JPH0997299A - 複素数絶対値回路 - Google Patents

複素数絶対値回路

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JPH0997299A
JPH0997299A JP27483995A JP27483995A JPH0997299A JP H0997299 A JPH0997299 A JP H0997299A JP 27483995 A JP27483995 A JP 27483995A JP 27483995 A JP27483995 A JP 27483995A JP H0997299 A JPH0997299 A JP H0997299A
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JP
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circuit
capacitance
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output
absolute value
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JP27483995A
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Kokuriyou Kotobuki
国梁 寿
Nagaaki Shu
長明 周
Makoto Yamamoto
山本  誠
Sunao Takatori
直 高取
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Yozan Inc
Sharp Corp
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Yozan Inc
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ・アーキテクチャに好適な複素数絶
対値回路を提供することを目的とする。 【構成】 複素数の実部に対応する第1入力電圧が接続
された第1反転回路と、複素数の虚部に対応する第2電
圧が接続された第2反転回路と、前記第1、第2電圧お
よび第1、第2反転回路の出力が接続された第1最大値
回路と、前記第1電圧および第1反転回路の出力が接続
された第2最大値回路と、前記第2電圧および第2反転
回路の出力が接続された第3最大値回路と、前記第2、
第3最大値回路の出力が接続された最小値回路と、この
最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力とそれぞ
れ接続されたキャパシタンスの出力を相互に接続してな
りかつ最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力に
1対2の重み付けをしつつ統合する容量結合と、この容
量結合の出力が接続された第3反転回路と、この第3反
転回路の出力に接続された第4反転回路とによって従来
の近似式およびその改良式を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複素数の実部、虚
部をアナログ電圧として与えたときにその絶対値の近似
値をアナログ電圧で生成する複素数絶対値回路に係り、
例えば通信分野において、複素数の実部(I成分)、虚
部(Q成分)として送信された信号の受信に適用し得る
複素数絶対値回路に関する。
【0002】
【従来の技術】絶対値演算は2乗および平方根の演算を
要するため、デジタル・ハードウエアへの置き換えは困
難であり、一般に近似式をDSP(デジタル・シグナル
・プロセッサ)によって演算する方法がとられている。
例えば米国スタンフォード・テレコム社は以下の近似式
を内部で演算するLSIを開発しており、比較的高い評
価を得ている。
【数1】 ここに、 Mag:複素数の絶対値 Max{}:最大値 Min{}:最小値 Abs():絶対値 である。
【0003】一方本発明の発明者等は、アナログ処理に
よる種々の演算回路、フィルタ回路を提案しており、こ
の一連のアナログ・アーキテクチャにおいてはデジタル
LSIは不適合であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解消すべく創案されたもので、アナログ・
アーキテクチャに好適な複素数絶対値回路を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複素数絶対
値回路は、複素数の実部に対応する第1入力電圧が接続
された第1反転回路と、複素数の虚部に対応する第2電
圧が接続された第2反転回路と、前記第1、第2電圧お
よび第1、第2反転回路の出力が接続された第1最大値
回路と、前記第1電圧および第1反転回路の出力が接続
された第2最大値回路と、前記第2電圧および第2反転
回路の出力が接続された第3最大値回路と、前記第2、
第3最大値回路の出力が接続された最小値回路と、この
最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力とそれぞ
れ接続されたキャパシタンスの出力を相互に接続してな
りかつ最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力に
1対2の重み付けをしつつ統合する容量結合と、この容
量結合の出力が接続された第3反転回路と、この第3反
転回路の出力に接続された第4反転回路とによって従来
の近似式およびその改良式を算出する。
【0006】
【実施例】次に本発明に係る複素数絶対値回路の第1実
施例を図面に基づいて説明する。
【0007】図1は前記従来例の式(1)をアナログ処
理により演算する回路を示すものであり、1対のインバ
ータ回路INV11、INV12に信号の実部I、虚部
Qをそれぞれ接続してある。図2に示すように、インバ
ータ回路INV11は奇数段のMOSインバータI1、
I2、I3を直列接続してなり、個々のインバータのゲ
インの積としての高いゲインを持つ。INV11の入力
には入力キャパシタンスC11が接続され、実部Iはこ
のキャパシタンスC11を介してINV11に接続され
ている。INV11の出力は帰還キャパシタンスC12
を介してその入力に接続され、INV11の出力をVo
11、電源電圧をVddとすると式(2)の関係が得ら
れる。ここにC11、C12は同一容量とされ、Vo1
1はIの反転出力となる。そしてINV11の高いゲイ
ンにより、出力はその負荷に無関係に安定かつ高精度と
なる。
【数2】 インバータ回路INV12はINV11と同様の構成を
有し、その出力Vo12は式(3)のようにQの反転出
力となる。
【数3】
【0008】INV11の入出力I、Vo11は第2最
大値回路MAX2に入力され、INV12の入出力Q、
Vo12は第3最大値回路MAX3に入力されている。
これら全ての入出力は第1最大値回路MAX1に入力さ
れ、一方MAX2、MAX3の出力は最小値回路MIN
に入力されている。
【0009】図3に示すように、最大値回路MAX1は
4入力に対応した4個のnMOS(T31、T32、T
33、T34で示す。)を有し、そのドレインdは電源
Vddに接続され、ソースsは共通の出力Vout3と
なっている。各nMOSのゲートには入力電圧Vin3
1、Vin32、Vin33、Vn34が接続され、前
記ソースsは高抵抗R3を介して接地されている。
【0010】各nMOS独立の特性として、ゲート電圧
がソースにそのまま生じ、Vin31〜Vin34の内
の1つが他の電圧より高かったときには、他のnMOS
はソース電圧がゲート電圧よりも高くなって遮断され、
最大の電圧のみがVout3として出力されることにな
る。
【0011】図4において、第2最大値回路MAX2は
同様の回路を2入力として構成し、2個のnMOS(T
41、T42で示す。)のドレインをVddに、ソース
を接地抵抗R4に接続しつつ共通出力Vout4として
いる。
【0012】図5において、最小値回路MINは2入力
に対応した2個のpMOS(T51、T52で示す。)
を有し、そのソースsは高抵抗R5を介して電源電圧V
ddに接続されかつ共通の出力Vout5とされてい
る。各pMOSのゲートには入力電圧Vin51、Vi
n52が接続され、ドレインdにはグランドが接続され
ている。
【0013】各pMOS独立の特性として、ゲート電圧
がソースにそのまま生じ、Vin51、Vin52の一
方が他方より低かったときには、他のpMOSはソース
電圧がゲート電圧よりも低くなって遮断され、最少の電
圧のみがVout5として出力されることになる。
【0014】MAX1およびMINの出力は容量結合C
P1のキャパシタンスC15、C16に接続され、CP
1の出力は、インバータ回路INV13に入力されてい
る。INV13はINV11と同様に構成され、その出
力は帰還キャパシタンスC17を介してその入力に接続
されている。ここで、MAX1の出力をVo13、MI
Nの出力をVo14、INV13の出力をVo15とす
ると、式(4)の関係が得られる。ここにC15、C1
6、C17は2対1対1の容量比に設定されている。
【数4】 さらにINV13の出力にはキャパシタンスC18を介
してインバータ回路INV14が接続され、その出力は
帰還キャパシタンスC19を介して入力に接続されてい
る。C18、C19は等しい容量に設定され、式(4)
を考慮するとINV14の最終出力Magは式(5)の
ように設定される。
【0015】
【数5】 式(5)における−Vdd/4はオフセット電圧であ
り、INV13の出力と並列にこれを相殺する電圧をキ
ャパシタンスを介して印加することによって容易に消去
し得る。前記式(2)、(3)およびMAX1、MAX
2、MAX3、MINの特性を考慮し、かつオフセット
電圧を相殺したときには、式(5)は以下のように変形
される。
【数6】 正負の両値域を最大限に確保するためには数値的な
「0」は電圧Vdd/2で代表することが好ましく、こ
の場合最大値演算は絶対値と等価である。従って式
(6)は式(7)のように書き直される。
【数7】 これは前記式(1)にほかならず、従来の演算がアナロ
グ方式で実現されたことになる。
【0016】再び図2において、前記インバータ回路I
NV11(INV12、INV13、INV14も同
様。)には、ローパスフィルタとして機能するキャパシ
タンスC2が出力端に接続され、第2段インバータI2
の出力にレジスタンスR21、R22よりなる平衡レジ
スタンスが接続されている。R21は一端子がI2に接
続されるとともに他端子が電源Vddに接続され、R2
2は一端子がI2に接続されるとともに他端子がグラン
ドに接続されている。平衡レジスタンスはインバータ回
路のゲインを低下し、キャパシタンスは高周波成分を除
去し、結果的に、帰還キャパシタンスにより生じるフィ
ードバック系における発振を防止している。
【0017】以上の回路による出力をシミュレーション
・ソフトウエアによりシミュレーションした結果図6の
データが得られた。図は種々の入力(約1000個)に
対する出力の理論値を横軸に取り、シミュレーションデ
ータを近似値として縦軸に取っており、プロットによっ
て理論値と近似値の関係を示している。また理論値と近
似値の一致を示す理想直線(図中の実線)を併せて表示
する。すなわちプロットが理想直線に沿っているほど近
似値として優れていることを示す。図6の結果自体は従
来の式(1)の性能そのものを示すが、このような比較
的優秀な近似値が第1実施例により算出されることが再
確認される。
【0018】以上のように式(1)の近似式は良好な性
能を有するが、発明者の研究によれば、前記キャパシタ
ンスC15、C16、C17の容量比を10対5対11
とすることにより、より高精度の近似値が得られる。そ
のときの近似式は式(8)のとおりである。これは第1
実施例に変形例ということができる。
【数8】
【0019】図7は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と同様に従来の式(1)を実現する。本
実施例は実部I、虚部Qにそれぞれ接続された第1、第
2絶対値回路Abs71、Abs72を有し、これら絶
対値回路の出力は第1、第2容量結合CP71、CP7
2によって統合されている。容量結合CP71はキャパ
シタンスC71、C72を有し、Abs71、Abs7
2の出力はC71、C72にそれぞれ接続されている。
容量結合CP72はキャパシタンスC74、C75を有
し、Abs71、Abs72の出力はC74、C75に
それぞれ接続されている。CP71の出力は図2のイン
バータ回路と同様のインバータ回路INV71に接続さ
れ、CP72の出力はインバータ回路INV72に接続
されている。インバータ回路INV71、INV72の
出力は帰還キャパシタンスC73、C76によってその
入力に接続され、以上のキャパシタンスの容量比は以下
のように設定されている。 C71:C72:C73=2:1:2 (9) C74:C75:C76=1:2:2 (10)
【0020】従って、INV71、INV72の出力を
Vo71、Vo72とすると、以下の式(11)、(1
2)が得られる。
【数9】
【数10】
【0021】前記絶対値回路の出力は比較回路Comp
7に入力され、Comp7はAbs(I)、Abs
(Q)のいずれが大きいかを示す信号(図9のC8およ
び図10のVout10)を出力する。INV71、I
NV72の出力はマルチプレクサMUX7に入力され、
Abs(I)≧Abs(Q)のときにVo71を、Ab
s(I)<Abs(Q)のときにVo72を出力するよ
うにMUX7をコントロールする。
【0022】MUX7の出力はキュパシタンスC77を
介してインバータINV73に入力され、INV73の
出力はキャパシタンスC78によってその入力に接続さ
れている。ここにC77、C78は等しい容量に設定さ
れ、前記式(11)、(12)を反転した出力が最終出
力Magとして生成される。
【0023】すなわち、最終出力Magは、Abs
(I)≧Abs(Q)のとき、
【数11】 Abs(I)<Abs(Q)
【数12】 となり、これは前記式(1)と等価である。なおオフセ
ット電圧−Vdd/4は前記と同様、容易に相殺し得
る。
【0024】図8において、前記絶対値回路Abs71
はMOSインバータI8(図2のI1〜I3と同様の回
路)を有し、I8において入力電圧Vin8(図7のI
に対応)がそのスレッショルド(Vdd/2)を越えた
か否かを判断する。I8はVin8がスレッショルド以
下のときにVddを出力し、スレッショルドを越えると
0[V]に反転する。
【0025】さらにVin8はキャパシタンスC81を
介して前記と同様のインバータ回路INV8に入力さ
れ、INV8の出力は帰還キャパシタンスC82によっ
てその入力に接続されている。キャパシタンスC81、
C82は同一容量であり、インバータ回路はINV8は
Vin8の反転出力を安定かつ高精度に生成する。Vi
n8自体およびその反転出力はマルチプレクサMUX8
に入力され、MUX8はI8の出力によって切替制御さ
れている。MUX8はVin8≧Vdd/2のとき、V
in8を出力し、Vin8<Vdd/2のとき反転出力
(Vdd−Vin8)を出力する。
【0026】図9において、MUX7は一対のMOSス
イッチT91、T92を有し、それぞれの入力には入力
電圧Vin91、Vin92が接続されている。MOS
スイッチT91は、nMOSのゲートコントロール信号
C8がpMOSのゲートにその反転(インバータI9に
よる)が入力され、一方T92は、pMOSのゲートに
C8、nMOSのゲートにその反転が入力されている。
すなわちT91、T92は2者択一的に閉成され、Vi
n91またはVin92を出力Vout9として出力す
る。
【0027】図10において、Comp7はキャパシタ
ンスC103、C104よりなる容量結合CP10を有
し、C103にはインバータ回路INV101が接続さ
れている。INV101にはキャパシタンスC101を
介して第1の入力Vin101が入力される。INV1
01はその出力が帰還キャパシタンスC102によって
入力に接続され、C101=C102の容量設定によ
り、Vin101の反転出力がC103に印加される。
ここにC103、C104は等しい容量に設定され、C
P10の出力Vo10は式(15)のとおりとなる。
【数13】 この出力はMOSインバータI10に入力され、式(1
5)の第2項の正負によってVo10は第1項のVdd
/2以上あるいはそれ未満となる。ここにI10はVd
d/2をスレッショルドとし、V101、V102の大
小関係によってVddまたは0[V]を出力Vout1
0として生成する。
【0028】以上の第2実施例による演算結果も図6と
同様となり、式(1)の近似計算をアナログ方式で実現
し得ることになる。また第1実施例の変形例と同様に、
式(8)の演算のための回路を実現することは容易であ
り、キャパシタンスC71、C72、C73、C74、
C75、C76に対して以下の容量比を設定すればよ
い。 C71:C72:C73=10:5:11 (16) C74:C75:C76=5:10:11 (17)
【0029】通信分野において受信信号と拡散コードの
相関ピークを算出し、これが所定レベルを越えているか
否かを判定することが多く、複素数の絶対値が比較的低
レベルの領域は重要性が低い。そこで第3実施例におい
ては、発明者等は低レベルの範囲の近似精度を犠牲にし
て、簡略化した近似式(18)を開発した。
【数14】 この式(18)による演算結果は図12に示すとおりで
あり、「1」以上の値については充分な精度を有する。
【0030】図11は式(18)をアナログ方式で演算
する回路であり、2入力に対応した第1、第2絶対値回
路Abs111、Abs112を、容量結合CP11の
キャパシタンスC111、C112に接続している。C
P11の出力は図2と同様のインバータ回路INV11
1に接続され、INV111の出力は帰還キャパシタン
スC113によってその入力に接続されている。C11
1、C112、C113の容量比は、 C111:C112:C113=3:3:4 (19) であり、INV111の出力Vo111は式(20)の
とおりとなる。
【数15】 INV111の出力はキャパシタンスC114を介して
インバータ回路INV112に接続され、INV112
の出力は帰還キャパシタンスC115によってその入力
に接続されている。このインバータ回路はINV14、
INV73等と同様の反転のための回路であり、C11
4=C115の容量比となっている。従って、オフセッ
ト電圧を消去したときの、INV112からの最終出力
Magは前記式(18)となる。
【0031】さらに式(18)の演算結果に対してオフ
セットを与えることにより、演算結果が所定レベル以下
との誤判定を防止することが可能であり、受信信号の性
質に応じて種々のオフセットが考えられる。このオフセ
ットをαとすると、式(18)は式(21)のように変
形される(第4実施例)。
【0032】
【数16】 一般的に、αの値は入力信号のピーク・ツ・ピークの電
圧Vppの定数倍、例えばα=0.250Vppあるい
はα=0.125Vppとして良好な結果を得ており、
これらの演算結果は図14(α=0.250Vpp)、
図15(α=0.125Vpp)のとおりである。図1
4では近似値は全て理論値よりも大であり、図15では
大部分の近似値が理論値より大(一部は理論値より低
い)である。
【0033】図13は式(21)を実現するための回路
であり、前記図11の回路における容量結合にオフセッ
ト入力用のキャパシタンスを追加したものである。図1
3において、I、Q入力のための絶対値回路Abs13
1、Abs132を容量結合CP13のキャパシタンス
C131、C132に接続し、さらに容量結合に追加さ
れたキャパシタンスC134にオフセット電圧αを接続
している。CP13の出力にはインバータ回路INV1
31を接続し、その出力をキャパシタンスC133を介
して入力に接続している。INV131の出力はキャパ
シタンスC135を介してインバータINV132に接
続され、INV132の出力はキャパシタンスC136
を介して入力に接続されている。
【0034】ここに、 C131:C132:C133:C134=3:3:4:4 (22) C135:C136=1:1 (23) であり、オフセット電圧を解消した状態では、式(2
1)が実現されることは明らかである。
【0035】図16は第5実施例を示し、I、Qが接続
された第1、第2絶対値回路Abs161、Abs16
2の出力を、減算回路SUBに接続している。SUBは
Abs161の出力からAbs162の出力を減ずる。
SUBの出力は第3絶対値回路Abs163に入力さ
れ、Abs163の出力はAbs161、Abs162
の出力とともに重み付き加算回路Addに入力されてい
る。AddはAbs163、Abd161、Abs16
2の出力に対して、a、b、cの乗数を乗じて加算す
る。以上により、Addからの最終出力Magは、
【数17】 となる。ここで、a=1/4、b=c=3/4とする
と、前記式(1)と等価な近似式となる。そして、図1
6の回路は絶対値回路と加算、減算回路のみで構成で
き、構成要素が単純であり、個々の回路の精度を確保し
易いという特徴がある。
【0036】さらに第5実施例の変形例として前記a、
b、cの値を改良し全体精度を高めることが可能であ
る。ここに、a=5/22、b=15/22、c=15
/22とすることにより、図17のような演算結果が得
られる。これは全値域において、式(1)の演算結果よ
りも精度が高い。
【0037】前記最大値回路、最小値回路は他の回路に
置き換えることも可能である。例えば図18において、
入力電圧Vin181、Vin182がマルチプレクサ
MUX18に接続され、またVin181の反転とVi
n182とが容量結合CP18によって加算されてい
る。CP18の出力はMOSインバータI18により
(Vdd/2)を越えているか否か判定される。Vin
181を反転するインバータ回路INV181、入力キ
ャパシタンスC181、帰還キャパシタンスC182、
容量結合CP18およびMOSインバータI18の構成
は前記比較回路Comp7(図10)と同様であり、
(Vin182−Vin181)の正負によってI18
の出力がVddあるいは0[V]となる。
【0038】マルチプレクサはI18の出力に応じてV
181またはV182を出力し、MUX18の設定によ
り最大値回路または最小値回路が実現される。すなわち
図9の回路における入力の接続を適宜入れ替えればCP
18の接続との関係により、最大値、最小値いずれの設
定も可能である。このような回路要素の統一化を行う
と、回路の歩留まり、精度を高めることが可能である。
【0039】
【発明の効果】前述のとおり、本発明に係る複素数絶対
値回路は、複素数の実部に対応する第1入力電圧が接続
された第1反転回路と、複素数の虚部に対応する第2電
圧が接続された第2反転回路と、前記第1、第2電圧お
よび第1、第2反転回路の出力が接続された第1最大値
回路と、前記第1電圧および第1反転回路の出力が接続
された第2最大値回路と、前記第2電圧および第2反転
回路の出力が接続された第3最大値回路と、前記第2、
第3最大値回路の出力が接続された最小値回路と、この
最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力とそれぞ
れ接続されたキャパシタンスの出力を相互に接続してな
りかつ最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力に
1対2の重み付けをしつつ統合する容量結合と、この容
量結合の出力が接続された第3反転回路と、この第3反
転回路の出力に接続された第4反転回路とによって従来
の近似式およびその改良式を算出するので、アナログ・
アーキテクチャに好適な複素数絶対値回路を実現し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】同実施例におけるインバータ回路を示す回路図
である。
【図3】同実施例における第1最大値回路を示す回路図
である。
【図4】同実施例における第2最大値回路を示す回路図
である。
【図5】同実施例における最小値回路を示す回路図であ
る。
【図6】同実施例の演算結果を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図8】同実施例の第1絶対値回路を示す回路図であ
る。
【図9】同実施例のマルチプレクサを示す回路図であ
る。
【図10】同実施例の比較回路を示す回路図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す回路図である。
【図12】同実施例の演算結果を示すグラフである。
【図13】本発明の第4実施例を示す回路図である。
【図14】同実施例の第1の演算結果を示すグラフであ
る。
【図15】同実施例の第2の演算結果を示すグラフであ
る。
【図16】本発明の第5実施例を示す回路図である。
【図17】同実施例の演算結果を示すグラフである。
【図18】最大値、最小値回路の変形例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
MAX1、MAX2、MAX3 … 最大値回路 MIN … 最小値回路 Abs71、Abs72、Abs111、Abs11
2、Abs131、Abs132、Abs161、Ab
s162、Abs163 … 絶対値回路 Comp7 … 比較回路 MUX7、MUX8、MUX18 … マルチプレクサ INV11、INV12、INV13、INV14、I
NV71、INV72、INV73、INV8、INV
101、INV111、INV112、INV131、
INV132、INV181 … インバータ回路 CP1、CP71、CP72、CP11、CP13、C
P18 … 容量結合 C12、C14、C17、C19、C73、C76、C
78、C102、C113、C115C133、C13
6、C182 … 帰還キャパシタンス I1、I2、I3、I8、I9、I10、I18 …
MOSインバータ T31、T32、T33、T34、T41、T42 …
nMOS T51、T52 … pMOS R21、R22、R3、R4、R5 … レジスタンス C11、C13、C15、C16、C18、C2、C7
1、C72、C74、C75、C77、C81、C10
1、C103、C104、C111、C112、C11
4、C131、C132、C133、C134、C13
5、C181、C183、C184 … キャパシタン
ス I … 実部 Q … 虚部 Mag … 複素数絶対値出力 Vin2、Vin31、Vin32、Vin33、Vi
n34、Vin41、Vin42、Vin51、Vin
52、Vin8、Vin91、Vin92、Vin10
1、Vin102、Vin181、Vin182 …
入力電圧 Vout2、Vout3、Vout4、Vout5、V
out8、Vout9、Vout10、Vout18
… 出力電圧。====================================
================ 1995-09-28 14:08:48 <<Start>> A:\JSDOC\PATENT\YN95019A\明細書.TXT << End >> A:\JSDOC\PATENT\YN95019A\明細書.TXT __________________________________________________
______________________ <<Start>> A:\JSDOC\PATENT\YN95019A\要約書.TXT << End >> A:\JSDOC\PATENT\YN95019A\要約書.TXT __________________________________________________
______________________
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 誠 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 高取 直 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複素数の実部に対応する第1入力電圧
    が接続された第1反転回路と、複素数の虚部に対応する
    第2電圧が接続された第2反転回路と、前記第1、第2
    電圧および第1、第2反転回路の出力が接続された第1
    最大値回路と、前記第1電圧および第1反転回路の出力
    が接続された第2最大値回路と、前記第2電圧および第
    2反転回路の出力が接続された第3最大値回路と、前記
    第2、第3最大値回路の出力が接続された最小値回路
    と、この最小値回路の出力と前記第1最大値回路の出力
    とそれぞれ接続されたキャパシタンスの出力を相互に接
    続してなりかつ最小値回路の出力と前記第1最大値回路
    の出力に1対2の重み付けをしつつ統合する容量結合
    と、この容量結合の出力が接続された第3反転回路と、
    この第3反転回路の出力に接続された第4反転回路とを
    備えた複素数絶対値回路。
  2. 【請求項2】 第1反転回路は、a)奇数段の直列な
    MOSインバータよりなるインバータ回路と、b)この
    インバータ回路の入力と前記第1入力電圧との間に接続
    された入力キャパシタンスと、c)この入力キャパシタ
    ンスと同一容量を有するとともに前記インバータ回路の
    出力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備え;第
    2反転回路は、a)奇数段の直列なMOSインバータよ
    りなるインバータ回路と、b)このインバータ回路の入
    力と前記第2入力電圧との間に接続された入力キャパシ
    タンスと、c)この入力キャパシタンスと同一容量を有
    するとともに前記インバータ回路の出力を入力に接続す
    る帰還キャパシタンスとを備え;第3反転回路は、a)
    奇数段の直列なMOSインバータよりなるインバータ回
    路と、b)前記インバータ回路の出力を入力に接続する
    帰還キャパシタンスとを備え;第4反転回路は、a)奇
    数段の直列なMOSインバータよりなるインバータ回路
    と、b)このインバータ回路と前記第3反転回路の間に
    接続された入力キャパシタンスと、c)この入力キャパ
    シタンスと同一容量を有するとともに前記インバータ回
    路の出力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備
    え;第1最大値回路は、4個のnMOSのドレインに電
    源電圧を接続し、これらnMOSの各ゲートに前記第
    1、第2電圧および第1、第2反転回路の出力をそれぞ
    れ接続し、nMOSのソースを統合しつつ共通出力とし
    かつ高抵抗を介して接地してなり;第2最大値回路は、
    2個のnMOSのドレインに電源電圧を接続し、これら
    nMOSの各ゲートに前記第1電圧および第1反転回路
    の出力をそれぞれ接続し、nMOSのソースを統合しつ
    つ共通出力としかつ高抵抗を介して接地してなり;第3
    最大値回路は、2個のnMOSのドレインに電源電圧を
    接続し、これらnMOSの各ゲートに前記第2電圧およ
    び第2反転回路の出力をそれぞれ接続し、nMOSのソ
    ースを統合しつつ共通出力としかつ高抵抗を介して接地
    してなり;最小値回路は、2個のpMOSのドレインを
    接地し、これらpMOSの各ゲートに前記第2、第3最
    大値回路の出力をそれぞれ接続し、pMOSのソースを
    統合しつつ共通出力としかつ高抵抗を介して電源電圧に
    接続してなる;ことを特徴とする請求項1記載の複素数
    絶対値回路。
  3. 【請求項3】 第3反転回路の帰還キャパシタンスは
    容量結合の第1最大値回路に接続されたキャパシタンス
    と同一容量を有することを特徴とする請求項3記載の複
    素数絶対値回路。
  4. 【請求項4】 第3反転回路の帰還キャパシタンスは
    容量結合の第1最大値回路に接続されたキャパシタンス
    の(10/11)倍の容量を有することを特徴とする請
    求項2記載の複素数絶対値回路。
  5. 【請求項5】 複素数の実部に対応する第1入力電圧
    が接続された第1絶対値回路と、複素数の虚部に対応す
    る第2電圧が接続された第2絶対値回路と、これら第
    1、第2絶対値回路の出力が接続されかつこれら出力の
    大小に応じた2値出力を生成する比較回路と、前記第
    1、第2絶対値回路の出力にそれぞれ接続されたキャパ
    シタンスの出力を相互に接続してなりかつ第1、第2絶
    対値回路の出力に2対1の重み付けをしつつ統合する第
    1容量結合と、この第1容量結合の出力が接続された第
    1反転回路と、前記第1、第2絶対値回路の出力にそれ
    ぞれ接続されたキャパシタンスの出力を相互に接続して
    なりかつ第1、第2絶対値回路の出力に1対2の重み付
    けをしつつ統合する第2容量結合と、この第2容量結合
    の出力が接続された第2反転回路と、前記第1、第2反
    転回路の出力が入力されかつ前記比較回路の出力によっ
    て切替制御されるマルチプレクサと、このマルチプレク
    サの出力が接続された第3反転回路とを備えた複素数絶
    対値回路。
  6. 【請求項6】 第1絶対値回路は、a)第1入力電圧
    が接続されたMOSインバータと、b)第1入力電圧が
    接続された反転回路であって、 b−1)奇数段の直列
    なMOSインバータよりなるインバータ回路と、b−
    2)このインバータ回路の入力と前記第1入力電圧との
    間に接続された入力キャパシタンスと、b−3)この入
    力キャパシタンスと同一容量を有するとともに前記イン
    バータ回路の出力を入力に接続する帰還キャパシタンス
    とを備えた反転回路と、c)この反転回路の出力および
    前記第1入力電圧が入力されかつ前記MOSインバータ
    の出力によって切替制御されるマルチプレクサとを備
    え;第2絶対値回路は、a)第2入力電圧が接続された
    MOSインバータと、b)第2入力電圧が接続された反
    転回路であって、 b−1)奇数段の直列なMOSイン
    バータよりなるインバータ回路と、b−2)このインバ
    ータ回路の入力と前記第2入力電圧との間に接続された
    入力キャパシタンスと、b−3)この入力キャパシタン
    スと同一容量を有するとともに前記インバータ回路の出
    力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備えた反転
    回路と、c)この反転回路の出力および前記第2入力電
    圧が入力されかつ前記MOSインバータの出力によって
    切替制御されるマルチプレクサとを備え;第1反転回路
    は、a)奇数段の直列なMOSインバータよりなるイン
    バータ回路と、b)前記インバータ回路の出力を入力に
    接続する帰還キャパシタンスとを備え;第2反転回路
    は、a)奇数段の直列なMOSインバータよりなるイン
    バータ回路と、b)前記インバータ回路の出力を入力に
    接続する帰還キャパシタンスとを備え;第3反転回路
    は、a)奇数段の直列なMOSインバータよりなるイン
    バータ回路と、b)このインバータ回路と前記マルチプ
    レクサの間に接続された入力キャパシタンスと、c)こ
    の入力キャパシタンスと同一容量を有するとともに前記
    インバータ回路の出力を入力に接続する帰還キャパシタ
    ンスとを備え;ていることを特徴とする請求項5記載の
    複素数絶対値回路。
  7. 【請求項7】 第1反転回路の帰還キャパシタンス
    は、第1容量結合の第1絶対値回路側のキャパシタンス
    と同一容量を有し、第2反転回路の帰還キャパシタンス
    は、第2容量結合の第2絶対値回路側のキャパシタンス
    と同一容量を有することを特徴とする請求項6記載の複
    素数絶対値回路。
  8. 【請求項8】 第1反転回路の帰還キャパシタンス
    は、第1容量結合の第1絶対値回路側のキャパシタンス
    の(10/11)倍の容量を有し、第2反転回路の帰還
    キャパシタンスは、第2容量結合の第2絶対値回路側の
    キャパシタンスの(10/11)倍の容量を有すること
    を特徴とする請求項6記載の複素数絶対値回路。
  9. 【請求項9】 比較回路は、第1絶対値回路の出力が
    接続された反転回路と、この反転回路の出力と第2絶対
    値回路の出力とにそれぞれ接続された容量比1対1のキ
    ャパシタンスの出力を相互に接続してなる容量結合と、
    この容量結合の出力が接続された奇数段の直列なMOS
    インバータとを備え、前記反転回路は、a)奇数段の直
    列なMOSインバータよりなるインバータ回路と、b)
    このインバータ回路の入力と前記第1絶対値回路との間
    に接続された入力キャパシタンスと、c)この入力キャ
    パシタンスと同一容量を有するとともに前記インバータ
    回路の出力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備
    えていることを特徴とする請求項5記載の複素数絶対値
    回路。
  10. 【請求項10】 マルチプレクサは、1対のMOSス
    イッチとMOSインバータとを有し、比較回路の出力は
    直接一方のMOSスイッチのゲートに入力されるととも
    にMOSインバータを介して他方のMOSスイッチのゲ
    ートに入力され、各MOSスイッチの入力に第1、第2
    反転回路の出力をそれぞれ接続し、両MOSスイッチの
    出力を共通出力としてなることを特徴とする請求項5記
    載の複素数絶対値回路。
  11. 【請求項11】 複素数の実部に対応する第1入力電
    圧が接続された第1絶対値回路と、複素数の虚部に対応
    する第2電圧が接続された第2絶対値回路と、これら第
    1、第2絶対値回路の出力に(15/22)の重みをか
    けつつ加算する重み付き加算回路とを備えた複素数絶対
    値回路。
  12. 【請求項12】 第1絶対値回路は、a)第1入力電
    圧が接続されたMOSインバータと、b)第1入力電圧
    が接続された反転回路であって、 b−1)奇数段の直
    列なMOSインバータよりなるインバータ回路と、b−
    2)このインバータ回路の入力と前記第1入力電圧との
    間に接続された入力キャパシタンスと、b−3)この入
    力キャパシタンスと同一容量を有するとともに前記イン
    バータ回路の出力を入力に接続する帰還キャパシタンス
    とを備えた反転回路と、c)この反転回路の出力および
    前記第1入力電圧が入力されかつ前記MOSインバータ
    の出力によって切替制御されるマルチプレクサとを備
    え;第2絶対値回路は、a)第2入力電圧が接続された
    MOSインバータと、b)第2入力電圧が接続された反
    転回路であって、 b−1)奇数段の直列なMOSイン
    バータよりなるインバータ回路と、b−2)このインバ
    ータ回路の入力と前記第2入力電圧との間に接続された
    入力キャパシタンスと、b−3)この入力キャパシタン
    スと同一容量を有するとともに前記インバータ回路の出
    力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備えた反転
    回路と、c)この反転回路の出力および前記第2入力電
    圧が入力されかつ前記MOSインバータの出力によって
    切替制御されるマルチプレクサとを備え;ていることを
    特徴とする請求項11記載の複素数絶対値回路。
  13. 【請求項13】 重み付き加算回路は、第1、第2絶
    対値回路の出力にそれぞれ接続された容量比1対1のキ
    ャパシタンスの出力を相互に接続してなる容量結合と、
    この容量結合の出力に接続された奇数段の直列なMOS
    インバータよりなる第1インバータ回路と、この第1イ
    ンバータ回路の出力を入力に接続する第1帰還キャパシ
    タンスと、この第1帰還キャパシタンスの出力が接続さ
    れた入力キャパシタンスと、この入力キャパシタンスの
    出力が接続された奇数段の直列なMOSインバータより
    なる第2インバータ回路と、前記入力キャパシタンスと
    同一容量を有しかつ第2インバータ回路の出力を入力に
    接続する第2帰還キャパシタンスとを備え、第1絶対値
    回路の出力に接続されたキャパシタンスと第1帰還キャ
    パシタンスと第2インバータ回路の入力キャパシタンス
    とその帰還キャパシタンスの容量比は3対4対4対4に
    設定されていることを特徴とする請求項11記載の複素
    数絶対値回路。
  14. 【請求項14】 容量結合にはさらに帰還キャパシタ
    ンスと同一容量のキャパシタンスが設けられ、このキャ
    パシタンスには、入力電圧のピーク・ツ・ピーク値の定
    数倍に対応したアナログ電圧が印可されていることを特
    徴とする請求項13記載の複素数絶対値回路。
  15. 【請求項15】 定数は0.250であることを特徴
    とする請求項14記載の複素数絶対値回路。
  16. 【請求項16】 定数は0.125であることを特徴
    とする請求項14記載の複素数絶対値回路。
  17. 【請求項17】 複素数の実部に対応する第1入力電
    圧が接続された第1絶対値回路と、複素数の虚部に対応
    する第2電圧が接続された第2絶対値回路と、これら第
    1、第2絶対値回路の出力が接続されかつ第1絶対値回
    路の出力から第2絶対値回路の出力を減ずる減算回路
    と、この減算回路の出力に接続された第3絶対値回路
    と、この第3絶対値回路の出力と前記第1、第2絶対値
    の出力とにそれぞれ1対3対3の重み付けをしつつ加算
    する重み付き加算回路とを備えた複素数絶対値回路。
  18. 【請求項18】 第1絶対値回路は、a)第1入力電
    圧が接続されたMOSインバータと、b)第1入力電圧
    が接続された反転回路であって、 b−1)奇数段の直
    列なMOSインバータよりなるインバータ回路と、b−
    2)このインバータ回路の入力と前記第1入力電圧との
    間に接続された入力キャパシタンスと、b−3)この入
    力キャパシタンスと同一容量を有するとともに前記イン
    バータ回路の出力を入力に接続する帰還キャパシタンス
    とを備えた反転回路と、c)この反転回路の出力および
    前記第1入力電圧が入力されかつ前記MOSインバータ
    の出力によって切替制御されるマルチプレクサとを備
    え;第2絶対値回路は、a)第2入力電圧が接続された
    MOSインバータと、b)第2入力電圧が接続された反
    転回路であって、 b−1)奇数段の直列なMOSイン
    バータよりなるインバータ回路と、b−2)このインバ
    ータ回路の入力と前記第2入力電圧との間に接続された
    入力キャパシタンスと、b−3)この入力キャパシタン
    スと同一容量を有するとともに前記インバータ回路の出
    力を入力に接続する帰還キャパシタンスとを備えた反転
    回路と、c)この反転回路の出力および前記第2入力電
    圧が入力されかつ前記MOSインバータの出力によって
    切替制御されるマルチプレクサとを備え;第3絶対値回
    路は、a)減算回路の出力が接続されたMOSインバー
    タと、b)減算回路出力が接続された反転回路であっ
    て、 b−1)奇数段の直列なMOSインバータよりな
    るインバータ回路と、b−2)このインバータ回路の入
    力と前記減算回路出力電圧との間に接続された入力キャ
    パシタンスと、b−3)この入力キャパシタンスと同一
    容量を有するとともに前記インバータ回路の出力を入力
    に接続する帰還キャパシタンスとを備えた反転回路と、
    c)この反転回路の出力および前記減算回路出力が入力
    されかつ前記MOSインバータの出力によって切替制御
    されるマルチプレクサとを備え;ていることを特徴とす
    る請求項17記載の複素数絶対値回路。
  19. 【請求項19】 減算回路は、第1絶対値回路の出力
    に接続された第1入力キャパシタンスと、この第1入力
    キャパシタンスの出力に接続された奇数段のMOSイン
    バータよりなる第1インバータ回路と、前記第1入力キ
    ャパシタンスと同一容量を有しかつこの第1インバータ
    回路の出力を入力に接続する第1帰還キャパシタンス
    と、第2絶対値回路の出力と前記第1インバータ回路の
    出力とにそれぞれ接続されたキャパシタンスの出力を相
    互に接続してなる容量結合と、この容量結合の出力に接
    続された奇数段のMOSインバータよりなる第2インバ
    ータ回路と、前記容量結合のキャパシタンスの容量和と
    等しい容量を有しかつ第2インバータ回路の出力を入力
    に接続する第2帰還キャパシタンスとを備えていること
    を特徴とする請求項17記載の複素数絶対値回路。
  20. 【請求項20】 重み付き加算回路は、第1、第2、
    第3絶対値回路の出力にそれぞれ接続された容量比3対
    3対1のキャパシタンスの出力を相互に接続してなる容
    量結合と、この容量結合の出力に接続された奇数段の直
    列なMOSインバータよりなる第1インバータ回路と、
    この第1インバータ回路の出力を入力に接続する第1帰
    還キャパシタンスと、この第1帰還キャパシタンスの出
    力が接続された入力キャパシタンスと、この入力キャパ
    シタンスの出力が接続された奇数段の直列なMOSイン
    バータよりなる第2インバータ回路と、前記入力キャパ
    シタンスと同一容量を有しかつ第2インバータ回路の出
    力を入力に接続する第2帰還キャパシタンスとを備えて
    いることを特徴とする請求項17記載の複素数絶対値回
    路。
  21. 【請求項21】 第1帰還キャパシタンスは、容量結
    合における第3絶対値回路に接続されたキャパシタンス
    の(22/5)倍の容量を有することを特徴とする請求
    項20項記載の複素数絶対値回路。
  22. 【請求項22】 第1帰還キャパシタンスは、容量結
    合における第1、第2絶対値回路に接続されたキャパシ
    タンスの(22/15)倍の容量を有することを特徴と
    する請求項20項記載の複素数絶対値回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6707846B1 (en) 1999-07-12 2004-03-16 Fujitsu Limited Correlation energy detector and radio communication apparatus
RU2766990C1 (ru) * 2021-04-13 2022-03-16 Акционерное общество "Научно-производственное объединение "Правдинский радиозавод" (АО "НПО "ПРЗ") Устройство для вычисления модуля комплексного числа

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