JPH099634A - パルス幅変調回路及び液晶表示装置用光源の調光装置 - Google Patents

パルス幅変調回路及び液晶表示装置用光源の調光装置

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JPH099634A
JPH099634A JP7156473A JP15647395A JPH099634A JP H099634 A JPH099634 A JP H099634A JP 7156473 A JP7156473 A JP 7156473A JP 15647395 A JP15647395 A JP 15647395A JP H099634 A JPH099634 A JP H099634A
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JP
Japan
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pulse
pulses
circuit
reference clock
pulse train
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Withdrawn
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JP7156473A
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English (en)
Inventor
Hideki Yamazaki
秀樹 山崎
Soichiro Ogawa
壯一郎 小川
Kenji Kawabata
賢治 川端
Shuzo Matsumoto
脩三 松本
Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
Kiyoshi Matsubara
清 松原
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準クロック1μsec 、周波数80〜100
kHz程度の動作環境で、制御精度500分の1を超える
高精度の出力信号を生成可能なPWM回路及びそのPW
M回路を内蔵したマイクロコンピュータを用いた液晶表
示装置用光源の調光装置を提供する。 【構成】 パルス生成手段11により連続した複数のパ
ルスよりなるパルス列を生成するとともに、そのパルス
生成手段11により生成されるパルスのデューティ比を
デューティ比規定手段12により規定し、生成したパル
ス列の中からパルス群選択手段13により所定数のパル
スよりなるパルス群を選択し、選択したパルス群のハイ
レベルまたはローレベルの状態を延長手段14により1
基準クロック長だけ延長することにより、パルス列全体
としてのデューティ制御の精度を、従来の制御精度の値
をパルス列に含まれるパルス数で除した精度となるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス幅変調回路(以
下、PWM回路とする。)さらには液晶表示装置のバッ
クライト等の調光装置に適用して特に有効な技術に関
し、例えば液晶表示装置のバックライトインバータ電源
に利用して有用な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型(ラップトップ型)のパーソナ
ルコンピュータやワードプロセッサなどに一般に用いら
れている透過型の液晶表示装置では、バックライト等の
光源が使用されている。
【0003】その光源を駆動するバックライトインバー
タ電源装置は、該電源回路の制御用の例えば1μsec 程
度の基準クロック(略1MHz)で動作する4ビットマイ
クロコンピュータ、調光制御用のPWM回路、直流電
源、DC−DCコンバータ、インバータ回路などで構成
されている。DC−DCコンバータは、その制御入力に
80〜100kHz程度の周波数を必要とする。例えばD
C−DCコンバータの制御入力の周波数を100kHzと
すると、1サイクルに要する時間は10μsec である。
従って、この電源装置を1μsec の基準クロックで動作
させて、DC−DCコンバータに入力するパルス信号の
デューティ比を制御することによりバックライトの調光
制御を行った場合、その制御精度は10分の1(1/1
0)となる。しかし、スムーズな調光制御を行うために
は、500分の1(1/500)の精度以上に高い精度
での制御が必要である。それ故、DC−DCコンバータ
の制御入力の周波数が100kHzの場合、1サイクル
(10μsec )の間にPWM回路の出力信号の一パルス
に占めるハイレベルの割合(またはローレベルの割合)
を500段階以上に変化させる必要があり、そのために
は20nsec 以下のクロックでPWM回路を動作させる
必要がある。
【0004】このように、電源装置で用いられるマイク
ロコンピュータの基準クロックと、PWM回路の動作に
要求されるクロックとでは大きく異なるため、従来は、
マイクロコンピュータとは別にPWM回路を外付け回路
として設けなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、バックライト用のインバータ電源回路
を、マイクロコンピュータとPWM回路とを個別に設け
て構成したのでは、その電源回路が2チップ構成となっ
てしまい、チップを搭載した回路ボードの小型化や各種
のバックライト電源に対応した回路の開発期間の短縮化
などの市場ニーズに対応できないという問題点があっ
た。
【0006】そこで、本発明者らは、バックライトイン
バータ電源回路内のマイクロコンピュータにPWM回路
を内蔵させることを検討した。しかし、この着想には、
基準クロック1μsec 、周波数80〜100kHz程度の
動作環境で、制御精度500分の1を超える高精度の出
力信号を生成するPWM回路をディジタル回路で構成し
なければならないという課題がある。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、基準クロック1μsec 、周波数80〜100kHz程
度の動作環境で、制御精度500分の1を超える高精度
の出力信号を生成可能であり、かつマイクロコンピュー
タの周辺回路としてマイクロコンピュータに内蔵可能な
PWM回路を提供することを主たる目的としている。
【0008】また、本発明の他の目的は、基準クロック
1μsec 、周波数80〜100kHz程度の動作環境で、
制御精度500分の1を超える高精度の出力信号を生成
可能なPWM回路を内蔵したマイクロコンピュータを電
源回路に用いた液晶表示装置用光源の調光装置を提供す
ることである。
【0009】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述及び添附図面か
ら明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0011】すなわち、本発明のパルス幅変調回路にお
いては、パルス生成手段により連続した複数のパルスよ
りなるパルス列を生成するとともに、そのパルス生成手
段により生成されるパルスのデューティ比をデューティ
比規定手段により規定し、生成したパルス列の中からパ
ルス群選択手段により所定数のパルスよりなるパルス群
を選択し、選択したパルス群のハイレベルまたはローレ
ベルの状態を延長手段により1基準クロック長だけ延長
するようにした。
【0012】また、本発明の液晶表示装置用光源の調光
装置においては、上述した構成のパルス幅変調回路をマ
イクロコンピュータに内蔵し、そのマイクロコンピュー
タを用いてDC−DCコンバータの入力制御を行うこと
によりランプの調光制御を行うようにした。
【0013】ここで、パルス幅変調回路の基準クロック
の周期は略1μsec であり、パルスの周期を基準クロッ
クで除した値にパルス列に含まれるパルス数を乗じた値
が500以上であり、かつパルス列の周期は1msec 以
下であるとよい。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、パルス列内のパルスの
デューティ比を制御するとともに、そのパルス列中のパ
ルス群に含まれるパルスの数を選択し、その選択したパ
ルスのデューティ比を1基準クロック長だけ変化させる
ことにより、パルス列全体としてのデューティ制御の精
度が、従来の制御精度(基準クロック周期をPWM周期
で除した値)をパルス列に含まれるパルス数で除した精
度となり、より高精度のデューティ制御が可能となる。
例えば、基準クロック周期が1tcyc で、PWM周期が
11tcyc の場合、従来は1t/11t、すなわち11
分の1の制御精度であったが、それに対して、本発明で
は、例えばパルス列中のパルス数が64の場合には、
(1t/11t)/64、すなわち704分の1の制御
精度が得られる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係るPWM回路を内蔵した
マイクロコンピュータの一例のブロック構成図であり、
図2は、そのPWM回路の一例のブロック構成図であ
り、図3は、そのPWM回路の動作の一例を説明するタ
イミングチャートの要部を示す図である。
【0016】このPWM回路10は、図1に示すよう
に、CPU(中央処理装置)50とともにマイクロコン
ピュータチップ1に内蔵されており、内部バス60を介
してCPU50に接続されている。そして、PWM回路
10は、連続した所定数のパルスよりなるパルス列を生
成するパルス生成手段11、そのパルス列において一パ
ルス当たりの基準となるデューティ比を決めるデューテ
ィ比規定手段12、生成されたパルス列の中から所定数
のパルスよりなるパルス群を選択するパルス群選択手段
13、及び選択されたパルス群のデューティ比を1基準
クロック長分だけ変える延長手段14を有している。
【0017】例えば、図3に示した例では、パルス生成
手段11により64個のパルスよりなるパルス列が生成
されている。そして、デューティ比規定手段12により
パルス列の各パルスの周期が11tcyc (基準クロッ
ク:1tcyc )に設定されるとともにデューティ比がハ
イレベル7tcyc 、ローレベル4tcyc となるように設
定されている。そのようなパルス列に対して、パルス群
選択手段13によりパルス列の先頭から3パルス目まで
が選択され、その選択された3パルスのハイレベルが延
長手段14により1基準クロック長だけ延長されて8t
cyc となっている。それによって、延長手段14からハ
イレベルが7tcyc のパルスと8tcyc のパルスとが混
ざったパルス列がPWM出力信号として出力されてい
る。
【0018】上記各手段について図2に基づき、図3の
場合を例として説明する。ただし、1パルス列に含まれ
るパルス数、パルスの周期及びデューティ比等は一例で
あり、本発明はこれに限定されないのはいうまでもな
い。
【0019】パルス生成手段11は、例えば、デューテ
ィ比規定手段12のパルス長を規定するカウンタ30が
オーバーフローした時に該カウンタ30から出力される
オーバーフロー信号S1 の出力数をカウントするカウン
タ20を有している。このカウンタ20は、その桁数
(ビット数)をパルス列内のパルス数により決められる
が、図3の例では1パルス列を64パルスとしているの
で、6ビットのカウンタである(従って、以後、6ビッ
トカウンタ20とする)。オーバーフロー信号S1 はデ
ューティ比規定手段12からパルスが出力されるごとに
発せられるので、6ビットカウンタ20は、デューティ
比規定手段12から出力されるパルス数をカウントして
いることとなる。そして、6ビットカウンタ20は、自
らがオーバーフローした時にオーバーフロー信号S2 を
出力するとともに初期値「000000」にリセットさ
れる。
【0020】このオーバーフロー信号S2 は第1のRS
フリップフロップ回路FF1 のR(リセット)端子に入
力される。この第1のRSフリップフロップ回路FF1
がリセットされることにより、その直前のパルス列は終
了し、新たなパルス列が開始される。従って、第1のR
Sフリップフロップ回路FF1 はパルス生成手段11の
一部として機能している。
【0021】パルス群選択手段13は、例えば、パルス
群に含まれるパルス数の値を設定する6ビットのコンペ
アレジスタ21(以後、6ビットコンペアレジスタ21
とする。)、及びその6ビットコンペアレジスタ21に
設定された値と前記6ビットカウンタ20のカウント数
とを比較するコンパレータA22を有している。6ビッ
トコンペアレジスタ21の設定値は、内部バス60を介
してCPU50から送られてくるデータに基づいて決め
られる。図3の例ではパルス群に含まれるのはパルス列
の先頭から3パルス分であるので、6ビットコンペアレ
ジスタ21には「000010」が設定される。そし
て、6ビットカウンタ20のカウント数が「00001
0」となって6ビットコンペアレジスタ21の設定値と
一致すると、コンパレータA22は一致信号S12を出力
する。
【0022】この一致信号S12は第1のRSフリップフ
ロップ回路FF1 のS(セット)端子に入力される。そ
して、この第1のRSフリップフロップ回路FF1 がセ
ットされると、先にオーバーフロー信号S2 の入力によ
り第1のRSフリップフロップ回路FF1 がリセットさ
れて有効となっていた延長手段14によるパルスのハイ
レベルの延長動作が無効となる。従って、第1のRSフ
リップフロップ回路FF1 はパルス群選択手段13及び
延長手段14の一部として機能している。
【0023】デューティ比規定手段12は、基準クロッ
クのパルス数をカウントする前記カウンタ30、該カウ
ンタ30の初期値を設定するリロードレジスタ31、パ
ルス列内のパルスの基準となるデューティ比を設定する
コンペアレジスタ32、及びそのコンペアレジスタ32
に設定された値と前記カウンタ30のカウント数とを比
較するコンパレータB33を有している。ここで、カウ
ンタ30、リロードレジスタ31及びコンペアレジスタ
32は、何れもその桁数(ビット数)をPWM出力信号
のパルスの周期により決められるが、図3の例ではその
周期が基準クロック信号の周期の11倍である11tcy
c であるので、何れも4ビット以上(図3では、4ビッ
ト)のものである(以後、4ビットカウンタ30、4ビ
ットリロードレジスタ31及び4ビットコンペアレジス
タ32とする)。
【0024】4ビットカウンタ30及び4ビットリロー
ドレジスタ31によりパルス列の一パルスのパルス長、
すなわち周期が決められる。4ビットリロードレジスタ
31の設定値は、内部バス60を介してCPU50から
送られてくるデータに基づいて決められる。図3の例で
はパルスの周期が11tcyc でかつ4ビットカウンタ3
0が「1111」でオーバーフローするので、4ビット
リロードレジスタ31には「0101」が設定される。
この4ビットリロードレジスタ31の設定値は、4ビッ
トカウンタ30の出力するオーバーフロー信号S2 によ
りゲート34がオンして4ビットカウンタ30に出力さ
れる。
【0025】4ビットコンペアレジスタ32の設定値
は、内部バス60を介してCPU50から送られてくる
データに基づいて決められる。図3の例ではパルス列内
のパルスの基準となるデューティ比は、ハイレベルが7
tcyc でローレベルが4tcycであるので、4ビットカ
ウンタ30の初期値「0101」から7tcyc 分カウン
トアップした値「1100」が4ビットコンペアレジス
タ32の設定値となる。そして、4ビットカウンタ30
のカウント数が「1100」となって4ビットコンペア
レジスタ32の設定値と一致すると、コンパレータB3
3は一致信号S11を出力する。
【0026】この一致信号S11は2入力の第1のアンド
回路AN1 の一方の入力となる。この第1のアンド回路
AN1 のもう一方の入力端子には前記第1のRSフリッ
プフロップ回路FF1 のQ端子の出力信号が入力され
る。また、一致信号S11はDフリップフロップ回路FF
2 のD端子に入力されて1基準クロック長(1tcyc )
だけ遅延してQ端子から出力される。そのQ端子から出
力された信号は2入力の第2のアンド回路AN2 の一方
の入力となる。この第2のアンド回路AN2 のもう一方
の入力端子には前記第1のRSフリップフロップ回路F
F1 の/Q端子の出力信号が入力される。ここで、/Q
端子の出力する信号はQ端子の出力信号の反転信号であ
る。
【0027】第1のAND回路AN1 及び第2のアンド
回路AN2 の両出力はオア回路ORの入力となってお
り、第1及び第2の何れか一方のアンド回路AN1 ,A
N2 の出力が第2のRSフリップフロップ回路FF3 の
R(リセット)端子に択一的に入力される。この第2の
RSフリップフロップ回路FF3 のS(セット)端子に
は、前記4ビットカウンタ30から出力されるオーバー
フロー信号S1 が入力される。従って、オーバーフロー
信号S1 の入力により第2のRSフリップフロップ回路
FF3 のQ端子から出力されるPWM出力信号はハイレ
ベルとなるが、アンド回路AN1 またはアンド回路AN
2 の出力信号のR端子への入力によりローレベルに立ち
下がる。この立下りのタイミングが、前記コンパレータ
B33の出力する一致信号S11が上述したようにDフリ
ップフロップ回路FF2 を介さないと7tcyc 目とな
り、一方Dフリップフロップ回路FF2 を介すると8t
cyc 目となる。
【0028】従って、Dフリップフロップ回路FF2 、
第1及び第2のアンド回路AN1 ,AN2 、オア回路O
R、並びに第2のRSフリップフロップ回路FF3 は延
長手段14を構成している。
【0029】上記構成のPWM回路10は、以下のよう
に動作する。
【0030】マイクロコンピュータチップ1を搭載した
ノート型のパーソナルコンピュータ等のシステムの電源
がONされる、或はシステムリセットされると、CPU
50から6ビットコンペアレジスタ21、4ビットリロ
ードレジスタ31及び4ビットコンペアレジスタ32に
それぞれデータが出力されてそれら各レジスタ21,3
1,32は所定の値に設定される。それぞれの設定値
は、予めコマンド入力やディップスイッチ等の設定によ
り決められており、例えば図3の例では、6ビットコン
ペアレジスタ21は「000010」、4ビットリロー
ドレジスタ31は「0101」、4ビットコンペアレジ
スタ32は「1100」である。
【0031】また、マイクロコンピュータチップ1に外
部から入力されるリセット信号により、6ビットカウン
タ20は「000000」にクリアされ、第1のRSフ
リップフロップ回路FF1 はリセットされ、第2のRS
フリップフロップ回路FF3はセットされる。さらに、
ゲート34がオンされて4ビットカウンタ30に初期値
として4ビットリロードレジスタ31の設定値「010
1」が入力される。
【0032】第2のRSフリップフロップ回路FF3 が
セットされることにより、このフリップフロップ回路F
F3 のQ端子からはハイレベルのPWM出力信号が出力
される。
【0033】また、第1のRSフリップフロップ回路F
F1 がリセットされることにより、このフリップフロッ
プ回路FF1 のQ端子の出力はローレベル、/Q端子の
出力はハイレベルとなる。従って、その/Q端子の出力
信号が入力される第2のアンド回路AN2 が有効とな
る。
【0034】そして、4ビットカウンタのカウント数が
「1100」となって4ビットコンペアレジスタ32の
設定値と一致すると、コンパレータB33から一致信号
S11が出力される。その一致信号S11は、Dフリップフ
ロップ回路FF2 により1基準クロック長だけ遅れて第
2のアンド回路AN2 に入力され、第2のRSフリップ
フロップ回路FF3 がリセットされる。それによって、
第2のRSフリップフロップ回路FF3 のQ端子出力は
ローレベルに切り換わる。図3の例では、PWM出力信
号がハイレベルに立ち上がってから7tcyc 目に一致信
号S11が出力されるが、Dフリップフロップ回路FF2
により1tcyc だけ遅れて8tcyc 目にPWM出力信号
は立ち下がり、以後ローレベルの信号となる。
【0035】4ビットカウンタ30が「1111」とな
ってオーバーフロー信号S1 が出力されると、そのオー
バーフロー信号S1 の入力により再びゲート34がオン
されて4ビットカウンタ30に4ビットリロードレジス
タ31の設定値「0101」が入力される。また、オー
バーフロー信号S1 の入力により第2のRSフリップフ
ロップ回路FF3 はセットされてそのQ端子から出力さ
れるPWM出力信号は立ち上がってハイレベルとなる。
さらに、オーバーフロー信号S1 の入力により6ビット
カウンタ20のカウント数が1だけインクリメントされ
る。
【0036】このような動作が、6ビットカウンタ20
のカウント数が6ビットコンペアレジスタ21の設定値
に一致するまで繰り返し行われる。従って、この間のP
WM出力信号は、ハイレベルが1tcyc だけ長く、立上
りから8tcyc 目に立ち下がるような信号となる。図3
の例では、パルス列の先頭から3パルス目までのパルス
が該当する。
【0037】6ビットカウンタ20のカウント数と6ビ
ットコンペアレジスタ21の設定値とが一致すると、コ
ンパレータA22から一致信号S12が出力される。それ
によって、第1のRSフリップフロップ回路FF1 がセ
ットされ、そのQ端子の出力はハイレベル、/Q端子の
出力はローレベルに切り換わる。従って、そのQ端子の
出力信号が入力される第1のアンド回路AN1 が有効と
なる。
【0038】そして、4ビットカウンタのカウント数と
4ビットコンペアレジスタ32の設定値とが一致する
と、コンパレータB33から一致信号S11が出力され
る。その一致信号S11は、遅延することなくそのまま第
1のアンド回路AN1 に入力され、第2のRSフリップ
フロップ回路FF3 がリセットされる。それによって、
第2のRSフリップフロップ回路FF3 のQ端子出力は
ローレベルに切り換わる。図3の例では、PWM出力信
号がハイレベルに立ち上がってから7tcyc 目に一致信
号S11が出力され、それと同時、すなわち7tcyc 目に
PWM出力信号は立ち下がり、以後ローレベルの信号と
なる。
【0039】以上の動作が、6ビットカウンタ20が
「111111」となってオーバーフローするまで繰り
返し行われる。6ビットカウンタ20がオーバーフロー
すると、オーバーフロー信号S2 が出力され、それによ
って第1のRSフリップフロップ回路FF1 がリセット
される。これにより、第1番目のパルス列が終了し、以
後第2番目、第3番目、‥‥のパルス列について同じ動
作が繰り返し行われる。
【0040】次に、上記構成のPWM回路10を内蔵し
たマイクロコンピュータチップ1をノート型のパーソナ
ルコンピュータ等の液晶表示装置のバックライト用電源
に適用した例について図4に基づいて説明する。図4
は、そのマイクロコンピュータチップ1を用いた調光装
置の一例のブロック構成図である。
【0041】この調光装置は、上記マイクロコンピュー
タチップ1、該マイクロコンピュータチップ1内のPW
M回路10の出力するPWM出力信号を入力としてその
入力信号に基づいて直流電源3の出力電圧の変圧を行う
DC−DCコンバータ2、そのDC−DCコンバータ2
の出力する直流電圧を交流電圧に変換してランプ5に印
加するインバータ回路4を有している。また、マイクロ
コンピュータチップ1にはA−Dコンバータ70が内蔵
されている。それによって、インバータ回路4からラン
プ電流フィードバック信号(アナログ信号)がディジタ
ル信号に変換され、内部バス60を介してCPU50に
フィードバックされており、外的要因やCPU等の発熱
の影響によるランプ駆動電圧の変化を抑えるようになっ
ている。従って、PWM回路10中の6ビットコンペア
レジスタ21、4ビットリロードレジスタ31及び4ビ
ットコンペアレジスタ32の各設定値は、このランプ電
流フィードバック信号に基づいてCPU50により最適
に設定される。
【0042】このマイクロコンピュータチップ1の基準
クロックの周期1tcyc は例えば1μsec である。従っ
て、図3の例では、PWM出力信号の周期は11μsec
となり、周波数は略90.9kHzであって、DC−DC
コンバータに要求される周波数特性域(80〜100k
Hz)内に含まれている。しかも、パルス列内の各パルス
毎の制御制度は11分の1であるが、パルス列内には1
1分の1の制御制度のパルスが64個含まれているた
め、パルス列全体の制御制度は704分の1となり、極
めて高精度での調光制御が可能となる。
【0043】ここで、パルス列の周期は好ましくは1m
sec 以下であるのがよい。その理由は、画面のちらつき
(フリッカー)が1msec 以下の周期であれば人の目で
はそのちらつきを視認できないからである。図3の例で
はパルス列の周期は704μsec であるため、パルス列
内にハイレベルがそれぞれ7tcyc のパルスと8tcyc
のパルスが混在してもランプの微小な明るさの変化はま
ったく認識されない。
【0044】以上、詳述したように、上記実施例によれ
ば、パルス生成手段11により連続した複数のパルスよ
りなるパルス列を生成するとともに、そのパルス生成手
段11により生成されるパルスのデューティ比をデュー
ティ比規定手段12により規定し、生成したパルス列の
中からパルス群選択手段13により所定数のパルスより
なるパルス群を選択し、選択したパルス群のハイレベル
またはローレベルの状態を延長手段14により1基準ク
ロック長だけ延長するようにしたため、パルス列全体と
してのデューティ制御の精度が、従来の制御精度の値を
パルス列に含まれるパルス数で除した精度となり、より
高精度のデューティ制御が可能となる。
【0045】従って、基準クロック1μsec 、周波数8
0〜100kHz程度の動作環境で、制御精度500分の
1を超える高精度の出力信号を生成可能なPWM回路1
0をディジタル回路で構成でき、そのPWM回路10を
マイクロコンピュータチップ1に内蔵して液晶表示装置
用バックライト等の調光装置に使用できる。それによっ
て、その調光装置の小型化は勿論、さらにはその調光装
置を用いたパーソナルコンピュータ等の小型化が達成さ
れる。また、パーソナルコンピュータ等のシステム全体
の簡素化や低価格化も実現される。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、基準クロックの周期、パルスの周
期、パルス列の周期及びパルス数、パルスの基準となる
デューティ比などは種々変更可能である。すなわち、そ
れら各設定値は、PWM回路に要求される仕様により種
々選択可能であるが、6ビットカウンタ20及び6ビッ
トコンペアレジスタ21の桁数は最小2ビットで上限は
特になく、8ビットや16ビット程度であれば十分であ
る。4ビットカウンタ30、4ビットリロードレジスタ
31及び4ビットコンペアレジスタ32の桁数は4ビッ
トや8ビット程度であれば十分である。
【0048】また、延長手段14によりパルスのハイレ
ベルを延長する(ローレベルを短縮する)代りに、ロー
レベルを延長する(ハイレベルを短縮する)ようにして
もよい。
【0049】さらに、本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の液晶表示装置用光源の調光装置に限らず、PDA
(Personal Digital Assisitant :携帯型情報器機)等
の液晶表示装置用光源の調光装置にも適用可能である。
【0050】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である液晶表
示装置用光源の調光装置に適用した場合について説明し
たが、この発明はそれに限定されるものではなく、PW
M回路を有する各種回路装置に利用することができる。
例えば、上記実施例のPWM回路10を用いてパルス出
力回路を構成してもよい。そうすれば、高い制御制度の
パルス出力回路を低い周波数の基準クロックで実現でき
るので、不要輻射の低減が可能になるという効果が得ら
れる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0052】すなわち、より高精度のデューティ制御が
可能となり、基準クロック1μsec、周波数80〜10
0kHz程度の動作環境で、制御精度500分の1を超え
る高精度の出力信号を生成可能なPWM回路をディジタ
ル回路で構成でき、そのPWM回路をマイクロコンピュ
ータに内蔵して液晶表示装置用光源の調光装置に使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPWM回路を内蔵したマイクロコ
ンピュータの一例のブロック構成図である。
【図2】そのPWM回路の一例のブロック構成図であ
る。
【図3】そのPWM回路の動作の一例を説明するタイミ
ングチャートの要部を示す図である。
【図4】そのPWM回路を内蔵したマイクロコンピュー
タを用いた調光装置の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
FF1 第1のRSフリップフロップ回路 FF2 Dフリップフロップ回路 FF3 第2のRSフリップフロップ回路 1 マイクロコンピュータチップ 2 DC−DCコンバータ 3 直流電源 4 インバータ回路 5 ランプ 10 PWM回路 11 パルス生成手段 12 デューティ比規定手段 13 パルス群選択手段 14 延長手段 20 6ビットカウンタ 21 6ビットコンペアレジスタ 22 コンパレータA 30 4ビットカウンタ 31 4ビットリロードレジスタ 32 4ビットコンペアレジスタ 33 コンパレータB 34 ゲート 50 CPU 60 内部バス 70 A−Dコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 41/392 7456−3K H05B 41/392 L (72)発明者 川端 賢治 東京都青梅市藤橋888番地 株式会社日立 製作所熱器ライティング事業部内 (72)発明者 松本 脩三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディア開発本部 内 (72)発明者 佐藤 恒夫 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 松原 清 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した所定数のパルスよりなるパルス
    列を生成するパルス生成手段と、 該パルス生成手段により生成されるパルスのデューティ
    比を規定するデューティ比規定手段と、 前記パルス列の中から所定数のパルスよりなるパルス群
    を選択するパルス群選択手段と、 該選択したパルス群のハイレベルまたはローレベルの状
    態を1基準クロック長だけ延長する延長手段とを備えた
    ことを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 【請求項2】 基準クロックの周期は略1μsec であ
    り、前記パルスの周期を基準クロックで除した値に前記
    パルス列に含まれるパルス数を乗じた値が500以上で
    あり、かつ前記パルス列の周期は1msec 以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調回路。
  3. 【請求項3】 連続した所定数のパルスよりなるパルス
    列を生成するパルス生成手段、該パルス生成手段により
    生成されるパルスのデューティ比を規定するデューティ
    比規定手段、前記パルス列の中から所定数のパルスより
    なるパルス群を選択するパルス群選択手段、及び該選択
    したパルス群のハイレベルまたはローレベルの状態を1
    基準クロック長だけ延長する延長手段を備えたパルス幅
    変調回路を内蔵するマイクロコンピュータと、 前記パルス幅変調回路の出力信号により直流電源の出力
    電圧の変圧を行うDC−DCコンバータと、 該DC−DCコンバータの出力する直流電圧を交流電圧
    に変換してランプに印加するインバータ回路とを備えた
    ことを特徴とする液晶表示装置用光源の調光装置。
  4. 【請求項4】 前記パルス幅変調回路の基準クロックの
    周期は略1μsec であり、前記パルスの周期を基準クロ
    ックで除した値に前記パルス列に含まれるパルス数を乗
    じた値が500以上であり、かつ前記パルス列の周期は
    1msec 以下であることを特徴とする請求項3記載の液
    晶表示装置用光源の調光装置。
JP7156473A 1995-06-22 1995-06-22 パルス幅変調回路及び液晶表示装置用光源の調光装置 Withdrawn JPH099634A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369364B1 (ko) * 2000-11-13 2003-01-24 모셀 비텔릭 인코퍼레이티드 액정표시패널 신호처리기
CN100397441C (zh) * 2002-05-24 2008-06-25 富士通株式会社 半导体器件、显示器件以及信号传输系统
JP2010277808A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Panasonic Corp 昇圧回路駆動装置

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