JPH0995428A - 染毛剤組成物 - Google Patents
染毛剤組成物Info
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- JPH0995428A JPH0995428A JP27503695A JP27503695A JPH0995428A JP H0995428 A JPH0995428 A JP H0995428A JP 27503695 A JP27503695 A JP 27503695A JP 27503695 A JP27503695 A JP 27503695A JP H0995428 A JPH0995428 A JP H0995428A
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Abstract
基を表し、Xは式−R3−Z(R3 は直接結合または炭
素原子数1〜20の二価炭化水素基を表し、Zはアミノ
基含有基またはエポキシ基含有基を表す)で表される反
応性官能基を表し、R2 はR1 またはXのいずれかを表
し、nは2〜4の整数であり、aは少なくとも2の整数
であり、bは0または1以上の整数であり、cは少なく
とも4の整数であり、dは少なくとも2の整数であり、
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子にそして酸素原子
によってポリオキシアルキレンブロックに結合している
2価の有機基を表す]で表されるシリコーン系ブロック
共重合体を0.1〜10重量%含有する。毛髪を深みの
ある色調に染色し、更に毛髪にしっとりとした好ましい
感触を与えることができる。
Description
る。更に詳細に、特定のシリコーン系ブロック共重合体
を含有する、毛髪を深みのある色調に染色し、更に毛髪
にしっとりとした好ましい感触を与えることができる染
毛剤組成物に関する。
に着色することにより目立たなくさせる「白髪染め」
と、ファッションの一つの手段として毛髪に色のバラエ
ティーをもたせる「おしゃれ染め」とがあり、従来より
広く使用されている。これら染毛剤は、毛髪に良く染め
付き、違和感のないように仕上げ、更に、毛髪に損傷を
与えず身体に有害作用がないことが要求されている。し
かし、染毛剤中の染料・顔料は、近年その多くが人体に
有害である可能性が指摘されている。また、濃度を高め
ると、染毛剤の安定性を低下させたり、他の毛髪の感触
に悪影響を与える他成分(例えば、染毛後の色落ちを防
止するための高分子樹脂、展着剤等)の濃度も同時に高
める必要があり、好ましくない。また、特開昭61−5
5887では変性シリコーン類を配合することにより、
深みのある色調に仕上げることのできる染毛剤組成物が
提案されているが、この染毛剤組成物で染毛すると、毛
髪のしっとり感等の感触に悪影響を与える欠点があっ
た。
に鑑み、染毛剤組成物について鋭意研究をおこなったと
ころ、特定のシリコーン系ブロック共重合体を配合すれ
ば、組成中の染料・顔料の濃度を高めることなく効果的
に染毛でき、更に染毛後の毛髪にしっとりとした好まし
い感触を付与することができる染毛剤組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成した。
基を表し、 Xは次式: −R3 −Z (式中、R3 は直接結合または炭素原子数1〜20の二
価炭化水素基を表し、Zはアミノ基含有基またはエポキ
シ基含有基を表す)で表される反応性官能基を表し、R
2 はR1 またはXのいずれかを表し、nは2〜4の整数
であり、aは少なくとも2の整数であり、bは0または
1以上の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、
dは少なくとも2の整数であり、Yは炭素−珪素によっ
て隣接珪素原子にそして酸素原子によってポリオキシア
ルキレンブロックに結合している2価の有機基を表し、
各シロキサンブロックの平均分子量は約250〜約1
0,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの
平均分子量は約200〜約10,000であり、シロキ
サンブロックは共重合体の約25〜約95重量%を構成
し、そしてブロック共重合体は少なくとも約1,000
の平均分子量を有する]で表されるシリコーン系ブロッ
ク共重合体を含有することを特徴とする染毛剤組成物に
関する。
脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル
基、ドデシル基、フェニル基、フェネチル基等である
が、メチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、
特にメチル基が好ましい。
数1〜20の二価炭化水素基、例えば、−CH2 −,−
CH2 CH2 −,−CH2 CH2 CH2 −,−CH(C
H3 )CH2 −,−(CH2 )4 −,−(CH2 )6
−,−(CH2 )8 −,−CH2 CH2 C6 H4 −,−
(CH2 )12−,−(CH2 )16−であり、好ましくは
プロピレン基である。また、X基のZはアミノ基含有基
またはエポキシ基含有基を表す。例えば、
ではない。X基が−(CH2 )3 NH2 や−(CH2 )
3 NH(CH2 )2 NH2 等のアミノ基含有基であるシ
リコーン系ブロック共重合体を含有する染毛剤組成物
は、毛髪色調の深みやしっとりとした風合いを向上させ
る効果が特に優れているので好ましい。
基の例は、−R4 −,−R4 −CO−,−R4 −NHC
O−,−R4 −NHCONHR5 −NHCO−または−
R4 −OOCNH−R5 −NHCO−(式中、R4 は2
価のアルキレン基、例えばエチレン基、プロピレン基、
ブチレン基等であり、R5 は2価のアルキレン基、例え
ばR4 として例示した基または2価のアリレン基、例え
ば、−C6 H4 −,−C6 H4 −C6 H4 −,−C6 H
4 −CH2 −C6 H4 −,−C6 H4 −CH(CH3 )
−C6 H4 −などである。)である。基Yの好適な例は
以下のものである。−CH2 CH2 −,−CH2 CH2
CH2 −,−CH2 CH(CH3 )CH2 −,−CH2
CH2 CH2 CH2 −,−(CH2 )2 CO−,−(C
H2 )3 NHCO−,−(CH2 )3 NHCONHC6
H4 NHCO−または−(CH2 )3OOCNHC6 H4
NHCO−。特に好ましい基Yは2価のアルキレン
基、−CH2 CH2 −,−CH2 CH2CH2 −,−C
H2 CH(CH3 )CH2 −等であるが、−CH2 CH
(CH3)CH2 −が最も好ましい。
が、1以上の整数であると毛髪によりしっとりとし好ま
しい感触を与えることができ特に好ましい。
具体例としては、例えば次のものを挙げることができる
が、もちろんこれらに限定されるものではない。
共重合体は、公知である合成方法により製造することが
できる。例えば、上記式(I)で表される化合物の場
合、次式:
式:
触媒の存在下で付加反応させることによって得られる。
式:
式:
触媒の存在下で付加反応させることによって次式:
せることによって得られる。
場合、次式:
式:
媒の存在下で付加反応させることによって次式:
ることによって得られる。
式(II)で表される化合物の場合、次式:
式:
触媒の存在下で付加反応させることによって次式:
衡反応させることによって次式:
グリコールブロック共重合体が得られ、さらに次式:
られる。
合、対応するメチルハイドロジェンポリシロキサン−ポ
リグリコールブロック共重合体にCH2 =CHCH2 C
lを白金系触媒の存在下で付加反応させ、次に得られた
生成物をエチレンジアミンと反応させることによっても
得られる。
に限定されることはない。
は、単独もしくは2種類以上併用して染毛剤組成物中に
配合することができる。染毛剤組成物中のシリコーン系
ブロック共重合体の配合量は、組成中、0.1〜10重
量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。配合量が少な
過ぎると染毛後の毛髪の色調の深み、しっとり感、好ま
しい感触等の本発明の効果が十分発揮されず、また、配
合量が多過ぎると染毛後の毛髪がべたつくことがありそ
れぞれ好ましくない。
る永久染毛剤、非酸化型のいわゆる永久、半永久染毛剤
もしくはいわゆる一時染毛剤等とすることができ、その
形態に合わせてシリコーン系ブロック共重合体のほか特
に限定なく公知の染毛剤基剤及び各種添加剤を配合する
ことができる。
モディファイアー)および酸化剤の3成分より構成され
る。染料中間体としては、p−フェニレンジアミン、ト
ルエン−2,5−ジアミン、N−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、
p−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、
o−フェニレンジアミン、トルエン−3,4−ジアミ
ン、o−アミノフェノール、p−クロル−o−フェニレ
ンジアミン、p−アミノ−o−クレゾール、o−クロル
−p−フェニレンジアミン、フロログルシン、ピロガロ
ール、3,3’−イミノジフェニール、ジフェニルアミ
ン、2,6−ジアミノピリジン、p−アミノフェニルス
ルファミン酸等が使用される。これらは他の酸化剤と併
用されて色素を発生する。カップラー(またはモディフ
ァイアー)としては、m−フェニレンジアミン、トルエ
ン−2,4−ジアミン、p−メトキシ−m−フフェニレ
ンジアミン、m−アミノフェノール、a−ナフトール、
レゾルシン、ハイドロキノン、カテコール、フェノール
類等が一般に使用される。これらは単独では酸化しても
ほとんど色素とならないが、染料中間体の存在下で酸化
すると色素を生成する。また、酸化剤としては、通常、
過酸化水素が用いられるが、過ホウ酸ナトリウム、過酸
化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナト
リウム、過酸化ピリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫
酸ナトリウム塩化ナトリウム過酸化水素付加体等を用い
ても良い。更に、酸化型染毛剤基剤中には、上記成分の
ほか、製品の品質を保持し、その有用性を高めるために
色素生成反応には関与しないが毛髪の色調に影響を与え
る染料として、ニトロ染料(例えば2−アミノ−4−ニ
トロフェニール、2−アミノ−5−ニトロフェノールお
よびその硫酸塩、1−アミノ−4−メチルアミノアント
ラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、ニトロ−
p−フェニレンジアミンおよびその塩酸塩および硫酸
塩、p−ニトロ−o−フェニレンジアミンおよびその硫
酸塩、p−ニトロ−m−フェニレンジアミン硫酸塩)、
ピクラミン酸およびそのナトリウム塩、ピクリン酸等の
直接染料、界面活性剤(例えば、非イオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン
性界面活性剤等)、溶解剤(例えば、プロピレングリコ
ール、グリセリン、尿素等)、低級アルコール(例え
ば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等)、
粘度調整剤(ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カチオン性高分子化合物、高級アルコール
等)、通常染毛処理を行うpH7〜11まで、好ましく
はpH8〜10までの範囲に溶液を調整するためのpH
調整剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、パ
ール化剤、ローション化剤、安定剤、浸透剤、湿潤剤、
養毛剤、香料、ワセリン、流動パラフィン等の溶剤、各
種形状(例えば、オイル、樹脂、ガム、ゴム、粉末等)
のシリコーン化合物(例えば、ジメチルポリシロキサ
ン、ジメチルメチルフェニルポリシロキサン、アミノ変
性ジメチルポリシロキサン、エポキシ変性ジメチルポリ
シロキサン、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサ
ン、ポリカプロラクトン変性ジメチルポリシロキサン、
α−オレフィン変性ジメチルポリシロキサン等)、その
他物質を添加・配合することができる。
ーン系ブロック共重合体、酸化型染毛剤基剤及び各種添
加剤を常法により混合して各種形態(例えば、粉末製剤
またはクリーム状製剤とし、使用時に水又はシャンプー
基剤を加えて使用するようにした一品剤、基剤のうち染
料中間体と酸化剤をそれぞれ別個に粉末製剤、クリーム
製剤若しくは液体製剤とし、使用時に混合するようにし
た製剤及びピロガロールと第1鉄塩を配合した一液型染
毛剤等の剤型)とすることができる。
剤と鉱物性染毛剤が挙げられる。植物性染毛剤は「ヘン
ナの葉」、「くるみの殻」、「カミツレの花」、「大
豆」などの抽出物を染毛剤基剤とする。また、鉱物性染
毛剤は、金属の酸化物が配合され黒色に染毛するもので
ある。染毛剤基剤として鉛、鉄、銅、ビスマス、ニッケ
ル、コバルト、マンガン、カドミウム等の酸化物が挙げ
られる。但し、鉛、銅、ニッケル、コバルト、等の金属
は毒性があるので好ましくない。
剤には、上記染毛剤基剤、シリコーン系ブロック共重合
体のほか、前記(1)で挙げた公知配合成分を任意に配
合することができ、また、剤型も同様とすることが可能
である。
常シャンプーごとに染め替えねばならないが、簡単に染
毛でき、しかも失敗してもすぐ染め直しができるのが特
徴である。一時染毛剤は、毛髪の表面に染毛剤基剤を配
合した樹脂や油脂類を塗布して毛髪を被覆し染色するも
のである。染毛剤基剤としては各種の染料・顔料が使用
でき特に制限はないが、例えば酸化チタン、カーボンブ
ラック等の顔料;トリフェニルメタン染料、アゾ染料、
キノリン染料、ザンセン染料、アクリジン染料、アジン
染料、オキサジン染料、インジゴイド染料、アントラキ
ノン染料、スチルベン染料、チアゾール染料等のタール
系色素が挙げられる。
テル、メタアクリル酸エステルの共重合体、N・N’−
ジメチルアミノエチルメタアクリレートのモノクロル酢
酸アミン塩変性物とメタアクリル酸エステルの共重合
体、ビニルピロリドン酢酸ビニールの共重合体等が挙げ
られ、油脂類としては、例えばアマニ油、ヒマワリ油、
大豆油、綿実油、ゴマ油、オリーブ油、ヒマシ油、椿
油、卵黄油、ミンク油、タラ肝油、タートル油等が挙げ
られる。
脂又は油脂類及びシリコーン系ブロック共重合体のほ
か、これらを溶解・分散させるための水、アミルアルコ
ール、イソプロパノール、エタノール、アセトン等の分
散媒;アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等の界面活性
剤;ブロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレン
グリコール等の多価アルコール;イソステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコール;ラノリ
ン脂肪酸、ヤシ脂肪酸等の脂肪酸;イソプロピルミリス
テート等のエステル類;流動パラフィン等の炭化水素
類;カチオン性高分子化合物、アミン類、香料等の公知
成分を配合することができる。
解・分散させたものであり、その形態としては、マスカ
ラタイプ、スプレータイプ、ローションタイプ、ジェル
タイプ、カラーリンス等任意の形状とすることができ
る。一時染毛剤の各種成分の配合比率については、特に
制限はないが、その代表的なものを示せば次の通りであ
る。 マスカラタイプ 顔料・染料 0.5〜 5重量% 高分子樹脂 5〜20重量% シリコーン系ブロック共重合体 0.05〜5重量% 水・エタノール バランス スプレータイプ 顔料・染料 0.1〜 3重量% 高分子樹脂 1〜10重量% シリコーン系ブロック共重合体 0.05〜3重量% 水・エタノール バランス LPG 40〜70重量% ローションタイプ 染料 0.1〜 1重量% 湿潤剤 2〜30重量% シリコーン系ブロック共重合体 0.05〜3重量% 分散媒 バランス (リン酸、クエン酸等の弱酸でpHを1〜5に調整) 以上の如くして得られた本発明の染毛剤組成物は、従来
の染毛剤と比べ、その色白髪深く、しかも毛髪にしっと
りとした好ましい感触を与える優れたものである。
が、本発明はこれらに限定されるものでなく、本発明の
技術思想を利用する実施態様はすべて本発明の範囲に含
まれる物である。
を染毛した際の染色毛の色調と感触およびしっとり感を
評価し、下記の表1に記載した。 (第1剤) p−フェニレンジアミン 1.0重量% プロピレングリコール 10.0重量% エデト酸ナトリウム 0.3重量% 亜硫酸ナトリウム 0.5重量% 香料 0.1重量% 表1記載のシリコーン系ブロック共重合体 1.0重量% またはその他添加剤 ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO6) 1.0重量% 水 バランス (pHはアンモニア水で10.0に調整) (第2剤) 過酸化水素 6.0重量% 水 94.0重量% 染毛処理方法:第1剤及び第2剤の等量混合物中に毛髪
を30分間浸漬して染毛した。次いで、この毛髪を1%
ソディウムドデシルサルフェート水溶液中で十分に洗浄
し、流水ですすいで風乾した。 評価方法: (1)測色 測色色差コンピューターND−1010C型(日本電色
工業株式会社製)を使用し、染毛後の毛髪の明度を測定
した。第1表中のL値は明度を示し、この数値が小さい
程深みのある色調であることを示す。 (2)視覚評価、感触評価及びしっとり感評価 20名の女性パネラーが本発明品及び比較品で染毛した
毛髪について、対照品で染色した毛髪と比較した。視覚評価基準 ◎ 20名のパネラー中18名以上が対照品によるもの
より深みを感じた。 ○ 20名のパネラー中15名以上が対照品によるもの
より深みを感じた。 × 対照品によるものと同等の深みを感じる。感触評価基準 ◎ 20名のパネラー中15名以上が対照品によるもの
より好ましい感触であると評価した。 ○ 20名のパネラー中10名以上が対照品によるもの
より好ましい感触であると評価した。 × 20名のパネラー中10名以上が対照品によるもの
と感触が同等または劣ると評価した。しっとり感評価基準 ◎ 20名のパネラー中15名以上が対照品によるもの
よりしっとりした感触であると評価した。 ○ 20名のパネラー中10名以上が対照品によるもの
よりしっとりした感触であると評価した。 × 20名のパネラー中10名以上が対照品によるもの
としっとり感が同等または劣ると評価した。
ーン系ブロック共重合体を配合した染毛剤組成物は毛髪
に深い色調およびしっとりとした好ましい感触を与える
ことがわかった。特に、アミノ基を持つ特定のシリコー
ン系ブロック共重合体を配合した染毛剤組成物はそれら
の効果が優れていた。それに対して比較品及び対照品は
色白髪深くなかったり、感触やしっとり感が劣っていた
りして好ましいものではなかった。
た。この染毛剤を1gの白髪に一様に塗布し、実施例1
と同様な方法で評価した。この結果を下記の表2に示し
た。 組成: 高分子樹脂(プラサイズ−L:互応化学工業株式会社製) 12.0重量% 顔料(カーボンブラック) 1.0重量% 表2記載のシリコーン系ブロック共重合体 1.0重量% またはその他添加剤 香料 0.1重量% エタノール バランス
た。この染毛剤で1gの白髪を染色し、染色後の毛髪を
実施例1と同様な方法で評価したところ、色調の深みが
優れ、しっとりした好ましい感触であった。更にシリコ
ーン系ブロック共重合体を前記式(II)〜(IV)で表さ
れる化合物に変更して3種の非酸化型染毛剤を製造して
評価したところ、いずれも前記式(I)で表される化合
物と同様の評価結果であった。 組成: ピロガール 3.8重量% 塩化銅 1.8重量% ヘンナ抽出物(粉末) 5.0重量% 塩酸 0.75重量% 硫酸 0.07重量% ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO6) 1.0重量% シリコーン系ブロック共重合体 1.0重量% 水 バランス
の染毛剤はいずれも色調の深みが優れ、しっとりとした
好ましい感触であった。また、シリコーン系ブロック共
重合体を前記式(II)〜(IV)で表される化合物をに変
更して製造した染毛剤を製造したところ、いずれも前記
式(I)で表される化合物を用いて製造した染毛剤と同
様に好ましいものであった。
ーン系ブロック共重合体を含有するので、少ない配合量
の染料・顔料で隠蔽力、染色着色力に優れ、しかも染色
後の毛髪の色調に深みとしっとりとした好ましい感触を
付与することができ、有用なものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 次式: 【化1】 [式中、R1 は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
基を表し、 Xは次式: −R3 −Z (式中、R3 は直接結合または炭素原子数1〜20の二
価炭化水素基を表し、Zはアミノ基含有基またはエポキ
シ基含有基を表す)で表される反応性官能基を表し、 R2 はR1 またはXのいずれかを表し、 nは2〜4の整数であり、aは少なくとも2の整数であ
り、bは0または1以上の整数であり、cは少なくとも
4の整数であり、dは少なくとも2の整数であり、 Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子にそして酸素原子
によってポリオキシアルキレンブロックに結合している
2価の有機基を表し、各シロキサンブロックの平均分子
量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシア
ルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,0
00であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜
約95重量%を構成し、そしてブロック共重合体は少な
くとも約1,000の平均分子量を有する]で表される
シリコーン系ブロック共重合体を0.1〜10重量%含
有することを特徴とする染毛剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27503695A JPH0995428A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 染毛剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27503695A JPH0995428A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 染毛剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995428A true JPH0995428A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17549980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27503695A Pending JPH0995428A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 染毛剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0995428A (ja) |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP27503695A patent/JPH0995428A/ja active Pending
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