが
判別できない。また、通常のC,M,Y,Kの4色の色
材で画像形成を行う画像出力装置では、蛍光色を出力す
ることが出来ない。従って画像入力装置で読み取られた
蛍光色は、その他の色再現範囲外色と同様に、上述した
色空間圧縮処理が施される。即ち、色空間圧縮処理にお
いては、全ての色再現範囲外色について、色再現範囲外
から色再現範囲内へと所定のパラメータに従った圧縮が
加えられる。従って、たとえ蛍光色であってもその特有
の質感や蛍光感を特別に考慮することなく、その他の色
再現範囲外色と同様に画像出力装置の色再現範囲内に割
り当てられていた。
信号値レベルでは読み取った色が蛍光色であるか否かが
判別できない。また、通常のC,M,Y,Kの4色の色
材で画像形成を行う画像出力装置では、蛍光色を出力す
ることが出来ない。従って画像入力装置で読み取られた
蛍光色は、その他の色再現範囲外色と同様に、上述した
色空間圧縮処理が施される。即ち、色空間圧縮処理にお
いては、全ての色再現範囲外色について、色再現範囲外
から色再現範囲内へと所定のパラメータに従った圧縮が
加えられる。従って、たとえ蛍光色であってもその特有
の質感や蛍光感を特別に考慮することなく、その他の色
再現範囲外色と同様に画像出力装置の色再現範囲内に割
り当てられていた。
【0011】このようにして画像出力装置により再現・
出力された原稿画像データは、その蛍光色領域について
は明度や彩度が落ち、原稿における蛍光色とは明らかに
異なる色となってしまっていた。
出力された原稿画像データは、その蛍光色領域について
は明度や彩度が落ち、原稿における蛍光色とは明らかに
異なる色となってしまっていた。
【0012】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、原稿画像に含まれる蛍光色を認識
し、該蛍光色に対して適切な色再現処理を行うことが可
能な画像処理装置及びその方法を提供することを目的と
する。
されたものであり、原稿画像に含まれる蛍光色を認識
し、該蛍光色に対して適切な色再現処理を行うことが可
能な画像処理装置及びその方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0014】即ち、原稿画像の画像信号を入力する入力
手段と、前記画像信号から蛍光色領域を抽出する抽出手
段と、前記蛍光色領域における蛍光色を対応する近似色
に置き換える置換手段と、前記置換手段による置換後の
画像信号に基づいて画像を形成する形成手段と、を有す
ることを特徴とする。
手段と、前記画像信号から蛍光色領域を抽出する抽出手
段と、前記蛍光色領域における蛍光色を対応する近似色
に置き換える置換手段と、前記置換手段による置換後の
画像信号に基づいて画像を形成する形成手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0015】更に、複数の蛍光色と近似色との対応関係
を設定する近似色設定手段と、前記設定された複数の対
応関係を保持する近似色保持手段とを有し、前記置換手
段は、前記近似色保持手段に保持された対応関係に基づ
いて蛍光色を近似色に置き換えることを特徴とする。
を設定する近似色設定手段と、前記設定された複数の対
応関係を保持する近似色保持手段とを有し、前記置換手
段は、前記近似色保持手段に保持された対応関係に基づ
いて蛍光色を近似色に置き換えることを特徴とする。
【0016】更に、前記抽出手段により抽出された蛍光
色領域の位置情報を保持する蛍光色領域保持手段を有
し、前記置換手段は、前記蛍光色領域保持手段に保持さ
れた位置情報に基づいて蛍光色を近似色に置き換えるこ
とを特徴とする。
色領域の位置情報を保持する蛍光色領域保持手段を有
し、前記置換手段は、前記蛍光色領域保持手段に保持さ
れた位置情報に基づいて蛍光色を近似色に置き換えるこ
とを特徴とする。
【0017】例えば、前記近似色は、前記形成手段にお
ける色再現範囲内の色であることを特徴とする。
ける色再現範囲内の色であることを特徴とする。
【0018】例えば、前記入力手段は、前記原稿画像に
対して照明用光源からの光線を照射してその反射光を光
電変換する第1の入力モードと、前記原稿画像に対して
紫外線を照射してその反射光を光電変換する第2の入力
モードとを有することを特徴とする。
対して照明用光源からの光線を照射してその反射光を光
電変換する第1の入力モードと、前記原稿画像に対して
紫外線を照射してその反射光を光電変換する第2の入力
モードとを有することを特徴とする。
【0019】例えば、前記第2の入力モードにおいて
は、照明用光源の光線から可視光を除去することにより
紫外線を照射することを特徴とする。
は、照明用光源の光線から可視光を除去することにより
紫外線を照射することを特徴とする。
【0020】例えば、前記入力手段は、前記抽出手段に
おいて蛍光色領域を抽出する際に前記第2の入力モード
による入力を行うことを特徴とする。
おいて蛍光色領域を抽出する際に前記第2の入力モード
による入力を行うことを特徴とする。
【0021】例えば、前記入力手段は、前記置換手段に
おいて蛍光色を近似色に置換する際に前記第1の入力モ
ードによる入力を行うことを特徴とする。
おいて蛍光色を近似色に置換する際に前記第1の入力モ
ードによる入力を行うことを特徴とする。
【0022】更に、画像を表示する表示手段を有し、前
記近似色設定手段は、所定の蛍光色に対応する近似色候
補を前記表示手段に表示することにより、適切な近似色
を設定することを特徴とする。
記近似色設定手段は、所定の蛍光色に対応する近似色候
補を前記表示手段に表示することにより、適切な近似色
を設定することを特徴とする。
【0023】例えば、前記置換手段は、前記蛍光色領域
のうち対応する近似色に置き換えられない領域を前記表
示手段に表示し、前記近似色設定手段により該蛍光色領
域の蛍光色に対応する近似色を設定することを特徴とす
る。
のうち対応する近似色に置き換えられない領域を前記表
示手段に表示し、前記近似色設定手段により該蛍光色領
域の蛍光色に対応する近似色を設定することを特徴とす
る。
【0024】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0025】即ち、原稿画像の画像信号を入力し、前記
画像信号から蛍光色領域を抽出し、前記蛍光色領域にお
ける蛍光色を対応する近似色に置き換え、前記置換後の
画像信号に基づいて画像を形成することを特徴とする。
画像信号から蛍光色領域を抽出し、前記蛍光色領域にお
ける蛍光色を対応する近似色に置き換え、前記置換後の
画像信号に基づいて画像を形成することを特徴とする。
【0026】例えば、前記原稿画像に対して照明用光源
からの光線を照射してその反射光を光電変換する第1の
入力モードと、前記原稿画像に対して紫外線を照射して
その反射光を光電変換する第2の入力モードとを有する
ことを特徴とする。
からの光線を照射してその反射光を光電変換する第1の
入力モードと、前記原稿画像に対して紫外線を照射して
その反射光を光電変換する第2の入力モードとを有する
ことを特徴とする。
【0027】例えば、前記第2の入力モードにおいて
は、照明用光源の光線から可視光を除去することにより
紫外線を照射することを特徴とする。
は、照明用光源の光線から可視光を除去することにより
紫外線を照射することを特徴とする。
【0028】例えば、前記画像信号から蛍光色領域を抽
出する際に、前記第2の入力モードによる入力を行うこ
とを特徴とする。
出する際に、前記第2の入力モードによる入力を行うこ
とを特徴とする。
【0029】例えば、前記蛍光色領域の蛍光色を近似色
に置換する際に、前記第1の入力モードによる入力を行
うことを特徴とする。
に置換する際に、前記第1の入力モードによる入力を行
うことを特徴とする。
【0030】例えば、所定の蛍光色に対応する近似色候
補を表示し、操作者が適切な近似色を選択することによ
り蛍光色と近似色との対応関係を予め保持しておき、該
対応関係に基づいて前記蛍光色領域の蛍光色を近似色に
変換することを特徴とする。
補を表示し、操作者が適切な近似色を選択することによ
り蛍光色と近似色との対応関係を予め保持しておき、該
対応関係に基づいて前記蛍光色領域の蛍光色を近似色に
変換することを特徴とする。
【0031】例えば、前記蛍光色領域のうち対応する近
似色に置き換えられない領域について、対応する近似色
候補を表示し、操作者が適切な近似色を選択することに
より近似色に置き換えることを特徴とする。
似色に置き換えられない領域について、対応する近似色
候補を表示し、操作者が適切な近似色を選択することに
より近似色に置き換えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】<第1実施形態>図1は、本実施形態にお
ける画像処理装置の一実施例であるデジタル電子写真方
式のカラー複写機の断面図である。
ける画像処理装置の一実施例であるデジタル電子写真方
式のカラー複写機の断面図である。
【0034】図1において、120はスキャナよりなる
画像入力部であり、その詳細については後述する。ま
た、130は表示部、300は操作部であり、その他の
構成は画像出力部140である。
画像入力部であり、その詳細については後述する。ま
た、130は表示部、300は操作部であり、その他の
構成は画像出力部140である。
【0035】以下、画像出力部140における画像出力
動作について説明する。まず、画像入力部120によっ
て入力された各色毎の画像信号が画像処理部119に入
力され、後述する画像処理を施された後、該画像信号に
基づいてレーザ部110が駆動され、レーザ光Lが出力
される。この時、感光ドラム100は体電気112によ
り所定の極性に均一に帯電され、反射ミラー111を介
したレーザ光Lによる露光によって、感光ドラム100
上に各色毎に潜像が形成される。感光ドラム100上に
形成された潜像は、各色現像器Dy,Dm,Dc,Dk
により可視像化される。一方、転写ドラム120の外周
上には、給紙部117から給紙ローラ118により搬送
された記録紙が保持されており、感光ドラム100上で
可視像化された像は、転写ドラム120上の記録紙に各
色毎に複数回転写されることにより、フルカラー画像が
形成される。そしてその後、記録紙は転写ドラム120
より分離爪114により分離され、転写されたカラー画
像が定着ユニット115で定着され、排紙トレー116
に排出される。尚、113はクリーナであり、感光ドラ
ム100の表面に残留した各色のトナーを除去する。
動作について説明する。まず、画像入力部120によっ
て入力された各色毎の画像信号が画像処理部119に入
力され、後述する画像処理を施された後、該画像信号に
基づいてレーザ部110が駆動され、レーザ光Lが出力
される。この時、感光ドラム100は体電気112によ
り所定の極性に均一に帯電され、反射ミラー111を介
したレーザ光Lによる露光によって、感光ドラム100
上に各色毎に潜像が形成される。感光ドラム100上に
形成された潜像は、各色現像器Dy,Dm,Dc,Dk
により可視像化される。一方、転写ドラム120の外周
上には、給紙部117から給紙ローラ118により搬送
された記録紙が保持されており、感光ドラム100上で
可視像化された像は、転写ドラム120上の記録紙に各
色毎に複数回転写されることにより、フルカラー画像が
形成される。そしてその後、記録紙は転写ドラム120
より分離爪114により分離され、転写されたカラー画
像が定着ユニット115で定着され、排紙トレー116
に排出される。尚、113はクリーナであり、感光ドラ
ム100の表面に残留した各色のトナーを除去する。
【0036】次に、画像入力部120の構成を図2に示
し、その動作について詳細に説明する。
し、その動作について詳細に説明する。
【0037】図2において、210は原稿であり、原稿
台ガラス209に載置されている状態を示す。206は
原稿台ガラス209上の原稿210を照明するための照
明用光源、207,208は同様に原稿210を照明す
る反射笠である。また、203,204,205は原稿
210からの反射光を誘導するミラーであり、202は
レンズ、201はR,G,Bの各カラーフィルタを有す
る受光素子(CCD)である。本実施形態においては、
CCD201として入射光をその強さに応じた電荷に変
換するためのフォトダイオードを使用しており、R,
G,Bの各色毎に一列に並べてある。
台ガラス209に載置されている状態を示す。206は
原稿台ガラス209上の原稿210を照明するための照
明用光源、207,208は同様に原稿210を照明す
る反射笠である。また、203,204,205は原稿
210からの反射光を誘導するミラーであり、202は
レンズ、201はR,G,Bの各カラーフィルタを有す
る受光素子(CCD)である。本実施形態においては、
CCD201として入射光をその強さに応じた電荷に変
換するためのフォトダイオードを使用しており、R,
G,Bの各色毎に一列に並べてある。
【0038】原稿台ガラス209上に載置された原稿2
10を照射用光源206、反射笠207,208で照明
することで得られる、原稿画像の濃淡に比例した反射光
は、ミラー203,204,205、レンズ202を介
してCCD201で結像し、順次1画素毎に分解される
と同時に光電変換が行われる。この処理を原稿210の
全領域に対して行う。この処理を以降、単にスキャンと
称する。スキャンにより電気信号に変換された画像デー
タは、上述した様に画像出力部140内の画像処理部1
19に送られ、処理される。
10を照射用光源206、反射笠207,208で照明
することで得られる、原稿画像の濃淡に比例した反射光
は、ミラー203,204,205、レンズ202を介
してCCD201で結像し、順次1画素毎に分解される
と同時に光電変換が行われる。この処理を原稿210の
全領域に対して行う。この処理を以降、単にスキャンと
称する。スキャンにより電気信号に変換された画像デー
タは、上述した様に画像出力部140内の画像処理部1
19に送られ、処理される。
【0039】また、211は本実施形態の特徴をなす可
視光カットフィルタであり、可視光線を遮断し、紫外線
のみを通過させる。可視光カットフィルタ211は、照
明用光源206からの反射笠208方向及び原稿照射方
向(図中213,215方向)への光線を遮る様に配置
されている。また、可視光カットフィルタ211は動力
装置212によって図中矢印方向に移動可能であり、照
明用光源207の光路中に配置されたり、また、該光路
からはずれた位置、即ち照明光を遮らない位置に移動す
ることができる構造になっている。
視光カットフィルタであり、可視光線を遮断し、紫外線
のみを通過させる。可視光カットフィルタ211は、照
明用光源206からの反射笠208方向及び原稿照射方
向(図中213,215方向)への光線を遮る様に配置
されている。また、可視光カットフィルタ211は動力
装置212によって図中矢印方向に移動可能であり、照
明用光源207の光路中に配置されたり、また、該光路
からはずれた位置、即ち照明光を遮らない位置に移動す
ることができる構造になっている。
【0040】本実施形態においては、原稿210上の蛍
光色を検出するために、蛍光色は紫外光線に励起され
て、可視光領域で分光エネルギーを有するという特性を
利用する。即ち、可視光カットフィルタ211を照明光
の光路中に配置して原稿210のスキャンを行なえば、
蛍光色に対してのみ、CCD201のR,G,Bいずれ
かにおいて信号を検出することができる。従って、何ら
かの信号が検出された画素を、蛍光色であると判断する
ことができる。
光色を検出するために、蛍光色は紫外光線に励起され
て、可視光領域で分光エネルギーを有するという特性を
利用する。即ち、可視光カットフィルタ211を照明光
の光路中に配置して原稿210のスキャンを行なえば、
蛍光色に対してのみ、CCD201のR,G,Bいずれ
かにおいて信号を検出することができる。従って、何ら
かの信号が検出された画素を、蛍光色であると判断する
ことができる。
【0041】ここで、図3に操作部300の概観を示
す。図3において、501は十字カーソルキーであり、
表示部130又は液晶表示パネル507上のカーソル
を、上下左右に移動する。502は予熱、割込み、コー
ル等のオプションキー、503は数字入力を行うテンキ
ーである。504は処理開始を指示するスタートキー、
505は処理中断を指示するストップキー、506は設
定の初期化を指示するリセットキーである。
す。図3において、501は十字カーソルキーであり、
表示部130又は液晶表示パネル507上のカーソル
を、上下左右に移動する。502は予熱、割込み、コー
ル等のオプションキー、503は数字入力を行うテンキ
ーである。504は処理開始を指示するスタートキー、
505は処理中断を指示するストップキー、506は設
定の初期化を指示するリセットキーである。
【0042】本実施形態においては、上述した様にして
原稿画像に含まれる蛍光色を検出し、該検出された蛍光
色を画像出力部140における色再現範囲内の適切な色
(以下、近似色と称する)に置き換えて画像形成するこ
とを特徴とする。
原稿画像に含まれる蛍光色を検出し、該検出された蛍光
色を画像出力部140における色再現範囲内の適切な色
(以下、近似色と称する)に置き換えて画像形成するこ
とを特徴とする。
【0043】ここで、図4に画像出力部140における
画像処理部119の詳細構成を示す。図4に示す画像処
理部119において、401は蛍光色抽出部であり、上
述した様にして画像入力部120から入力される画像信
号より蛍光色を検出し、該蛍光色の原稿画像における位
置を位置メモリ402に格納する。403は近似色メモ
リであり、後述する様にして操作者により予め設定され
た、蛍光色−近似色変換テーブルを保持している。40
4は蛍光色置換部であり、画像入力部120から入力さ
れる画像信号に対して、位置メモリ402及び近似色メ
モリ403を参照して、画像信号に含まれる蛍光色を適
切な近似色に置換する。そして置換後は、入力マスキン
グ部405,対数変換部406,黒生成部407,出力
マスキング部408において、通常の画像処理を行う。
画像処理部119の詳細構成を示す。図4に示す画像処
理部119において、401は蛍光色抽出部であり、上
述した様にして画像入力部120から入力される画像信
号より蛍光色を検出し、該蛍光色の原稿画像における位
置を位置メモリ402に格納する。403は近似色メモ
リであり、後述する様にして操作者により予め設定され
た、蛍光色−近似色変換テーブルを保持している。40
4は蛍光色置換部であり、画像入力部120から入力さ
れる画像信号に対して、位置メモリ402及び近似色メ
モリ403を参照して、画像信号に含まれる蛍光色を適
切な近似色に置換する。そして置換後は、入力マスキン
グ部405,対数変換部406,黒生成部407,出力
マスキング部408において、通常の画像処理を行う。
【0044】また、409はCPUであり、ROM41
0に格納されている制御プログラムに従って、画像処理
部119全体の制御を司る。411はRAMであり、C
PU409の作業領域として使用される。また、412
は近似色設定部であり、後述するようにして近似色メモ
リ403内のデータを生成する。
0に格納されている制御プログラムに従って、画像処理
部119全体の制御を司る。411はRAMであり、C
PU409の作業領域として使用される。また、412
は近似色設定部であり、後述するようにして近似色メモ
リ403内のデータを生成する。
【0045】以下、図5に示すフローチャートに従っ
て、本実施形態における一連の複写処理について説明す
る。
て、本実施形態における一連の複写処理について説明す
る。
【0046】まずステップS101で画像入力部120
の原稿台ガラス209の所定位置に、原稿210を載置
する。そしてステップS102において、操作者が操作
部300を介して、蛍光色読取りモードを設定している
か否かを判断する。本実施形態において蛍光色読取りモ
ードとは、原稿210に蛍光色が含まれていた場合に、
該蛍光色を考慮した複写処理を行う処理モードである。
の原稿台ガラス209の所定位置に、原稿210を載置
する。そしてステップS102において、操作者が操作
部300を介して、蛍光色読取りモードを設定している
か否かを判断する。本実施形態において蛍光色読取りモ
ードとは、原稿210に蛍光色が含まれていた場合に、
該蛍光色を考慮した複写処理を行う処理モードである。
【0047】ステップS102において操作者が蛍光色
読み取りモードを設定していた場合にはステップS10
3に進んで、画像入力部120において蛍光色読み取り
モードによる原稿210のスキャン(蛍光スキャン)が
行われる。ステップS103における蛍光スキャンは、
画像入力部120において、上述した可視光カットフィ
ルタ211を動力装置212により照明光の光路21
3,215を遮るように配置した状態(図2に示す状
態)により行う。すると、点灯した照明用光源206か
らの照射光は可視光カットフィルタ211により遮断さ
れるため、紫外光線のみが透過されて原稿210に照射
される。その結果CCD201では、上述した様に原稿
210において蛍光色のみの信号が得られる。
読み取りモードを設定していた場合にはステップS10
3に進んで、画像入力部120において蛍光色読み取り
モードによる原稿210のスキャン(蛍光スキャン)が
行われる。ステップS103における蛍光スキャンは、
画像入力部120において、上述した可視光カットフィ
ルタ211を動力装置212により照明光の光路21
3,215を遮るように配置した状態(図2に示す状
態)により行う。すると、点灯した照明用光源206か
らの照射光は可視光カットフィルタ211により遮断さ
れるため、紫外光線のみが透過されて原稿210に照射
される。その結果CCD201では、上述した様に原稿
210において蛍光色のみの信号が得られる。
【0048】ステップS104において、CCD201
で何らかの信号が検出されたか否かを判定し、検出され
ていれば原稿210には蛍光色が存在するとして、処理
はステップS105に進む。そしてステップS105で
は、原稿210における蛍光色の領域を検出し、位置メ
モリ402に該領域情報を格納する。
で何らかの信号が検出されたか否かを判定し、検出され
ていれば原稿210には蛍光色が存在するとして、処理
はステップS105に進む。そしてステップS105で
は、原稿210における蛍光色の領域を検出し、位置メ
モリ402に該領域情報を格納する。
【0049】そして処理はステップS106に進み、原
稿210に対して通常モードによるスキャン(通常スキ
ャン)を行う。ここで通常モードとは、蛍光色を考慮し
ない通常の複写処理を示し、即ち、画像入力部120に
おいて、可視光カットフィルタ211を照射光を遮らな
い位置に移動させた後、スキャンを行う。従ってCCD
201は可視光による信号を全て検出し、R,G,Bの
画像信号を出力する。
稿210に対して通常モードによるスキャン(通常スキ
ャン)を行う。ここで通常モードとは、蛍光色を考慮し
ない通常の複写処理を示し、即ち、画像入力部120に
おいて、可視光カットフィルタ211を照射光を遮らな
い位置に移動させた後、スキャンを行う。従ってCCD
201は可視光による信号を全て検出し、R,G,Bの
画像信号を出力する。
【0050】通常スキャン終了後、処理はステップS1
07に進み、蛍光色置換部404において位置メモリ4
02及び予め設定された近似色メモリ403を参照し、
入力された画像信号においてステップS105で検出さ
れた蛍光色領域に該当する画素毎に、対応する近似色が
設定されているか否かを判定する。そして、対応する近
似色があればステップS108で置換する。そしてステ
ップS109で位置メモリ402に格納された全ての蛍
光色領域に対する置換処理が終了するまで、ステップS
107及びS108の置換処理を繰り返す。
07に進み、蛍光色置換部404において位置メモリ4
02及び予め設定された近似色メモリ403を参照し、
入力された画像信号においてステップS105で検出さ
れた蛍光色領域に該当する画素毎に、対応する近似色が
設定されているか否かを判定する。そして、対応する近
似色があればステップS108で置換する。そしてステ
ップS109で位置メモリ402に格納された全ての蛍
光色領域に対する置換処理が終了するまで、ステップS
107及びS108の置換処理を繰り返す。
【0051】尚、蛍光色置換部404は、蛍光色読取り
モードが設定された場合のみ、上述したような動作を行
うが、設定されていない場合には入力された画像信号を
スルーさせるように、CPU409によって制御され
る。
モードが設定された場合のみ、上述したような動作を行
うが、設定されていない場合には入力された画像信号を
スルーさせるように、CPU409によって制御され
る。
【0052】そして全ての蛍光色領域について近似色へ
の置換処理が終了すると、処理はステップS111に進
み、入力マスキング部405から出力マスキング部40
8において通常の画像処理を行い、ステップS112で
レーザ部110を駆動して画像形成を行い、ステップS
113で記録紙上に形成された画像を出力して、複写処
理を終了する。
の置換処理が終了すると、処理はステップS111に進
み、入力マスキング部405から出力マスキング部40
8において通常の画像処理を行い、ステップS112で
レーザ部110を駆動して画像形成を行い、ステップS
113で記録紙上に形成された画像を出力して、複写処
理を終了する。
【0053】尚、ステップS102において蛍光色読取
りモードが設定されていない場合、及び、ステップS1
04において原稿210上に蛍光色が存在しない場合に
は、処理はステップS110に進み、上述したステップ
S106と同様に、通常モードによるスキャンを行う。
そしてその後は、ステップS111以降において通常複
写処理を実行する。
りモードが設定されていない場合、及び、ステップS1
04において原稿210上に蛍光色が存在しない場合に
は、処理はステップS110に進み、上述したステップ
S106と同様に、通常モードによるスキャンを行う。
そしてその後は、ステップS111以降において通常複
写処理を実行する。
【0054】尚、上述した様に本実施形態においては、
操作者が予め蛍光色をどのような近似色に置換すべきか
を設定し、近似色メモリ403に蛍光色−近似色変換テ
ーブル等の形式で保持しておく必要がある。以下、本実
施形態における近似色メモリ403への蛍光色−近似色
置換テーブルの設定方法について、図6のフローチャー
トを参照して説明する。尚、近似色メモリ403の設定
の際には、予め操作者によって、操作部300を介して
近似色メモリ設定モードが選択されているとする。
操作者が予め蛍光色をどのような近似色に置換すべきか
を設定し、近似色メモリ403に蛍光色−近似色変換テ
ーブル等の形式で保持しておく必要がある。以下、本実
施形態における近似色メモリ403への蛍光色−近似色
置換テーブルの設定方法について、図6のフローチャー
トを参照して説明する。尚、近似色メモリ403の設定
の際には、予め操作者によって、操作部300を介して
近似色メモリ設定モードが選択されているとする。
【0055】まずステップS301において、画像入力
部120の原稿台ガラス209上に、複数色の蛍光色パ
ッチを形成したサンプル画像を原稿210として載置す
る。このサンプル画像の例を図7に示す。このサンプル
画像内の各蛍光色パッチは、例えば蛍光色のマーカーペ
ンで所定領域を塗り潰したもので良い。
部120の原稿台ガラス209上に、複数色の蛍光色パ
ッチを形成したサンプル画像を原稿210として載置す
る。このサンプル画像の例を図7に示す。このサンプル
画像内の各蛍光色パッチは、例えば蛍光色のマーカーペ
ンで所定領域を塗り潰したもので良い。
【0056】次にステップS302において、画像処理
装置全体を近似色設定モードに切り替える。近似色設定
モードにおいては、上述した蛍光色読み取りモードと同
様に、画像入力部120において可視光カットフィルタ
211を照明光路上に配置する。そして、ステップS3
03においてサンプル画像の蛍光スキャンを行い、ステ
ップS304で蛍光色抽出部401においてサンプル画
像から蛍光領域を抽出し、位置メモリ402にその位置
情報を格納する。
装置全体を近似色設定モードに切り替える。近似色設定
モードにおいては、上述した蛍光色読み取りモードと同
様に、画像入力部120において可視光カットフィルタ
211を照明光路上に配置する。そして、ステップS3
03においてサンプル画像の蛍光スキャンを行い、ステ
ップS304で蛍光色抽出部401においてサンプル画
像から蛍光領域を抽出し、位置メモリ402にその位置
情報を格納する。
【0057】次にステップS305において、可視光カ
ットフィルタ211を照射光を遮らない位置に移動さ
せ、通常モードによるスキャンを行う。この通常スキャ
ンにより得られた画像信号は画像処理部119において
近似色設定部412に入力される。そしてステップS3
06において表示部130に表示される。この表示は通
常スキャンにより得られた画像であるため、図7に示す
サンプル画像内の各蛍光色は、その色味がかなり異なっ
ている。
ットフィルタ211を照射光を遮らない位置に移動さ
せ、通常モードによるスキャンを行う。この通常スキャ
ンにより得られた画像信号は画像処理部119において
近似色設定部412に入力される。そしてステップS3
06において表示部130に表示される。この表示は通
常スキャンにより得られた画像であるため、図7に示す
サンプル画像内の各蛍光色は、その色味がかなり異なっ
ている。
【0058】そしてステップS307において、表示部
130に表示された複数の蛍光色領域の中から、操作者
は図3に示す操作部300より十字カーソルキー501
を使用して、近似色を設定する蛍光色領域を選択する。
するとステップS308に進み、近似値設定部412
は、選択された蛍光色領域における信号値に基づいた近
似色候補を表示部130に表示する。
130に表示された複数の蛍光色領域の中から、操作者
は図3に示す操作部300より十字カーソルキー501
を使用して、近似色を設定する蛍光色領域を選択する。
するとステップS308に進み、近似値設定部412
は、選択された蛍光色領域における信号値に基づいた近
似色候補を表示部130に表示する。
【0059】ここで、表示される近似色候補について説
明する。まず、本実施形態において表示される近似色候
補の表示形式を図8に示す。図8においては、9×9マ
ス(R×G)からなる全9ブロック(B1〜B9)が示
され、各1マス毎にそれぞれ異なる1近似色に対応す
る。即ち、ブロックB1〜B9は9段階のB値を示し、
各ブロックはそれぞれ9段階のR値及びG値を含んでい
る。そして、各マスはそれぞれ対応するR,G,B値に
より表現される色を表示しており、この各色が、選択対
象となる近似色候補である。尚、近似色候補として示さ
れる値は、もちろん画像出力部130における色再現範
囲内の値である。
明する。まず、本実施形態において表示される近似色候
補の表示形式を図8に示す。図8においては、9×9マ
ス(R×G)からなる全9ブロック(B1〜B9)が示
され、各1マス毎にそれぞれ異なる1近似色に対応す
る。即ち、ブロックB1〜B9は9段階のB値を示し、
各ブロックはそれぞれ9段階のR値及びG値を含んでい
る。そして、各マスはそれぞれ対応するR,G,B値に
より表現される色を表示しており、この各色が、選択対
象となる近似色候補である。尚、近似色候補として示さ
れる値は、もちろん画像出力部130における色再現範
囲内の値である。
【0060】例えば、選択された蛍光色領域における
R,G,Bの各信号値がそれぞれ「235」,「20
0」,「200」であった場合について考える。する
と、図8における9段階のR信号値は、「235」を中
心として「5」単位に増減し、全9値、即ち「215」
〜「255」までの信号値に相当する。同様に、9段階
のG信号値は、「200」を中心として「5」単位に増
減し、「180」〜「220」までの信号値に相当す
る。また、ブロックB1〜B9で示すB信号値も同様
に、「200」を中心として「5」単位に増減し、それ
ぞれ「180」〜「220」に相当する。
R,G,Bの各信号値がそれぞれ「235」,「20
0」,「200」であった場合について考える。する
と、図8における9段階のR信号値は、「235」を中
心として「5」単位に増減し、全9値、即ち「215」
〜「255」までの信号値に相当する。同様に、9段階
のG信号値は、「200」を中心として「5」単位に増
減し、「180」〜「220」までの信号値に相当す
る。また、ブロックB1〜B9で示すB信号値も同様
に、「200」を中心として「5」単位に増減し、それ
ぞれ「180」〜「220」に相当する。
【0061】この場合、例えば図8においてB5ブロッ
ク内に黒く塗り潰したマスの(R,G,B)値は(24
0,200,200)であり、また、B1のブロック内
の黒マスの値は(215,180,180)、同様にB
2ブロック内の黒マスでは(230,180,18
5)、同様にB6ブロック内の黒マスでは(240,1
95,205)となる。
ク内に黒く塗り潰したマスの(R,G,B)値は(24
0,200,200)であり、また、B1のブロック内
の黒マスの値は(215,180,180)、同様にB
2ブロック内の黒マスでは(230,180,18
5)、同様にB6ブロック内の黒マスでは(240,1
95,205)となる。
【0062】本実施形態における近似色設定モードにお
いては、各蛍光色毎に図8に示す近似色候補を表示し
て、操作者が適切な1色の近似色を設定するが、もちろ
ん、表示される近似色候補は図8の例に限定されるもの
ではなく、操作者が適切な近似色を設定することができ
れば良い。例えば、熟練した操作者に対しては、操作部
よりRGB値を直接数値入力できるようにしても良い。
また、予め複数の近似色を固定で用意しておき、サンプ
ル画像上の各蛍光色に対してどの近似色を割り当てるか
を操作者に選択させるようにしても良い。
いては、各蛍光色毎に図8に示す近似色候補を表示し
て、操作者が適切な1色の近似色を設定するが、もちろ
ん、表示される近似色候補は図8の例に限定されるもの
ではなく、操作者が適切な近似色を設定することができ
れば良い。例えば、熟練した操作者に対しては、操作部
よりRGB値を直接数値入力できるようにしても良い。
また、予め複数の近似色を固定で用意しておき、サンプ
ル画像上の各蛍光色に対してどの近似色を割り当てるか
を操作者に選択させるようにしても良い。
【0063】図6のフローチャートに戻り、ステップS
309において操作者は表示部130に表示された近似
色候補を参照して、ステップS307で選択した蛍光色
領域に該当する蛍光色に対して適切な近似色を選択し、
設定する。ここで、近似色の選択方法としては、図8に
示す各近似色に番号を付し、操作部300上の数値入力
キー503により該番号を入力するようにしても良い
し、十字カーソルキー501で該当するマスを直接選択
しても良い。
309において操作者は表示部130に表示された近似
色候補を参照して、ステップS307で選択した蛍光色
領域に該当する蛍光色に対して適切な近似色を選択し、
設定する。ここで、近似色の選択方法としては、図8に
示す各近似色に番号を付し、操作部300上の数値入力
キー503により該番号を入力するようにしても良い
し、十字カーソルキー501で該当するマスを直接選択
しても良い。
【0064】以上の様にして決定された近似色は次にス
テップS310において、通常スキャンされた蛍光色の
RGB値と、対応する近似色のRGB値とが対応づけら
れて近似色メモリ403に格納される。このようにして
格納された対応関係が、上述した様に蛍光色置換部40
4により参照される。そしてこのステップS307〜S
310までの処理を、設定対象となる全ての蛍光色につ
いて繰り返し行うことにより、近似色メモリ403に複
数の蛍光色と近似色との対応関係が保持される。
テップS310において、通常スキャンされた蛍光色の
RGB値と、対応する近似色のRGB値とが対応づけら
れて近似色メモリ403に格納される。このようにして
格納された対応関係が、上述した様に蛍光色置換部40
4により参照される。そしてこのステップS307〜S
310までの処理を、設定対象となる全ての蛍光色につ
いて繰り返し行うことにより、近似色メモリ403に複
数の蛍光色と近似色との対応関係が保持される。
【0065】尚、本実施形態においては蛍光色置換部4
04を画像出力部140内の画像処理部119内に設け
た例について説明したが、例えば蛍光色を近似色に置換
する構成を画像入力部120内に設けても良い。こうす
ることにより、画像入力部130は蛍光色を任意の色と
して読取り可能な単体のスキャナ等として提供可能とな
り、種々の形式の画像出力部と接続可能である。
04を画像出力部140内の画像処理部119内に設け
た例について説明したが、例えば蛍光色を近似色に置換
する構成を画像入力部120内に設けても良い。こうす
ることにより、画像入力部130は蛍光色を任意の色と
して読取り可能な単体のスキャナ等として提供可能とな
り、種々の形式の画像出力部と接続可能である。
【0066】以上説明した様に本実施形態によれば、蛍
光色読取りモードにおいて蛍光スキャン及び通常スキャ
ンを行うことにより、原稿画像内に含まれる蛍光色を、
予め設定した適切な近似色に変換することができる。従
って、画像出力部の色再現範囲内で蛍光色を適切に再現
し、操作者にとって最適な画像を出力することができ
る。
光色読取りモードにおいて蛍光スキャン及び通常スキャ
ンを行うことにより、原稿画像内に含まれる蛍光色を、
予め設定した適切な近似色に変換することができる。従
って、画像出力部の色再現範囲内で蛍光色を適切に再現
し、操作者にとって最適な画像を出力することができ
る。
【0067】また、位置メモリ402に蛍光色領域を保
持しているため、画像処理部119において本実施形態
において説明した以外の多様な画像処理を行う際にも、
蛍光色領域とそれ以外の領域とで異なった処理を施すこ
とができ、より最適な出力画像を得ることができる。
持しているため、画像処理部119において本実施形態
において説明した以外の多様な画像処理を行う際にも、
蛍光色領域とそれ以外の領域とで異なった処理を施すこ
とができ、より最適な出力画像を得ることができる。
【0068】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。尚、第2実施形態の画像処
理装置における装置構成は上述した第1実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
実施形態について説明する。尚、第2実施形態の画像処
理装置における装置構成は上述した第1実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0069】上述した第1実施形態では、蛍光色置換部
404において、入力された蛍光色の画像信号を近似色
メモリ403内の対応する近似色に変換した。しかし、
対応する近似色が近似色メモリ403に存在しない場合
には、該蛍光色の画像信号をそのまま出力していたた
め、出力される画像上では該蛍光色は明らかに異なる色
として出力され、操作者にとって判別しづらいものであ
った。
404において、入力された蛍光色の画像信号を近似色
メモリ403内の対応する近似色に変換した。しかし、
対応する近似色が近似色メモリ403に存在しない場合
には、該蛍光色の画像信号をそのまま出力していたた
め、出力される画像上では該蛍光色は明らかに異なる色
として出力され、操作者にとって判別しづらいものであ
った。
【0070】そこで第2実施形態においては、蛍光色読
み取りモードにおいて近似色メモリ403内に該当する
近似色がなかった場合に、操作者に新たに近似色を設定
させることを特徴とする。
み取りモードにおいて近似色メモリ403内に該当する
近似色がなかった場合に、操作者に新たに近似色を設定
させることを特徴とする。
【0071】図9に、第2実施形態における複写処理の
フローチャートを示す。図9において、上述した第1実
施形態における図5のフローチャートと同様の処理につ
いては同一ステップ番号を付し、説明を省略する。
フローチャートを示す。図9において、上述した第1実
施形態における図5のフローチャートと同様の処理につ
いては同一ステップ番号を付し、説明を省略する。
【0072】図9において、ステップS101〜S10
9により、近似色メモリ403に保持された内容に従っ
て全蛍光色の置換が終了した後、ステップS801に進
む。ステップS801では、置換された近似色を含む全
体画像を表示部130に表示する。この時、近似色メモ
リ403内に該当する近似色が存在しなかった蛍光色領
域については、他の領域と区別できるように、例えば該
領域を点滅させたり、また、色味の違いを考慮したグレ
ースケールによって表示させても良い。
9により、近似色メモリ403に保持された内容に従っ
て全蛍光色の置換が終了した後、ステップS801に進
む。ステップS801では、置換された近似色を含む全
体画像を表示部130に表示する。この時、近似色メモ
リ403内に該当する近似色が存在しなかった蛍光色領
域については、他の領域と区別できるように、例えば該
領域を点滅させたり、また、色味の違いを考慮したグレ
ースケールによって表示させても良い。
【0073】そして処理はステップS802に進み、近
似色に置換されていない蛍光色に対して、新たに近似色
への置換を行うか否かを操作者に問い合わせる。置換を
行うのであればステップS803に進んで、近似色設定
処理を行う。ここで近似色設定処理とは、上述した第1
実施形態において図6で示した、ステップS307〜S
310の処理と同様である。即ち、表示部130に表示
された画面において所望する蛍光色領域を選択し、該蛍
光色に対応して表示された近似色候補から1色を設定
し、蛍光色と対応させて近似色メモリ403に新たに追
加格納する。
似色に置換されていない蛍光色に対して、新たに近似色
への置換を行うか否かを操作者に問い合わせる。置換を
行うのであればステップS803に進んで、近似色設定
処理を行う。ここで近似色設定処理とは、上述した第1
実施形態において図6で示した、ステップS307〜S
310の処理と同様である。即ち、表示部130に表示
された画面において所望する蛍光色領域を選択し、該蛍
光色に対応して表示された近似色候補から1色を設定
し、蛍光色と対応させて近似色メモリ403に新たに追
加格納する。
【0074】そして処理はステップS804に進み、ス
テップS108と同様に、近似色メモリ403を参照し
て、選択された蛍光色をステップS803で設定した近
似色に置換する。尚、ステップS801で表示された画
像内に置換されていない蛍光色が複数色あれば、ステッ
プS803,S804の処理をその数分繰り返す。
テップS108と同様に、近似色メモリ403を参照し
て、選択された蛍光色をステップS803で設定した近
似色に置換する。尚、ステップS801で表示された画
像内に置換されていない蛍光色が複数色あれば、ステッ
プS803,S804の処理をその数分繰り返す。
【0075】そして以降、通常の画像処理を行って像形
成、出力を行うことにより、適切な複写結果を得ること
ができる。
成、出力を行うことにより、適切な複写結果を得ること
ができる。
【0076】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、原稿画像中に近似値メモリ403内に未設定の蛍光
色が存在した場合でも、複写処理中に近似色の追加設定
が可能となるため、操作性が向上する。
ば、原稿画像中に近似値メモリ403内に未設定の蛍光
色が存在した場合でも、複写処理中に近似色の追加設定
が可能となるため、操作性が向上する。
【0077】尚、第2実施形態においては、ステップS
801において無条件に画像表示を行い、ステップS8
02で近似色設定を行うか否かを操作者が選択せねばな
らなかった。しかしながら、明らかに原稿内に蛍光色を
含まない場合等、必ずしも近似色置換の必要がない場合
には、装置の初期設定において画像表示を行うか否かを
予め設定できるようにしても良い。例えば、原稿画像中
の蛍光色のうち、対応する近似色が存在しない蛍光色が
1色でもある場合にのみ、画像表示を行うようにしても
良い。これにより、通常の複写処理においては処理速度
を向上させることができる。
801において無条件に画像表示を行い、ステップS8
02で近似色設定を行うか否かを操作者が選択せねばな
らなかった。しかしながら、明らかに原稿内に蛍光色を
含まない場合等、必ずしも近似色置換の必要がない場合
には、装置の初期設定において画像表示を行うか否かを
予め設定できるようにしても良い。例えば、原稿画像中
の蛍光色のうち、対応する近似色が存在しない蛍光色が
1色でもある場合にのみ、画像表示を行うようにしても
良い。これにより、通常の複写処理においては処理速度
を向上させることができる。
【0078】<その他の実施形態>以下、その他の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0079】上述した第1実施形態では、図6のフロー
チャートで説明した近似色設定モードにおいて、表示部
130上で操作者が選択した蛍光色領域に対する近似色
候補を、例えば図8に示す形式で表示部130に表示し
て、操作者が適切な近似色を選択するという例について
説明を行った。しかしながら、表示装置130において
選択した近似色が、画像出力部140において必ずしも
同様の色味で出力されるとは限らない。従って、表示部
130上で選択された蛍光色領域に対する近似色候補
を、画像出力部140より記録紙上に出力させても良
い。この場合、操作者は該出力サンプルにより近似色を
選択し、例えば予め設定された近似色候補の番号等を操
作部300から入力することにより、選択した近似色を
近似色メモリ403に格納することができる。このよう
に、近似色候補を記録媒体上に出力して選択することに
より、表示部と画像出力部との間で表現される色味が異
なる場合、即ち、所謂カラーマネジメントが取られてい
ない場合であっても、適切な近似色設定が可能となる。
チャートで説明した近似色設定モードにおいて、表示部
130上で操作者が選択した蛍光色領域に対する近似色
候補を、例えば図8に示す形式で表示部130に表示し
て、操作者が適切な近似色を選択するという例について
説明を行った。しかしながら、表示装置130において
選択した近似色が、画像出力部140において必ずしも
同様の色味で出力されるとは限らない。従って、表示部
130上で選択された蛍光色領域に対する近似色候補
を、画像出力部140より記録紙上に出力させても良
い。この場合、操作者は該出力サンプルにより近似色を
選択し、例えば予め設定された近似色候補の番号等を操
作部300から入力することにより、選択した近似色を
近似色メモリ403に格納することができる。このよう
に、近似色候補を記録媒体上に出力して選択することに
より、表示部と画像出力部との間で表現される色味が異
なる場合、即ち、所謂カラーマネジメントが取られてい
ない場合であっても、適切な近似色設定が可能となる。
【0080】また、所定の蛍光色に対応する近似色を、
装置側における表示又は印刷出力により提供された候補
の中から選択するのではなく、ある基準色に対する彩度
調整、色相調整、明度調整等を操作者自身で行えるよう
にし、近似色の色味を任意に設定できるようにしても良
い。
装置側における表示又は印刷出力により提供された候補
の中から選択するのではなく、ある基準色に対する彩度
調整、色相調整、明度調整等を操作者自身で行えるよう
にし、近似色の色味を任意に設定できるようにしても良
い。
【0081】また、本発明は、ホストコンピュータ、イ
ンタフェース、スキャナ、プリンタ等の複数の機器から
構成されるシステムに適用しても、複写機等の1つの機
器からなる装置に適用しても良い。また、本発明はシス
テム或は装置にプログラムを供給することによって達成
される場合にも適用できることはいうまでもない。この
場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表
されるプログラムを格納した記憶媒体から、該プログラ
ムを該システム或は装置に読み出すことによって、その
システム或は装置が、本発明の効果を享受することが可
能となる。
ンタフェース、スキャナ、プリンタ等の複数の機器から
構成されるシステムに適用しても、複写機等の1つの機
器からなる装置に適用しても良い。また、本発明はシス
テム或は装置にプログラムを供給することによって達成
される場合にも適用できることはいうまでもない。この
場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表
されるプログラムを格納した記憶媒体から、該プログラ
ムを該システム或は装置に読み出すことによって、その
システム或は装置が、本発明の効果を享受することが可
能となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、原稿
画像内に含まれる蛍光色を認識し、その領域を記憶して
おくことができる。従って、蛍光色領域と、蛍光色以外
の色再現範囲外色の領域とを明確に区別することができ
るため、画像出力時に、蛍光色のみを予め設定した適切
な近似色に変換することができる。従って、画像出力部
の色再現範囲内において蛍光色を適切に再現し、操作者
にとって最適な画像を出力することができる。
画像内に含まれる蛍光色を認識し、その領域を記憶して
おくことができる。従って、蛍光色領域と、蛍光色以外
の色再現範囲外色の領域とを明確に区別することができ
るため、画像出力時に、蛍光色のみを予め設定した適切
な近似色に変換することができる。従って、画像出力部
の色再現範囲内において蛍光色を適切に再現し、操作者
にとって最適な画像を出力することができる。
【0083】
【図1】本発明に係る第1実施形態における画像処理装
置の側断面図である。
置の側断面図である。
【図2】本実施形態における画像入力部の構成を示す図
である。
である。
【図3】本実施形態における操作部の概観を示す図であ
る。
る。
【図4】本実施形態における画像処理部の詳細構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】本実施形態における複写処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】本実施形態における近似色設定モードの処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図7】本実施形態における蛍光色サンプル原稿の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】本実施形態における近似色候補表示の一例を示
す図である。
す図である。
【図9】本発明に係る第2実施形態における複写処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
120 画像入力部 130 表示部 140 画像出力部 119 画像処理部 211 可視光カットフィルタ 212 可視光カットフィルタ用動力装置 401 蛍光色抽出部 402 位置メモリ 403 近似色メモリ 404 近似色置換部
Claims (17)
- 【請求項1】 原稿画像の画像信号を入力する入力手段
と、 前記画像信号から蛍光色領域を抽出する抽出手段と、 前記蛍光色領域における蛍光色を対応する近似色に置き
換える置換手段と、 前記置換手段による置換後の画像信号に基づいて画像を
形成する形成手段と、を有することを特徴とする画像処
理装置。 - 【請求項2】 更に、複数の蛍光色と近似色との対応関
係を設定する近似色設定手段と、 前記設定された複数の対応関係を保持する近似色保持手
段とを有し、 前記置換手段は、前記近似色保持手段に保持された対応
関係に基づいて蛍光色を近似色に置き換えることを特徴
とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 更に、前記抽出手段により抽出された蛍
光色領域の位置情報を保持する蛍光色領域保持手段を有
し、 前記置換手段は、前記蛍光色領域保持手段に保持された
位置情報に基づいて蛍光色を近似色に置き換えることを
特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記近似色は、前記形成手段における色
再現範囲内の色であることを特徴とする請求項1記載の
画像処理装置。 - 【請求項5】 前記入力手段は、前記原稿画像に対して
照明用光源からの光線を照射してその反射光を光電変換
する第1の入力モードと、前記原稿画像に対して紫外線
を照射してその反射光を光電変換する第2の入力モード
とを有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。 - 【請求項6】 前記第2の入力モードにおいては、照明
用光源の光線から可視光を除去することにより紫外線を
照射することを特徴とする請求項5記載の画像処理装
置。 - 【請求項7】 前記入力手段は、前記抽出手段において
蛍光色領域を抽出する際に前記第2の入力モードによる
入力を行うことを特徴とする請求項5記載の画像処理装
置。 - 【請求項8】 前記入力手段は、前記置換手段において
蛍光色を近似色に置換する際に前記第1の入力モードに
よる入力を行うことを特徴とする請求項5記載の画像処
理装置。 - 【請求項9】 更に、画像を表示する表示手段を有し、 前記近似色設定手段は、所定の蛍光色に対応する近似色
候補を前記表示手段に表示することにより、適切な近似
色を設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項10】 前記置換手段は、前記蛍光色領域のう
ち対応する近似色に置き換えられない領域を前記表示手
段に表示し、前記近似色設定手段により該蛍光色領域の
蛍光色に対応する近似色を設定することを特徴とする請
求項9記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 原稿画像の画像信号を入力し、 前記画像信号から蛍光色領域を抽出し、 前記蛍光色領域における蛍光色を対応する近似色に置き
換え、 前記置換後の画像信号に基づいて画像を形成することを
特徴とする画像処理方法。 - 【請求項12】 前記原稿画像に対して照明用光源から
の光線を照射してその反射光を光電変換する第1の入力
モードと、前記原稿画像に対して紫外線を照射してその
反射光を光電変換する第2の入力モードとを有すること
を特徴とする請求項11記載の画像処理方法。 - 【請求項13】 前記第2の入力モードにおいては、照
明用光源の光線から可視光を除去することにより紫外線
を照射することを特徴とする請求項12記載の画像処理
方法。 - 【請求項14】 前記画像信号から蛍光色領域を抽出す
る際に、前記第2の入力モードによる入力を行うことを
特徴とする請求項12記載の画像処理方法。 - 【請求項15】 前記蛍光色領域の蛍光色を近似色に置
換する際に、前記第1の入力モードによる入力を行うこ
とを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。 - 【請求項16】 所定の蛍光色に対応する近似色候補を
表示し、操作者が適切な近似色を選択することにより蛍
光色と近似色との対応関係を予め保持しておき、 該対応関係に基づいて前記蛍光色領域の蛍光色を近似色
に変換することを特徴とする請求項11記載の画像処理
方法。 - 【請求項17】 前記蛍光色領域のうち対応する近似色
に置き換えられない領域について、対応する近似色候補
を表示し、操作者が適切な近似色を選択することにより
近似色に置き換えることを特徴とする請求項16記載の
画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7256049A JPH0998302A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 画像処理装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7256049A JPH0998302A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 画像処理装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998302A true JPH0998302A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17287200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7256049A Pending JPH0998302A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 画像処理装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0998302A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2786352A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-05-26 | Ar2I Sa Analyses Rech Et Innov | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
JP2004242106A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Sharp Corp | 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体 |
CN102075659A (zh) * | 2009-11-20 | 2011-05-25 | 夏普株式会社 | 图像读取装置、具有该图像读取装置的图像数据输出处理装置和图像读取方法 |
CN103813052A (zh) * | 2012-11-13 | 2014-05-21 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
CN105007394A (zh) * | 2014-04-23 | 2015-10-28 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像处理装置 |
US10389918B2 (en) | 2017-02-03 | 2019-08-20 | Kyocera Document Solutions Inc. | Document reading unit that ensures distinguishing and reading fluorescent color |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP7256049A patent/JPH0998302A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2786352A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-05-26 | Ar2I Sa Analyses Rech Et Innov | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
WO2000031962A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-06-02 | Ar2I Sa - Analyses, Recherches Et Innovation Instrumentale | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
US7015486B1 (en) | 1998-11-24 | 2006-03-21 | Ar21 Sa - Analyses, Recherches Et Innovation Instrumentale | Fluorescence image acquisition apparatus and imaging system comprising such an apparatus |
JP2004242106A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Sharp Corp | 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体 |
US8593707B2 (en) | 2009-11-20 | 2013-11-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, image data output processing apparatus, and image reading method performing color correction based on UV and visible light |
JP2011109625A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Sharp Corp | 画像読取装置、及びそれを備えた画像データ出力処理装置、並びに画像読取方法 |
CN102075659A (zh) * | 2009-11-20 | 2011-05-25 | 夏普株式会社 | 图像读取装置、具有该图像读取装置的图像数据输出处理装置和图像读取方法 |
CN103813052A (zh) * | 2012-11-13 | 2014-05-21 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
JP2014099703A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US8995009B2 (en) | 2012-11-13 | 2015-03-31 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus with fluorescent color recording portion |
CN105007394A (zh) * | 2014-04-23 | 2015-10-28 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像处理装置 |
US9338327B2 (en) | 2014-04-23 | 2016-05-10 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image processing device |
US10389918B2 (en) | 2017-02-03 | 2019-08-20 | Kyocera Document Solutions Inc. | Document reading unit that ensures distinguishing and reading fluorescent color |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040315 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041001 |