JPH0997379A - 缶商品加温装置 - Google Patents

缶商品加温装置

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JPH0997379A
JPH0997379A JP7275062A JP27506295A JPH0997379A JP H0997379 A JPH0997379 A JP H0997379A JP 7275062 A JP7275062 A JP 7275062A JP 27506295 A JP27506295 A JP 27506295A JP H0997379 A JPH0997379 A JP H0997379A
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正樹 中山
Shuichi Yajima
秀一 矢嶋
Akira Sugawara
晃 菅原
Seiji Ebukuro
清治 江袋
Takeo Igarashi
丈夫 五十嵐
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    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/04Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
    • G07F11/16Delivery means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲み頃の温度の缶飲料を得る。 【解決手段】 缶飲料24を収納する缶収納ケース13
の上部には、排出時に開口し、加温時に閉口する自動開
閉蓋21を配設し、缶収納ケース13の取付片13bに
誘導コイル14を配設し、排出時に缶飲料24を自動開
閉蓋21の外方へ排出させる缶飲料排出用アーム19を
配設している。また、収納された缶飲料を駆動機構によ
り挟持する補足ローラ27と、挟持された缶飲料を回転
させる駆動用ローラ16とを配設している。電磁加熱部
30は、制御部33によって設定された加熱条件により
通電され誘導コイル14へ高周波電流を流して缶飲料2
4を発熱させ内部飲料を飲み頃の温度とするように加温
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導作用に基
づく加熱作用を利用して缶飲料や缶詰め等の缶商品を加
温する缶商品加温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】お茶やコーヒ等の缶飲料等は、季節や顧
客の好みに応じて冷やしたり、温めたりして販売されて
いるが、内部飲料が顧客の飲み頃の温度であることが好
ましく、これが売上上昇のカギともなる。このために自
動販売機では、内部に加熱ヒータからなる加温装置を設
けて、缶飲料を収納する収納部へ加熱された空気を循環
送風して缶飲料を加温するようになっている。また、コ
ンビニエンスストア等ではショーケース内に加温装置を
設けて缶飲料を加温するようになっている。また、一般
に、家庭で個人的に缶飲料を加温するときにはお湯につ
けて加温する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、缶飲
料は飲食する者のそれぞれの飲み頃の温度に合わせて缶
飲料を加温することは容易でなかった。
【0004】まず、第1に、電子レンジでは、電磁波が
鉄やアルミの外殻で覆われた缶飲料を通過しないために
内部を加温できず、また、電磁調理器では、缶の表面が
加熱し局部沸騰を起こす危険性があり、従来、一個の缶
飲料のみを適度に加温する装置がなかった。このために
コンビニエンスストアにおいては、冷蔵された商品(弁
当等)は電子レンジで温めるサービスがされているが、
対象外の缶飲料等はレジカウンタの近くに専用のショー
ケースを設けて、複数の缶飲料や缶にはいっていない加
温商品と一緒に加温している。従って、電子レンジで弁
当等を温めるように個々の缶飲料を温めるようになって
いないため顧客の好みに応じた温度の缶飲料を提供する
サービスはされていない。
【0005】第2に、自動販売機では、同様に一律に売
り手が設定した内部温度となるように加温されているた
めに、やはり、顧客の好みとする温度とすることはでき
ず、また、販売サイクルの短い缶飲料を収納した自動販
売機では、十分に加温されていない缶飲料が販売される
おそれがあった。また、家庭で個人的にお湯で温めるの
は、火傷等の危険があり、好みの温度とするのは容易で
はなく、準備や時間も要する。
【0006】第3に、ショーケースや自動販売機では、
販売サイクルが長い缶飲料を長時間加温して缶飲料の品
質を低下させるおそれがあった。
【0007】以上の問題は、缶飲料に限らず缶詰め等の
加温する缶商品についても同様のことである。
【0008】そこで、本発明は、安全で、かつ、所望温
度に缶商品を加温する缶商品加温装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、缶商
品を投入排出する開口を開閉する開閉蓋を有し、誘導コ
イルを配設し缶商品を収納する一方、缶商品を排出機構
により排出させる缶収納部と、誘導コイルへ高周波電流
を通電して缶商品を加温する電磁加熱部と、これら缶収
納部と電磁加熱部とを制御する制御部とを備え、使用者
の所望温度に缶商品を加温するようにしたものである。
以上の構成により、缶商品が収納され、加温され加温が
終了すると排出される。従って、個々の缶商品を所望温
度に加温することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の缶商品
加温装置において、缶商品を収納する缶収納ケースと、
排出時に開口し、加温時に閉塞する缶収納ケースの上部
に設ける開閉蓋と、缶収納ケースの周辺に設ける誘導コ
イルと、排出時に缶商品を開閉蓋の外方へ排出させる排
出機構とを配設した缶収納部と、缶収納ケースに収納さ
れた缶商品を挟持する補助ローラと挟持された缶商品を
回転させる駆動用ローラとからなる回転機構部とを設け
るようにしたものである。以上の構成により、缶商品を
収納すると開閉蓋を閉とし、排出時に開閉蓋を開とし、
缶商品を排出可能とでき、加温時に缶商品を挟持して回
転させることができる。従って、缶商品の加温に当たっ
て缶商品の収納および排出、さらに缶商品の回転の各動
作が人手を介することなくでき、安全にできる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2記載の缶商品加温装置において、制御部は、缶収納ケ
ース内に缶商品の収納を検知すると開閉蓋を閉とする信
号を出力して収納通知を出力する収納制御手段と、収納
通知があると収納された缶商品の形状を特定して、特定
された缶商品の形状と設定温度とから加熱条件を設定し
て加熱条件の設定通知を出力する加熱条件設定手段と、
加温条件の設定通知があると、電磁加熱部へ加熱条件に
従って通電する信号を出力し、前記通電終了後に排出通
知を出力する加熱制御手段と、排出通知があると開閉蓋
を開とする信号を出力し、排出機構を駆動させる信号を
出力する排出制御手段とを設けるようにしたものであ
る。以上の構成により、収納された缶商品が加熱条件に
よって加温され、排出される。従って、人手を介するこ
となく安全に使用者の所望温度の缶商品が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態を示す卓上缶
専用加温装置の外観斜視図であって、1は卓上缶専用加
温装置であって、卓上缶専用加温装置1は、外殻として
のカバー2により全体が覆われ、カバー2は上部の斜め
に傾斜した傾斜面2aに缶飲料を投入排出するための丸
形の投入排出口3を形成すると共に、使用者が好む温度
に加温するための「ぬるめ」の温度設定ボタン4と「ふ
つう」の温度設定ボタン5と「あつめ」の温度設定ボタ
ン6とを突出させるようにそれぞれ取付穴7〜9を形成
し、さらに、カバー2の前面2bに楕円状の欠切部にの
ぞき窓10を設けて使用者が内部の状態を見ることがで
きるようにしており、さらに、カバー2は底部の底台1
1に取付けられ、適宜メンテナンス等のため取り外し可
能となっている。
【0014】図2は、図1の内部を示す概略側断面図で
あって、12は卓上缶専用加温装置1の内部の各部材を
取付ける取付匡体(図示一点鎖線)であり、この取付匡
体12は底台11上を基礎台として上方へ適宜配設さ
れ、この取付匡体12に底部で固定され上部が開口し、
部分的に切欠を有する筒状の透明な缶収納ケース13が
筒軸方向を垂直方向からやや斜めになるように取付けら
れている。
【0015】この缶収納ケース13は、前記上部に開口
13aを有し、胴部の周面に沿って形成する筒状の取付
片13bに誘導コイル14が巻回され、取付匡体12に
取付けられる駆動用ローラ駆動機構15に連絡する駆動
用ローラ16の先端が取付片13bの内側に形成される
開口部13cへ突出している。一方、缶収納ケース13
の取付片13bに対向する側の開口部13dに取付匡体
12に取付けられる温度センサ17が設けられ、缶収納
ケース13の底部の開口部13eに回転検知センサ18
を配置し、缶収納ケース13の軸方向に形成される図示
しない長い切欠部に缶飲料排出用アーム19の根元部が
上下するように取付匡体12に取付けられる缶飲料排出
用アーム駆動機構20を備えている。ここで、缶収納ケ
ース13は、耐熱に優れ、かつ、電磁波を通過させる材
質のもの、例えば、ポリカーボネイト樹脂が用いられ
る。
【0016】21は、缶収納ケース13の開口13aを
開閉する開閉蓋である透明な自動開閉蓋であって、自動
開閉蓋21の開閉を検知する開閉スイッチセンサ22と
缶収納ケース13の底部内側に設ける底スイッチセンサ
23とに基づいて、内部に缶飲料24が収納されている
とき取付匡体12に取付けられる自動開閉蓋駆動機構2
5の駆動によって閉じ、缶飲料24が排出されたときに
開くようになっている。以上の缶収納ケース13と誘導
コイル14と自動開閉蓋21と排出機構である缶飲料排
出用アーム19と缶飲料排出用アーム駆動機構20とか
ら缶収納部が構成されている。
【0017】26は缶収納ケース13の内側の軸方向の
上下2箇所と対向する図示裏面側の軸方向上下2箇所の
計4箇所に設けられる補助ローラであって、補助ローラ
26には補助ローラ駆動機構27が付加されて回転機構
部を構成し、缶収納ケース13内の缶飲料24を挟持す
る一方、補助ローラ駆動機構27に連結する太さ方向形
状確認センサ28によって缶収納ケース13に収納した
缶飲料24の太さを確認するようになっている。また、
缶収納ケース13の内側上部には缶収納ケース13に収
納された缶飲料24の長さを確認する長さ方向形状確認
センサ29が2箇所に設けられている。
【0018】30は、前述した缶収納ケース13の取付
片13bに巻回される誘導コイル14へ高周波電流を供
給する電源部としての電磁加熱部であって、後述する交
流電源をスイッチングトランジスタにより高周波電流に
変換するコンバータ回路とインバータ回路とを備え、遮
蔽部31内に全体が収納され図示省略するケーブルで誘
導コイル14と接続している。
【0019】33は、上記した各センサにより得られる
情報に基づいて所定の制御プログラムに従って演算処理
を実行する入出力インターフェイスとマイクロプロセッ
サー等からなる後述する制御部であって、信号線と制御
線によって各センサと駆動部とを接続し、制御部33は
遮蔽部32によって全体が覆われている。なお、53は
底台11にカバー2を取付ける取付ビスを示している。
【0020】ここで、制御部33は、図3に示すように
収納制御手段34と加熱条件設定手段35と加熱制御手
段36と排出制御手段37とから構成されており、以下
順次処理内容を説明する。
【0021】最初、収納制御手段34の処理について図
4を参照して説明すると、使用者が缶飲料24を投入す
る前の待機状態では、自動開閉蓋21が開状態となって
おり、この待機状態のときに使用者によって缶飲料24
を投入排出口3の開口13aから投入する。すると、缶
飲料24が缶収納ケース13へ滑るように落ち込み底部
に配置される。例えば、マイクロスイッチ等の底スイッ
チセンサ23に当接して押圧し缶飲料24の収納を検知
する(判断1)。
【0022】続いて、缶飲料24の収納が検知される
と、自動開閉蓋駆動機構25に対して自動開閉蓋21を
閉とする閉信号が出力され、自動開閉蓋駆動機構25に
よって自動開閉蓋21が閉とされる。これに伴い、開閉
スイッチセンサ22によって自動開閉蓋21の閉が検知
される(処理2,判断3)。そして、開閉スイッチセン
サ22から閉信号を入力すると収納制御手段34が排出
制御手段37へ缶飲料24の収納通知を出力して排出制
御手段37を起動させておく(処理4,処理5)。
【0023】次に、加熱条件設定手段35では、図5に
示す処理を実行し、収納制御手段34から収納通知があ
り、ここで、使用者によって図1に示す「ぬるめ」「ふ
つう」「あつめ」のいずれかの好みの温度である温度設
定ボタン4〜6が押されると温度設定信号が取込まれる
(判断11,判断12)。この過程で、缶収納ケース1
3の上部内側に配置される上段と下段の2個の長さ方向
形状確認センサ29によって長さ信号が取込まれる(処
理13)。この長さ方向形状確認センサ29は、先端部
分がバネ等で内側に付勢されており、この先端部分が缶
飲料24の周壁によって押圧されると先端部分に連絡す
るアームの位置によってマイクロスイッチ等のスイッチ
が開閉し長さ信号を出力するようになっている。長さ信
号としては、(1)上段と下段ともに開の場合(下段以
下の長さ)、(2)下段が閉で上段が開の場合(上段と
下段との間の長さ)、(3)上段と下段ともに閉の場合
(上段以上の長さの3段階の長さ信号が出力される。
【0024】さらに、補助ローラ26の位置に応じて移
動するレバー等によって開閉するマイクロスイッチ等か
らなる太さ方向形状確認センサ28から太さ信号が取込
まれる(処理15)。この太さ方向形状確認センサ28
は缶飲料24の胴部の周壁を対向する2個の補助ローラ
26が挟持すると、各レバー等の移動位置に応じて動作
する複数のスイッチの開閉状態から太さを判断する太さ
信号を出力するように構成されている。そして、上記長
さ信号と太さ信号の組合せからパターンを作成し、投入
された缶飲料24が正常なものか異常なものかの判断が
される(判断16)。この判断で、缶飲料24のパター
ンが異常とされたとき、つまり、予め定められた形状以
外の異物と判断されたとき排出通知を排出制御手段37
へ出力して後述するように排出制御手段37の処理によ
って缶飲料24を缶収納ケース13から排出させる(判
断16,処理17)。これによつて、異常物体を加熱す
ることが回避できる。
【0025】一方、上記判断で、缶飲料24のパターン
が正常と判断されたとき温度センサ17から缶飲料24
の表面温度を読込む(処理18)。この温度センサ17
は、例えば、非接触型の赤外線放射温度計が用いられ
る。これによって、加熱条件設定手段35では、温度セ
ンサ17の缶温度信号と温度設定ボタン4〜6からの温
度設定信号とに基づき予め定められた演算式によって加
熱時間を加熱条件として設定する(処理19)。
【0026】次に、加熱制御手段36の処理を図6によ
って説明すると、加熱条件設定手段35から加熱条件の
設定通知があると、まず、駆動用ローラ駆動機構15へ
作動信号が出力され、駆動用ローラ16が回転を開始す
る(判断21,処理22)。続いて、回転検知センサ1
8からの信号が取込まれ駆動用ローラ16の回転が認識
されると、電磁加熱部30へ通電信号が出力される(判
断24,処理25)。電磁加熱部30へ通電信号が出力
され、後述する電磁加熱部30が高周波電流を誘導コイ
ル14へ流す。この結果、缶収納ケース13を通過して
高周波磁束が缶収納ケース13へ加えられ、缶収納ケー
ス13の缶部分に渦電流が発生し、缶部分の抵抗によっ
てジュール熱が生じ、この発生熱によって徐々に中身の
飲料が加温される。
【0027】図6に示す処理の説明に戻り、次に、タイ
マがスタートすると共に、温度センサ17からの温度信
号が急速な加熱を伴う異常加熱か否かを判断する(判断
27)。異常加熱としては、空缶若しくは缶飲料24以
外の物体等の場合が該当する。また、温度センサ17か
らの温度信号が規定値以上に上昇したときか否かを判断
する。この例としては缶飲料24の変形などで太さ方向
形状確認センサ28と長さ方向形状確認センサ29とが
形状を誤認して加熱時間を間違って設定した場合が該当
する。また、回転検知センサ18からの信号によって回
転数の低下や停止による回転異常か否かの判断をする
(判断28)。例えば、缶飲料24の変形で回転できな
いとき、缶飲料24以外の物、缶飲料24の表面の露付
に起因して回転不能のようなときにも回転異常と判断す
る。
【0028】このような温度異常若しくは回転異常の場
合、直ちに電磁加熱部30へ通電停止信号が出力され駆
動用ローラ駆動機構15へ停止信号が出力され排出制御
手段37へ排出通知がされる(処理29〜処理31)。
上記異常が判断されない場合、つまり、正常の場合予め
設定された加熱時間となるまで缶飲料24が加熱され、
タイムアップすると電磁加熱部30へ通電停止信号が出
力され駆動用ローラ駆動機構15へ停止信号が出力さ
れ、排出制御手段37へ排出通知が出力される。
【0029】ここで、電磁加熱部30は、図7に示す原
理図のようにコンセント38からの交流AC100V電
源がスイッチ39とコンデンサ40とを介して4個の整
流素子41〜44による整流器45へ入力して整流され
直流へ変換される。そして、整流器45から出力され直
流電圧がコンデンサ46とリアクタ47とにより円滑さ
れて、この直流電圧が制御回路48により制御されるス
イッチング用トランジスタ49と誘導コイル14とへ加
えられる。
【0030】すなわち、制御回路48が高周期によって
スイッチング用トランジスタ49をON−OFFさせる
とコンデンサ46の充電電圧によって誘導コイル14へ
高周波電流が流れる。このために誘導コイル14から高
周波磁界が発生し缶収納ケース13を通過して磁束52
が図示する方向へ形成される。この結果、近接する缶飲
料24の缶部分であるアルミや鉄板の金属に電磁誘導作
用により渦電流が発生し、金属の抵抗分によってジュー
ル熱が発生する。この場合に、缶飲料24は駆動用ロー
ラ16によって回転され、缶飲料24の缶部分の胴部に
満遍なく渦電流が流れて発熱し、これにより中身飲料5
4が加温される。なお、50は逆流防止のための整流素
子、51はコンデンサである。
【0031】次に、図8に示す排出制御手段37の処理
について説明すると、まず、加熱条件設定手段35若し
くは加熱制御手段36から排出通知があると、補助ロー
ラ駆動機構27へ停止信号が出力され缶飲料24が補助
ローラ26から開放される(判断41,処理42)。続
いて、自動開閉蓋駆動機構25へ開信号が出力され自動
開閉蓋21を開動作させる(処理44)。自動開閉蓋2
1の開動作が開閉スイッチセンサ22からの信号によっ
て判断されると、缶飲料排出用アーム駆動機構20へ駆
動信号が出力される(処理45)。
【0032】缶飲料排出アーム駆動機構20では、缶飲
料排出用アーム19を上方向へ押上げ、缶飲料排出用ア
ーム19に当接する缶飲料24の底部を缶収納ケース1
3の軸上方向に押上げる。従って、缶飲料24が図2に
示すようにカバー2から上部の頭の部分が突出する。使
用者が缶飲料24の頭部を取上げると、太さ方向形状確
認センサ28と長さ方向形状確認センサ29による信号
により缶飲料24の排出が判断される(判断46)。さ
らに、缶飲料排出用アーム駆動機構20へ停止信号が出
力され缶飲料排出用アーム19が缶収納ケース13の底
部の位置へ戻る(処理47)。そして、収納制御手段3
4に対して起動信号が出力され、収納制御手段34が待
機状態となる(処理48)。
【0033】ここで、缶飲料排出アーム駆動機構20の
簡単な例を図9を参照して説明すると、缶飲料排出アー
ム駆動機構20は、下部で缶収納ケース13に形成され
る切欠け13gを貫通する缶飲料排出用アーム19に接
続する雌ねじ機構56と、この雌ねじ機構56の雌ねじ
56aに歯合する雄ねじ57aを有する棒状の雄ねじ機
構57と、この雄ねじ機構57の上端が支持板58に固
定されるモータ59の回転軸に連結して構成されてい
る。制御部33から缶飲料排出用アーム駆動機構20へ
駆動信号が入力されると、モータ59の回転軸の回転に
よって雄ねじ機構57が回転し、雄ねじ57aに歯合す
る雌ねじ56aが雌ねじ機構56を上方向へ移動させ
る。この結果、雌ねじ機構56に接続する缶飲料排出用
アーム19が缶飲料24の底部を押上げて缶飲料24が
図2に示すようにカバー2から上部の頭の部分を突出さ
せる。また、制御部33から缶飲料排出用アーム駆動機
構20へ停止信号が入力されると、モータ59の回転軸
の逆回転によって雄ねじ機構57が逆回転し、雄ねじ5
7aに歯合する雌ねじ56aが雌ねじ機構56を下方向
へ移動させる。
【0034】このように本発明の実施の形態によれば、
コンパクトな卓上専用としたためにどこにでも置け、ま
た、使用者の好みの温度が設定できるから飲み頃の温度
の缶飲料が得られ、また、飲み頃の温度でないときは何
度でも同じ缶飲料を加温することができる。さらに、透
明の自動開閉蓋とのぞき窓とから内部の状況が確認でき
るようにしたために使用者が安心して使用でき、カバー
全体が取り外しできるから内部の保守が容易で、簡単に
内部の清掃ができる。
【0035】なお、本発明では、次のように実施するこ
とができる。第一に、缶飲料加温装置は、実施の形態に
示すように卓上専用でなく、自動販売機等の装置内に組
込んでもよい。第二に、缶飲料加温装置は、実施の形態
に示すようにカバー全体が本体と着脱可能とするのでな
く、カバーの一部分、裏カバーが着脱可能でもよく缶収
納ケース自体を着脱可能とする構成でもよい。第三に、
温度設定ボタンは「ぬるめ」「ふつう」「あつめ」の3
段階としたが温度を数値で設定してもよい。第四に、加
熱条件は、加熱時間に加えて高周波電流の大きさを条件
としてもよい。第五に、缶飲料に限らず缶詰め等で加温
する缶商品にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明よれ
ば、缶商品を収納し、缶商品を加温して加温が終了する
と排出するようにしたために個々の缶商品を別々に所望
温度に加温できる。従って、従来のように缶商品が一律
な温度となることがなく、使用者の好みの温度の缶商品
が得られる。
【0037】請求項2の発明は、缶商品の収納後に開閉
蓋を閉とし、排出時に開閉蓋を開とし、缶商品を排出可
能とし、さらに、加温時に缶商品を挟持して回転させる
ようにしたために各動作が人手を介することなくでき、
安全にできる。
【0038】請求項3の発明は、収納された缶商品を加
熱条件によって加温して、加温後に排出するように制御
するから人手を介することなく安全に使用者の所望温度
の缶商品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す卓上缶専用加温装置
の外観図。
【図2】図1に示す卓上缶専用加温装置の概略内部側図
面。
【図3】図2に備える制御部を示す構成図。
【図4】図3に備える収納制御手段の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図5】図3に備える加熱条件設定手段の処理手順を示
すフローチャート。
【図6】図3に備える加熱制御手段の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図7】図2に備える電磁加熱部を示す原理図。
【図8】図3に備える排出制御手段の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図9】図2に備える缶飲料排出アーム駆動機構の例を
示す説明図。
【符号の説明】
1 卓上缶専用加温装置 2 カバー 3 投入排出口 10 のぞき窓 12 取付匡体 13 缶収納ケース 14 誘導コイル 15 駆動用ローラ駆動機構 16 駆動用ローラ 17 温度センサ 18 回転検知センサ 19 缶飲料排出用アーム 20 缶飲料排出アーム駆動機構 21 自動開閉蓋 22 開閉スイッチセンサ 23 底スイッチセンサ 24 缶飲料 25 自動開閉蓋駆動機構 26 補助ローラ 27 補助ローラ駆動機構 28 太さ方向形状確認センサ 29 長さ方向形状確認センサ 30 電磁加熱部 33 制御部 34 収納制御手段 35 加熱条件設定手段 36 加熱制御手段 37 排出制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江袋 清治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 五十嵐 丈夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶商品を投入排出する開口を開閉する開
    閉蓋を有し、誘導コイルを配設し前記缶商品を収納する
    一方、前記缶商品を排出機構により排出させる缶収納部
    と、前記誘導コイルへ高周波電流を通電して缶商品を加
    温する電磁加熱部と、これら前記缶収納部と前記電磁加
    熱部とを制御する制御部とを備え、使用者の所望温度に
    前記缶商品を加温するようにしたことを特徴とする缶商
    品加温装置。
  2. 【請求項2】 缶商品を収納する缶収納ケースと、排出
    時に開口し、加温時に閉塞する前記缶収納ケースの上部
    に設ける開閉蓋と、前記缶収納ケースの周辺に設ける前
    記誘導コイルと、排出時に前記缶商品を前記開閉蓋の外
    方へ排出させる排出機構とを配設した缶収納部と、前記
    缶収納ケースに収納された缶商品を挟持する補助ローラ
    と前記挟持された缶商品を回転させる駆動用ローラとか
    らなる回転機構部とを設けるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の缶商品加温装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記缶収納ケース内に前
    記缶商品の収納を検知すると前記開閉蓋を閉とする信号
    を出力して収納通知を出力する収納制御手段と、前記収
    納通知があると前記収納された缶商品の形状を特定し
    て、特定された缶商品の形状と設定温度とから加熱条件
    を設定して加熱条件の設定通知を出力する加熱条件設定
    手段と、前記加温条件の設定通知があると、前記電磁加
    熱部へ加熱条件に従って通電する信号を出力し、前記通
    電終了後に排出通知を出力する加熱制御手段と、前記排
    出通知があると前記開閉蓋を開とする信号を出力し、前
    記排出機構を駆動させる信号を出力する排出制御手段と
    を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の缶商品加温装置。
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