JPH099703A - 耕耘機における操作ハンドル握手部のエンジン停止機構 - Google Patents

耕耘機における操作ハンドル握手部のエンジン停止機構

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JPH099703A
JPH099703A JP18508395A JP18508395A JPH099703A JP H099703 A JPH099703 A JP H099703A JP 18508395 A JP18508395 A JP 18508395A JP 18508395 A JP18508395 A JP 18508395A JP H099703 A JPH099703 A JP H099703A
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JP
Japan
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engine stop
handshake
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push button
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JP18508395A
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Shigeki Sano
茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何らかの原因で作業員が危険な状態に陥った
ときに、作業員が操作ハンドルの握手部を握ったままの
状態で極めて容易に耕耘機のエンジンを緊急停止させ、
作業員の安全性を高めること。 【構成】 耕耘機において略左右対称の握手部2,2を
有する操作ハンドルAの一方の握手部2の内方側にエン
ジン停止押ボタン3を有するエンジン停止スイッチBを
設けること。エンジン停止スイッチBは停止優先自己保
持部を有し、エンジン停止押ボタン3の押圧にて、発電
装置22からの停止回路配線24と接地回路部25とが
接触し短絡可能に構成してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、何らかの原因で作業員
が危険な状態に陥ったときに、作業員が操作ハンドルの
握手部を握ったままの状態で極めて容易に耕耘機のエン
ジンを緊急停止させ、作業員の安全性を高めることがで
きる耕耘機における操作ハンドル握手部のエンジン停止
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】耕耘機(エンジン搭載)において、種々
の危険な走行状態となったときに、作業員は咄嗟に耕耘
機のエンジンを停止させ、危険な走行状態を回避する必
要がある。このような耕耘機の運転時における危険な状
態とは、たとえば耕耘機を前進走行からバック走行に移
るときに、作業員の変速操作ミス等で前進ギアから後進
ギアにいきなり入ってしまう場合である。このときに
は、作業員がバック走行する耕耘機の耕耘刃により傷害
を受ける危険性がある。または、耕耘機の運転走行時に
バランスを崩して転倒し、この転倒に作業員が巻き込ま
れることも十分にありうることである。
【0003】そのため、このような危険状態を想定して
エンジン緊急停止スイッチが耕耘機には設けられてい
る。このような耕耘機のエンジン緊急停止スイッチは、
操作ハンドルのハンドルグリップ根元付近の頂部に設け
られていたり、或いは図20に示すように、操作ハンド
ルを構成する横軸杆等に取りつけられている。
【0004】また、近年開発されたものとしては、左右
のハンドルの連結部位の適宜の位置に大きめのエンジン
緊急停止ボタンを設けたものや、ハンドル握手部の前,
上部に指で押すと渦巻状に回転しながらボタンが下り、
底部にボタンがつくと、停止し、本機部のシャーシー部
にエンジン停止電流が流れて短絡し、エンジンが停止す
るようになっているものがある。また、左右に別れたハ
ンドル握手部の前方部のハンドル連結部の中間部付近に
手の平状の大きさのエンジン停止ボタン部が設けられ、
これを手,指で押すとボタンの下側に設けられたノック
が下り、エンジンの停止回路線の電流が短絡し、そして
ノックはスプリングの作用により元の状態に復帰する
が、停止優先自己保持部によりエンジン停止に必要な電
流短絡時間を保持でき、エンジン停止電源が短絡し、エ
ンジンを停止させるよう構成されているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、そ
のエンジン緊急停止スイッチの取付箇所は、作業員が操
作するには、必ずしも適正な位置にあるとはいえない。
即ち、エンジン緊急停止スイッチの取付箇所が図20に
示すようタイプでは、作業員はハンドルグリップから一
旦、手を離して、エンジン緊急停止スイッチを動作させ
ることとなり、これでは、作業員が運転時の危険発生に
即座に対応してエンジン緊急停止スイッチを作動させる
ことは困難であるのみならず、エンジン緊急停止スイッ
チを作動させるときにより一層の危険が生じることとな
り、これでは作業員の安全性を確保することは到底不可
能となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、耕耘機において略左右対称の握手部を有する操作ハ
ンドルの一方の握手部の内方側にエンジン停止押ボタン
を有するエンジン停止スイッチを設け、該エンジン停止
スイッチは停止優先自己保持部を有し、エンジン停止押
ボタンの押圧にて、発電装置からの停止回路配線と接地
回路部とが接触し短絡可能に構成してなる耕耘機におけ
る操作ハンドル握手部のエンジン停止機構等としたこと
により、耕耘機の運転時における危険発生に対して即座
に且つ簡易にエンジンを緊急停止させることができ、作
業員の安全性を高めて、上記課題を解決したものであ
る。
【0007】
【作用】耕耘機の操作ハンドルAには、図2,図3等に
示すように、略左右対称の握手部2,2が設けられ、そ
の一方の握手部2の根元部2a付近の内方側面にエンジ
ン停止押ボタン3を有するエンジン停止スイッチBを設
けている。そして、エンジン停止押ボタン3の押圧した
状態をエンジン停止操作位置としている。そして、作業
員は握手部2,2を握ると、親指fはエンジン停止スイ
ッチBのエンジン停止押ボタン3の操作自在な位置を確
保し(図6参照)、該エンジン停止押ボタン3を親指f
のみにて押圧しエンジンの緊急停止の操作をすることが
できる(図7参照)。
【0008】エンジン停止押ボタン3を押圧すると、自
己保持回路が働き、エンジンを停止するための回路が数
秒程動作して、エンジンが完全に停止するまでエンジン
停止押ボタン3を押し続けるのと同様になる。そして、
エンジン停止押ボタン3を押してから数秒後にはエンジ
ン停止スイッチBは自動的に復帰する。
【0009】まず、作業員は耕耘機の操作ハンドルAの
握手部2,2を握って運転するときに、操作ハンドルA
は通常の位置では少ない勾配で平均地上面GLからの握
手部2,2の中心位置迄の高さをHsとしている。ま
た、耕耘機が耕耘部27の駆動軸26を中心にして前方
に倒れたときの作業員の握手部2,2を握っている状態
での高さをHhとする(以上図8,図9参照)。図10
は、握手部2,2の操作位置が高さHsから高さHhま
で急激に変化したときの、握手部2,2を握る作業員の
両手の状態のみを示している。さらに、前記高さHsよ
りも低い中心位置迄の高さをHs′とする(図1参
照)。
【0010】図11,図13では握手部2,2の位置が
高さHsにあるときの状態を示すものであり、作業員が
握手部2を普通に握った状態で親指fは、エンジン停止
押ボタン3を常時操作可能な位置にある。また、図1
2,図14は握手部2,2の位置が高さHhにあるとき
の状態を示す。即ち、握手部2,2の位置が高さHhに
急激に変化したときには、作業員は握手部2,2を握る
手を瞬間的に強く握ろうとする習性本能があり、そのた
めに作業員の両手は、握手部2,2を握ったままの状態
で、図12,図14に示すように、手首が大きく曲がり
作業員の操作能力が著しく減少し、操作不能に近い状態
で極めて危険な状態となる。このような状態においても
作業員の親指fの付近にはエンジン停止スイッチBのエ
ンジン停止押ボタン3が存在し、操作能力が著しく減少
した状態であっても、エンジン停止押ボタン3は親指f
を僅かに動かすのみで簡単にエンジン停止押ボタン3を
押すことができ、エンジンを緊急停止させることができ
る。
【0011】上記のように操作ハンドルAの握手部2,
2の位置が高さHsから高さHhに急激に変化する場合
としては、たとえば、耕耘機が前進走行或いは停止状態
からいきなりバック走行したとき等であり、そのときに
生じる反力により耕耘機の駆動軸を中心にして操作ハン
ドルAが回転するようにして握手部2,2が急激に上昇
することである。このとき、作業員は図8,図9に示す
ように、操作ハンドルAの握手部2,2を握る手もひき
ずられて上昇し、瞬間的に運転操作不能な状態におちい
る。しかも、このような事態となったときには前述した
ように作業員は握手部2,2を一層強く握ろうとするも
のであり、耕耘機の耕耘刃等は回転したままであるため
に、作業員は極めて危険な状態に身をさらすこととな
る。
【0012】このように握手部2,2が急激に上昇して
作業員の手がこれにひきずられても握手部2を握りなが
ら親指fの位置はエンジン停止スイッチBのエンジン停
止押ボタン3の付近にあるために、作業員はエンジン停
止押ボタン3をごく自然な状態で押すことができ、作業
員は安全性を著しく高めることができるようになってい
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、操作ハンドルAはエンジン20を搭載した
箇所のフレーム21から後方に伸びて設けられ、その操
作ハンドルAの角度も適宜に調整且つ固定し、握手部
2,2の高さを作業員の最も適した位置にすることがで
きる。その操作ハンドルAは、図2,図3に示すよう
に、左右対称状に配置されたハンドル杆部1,1の先端
より前記握手部2,2が設けられている。その両握手部
2,2のいずれか一方側の根元部2a付近で且つ内方側
面にエンジン停止スイッチBが設けられている。該エン
ジン停止スイッチBが設られるのは、一般には、図2及
び図3に示すように、左側であるが、図15及び図16
に示すように、右側にすることもある。
【0014】そして、握手部2の根元部2aの内方側面
とは、両握手部2,2において、一方の握手部2が他方
の握手部2に対して対向する側面のことであり、換言す
るならば操作ハンドルAの握手部2,2の断面を円形状
とすると、両握手部2,2が互いに他方に向かう側で、
円形中心箇所をいうものである(図3参照)。また、そ
の握手部2の根元部2aとは、図1,図4,図5等に示
すように、握手部2と前記ハンドル杆部1との境目部分
のことであり、根元部2a付近は境目部分からハンドル
杆部1側或いは握手部2側の範囲である。また、上記根
元部2a付近は、作業員がその手で握手部2を適正に握
ったときに、親指fの先端部分の行動範囲となる(図
6,図7参照)。
【0015】そのエンジン停止スイッチBは、耕耘機の
走行中のエンジン20を緊急停止させるものであり、そ
のエンジン停止スイッチBは作業員の親指fにて操作自
在なエンジン停止押ボタン3を有したものである。
【0016】そして、エンジン停止スイッチBの握手部
2に対する上下方向の設置位置としては、図4に示すよ
うに、握手部2の軸方向中心線L−Lと略同一の高さに
沿ってエンジン停止押ボタン3が配置されるように構成
されている。しかし、そのエンジン停止スイッチBの位
置は必ずしも、上記位置に限定されることはなく、前記
握手部2の軸方向中心線付近において上下に僅かに離れ
た位置であっても構わないものであって、運転する作業
員の好みにより適宜設定されるものである。
【0017】そのエンジン停止スイッチBは、図1
(B)に示すように、発電装置22の電源を短絡させる
構造であり、その耕耘機の発電装置22は、無接点マグ
ネット着火方式によるものである。そして、点火線23
を介してエンジン20の燃料に着火するように構成され
ている。また、その発電装置22からは交流電源(直流
電源とすることもある)を有した数ボルトの停止回路配
線24が設けられている。該停止回路配線24の他端に
は、一般に停止スイッチが短絡用として設けられている
が、本発明では、その停止回路配線24の他端が、前記
エンジン停止スイッチBに接続されてる。さらに具体的
には、該エンジン停止スイッチBは停止優先自己保持部
15を有している。即ち、エンジン停止スイッチBのエ
ンジン停止押ボタン3を有するリレーRとの回路が、停
止回路配線24と接地回路部25とを自己保持スイッチ
15aとを接続する回路に並列に設けられている。これ
によって、エンジン停止押ボタン3の瞬時の押圧にて、
リレーRが動作し、停止優先自己保持部15の自己保持
スイッチ15aが所定時間(例えば3〜4秒)接触状態
を保持して、発電装置22の電源は短絡してエンジン2
0は停止する。
【0018】また、エンジン停止回路の別の実施例とし
ては、図示しないが、サイリスタ又はトライアック等を
利用して公知の手段にてエンジン停止回路が構成される
こともある。この場合には、エンジン停止押ボタン3が
押圧されると、トリガ回路からゲート電圧が印加され、
前記サイリスタを導通状態を保持し、発電装置22の電
源は短絡してエンジン20は停止する。この実施例の場
合の発電装置22からは電源は直流の数ボルトである。
サイリスタをターンオンさせるには、逆バイアスを印加
する必要があり、これも公知の手段にて行われる。ま
た、発電装置22から交流電源の場合もサイリスタ等で
短絡制御をする公知の構成とされることもある。
【0019】前記耕耘機のエンジン20からの駆動は、
プーリー,ベルト,チェーン機構ケース25或いは図示
しないがギヤー,シャフト,ギヤー等を介してフレーム
21より下方位置の駆動軸26に連動している。小型耕
耘機の場合の駆動軸26には、路面走行時には駆動輪
が、耕耘時は、耕耘筒の外周に適宜の回転位相角を有し
て耕耘刃が複数設けられた耕耘部27が着脱自在に設け
られている。さらに、大型又は中型耕耘機の場合、駆動
輪と耕耘部27とが別々に駆動輪の後部に耕耘部27が
設けられている。操作ハンドルAは前述したように、左
右対称状に配置されたハンドル杆部1,1の先端に握手
部2,2が設けられたものであるが、別のタイプとして
は、一本のハンドル基部から二本のハンドル杆部1,1
が設けられものが存在する(図17参照)。
【0020】次に、エンジン20の上方付近には、図1
8に示すように、エンジン停止レバー16を有した副エ
ンジン停止スイッチCが設けられることもある。即ち、
発電装置22からの停止回路配線24と、タンク28に
接続する接地回路部25とを接触するようにした副エン
ジン停止スイッチCがエンジン20の上方付近に設けら
れている。このように、操作ハンドルAの握手部2には
前記エンジン停止スイッチBが設けられるとともに、エ
ンジン20の上部付近に副エンジン停止スイッチCを設
けることで、エンジン始動時の危険発生に対応するもの
である。
【0021】その副エンジン停止スイッチCの具体的な
取付位置としては、図19に示すように、エンジン20
上に設けたタンク28に取り付けることが好適である。
該実施例では第1実施例に示したエンジン停止スイッチ
Bがタンク28に設置可能な台座29に固定されてい
る。このようなエンジン始動時の危険は種々存在する。
たとえば耕耘機の変速レバーをニュートラル(N)の位
置に戻してからエンジン始動を行うべきところを、変速
レバーをバック走行位置(R)又は前進走行位置(F)
のままにしてエンジン始動したときに、耕耘機の停止さ
せている位置が傾斜位置の場合には、傾斜側に急激に動
くようになり、この場合には、握手部2側に戻ることは
できず極めて危険な状態となることもあるし、初心者で
は、エンジン始動したときに、耕耘機が動いている状態
では、停止操作できないこともあり危険である。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明においては、耕耘機にお
いて略左右対称の握手部2,2を有する操作ハンドルA
の一方の握手部2の内方側にエンジン停止押ボタン3を
有するエンジン停止スイッチBを設け、該エンジン停止
スイッチBは停止優先自己保持部を有し、エンジン停止
押ボタン3の押圧にて、発電装置22からの停止回路配
線24と接地回路部25とが接触し短絡可能に構成して
なる耕耘機における操作ハンドル握手部のエンジン停止
機構としたことにより、まず第1に耕耘機の運転時にお
けるエンジンの緊急停止をどのような状況下においても
即座に行うことができるし、第2に構造を極めて簡単に
することができ、安全性を高めることができる等の効果
を奏する。
【0023】上記効果を詳述すると略左右対称の握手部
2,2を有する操作ハンドルAの一方の握手部2の根元
部2a付近の内方側面ににエンジン停止スイッチBを設
けている。そのエンジン停止押ボタン3を押し下げた位
置をエンジン停止位置としているので、作業員は握手部
2,2を握りながら親指fでエンジン停止押ボタン3を
押すことによりエンジンの緊急停止を行うことができ
る。
【0024】そのエンジン停止スイッチBにおけるエン
ジン停止押ボタン3の操作は、上述しているように、一
方の握手部2の根元部2a付近の内方側面にエンジン停
止押ボタン3が存在するので、作業員はエンジン停止ス
イッチBが備わっている握手部2を握りると、親指fは
自然な状態でエンジン停止押ボタン3の位置に配置され
ることとなる。そのため、耕耘機の運転中に何らかの危
険が生じ、エンジン20を緊急停止させなければならな
くなった状況において、作業員は両握手部2,2を握っ
たままの状態で、エンジン停止スイッチBを備えた握手
部2を握っている手の親指fをごく自然な姿勢にて下方
に移動させることでエンジン停止押ボタン3を押すこと
ができる。
【0025】即ち、作業員は操作ハンドルAの両握手部
2,2をしっかりと握ったままの状態で、エンジン停止
スイッチBのエンジン停止押ボタン3を親指fのみにて
操作することにより、危険の発生に伴い作業員は瞬時に
緊張し、操作ハンドルAの両握手部2,2をさらに強く
握りしめるという習性本能によって、作業員が操作ハン
ドルAに振り回されるという危険性を未然に防止するこ
とができる。
【0026】また、操作ハンドルAが運転における通常
の握手部2,2の平均地面からの高さHsからいきなり
操作ハンドルAが高くなって握手部2,2の高さが平均
地面GLからの高さHhとなってしまったときにおいて
も、親指fにてエンジン停止スイッチBのエンジン停止
押ボタン3をごく自然な状態で押すことができる。
【0027】したがって、たとえば作業員が誤操作によ
り前進走行から一旦停止することなくバック走行を行っ
てしまった時などは、耕耘機の操作ハンドルAが駆動輪
を中心にして前方につんのめるような状態となり、作業
員は操作ハンドルAとともに両握手部2,2を握りしめ
る手がいきなり上方に上がってしまい運転上極めて危険
なる状態となった場合でも、作業員は両握手部2,2を
握りしめながら、エンジン停止スイッチBを備えた側の
握手部2を握った状態でエンジン停止押ボタン3を押
し、エンジン20を停止することができる。
【0028】特に、操作ハンドルAが駆動輪を中心にし
て握手部2,2側が上方に移動したときには作業員の両
握手部2,2を握りしめる手の状態は人間の腕や手の運
動構造からも親指fがさらに握手部2,2の内方に移動
することで、ごく自然にエンジン停止押ボタン3を押
し、エンジンの停止を行うことになる。このように、エ
ンジンの緊急停止は簡易且つ迅速に行われ作業員の危険
を防止することができ、安全性を向上させることができ
る。また、作業員にとっては、エンジン停止押ボタン3
を押すという行動には無理な動作は一切無く、上記一連
の動作が人間の自然な動きとしているために作業員にと
っての労力的,精神的負担を一切除去することができ
る。
【0029】請求項2の発明は、耕耘機において略左右
対称の握手部2,2を有する操作ハンドルAの一方の握
手部2の根元部2a付近の内方側面にエンジン停止押ボ
タン3を有するエンジン停止スイッチBを設け、前記エ
ンジン停止押ボタン3は操作ハンドルAの後方に向け、
且つ上下方向に回動し、該エンジン停止押ボタン3の下
方位置をエンジン停止位置とし、且つ副エンジン停止ス
イッチCをエンジン部にも設けてなる耕耘機における操
作ハンドル握手部のエンジン停止機構としたことにより
操作ハンドルA或いはエンジン部のいずれの位置にても
エンジン20を停止することができ、安全性をさらに一
層向上させることができものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明における握手部,エンジン停止
スイッチの構成及び位置関係を示す斜視図 (B)は本発明を装着した耕耘機の略示図
【図2】本発明における握手部,エンジン停止スイッチ
の構成及び位置関係を示す操作ハンドルの略示斜視図
【図3】本発明における握手部,エンジン停止スイッチ
の構成及び位置関係を示す操作ハンドルの略示平面図
【図4】本発明における握手部,エンジン停止スイッチ
の構成及び位置関係を示す側面図
【図5】本発明における握手部,エンジン停止スイッチ
の構成及び位置関係を示す平面図
【図6】親指でエンジン停止スイッチのエンジン停止押
ボタンを押圧した状態を示す側面図
【図7】親指でエンジン停止スイッチのエンジン停止押
ボタンを押圧した状態を示す縦断正面図
【図8】作業員が耕耘機を操作しているときに操作ハン
ドルの握手部が急激に低い位置から高い位置に移動した
状態を示す略示側面図
【図9】作業員の握手部を握る両手が操作ハンドルの急
激な上下動にひきずられる状態を示す略示図
【図10】作業員の握手部を握る両手が操作ハンドルの
急激な上下動にひきずられる状態の手のみを示した要部
拡大略示図
【図11】操作ハンドルを低い位置としたときの作業員
の握手部を握る手の状態を示す握手部の側面図
【図12】操作ハンドルを高い位置としたときの作業員
の握手部を握る手の状態を示す握手部の側面図
【図13】操作ハンドルを低い位置としたときの作業員
の握手部を握る手の状態を示す握手部の縦断正面図
【図14】操作ハンドルを高い位置としたときの作業員
の握手部を握る手の状態を示す握手部の縦断正面図
【図15】図2の操作ハンドルとは反対側にエンジン停
止スイッチを設けた実施例の斜視図
【図16】図3の操作ハンドルとは反対側にエンジン停
止スイッチを設けた実施例の平面図
【図17】別のタイプの操作ハンドルを設けた耕耘機の
平面図
【図18】握手部にはエンジン停止スイッチを、エンジ
ン上部箇所には副エンジン停止スイッチをそれぞれ設け
た実施例の耕耘機の平面図
【図19】エンジン上部のタンクに副エンジン停止スイ
ッチを設けた実施例の要部斜視図
【図20】従来技術を示す斜視図
【符号の説明】
2…握手部 2a…根元部 3…エンジン停止押ボタン B…エンジン停止スイッチ 16…エンジン停止レバー 20…エンジン 22…発電装置 24…停止回路配線 25…接地回路部 C…副エンジン停止スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機において略左右対称の握手部を有
    する操作ハンドルの一方の握手部の内方側にエンジン停
    止押ボタンを有するエンジン停止スイッチを設け、該エ
    ンジン停止スイッチは停止優先自己保持部を有し、エン
    ジン停止押ボタンの押圧にて、発電装置からの停止回路
    配線と接地回路部とが接触し短絡可能に構成してなるこ
    とを特徴とした耕耘機における操作ハンドル握手部のエ
    ンジン停止機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、エンジンの上部付近
    にも、エンジン停止レバーを有する副エンジン停止スイ
    ッチを設けてなることを特徴とした耕耘機における操作
    ハンドル握手部のエンジン停止機構。
JP18508395A 1995-06-29 1995-06-29 耕耘機における操作ハンドル握手部のエンジン停止機構 Pending JPH099703A (ja)

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JP (1) JPH099703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103907413A (zh) * 2012-06-08 2014-07-09 日照市立盈机械制造有限公司 具有安全可靠性的微耕机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103907413A (zh) * 2012-06-08 2014-07-09 日照市立盈机械制造有限公司 具有安全可靠性的微耕机

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